JPH0535094U - カバー付き物干し器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、雨水や塵から洗濯物を遮断できると
共に、前記洗濯物を通常の解放状態で干した場合と大差
なく乾燥することが可能なカバー付き物干し器を提供し
ようとするものである。 【構成】洗濯物が取り付られる物干し器本体１と、前記
物干し器本体１に取り付けられた洗濯物の少なくとも外
周上部付近を囲むように配置された網１２と、前記網１
２を含む前記洗濯物の上方を覆うように配置された上部
カバー８と、少なくとも前記網１２の外周を覆い、前記
上部カバー８との間に所望の隙間をあけて配置された多
孔質プラスチックフィルムからなる側面カバー１６とを
具備したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カバー付き物干し器に関する。

【０００２】

【従来の技術および課題】

従来の物干し器としては、例えばハンガー部材で吊下される枠体と、前記枠体 の下面に取り付けられ、洗濯物を挟持するための複数の挟持具とから構成された ものが知られている。かかる物干し器において、前記挟持具に洗濯物を挟持し、 前記ハンガー部材を屋外またはベランダの軒先に設けた竿に引っ掛けて干す場合 、予期しない雨により洗濯物が濡れてしまうということが多々ある。また、洗濯 物を干しているうちに空気中の塵が付着して乾燥した洗濯物が汚れるという問題 があった。 このようなことから、前記物干し器をプラスチックフィルムからなるカバーで 覆って、予期しない雨や塵から洗濯物を遮断する提案が多数出願されている。

【０００３】 しかしながら、前記カバーで前記物干し器を覆って洗濯物を干すと、乾燥速度 が大幅に低下するため、屋外に一日中おいても半乾燥状態となる。しかも、理由 はよくわからないが、解放状態で洗濯物を干すと洗濯物の上部から乾燥していく が、前記カバーで覆うと洗濯物の下部が乾燥され、その上方部分は水分を多量に 含むじめじめした状態なり、黴臭い異臭を発するという問題があった。

【０００４】 本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされたもので、雨水や塵から 洗濯物を遮断できると共に、前記洗濯物を通常の解放状態で干した場合と大差な く乾燥することが可能なカバー付き物干し器を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係わるカバー付き物干し器は、洗濯物が取り付られる物干し器本体と 、前記物干し器本体に取り付けられた洗濯物の少なくとも外周上部付近を囲むよ うに配置された網と、前記網を含む前記洗濯物の上方を覆うように配置された上 部カバーと、少なくとも前記網の外周を覆い、前記上部カバーとの間に所望の隙 間をあけて配置された多孔質プラスチックフィルムからなる側面カバーとを具備 したことを特徴とするものである。

【０００６】 前記多孔質プラスチックフィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンを 始めとする各種のプラスチックフィルムに例えば１００μｍ以下の多数の貫通孔 が５０個／ｃｍ² 以上の密度で一様に穿孔されたものを用いることができる。

【０００７】 前記多孔質プラスチックフィルムの作製は、例えば長尺のプラスチックフィル ムを鋭い角部を有する多数のモース硬度５以上の粒子が表面に付着された第１ロ ールと硬質材料からなる第２ロールとの間に通過させると共に、前記各ロール間 を通過する前記長尺のプラスチックフィルムへの押圧力を前記各ロールと接触す るフィルム面全体に亘って均一となるように調節することにより前記第１ロール 表面の多数の粒子の鋭い角部で前記プラスチックフィルムに多数の貫通孔を一様 に穿孔する方法を採用することができる。

【０００８】

【作用】

本考案によれば、物干し器本体に取り付けられた洗濯物の少なくとも外周上部 付近を囲むように網を配置し、かつ前記網を含む前記洗濯物の上方を覆うように 上部カバーを配置し、さらに多孔質プラスチックフィルムからなる側面カバーを 少なくとも前記網の外周を覆い、前記上部カバーとの間に所望の隙間をあけて配 置することによって、予期しない雨や塵から洗濯物を遮断できると共に、前記洗 濯物を通常の解放状態で干した場合と大差なく乾燥することができる。

