JPH0535445Y2 - - Google Patents

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JPH0535445Y2
JPH0535445Y2 JP9866585U JP9866585U JPH0535445Y2 JP H0535445 Y2 JPH0535445 Y2 JP H0535445Y2 JP 9866585 U JP9866585 U JP 9866585U JP 9866585 U JP9866585 U JP 9866585U JP H0535445 Y2 JPH0535445 Y2 JP H0535445Y2
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JP
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bobbin
core
gap
back core
magnetic head
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気ヘツドに関し、特にボビンの一端
に搭載されるバツクコアとボビンに装着されるフ
ロントコアとの間に0.1mm程度のバツクギヤツプ
が形成された磁気ヘツド用ボビンに関する。
(従来技術) 従来提案されているこの種の磁気ヘツドを第5
図および第6図に示して説明する。両端につば2
を有するボビン3の片端下側に、端子ピン4を備
えた端子台部分5が形成され、ボビン中空部にフ
ロントコア6の中央脚7が挿入されるとともに、
前記端子台部分5の上にフロントコアの両側脚
8,9および前記中央脚7の後端部が載置され、
さらにこのフロントコア6の後端部上に両面テー
プ10を介してバツクコア11が貼り付けられて
いる。12は磁気ヘツドの磁気ギヤツプ、14は
コイルである。フロントコア6の後端部とバツク
コア11との間は両面テープの厚さ分に相当する
バツクギヤツプ、通常は0.1mmのギヤツプtが形
成される。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の磁気ギヤツプでは、バツクコア
の貼り付け作業に熟練を要し、作業能率が悪く、
コア組立工程の自動化も難しく、また両面テープ
による貼り付けのため、磁気ヘツドの製造工程中
の移動あるいはモールド工程の際にバツクコアが
はがれるなどの欠点があり、さらに両面テープで
は作業者によるバツクコアの押し付け具合等によ
りバツクコアが浮いたりしてバツクコアとフロン
トコアの間のバツクギヤツプが一定しないという
不具合があつた。
また従来の構造では、フロントコアが抵抗なく
ボビン中空部に挿入されるように、第7図の断面
図に示す如く、ボビン3の中空部13の内側寸法
はフロントコアの中央脚7の外形寸法よりやや大
きめに形成されているが、この構造ではフロント
コアの中央脚7をボビン中空部13の内側面に一
定して保持できない、例えば第7図の中空部内側
のA面に密着保持することができず、この点でも
バツクギヤツプを0.1mmで精度よく確保するのが
難しく、これがインピーダンスのばらつきにつな
がり、製品の歩留りを悪化させる原因となつてい
た。
本考案は、上述した従来の欠点をなくし、前述
のバツクギヤツプを精度よく保ち得、また磁気ヘ
ツドへの組み付けの作業性がよく組み付け工程の
自動化が可能な磁気ヘツド用ボビンを提供するこ
とを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、一端にバツクコア搭載部を備えたボ
ビンの中空部にフロントコアの中央脚部を挿入
し、前記バツクコア搭載部にバツクコアを固着し
た磁気ヘツドにおいて、前記ボビンの他端からボ
ビン長さの過半分にわたりボビン中空部のバツク
コア搭載側と反対側の内側面部分に、前記フロン
トコアの中央脚部に対して隙間を形成し、それ以
外の中空部分を前記中央脚部が圧入される如く該
中央脚部とほぼ同形状に形成し、これによつて前
記フロントコアの中央脚部の片側面と前記ボビン
中空部の片側内面が密着するように、さらに前記
バツクコアの搭載面と前記フロントコアの中央脚
部の片側面との間にわずかのバツクギヤツプがで
きるように前記ボビンのバツクコア搭載部の高さ
位置を設定して成るものである。
(実施例) 以下、本考案を、図面を参照しながら、実施例
について説明する。
第3図は本考案の実施例に係るボビン3の斜視
図である。また第2図は本考案のボビンを用いた
磁気ヘツドの側面図、第1図は本考案の実施例の
側面断面図である。これらの図を参照すれば、本
考案のボビン3は、端子ピン側のつば2の軸線方
向外端面に、バツクコア11を載せる一対の張出
部(バツクコア搭載部)15,16が形成され、
この張出部の下側に端子ピン4を備えた端子台5
が一体に成形されている。第3図の符号Bで示す
面が前記張出部15,16のバツクコア搭載面で
あり、この面はボビン3の中空部の内側面Aより
も所定の微少距離t、例えば0.1mmだけ高くなつ
ている。端子台5は一対の張出部15,16より
さらに側方へ突出し、その上面即ち同図の符号D
で示す面がフロントコアの両側脚8,9の後端が
載置される面である。第6図とほぼ同様にフロン
トコアの中央脚7がボビン3の一方のつば2側か
らボビン中空部に挿入され、コイル14が装着さ
