JPH0535512Y2 - - Google Patents

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JPH0535512Y2
JPH0535512Y2 JP1990047191U JP4719190U JPH0535512Y2 JP H0535512 Y2 JPH0535512 Y2 JP H0535512Y2 JP 1990047191 U JP1990047191 U JP 1990047191U JP 4719190 U JP4719190 U JP 4719190U JP H0535512 Y2 JPH0535512 Y2 JP H0535512Y2
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JP
Japan
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main chassis
cassette tape
center cabinet
main
cabinet
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JP1990047191U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案はカセツトテープレコーダに関し、さ
らに詳しくは、ヘツドホン式ステレオカセツトテ
ープレコーダ(以下、「ヘツドホンステレオ」と
略称する)などのカセツトテープレコーダにおけ
るメインシヤーシ部分の改良に関するものであ
る。
なお、この明細書において前後・左右・上下の
各方向は原則として、第11図のように配置され
たカセツトテープレコーダに向かつていうものと
する。
(ロ) 従来の技術 従来におけるヘツドホンステレオの概要を第1
図および第12図に示す。31はヘツドホンステ
レオのメインシヤーシである。このメインシヤー
シ31には、リールギア、フライホイールなど
の、カセツトテープを再生するための部材が取り
付けられている。
32はカセツトホルダーである。このカセツト
ホルダー32は、磁気ヘツド、ピンチローラなど
を搭載している。そして、ホンダーアングル33
に回動可能に取り付けられている。38はカセツ
トアングルであり、カセツトホルダー32に取り
付けられている。
34はセンターキヤビネツトであり、締結部材
でメインシヤーシ31に取り付けられている。3
5はメカニズムの制御基板であり、メインシヤー
シ31およびセンターキヤビネツト34に取り付
けられている。36はバツクキヤビネツトであ
り、締結部材でメインシヤーシ31に取り付けら
れている。37はフロントキヤビネツトであり、
カセツトホルダー32に取り付けられている。そ
して、カセツトホルダー32と一体的に回動可能
となつている。14はカセツトテープである。
ヘツドホンステレオにカセツトテープ14を装
着するには、第11図に示すように、フロントキ
ヤビネツト37を開き、カセツトテープ14をカ
セツトアングル38に挿入した後、フロントキヤ
ビネツト37を閉じればよい。
次に、従来のメインシヤーシとセンターキヤビ
ネツトとの関係を2例示す。
まず、従来例1を示す第5図〜第7図におい
て、センターキヤビネツト40はメインシヤーシ
41を取り囲むような形状をしている。そして、
締結部材49でメインシヤーシ41に固定されて
いる。メインシヤーシ41の平面形状はカセツト
テープ14のそれよりも大きい。
次に、従来例2を示す第8図〜第10図におい
て、センターキヤビネツト50はその一部がメイ
ンシヤーシ51を覆い、一部がメインシヤーシ5
1を取り囲むような形状をしている。そして、締
結部材59でメインシヤーシ51に取り付けられ
ている。すなわち、センターキヤビネツト50と
メインシヤーシ51とは空間部を挟んだ2層構造
となつている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 カセツトテープレコーダ、特にヘツドホンステ
レオは軽量、小型および低コストが生命である。
しかしながら、上記した従来のヘツドホンステレ
オでは、軽量化、小形化も限界にきており、さら
なる軽量化、小形化を進めるに当たり、構造自体
の見直しが必要となつてきた。
(ニ) 課題を解決するための手段およびその作用 請求項1記載の考案では、リールギア、フライ
ホイールなどのテープ走行メカニズム構成部品が
取り付けられ、平面面積がカセツトテープのそれ
よりも小さいメインシヤーシと、このメインシヤ
ーシよりも低比重の材質から形成されたセンター
キヤビネツトとを備え、上記メインシヤーシと上
記センターキヤビネツトとを双方の主面がほぼ同
一平面となるように連結し、カセツトテープを上
記メインシヤーシおよびセンターキヤビネツトの
双方の主面にまたがつて載置して収納する構成と
したものである。
又、請求項2記載の考案では、請求項1記載の
カセツトテープレコーダにおいて、センターキヤ
ビネツトはメインシヤーシのカセツトホルダーを
配置する一辺を除く少なくとも三辺の周囲を取り
囲む構造とするものである。
さらに、請求項3記載の考案では、請求項1記
