JPH0534866U - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

Info

Publication number
JPH0534866U
JPH0534866U JP083467U JP8346791U JPH0534866U JP H0534866 U JPH0534866 U JP H0534866U JP 083467 U JP083467 U JP 083467U JP 8346791 U JP8346791 U JP 8346791U JP H0534866 U JPH0534866 U JP H0534866U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing line
bail support
fishing
bail
locking member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP083467U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH086461Y2 (ja
Inventor
京市 金子
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイワ精工株式会社 filed Critical ダイワ精工株式会社
Priority to JP1991083467U priority Critical patent/JPH086461Y2/ja
Priority to EP92117456A priority patent/EP0537676B1/en
Priority to DE69208801T priority patent/DE69208801T2/de
Priority to DK92117456.1T priority patent/DK0537676T3/da
Publication of JPH0534866U publication Critical patent/JPH0534866U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH086461Y2 publication Critical patent/JPH086461Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0108Pick-up details
    • A01K89/01081Guiding members on rotor axially rearward of spool
    • A01K89/01082Guiding members shiftable on rotor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、魚釣用スピニングリールに関し、
釣糸の損傷を低減したスピニングリールを提供すること
を目的とする。 【構成】 ロータのベール支持腕に支軸を介して回動自
在に取り付けられベールの固定されるベール支持部材
と、このベール支持部材を釣糸巻取位置と釣糸放出位置
の夫々に保持する付勢手段とを有する魚釣用スピニング
リールに於て、ベール支持腕にベール支持部材の支軸と
別軸上に軸着され、ベール支持部材が釣糸放出位置にあ
るときに釣糸を係止する釣糸係止部を有する係止部材
と、この係止部材をベール支持部材の釣糸放出側への回
動方向と同一方向に付勢する係止部材付勢手段と、上記
係止部材をベール支持部材の釣糸放出位置又は釣糸巻取
位置に連動させる連動手段と、上記ベール支持部材が釣
糸放出位置にあるときに上記係止部材を釣糸係止位置に
保持する保持手段とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、魚釣用スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、実願平1−114031号(実開平3−54172号)に 於て、魚がヒットしたときの釣糸の繰出し及び魚ヒット時の合わせを確実にした 魚釣用スピニングリールを提案した。
【0003】 図7は斯かる魚釣用スピニングリールの一実施例を示し、図に於て、1はリー ル本体で、このリール本体1は釣竿3のシート部5に脚部7を介して取り付けら れている。又、リール本体1の前端にはロータ9が回転可能に軸着され、ロータ 9にはこれと一体にベール支持腕11が形成されている。そして、このベール支 持腕11にベール支持部材13が支軸14によって回転可能に取り付けられ、更 に、このベール支持部材13にはラインローラ15を介してベール17が固定さ れている。
【0004】 19はリール本体1の前端にロータ9と同心に設けたスプールで、このスプー ル19は、リール本体1にトラバース運動可能に取り付けたスプール軸(図示せ ず)に回転可能に支持されている。そして、このスプール19とスプール軸間は 、スプール19の前端部に設けたドラグ装置21によって摩擦結合され、この摩 擦結合力(ドラグ力)はドラグ装置21によって任意に調節できるようにしてあ る。又、スプール19には釣糸23が巻回されている。