【０００９】 すなわち、前記物干し器本体に取り付けられた洗濯物を前記上部カバーおよび 前記多孔質プラスチックフィルムからなる側面カバーにより外界から遮断できる ため、予期しない雨により前記洗濯物が濡れてしまうのを防止でき、しかも塵が 前記洗濯物に付着するのを防止できる。

【００１０】 一方、前記上部カバーおよび前記多孔質プラスチックフィルムからなる側面カ バーにより物干し器本体に取り付けられた洗濯物を外界から遮断すると、前記洗 濯物周囲が密閉されてその乾燥速度が低下する恐れがある。

【００１１】 このようなことから、本考案は物干し器本体に取り付けられた洗濯物の少なく とも外周上部付近を囲むように網を配置することによって、前記洗濯物の蒸発を 促進できる。これは、前記網を洗濯物の少なくとも外周上部付近を囲むように配 置すると、前記洗濯物周囲の温度が均一化されて前記洗濯物周囲の空気の対流が 活発化されることによるものと考えられる。また、前記上部カバーと前記側面カ バーとに隙間を形成しているため、前記蒸発に伴って発生する上昇気流を前記隙 間を通して良好に外部に排出することができ、前記洗濯物の蒸発を一層促進でき る。しかも、前記側面カバーをプラスチックフィルムに多数の貫通孔を一様に穿 孔した多孔質プラスチックフィルムから形成することによって、前記多孔質プラ スチックフィルムの多数の貫通孔を通して前記密閉空間内に滞留する水蒸気を容 易に外部に逃散できるため、前記密閉空間内で湿気がよどむのを防止できる。こ の場合、前記孔径の貫通孔を穿孔することによって雨水が前記密閉空間内に侵入 するのを回避できる。

【００１２】 したがって、前記網および前記上部カバーと前記側面カバーと間への隙間の形 成による前記洗濯物の蒸発の促進作用と、多孔質プラスチックフィルムからなる 側面カバーによる前記密閉空間内での湿気のよどみ防止作用との相乗効果によっ て、物干し器本体に取り付けられた洗濯物が前記各カバーによる密閉空間内に置 かれても、前記洗濯物の乾燥速度を向上できるため、前記洗濯物を通常の解放状 態で干した場合と大差なく乾燥することができる。

【００１３】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 実施例１

【００１４】 図１は、本実施例１のカバー付き物干し器を示す断面図、図２は図１のII−II 矢視図、図３は図１のＡ部の拡大断面図である。図中の１は、物干し器本体であ る。前記物干し器本体１は、例えばプラスチックからなる矩形状の枠体２を備え ている。前記枠体２は、ハンガー部材である前記枠体２の上面に係合される例え ば４本の鎖３および前記鎖３と係合される円板４を有する引っ掛け具５により吊 下される。前記前記枠体２の下面には、洗濯物を挟持するための複数の挟持具６ が鎖７を介して取り付けられている。

【００１５】 前記物干し器本体１の前記引っ掛け具５の円板４には、例えばアクリル樹脂な どの透明なプラスチックからなる傘形の上部カバー８が載置されている。前記上 部カバー８には、前記引っ掛け具５を通して前記円板４上に載置されるための穴 ９が開口されている。前記物干し器本体１の前記枠体２の外周面上部には、支持 枠１０が例えばマジックテープ（図示せず）により着脱自在に取り付けられてい る。前記支持枠１０には、図２に示すように複数の通気穴１１が開口されている 。前記支持枠１０の内周面下部には、筒状のプラスチック製網１２が前記挟持具 ６に挟持される洗濯物の少なくとも外周上部付近を囲むように支持吊下されてい る。前記網１２は、前記洗濯物の長さの少なくとも１／３以上の長さを有するこ とが望ましい。前記網１２の下端には、該網１２に対して重りとして作用するリ ングワイヤ１３が取り付けられている。前記前記支持枠１０の外周面には、図３ に示すように例えば透明なポリプロピレンフィルム１４に多数の貫通孔１５を一 様に穿孔した多孔質プラスチックフィルムからなる筒状の側面カバー１６が取り 付けられている。前記側面カバー１６の下端には、リングワイヤ１７が取り付け られている。したがって、前記支持枠１０を前記物干し器本体１の前記枠体２か ら取り外すことにより前記網１２および側面カバー１６が前記枠体２から取り外 されるようになっている。また、前記支持枠１０の前記枠体２への取り付けによ り前記側面カバー１６は前記上部カバー８の周縁との間で所望の隙間１８が形成 される。

