JPH0535711Y2 - - Google Patents

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JPH0535711Y2
JPH0535711Y2 JP3573689U JP3573689U JPH0535711Y2 JP H0535711 Y2 JPH0535711 Y2 JP H0535711Y2 JP 3573689 U JP3573689 U JP 3573689U JP 3573689 U JP3573689 U JP 3573689U JP H0535711 Y2 JPH0535711 Y2 JP H0535711Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、組立式の棚に関するものである。
さらに詳述すれば、この考案は、短筒を四隅に固
定した棚板と、各短筒に隙間を残して挿通できる
4本の柱とで構成された棚において、短筒と柱と
の間の隙間に適当な棚板固定部材を介在させて、
棚板を柱上の所望の位置に固定できるようにし
た、組立式棚に関するものである。
(従来の技術) 組立式の棚は公知である。それは、例えば特公
昭50−25372号公報に記載されている。この公報
に記載されている組立式の棚は、第5図及び第6
図に示すような構造のものであつた。概略的に云
えば、この棚は、第5図に示すように、棚板Aを
4本の柱Cによつて支持させた構造のものであ
る。棚板Aを柱Cに固定するために、第6図に示
すように、柱Cに2つの円弧状片から成る棚板固
定部材Dが付設され、他方棚板Aには短筒Bが固
定されていて、短筒Bが棚板固定部材Dに被せら
れて、棚板Aが柱C上の定位置に止まるものとさ
れた。
さらに詳しく云えば、棚板Aは、第5図に示す
ように、直角四辺形状の網の四隅に短筒Bが固定
されて作られており、短筒Bはその軸を網の平面
に垂直に向けていた。柱Cは、短筒Bを種々の位
置に固定するために、外面上に間隔をおいて多数
の溝Eが設けられ、溝Eに嵌まるリブFの突設さ
れた棚板固定部材Dが当接できるようにされた。
固定部材Dは、2個の円弧状片から成り、外面は
円錐台状とされて、短筒B内への挿脱を容易にす
るとともに、短筒が一定の高さのところで確実に
止まるようにされた。これに伴い、棚板がわの短
筒Bは、その内面が円錐台状とされ、丁度固定部
材Dの外面と見合う形状とされた。
(考案が解決しようとする課題) 上記公報の棚は、重量物を載せるに適していな
かつた。その理由は、棚板Aを構成するのにワイ
ヤが用いられ、また固定部材Dを柱に固定するの
に、柱に溝が設けられ、他方、固定部材Dにリブ
が設けられていたからである。すなわち、ワイヤ
で作られた棚板は、重量物を載せると撓み又は切
断しやすく、また柱Cに溝を設けることとしたた
め、柱が中空とされる関係上溝を深くすると柱の
強度を低下させるので、溝は浅くせざるを得ず、
従つてはめ合い部分が充分強固な結合にならなか
つたからである。そこで、この考案者は、これら
の欠点を改良し、重量物を載せることができる組
立式の棚を提供しようと企てた。
この考案者は、棚板の構成材料としてワイヤの
代わりに硬質板、とくに金属板を用いることとし
た。また棚板の形状として直角四辺形の硬質板の
四辺を同じがわに起立させて、浅い箱状にするこ
ととした。このように浅い箱状とした棚板は、起
立した側壁を上方に向けて使用すると、載置物の
落下を防ぐので好都合なこともあつたが、載置物
によつては側壁が載置又は取出しの妨害となるこ
とが判明した。そこで、この考案者は、棚板の側
壁を、時と場合に応じて上に向け又は下に向けて
使用できるようにする必要があることに気付い
た。
棚板を上下逆にして使用できるようにするに
は、短筒内がわの円錐台状面が上方向に向くもの
と下方向に向くものとの2種類を用意しておき、
必要に応じて取り換えて使用できるようにする
が、最も簡単である。ところが、このようにする
には、棚板を余分に準備し、常に使用しない棚板
を備えておかなければならない。これは余りにも
不経済であるため、到底現実に行えることではな
い。そこで、この点を改良する必要があつた。
(課題解決のための手段) この考案者は、重量物を載置できるようにする
ために、柱Cに溝を設ける代わりに、孔を設ける
こととした。すなわち、柱Cに孔をあけ、棚板固
定部材Dには内面にピンを設け、ピンを孔内に陥
入させて両者の強固な結合をはかることとした。
それとともに、棚板を上下逆にしても同じ棚板固
