JPH0536165Y2 - - Google Patents

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JPH0536165Y2
JPH0536165Y2 JP1987118439U JP11843987U JPH0536165Y2 JP H0536165 Y2 JPH0536165 Y2 JP H0536165Y2 JP 1987118439 U JP1987118439 U JP 1987118439U JP 11843987 U JP11843987 U JP 11843987U JP H0536165 Y2 JPH0536165 Y2 JP H0536165Y2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、船外機用エンジンのスロツトル開度
検出装置に係り、とくに船外機に装備されている
キヤブレタのスロツトル開度を検出し、そのエン
ジンの点火時期を変化させるための船外機用エン
ジンのスロツトル開度検出装置に関する。
〔従来の技術〕
スロツトル開度検出装置としては、従来より、
ベース回転方式、可変抵抗を用いたギアー駆
動方式が一般に知られている。この内、ベース回
転方式は、スロツトル開度に連動させたアームに
よりピツクアツプコイルを設置したベース自体を
回転させて点火時期を変化させる方式である。
また、可変抵抗を用いたギア駆動方式は、キヤ
ブレタのスロツトル軸の回動動作をギアを介して
回転型ポテンシヨメータに伝達し、その内部の底
抗体の抵抗値を変化させることにより出力を得る
方式である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来例の内、に示すベース回転方式のも
のは、ピツクアツプコイルを設置したベースを回
転させる構成となつていることから、その構造が
必然的に大きくなり、装置全体の大型化を招くと
いう不都合があつた。
また、これに対し、上記に示す可変抵抗を用
いたものにあつては、ギアとギアの噛合部を通し
て、シヤフトの振動が直接伝わるためポテンシヨ
メータの回転軸等の動作部分が損傷し易いという
問題があつた。
また、組み付けに際し、回転軸を微妙に回転さ
せることにより抵抗値を変化させ、シヤフトのガ
タ等を調整し、初期値の設定を行うため、組付作
業に多くの熟練を要するという不具合があつた。
更には、ポテンシヨメータ自体が比較的大きい
ため、装置全体の小型化が難しく、小排気量のエ
ンジンには特に不向きなものとなつていた。
また、上記各従来例にあつては、これを船外機
に使用すると、エンジンの振動とともにセンサ部
分が振動するため、出力信号であるスロツトル開
度信号が不安定に変化するという不都合があつ
た。
更に、上記各実施例にあつては、スロツトル開
度に係る情報に基づいて種々のタイミングの点火
時期特性を特定するには複雑な信号変換回路を要
するという不都合が生じていた。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善
し、とくに、耐振性に優れ、小型化を可能とする
点火特性の異つた船外機に対しても比較的容易に
対応し得る船外機用エンジンのスロツトル開度検
出装置を提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案では、キヤブレタのスロツトル
軸にカム機構を装備すると共に、このカム機構の
動きをスロツトル軸の開度情報として検知し出力
する無接触センサを装備して成る船外機用エンジ
ンのスロツトル開度検出装置において、カム機構
を、その回転中心部がスロツトル軸に着脱自在に
装着された異形板カムと、この異形板カムに付勢
されて作動し無接触センサに向けて往復移動可能
に装備されたスライダと、このスライダを異形板
カムの位置する側に常時付勢するばね手段とによ
り構成すると共に、スライダに、当接スライダの
位置を知らしめる媒体信号出力手段を装備してい
る。そして、異形板カムの輪郭を、船外機の大小
若しくは負荷の大小に応じて特定される所定のタ
イミングの点火時期特性に基づいて形成すると共
に、無接触センサの信号出力段に、積分回路を装
備する、等の構成を採つている。これによつて前
述した目的を達成しようとするものである。
〔作用〕
磁電変換素子若しくは光電変換素子等の無接触
センサとカムを装着したキヤブレタのスロツトル
軸との間に、バネ手段によりカムの方向に常時付
勢され、スロツトル軸と共にカムが回動した際
に、カムに従動して無接触センサの方向に往復移
動するスライダを備えているので、例えば、この
スライダに磁石を装備し、センサとして磁電変換
素子を用いれば、磁電変換素子に入射する磁束量
がスロツトル軸の回動に対応して増減するように
なつている。光電変換素子と発光手段との組み合
わせも可能である。この場合は、光電変換素子に
入射する光量が増減する。
また、エンジン等の振動によりセンサ振動し、
同時にその出力信号も振動成分を含んでいるが、
センサ出力段の積分回路の働きによつて当該振動
成分は有効に平滑化され、安定したスロツトル開
度信号か得られる。同時に異形カムの作用によ
り、スロツトル開度信号に対する複雑なタイミン
