JPH0535377Y2 - - Google Patents

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JPH0535377Y2
JPH0535377Y2 JP6467287U JP6467287U JPH0535377Y2 JP H0535377 Y2 JPH0535377 Y2 JP H0535377Y2 JP 6467287 U JP6467287 U JP 6467287U JP 6467287 U JP6467287 U JP 6467287U JP H0535377 Y2 JPH0535377 Y2 JP H0535377Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数のレーザビームを平行に走査し
て感光体を露光するレーザビームプリンタ等の画
像出力装置に関し、特に出力画像の位置の制御を
行う画像書き出し位置制御装置に関する。
〔従来の技術〕
レーザビームプリンタ等のレーザビームを使用
した画像出力装置においては、レーザビームによ
り感光体を露光して静電潜像を形成し、これを現
像することにより画像を形成するようにしてい
る。
1本のレーザビームを使用した従来のレーザビ
ームプリンタのスキヤナ装置の概略を第8図に示
す。
レーザ21からの一本のレーザビームは、コリ
メートレンズ22より平行光とされた後にミラー
23で反射されて回転多面鏡24に照射される。
回転多面鏡24からの反射光は、fθレンズ25を
介して感光体26に照射される。第8図に示すス
キヤナ装置においては、右回りの回転多面鏡24
によつてレーザビームが左から右に走査されるの
で、感光体26の左端に相当する位置にミラー2
7及び走査開始センサ28を設け、1走査毎の基
準信号すなわち走査開始信号SOSを得ている。そ
して、画像の書き出し要求信号PRQが送られて
きた後に、走査開始信号SOSに同期して画像の書
き出しを開始している。
一般に、書き出し要求信号PRQは、感光体2
6上のトナー像を転写する用紙が所定の位置に送
られた時点で発生するため、第9図のタイミング
チヤートに示すように、書き出し要求信号PRQ
は走査開始信号SOSに対して非同期の信号とな
る。この書き出し要求信号PRQがハイレベルに
なつた後に、走査開始信号SOSを所定の数だけカ
ウントしてから画像情報によりレーザ21を変調
して感光体26を露光して、感光体26上に静電
潜像を形成する。このとき、その書き出し位置の
ずれは、第9図から判るように、最悪の場合でも
走査開始信号SOSの1周期分、すなわち画像の1
ライン分以内である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、レーザビームが1本である場合
は、書き出し位置のずれを1ライン分以内に抑え
ることができるが、復数本のレーザビームにより
同時に走査露光する場合には問題が生じる。
例えば、特開昭51−90826号公報、特開昭54−
66131号公報、特開昭56−137769号公報等に記載
されているような、N(但し、Nは2以上の整数)
本のレーザビームを平行に走査し、同時に感光体
を露光するレーザビームプリンタでは、N本の走
査線を同時に形成することができる。したがつ
て、レーザビームが1本の場合に比べて感光体の
回転速度をN倍にしてプリント速度を速くするこ
とができる。しかしこの場合、画像の書き出し位
置の制御が従来の方式のままでは、レーザビーム
の位置はN本の走査線毎に1回しか検出されない
ので書き出し位置のずれもN倍になつてしまう。
この書き出し位置のずれは、単色のプリンタで
はあまり問題にならないが、特に複数の色画像を
重ね合わせてカラー画像を出力するようなカラー
プリンタにおいては大きな問題になる。すなわ
ち、位置のずれはそのまま色のズレとなるので非
常に目立ち易く、画質を大幅に劣化させることに
なる。
本考案は、上述の問題点を解決するために案出
されたものであつて、走査開始信号と書き出し要
求信号の時間上の相対関係を判定し、レーザを変
調する画像信号の順番を切り換えることにより、
複数のレーザビームを用いるプリンタにおいて
も、画像の書き出し位置のずれが増加しないよう
にすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の画像書き出し位置制御回路は、前記目