【0005】 25はリール本体1に回転可能に取り付けた釣糸巻取用のハンドルで、このハ ンドル25の回転軸(図示せず)とロータ9間はリール本体1内に設けた周知の ギヤ機構(図示せず)を介して連繋され、更にスプール軸とハンドル25の回転 軸間は周知のトラバース機構(図示せず)を介して連繋されている。
【0006】 而して、図8乃至図10に示すように、上記ベール支持部材13とベール支持 腕11との間には、ベール支持部材13と同軸的に、係止部材27が支軸14に よって回動自在に取り付けられている。又、ベール支持部材13は、公知の振り 分け付勢手段29によって図8に示す釣糸巻取位置と、図9に示す釣糸放出位置 に振り分け付勢されており、振り分け付勢手段29は作動杆31とコイルスプリ ング33とで構成されている。
【0007】 又、上記係止部材27の外周には、ベール支持部材13が釣糸放出位置にある ときに釣糸23を係止する釣糸係止部35が形成され、そして、この係止部材2 7は、係止部材付勢手段37によってベール支持部材13の釣糸放出側への回動 方向と同一方向に付勢されている。
【0008】 上記係止部材付勢手段37は、図10に示すようにスプリング39,摺動体4 1,螺子43及び摘み45とから構成されている。そして、スプリング39の一 端は係止部材27に連結され、他端は摺動体41に連結されている。又、この摺 動体41は、図8に示すように、ベール支持腕11内に形成された案内部47に 沿って移動自在に案内されており、この摺動体41に螺子43の一端が螺合され ている。そして、螺子43の他端は、ベール支持腕11から突出してその端部に 摘み45が固定されている。
【0009】 又、上記ベール支持部材13には、係止部材27側に突出してこの係止部材2 7をベール支持部材13の釣糸巻取位置に連動させる突起状の連動手段49が形 成され、更に、上記ベール支持腕11には、ベール支持部材13が釣糸放出位置 にあるときに、係止部材27を釣糸係止位置に保持する保持手段である保持部5 1が形成されている。
【0010】 以上のように構成された魚釣用スピニングリールでは、ベール支持部材13の 釣糸放出位置に於て、係止部材27の釣糸係止部35に係止されている釣糸23 に魚の当たりに伴う引き力が作用すると、係止部材27が係止部材付勢手段37 の付勢力に抗して釣糸係止部35から釣糸23が開放される方向に回動し、釣糸 23は係止部材27から外れる。
【0011】 そして、図9に示すように、係止部材27が釣糸23を開放する位置まで角度 θ1 に亘り回動して釣糸23が外れると、係止部材27は係止部材付勢手段37 の付勢力で元の位置に復帰する。
【0012】 魚が充分に餌に食い付いたら、ハンドル25操作による反転機構を介して、又 は直接手によりベール支持部材13を釣糸放出位置から釣糸巻取位置に移動させ ると、ベール支持部材13の連動手段49により係止部材27はベール支持部材 13に連動回転し、釣糸開放位置に位置される。
【0013】 このように、従来の魚釣用スピニングリールは、ポイントに投入された仕掛け の餌に魚が食い付くことにより、その糸引き力が係止部材付勢手段37で設定さ れた係止部材27の付勢力以上になると、係止部材27が図9の矢印A方向に回 動され、そして、係止部材27が図9の仮想線で示す位置まで角度θ1 に亘って 回動すると、釣糸23が係止部材27の釣糸係止部35から外れるため、魚の引 きに対し釣糸23が繰り出され、魚に不自然な抵抗を感じさせることなく餌に魚 を食い付かせることができるのである。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら、上記魚釣用スピニングリールにあっては、係止部材27が支軸14 を中心に回動して釣糸23が繰り出される際に、釣糸係止部35に係止された釣 糸23が釣糸係止部35に擦られて傷付いてしまう虞があった。
【0015】 加えて、係止部材27がベール支持部材13と同軸支持のため、その釣糸係止 部35の適切な作動角度や作動範囲の設定に制約があり、又、その設定が困難で あった。
【0016】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣糸の損傷を低減し、釣糸係止 部の作動角度や作動範囲の設定が容易な魚釣用スピニングリールを提供すること を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、本考案は、リール本体に支持されハンドルの巻取 操作に応じてトラバース運動するスプールと、リール本体に回転可能に支持され ハンドルの巻取操作に応じて回転するロータと、このロータのベール支持腕に支 軸を介して回動自在に取り付けられ、ベールが固定されるベール支持部材と、こ のベール支持部材を釣糸巻取位置と釣糸放出位置の夫々に保持する付勢手段とを 有する魚釣用スピニングリールに於て、上記ベール支持腕にベール支持部材の支 軸と別軸上に軸着され、ベール支持部材が釣糸放出位置にあるときに釣糸を係止 する釣糸係止部を有する係止部材と、この係止部材をベール支持部材の釣糸放出 側への回動方向と同一方向に付勢する係止部材付勢手段と、上記係止部材をベー ル支持部材の釣糸放出位置又は釣糸巻取位置に連動させる連動手段と、上記ベー ル支持部材が釣糸放出位置にあるときに上記係止部材を釣糸係止位置に保持する 保持手段とを備えたものである。