グ処理が不要となつている。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第5図
に基づいて説明する。
第1図の実施例は、本体カバー7内に配設され
た無接触センサとしての磁電変換素子1と、この
磁電変換素子1とキヤブレタ100のスロツトル
軸2との間に介装されたカム機構3とを備えてい
る。
このうちカム機構3は、スロツトル軸2に着脱
自在に装着されたカム4と、このカム4に従動し
て磁電変換素子1の方向に往復移動し得るように
装備されたスライダ5と、このスライダ5をカム
4の方向に付勢するばね手段6とで構成されてい
る。スロツトル軸2は、図示しないスロツトルの
開閉に伴い矢印A方向に往復回動するので、この
スロツトル軸2の回転角変位を検出することによ
り、スロツトル開度を算出できるようになつてい
る。
磁電変換素子1は、本実施例においてホール素
子が用いられている。
スライダ5は、本体カバー7内に設けられたガ
イド部7Aに案内されて第1図の左右方向(第3
図、第6図の矢印B方向)に往復移動するように
なつている。スライダ5には、第1図の右端部に
ピン5Aが植設されている(第3図参照)。この
スライダ5は、ばね手段6に付勢され、ピン5A
を介してカム4に常時当接された状態となつてい
る。また、スライダ5は、第1図の左端に磁電変
換素子1に対応して媒体信号出力手段としての磁
石8を装備している。
符号9は、ホール素子1から出力される信号の
基準電圧を調整するための可変抵抗器を示し、符
号11はこの可変抵抗器9用の防水用キヤツプを
示す。
次に、上記実施例の機構部分における基本的な
動作を説明する。
第1図において、カム4が図示しないスロツト
ルの開閉に伴いスロツトル軸2と一体的に同図の
矢印A方向に回動すると、カム4とスライダ5の
ピン5Aとの係合により、カム4の回転運動がス
ライダ5の同図における左右方向の直線運動に変
換される。この動作により、スロツトルの開度量
変化が、磁電変換素子(ホール素子)1に入射す
る磁束量変化に変換され(第3図参照)、次いで
ホール効果により電圧変化に変換され、所定レベ
ルの制御信号が出力されるようになつている。
そして、この制御信号が点火時期制御装置に入
力され、点火時期が決定される。
次に、第4図に基づいて、スロツトル開度によ
る点火時期制御システムを説明する。
第4図の点火時期制御部20内の進角演算回路
21は、ピツクアツプコルイ22やギア歯数カウ
ントコイル23からの信号をもとにしてスロツト
ル開度検出用センサ部10の出力する電圧に応じ
た進角信号を出力する。この進角信号が信号分配
回路24を通して各気筒用のサイリスタ25A,
25Bを起動せしめ、コンデンサ26に蓄えられ
た電荷エネルギを放電する。符号27は、コンデ
ンサチヤージコイルを示す。また、符号28A,
28Bは各々イグニツシヨンコイルを示す。
このようなシステムに基づいて、スロツトル開
度に対応した点火時期が決定される。符号29は
ピツクアツプ信号処理回路を示す。
次に、第5図に基づいて上記実施例の電気系の
動作の概要を説明する。
第5図の定電源作成回路31は、点火用コイル
の交流電源からホール素子1の定電流駆動に必要
な定電圧電源をつくる回路である。この電源によ
り駆動されたホール素子1は、入射する磁束量に
比例した電圧を出力し、この出力が増幅器32に
より増幅されて出力O,Pを得る。しかし、この
ままではエンジンの振動によりスライダ5が振動
することにより、ホール素子1に入射する磁束量
が変動し、増幅された出力電圧も高周波数で微変
動してしまう。このため、最後に積分回路33を
通して、振動による出力の変動をおさえている。
次に第6図ないし第7図に基づいて、カムの形
状変更による点火時期特性の変化について説明す
る。
第6図aのカムにおいては、開度0°より、ある
開度までは0を中心とする円であり、0からスラ
イダ5のピン5Aまでの距離は変化しない。よつ
て磁束変化がなく、点火時期は変化しない。その
後カムの傾斜部分になると、カムの回転によりス
ライダが押されホール素子に入射する磁束が増加
し、進角する。その後、ある開度以上になるとま
た中心0からの距離の変化がなくなり、点火時期
も一定となる。この第6図aのカムの形状による
点火時期特性を示したのが第7図aである。同様
の原理でカムの形状を第6図b,c,dと変更す
ることにより、それぞれ第7図のb,c,dのよ
うな点火時期特性が得られる。
このように、本実施例によれば、カム4の形状
により、スロツトル軸2の回転変位量と、スライ
ダ5の直線変位量の関係を任意に決定することが
できる。
このため、装置内部にホール素子1の出力した
電圧特性をエンジンの要求するスロツトル開度に
適応した点火時期特性を得るための特性に変換す
るための複雑な回路が不要となり部品点数の削減
及び小型化が可能となる。また、カムの形状変更
により、希望の点火時期特性が得られるため、装
置内部回路を変更せずに、カムの形状変更のみ
で、多機種に適用できるという利点がある。
また、無接触で変位量を検出できるホール素子
等の効果を利用し第1図に示すように、磁石8を
内蔵したスライダ5をばね手段6によつてカム4