的を達成するため、N本のレーザビームを同時に
走査するレーザスキヤナにおいて、画像情報を
2Nライン分蓄えるラインバツフアメモリと、画
像の書き出し要求信号と前記レーザビームの走査
位置を示す走査開始信号との時間的な相対関係を
判定する手段と、この判定結果に基づき前記ライ
ンバツフアメモリの動作順序を切り換える手段
と、前記ラインバツフアメモリからNチヤンネル
分の画像情報を並列的に読み出し前記N本のレー
ザビームをそれぞれ変調する出力回路を設けたこ
とを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、N本のレーザビームを走査す
るに際し、例えば、メモリ等から読み出された画
像情報でそのままレーザビームを変調するのでは
なく、画像情報を一旦ラインバツフアメモリに
2Nライン分蓄える。そして、画像の書き込みの
際には、画像の書き出し要求信号と前記レーザビ
ームの走査位置を示す走査開始信号との時間的な
相対関係を判定し、この判定結果に基づいて、ラ
インバツフアメモリの動作順序を切り換えるよう
にする。
例えば、2本のレーザビームの場合、走査開始
信号間の前半に書き出し要求信号が存在するとき
は、次に入力した走査開始信号に同期にラインバ
ツフアメモリから画像情報を出力し、走査開始信
号間の後半に書き出し要求信号が存在するとき
は、次の次に入力した走査開始信号に同期してラ
インバツフアメモリから画像情報を出力する。
これにより、画像の書き出し要求信号が入力し
てから実際に書き込みが行われるまでの時間のバ
ラツキは必ず1ライン内に収まる。したがつて、
画像の書き出し位置のずれは最悪の場合でも1ラ
イン分以内に抑えられる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本
考案の特徴を具体的に説明する。
本考案実施例の画像書き出し位置制御回路の構
成を第1図に示す。なお、本実施例ではレーザビ
ームが2本の場合について説明する。また、第2
図は感光体上のレーザビームの軌跡を示す説明
図、第3図は画像書き出し位置制御回路の動作を
示すタイミングチヤートである。
まず、第1図に示す回路の概略について説明す
る。
図において、1,2はレーザを示し、これらの
レーザ1,2はマルチチヤンネルデータ出力装置
3の出力経路CH1及び出力経路CH2からの信
号によつて同時に変調される。これらの変調は、
レーザビームが感光体9に入射することを検出す
る走査開始センサ4からの走査開始信号SOSに同
期して行われる。すなわち、走査開始信号SOSは
信号発生器5に供給されており、同信号発生器5
において第3図に示されるように走査開始信号
SOSに同期したライン信号Line及びページ信号
Pageを発生する。そして、これらのライン信号
Line、ページ信号Pageは画像処理装置6に供給
され、画像処理装置6内に設けられたページメモ
リ61の内容がメモリ制御回路62により読み出
されてラインデータLDとしてマルチチヤンネル
データ出力装置3に供給される。そして、ライン
データLDは、マルチチヤンネルデータ出力装置
3において後述する所定の順序に配列されたのち
レーザ1,2に供給される。
レーザ1,2からの2本のレーザビームは、回
転多面鏡(図示せず)により偏向され第2図に示
すように感光体9表面上を左から右に1対になつ
て走査する。図において、○印間の実線はレーザ
1による走査を示し、×印間の破線はレーザ2に
よる走査を示す。
次に、マルチチヤンネルデータ出力装置3及び
その周辺回路の詳細について説明する。
マルチチヤンネルデータ出力装置3は、画像処
理装置6内に設けられたページメモリ61からの
画像の1ライン分のデータLDを蓄えるラインバ
ツフアメモリLB11,LB12,LB21,LB2
2を備えている。また、信号発生器5において、
走査開始センサ4の走査開始信号SOSから第3図
のタイミングチヤートに示すような、走査開始信
号SOSに同期し且つ2分の1の周期を有するライ
ン信号Lineを作り、マシンコントローラ7から
の書き出し要求信号PRQの入力を待つ。
第3図a,bは、書き出し要求信号PRQが入
力した後に、ただちに画像出力を開始する場合の
タイミングチヤートを示しており、書き出し要求
信号PRQの立ち上がりが、2つの走査開始信号
