JPH053682Y2 - - Google Patents

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JPH053682Y2
JPH053682Y2 JP326587U JP326587U JPH053682Y2 JP H053682 Y2 JPH053682 Y2 JP H053682Y2 JP 326587 U JP326587 U JP 326587U JP 326587 U JP326587 U JP 326587U JP H053682 Y2 JPH053682 Y2 JP H053682Y2
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JP
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gear
rotor
stationary gear
stationary
shape
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JP326587U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ペリトロコイド曲線のロータハウ
ジング内で遊星運動するロータを案内するための
ロータリピストンエンジンのステーシヨナリギヤ
構造に関する。
(従来技術) 従来、上述例のロータリピストンエンジンとし
ては、例えば、特開昭60−69208号公報に記載の
装置がある。
すなわち、第5図に示す如くロータ51のイン
ターナルギヤ52と、エキセントリツクシヤフト
53のステーシヨナリギヤ54とを噛み合わせ、
三葉の内方包絡面55…を有し、ロータ頂点部に
アペツクスシール(図示せず)を備えた上述のロ
ータ51を、短軸Xと長軸Yとを有するペリトロ
コイド曲線のロータハウジング内で遊星運動すべ
く構成したエンジンである。
このロータリピストンエンジンは、上述のロー
タ51の円滑な遊星運動を行なうために、インタ
ーナルギヤ52とステーシヨナリギヤ54とのギ
ヤ比3:2に設定して、これら各ギヤ52,54
を常時噛合させ、かつギヤ間での位相ずれが生じ
ないように取付部およびギヤ52,54それ自体
の精度を確保しているが、高回転高負荷時におい
ては次のような問題点が発生する。
つまり、高回転高負荷時においては、ロータ5
1の遠心力や第5図に矢印で示す爆発力によつ
て、同図に仮想線で示す如きエキセントリツクシ
ヤフト53がたわみ、インターナルギヤ52とス
テーシヨナリギヤ54との円滑な噛み合い(第6
図参照)が阻害され、これら両ギヤ52,54に
第7図に示す如く異常荷重が作用して、ギヤが破
損したり或はインターナルギヤ52を固定してい
るスプリングピンが折れる等の問題点を有してい
た。
(考案の目的) この考案は、高回転高負荷時のロータの遠心力
や爆発力によつてエキセントリツクシヤフトがた
わむことに起因するギヤ荷重を低減することで、
ギヤの破損およびインターナルギヤ固定用ノツク
ピンの折損を防止することができるロータリピス
トンエンジンのステーシヨナリギヤ構造の提供を
目的とする。
(考案の構成) この考案は、最大爆発荷重が作用する範囲で、
インターナルギヤと噛合うステーシヨナリギヤの
噛合部分の歯形状を、進み形状に設定したロータ
リピストンエンジンのステーシヨナリギヤ構造で
あることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、最大爆発荷重が作用する範
囲、具体的にはエキセン角上死点からATDC60
度の範囲で、インターナルギヤと噛合うステーシ
ヨナリギヤの噛合部分の歯形状を、例えばピツチ
円を変更する手段やギヤピツチを変更する手段に
より、進み形状に設定することで、上述のギヤ荷
重の低減を図ることができ、この結果、前述のエ
キセントリツクシヤフトのたわみに起因するギヤ
の破損およびインターナルギヤ固定用ノツクピン
の折損を防止することができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面はロータリピストンエンジンのステーシヨ
ナリギヤ構造を示し、第1図において、母材と、
この内周面に形成した硬質クロムメツキ層などか
らなるロータハウジング1を構成し、このロータ
ハウジング1の短軸Xと長軸Yとをもつペリトロ
コイド面内部に作動室2を形成している。
上述のロータハウジング1の一側にはサイド吸
気ポート3および排気ポート4を形成し、他側に
はトレーリング側点火プラグ5、リーデイング側
点火プラグ6を配設している。