載のカセツトテープレコーダにおいて、上記メイ
ンシヤーシと上記センターキヤビネツトは部分的
に重合させて該重合部分を締結部材を用いて連結
するものである。
そして、上記請求項1記載の考案によれば、メ
インシヤーシの平面面積をカセツトテープのそれ
より小さくし、その小さくした分を、メインシヤ
ーシよりも低比重の材質から形成するセンターキ
ヤビネツトにより補うことによつて、平面面積が
カセツトテープのそれより大きいメインシヤーシ
を用いるものに比較しカセツトテープレコーダ全
体の軽量化を図れる。しかも、メインシヤーシと
センターキヤビネツトとを双方の主面がほぼ同一
平面となるように連結したことにより、メインシ
ヤーシとセンターキヤビネツトとを2層構造ない
し段状構造にする必要がなく、カセツトテープレ
コーダの薄型化が図られる。
又、請求項2記載の考案によれば、上記請求項
1記載の考案における作用に加え、構造の簡素化
を図ることもできる。
さらに、請求項3記載の考案によれば、上記請
求項1記載の考案における作用に加え、メインシ
ヤーシとセンターキヤビネツトとの連結を強固な
ものにして、完成品として堅牢なものを提供でき
ることになる。また、センターキヤビネツトをそ
の上面の少なくとも一部がメインシヤーシのカセ
ツトテープ載置面と同一高さになるようにしてメ
インシヤーシに締結したことにより、センターキ
ヤビネツトの薄型化および軽量化を図る。
(ホ) 実施例 以下、図に示す1実施例に基づいてこの考案を
詳述する。なお、この考案はこれによつて限定さ
れるものではない。
第4図においては、1はヘツドホンステレオH
のメインシヤーシであり、これにはフライホイー
ル、リールギアなどの、ヘツドホンステレオHの
動作に必要な各部品が取り付けられている。メイ
ンシヤーシ1の平面面積はカセツトテープ14の
それよりも小さくされている。またメインシヤー
シ1の材質は、ステンレス鋼、炭素鋼、アルミニ
ウムなどの金属である。メインシヤーシ1の左縁
から前縁左部までは、絞り加工により低段部1a
とされ、その低段部1aに3つのネジ穴1bが設
けられている。
2はカセツトホルダー、3はカセツトアングル
である。10はセンターキヤビネツトであり、メ
インシヤーシ1の材質よりも低比重のプラスチツ
クから構成されている。センターキヤビネツト1
0はメインシヤーシ1の前縁および左右両縁を取
り囲む平面略コ字状の形状をしている。センター
キヤビネツト10には、その左部から前部にかけ
て、内側へ張り出した水平部10aが設けられて
いる。この水平部10aには、メインシヤーシ1
のネジ穴1aに対応する3つのネジ穴10bが設
けられている。
9は締結部材としてのビスでり、メインシヤー
シ1とセンターキヤビネツト10とを締結する働
きをする。すなわち、メインシヤーシ1にセンタ
ーキヤビネツト10を装着した後、両者をビス9
で締結する。
このようにして組み立てられた形態を第1図〜
第3図に示す。第3図からわかるように、メイン
シヤーシ1の低段部1aの上にセンターキヤビネ
ツト10の一部を載せた状態で、両者はビス9に
より締結されている。また、第2図からわかるよ
うに、メインシヤーシ1のカセツトテープ載置面
(主面)Pとセンターキヤビネツト10の上面
(主面)Qとはほぼ同一平面即ちほぼ同一高さに
されており、カセツトテープ14をメインシヤー
シ1およびセンターキヤビネツト10の双方の面
にまたがつて載置しても何等支障を来すことはな
い。
ここのヘツドホンステレオHは、第5図〜第7
図に示した従来例1のヘツドホンステレオに比べ
て、メインシヤーシの一部がセンターキヤビネツ
トに置き換わつた形態となつている。また、第8
図〜第10図に示した従来例2のヘツドホンステ
レオに比べて、2層になつているのはメインシヤ
ーシとセンターキヤビネツトとの締結部分だけで
ある。
かくして、このヘツドホンステレオHによれ
ば、メインシヤーシ1の平面形状をカセツトテー
プ14のそれより小さくするとともに、センター
キヤビネツト10をメインシヤーシ1よりも低比
重の材質から形成したことにより、メインシヤー
シ1の平面形状の小形化とセンターキヤビネツト
10の軽量化とが実現した。また、センターキヤ
ビネツト10を、その上面の少なくとも一部がメ
インシヤーシ1のカセツトテープ載置面と同一高
さになるようにしてメインシヤーシ1に締結した
ことにより、センターキヤビネツト10の薄型化
および軽量化が実現した。
重量低減量は次のように概算することができ
る。重量低減量≒S1(ρ1t1−ρ2t2)−S2ρ2t2ここで
、 S1:メインシヤーシをセンターキヤビネツトに
置き換えた部分の面積(メインシヤーシと重
複していないセンターキヤビネツトの部分の
面積) S2:メインシヤーシとセンターキヤビネツトの
重なつた部分の面積 t1:メインシヤーシの板厚 t2:センターキヤビネツトの板厚 ρ1:メインシヤーシの比重 ρ2:センターキヤビネツトの比重 上式から、メインシヤーシとセンターキヤビネ
ツトの比重の差が大きいほど、重量低減量は大き
いことがわかる。また、センターキヤビネツトの
板厚が薄いほど、メインシヤーシとセンターキヤ
ビネツトとの重なり部分が小さいほど、重量低減
量は大きいことがわかる。
かくして、このヘツドホンステレオHによれ
