JPH0536590Y2 - - Google Patents

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JPH0536590Y2
JPH0536590Y2 JP1986150425U JP15042586U JPH0536590Y2 JP H0536590 Y2 JPH0536590 Y2 JP H0536590Y2 JP 1986150425 U JP1986150425 U JP 1986150425U JP 15042586 U JP15042586 U JP 15042586U JP H0536590 Y2 JPH0536590 Y2 JP H0536590Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はパーツフイーダからパーツソケツトへ
ボルト等のパーツを受け渡すパーツ受渡具に関
し、特に、パーツの受け渡しを確実にする駆動用
エア噴出手段をそなえた受渡具に関する。
〔従来の技術〕
従来から、各種工程用のパーツをパーツフイー
ダによつて工作(製造)現場のパーツソケツトへ
送給するシステムが開発されている。このような
パーツフイーダからパーツソケツトへのパーツの
受け渡しは、一般にパーツ受渡具を介して行なわ
れている。
第4図は、従来のパーツ受渡具としてのボルト
受渡具1を示すものである。図示するように、ボ
ルト受渡具1は、支基2に設置されていて、ボル
トフイーダ(パーツフイーダ)3の出口部3a側
に向けて開口したボルト受溝(パーツ受溝)4が
形成されている。
ボルト受溝4は、袋状に形成されていて、ボル
ト(パーツ)5のネジ部5aを保持すべく袋状奥
部に形成された縮径円筒部4aと、ボルト5のボ
ルト受溝4内への進入時にボルト5を案内すべく
開口部に形成された拡径円筒部4bとから構成さ
れている。
そして、縮円筒部4aと拡径円筒部4bとの間
には、テーパ状案内面4cと、ボルト頭部5bの
接触する環状平面4dとが形成されている。
一方、ボルトフイーダ3は、管状に形成されて
いて、図示しない圧縮エア供給源からのエアブロ
ーによりボルト5をその出口部3aまで送るよう
になつていて、ボルト送給時には、ボルト受渡具
1のボルト受溝4の開口に整合して、ボルト受溝
4内にエアブローによりボルト5を送り込むよう
になつている。
また、ボルト受渡具1からボルト5を受け取る
ボルトソケツト(パーツソケツト)6の外面は、
ボルト受溝4の拡径円筒部4b内に挿入しうるよ
うに、拡径円筒部4bと対応する円柱状に形成さ
れ、先端部には、デーパ状案内面4cと対応する
テーパ面が形成されている。さらに、ボルトソケ
ツト6の先端部には、ボルト5のボルト頭部5b
を嵌入しうるように、ボルト頭部5b形状に合わ
せた溝部(例えばボルト頭部5bが六角柱状なら
ば六角形の筒状をした溝部)6aが設けられてい
て、同溝部6aの奥部には、ボルト保持用マグネ
ツト6bがそなえられている。
このような構成により、ボルトフイーダ3から
ボルトソケツト6へのボルト5の受け渡しは次の
ようにして行なわれる。
なお、ボルト5は所要箇所にワツシヤ5c,5
dを装着された状態で送給される。
まず、ボルトフイーダ3をボルト受渡具1のボ
ルト受溝4開口に整合させるようにセツトして、
エアブローにより送給されたボルト5を出口部3
aからボルト受溝4内に送り込む。これにより、
ボルト5は、ネジ部5aを縮径円筒部4a内に挿
入されて、ボルト頭部5bを環状平面4dに接触
した状態でボルト受渡具1に保持される。
次にボルトフイーダ3をボルト受溝4開口から
除去して、ボルト受溝4に交換してボルト受溝4
の拡径円筒部4b内にボルトソケツト6の先端を
挿入する。この時、ボルトソケツト6を回転させ
ながら進入させることにより、ボルトソケツト6
の溝部6aの位相と、ボルト頭部5b位相とが合
うようにさせて、溝部6a内にボルト頭部5bを
嵌入させる。
なお、このボルトソケツト6の回転は、ボルト
受け渡し以後の作業工程において、ボルトソケツ
ト6に受け渡されたボルト5を所要箇所に螺合さ
せるべくボルト5を回転させる回転動作をそのま
ま用いて行なう。したがつて、溝部6a内へのボ
ルト頭部5bの嵌入時のボルトソケツト6の回転
速度は比較的高速なものとなつている。
そして、溝部6a内へ嵌入したボルト5は、ボ
