JPH053599Y2 - - Google Patents

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JPH053599Y2
JPH053599Y2 JP1985011015U JP1101585U JPH053599Y2 JP H053599 Y2 JPH053599 Y2 JP H053599Y2 JP 1985011015 U JP1985011015 U JP 1985011015U JP 1101585 U JP1101585 U JP 1101585U JP H053599 Y2 JPH053599 Y2 JP H053599Y2
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tail
tail seal
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seal body
plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシールド機において、地下水や裏込材
が機内に流入するのを防止するテールシール装置
に関するものである。
(従来例の構成とその問題点) シールド機によつて地盤を掘削しながらトンネ
ルを構築する場合、シールド機の外殼円筒形テー
ルプレート内でセグメントをリング状に組立てゝ
トンネル覆工を形成し、この覆工を反力受けとし
てシールド機を前進させている。
この場合、セグメントリングの外周とテールプ
レートの内周には一定の隙間(テールクリアラン
ス)を設け、このテールクリアランスを利用して
セグメントの組立てやシールド機の方向制御を行
つているが、テールクリアランスには地下水や裏
込材が流入してシールド機内に浸入するので、こ
れを防止するためにテールシール装置をテールク
リアランスに配設している。
このようなテールシール装置として従来から第
5〜7図に示すように、シールド機のテールプレ
ートaに取付ける取付部bに先端をセグメント外
周に密接させる板状或いはチユーブ状のシール本
体cを一体に設けてなるものが使用されており、
地下水圧等の側圧に対してはセグメントの摩擦と
シール本体cの剛性によつて対抗するものであ
る。
しかしながら、セグメントを組立てたリングは
テールプレートaと必ずしも同心となつておら
ず、多くの場合一方に片寄りが生じている。この
片寄りによつてテールクリアランスは一方では広
く、他方では狭くなり、広いテールクリアランス
では水圧によつて測圧が大きく作用して特に高水
圧下ではシール本体cがシール機側にめくれるこ
とがあり、又、狭いテールクリアランスの場合、
シール本体cがテールプレートとセグメントとに
押しつぶされてシール装置を破損し、シールド機
内に地下水が流入したり裏込注入が充分に行えな
くなり、ひいては地盤の沈下の原因となる等の問
題点があつた。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、
めくれの発生をなくし確実な止水効果を奏するシ
ールド機のテールシール装置を提供するものであ
る。
(考案の構成) 上記目的を達成するために本考案のテールシー
ル装置は、外端側から内端側に向かつて後方に傾
斜したテールシール本体の外端部をテールプレー
トの内周面に固定すると共にテールシール本体の
傾斜外周面中央部とテールプレートの後端部内周
面間を、テールシール本体からテールプレートに
向かつて外径方向に傾斜した複数本の線条物又は
有孔板状物よりなる引張部材で連結し、さらに、
この連結部分から内径方向に突出するテールシー
ル本体の突出部分をさらに後方に向かつて屈曲さ
せてその内周面をセグメンの外周面に常時全面的
に密着させるように構成してなるもので、地下水
や裏込注入等の流動性物質を線条物間の空間部或
いは有孔板状物の孔部等の通口を通してテールシ
ール本体の傾斜外周面に押圧させることによりテ
ールシール本体を積極的にセグメントに圧着させ
るようにし、さらに、引張部材との連結部から突
出したテールシール本体の突出部分を後方に屈曲
させてセグメントの外周部に常時全面的に密着さ
せ且つ線条物や有孔板状物等の引張部材によりテ
ールシール本体のめくれを防止するように構成し
たものである。
(実施例の説明) 本考案の実施例を図面について説明すると、1
は合成ゴム、弾性樹脂材料等の弾性材料からなる
断面舌片形のテールシール本体で、外端側から内
端側に向かつて内径方向に傾斜した横向き載頭円
錐形状に形成され、外端部に円形フランジ状の取
付片2を同一材料で一体に形成し、この取付片2
を前方側に向けて円筒状テールプレート3の後部
内周面に密接させ、押え金具4を介してボルト5
によりテールプレート3に気密に固着してある。
6はテールシール本体1の傾斜外周面の中央部
にその内端を一体に連設した引張部材で、テール
シール本体1と同一材料により外端に向かつて斜
め後方に傾斜した環状の有孔板状物に形成されて
ある。7はこの引張部材6の中央部に、周方向に
適宜間隔毎に穿設した複数個の通孔である。この
引張部材6との連結部までのテールシール本体1
の高さは、後述するセグメント13を組立てた際
の最大テールクリアランス15に略等しく形成さ
れ、使用時にはその連結部から突出するテールシ
ール本体1の突出部分1aは、第4図に示すよう
に、該テールシール本体1からさらに後方に向か
つて屈曲してその内周面をセグメント13の外周
面に常時全面的に密着させるように形成されてい
る。
8は引張部材6の外端に一体に設けた円形フラ
ンジ形の取付片で、この取付片8をテールプレー
ト3の後端部内周面に密接させ、押え金具9を介
してボルト10により固着してある。
11はテールシール本体1内に取付片2から他
端に亘つて埋設したスチールコード等の耐引張材
である。
12はテールシール本体1の肉厚の略々2倍の
厚さを有するストツパーで、テールシール本体1
の前部取付片2の前端に近接してテールプレート
3の内周面に固着してあり、セグメント13が片
寄つた場合にテールシール本体1が圧損するのを
防止するものである。
なお、前述した引張部材6は有孔板状物によつ
て形成したが第3図に示すように金属線等の線条
物6aをテールシール本体1の傾斜外周面中央と
後部取付片8間に複数本、連結させることにより
