JPH0536138Y2 - - Google Patents

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JPH0536138Y2
JPH0536138Y2 JP2653689U JP2653689U JPH0536138Y2 JP H0536138 Y2 JPH0536138 Y2 JP H0536138Y2 JP 2653689 U JP2653689 U JP 2653689U JP 2653689 U JP2653689 U JP 2653689U JP H0536138 Y2 JPH0536138 Y2 JP H0536138Y2
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JP
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seal
flat seal
pressure
flat
dovetail groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は平面シールに関し、特に、取付けら
れた状態から変位することを防止してつねに一定
のシール状態を確保することのできる平面シール
に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、互いに当接離間する部材のうちのいず
れか一方の部材に設けられて、当接時に前記両部
材間をシールする平面シール31にあつては、第
6図および第7図に示すように、弾性体から構成
された環状のものが知られている。
そして、第8図および第9図には上記のような
従来の平面シール31を使用した状態が示されて
いて、一方のボデイ32には流路33が設けられ
るとともに、この流路33を臨む部分には環状に
突出部34が設けられ、他方のボデイ35の、前
記突出部34に対向する位置にはあり溝36が環
状に穿設されている。
そして、前記あり溝36内には、第6図および
第7図に示す平面シール31が嵌入状態で取付け
らている。
上記のように構成した場合、まず、前記一方の
ボデイ32内の流路33を閉塞する際には、両ボ
デイ32,35が接近することで、一方のボデイ
32の突出部34が前記他方のボデイ35のあり
溝36内の嵌入した平面シール31を押圧して、
前記流路33を閉塞するようになつている。
そして、この閉塞時にあつては、前記平面シー
ル31のうちの前記流路33に臨む部分には流路
33内の圧力が作用しているので、平面シール3
1の内周縁部と、あり溝36の内周縁部との間に
は隙間aが生じるとともに、この隙間aを介して
平面シール31の裏側に流体が回り込む場合があ
る。
したがつて、前記両ボデイ32,35が離間し
て前記流路33を開放する際には、前記平面シー
ル31には流路33内の圧力が作用しなくなるこ
とにより、平面シール31は、その裏側に回り込
んだ流体の圧力の作用でボデイ35から膨らみ、
この状態で平面シール31はあり溝36のうちの
奥面以外の部分と密着するので、前記流体の圧力
を封じ込めた状態、すなわち、あり溝36の内部
から膨らんだ状態で保持されることになる。
このために、前記両ボデイ32,35が再び当
接する際にはシール性を損なう恐れがあつた。
また、上記の問題点を解決したものとして、前
記平面シール31を前記あり溝36内に焼付けた
ものが知られているが、このものにあつては前記
平面シール31が破損した時の交換が極めて困難
であつた。
この考案は上記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、平面シールの裏側に
圧力だまりが生じるのを防止して、前記平面シー
ルが取付けた状態を保持してシール性を損なうこ
とのない平面シールを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、互
いに当接離間する部材間に位置して両部材間をシ
ールする平面シールであつて、該平面シールは、
両部材で押圧される部分以外の部分に、シール面
の両側に作用する圧力を等しくするための貫通孔
が穿設されていることを特徴とする平面シールを
構成したものである。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、
平面シールが、その裏側に流入した流体によつて
押し出されて取付け部に密着した場合であつて
も、平面シールに設けた貫通孔を介して裏側の流
体が流出することとなり、これによつて、平面シ
ールが初期の取付け状態を保持され続けることと
なつてシール性が損なわれる恐れを確実に防止す
ることができることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図および第2図には、この考案による平面
シールの実施例が示されており、この平面シール
1は、弾性体から構成されているとともに、環状
をなしており、また、環状の中央部分は、環状の
シール面1aとなつている。
また、前記シール面1aよりも内周側および外
周側の部分には、貫通孔2,2,2,2が径方向
に並んだ状態で穿設されている。
つぎに、上記のように構成した平面シール1を
バルブのシールに使用した例が第3図および第4
図に示されている。
すなわち、このバルブは、バルブ本体10の内
部に、空間10aと、この空間10aと連通する
流路14aおよび流路14bとが設けられてい
る。
そして、前記流路14aの前記空間10aに開
口する部分の周縁には、弁座13が突設されてい
る。
また、前記空間10a内には、ロツド11aを
介して弁体11が、上下方向に移動可能に配設さ
れており、この弁体11の下面の前記弁座13に
対向する位置には、あり溝12が環状に設けられ
ており、このあり溝12の内部にはこの考案によ
る平面シール1を嵌入して取付けてある。
つぎに上記のものの作用について説明する。
まず、前記流路14aと前記流路14bとの間
を閉塞する場合には、ロツド11aを介して前記
弁体11を下降し、これによつて前記弁体11の
下面の環状のあり溝12内に取付けられた平面シ
ール1は前記弁座13に押圧し、前記バルブ本体
10と前記弁体11との間をシールするようにな
つている。
この時、第4図に詳細に示すように前記平面シ
ール1のうちの中央部の環状のシール面1aが前
記弁座13に押圧することとなり、前記各孔2は
前記弁座13で閉塞されない状態となつている。
また、前記流路14aの流体の圧力によつて前
記平面シール1の内周縁部と前記あり溝12の内
周縁部との間には、隙間aが生じ、前記流体はこ
の隙間aを通つて前記平面シール1の裏側に流入
し、その状態を保持している。
そして、こんどは、前記流路14aと前記流路
14bとの間を開放する場合には、前記弁体11
を上方に移動して、前記平面シール1を前記弁座
13から離間する。