ルトソケツト6内のボルト保持用マグネツト6b
によつて引きつけられて溝部6a内に保持され
る。
この後、ボルトソケツト6はボルト受渡具1か
ら後退して、所要の作業工程に移る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような従来のパーツ受渡
具では、ボルトを保持するボルト受溝4がボルト
の形状に対応させて袋状に形成されている。
そのため、ボルトフイーダ3からボルト5を受
けるときには、ボルト受溝4内の圧力がボルト5
の侵入に伴い上昇して、ボルト受溝4内からボル
ト5を押し出す力が作用し、その結果ボルト5を
ボルト受溝4内に確実に受け取ることができない
という不具合がある。
さらに、ボルト5をボルトソケツト6へ渡すと
きには、ボルトご受け取つたボルトソケツト6が
ボルト保持用マグネツト6bによつてボルト5を
保持しながら後退しようとする際に、ボルト受溝
4内が瞬間的に減圧状態となつているため、ボル
ト5をボルトソケツト6から離脱させてしまうこ
とがあり、これによりボルト5の受け渡しを確実
に行なえないという不具合もある。
本考案は、これらの不具合の解消をはかろうと
するもので、袋状に形成されたパーツ受溝内をパ
ーツ受渡具の外部に連通するエア抜き穴を設け
て、管状に形成されたパーツフイーダ内を圧縮エ
ア供給源からのエアブローによつて送られてきた
パーツを、上記パーツフイーダから受け取るとき
にパーツ受溝内の圧力上昇を押さえて、パーツ受
溝内へのパーツの進入を確かなものとするととも
に、パーツソケツトのパーツ受溝内からの後退時
に、パーツの駆動用エア噴出手段により、パーツ
受溝内からパーツにエアを噴出するようにして、
パーツソケツトからのパーツの離脱を防止して、
パーツフイーダからパーツソケツトへのパーツの
受け渡しを常に確実にできるようにした、駆動用
エア噴出手段付きパーツ受渡具を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 このため、本考案の駆動用エア噴出手段付きパ
ーツ受渡具は、管状に形成されたパーツフイーダ
内を圧縮エア供給源からのエアブローにより送ら
れてきたパーツを受けて同パーツを保持すべく上
記パーツの形状に対応させて袋状に形成されたパ
ーツ受溝そなえ、同パーツ受溝に上記パーツを保
持した後上記パーツをパーツソケツトに受渡すパ
ーツ受渡具において、上記パーツフイーダから上
記パーツを受けるときに上記パーツ受溝内の圧力
上昇を抑えるべく上記パーツ受溝内と当該パーツ
受渡具の外方とを連通したエア抜き穴が設けられ
るとともに、上記パーツ受溝内から上記パーツソ
ケツトに向けて上記パーツを駆動するための駆動
用エア噴出手段が設けられていることを特徴とし
ている。
〔作用〕
上述の本考案の駆動用エア噴出手段付きパーツ
受渡具では、パーツフイーダからパーツを受け取
るときには、パーツ受溝内へパーツが送り込まれ
たとしても、パーツの侵入に伴いパーツ溝内のエ
アがエア抜き穴を介してパーツ受渡具の外方へ逃
がされて、パーツ受溝内の圧力上昇を防止する作
用が行なわれる。
またパーツソケツトへパーツを渡すときには、
駆動用エア噴出手段によりパーツ受溝内に保持さ
れているパーツをパーツソケツトに向けて押し出
す作用が行なわれる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての駆
動用エア噴出手段付きパーツ受渡具について説明
すると、第1図はその断面図、第2図a〜eはい
ずれも本装置によるパーツ受け渡しの手順を示す
断面図、第3図は本装置を用いたボルト(パー
ツ)受け渡し作業のフローチヤートである。
第1図に示すように、本実施例の駆動用エア噴
出手段付きパーツ受渡具としてのエア抜き穴付き
ボルト受渡具11は、支基2に設置されていて、
ボルトフイーダ(パーツフイーダ)3の出口部3
a側に向けて開口したボルト受溝(パーツ受溝)
14が形成されている。
ボルト受溝14は、開口部に形成された第1の
テーパ状案内面14dと、同第1のテーパ状案内
面14dに続いて形成されてボルト頭部5bを案
内する第1の拡径円筒部14bと、同第1の拡径
円筒部14bに続いて形成された第2のテーパ状
案内面14cと、さらに第2のテーパ状案内面1
4cより奥部に連続する第1の縮径円筒部14a
