JPH0535962Y2 - - Google Patents

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JPH0535962Y2
JPH0535962Y2 JP7802987U JP7802987U JPH0535962Y2 JP H0535962 Y2 JPH0535962 Y2 JP H0535962Y2 JP 7802987 U JP7802987 U JP 7802987U JP 7802987 U JP7802987 U JP 7802987U JP H0535962 Y2 JPH0535962 Y2 JP H0535962Y2
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belt
side plate
drum
level wind
center
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、長尺の銅管などをリング状に巻回し
てなるレベルワインドコイルを梱包する際に使用
される梱包用ドラムに関する。
「従来の技術」 この種のレベルワインドコイル梱包用ドラムの
一例として、従来より第5図および第6図に示す
ようなものがある。
この梱包用ドラムは、銅管等を巻回してなるレ
ベルワインドコイルLの中心孔を貫通支持する円
筒状の筒部1と、この筒部1の両端に同軸に取り
付けられた円板状の側板2,2と、これら側板
2,2に各4つ形成された円形のベルト孔3……
を通して側板2,2間に巻回された鉄製等の側板
固定ベルト4,4とから構成されたものであり、
ベルト4,4を着脱することにより、容易に組
立・分解できるようになつている。
前記筒部1は、可撓性を有する長方形の板材
を、コイルLの内径よりも若干小さい外径の円筒
状に丸め、端部を重ねた状態に形成したものであ
り、その外径は弾性的に拡大できるようになつて
いる。
また、前記側板2,2には、筒部1と当たる部
分近傍に複数(図では4つ)の位置決めコマ5…
…が放射状に固定されており、筒部1に側板2,
2を取り付けると、筒部1が位置決めコマ5……
の傾斜面5A……に沿つて押し広げられ、筒部1
の外周面がレベルワインドコイルLに内方から当
接してコイルLのがたつきを防ぐようになつてい
る。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記の梱包用ドラムにおいては、ベ
ルト4,4の折り曲げ部分において、ベルト4,
4の幅方向中央部と円形のベルト孔3……周縁と
の間に若干の隙間が必ず生じる。このため、ベル
ト4を締め上げる際に、ベルト4の折り曲げ部分
の中央部に前記隙間を埋めるように凹みが生じて
しまい、締め上げ量が張力に十分反映されず、ベ
ルト4による側板2,2の締結力を十分に高めに
くいという欠点があつた。
また、このドラムを長期間繰り返し使用する
と、ベルト孔3……の周縁と当たる部分において
ベルト4,4に亀裂等が生じやすく、場合によつ
ては破断に至ることもあるという問題があつた。
この原因は、ベルト孔3……が円形であるため
に、ベルト孔3……の周縁と当たるのはベルト
4,4の両側部分(図中P,P)のみであり、こ
こにに応力が集中して金属疲労が蓄積するためで
あると考えられる。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記の各問題を解決するためになされ
たもので、各側板に形成されたベルト孔の形状
を、側板上で隣合うベルト孔同士を結ぶ線に直交
する1対の辺を有しかつその中心を側板の中心方
向に向けた扇状としたことを特徴とする。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に
説明する。
第1図および第2図は、一実施例のレベルワイ
ンドコイルの梱包用ドラムを示す平面図及び断面
図であり、図中符号10は円筒状の筒部、11は
円板状の側板を示している。
筒部10は従来のものと同様に、可撓性を有す
る合成樹脂等からなる板材を円筒状に丸めて端部
を重ねて成形されたもので、力を加えない状態で
はレベルワインドコイルLの内径よりも若干外径
が小さく、しかも弾性的に拡径可能とされてい
る。
前記側板11は、合成樹脂あるいは木板等から
成形されたもので、レベルワインドコイルLの外
径よりも大きな直径とされ、その中心にはアンコ
イラ装置等に装着するための中心孔11Aが形成
されている。また、側板11の、筒部10の内周
側に対応する部分には、前記中心孔11Aから等
距離かつ正方形の頂点をなす位置に4つのベルト
孔12……が形成されている。
これらベルト孔12は、その中心角が90°の扇
型とされ、扇の中心が側板11の中心方向を向く
ように配置されている。よつてベルト孔12の一
対の扇の辺は、隣合うベルト孔12,12とこの
ベルト孔12とを結ぶ線に対して直交するように
なつている。また、これら扇の辺の長さ(半径)
は、側板固定ベルト13の幅よりも僅かに大きく
されており、これら辺をなす周縁を覆うように、
側板11の摩滅を防ぐ保護金具14が取り付けら
れている。
各側板11の筒部10に当接する側の面には、
筒部10に当たる部分の近傍に、放射状に複数
(図では4つ)の位置決めコマ15……が固定さ
れている。これら位置決めコマ15は、第4図に
示すように鉄等の金属板を曲げたもので、側板1
1の外周方向を向く端部は約45°の傾斜角度で側
板11に接する傾斜部15Aとされ、内周方向を
向く他端15Bはボルト16で側板11に固定さ
れている。そしてこれら位置決めコマ15は、側
板11を筒部10に取り付ける際に、筒部10が
位置決めコマ15の傾斜部15Aに沿つて滑りつ
つ拡径し、側板11と筒部10とが接した状態で
は、筒部10の外周面がレベルワインドコイルL
の内周面に当接するように位置決めされている。
さて、次に、以上の構成からなる梱包用ドラム
の使用方法を説明する。
このドラムをレベルワインドコイルLに装着す
る場合には、まず、一方の側板11を位置決めコ
マ15……の取り付けられている面を上向きにし
て置き、この側板11上に同軸にレベルワインド
コイルLを載置する。次いで、コイルLの中心孔
に筒部10を通して同軸に位置決めし、この筒部