構成してもよく、又、適宜の連結片を周方向に適
宜間隔毎に配設してそれらの内外端をテールシー
ル本体1と取付片8間に連結しておいてもよいも
のであり、要は、引張部材6の配置部に引張部材
6からテールシール本体1の傾斜外周面に通じる
通口7を設けておけばよい。
なお、テールシール本体1におけるセグメント
13と接する面にセラミツク等の耐摩耗性材料1
4を溶着しておいてもよい。
(作用) 以上のように構成したテールシール装置をテー
ルプレート3とセグメント13間のテールクリア
ランス15に設けた場合の機能を述べる。
シールド機のテールプレート3内でセグメント
13を組立てると、テールシール本体1の引張部
材6との連結部から突出した突出部分1aの先端
部のリング径はセグメント13の外径より小さい
ので、第4図に示すように、テールシール本体1
の突出部分1a全面がセグメント13の外周面に
沿つて後方に屈曲し、その内面をセグメント13
の外周面に常時全面的に密着させた状態となる。
この状態で、シール機後方から高圧の地下水や
裏込注入等の流動性物質がテールシール本体1側
に侵入してくると、第4図に示すように、引張部
材6の通孔7を流通してテールシール本体1の傾
斜外周面に押圧し、その押圧力がテールシール本
体1を前方に押圧する方向とセグメント13に押
圧させる方向とに作用する。
この時、前方に押圧する力に対しては、テール
プレート3側ではテールシール本体1が引張部材
6を介して引張り側に作用し、セグメント側では
テールシール本体1の弾性力と地下水圧等による
押圧力とによつてテールシール本体1の突出部分
1aとセグメント13の外周面との間に生じる摩
擦力が作用して対抗する。
以上の状態はテールプレート3とセグメント1
3が静止している場合であるが、テールプレート
3がシールド機と一体に前進するとテールシール
本体1の突出部分1aとセグメント13との摩擦
によつてテールシール本体1をシールド機後方に
引張る抵抗が作じるが、これに対してはテールシ
ール本体1の前部取付片2の固定端によつてテー
ルシール本体1が引張作用し、前進することがで
きる。
このように、地下水圧によつてテールシール本
体1の突出部分1aがセグメント外周に圧着され
て地下水等がシールド機内に浸入するのを防止す
ると共にテールシール本体1がシールド機前方に
変形するのを防止することができる。
又、地下水圧が変動してもそれに対応してテー
ルシール本体1の弾性力によりセグメント13に
対する圧着力が調節されるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案のテールシール装置によれ
ば、テールシール本体1の傾斜外周面とテールプ
レート3の後端部内周面間を複数本の線条物或い
は有孔板状物よりなる引張部材6で連結し、この
連結部から突出したテールシール本体1の突出部
分1aをさらに後方に向かつて屈曲させてその内
周面をセグメンの外周面に常時全面的に密着させ
るように構成しているので、この突出部分1aの
外周面に地下水や裏込注入等の流動性物質の圧力
が作用して該テールシール本体1の突出部分1a
を積極的にセグメント外周面に圧着させ、該突出
部分1aのめくれを防止することができると共に
確実なシール効果を奏することができるものであ
り、その上、引張部材6によつて、テールシール
本体1の上記突出部分1aがめくれ方向に変形移
動するのを常に阻止した状態に保持し得るもので
ある。
又、引張部材6の通孔等の隙間を通じて地下水
等の流動性物質がテールシール本体1の傾斜外周
面を押圧し、テールシール本体1と引張部材6と
の連結部をセグメント外周面側に常時、押し付け
る方向に作用させて上記シール効果を一層確実に
行うことができるものである。
さらに、地下水圧等が変動してもそれに応じて
テールシール本体1が弾性変形し、セグメントに
対する圧着力が自動的に調節されるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その縦断側面図、第2図は縦断背面図、第3図は
本考案の他の実施例を示す縦断側面図、第4図は
止水状態を示す縦断側面図、第5図乃至第7図は
従来のテールシールの断面図である。 1……テールシール本体、2……取付片、3…
…テールプレート、6……引張部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外端側から内端側に向かつて後方に傾斜した樹
    脂等の弾性部材からなるテールシール本体1の外
    端部をテールプレート3の前部内周面に固定する
    と共にテールシール本体1の傾斜外周面とテール
    プレート3の後端部内周面間を、テールシール本
    体1からテールプレート3に向かつて外径方向に
    傾斜した複数本の線条物又は有孔板状物よりなる
    引張部材6で連結し、この連結部とテールプレー
    ト3間のテールシール本体1の高さを最大テール
    クリアランスに略等しくすると共に該連結部から
    突出したテールシール本体1の突出部分1aをさ
    らに後方に向かつて屈曲させてその内周面をセグ
    メントの外周面に常時全面的に密着させるように
    構成していることを特徴とするシールド機のテー
    ルシール装置。
JP1985011015U 1985-01-28 1985-01-28 Expired - Lifetime JPH053599Y2 (ja)

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JPS61125597U JPS61125597U (ja) 1986-08-07
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JP6963031B2 (ja) * 2017-06-13 2021-11-05 衡橡科技股▲フン▼有限公司 杭先行式パッカー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60159298A (ja) * 1984-01-28 1985-08-20 タイガ−スポリマ−株式会社 シ−ルパツキン

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