とをそなえて構成されている。
そして、第1の縮径円筒部14aよりさらに奥
部には、第2の拡径円筒部14eがテーパ面部1
4fを介して形成されていて、この第2の拡径円
筒部14eからボルト受渡具11の外面にかけて
エア抜き穴12,12が設けられている。
なお、各エア抜き穴12は、出口部3aからボ
ルト受溝14内へのブロー方向成分をもつよう
に、傾斜して設けられている。
また、第2の拡径円筒部14e内には、ボルト
受溝14の中心軸線と同軸的にボルト5を駆動す
る駆動用エア噴出手段としてのエア噴出口13が
ボルトフイーダ3側に対向するようにしてそなえ
られている。なお、エア噴出口13には、図示し
ないバルブの開放によつて、エア供給源20から
の圧縮エアが送られて、ボルト受溝14内へ向け
てエアをブローできるようになつている。
さらに、ボルト受渡具11の前部(ボルトフイ
ーダ3側)外周には、ブラケツト15a,15b
を介して、発光器16とフオトセンサ17とが対
向するように設けられている。発光器16は、そ
の光軸が、ボルト受溝14の中心軸の近傍のボル
ト受渡具11内にボルト5を保持した際のボルト
5の位置を通るように配設され、これに応じてフ
オトセンサ17の位置も適当に設定されている。
また、発光器16の光軸上にあたる第1の拡径円
筒部14bの外周部分には、光路用貫通孔18,
18が設けられている。
そして、ボルト受渡具11の外部には、フオト
センサ17からの検出信号を受けて、同信号に基
づいてエア供給源20とボルトフイーダ3および
エア噴出口13との間に介装された弁21に適宜
開閉信号を送つてエア供給制御をする制御系19
がそなえられている。
一方、ボルトフイーダ3は、管状に形成されて
いて、バルブ21を介して接続された圧縮エア供
給源20からのエアブローによりボルト5をその
出口部3aまで送るようになつていて、ボルト送
給時には、ボルト受渡具11のボルト受溝14の
開口に整合して、ボルト受溝14内にエアブロー
によりボルト5を送り込むようになつている。
このため、ボルトフイーダ3には、出口部3a
をボルト受渡具11に接近させてボルト受溝14
に整合させる動作と、出口部3aをボルト受渡具
11から離隔させる動作をするための図示しない
駆動系がそなえられている。
また、ボルト受渡具11からボルト5を受け取
るボルトソケツト(パーツソケツト)6の外面
は、ボルト受溝14の拡径円筒部14b内に挿入
しうるように、拡径円筒部14bと対応する円柱
状に形成され、先端部には、テーパ状案内面14
cと対応するテーパ面が形成されている。さら
に、ボルトソケツト6の先端部には、ボルト5の
ボルト頭部5bを嵌入しうるように、ボルト頭部
5bが形状に合わせた溝部(例えばボルト頭部5
bが六角柱状ならば六角形の筒状をした溝部)6
aが設けられていて、同溝部6aの奥部には、ボ
ルト保持用マグネツト6bがそなえられている。
このボルトソケツト6にも、ボルトソケツト6
をボルト受渡具11に接近させて溝部6aをボル
ト受溝14内に挿入させる動作と、ボルトソケツ
ト6をボルト受渡具11から離隔させる動作をす
るための図示しない駆動系がそなえられている。
なお、ボルトフイーダ3の入口の所要箇所に
は、送給用ボルトがセツトされているか確認すべ
く図示しない送給用ボルト確認センサが設けら
れ、さらに、ボルトフイーダ3の出口部3aに
は、出口部3aがボルト受溝14近傍に整合して
いるかどうか検知する図示しないフイーダ確認セ
ンサが設けられている。
また、ボルトソケツト6には、ボルト受溝14
内へ進入した状態であるか、ボルト受溝14内か
ら後退した状態であるか検知する図示しないソケ
ツト位置センサが設けられている。
さらに、ボルト5は所要箇所にワツシヤ5c,
5dを装着された状態で送給される。
本考案の一実施例としての駆動用エア噴出手段
付きパーツ受渡具は上述のごとく構成されている
ので、第2図a〜eに示すようにして、ボルト5
の受け渡しが行なわれる。
まず、フイーダ入口にボルト5をセツトする。
これにより、ボルト受渡具11のボルト受溝14
内が空であれば、フオトセンサ17が発光器16
の光を感知して受渡具内が空である信号を制御系
19に送り、これを受けた制御系19は、エア供
給源20に所要の駆動信号を送り、弁21とボル
トフイーダ3とを連通させる。これにより、ボル
