JPH053514U - 垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケージ - Google Patents

垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケージ

Info

Publication number
JPH053514U
JPH053514U JP5056691U JP5056691U JPH053514U JP H053514 U JPH053514 U JP H053514U JP 5056691 U JP5056691 U JP 5056691U JP 5056691 U JP5056691 U JP 5056691U JP H053514 U JPH053514 U JP H053514U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
support pipe
cage
stay
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5056691U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2505298Y2 (ja
Inventor
祐助 中川
啓介 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP5056691U priority Critical patent/JP2505298Y2/ja
Publication of JPH053514U publication Critical patent/JPH053514U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2505298Y2 publication Critical patent/JP2505298Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pallets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステーの湾曲部を補強して曲げ加工による湾
曲部の凹みをなくし、製作費を上げることなくステーの
強度剛性および美観を向上させる。 【構成】 パレットを水平に支持するステーを、湾曲部
をパレット凹所に対応させてパレット両端を下方から支
持する一対の第1支持パイプ材と、両第1支持パイプ材
の両端に連結された一対の門形の第2支持パイプ材と、
両端が両第2支持パイプ材の上端に連結され、長手方向
両端寄りが上方に湾曲せしめられて両端湾曲部21aを
除く高所水平部分21bが上段ケージのパレット凹所に
挿入される第3支持パイプ材21とで構成し、少なくと
も各第1支持パイプ材および第3支持パイプ材21の内
部に丸パイプ材23を挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケージの改良に関し、特に 補強対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケージは、図7および図10 に示すように、パレットaと該パレットaを水平に支持するステーbとを備え、 該ステーbは、上記パレットaの長手方向両端を下方から支持する一対の第1支 持パイプ材c,cと、該両第1支持パイプ材c,cの各々の長手方向両端に連結 された一対の門形の第2支持パイプ材d,dと、長手方向両端が該両第2支持パ イプ材d,dの上端に連結された第3支持パイプ材eとから構成されている。
【0003】 ところで、垂直循環式駐車装置ではその高さが建築法規等によって制限されて いるため、上下方向の車両収容台数に限界がある。そこで、例えば実開昭64― 37851号公報に開示されているように(図7および図10参照)、パレット aの下面中央に長手方向に延びる凹所fを形成するとともに、ステーbの第3支 持パイプ材eの長手方向両端寄りを上方に湾曲させ、下段ケージのステーbの第 3支持パイプ材eの両端部分を除く高所水平部分e´を上段ケージのパレットa の凹所fに挿入した状態で各ケージを垂直方向に循環させながら車両を駐車する ようにすることにより、上段ケージと下段ケージとの間隔を縮め、その分だけ車 両の収容効率を向上させるようにした垂直循環式駐車装置が提案されている。こ のように、第3支持パイプ材eの長手方向両端寄りを上方に湾曲させるのは、第 3支持パイプ材eを上段ケージのパレットaの凹所fに挿入する際、第1パイプ 材cと干渉するのを避けるためである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の提案例の垂直循環式駐車装置におけるケージでは、上述の如 くステーbの第3支持パイプ材eの長手方向両端寄りが上方に湾曲せしめられて いることから、図8および図9に拡大詳示するように、曲げ加工時に湾曲部g, hに凹みi,iが発生し、強度剛性および美観が低下するという問題がある。
【0005】 また、ステーbの第1支持パイプ材cの長手方向中央部がパレットaの凹所f 形状に沿うべく上方に湾曲せしめられていることから、図11および図12に拡 大詳示するように、曲げ加工時に湾曲部j,kに凹みi,iが発生し、上記第3 支持パイプ材eの同様に強度剛性および美観が低下するという問題がある。
【0006】 そこで、図13に示すように、例えばステーbの第1支持パイプ材cを3本の 分割パイプ材l,l,lで構成し、この分割パイプ材l,l,lを継ぎ板m,m で連結することにより、曲げ加工をなくして曲げ加工に起因する凹みiの発生を 防止することが考えられる。しかし、この場合には、3本の分割パイプ材l,l ,lを継ぎ板m,mで連結するため、継ぎ板mを余分に要しかつ連結作業に時間 がかかり、製作費が高くなるとともに一本物に比べて連結部の美観が低下する。
【0007】 本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ス テーの湾曲部を補強することにより、曲げ加工時に湾曲部に凹みが発生しないよ うにし、製作費を嵩むことなくステーの強度剛性および美観を向上させんとする ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の解決手段は、下面中央に長手方向に延び る凹所を有するパレットと、該パレットを水平に支持するステーとを備えた複数 の車両搭載用ケージに車両を搭載し、下段ケージのステーの一部を上段ケージの パレットの凹所に挿入した状態で各ケージを垂直方向に循環させながら車両を駐 車する垂直循環式駐車装置における上記車両搭載用ケージにおいて、上記ステー を、長手方向中央部が上方に湾曲せしめられ、該湾曲部を上記パレットの凹所に 対応位置させてパレットの長手方向両端を下方から支持する一対の第1支持パイ プ材と、該両第1支持パイプ材の各々の長手方向両端に連結された一対の門形の 第2支持パイプ材と、長手方向両端が該両第2支持パイプ材の上端に連結され、 長手方向両端寄りが上方に湾曲せしめられて該両端湾曲部分を除く高所水平部分 が上段ケージのパレットの凹所に挿入される第3支持パイプ材とで構成する。さ らに、少なくとも上記各第1支持パイプ材および第3支持パイプ材の内部に、補 強材をそれぞれ挿入したことである。