ば、軽量化および小形化が可能となる。
(ヘ) 考案の効果 以上のように請求項1記載の考案にあつては、
メインシヤーシの平面面積をカセツトテープのそ
れより小さくし、その小さくした分を、メインシ
ヤーシよりも低比重の材質から形成するセンター
キヤビネツトにより補うことによつて、平面面積
がカセツトテープのそれより大きいメインシヤー
シを用いるものに比較しカセツトテープレコーダ
全体の軽量化を図れる。しかも、メインシヤーシ
とセンターキヤビネツトとを双方の主面がほぼ同
一平面となるように連結したことにより、メイン
シヤーシとセンターキヤビネツトとを2層構造な
いし段状構造にする必要がなく、カセツトテープ
レコーダの薄型化が図られる。さらに、メインシ
ヤーシにリールギア、フライホイールなどのテー
プ走行メカニズム構成部品が取り付けられるた
め、メインシヤーシよりも低比重の材質により形
成したセンターキヤビネツトには、特にテープ走
行メカニズム構成部品を取り付ける必要がなく、
強度面から厚みを増加させることもなく、カセツ
トテープレコーダの軽量化、薄型化および小型化
をより効果的に図ることができる。
又、請求項2記載の考案にあつては、センター
キヤビネツトの構造を、メインシヤーシのカセツ
トホルダーを配置する一辺を除く少なくとも三辺
の周囲を取り囲む構造としたことにより、カセツ
トテープレコーダの軽量化、薄型化および小型化
に加え、構造の簡素化を図ることができる。
さらに、請求項3記載の考案にあつては、メイ
ンシヤーシとセンターキヤビネツトとを部分的に
重合させて該重合部分を締結部品を用いて連結し
たことにより、メインシヤーシとセンターキヤビ
ネツトとの一体化を強固なものにできるので、双
方の主面どうしの間に段差が生じてカセツトテー
プの載置に支障を来すということがなく、カセツ
トテープレコーダの軽量化、薄型化および小型化
に加え、完成品として堅牢なものを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の1実施例を示す。
すなわち、第1図は要部の平面図、第2図は第1
図の−線に沿う断面図、第3図は第1図の
−線に沿う断面図、第4図は要部分解斜視図で
ある。第5図〜第7図は従来例1を示す。すなわ
ち、第5図は要部の平面図、第6図は第5図の
−線に沿う断面図、第7図は第5図の−線
に沿う断面図である。第8図〜第10図は従来例
2を示す。すなわち、第8図は要部の平面図、第
9図は第8図の−線に沿う断面図、第10図
は第8図の−線に沿う断面図である。第11
図は従来の一般的なヘツドホンステレオの全体斜
視図、第12図はその分解斜視図である。 1……メインシヤーシ、1a……低段部、1b
……ネジ穴、9……ビス(締結部材)、10……
センターキヤビネツト、10a……水平部、10
b……ネジ穴、14……カセツトテープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 リールギア、フライホイールなどのテープ走
    行メカニズム構成部品が取り付けられ、平面面
    積がカセツトテープのそれよりも小さいメイン
    シヤーシと、このメインシヤーシよりも低比重
    の材質から形成されたセンターキヤビネツトと
    を備え、 上記メインシヤーシと上記センターキヤビネ
    ツトとを双方の主面がほぼ同一平面となるよう
    に連結し、 カセツトテープを上記メインシヤーシおよび
    センターキヤビネツトの双方の主面にまたがつ
    て載置して収納する構成としたことを特徴とす
    るカセツトテープレコーダ。 2 上記センターキヤビネツトはメインシヤーシ
    の少なくとも三方を取り囲む構造をなすと共に
    内方に張り出す水平部を有し、この水平部とメ
    インシヤーシの水平部とを双方の主面がほぼ同
    一平面となるように連結してなる請求項1記載
    のカセツトテープレコーダ。 3 上記メインシヤーシと上記センターキヤビネ
    ツトとを部分的に重合させ、該重合部分を締結
    部材を用いて連結してなる請求項1記載のカセ
    ツトテープレコーダ。
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JPH046897U JPH046897U (ja) 1992-01-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6161698B2 (ja) * 1980-12-11 1986-12-26 Nippon Electric Co

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JPS6161698U (ja) * 1984-09-25 1986-04-25

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JPS6161698B2 (ja) * 1980-12-11 1986-12-26 Nippon Electric Co

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