この時、前記平面シール1には流路14a側の
流体の圧力は作用しなくなり、一方、平面シール
1の裏側には前記流路14aの内部の圧力と同一
圧力の流体が位置しているが、この圧力流体は前
記平面シール1に穿設された前記孔2,2を通つ
て前記平面シール1の裏側から逃げることとな
り、従来のもののように圧力だまりが生じてしま
うことは防止できるので平面シール1が膨らむ恐
れは確実に防止できて初期の状態を保持すること
となる。
また、前記平面シール1は前記あり溝12内に
単に嵌入して取付けしてあるだけなので平面シー
ル1が破損した場合の交換は簡単にできることと
なる。
第5図には、第1図および第2図に示した平面
シール1を軸のシール装置に使用した例が示され
ている。
まず、中空状のハウジング25の内部には、軸
20が回転可能に収納されており、この軸20
は、大径部20aと小径部20bとの2段に形成
されていて、前記大径部20aの端部には、環状
の突起部23が形成されている。
また、前記ハウジング25の端部には、圧力導
入孔26aを有した中間部材26が設けられてい
て、前記圧力導入孔26aの一端は図示しない圧
力供給源に連通されている。
また、この圧力導入孔26aの他端は前記ハウ
ジング25の内部に開口しており、この開口部に
は、筒状のベローズ28の一端が覆つた状態で連
結され、さらに、このベローズ28の開口他端に
は、環状をなした移動部材21が設けられてい
る。
この移動部材21の、前記軸20の大径部20
aの突起部23と対向している部分には、環状の
あり溝22が穿設されている。
また、前記中間部材26の外側には、前記軸2
0が貫通した状態でシールカバー27が設けら
れ、このシールカバー27の前記軸20に対向す
る部分にはラビリンスシール29が設けられてい
る。
つぎに上記のものの作用について説明する。
まず、前記軸20が非回転時には、圧力供給源
からベローズ28内に圧力を印加してこのベロー
ズ28を伸張させて前記移動部材21を前記軸2
0の突起部23側に移動させると、移動部材21
に設けた平面シール1が前記軸20の突起部23
に押圧して両者間をシールし、前記ラビリンスシ
ール29,29と協働してシールするようになつ
ている。
この時、前記あり溝22内に嵌入して取付けさ
れている平面シール1の裏側には前記バルブの場
合と同様に流体が流入した状態となつている。
つぎに、前記軸20を回転させる時には、前記
ラビリンスシール29でのみシールを行うもので
あり、圧力供給源から前記ベローズ28内に負圧
を印加してこのベローズ28を収縮させ、前記移
動部材21を前記軸20の突起部23から離間さ
せる。
この時、前記バルブの場合に説明したのと同様
に、前記平面シール1の裏側には流体が流入して
いるが、この流体は前記平面シール1に穿設され
た前記孔2,2を通つて前記平面シール1の裏側
から流出することとなり、したがつて、平面シー
ル1の裏側には圧力だまりが生じることはなく、
これによつて前記平面シール1があり溝22の内
部から膨らむ恐れは確実に防止できることとな
る。
また、前記平面シール1は、前記あり溝22内
に嵌入して設ければよいため、前記平面シール1
が破損した場合の交換が簡単にできることとな
る。
なお、前記使用例にあつては、あり溝内に平面
シールを嵌入して取付けるように構成した場合に
ついて説明したが、これに限定することなく種々
な取付け手段を用いることができ、また、平面シ
ールの形状および貫通孔の形状も種々なものが採
用できるものである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
平面シールの裏側に回り込んだ流体が溜まる恐れ
を確実に防止できるので、溜まつた流体の圧力に
よつて平面シールが取付け部から膨らむ恐れが確
実に防止できて再シール時に安定したシール性を
確保することができ、また、単に取付けるだけの
作業で良いので破損時の交換作業が著しく容易で
あり、作業性を向上することができるなどのすぐ
れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案による平面シー
ルの実施例を示し、第1図は平面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図および第4図はこ
の考案による平面シールをバルブに使用した例を
示し、第3図はそのバルブ全体を示す断面図、第
4図は第3図の要部を示す断面図、第5図はこの
考案による平面シールを軸のシール装置に使用し
た例を示す断面図、第6図および第7図は従来の
平面シールを示し、第6図は平面図、第7図は第
6図の−線断面図、第8図および第9図は従
来の平面シールを取付けた状態を示し、第8図は
シール時の状態を示す断面図、第9図は非シール
時の状態を示す断面図である。 1,31……平面シール、1a……シール面、
2……貫通孔、10……バルブ本体、10a……
空間、11……弁体、11a……ロツド、12,
22,36……あり溝、13……弁座、14a,
14b,33,35……流路、20……軸、20
a……大径部、20b……小径部、21……移動
部材、23……突起部、25……ハウジング、2
6……中間部材、26a……圧力導入孔、27…
…シールカバー、28……ベローズ、29……ラ
ビリンスシール、32……ボデイ、34……突出
部、a……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに当接離間する部材間に位置して両部材間
    をシールする平面シールであつて、該平面シール
    は、両部材で押圧される部分以外の部分に、シー
    ル面の両側に作用する圧力を等しくするための貫
    通孔が穿設されていることを特徴とする平面シー
    ル。
JP2653689U 1989-03-08 1989-03-08 Expired - Lifetime JPH0536138Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2653689U JPH0536138Y2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08

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JP2653689U JPH0536138Y2 (ja) 1989-03-08 1989-03-08

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JPH02117473U JPH02117473U (ja) 1990-09-20
JPH0536138Y2 true JPH0536138Y2 (ja) 1993-09-13

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