JPH0534787Y2 - - Google Patents

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JPH0534787Y2
JPH0534787Y2 JP11340790U JP11340790U JPH0534787Y2 JP H0534787 Y2 JPH0534787 Y2 JP H0534787Y2 JP 11340790 U JP11340790 U JP 11340790U JP 11340790 U JP11340790 U JP 11340790U JP H0534787 Y2 JPH0534787 Y2 JP H0534787Y2
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vibrator
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は消毒用の液剤を霧化して手指に散布す
る消毒装置等に有用な超音波式霧化装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、この種の超音波式霧化装置に関する発明
が出願人から既に提案されている。(特願平2−
9890・特願平2−9891)。
この超音波式霧化装置は、供給液をホーン周囲
に溜める液溜ホルダをホーンの下端寄りに有し、
ホーン下端の振動出力部を錐体状に形成してい
る。また、ホーン振動出力部の錐体形状は、消毒
液を手指に満遍なく散布するための理想的な散布
形態(断面略長方形)を実現するために工夫され
ており、具体的には、錐体の断面形状が菱形、角
を丸くした菱形或いは略楕円形をなしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の超音波式霧化装置で
は、ホーン振動出力部に精度の高い仕上がりを要
求される一方、その錐体形状が特殊な形で加工が
難しいため、製造コストが高くつくという難点が
あつた。
本考案は前記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、ホーン振動出力部
の加工を容易になし得る超音波式霧化装置を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するため、請求項(1)で
は、高周波信号を印加することによつて振動を発
生する振動子と、振動子に上端を連結され、且つ
振動子で発生した振動の振幅を拡大しその下端の
振動出力部から出力する柱状のホーンとを備え、
ホーンの振動出力部に供給された液体を出力振動
によつて霧化する超音波式霧化装置において、前
記ホーンの振動出力部を、ホーンの周面側からホ
ーンの軸心側に向かつて下方へ突出するように形
成するとともに、前記ホーンの下端寄りに、供給
液をホーン周囲に溜める液溜ホルダを設け、且つ
該液溜ホルダの下面には、複数の供給液流出口を
ホーン周方向の所定位置にそれぞれ設けている。
また、請求項(2)では、前記液溜ホルダ下面の前
記各流出口近傍に、ホーン側面に沿つて下方に延
びる突部を設けている。
また、請求項(3)では、前記液溜ホルダをホーン
の振動の節に対応する部位に固定している。
(作用) 請求項(1)の超音波式霧化装置によれば、液溜ホ
ルダ内に供給された液体は、ホーンの周囲に溜ま
つた後、液溜ホルダ下面の複数の流出口から流出
し、ホーン下端の振動出力部における各流出口に
対応する位置に集中的に供給される。
また、請求項(2)の超音波式霧化装置によれば、
前記流出口から流出した液体は、該各流出口の近
傍に設けられた各突出部とホーンの側面との間に
生ずる毛管現象或いは表面張力の作用によつて該
各突出部の周辺に案内される。
また、請求項(3)の超音波式霧化装置によれば、
液溜ホルダがホーンの振動の節に対応する部位に
固定されていることから、液溜ホルダがホーンの
振動によつて共振することはない。
(実施例) 第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すも
のである。
同図において、1は高周波信号を印加すること
によつて振動を発生する、例えばランジユバン型
の振動子であり、この振動子1には振動子1に一
定の振動を生じさせるための発振回路2が導線を
介して接続されている。また、発振回路2は家庭
用交流電源等からなる電源3より供給される電圧
によつて駆動するようになつている。
4は振動子1で発生した振動の振幅を拡大して
その下端から出力するホーンで、上端から下端に
向かうに従つてその径を段階的に小さくする3つ
の異なつた外径の円柱からなる。このホーン4は
その大径の上端を振動子1に連結され、上端寄り
の異径段差部位には取付板5が貫通止着されてい
る。また、その小径の下端は所定頂角の円錐状に
形成され、その錐面は振動出力面4aをなしてい
る。尚、振動出力面4aの頂角は所望の散布形態
に応じて任意に決定してもよいが、手指散布用と
して用いるなら60°〜135°程度が適当である。
6はホーン4の下端寄りの外周に消毒液を溜め
る液溜ホルダで、略筒状に形成されている。液溜
ホルダ6の底面は中央に向うに従つて低くなる斜
面をなしており、その中央部にはホーン4の下端
側が貫通されている。この貫通縁両側の互いに対
向する計二箇所には、その一部を凹状に切り欠い
てなる消毒液の流出口6aが形成されている。ま
た、液溜ホルダ6はその内側面上部に周設された
環状突部6bをホーン4の中径部分の下部に周設
された環状溝部4bに嵌合し固定されており、こ
の固定部分はホーン4の振動の節に対応してい
る。更に、液溜ホルダ6の側面には、その底面か
ら所定の高さ位置に、過剰に供給された消毒液を
排出するための排液孔6cが設けられている。ま
た、この排液孔6cには消毒液供給用のノズル7
が挿入されており、ノズル7は消毒液の貯留され
たタンク(図示せず)に接続されている。