トフイーダ3内にはエアがブローされ、このエア
ブローにより、ボルト5が出口部3aまで送られ
る[第2図a参照]。
そして、更にエアブローによりボルト5がボル
ト受渡具11のボルト受溝14内に進入する。こ
の時、ボルト受溝14内へボルト5の侵入に伴い
ボルト受溝14内のエアがエア抜き穴12を介し
てボルト受渡具11の外方へ逃がされるため、ボ
ルト受溝14内の圧力が上昇することはなく、ボ
ルト受溝14内へボルト5を確実に進入させるこ
とができる。また、ボルト受溝14にボルト頭部
5bと接触しうる環状平面が設けられずに、第1
の縮径円筒部14aと第1の拡径円筒部14bと
の間には第2のテーパ状案内面14cのみが形成
されるので、ボルト5のボルト受溝14内への進
入がより滑らかになる。
次に、ボルト5がボルト受渡具11に受け渡さ
れたかどうかがフオトセンサ17により確認され
る。つまり、ボルト5がボルト受溝14内へ入る
と発光器16の光路がボルト5に遮断されて、ボ
ルト5のボルト受渡具11への受け渡しが確認さ
れる[第2図b参照]。
この確認信号がボルトフイーダ3およびボルト
ソケツト6の図示しない駆動系と制御系19とへ
送られて、弁21が閉鎖してボルトフイーダ3へ
のエアブローが停止し、ボルトフイーダ3がボル
ト受渡具11から後退して、代わつてボルトソケ
ツト6がボルト受渡具11のボルト受溝14内方
に進入する[第2図c参照]。
なお、この時ボルト受溝14内の不要なエアは
エア抜き穴12を通じて外部に排出されているた
め、ボルトフイーダ3のエアブローを停止しても
ボルト受溝14内からボルト5が飛び出すような
ことはない。
ボルトソケツト6がボルト受溝14内に進入し
てその溝部6aがボルト頭部5bに接近すると、
ボルトソケツト6は進入動作とともに適当な速度
で回転しながら溝部6aとボルト頭部5bとの位
相を合わせるようにして、溝部6a内にボルト頭
部5bを嵌入させる[第2図d参照]。
このときのボルトソケツト6の回転速度は、ボ
ルトソケツト6にボルト5が渡された後の作業工
程においてボルト5を所要箇所に螺合させる際に
行なうボルトソケツト6の回転速度より低速であ
るため、溝部6a内へのボルト頭部5bの嵌入が
容易に行なえるようになつている。
そして、ボルトソケツト6がボルト5を嵌入し
たまま後退しようとすると、ボルトソケツト6の
位置検出センサによりボルトソケツト6にボルト
5が装着されたことを示す信号が制御系19へ送
られる。これに基づき弁21が駆動され、エア噴
出口13とエア供給源20とが連通して、エア噴
出口13よりボルト受溝14内へエアがブローさ
れる。この時、ボルトフイーダ3と圧縮エア供給
源20とは弁21が閉となつて両者は連通してい
ない。
そして、エア噴出口13からのエアブローとと
もに、ボルトソケツト6がボルト5とともに後退
して、ボルトソケツト6は次の作業工程へと移る
[第2図e参照]。
なお、上述の作業工程の流れを示すと、第3図
のようになる。
このようにして、エア噴出口13からのブロー
に助けられて、ボルトソケツト6が確実にボルト
5へ受け渡される。なお、ボルトフイーダ3から
ボルト受渡具11へのボルト5の受け渡しが、完
了していない場合は、フオトセンサ17がそれを
検知してこの検知信号に基づいて制御系19が再
びボルトフイーダ3とエア供給源20とを連通さ
せるべく弁21へ駆動信号を送り、ボルトフイー
ダ3内にエアをブローし、ボルト5のボルト受渡
具11への受け渡しを促す。このようなボルトフ
イーダ3内からのエアブローを所定回数(例えば
3回)繰り返してもボルト5のボルト受渡具11
への受け渡しが完了しない場合は、制御系19よ
り警報が発せられて、これとともに受渡系全体の
作動がストツプする。
そして、ボルト5のボルトソケツト6への受け
渡しが完了すると、再びボルトフイーダ3からボ
ルト受渡具11へボルト5が送給されて、上記の
サイクルが繰り返される。
このように、本実施例の駆動用エア噴出手段付
きパーツ受渡具では、ボルト5のボルトフイーダ
3からボルト受渡具11への受け渡しとともに、
ボルト5のボルト受渡具11からボルトソケツト
6への受け渡しが、エア抜き穴12およびエア噴
出口13により援助されながら行なわれるので、
ボルト5のボルトフイーダ3からこのボルト受渡
具11を介してのボルトソケツト6への受け渡し
が極めて確実なものとなる。