SOSの間の前半にある場合を第3図aに、また後
半にある場合を第3図bに示している。なお、図
において、ライン信号Lineに付記された1,2、
…の数値はライン番号を示し、ラインデータLD
に付記されたL1,L2、…ラインデータの内容
を、また、LB21,LB12、…はラインデータ
L1,L2、…が格納されるラインバツフアを示
している。
第3図a,bのどちらかの場合も、信号発生器
5において、書き出し要求信号PRQの立ち上が
り後のライン信号Lineの立ち下がりでページ信
号Pageを立ち上げ、これを画像処理装置6に送
つている。
画像処理装置6では、ページ信号Pageの立ち
上がりを確認した後、信号発生器5からのライン
信号Lineがハイレベルになるごとに、メモリ制
御回路62により順次1ライン分のラインデータ
LDを画像情報源としてのページメモリ61から
マルチチヤンネルデータ出力装置3に送り出す。
マルチチヤンネルデータ出力装置3において
は、第3図aのように、書き出し要求信号PRQ
の立ち上がりが2つの走査開始信号SOSの間の前
半にある場合は、走査開始信号SOSの中間でペー
ジ信号Pageが立ち上がり、1ラインのデータを
ラインバツフアメモリLB21,LB12,LB2
2,LB11の順に繰り返し読み込む。これと同
時に、出力経路CH2からラインバツフアメモリ
LB21,LB22のデータをこの順番で、また、
出力経路CH1からラインバツフアメモリLB1
2,LB11のデータをこの順番でシリアルデー
タに変換して出力する。このラインバツフアメモ
リLB21,LB12,LB22,LB11の切り換
えは、マルチチヤンネルデータ出力装置3内に設
けられた入力選択回路31、出力選択回路32,
33により行われる。
また、第3図bのように書き出し要求信号
PRQの立ち上がりが2つの走査開始信号SOSの
間の後半にある場合はラインバツフアメモリLB
11,LB21,LB12,LB22の順にライン
データLDを読み込み、出力経路CH1にラインバ
ツフアメモリLB11,LB12の順で出力し、出
力経路CH2にラインバツフアLB21,LB22
の順で同様に出力する。
この書き出し要求信号PRQと走査開始信号
SOSとの相対的な関係の判別は、第1図に示され
る相対関係判定回路8により行われる。すなわ
ち、相対関係判定回路8には、走査開始センサ4
からの走査開始信号SOS、マシンコントローラ7
からの書き出し要求信号PRQ及びリセツト信号
RSTが供給され、書き出し要求信号PRQと走査
開始信号SOSとの相対関係に応じて2値的に変化
する相対関係判定信号RRSが出力され、マルチ
チヤンネルデータ出力装置3に供給される。この
相対関係判定回路8の詳細については、後述す
る。
ここで、第3図a,bにおいて画像信号の第1
ラインのデータL1が書き込まれる位置は、いず
れも書き出し要求信号PRQを基準として2〜3
ラインの間の1ライン分となつている。すなわ
ち、書き出し要求信号PRQに対する実際の書き
出し位置のズレは最大1ラインということにな
る。
次に、書き出し要求信号PRQの立ち上がり後
に、ライン信号Lineを1つカウントしてからペ
ージ信号Pageを立ち上げた場合のタイミングチ
ヤートを第3図c,dに示す。
この場合も第3図a,bの場合と同様に、書き
出し要求信号PRQの立ち上がりが走査開始信号
SOS間の何処にあるかによつてラインバツフア
LB11,LB12,LB21,LB22の順番を切
り換える。これにより、第3図c,dのいずれの
場合も、第1ラインのデータL1が書き込まれる
位置は、書き出し要求信号PRQを基準として3
〜4ラインの間の1ライン分に入つている。
更に、ライン信号LineをN回カウントする場
合を考えてみても、Nが偶数の場合には第3図
a,bの状態に、また、Nが奇数の場合には第3
図c,dのいずれかに当てはまるため、第3図の
タイミングチヤートに示すように、走査開始信号
SOSと書き出し要求信号PRQの相対関係を判定
してラインバツフアメモリLB11,LB12,
LB21,LB22の動作の順番を切り換えてやれ
ば、2本のレーザビームを同時に走査して感材を
露光するようなレーザスキヤナにおいても、その
書き出し位置の誤差を1ライン以内に抑えること
ができる。
次に、書き出し要求信号PRQと走査開始信号
SOSとの相対関係を判定する相対関係判定回路8