【0018】
【作用】
本考案によれば、ベール支持部材の釣糸放出位置に於て、係止部材の釣糸係止 部に係止されている釣糸に魚の当たりに伴う引き力が作用すると、係止部材は、 係止部材付勢手段の付勢力に抗して釣糸係止部から釣糸が開放される方向へ従来 に比し少ない作動角で回動する。
【0019】 そして、釣糸が開放される位置まで係止部材が回動して釣糸がその釣糸係止部 から外れると、係止部材は、係止部材付勢手段の付勢力により元の位置に復帰す る。そして、魚が充分に餌に食い付いたら、ハンドル操作による反転機構を介し て、又は直接手によりベール支持部材を釣糸放出位置から釣糸巻取位置に復帰さ せると、ベール支持部材の連動手段の連動作用により、係止部材はベール支持部 材に連動回転し、釣糸開放位置に位置されることとなる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。尚、考案部分を除く構 成については図7以下に示す従来例と同様の構成であるため、ここではそれらに ついての説明は省略し、専ら考案部分について説明する。そして、上記従来例と 同一のものは同一符号を以って表示する。
【0021】 図1に於て、53は従来と同様、ロータ9に一体に形成されたベール支持腕で 、このベール支持腕53にベール支持部材13が支軸14を介して回転可能に取 り付けられ、更に、このベール支持部材13にラインローラ15を介してベール 17が固定されている。
【0022】 そして、べール支持部材13は、図2に示すようにベール支持腕53内に組み 込まれたトーションスプリング55からなる公知の振り分け付勢手段によって、 図2に示す釣糸巻取位置と図3に示す釣糸放出位置に振り分け付勢されている。
【0023】 又、図4に示すように、上記ベール支持部材13を挟んでベール支持腕53に は、先端側に円弧状の釣糸係止部57aが形成された係止部材57が、支軸14 の後方下部に支軸59を介して回動自在に取り付けられており、この釣糸係止部 57aは、ベール支持部材13が釣糸放出位置にあるときに釣糸23を係止する ようになっている。そして、上記係止部材57は、支軸59に巻回したトーショ ンスプリング61からなる係止部材付勢手段によって、ベール支持部材13の釣 糸放出側への回動方向と同一方向に付勢されている。
【0024】 更に、上記ベール支持部材13には、図3に示すように、係止部材57側に突 出してこの係止部材57をベール支持部材13の釣糸巻取位置に連動させる突起 状の連動手段63が形成されている。そして、この連動手段63は、ベール支持 部材13が釣糸放出位置にあるときに係止部材57を釣糸係止位置に保持する保 持手段を兼ねている。
【0025】 その他、図2中、65は上記係止部材57に設けた切欠きで、この切欠き65 内に上記連動手段63が当接している。 本実施例に係る魚釣用スピニングリールはこのように構成されているから、ベ ール支持部材13の釣糸放出位置に於て、係止部材57の釣糸係止部57aに係 止されている釣糸23に魚の当たりに伴う引き力が作用すると、係止部材57が 、トーションスプリング61の付勢力に抗して釣糸係止部57aから釣糸23が 開放される方向へ角度θ2 に亘って回動し、釣糸23が係止部材57から外れる こととなる。そして、係止部材57はトーションスプリング61の付勢力で元の 位置に復帰する。
【0026】 そして、魚が充分に餌に食い付いたら、従来と同様、ハンドル25操作による 反転機構を介して、又は直接手により図3の如くベール支持部材13を釣糸放出 位置から釣糸巻取位置に移動させれば、ベール支持部材13に設けた連動手段6 3により係止部材57はベール支持部材13と連動回転し、釣糸開放位置に位置 される。
【0027】 このように、本実施例に係る魚釣用スピニングリールにあっても、図7以下に 示す従来の魚釣用スピニングリールと同様、ポイントに投入された仕掛けの餌に 魚が食い付くことにより、その糸引き力がトーションスプリング61で設定され た係止部材57の付勢力以上になると、係止部材57が図3の矢印A方向に回動 され、そして、係止部材57が図3の仮想線で示す位置まで角度θ2 に亘って回 動すると、釣糸23が係止部材57の釣糸係止部57aから外れるため、本実施 例に係る魚釣用スピニングリールによっても、魚の引きに対し釣糸23が繰り出 されて魚に不自然な抵抗を感じさせることなく餌に魚を食い付かせることができ る。