定部材によつて容易且つ確実に固定できるように
するために、短筒の内面に両端対称の円錐台状面
を設けることとした。この考案は、このような手
段によつて組立式棚に改良を加えたものである。
(考案の要旨) この考案は、直角四辺形の硬質板の四辺を同じ
がわに起立させて浅い箱状とした板材の四隅に、
短筒をその軸が板材の表面に垂直に向くように固
定してなる棚板と、各短筒内に隙間を残して挿通
できる円筒状の柱と、短筒と柱との間に介在し外
面が円錐台状を呈するテーパー筒を分割してなる
棚板固定部材とから成り、各棚板固定部材は内面
にピンを突出させ、柱に設けられた孔内にピンを
陥入させて柱に固定され、上記短筒は内がわに奥
ほど狭くなる両端対称の円錐台状面を有し、その
内がわ円錐台状面は棚板固定部材における外がわ
の円錐台状面の下底がわ部分に密接する形状とさ
れていることを特徴とする、組立式棚を要旨とす
るものである。
(実施例) この考案に係る組立式棚を実施の一例について
図面に基づき説明すると、次のとおりである。第
1図は、この考案に係る組立式棚の分解斜視図で
ある。第2図は、この考案に係る組立式棚の一部
切欠拡大分解斜視図である。第3図は、この考案
に係る組立式棚の組立状態を示した棚の一部拡大
縦断面図である。第4図は、この考案に係る組立
式棚の他の組立状態を示した棚の一部拡大縦断面
図である。
この考案に係る組立式棚は、大雑把に云つて、
第1図に示すように、棚板1と、棚板固定部材3
と、柱4とで構成される。この点では、従来のも
のと同じである。すなわち、組立ては、柱4に棚
板固定部材3を当接し、棚板固定部材3に棚板1
の短筒2を嵌めることによつてなされる。
棚板1は、直角四辺形の硬質板11の四辺を同
じがわに起立させて、浅い箱状とした板材の四隅
に、短筒2を固定して作られている。短筒2は、
筒軸を硬質板11の表面に垂直に向けて固定され
ている。
この考案では、短筒2が大きな特徴をなしてい
る。短筒2では、第2図に示したように、外面2
2は同じ直径を持つた単純な円筒面をなすに過ぎ
ないが、内面21は、断面から明らかなように、
両端対称の円錐台状を呈している。すなわち、内
面21は、短筒の両端から奥に向かつて、直線状
に内径が小さくなるようなテーパーを持つた円錐
台面が、2個対向して連なつた形状を呈してい
る。
柱4は、中空の管で構成され、短筒2内に隙間
を残して挿通できるようになされている。各柱4
には、孔41が間隔をおいて多数穿設されてい
る。
棚板固定部材3は、内面31が柱4に密接する
ように形成され、外面32が円錐台状となつたテ
ーパー筒を軸方向に延びる切れ目33により2分
して、円周方向には半円とされた構造のものであ
る。また、外面32の円錐台下端にあたるところ
には、鍔34が穿設されている。内面31にはピ
ン35が穿設され、固定部材3が柱4に当接され
たとき、ピン35が柱の孔41内に陥入して、固
定部材3が柱4上に固定されるようになつてい
る。
短筒2の内面21に形成された円錐台面は棚板
固定部材の外面32の下方部分に密接する形状と
されている。云いかえると、短筒2を棚板固定部
材3に被せると、短筒の内面21は棚板固定部材
の外面32の鍔34寄りの部分に密接して止ま
り、短筒2は棚板固定部材の外面32のほぼ全体
を覆うこととなる。
この考案に係る組立式棚は、これを組立てる
と、第3図のようになる。それには、柱4の周り
にまず棚板固定部材3を当接し、次いで短筒2を
固定部材3に被せる。この場合、固定部材3の内
面にはピン35が穿設され、柱4には孔41が穿
設されているので、ピン35を孔41に陥入させ
ることにより、固定部材3を柱4の周りに安定に
取りつけることができる。棚板1は、側壁12が
上に向かつて起立するようにして、短筒2を固定
部材3に被せると、内面21が外面32の鍔34
寄りの位置に密接し、第3図のような状態とな
る。こうして、棚板1を柱4上に容易に固定する
ことができる。
また、この考案に係る組立式棚は、柱4に棚板
固定部材3を取りつけたのち、同じ棚板1を前と
逆向きにしても、容易に固定することができる。
すなわち。棚板1は、側壁12が垂下するように
向けて、短筒2を固定部材3に被せることによつ
て、第4図に示すような状態にして、棚板1を柱
4に容易に固定することができる。
棚板1、短筒2、及び柱4は、何れもこれを金
属で作る。棚板固定部材3も金属で作ることもで
きるが、棚板固定部材3はプラスチツクで作るこ
とが望ましい。しかし、その中のピン35だけは