の一例について、第4図を参照して説明する。
図に示すように、走査開始信号SOS(第5図a
参照)をトリガとする1シヨツトパルス発生器8
1により、走査開始信号SOSに同期し且つその周
期Tの半分の期間ハイレベルを保持する基準信号
Ref(第5図b参照)を生成し、D型フリツプフ
ロツプ82のデータ端子に入力する。そして、マ
シンコントローラ7からの書き出し要求信号
PRQをD型フリツプフロツプ82のクロツク端
子に供給し、その立ち上がりでD型フリツプフロ
ツプ82を動作させる。
このとき、書き出し要求信号PRQの立ち上が
りが第5図cのように走査開始信号SOSの周期の
前半であればD型フリツプフロツプ81の出力Q
は第5図dのようにハイレベルとなる。また、立
ち上がりが第5図eのように走査開始信号SOSの
周期の後半であればD型フリツプフロツプ81の
出力Qは第5図fのようにローレベルとなる。し
たがつて、D型フリツプフロツプ81の出力Qを
書き出し要求信号PRQと走査開始信号SOSとの
相対関係を示す相対関係判定信号RRSとして使
用することができ、この相対関係判定信号RRS
に基づいて、ラインバツフアメモリLB11,LB
12,LB21,LB22の順番を切り換えること
ができる。すなわち、マルチチヤンネルデータ出
力装置3において、この相対関係判定信号RRS
に基づき、ページ信号Page及びライン信号Line
に同期してラインバツフアメモリLB11,LB1
2,LB21,LB22の入力側及び出力側に設け
られた入力選択回路31及び出力選択回路32,
33を制御するとにより上述の切り換えが行われ
る。
また、複写作業が終了したら、マシンコントロ
ーラ7から、D型フリツプフロツプ82のクリア
端子にリセツトパルスが供給され、D型フリツプ
フロツプ82がクリアされる。
なお、画像処理装置6からマルチチヤンネルデ
ータ出力装置3に送られるラインデータLDは、
シリアル信号、パラレル信号のどちらでもよく、
データの転送速度に応じて使い分ければよい。
次に、本考案の画像書き出し位置制御装置をカ
ラー画像処出力装置に適用した例について説明す
る。
第6図は、3台のマルチビームレーザスキヤナ
10−1〜10−3を用いて構成したタンデム型
のレーザカラープリンタの概略を示す。
図において、11−1〜11−3は各色に対応
して設けられたドラム状の感光体を示し、各感光
体11−1〜11−3の周囲に通常の電子写真複
写機と同様に帯電器12−1〜12−3、現像器
13−1〜13−3、転写装置14−1〜14−
3、クリーニング装置15−1〜15−3等が配
置される。そして、各感光体11−1〜11−3
と各転写装置14−1〜14−3との間を用紙P
が順次通過するように用紙搬送装置16が設けら
れる。また、用紙Pの搬送経路途中に用紙検出器
17−1〜17−3が配設される。
用紙Pは、用紙搬送装置16によつて図の右か
ら左に一定の速度で搬送される。用紙搬送装置1
6の途中に設けた3つの用紙検出器17−1〜1
7−3は、用紙Pがそれぞれの感光体11−1〜
11−3に対して所定の位置に来たことを検知
し、書き出し要求信号PRQをそれぞれ対応する
マルチビームレーザスキヤナ10−1〜10−3
に送る。
現像器13−1〜13−3は、互いに異なる色
のトナー、例えば黄、マゼンタ、シアンにより、
感光体11−1〜11−3上の静電潜像を現像
し、この現像像が転写装置14−1〜14−3に
よつて用紙Pに順次写されていく。
上述の過程により各色の重ね合わせられカラー
画像が得られる。このような複数のレーザビーム
を平行に走査するスキヤナを用いた場合でも、本
考案の画像書き出し位置制御装置を併用すれば、
重ね合わせた画像の色ずれは最悪の場合でも1ラ
イン以内に抑えることができる。
なお、本考案は第6図のようにタンデム型のレ
ーザビームプリンタに限らず、1つのドラム上に
感光体に対して複数の現像器を備えた形式のレー
ザビームプリンタにおいても、複数のレーザビー
ムを同時に走査するものであれば全く同じ効果を
得ることができる。
また、同時に走査されるレーザビームの数は2
本に限らずそれ以上であつてもよい。
第7図a〜cは本考案を3本のレーザビームを
同時に走査するマルチビームレーザスキヤナに応
用した場合の基本的なタイミングチヤートを示
す。
構成的には第1図に示すブロツク図と略同様で