に押しつけ半固定状態とたため、ばね手段6によ
り振動が吸収されるためスロツトル軸2の振動が
直接装置に伝達されることがなくなり、動作部分
の耐久性が向上する、という利点がある。
また、出力の基準電圧を変化させる可変抵抗9
の防水用キヤツプ11をはずすことにより外部か
ら容易に調整可能としているため、従来のような
取付位置操作による微妙な調整を不用とし、組付
作業性を大幅に向上できる。また、これにより、
船外機のように取り付けられる船の重量や形状に
よりエンジンにかかる負荷が異なり、エンジンの
要求するスロツトル開度に対する点火時期特性が
変化した場合にも船に合わせた点火時期の微調整
が容易に行えるという利点がある。
更に、基本電源を点火用コイルから得ているた
め、小排気量船外機等のバツテリを積載していな
い機種の内燃機関の点火時期制御も可能となつて
いる。
なお、上記実施例においては、無接触センサと
して磁電変換素子を用い、これに対応して磁石を
装備するという構成を採つたが、本考案は、これ
に限定されるものではなく、光電変換素子その他
の無接触センサを用い、これに対応して発光手段
等の信号出力手段を装備する構成としても良い。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のように構成され機能するの
で、これによると、異形カムの形状によりスロツ
トル開度に対する点火時期特性を決定することが
でき、このため、点火タイミング制御用の複雑な
回路が不要となり小型化が可能である。
また、カムの形状変更のみで、多機種に適用す
ることができる。
また、ばね手段によりスライダ部を半固定状態
としスロツトル軸の振動を吸収するため動作部分
の耐久性向上を図ることができ、エンジンの振動
と共にセンサも振動し、これがためスロツトル開
度信号もエンジンの振動雑音を含んだものが出力
されるが、センサ出力段に装備された積分回路の
作用により当該エンジンの振動雑音を有効に排除
し、安定したスロツトル開度信号を出力すること
ができ、かかる点において耐振性を著しく向上さ
せることができるという従来にない実用的な船外
機用エンジンのスロツトル開度検出装置を提供す
ることができるる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面した
正面図、第2図は第1図の左側面図、第3図は第
1図の磁電変換素子(ホール素子)とスライダ部
分の動作説明図、第4図はスロツトル開度による
点火時期制御システムを示すブロツク図、第5図
は第1図の実施例の一部を示す内部回路図、第6
図はカム形状を示す説明図、第7図は第6図の各
形状に対応して変化する点火時期特性を示す説明
図である。 1……磁電変換素子としてのホール素子、2…
…キヤブレタのスロツトル軸、3……カム機構、
4……カム、5……スライダ、6……ばね手段、
8……媒体信号出力手段としての磁石、33……
積分回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 キヤブレタのスロツトル軸にカム機構を装備す
    ると共に、このカム機構の動きを前記スロツトル
    軸の開度情報として検知し出力する無接触センサ
    を装備して成る船外機用エンジンのスロツトル開
    度検出装置において、 前記カム機構を、その回転中心部が前記スロツ
    トル軸に着脱自在に装着された異形板カムと、こ
    の異形板カムに付勢されて作動し前記無接触セン
    サに向けて往復移動可能に装備されたスライダ
    と、このスライダを前記異形板カムの位置する側
    に常時付勢するばね手段とにより構成すると共
    に、前記スライダに、当該スライダの位置を知ら
    しめる媒体信号出力手段を装備し、 前記異形板カムの輪郭を、船外機の大小若しく
    は負荷の大小に応じて特定される所定のタイミン
    グの点火時期特性に基づいて形成すると共に、 前記無接触センサの信号出力段に、積分回路を
    装備したことを特徴とする船外機用エンジンのス
    ロツトル開度検出装置。
JP1987118439U 1987-07-31 1987-07-31 Expired - Lifetime JPH0536165Y2 (ja)

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JPS6423611U JPS6423611U (ja) 1989-02-08
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152208B2 (ja) * 1981-03-30 1986-11-12 Nippon Steel Corp
JPS6153529B2 (ja) * 1980-10-16 1986-11-18 Tokyo Shibaura Electric Co

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6152208U (ja) * 1984-09-10 1986-04-08
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