【0028】 加えて、本実施例によれば、従来の魚釣用スピニングリールに比し釣糸23の 繰出しがよりスムーズで、又、釣糸23の損傷が軽減できる利点を有する。即ち 、図5に示すように、 O1 :図7の従来の魚釣用スピニングリールに於ける支軸14の中心(係止 部材27の回動中心) O2 :本実施例の魚釣用スピニングリールに於ける支軸59の中心(係止部 材57の回動中心) B :ベール支持部材13が釣糸放出位置にあって、従来の支軸係止部材2 7の釣糸係止部35と、本実施例の係止部材57の釣糸係止部57a とが、夫々、釣糸23を係止している位置 C :係止部材27の釣糸係止部35及び係止部材57の釣糸係止部5 7aが、夫々、釣糸23を開放する位置 とすると、上述したように、先ず、従来の魚釣用スピニングリールでは、釣糸 係止部35に係止されている釣糸23に魚の当たりに伴う引き力が作用すると、 係止部材27がO1 を中心にBからCへ矢印A方向に回動され、そして、係止部 材27が角度θ1 に亘って回動した後、釣糸23が釣糸係止部35から外れる。
【0029】 一方、本実施例の魚釣用スピニングリールでも、釣糸係止部57aに係止され ている釣糸23に引き力が作用すると、係止部材57がO2 を中心にBからCへ 矢印A方向に回動され、そして、係止部材57が角度θ2 に亘って回動した後、 釣糸23が釣糸係止部57aから外れるが、係止部材57の作動角θ2 は従来の 係止部材27の作動角θ1 よりも小さくなる(θ1 >θ2 )。
【0030】 そのため、本実施例によれば、釣糸係止部57aがBからCまで移動する間に 釣糸係止部57aで擦られる釣糸23の割合が減って、釣糸23のダメージが軽 減されることとなる。
【0031】 又、本実施例によれば、係止部材57の僅かな作動角θ2 によって釣糸23を 釣糸係止部57aから開放できるので、従来に比しよりスムーズに釣糸23が係 止部材57の釣糸係止部57aから外れ、この結果、魚の引きに対し釣糸23が 繰り出されて魚に不自然な抵抗を感じさせることなく餌に魚を食い付かせること ができ、魚が餌により食い付き易くなり、餌を途中で吐き出してしまうことも確 実になくなることとなる。
【0032】 更に又、本実施例の魚釣用スピニングリールは、ベール支持部材13の釣糸放 出位置での釣糸23の自動糸掛けミスをなくすために釣糸係止部57aのアール を更に小さくしても、係止部材57の作動角θ2 が従来の作動角θ1 よりも小さ いため、釣糸23の開放に何ら支障を来すことがないようにその作動角θ2 を若 干大きくすることが可能である。
【0033】 然し、従来の魚釣用スピニングリールでは、本実施例の作動角θ2 よりも大き な作動角θ1 を取るので、釣糸23の自動糸掛けミスをなくすために釣糸係止部 35のアールを小さくしてしまうと、同一の作動角θ1 では逆に釣糸23の開放 に支障を来してしまうこととなる。そして、この場合、釣糸23の開放をスムー ズにするには従来の作動角θ1 よりも若干大きな作動角を要するが、一般に、係 止部材27を回動させるベール支持部材13の回動角には制約がある。
【0034】 従って、本実施例によれば、従来の魚釣用スピニングリールに比し、より積極 的に釣糸23の自動糸掛けミスを防止する工夫が可能となる。 加えて、従来の魚釣用スピニングリールでは、係止部材27がベール支持部材 13と同軸支持のため、その釣糸係止部35の適切な作動角度や作動範囲の設定 に制約があったが、本実施例によれば斯かる不具合もない。
【0035】 図6は本考案の第二実施例を示し、この実施例は、トーションスプリング61 の付勢力を調整する係止部材付勢力調整手段69を、ベール支持腕53内に組み 込んだものである。
【0036】 係止部材付勢力調整手段69は、図6に示すように摺動体71,螺子73及び 摘み75とから構成されている。 そして、摺動体71は、図6に示すようにベール支持腕53内に形成された案 内部77に沿って移動自在に案内されており、この摺動体71に螺子73の一端 が螺合されている。そして、螺子73の他端はベール支持腕53から突出してそ の端部に摘み75が固定されており、この摘み75の回動操作によって摺動体7 1が上下動するようになっている。又、摺動体71の上部には傾斜面79が形成 されており、この傾斜面79にトーションスプリング61の一端61a側が当接 されている。又、図中、81は案内部77の周壁に形成された案内溝で、この案 内溝81に、トーションスプリング61の一端部が案内されている。そして、摘 み75の回動操作によって摺動体71が上下動すると、トーションスプリング6 1の一端部が案内溝81に案内されて、その付勢力の調整がなされるようになっ ている。尚、その他の構成は上記第一実施例と同様の構成とされているため、こ こではそれらについての説明は省略する。
【0037】 而して、本実施例によれば、上記第一実施例の効果に加え、摘み75を回動す ると、摺動体71が案内部77に沿って移動し、これにより、トーションスプリ ング61の張力が調整されて付勢力が容易,確実に変化するので、魚の種類等に 応じて付勢力を最適な状態に設定することが可能となる。
【0038】 尚、上記各実施例では、ベール支持腕53内に組み込んだトーションスプリン グ55でベール支持部材13を釣糸巻取位置と釣糸放出位置に振り分け付勢して いるが、図8の振り分け付勢手段29によってベール支持部材13を振り分け付 勢してもよいことは勿論であり、又、周知のように、振り分け付勢する以外に、 巻取り方向の一方向だけ付勢するようにして、放出位置でベール支持部材13を 反転機構に連動する係止部材で保持するようにしてもよい。