しかも、フオトセンサ17によりボルト5の受
け渡しが検知されて、これに基づいて自動的にボ
ルト5の受け渡しが行なえるため、作業の無人化
(ロボツト化)に大きく貢献する。
また、万一、ボルト5の受け渡しに不具合があ
つても、フオトセンサ17によりこれが検知され
て警報を発するとともに、受渡系を停止するよう
になつているため、受渡系の不具合が速やかに回
復できるようになり、受渡系各所の損傷も防止さ
れる。
なお、本実施例では、パーツとしてボルトを例
に示したが、本装置では他の作業用パーツの受け
渡しに広く利用しうるものである。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の駆動用エア噴出
手段付きパーツ受渡具によれば、簡素な構成で次
のような効果ないし利点が得られる。
(1) パーツフイーダからパーツを受け取るときに
は、パーツ受溝内へパーツが送り込まれたとし
ても、パーツの侵入に伴いパーツ溝内のエアが
エア抜き穴を介してパーツ受渡具の外方へ逃が
されるため、パーツ受溝内に圧力上昇が発生せ
ず、したがつてパーツ受溝内へのパーツの進入
を確かなものとし、確実にパーツを受け取るこ
とができる。
(2) パーツソケツトパーツを渡すときには、駆動
用エア噴出手段により、パーツ受溝内に保持さ
れているパーツがパーツソケツトに向けて押し
出されるため、確実にパーツをパーツソケツト
へ渡すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としての駆動用
エア噴出手段付きパーツ受渡具を示すもので、第
1図はその断面図、第2図a〜eはいずれも本装
置によるパーツ受け渡しの手順を示す断面図、第
3図は本装置を用いたボルト(パーツ)受け渡し
作業のフローチヤートであり、第4図は従来のパ
ーツ受渡具を示す断面図である。 2……支基、3……ボルトフイーダ(パーツフ
イーダ)、3a……出口部、5……ボルト、5a
……ネジ部、5b……ボルト頭部、5c,5d…
…ワツシヤ、6……ボルトソケツト(パーツソケ
ツト)、6a……溝部、6b……ボルトソケツト
保持用マグネツト、11……エア抜き穴付きパー
ツ受渡具としてのエア抜き穴付きボルト受渡具、
12……エア抜き穴、13……駆動用エア噴出手
段としてのエア噴出口、14……ボルト受溝(パ
ーツ受溝)、14a……第1の縮径円筒部、14
b……第1の拡径円筒部、14c……第2のテー
パ状案内面、14d……第1のテーパ状案内面、
14e……第2の拡径円筒部、14f……テーパ
面部、15a,15b……ブラケツト、16……
発光器、17……フオトセンサ、18……光路用
貫通孔、19……制御系、20……エア供給源、
21……弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 管状に形成されたパーツフイーダ内を圧縮エア
    供給源からのエアブローにより送られてきたパー
    ツを受けて同パーツを保持すべく上記パーツの形
    状に対応させて袋状に形成されたパーツ受溝そな
    え、同パーツ受溝に上記パーツを保持した後上記
    パーツをパーツソケツトに受渡すパーツ受渡具に
    おいて、上記パーツフイーダから上記パーツを受
    けるときに上記パーツ受溝内の圧力上昇を抑える
    べく上記パーツ受溝内と当該パーツ受渡具の外方
    とを連通したエア抜き穴が設けられるとともに、
    上記パーツ受溝内から上記パーツソケツトに向け
    て上記パーツを駆動するための駆動用エア噴出手
    段が設けられていることを特徴とする、駆動用エ
    ア噴出手段付きパーツ受渡具。
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JPH0731943Y2 (ja) * 1988-07-01 1995-07-26 本田技研工業株式会社 ボルト供給装置
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JPS5338502A (en) * 1976-09-17 1978-04-08 Kubota Ltd Walking type tiller

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