【0009】
【作用】
上記の構成により、本考案では、パレットを水平に支持するステーを構成する 第1支持パイプ材、第2支持パイプ材および第3支持パイプ材のうち少なくとも パレットの長手方向両端を下方から支持する第1支持パイプ材と、長手方向両端 が第2支持パイプ材の上端に連結される第3支持パイプ材との内部に、補強材が それぞれ挿入されていることから、第1および第3支持パイプ材の湾曲部が強固 に補強されて曲げ荷重に対し十分に抗し得、よって曲げ加工時に湾曲部に凹みの 発生がなく、ステーの強度剛性および美観が向上する。また、第3支持パイプ材 が一本物で構成されていることから、三分割タイプの場合における継ぎ板および 連結作業が不要となり、製作費が嵩まない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図5および図6は垂直循環式駐車装置を示す。同図において、1,1は建物内 部の上方に所定間隔をあけて配置された一対の上部スプロケット、3,3は建物 内部の下方に所定間隔をあけて配置された一対の下部スプロケットであって、上 記各上部スプロケット1および下部スプロケット3には、無端チェーン5がそれ ぞれ巻き掛けられている。また、該各無端チェーン5には複数のアタッチメント 7,7,…が全長に亘って所定間隔をあけて配置され、該各アタッチメント7に 本考案の実施例に係る車両搭載用ケージ9が支持されている。
【0012】 該ケージ9は、図4に示すように、下面中央に長手方向に延びる凹所11aを 有するパレット11と、該パレット11を水平に支持するステー13とを備えて なり、該ステー13は、長手方向中央部が上方に突出するように湾曲せしめられ た角パイプ材からなる一対の第1支持パイプ材15,15と、該両第1支持パイ プ材15,15の各々の長手方向両端に連結された丸パイプ材からなる一対の門 形の第2支持パイプ材17,17と、長手方向両端が該両第2支持パイプ材17 ,17の上端に断面「U」字形状の連結部材19,19を介して連結された角パ イプ材からなる第3支持パイプ材21とで構成されている。
【0013】 そして、上記各第1支持パイプ材15は、その中央湾曲部15aを上記パレッ ト11の凹所11aに対応位置させてパレット11の長手方向両端を下方から支 持するようになされている。また、上記第3支持パイプ材21は、長手方向両端 寄りが上方に湾曲せしめられて該両端湾曲部15a,15aを除く部分が両端湾 曲部15a,15aよりも高所に水平に位置しており、この両端湾曲部15a, 15aを除く高所水平部分21bが上段のケージ9のパレット11の凹所11a に挿入されるようになされている。
【0014】 また、図1ないし図3に拡大詳示するように、本考案の特徴として、上記各第 1支持パイプ材15および第3支持パイプ材21の内部には、補強材としての丸 パイプ材23がその外面を第1支持パイプ材15および第3支持パイプ材21内 面に接触させてそれぞれ挿入されている。
【0015】 そして、図5および図6に示すように、上述の如く構成された複数のケージ9 ,9,…に車両Cを搭載し、下段ケージ9のステー13の一部(第3支持パイプ 材21の高所水平部分21b)を上段ケージ9のパレット11の凹所11aに挿 入した状態で、図示しない駆動装置の作動により無端チェーン5を走行させて各 ケージ9を垂直方向に循環させながら車両Cを駐車するようになされている。
【0016】 このように、本実施例では、ステー13の第1支持パイプ材15および第3支 持パイプ材21の内部に丸パイプ材23をそれぞれ挿入していることから、第1 および第3支持パイプ材15,21の湾曲部15a,21aを強固に補強して曲 げ荷重に対し十分に抗することができ、これにより曲げ加工時に湾曲部15a, 21aは凹むことがなく、ステー13の強度剛性および美観を向上させることが できる。また、第3支持パイプ材21が一本物で構成されていることから、三分 割タイプの場合における継ぎ板および連結作業を不要となし、製作費の高騰を避 けることができる。
【0017】 なお、上記実施例では、第1支持パイプ材15と第3支持パイプ材21との内 部に丸パイプ材23をそれぞれ挿入したが、これに限らず、例えば第2支持パイ プ材17にも丸パイプ材23を挿入してもよい。
【0018】 また、上記実施例では、補強材として丸パイプ材23を用いたが、角パイプ材 であってもよく、さらにはパイプ材以外のものを用いることも可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、少なくとも、パレットの凹所に対応位 置する湾曲部を有する第1支持パイプ材と、上記凹所に挿入すべく湾曲した湾曲 部を有する第3支持パイプ材との内部に補強材をそれぞれ挿入したので、第1お よび第3支持パイプ材の湾曲部を強固に補強して曲げ加工時における湾曲部の凹 みをなくし、ステーの強度剛性および美観を向上させることができる。また、第 3支持パイプ材を一本物で構成しているので、三分割タイプの場合における継ぎ 板および連結作業がいらず、製作費の高騰を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステーの第3支持パイプ材の一部を示す斜視図
である。
【図2】ステーの第1支持パイプ材の正面図である。
【図3】図2のIII −III 線における断面図である。
【図4】ケージの斜視図である。
【図5】垂直循環式駐車装置の概略を示す正面図であ
る。
【図6】垂直循環式駐車装置の概略を示す側面図であ
る。
【図7】従来例のケージの一部を示す正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線における断面図である。
【図9】図7のIX−IX線における断面図である。
【図10】従来例のケージの一部を示す側面図である。
【図11】図10のXI−XI線における断面図である。
【図12】図10のXII −XII 線における断面図であ
る。
【図13】別の従来例のケージを示す側面図である。
【符号の説明】
9…ケージ 11…パレット 11a…凹所 13…ステー 15…第1支持パイプ材 15a…湾曲部 17…第2支持パイプ材 21…第3支持パイプ材 21a…湾曲部 21b…高所水平部分 23…丸パイプ材(補強材)