あるため図示は省略するが、レーザビームが3本
の場合は、出力経路が3チヤンネルになるためラ
インバツフアメモリを6ライン分設ける必要があ
る。第7図においては、これらのラインバツフア
メモリをLB11,LB12,LB13,LB21,
LB22,LB23,LB31,LB32,LB33
で示している。またこの場合、書き出し要求信号
PRQと走査開始信号SOSの相対関係を、第7図
a,b,cに示すように3つの領域で判定するよ
うになつている。
基本的な動作は前述の2チヤンネルの場合と同
じであり、ページ信号Page立ち上がり後のライ
ン信号Lineの立ち下がりの時点からラインデー
タLDをラインバツフアメモリに読み込む。その
順番は第7図に示すように、走査開始信号SOSと
書き出し要求信号PRQの関係により切り換えら
れる。例えば、二つの走査開始信号SOSの間を3
分割し、第7図aのように走査開始信号SOS間の
前期で書き出し要求信号PRQが立ち上がる場合
はラインバツフアメモリLB21から読み込み、
第7図bのように中期で立ち上がる場合はライン
バツフアメモリLB31から読み込み、また第7
図cに示すように後期で立ち上がる場合はライン
バツフアメモリLB11から読み込むことになる。
第7図からも判るように、3本のレーザビーム
を用いた場合でも、本考案の書き出し位置制御装
置を組み合わせれば、その画像の書き出し位置の
ずれを最悪でも1ライン以内に抑えることができ
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、N本のレ
ーザビームで同時に走査を行うスキヤナにおい
て、画像情報の2Nライン分をラインバツフアメ
モリ格納しておき、レーザビームの位置を示す走
査開始信号と書き出し要求信号の相対関係を判別
し、この判別結果に応じてラインバツフアメモリ
からの読み出し順序を制御するようにしている。
これにより、書き出し要求信号が供給されてから
実際に書き出しが行われる時間のズレ、すなわ
ち、画像の書き出し位置のずれを最悪の場合でも
1ライン以内に抑えることができる。したがつ
て、出力画像の位置を正確に決めることができ
る。特に、複数の画像を重ねて出力する場合、各
画像間に位置ずれが発生することがなく、品質の
高い画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の画像書き出し位置制御
回路のブロツク図、第2図は2本のレーザビーム
で感光体面を走査したときの説明図、第3図は第
1図に示す回路の動作を示すタイミングチヤー
ト、第4図は相対関係判定回路の一例を示す回路
図、第5図はこの相対関係判定回路の動作を示す
タイミングチヤート、第6図は3台の電子写真装
置をタンデム型に組み合わせたカラープリンタに
本考案を応用した例を示す概略図、第7図は3本
のレーザビームを用いるスキヤナに本考案を応用
した場合のタイミングチヤート、第8図はレーザ
ビームが1本の場合の従来のスキヤナの構成の概
略図、第9図は走査開始信号と書き出し要求信号
の相対関係を示すタイミングチヤートである。 1,2……レーザ、3……マルチチヤンネルデ
ータ出力装置、4……走査開始センサ、6……画
像処理装置、9……感光体、CH1,CH2……
出力経路、LB11,LB12,LB21,LB22
……ラインバツフアメモリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. N本のレーザビームを同時に走査するレーザス
    キヤナにおいて、画像情報を2Nライン分蓄える
    ラインバツフアメモリと、画像の書き出し要求信
    号と前記レーザビームの走査位置を示す走査開始
    信号との時間的な相対関係を判定する手段と、こ
    の判定結果に基づき前記ラインバツフアメモリの
    動作順序を切り換える手段と、前記ラインバツフ
    アメモリからNチヤンネル分の画像情報を並列的
    に読み出し前記N本のレーザビームをそれぞれ変
    調する出力回路を設けたことを特徴とする画像書
    き出し位置制御装置。
JP6467287U 1987-04-28 1987-04-28 Expired - Lifetime JPH0535377Y2 (ja)

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