【００１６】 このような構成によれば、前記物干し器本体１の枠体２に取り付けた支持枠１ ０を外し、前記本体１の前記挟持具６に洗濯物（図示せず）を挟持した後、前記 枠体２に前記支持枠１０を取り付けると、前記洗濯物の外周上部付近は前記支持 枠１０の内周面下部に取り付けられた筒状の網１２により包囲され、さらに前記 網１２を含む前記洗濯物の全体は前記支持枠１０の外周面に取り付けられた前記 筒状の側面カバー１６により包囲される。かかる状態で、前記本体１の引っ掛け 具５をベランダの軒先に設けた竿に引っ掛けて干すと、前記洗濯物は前記上部カ バー８および前記多孔質プラスチックフィルムからなる側面カバー１６により外 界から遮断されているため、予期しない雨により前記洗濯物が濡れてしまうのを 防止でき、しかも塵が前記洗濯物に付着するのを防止できる。

【００１７】 また、筒状の網１２は前記本体１の挟持具６に挟持された洗濯物の外周上部付 近を囲むように配置されているため、前記洗濯物が前記上部カバー８および前記 側面カバー１６により外界から遮断され、底部以外がほぼ密閉された空間に置か れても、前記洗濯物の蒸発を促進できる。これは、前記網１２を洗濯物の外周上 部付近を囲むように配置すると、前記洗濯物周囲の温度が均一化されて前記洗濯 物周囲の空気の対流が活発化されることによるものと考えられる。さらに、前記 支持枠１０には複数の通気穴１１が開口され、かつ前記上部カバー８と前記側面 カバー１６との間に隙間１８を形成しているため、前記蒸発に伴って発生する上 昇気流を矢印に示すように前記通気穴１１および前記隙間１８を通して良好に外 部に排出することができ、前記洗濯物の蒸発を一層促進できる。しかも、前記側 面カバー１６は図３に示すようにポリプロピレンフィルム１４に多数の貫通孔１ ５を一様に穿孔した多孔質プラスチックフィルムから形成されているため、前記 多孔質プラスチックフィルムの多数の貫通孔１５を通して前記密閉空間内に滞留 する水蒸気を容易に外部に逃散でき、前記密閉空間内で湿気がよどむのを防止で きる。

【００１８】 したがって、前記網１２および前記上部カバー８と前記側面カバー１６と間へ の隙間１８の形成による前記洗濯物の蒸発の促進作用と、多孔質プラスチックフ ィルムからなる側面カバー１２による前記密閉空間内での湿気のよどみ防止作用 との相乗効果によって、前記物干し器本体１に取り付けられた洗濯物が前記各カ バー８、１６による密閉空間内に置かれても、前記洗濯物の乾燥速度を向上でき るため、前記洗濯物を通常の解放状態で干した場合と大差なく乾燥することがで きる。 実施例２

【００１９】 図４は、本実施例２における物干し器本体を示す斜視図、図５は前記物干し器 本体に配置されるカバー具を示す斜視図、図６は図５のVI−VI線に沿う断面図で ある。図中の２１は、地下付けタイプの物干し器本体である。前記物干し器２１ は、例えば４本の脚２２ａ〜２２ｄを備えている。前記脚２２ａ〜２２ｄのうち 、前方の脚２２ａ、２２ｂは後方の脚２２ｃ、２２ｄより長さが短くなっている 。前記各脚２２ａ〜２２ｄ間の下部付近には、それら脚２２ａ〜２２ｄを支持固 定するための横棒２３が設けられている。前記前方の脚２２ａ、２２ｂの上部か ら前記後方の脚２２ｃ、２２ｄの上部には傾斜した支持棒２４ａ、２４ｂがそれ ぞれけ設けられている。前記支持棒２４ａ、２４ｂ間には、洗濯物を掛止するた めの複数本、例えば６本の掛止棒２５が取り付けられている。