【0039】 更に、上記各実施例では、連動手段63が、ベール支持部材13が釣糸放出位 置にあるときに係止部材57を釣糸係止位置に保持する保持手段を兼ねているが 、図8の如き保持部51をベール支持腕53に形成してもよいし、又、ベール支 持腕53の外側面に設けてもよい。
【0040】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、従来の魚釣用スピニングリールに比し、 釣糸のダメージが軽減でき、又、魚の引きに対し釣糸をよりスムーズに繰り出す ことができるので、魚に不自然な抵抗を感じさせることなく餌に魚を食い付かせ ることができ、魚が餌により食い付き易くなり餌を途中で吐き出してしまうこと も確実になくなる。
【0041】 更に、本考案によれば、従来の魚釣用スピニングリールに比し、より積極的に 釣糸の自動糸掛けミスを防止する工夫が可能となると共に、釣糸係止部の適切な 作動角度や作動範囲の設定も容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係る魚釣用スピニングリ
ールの側面図である。
【図2】第一実施例の魚釣用スピニングリールのベール
支持部材を釣糸巻取位置にした状態を示す側面図であ
る。
【図3】第一実施例の魚釣用スピニングリールのベール
支持部材を釣糸放出位置にした状態を示す側面図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】第一実施例の係止部材と従来の魚釣用スピニン
グリールの係止部材との作動角の差を示す説明図であ
る。
【図6】本考案の第二実施例に於けるベール支持腕の一
部切欠き側面図である。
【図7】従来の魚釣用スピニングリールの側面図であ
る。
【図8】図7の魚釣用スピニングリールのベール支持部
材を釣糸巻取位置にした状態を示す側面図である。
【図9】図7の魚釣用スピニングリールのベール支持部
材を釣糸放出位置にした状態を示す側面図である。
【図10】図7のベール支持腕の断面図である。
【符号の説明】
1 リール本体 3 釣竿 9 ロータ 13 ベール支持部材 14,59 支軸 15 ラインローラ 17 ベール 19 スプール 23 釣糸 53 ベール支持腕 55,61 トーションスプリング 57 係止部材 63 連動手段 69 係止部材付勢力調整手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体に支持されハンドルの巻取操
    作に応じてトラバース運動するスプールと、リール本体
    に回転可能に支持されハンドルの巻取操作に応じて回転
    するロータと、このロータのベール支持腕に支軸を介し
    て回動自在に取り付けられ、ベールが固定されるベール
    支持部材と、このベール支持部材を釣糸巻取位置と釣糸
    放出位置の夫々に保持する付勢手段とを有する魚釣用ス
    ピニングリールに於て、 上記ベール支持腕にベール支持部材の支軸と別軸上に軸
    着され、ベール支持部材が釣糸放出位置にあるときに釣
    糸を係止する釣糸係止部を有する係止部材と、この係止
    部材をベール支持部材の釣糸放出側への回動方向と同一
    方向に付勢する係止部材付勢手段と、 上記係止部材をベール支持部材の釣糸放出位置又は釣糸
    巻取位置に連動させる連動手段と、 上記ベール支持部材が釣糸放出位置にあるときに上記係
    止部材を釣糸係止位置に保持する保持手段とを備えたこ
    とを特徴とする魚釣用スピニングリール。
JP1991083467U 1991-10-15 1991-10-15 魚釣用スピニングリール Expired - Lifetime JPH086461Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991083467U JPH086461Y2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 魚釣用スピニングリール
EP92117456A EP0537676B1 (en) 1991-10-15 1992-10-13 Spinning reel for fishing
DE69208801T DE69208801T2 (de) 1991-10-15 1992-10-13 Angelwinde
DK92117456.1T DK0537676T3 (da) 1991-10-15 1992-10-13 Spinderhjul til fiskeri

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991083467U JPH086461Y2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 魚釣用スピニングリール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0534866U true JPH0534866U (ja) 1993-05-14