れたボビン3をその両外側からはさむようにフロ
ントコアの両側脚8,9が組み付けられてその後
端が端子台5のフロントコア載置面Bに接触し、
さらに前記張出部15,16のバツクコア搭載面
Bにバツクコア11が載置されかつ瞬間接着剤で
固定されて磁気ヘツドが構成される。
第4図は本考案に係るボビン3の拡大断面図で
ある。ボビン3の中空部13は、磁気ヘツド前部
側から後方へ大略過半分の長さbにかけて、バツ
クコア11の搭載側と反対側の内側面13aが、
該中空部に挿入されるフロントコアの中央脚7に
対してわずかな隙間Cが生じるように形成されて
いる。これに対しボビン中空部13の後部側は、
フロントコアの中央脚7が圧入等にり緊密に嵌合
するように該中央側とほぼ同寸法(d)に形成され
る。なお、ボビン中空部13の後部の緊密な嵌合
部と隙間Cのある部分との間は角のある段差が生
じないようになだらかな傾斜面13bでつながれ
るか、あるいは第1図の実施例のように隙間Cの
部分の全体を傾斜面で形成してもよい。
このような構成により、ボビン3の中空部13
にフロントコア6の中央脚7を隙間Cのある側か
ら挿入する際、この隙間Cのために中央脚7の挿
入が容易であるとともに、後方が緊密な嵌合状態
となるのでボビン中空部の隙間Cと反対側の内側
面つまり第1図、第4図のA面とフロントコア中
央脚7とが密着し、これによつてコア中央脚7が
安定しかつバツクコア11との間に精度のよい寸
法t(0.1mm)のバツクギヤツプが形成される。隙
間Cはコアの挿入を容易にするためであるから実
際にはわずかであり、具体的には約0.1mm程度で
よい。隙間長さbは、ボビン3の両つば1,2の
間隔をaとすれば、(2/3)a〜(3/4)aが適当
である。これが(1/2)a以下ではコアの挿入が
困難であり、また(3/4)aを超すとフロントコ
アの安定がやや悪くなるのが確かめられた。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、ボビンと
これに挿入されるコアとの密着度のばらつきが排
除され、これに伴つてインピーダンスのばらつき
が小さくなつた。また従来のように両面テープで
バツクコアを貼り付ける方式では作業者の押し付
け方によりバツクコアが浮いたりする不具合があ
つたが、本考案では瞬間接着剤でボビンに直接接
着するので工程間の移動中あるいはモールド工程
でのバツクコアの剥れがなくなり歩留りが向上し
た。バツクコアはボビンの張出部の上面に密着さ
せればよいので作業が非常に容易であり、コア組
立工程の自動化が可能になるなど多くの利点が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る磁気ヘツドの側
面断面図、第2図は本考案の実施例の側面図、第
3図は本考案に係るボビンの斜視図、第4図は第
3図に示すボビンの拡大側面断面図、第5図は従
来の磁気ヘツドの側面図、第6図は従来の磁気ヘ
ツドの斜視図、第7図は第5図の従来例の側面断
面図である。 3……ボビン、5……端子台、6……フロント
コア、7……中央脚、8,9……側部、11……
バツクコア、13……ボビン中空部、13a……
隙間のあるボビン内側面、15,16……張出
部、A……密着するボビン内側面、B……バツク
コア搭載面、C……隙間、t……バツクギヤツ
プ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端にバツクコア搭載部を備えたボビンの中空
    部にフロントコアの中央脚部を挿入し、前記バツ
    クコア搭載部にバツクコアを固着した磁気ヘツド
    において、前記ボビンの他端からボビン長さの過
    半分にわたりボビン中空部のバツクコア搭載側と
    反対側の内側面部分に、前記フロントコアの中央
    脚部に対して隙間を形成し、それ以外の中空部分
    を前記中央脚部が圧入される如く該中央脚部とほ
    ぼ同形状に形成し、これによつて前記フロントコ
    アの中央脚部の片側面と前記ボビン中空部の片側
    内面が密着するようにし、さらに前記バツクコア
    の搭載面と前記フロントコアの中央脚部の片側面
    との間にわずかのバツクギヤツプができるように
    前記ボビンのバツクコア搭載部の高さ位置を設定
    したことを特徴とする磁気ヘツド用ボビン。
JP9866585U 1985-06-28 1985-06-28 Expired - Lifetime JPH0535445Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9866585U JPH0535445Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP9866585U JPH0535445Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Publication Number Publication Date
JPS627609U JPS627609U (ja) 1987-01-17
JPH0535445Y2 true JPH0535445Y2 (ja) 1993-09-08

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