【００２０】 また、図中の２６はカバー具である。このカバー具２６は、例えば４本の脚２ ７ａ〜２７ｄを備えている。前記脚２７ａ〜２７ｄのうち、前方の脚２７ａ、２ ７ｂは後方の脚２７ｃ、２７ｄより長さが短くなっている。前記各脚２７ａ〜２ ７ｄ間には、それら脚２７ａ〜２７ｄを支持固定するための横棒２８が設けられ ている。前記各脚２７ａ〜２７ｄの上端には、例えばアクリル樹脂などの透明な プラスチックからなる矩形状の傾斜した上部カバー２９が載設されている。前記 脚２７ａ〜２７ｄにより形成される枠より内側に位置する前記上部カバー２８の 下面には、矩形状の枠体３０が固定されている。前記枠体３０の外周面には、筒 状のプラスチック製網３１が支持吊下されている。前記網３１は、前記干し物器 本体に掛設される洗濯物の長さの少なくとも１／３以上の長さを有することが望 ましい。前記網３１の下端には、該網３１に対して重りとして作用するリングワ イヤ３２が取り付けられている。なお、前記網３１の筒部の面積は前記物干し器 本体２１の前記脚２２ａ〜２２ｄおよび横棒２３で構成される枠状部材より広く なるように設計されている。前記各脚２７ａ〜２７ｄの上部付近から下部付近に 亘って、例えば透明なポリプロピレンフィルムに多数の貫通孔を一様に穿孔した 多孔質プラスチックフィルムからなる筒状の側面カバー３３が取り付けられてい る。つまり、前記側面カバー３３は前記上部カバー２９との間に所望の隙間３４ をあけるように前記各脚２７ａ〜２７ｄに取り付けられている。

【００２１】 このような構成によれば、例えばベランダの床面に設置された物干し器本体２ １の掛止棒２５に洗濯物（図示せず）を掛止した後、前記カバー具２６を前記本 体２１に被せると、前記掛止棒２５に掛止された洗濯物の上部付近が前記カバー 具２６の多孔質プラスチックフィルムからなる筒状の網３１により包囲され、か つ前記網３１を含む前記洗濯物全体が前記カバー具２６の筒状の側面カバー３３ により包囲される。その結果、前記洗濯物は前記カバー具２６の上部カバー２９ および前記側面カバー３３により外界から遮断されているため、予期しない雨に より前記洗濯物が濡れてしまうのを防止でき、しかも塵が前記洗濯物に付着する のを防止できる。

【００２２】 また、筒状の網３１は前記本体２１の掛止棒２５に掛止された洗濯物の外周上 部付近を囲むように配置されているため、前記洗濯物が前記上部カバー２９およ び前記側面カバー３３により外界から遮断され、底部以外がほぼ密閉された空間 に置かれても、前記洗濯物の蒸発を促進できる。これは、前記網３１を洗濯物の 外周上部付近を囲むように配置すると、前記洗濯物周囲の温度が均一化されて前 記洗濯物周囲の空気の対流が活発化されることによるものと考えられる。さらに 、前記上部カバー２９と前記側面カバー３３との間に隙間３４を形成しているた め、前記蒸発に伴って発生する上昇気流を前記隙間３４を通して良好に外部に排 出することができ、前記洗濯物の蒸発を一層促進できる。しかも、前記側面カバ ー３３はポリプロピレンフィルムに多数の貫通孔を一様に穿孔した多孔質プラス チックフィルムから形成されているため、前記多孔質プラスチックフィルムの多 数の貫通孔を通して前記密閉空間内に滞留する水蒸気を容易に外部に逃散でき、 前記密閉空間内で湿気がよどむのを防止できる。