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 下面中央に長手方向に延びる凹所を有す
    るパレットと、該パレットを水平に支持するステーとを
    備えた複数の車両搭載用ケージに車両を搭載し、下段ケ
    ージのステーの一部を上段ケージのパレットの凹所に挿
    入した状態で各ケージを垂直方向に循環させながら車両
    を駐車する垂直循環式駐車装置における上記車両搭載用
    ケージであって、上記ステーは、長手方向中央部が上方
    に湾曲せしめられ、該湾曲部を上記パレットの凹所に対
    応位置させてパレットの長手方向両端を下方から支持す
    る一対の第1支持パイプ材と、該両第1支持パイプ材の
    各々の長手方向両端に連結された一対の門形の第2支持
    パイプ材と、長手方向両端が該両第2支持パイプ材の上
    端に連結され、長手方向両端寄りが上方に湾曲せしめら
    れて該両端湾曲部分を除く高所水平部分が上段ケージの
    パレットの凹所に挿入される第3支持パイプ材とからな
    り、かつ少なくとも上記各第1支持パイプ材および第3
    支持パイプ材の内部には、補強材がそれぞれ挿入されて
    いることを特徴とする垂直循環式駐車装置における車両
    搭載用ケージ。
JP5056691U 1991-07-01 1991-07-01 垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケ―ジ Expired - Lifetime JP2505298Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5056691U JP2505298Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケ―ジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5056691U JP2505298Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケ―ジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH053514U true JPH053514U (ja) 1993-01-19
JP2505298Y2 JP2505298Y2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=12862558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5056691U Expired - Lifetime JP2505298Y2 (ja) 1991-07-01 1991-07-01 垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケ―ジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2505298Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2505298Y2 (ja) 1996-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH053514U (ja) 垂直循環式駐車装置における車両搭載用ケージ
JP2005271702A (ja) 車体フレーム用サイドレール及びその製造方法
KR200483767Y1 (ko) 길이방향 절곡상판을 이용한 복공판
KR101610910B1 (ko) 다목적 스틸 팔레트
KR20190042017A (ko) 플러그-인 파트들로 구성된 에스컬레이터 스탭
JP2571339Y2 (ja) 垂直循環機械式駐車装置のケージ
JP4304351B2 (ja) 運搬用台車
JPH0688446A (ja) 立体駐車場用パレット
RU2179124C1 (ru) Направляющий путь для транспортного средства (варианты)
JPS6322277Y2 (ja)
JP3708076B2 (ja) 駐車装置用パレット
JPS6117904Y2 (ja)
CN218703470U (zh) 下车体底部梁和车辆
JP2006168527A (ja) 車体フレーム構造
KR101310924B1 (ko) 그레이팅 및 그 제조방법
JP2014141793A (ja) 駐車装置のパレット
CN213834127U (zh) 一种往复式垂直输送机
JPH07238710A (ja) スラットコンベア
KR200439310Y1 (ko) 주차장용 프레임 컨베이어
KR200184084Y1 (ko) 차체 적재용 팰릿
JP2008274703A (ja) 立体駐車場及びその格納棚装置
JPH066630U (ja) 垂直循環機械式駐車装置のケージ
JP2007091426A (ja) エレベータのかご床
JPH028048Y2 (ja)
JP2580880Y2 (ja) 駐車パレット

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960213