これを金属で作つて、プラスチツクの成形時にピ
ン35を埋め込むようにすることもできる。ま
た、棚板1は金属板とくに鋼板で作ることが望ま
しいが、短筒2とともに硬質プラスチツクで作る
こともできる。
(考案の効果) この考案によれば、直角四辺形の硬質板の四辺
を同じがわに起立させて、浅い箱状とした板材を
棚板としたので、棚は軽量である割に撓みが少な
く、従つて重量物を載置することができる。ま
た、板材の四隅に短筒をその軸が板材の表面に垂
直に向くように固定し、他方各短筒内に隙間を残
して挿通できる円筒状の柱を用いたので、隙間内
に棚板固定部材を挿入することにより、任意の高
さに棚板を固定することができる。挿入する棚板
固定部材としては、内面が柱に密接して柱を包囲
し、外面が円錐台状を呈する2部分からなるもの
で、しかも内面にはピンを突出させて柱に設けら
れた孔内に陥入させることとしたので、棚板固定
部材を強固に柱の周りに取付けて外がわに円錐台
状の面を容易に強固に付設することができる。ま
た、短筒は、内がわに奥に向かつて狭くなる両端
対称の円錐台状面を備え、その内がわの円錐台状
面が棚板固定部材における外がわの円錐台状面の
大径部分に密接する形状としたので、棚板は側壁
を上下何れの方向に向けても短筒は同一形状とな
り、短筒の両端が棚板固定部材の小径部分よりも
!?かに大きいので、短筒内に棚板固定部材を容易
に嵌めることができる。また、こうして嵌める
と、短筒が棚板固定部材を覆つた状態で、円錐台
状面同志が密接して短筒は棚板固定部材によつて
強固に支持されることとなる。その結果、棚板を
柱の周りに強固に固定することができる。そうし
て重量物を載せるに耐える棚板を上下を逆にして
も、任意の高さのところに容易に設けることがで
き、従つて重量物の載置及び取出しに便利であ
る。この考案は、このような利点をもたらすもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る組立式棚の分解斜視
図である。第2図は、この考案に係る組立式棚の
一部切欠拡大分解斜視図である。第3図及び第4
図は、この考案に係る組立式棚の組立状態におけ
る一部切欠縦断面図である。第5図は、従来の組
立式棚の一部切欠斜視図である。第6図は、従来
の組立式棚の一部切欠拡大分解斜視図である。 図において、1は棚板、2は短筒、3は棚板固
定部材、4は柱である。また、11は硬質板、1
2は側壁、21は短筒2の内面、22は短筒2の
外面、31は棚板固定部材3の内面、32は棚板
固定部材3の外面、33は切れ目、34は鍔、3
5はピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の硬質板の四辺を同じがわに起立さ
    せて浅い箱状とした板材の四隅に、短筒をその軸
    が板材の表面に垂直に向くように固定してなる棚
    板と、各短筒内に隙間を残して挿通できる円筒状
    の柱と、短筒と柱との間に介在し外面が円錐台状
    を呈するテーパー筒を分割してなる棚板固定部材
    とから成り、各棚板固定部材は内面にピンを突出
    させ、柱に設けられた孔内にピンを陥入させて柱
    に固定され、上記短筒は、内がわに奥ほど狭くな
    る両端対称の円錐台状面を有し、その内がわ円錐
    台状面は棚板固定部材における外がわの円錐台状
    面の下底がわ部分に密接する形状とされているこ
    とを特徴とする、組立式棚。
JP3573689U 1989-03-28 1989-03-28 Expired - Lifetime JPH0535711Y2 (ja)

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JP3573689U JPH0535711Y2 (ja) 1989-03-28 1989-03-28

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JPH02125630U JPH02125630U (ja) 1990-10-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6327771B1 (ja) * 2017-09-27 2018-05-23 有限会社Pc技術研究所 収納ラック及びこれを備えたシステムキッチン

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