JPH0535439A - 発光ダイオードの切換表示方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント板に実装された発光ダイオードから
なる表示部の表示方式に関し、多くのアラーム情報を少
ない表示部で表示することを目的とする。 【構成】 ２分された二つのアラーム情報群の中の何れ
か一つをスイッチ２の制御で選択し、この選択結果を前
記表示部11〜25に表示するセレクタ３と、前記表示部11
〜25に表示中のアラーム情報群の論理和を演算するＯＲ
ゲート5aと、前記表示部11〜25に表示せざるアラーム情
報群の論理和を演算するＯＲゲート5bと、前記ＯＲゲー
ト5aとＯＲゲート5bとの出力の中、前記表示部11〜25が
表示せざるアラーム情報群側を前記スイッチ２の制御で
選択するセレクタ４と、該セレクタ４の出力を表示する
表示部26とを設け、全てのアラーム情報群を前記表示部
11〜25に表示できるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の発光ダイオード
からなる表示部の表示方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】以下において、図３〜図４をもちいて従
来例を説明する。図中、1a,1b はプリント板、5a〜5dは
ＯＲゲート、11〜26は発光ダイオードを用いた表示部、
30,31はコネクタである。

【０００３】発光ダイオードを用いた複数の表示部11〜
26を使用する装置において、発光ダイオードに例えばア
ラーム情報等を表示させる場合、各アラーム情報に各々
発光ダイオードを使用するため、表示部の数は各アラー
ム情報数を必要となる。

【０００４】しかし、図４に示すように、例えばコネク
タ30,31 を介して外部回路と接続されるプリント板1a、
1b上の発光ダイオードの実装領域には制限があり、実装
可能数以上のアラーム情報を表示する場合、図３に示す
ように例えば一つの表示部11を複数のアラーム情報（ア
ラーム１とアラーム２、又は２つ以上のアラーム）をＯ
Ｒゲート5aを介して共有することにより発光ダイオード
の数を減らすようにしたり、又は図４のようにプリント
板1a, 1bの二枚組とすることにより表示部の数を多くし
対処している。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従って、従来例のよう
に表示部を複数のアラーム情報で共有した場合には、ど
のアラーム情報で表示されているのか特定出来ないとい
う課題がある。

【０００６】本発明は、多くのアラーム情報を少ない表
示部で表示することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明では、複数のアラーム情報を２分して二つのア
ラーム情報群を形成し、前記アラーム情報群の一つを表
示部11〜25に表示するものにおいて、前記アラーム情報
群の何れか一つをスイッチ２の制御で選択し、この選択
結果を前記表示部11〜25に表示するセレクタ３と、前記
表示部11〜25に表示中のアラーム情報群の論理和を演算
するＯＲゲート5aと、前記表示部11〜25に表示せざるア
ラーム情報群の論理和を演算するＯＲゲート5bと、前記
ＯＲゲート5aとＯＲゲート5bとの出力の中、前記表示部
11〜25が表示せざるアラーム情報群側を前記スイッチ２
の制御で選択するセレクタ４と、該セレクタ４の出力を
表示する表示部26とを設け、前記表示部26が表示された
場合は、前記スイッチ２の切り換えを行うことにより、
全てのアラーム情報群を前記表示部11〜25に表示できる
ように構成する。

【０００８】

【作用】本発明は図１に示すごとく、複数のアラーム情
報を２分して二つのアラーム情報群を形成し、この一つ
のアラーム情報群の論理和をＯＲゲート5aで求め、又、
他のアラーム情報群の論理和をＯＲゲート5bで求め、更
に前記のＯＲゲート5aとＯＲゲート5bの出力の選択をセ
レクタ４においてスイッチ２の切り換えにて行い、該選
択結果を表示部26に表示するようにしている。

【０００９】従って、前記表示部26が表示された場合、
前記スイッチ２の切り換えを行うことにより、前記表示
部11〜25に全てのアラーム情報を表示することができ
る。

【００１０】

【実施例】以下、図１と図２にては本発明の実施例を説
明する。図１に回路を示し、図２に実装を示す。図中、
１はプリント板、２はスイッチ、３，４はセレクタ、5
a,5b はＯＲゲート、６はインバータ、また11〜26は表
示部( 発光ダイオード) 、Ｒは抵抗器である。

【００１１】図１と図２は、アラーム情報としてのアラ
ーム１〜アラーム30を表示部11〜25で表示するようにし
たものである。つまり、30個のアラーム情報をアラーム
１〜アラーム15（ページ１）とアラーム16〜アラーム30
（ページ２）の２つのページに分けることによって、15
個の表示部11〜25にて表示できるようにしている。

【００１２】尚、スイッチ２を開閉し切り換えることに
よりセレクタ３を制御し、ページ１のアラーム情報とペ
ージ２のアラーム情報の選択を行い、選択されたアラー
ム情報により表示部11〜表示部25をオン又はオフにして
いる。

【００１３】又、ＯＲゲート5aによりページ１の各アラ
ーム情報の論理和を、またＯＲゲート5bによりページ２
の各アラーム情報の論理和をそれぞれとり、それぞれの
ページで一つでも表示部11〜25を点灯させるアラーム情
報があると、ＯＲゲート5a或いはＯＲゲート5bから該ア
ラーム情報を出力するようにし、インバータ６を介して
制御されるセレクタ４はセレクタ３と逆選択を行うよう
にし、セレクタ４を用いてセレクタ３で選択されていな
いページを選択することによって、現在表示されていな
いページにおいて１つでも表示部11〜25を点灯させるア
ラーム情報があれば表示部26が点灯するので、アラーム
１〜アラーム30の全部のアラーム情報を知ることが可能
になる。

【００１４】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、発光ダイオードの実装領域に制限があるプリン
ト板において、発光ダイオード実装可能数以上のアラー
ム情報の表示が可能となり、装置への実装スペースを不
要にすることにより小型化を可能にする。

【００１５】従って、実装部品の数が減少することによ
りコストの削減の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例の回路を示す図である。

【図２】 本発明のプリント板の実装方式の一実施例を
示す図である。

【図３】 従来のプリント板の表示回路の一例を示す図
である。

【図４】 従来のプリント板の実装方式の一例を示す図
である。

【符号の説明】

１はプリント板 ２はスイッチ 5a、5bはＯＲゲート ３、４はセレクタ 11〜25および26は表示部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 複数のアラーム情報を２分して二つのア
   ラーム情報群を形成し、前記アラーム情報群の一つを表
   示部(11 〜25) に表示するものにおいて、 前記アラーム情報群の何れか一つをスイッチ(2) の制御
   で選択し、この選択結果を前記表示部(11 〜25) に表示
   するセレクタ(3)と、 前記表示部(11 〜25) に表示中のアラーム情報群の論理
   和を演算するＯＲゲート(5a)と、 前記表示部(11 〜25) に表示せざるアラーム情報群の論
   理和を演算するＯＲゲート(5b)と、 前記ＯＲゲート(5a)とＯＲゲート(5b)との出力の中、前
   記表示部(11 〜25) が表示せざるアラーム情報群側を前
   記スイッチ(2) の制御で選択するセレクタ(4)と、 該セレクタ(4) の出力を表示する表示部(26)とを設け、 前記表示部(26)が表示された場合は、前記スイッチ(2)
   の切り換えを行うことにより、全てのアラーム情報群を
   前記表示部(11 〜25) に表示できるようにしたことを特
   徴とする発光ダイオードの切換表示方式。