10上に他方の側板11を同軸に載置する。そう
して各側板11のベルト孔12……を通して、ス
チールベルト等の側板固定ベルト13,13をリ
ング状に側板11,11間に巻回し、これらベル
ト13,13の両端部を締め上げつつ、クランプ
具により接続する。すると、前記位置決めコマ1
5……の作用により、筒部10は拡径されてレベ
ルワインドコイルLに内方から当接し、コイルL
を強固に支持し、がたつきを防ぐ。
一方、レベルワインドコイルLを使い終わり、
梱包用ドラムを分解する際には、前記クランプ具
を外し、ベルト13,13による固定を解放すれ
ばよい。
以上の構成からなる梱包用ドラムにあつては、
ベルト孔12……の扇型の辺をなす周縁に当接し
てベルト13が折り曲げられているので、ベルト
孔12周縁とベルト13との間に隙間が生じるこ
とがない。したがつて、ベルト13を締め上げた
場合にもベルト13が変形することがなく、ベル
ト13の締め上げ量が直接張力に反映されるの
で、ベルト13による側板11,11の締結力を
強力にすることが容易である。
また、ベルト13とベルト孔12周縁との接触
部分が点ではなく直線状であるため、ベルト13
の折り曲げ部分の特定箇所に応力が集中するとい
うことがなく、長期間の繰り返し使用の後にも部
分的な亀裂等を生じにくく、ベルト破断によるド
ラムの分解等の危険を防ぐことが可能である。
また、第3図に示すように、ベルト13をベル
ト孔12に通して側板11,11間に巻回する際
に、ベルト13がベルト孔12の円弧をなす周縁
12Aに沿つて滑らかにガイドされるため、例え
ばベルト孔を正方形に形成した場合などに比べ
て、ベルト13の巻回作業がスムーズに行なえる
という利点もある。
さらに、従来のドラムでは第6図に示すよう
に、位置決めコマ5……の外周側端部が側板2と
筒部1との間に挟まつてこれらの密着を阻害して
いたが、この実施例のドラムでは、位置決めコマ
15……の形状が従来と異なり、外周側の傾斜部
15Aが挟まらないようになつているので、側板
11と筒部10とを密着させることができ、ドラ
ムの組み立て強度を高めることができるという利
点を有する。
なお、この実施例では、巻回される側板固定ベ
ルト13の本数が2本であつたが、大形のレベル
ワインドコイル用の場合には、必要に応じて第1
図中2点鎖線のようにベルトを2本追加し、4本
とすることもできる。
また、前記実施例では、ベルト孔12の数が4
つの場合を示したが、3つとしてベルト13を3
本巻回する構成、あるいは5つ以上のベルト孔を
形成する構成としてもよい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案のレベルワインド
コイルの梱包用ドラムによれば、ベルト孔の扇型
の辺をなす周縁に当接してベルトが折り曲げられ
ているので、ベルト孔の周縁とベルトとの間に隙
間が生じることがない。したがつて、ベルトを締
め上げた場合にもベルトが弾性変形する余地がな
く、ベルトの締め上げ量が直接張力に反映される
ので、ベルトによる側板の締結力を十分に高める
ことが容易である。
また、ベルトとベルト孔周縁との接触部分が従
来品のように点ではなく直線状であるため、折り
曲げ部分の特定箇所に応力が集中するということ
がなく、長期間の繰り返し使用の後にも部分的な
亀裂等を生じにくい。したがつて、ベルト破断に
よるドラムの分解等の危険を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案の一実施例のレ
ベルワインドコイルの梱包用ドラムの平面図およ
び−線視断面図、第3図は同ドラムの側板に
形成されたベルト孔の平面図、第4図は同ドラム
の他の要部を示す断面図である。また、第5図お
よび第6図は従来のレベルワインドコイルの梱包
用ドラムを示す平面図および−線視断面図で
ある。 L……レベルワインドコイル、10……筒部、
11……側板、12……ベルト孔、13……側板
固定ベルト、14……ベルト孔の保護金具、15
……位置決めコマ、15A……傾斜部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レベルワインドコイルの中心孔を貫通支持する
    円筒状の筒部と、この筒部の両端に着脱可能に取
    り付けられる一対の側板と、各側板の互いに対向
    する位置に形成された複数のベルト孔を通してこ
    れら側板間に巻回される側板固定ベルトとからな
    るレベルワインドコイルの梱包用ドラムにおい
    て、 前記ベルト孔の形状を、側板上で隣合うベルト
    孔同士を結ぶ線に直交する1対の辺を有しかつそ
    の中心を側板の中心方向に向けた扇状としたこと
    を特徴とするレベルワインドコイルの梱包用ドラ
    ム。
JP7802987U 1987-05-23 1987-05-23 Expired - Lifetime JPH0535962Y2 (ja)

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JP7802987U JPH0535962Y2 (ja) 1987-05-23 1987-05-23

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JP7802987U JPH0535962Y2 (ja) 1987-05-23 1987-05-23

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JPS63190169U JPS63190169U (ja) 1988-12-07
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JPH0716686Y2 (ja) * 1988-08-11 1995-04-19 三菱マテリアル株式会社 レベルワインドコイルの梱包用ドラム

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JPS63190169U (ja) 1988-12-07

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