JPH086461Y2 JPH086461Y2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=13803277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991083467U Expired - Lifetime JPH086461Y2 (ja) 1991-10-15 1991-10-15 魚釣用スピニングリール

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0537676B1 (ja)
JP (1) JPH086461Y2 (ja)
DE (1) DE69208801T2 (ja)
DK (1) DK0537676T3 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106386725B (zh) * 2016-09-14 2022-03-25 徐帮奇 推进式渔具绕线装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2963238A (en) * 1955-04-22 1960-12-06 Paul E Gaire Line release for a fishing reel
US4921188A (en) * 1986-09-08 1990-05-01 Smith Benny E Spinning-type fishing reels with improved line handling

Also Published As

Publication number Publication date
JPH086461Y2 (ja) 1996-02-28
DE69208801D1 (de) 1996-04-11
EP0537676B1 (en) 1996-03-06
DE69208801T2 (de) 1996-08-01
DK0537676T3 (da) 1996-04-29
EP0537676A1 (en) 1993-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3560448B2 (ja) 両軸受リールのリール本体
US4509705A (en) Surfcasting spinning reel
US4142694A (en) Bait casting fishing reel
EP0406898A1 (en) Spinning reel for fishing
US4881699A (en) Rotor-locking mechanism for a fishing reel
US3944159A (en) Combination fly and spinning reel
US3796395A (en) Bait casting fishing reel
US6176447B1 (en) Spinning reel for fishing with a spool having front and rear flange portions
US4520971A (en) Fishing reel
JPS61274638A (ja) スピニングリ−ル
JPH086461Y2 (ja) 魚釣用スピニングリール
US6003801A (en) Double-bearing type fishing reel with low-resistance line feed
US3006573A (en) Spinning reel
US4477038A (en) Click device with a line sagging prevention mechanism for a fishing reel
US3958770A (en) Open faced fishing reel with depth memory
US5458296A (en) Spinning reel for fishing
JPH0514779Y2 (ja)
US5301898A (en) Outer spool type spinning reel having improved bail arm control mechanism
JPH0751899Y2 (ja) 魚釣用スピニングリール
US4962900A (en) Fishing line reel selectively operated in the right-hand or left-hand mode
JP3375112B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
CA2272218C (en) Fishing reel
JP2594920Y2 (ja) スピニングリール
JPS5915890Y2 (ja) 魚釣用スピニングリ−ル
JPH0616664B2 (ja) 魚釣用リ−ル