【００２３】 したがって、前記物干し器本体２１に前記カバー具２６を被せることによって 実施例１と同様に前記物干し器本体２１の掛止棒２５に掛止された洗濯物が前記 各カバー２９、３３による密閉空間内に置かれても、前記洗濯物の乾燥速度を向 上できるため、前記洗濯物を通常の解放状態で干した場合と大差なく乾燥するこ とができる。

【００２４】 なお、前記実施例１において筒状の網、筒状の側面カバーを支持枠に予め取り 付け、前記支持枠を物干し器本体の枠体に着脱自在に設ける構造としたが、これ に限定されない。例えば、前記支持枠を半割れの形状にし、ヒンジ機構により開 閉できるようにすると共に、前記筒状の網、筒状の側面カバーを上端から下端付 近に亘ってそれぞれ切断して、その切断箇所にジッパーをそれぞれ取り付けた構 造にしてもよい。かかる構成にすれば、前記物干し器本体の枠体に取り付けると きは前記ジッパーを下ろして前記支持枠を半割れ状態とし、前記枠体の側面側か ら前記支持枠を取り付け、その後前記ジッパーを上げることにより前記筒状の網 、前記筒状の側面カバーを前記物干し器本体に挟持された洗濯物の周囲に配置す ることが可能となる。 また、前記実施例１、２ではプラスチックからなる網を用いたが、アルミニウ ム等の金属からなる網を用いてもよい。

【００２５】 さらに、前記実施例１、２では側面カバーを透明なポリプロピレンに多数の貫 通孔を穿設した透明な多孔質プラスチックフィルムから形成したが、青色のポリ プロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムなどの着色プラスチックフィルムに 多数の貫通孔を穿設した着色多孔質プラスチックフィルムを用いて側面カバーを 形成してもよい。かかる着色多孔質プラスチックフィルムから側面カバーを形成 すれば、物干し器本体に取り付けた下着等の洗濯物を外部から見えないようにす ることが可能となる。

【００２６】

【考案の効果】

以上詳述した如く、本考案によれば雨水や塵から洗濯物を遮断できると共に、 前記洗濯物を通常の解放状態で干した場合と大差なく乾燥することができ、ひい ては天気を気にせずにベランダ等で洗濯物を乾燥でき、さらに周囲の塵の付着に よる汚れを確実に回避できる等顕著な効果を奏するカバー付き物干し器を提供で きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例１におけるカバー付き物干し器
を示す断面図。

【図２】図１のII−II矢視図。

【図３】図３は図１のＡ部の拡大断面図。

【図４】本実施例２における物干し器本体を示す斜視
図。

【図５】図４の物干し器本体に被せられるカバー具を示
す斜視図。

【図６】図５のVI−VI線に沿う断面図。

【符号の説明】

１、２１…物干し器本体、２…枠体、５…引っ掛け具、
６…挟持具、８、２９…上部カバー、１０…支持枠、１
２、３１…筒状の網、１６、３３…側面カバー、２７ａ
〜２７ｄ、２２ａ〜〜２２ｄ…脚、２５…掛止棒、２６
…カバー具。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗濯物が取り付られる物干し器本体と、
   前記物干し器本体に取り付けられた洗濯物の少なくとも
   外周上部付近を囲むように配置された網と、前記網を含
   む前記洗濯物の上方を覆うように配置された上部カバー
   と、少なくとも前記網の外周を覆い、前記上部カバーと
   の間に所望の隙間をあけて配置された多孔質プラスチッ
   クフィルムからなる側面カバーとを具備したことを特徴
   とするカバー付き物干し器。
2. 【請求項２】 前記物干し器本体は、ハンガー部材で吊
   下される枠体と、前記枠体の下面に取り付けられ洗濯物
   を挟持するための複数の挟持具とるから構成されること
   を特徴とする請求項１記載のカバー付き物干し器。
3. 【請求項３】 前記物干し器本体は、脚部と、前記脚部
   に支持され、洗濯物を掛止するための複数の掛止棒とか
   ら構成されることを特徴とする請求項１記載のカバー付
   き物干し器。