上述のロータハウジング1内には、エキセント
リツクシヤフト7の軸芯8に嵌合したステーシヨ
ナリギヤ9を中心として遊星運動するロータ10
を設け、このロータ10には複数本たとえば12本
のインターナルギヤ固定用ノツクピン11…を用
いてインターナルギヤ12を取付け、このインタ
ーナルギヤ12を上述のステーシヨナリギヤ9に
噛み合わせている。
上述のロータ10は三葉の内方包絡面13…を
有し、ロータ頂点部にはアペツクスシールを取付
けている。
上述のステーシヨナリギヤ9の上死点相当ライ
ンをとすると、このステーシヨナリギヤ9に発
生するギヤ荷重の波形は第2図の如くなる。
すなわち、エキセン角TOPからATDC30度の
範囲において、高回転高負荷時のロータ10の遠
心力や爆発力によつてエキセントリツクシヤフト
7がたわむことに起因するギヤ荷重が最大とな
る。
そこで、上述の最大爆発荷重が作用する範囲
で、インターナルギヤ12と噛合うステーシヨナ
リギヤ9の噛合部分の歯形状を、進み形状に設定
している。
具体的には第3図に示す如くエキセン角TOP
からATDC30度の範囲において、ステーシヨナ
リギヤ9の特定部の歯形状を第3図に仮想線で示
す正規形状よりも内側にオフセツトさせるピツチ
円変更手段により進み形状に設定している。
また、ひずみを除去するためにエキセン角
TOPから−30度の範囲においては、上述のステ
ーシヨナリギヤ9の特定部の歯形状を第3図に仮
想線で示す正規形状よりも外側にオフセツトさせ
るピツチ円変更手段により遅れ形状に設定してい
る。
このように構成することにより、上述の内側に
オフセツトさせたステーシヨナリギヤ9の特定部
のギヤ形状で、ロータ10に加わる爆発力等によ
りエキセントリツクシヤフト7のたわみに起因す
るステーシヨナリギヤ9への異常荷重の低減を図
ることができ、この結果、ギヤの破損およびイン
ターナルギヤ固定用ノツクピン11…の折損を防
止することができるうえ、進み形状に設定する手
段としてピツチ円を変更したので、ギヤ12,9
間の焼き付きも発生しない効果がある。
第4図は他の実施例を示し、この実施例では最
大爆発荷重が作用する範囲で、インターナルギヤ
12と噛合うステーシヨナリギヤ9の噛合部分の
歯形状を、当該部位のみ具体的にはエキセン角の
前後30度の範囲においてギヤピツチを正規のもの
より広く設定することで、進み形状に設定してい
る。
このように構成しても、先の実施例同様に、ス
テーシヨナリギヤ9への異常荷重の低減を図るこ
とができるので、ギヤの破損およびインターナル
ギヤ固定用ノツクピン11…の折損を防止するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はロ
ータリピストンエンジンを示す部分断面図、第2
図はステーシヨナリギヤに発生するギヤ荷重の説
明図、第3図はステーシヨナリギヤの歯形状を示
す拡大図、第4図はステーシヨナリギヤの歯形状
の他の実施例を示す拡大図、第5図は従来のロー
タリピストンエンジンの概略説明図、第6図は従
来のインターナルギヤとステーシヨナリギヤとの
正常噛合時の説明図、第7図は従来のインターナ
ルギヤとステーシヨナリギヤとの異常荷重発生時
の説明図である。 9……ステーシヨナリギヤ、12……インター
ナルギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 最大爆発荷重が作用する範囲で、インターナル
    ギヤと噛合うステーシヨナリギヤの噛合部分の歯
    形状を、進み形状に設定したロータリピストンエ
    ンジンのステーシヨナリギヤ構造。
JP326587U 1987-01-12 1987-01-12 Expired - Lifetime JPH053682Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP326587U JPH053682Y2 (ja) 1987-01-12 1987-01-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP326587U JPH053682Y2 (ja) 1987-01-12 1987-01-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63110601U JPS63110601U (ja) 1988-07-15
JPH053682Y2 true JPH053682Y2 (ja) 1993-01-28

Family

ID=30782866

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