ここで、前記超音波式霧化装置の動作について
説明する。
まず、発振回路2に電源3から電圧が供給され
ると、振動子1に発振回路2から所定の高周波信
号が印加され、振動子1で発生した振動はホーン
4によつてその振幅を拡大され下端の振動出力面
4aから出力される。この時、ホーン出力にはそ
の軸心方向に振動の節及び腹が交互に現れ、振動
出力面4aは前記振幅の最も大きな腹に対応して
いる。
この振動状態でノズル7から消毒液が吐出され
ると、該消毒液は液溜ホルダ6内に供給されたホ
ーン4の周囲に一旦溜り、各流出口6aから漸次
流出する。流出した消毒液は振動出力面4aに供
給されるとともに、振動出力面4aに接触すると
同時に霧化される。また、各流出口6aはホーン
4を挟んだ両面に位置していることから、振動出
力面4aには各流出口6aに対応する箇所に集中
的に消毒液が供給される。これにより、霧化され
た消毒液の飛散方向に指向性が生じ、第4図a,
bに示すような横方向に広がりを持つ散布形態が
形成される。
このように本実施例の超音波式霧化装置によれ
ば、ホーン4の振動出力面4aを円錐状に形成す
るとともに、液溜ホルダ6の底面にホーン4を挟
む両側に位置する消毒液の流出口6aをそれぞれ
設けることによつて、横方向に広がりを持つ理想
的な散布形態を実現している。従つて、手指に付
着した細菌や病原体を確実に滅却できるのは勿論
のこと、ホーン4の振動出力面4aは従来品のよ
うに複雑な形状を有するものではないから、旋盤
等によつて容易に加工することができ、製造時間
の短縮及び製造コストの低減を実現することがで
きる。尚、振動出力面4aの形状は球状や縦断面
放物線状等であつてもよい。また、液溜ホルダ6
の固定は、その環状突部6bとホーン4の環状溝
部4bとの嵌合によつてなされているので、液溜
ホルダ6をホーン4の周方向に回動させることも
できる。これにより、ホーン4を消毒装置本体等
に取付ける際、従来品ではホーンの向きに方向性
があるため、ホーンの位置合わせには細心の注意
が必要であつたが、本実施例ではホーン4を取付
けた後でも液溜ホルダ6を回動することによつて
散布方向の位置合わせを行うことができるので、
取付け作業を極めて容易に行うことができる。更
にまた、液溜ホルダ6をホーン4の振動の節に対
応する部位に固定しているので、液溜ホルダ6が
ホーン4の振動に共振することがなく、ホーン4
の振動を常に良好な条件下で行うことができる。
また、第5図a,b乃至第8図a,bは液溜ホ
ルダの他の実施例を示すもので、前記実施例と同
等の構成部分には同一の符号を付して示す。即
ち、4はホーン、4aは振動出力面である。
第5図a,bに示す液溜ホルダ10には前記実
施例と同等の消毒液の流出口10aが形成されて
いる。また、流出口10aの端縁には流出口10
aと同一幅の突部10bが下方に延びるように形
成され、突部10bとホーン4との間には僅かな
間隙が形成されている。これにより、流出口10
aから流出した消毒液は毛管現象の作用によつて
突部10bとホーン4との間に案内されるので、
流出口10aに対応する振動出力面4aに集中的
に消毒液を供給でき、指向性の強い散布形態を形
成することができる。
第6図a,bに示す液溜ホルダ20は第5図の
変形例で、その突部20bの幅を流出口20aよ
りも大きく形成したものである。これにより、消
毒液の流出形態aが第6図bに示すように突部2
0bの幅分だけ広がるので、少ない流量の消毒液
を比較的広範囲に散布する場合に適している。
第7図a,bに示す液溜ホルダ30は、第6図
の液溜ホルダ10の流出口10aと突部10bと
の位置を反対にして設けたものである。即ち、液
溜ホルダ30の流出口30aはホーン4の貫通縁
から僅かな距離をおいて形成され、流出口30a
とホーン4との間部分にはホーン4の側面に接し
下方に延びる突部30bを形成している。これに
より、流出口30aから流出した消毒液は表面張
力の作用によつて突部30の両脇を伝つて振動出
力面4aに案内されるので、第5図の液溜ホルダ
10と同様、指向性の強い散布形態を形成するこ
とができる。
第8図a,bに示す液溜ホルダ40は第7図の
変形例で、その突部40bの幅を流出口40aよ
り小さく形成したものである。これにより、消毒
液の流出形態bが第8図bに示すように突部40
bの両脇に集まつた形となので、狭い範囲に比較
的多く消毒液を散布する場合に適している。
(考案の効果) 以上説明したように、請求項(1)の超音波式霧化
装置によれば、ホーンの振動出力部は従来品のよ
うに複雑な形状を有するものではないので容易に
加工することができ、製造時間の短縮及び製造コ
ストの低減を実現することができる。
また、請求項(2)の超音波式霧化装置によれば、
流出口から流出した供給液を該流出口に対応する
振動出力部に集中的に案内することができるの
で、使用状況に応じた的確な指向性を持つ散布状
態を形成することができる。
また、請求項(3)の超音波式霧化装置によれば、
液溜ホルダがホーンの振動によつて共振すること
がないので、ホーンの振動を常に良好な条件下で
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は超音波式霧化装置の部分拡大断面
図、第2図は第1図のA−A線矢視断面図、第3
図は超音波式霧化装置の概略構成図、第4図aは
散布形態を示す側面図、第4図bは第4図aのB
−B線矢視断面図、第5図a,b乃至第8図a,
bは本考案の他の実施例を示すもので、第5図a
は液溜ホルダの拡大断面図、第5図bは第5図a
のC−C線矢視断面図、第6図aは第5図の変形
例を示す液溜ホルダのC−C線矢視断面図、第6
図bは第6図aにおける消毒液の流出形態を示す
説明図、第7図aは液溜ホルダの拡大断面図、第
7図bは第7図aのD−D線矢視断面図、第8図
aは第8図の変形例を示す液溜ホルダのD−D線
矢視断面図、第8図bは第8図aにおける消毒液
の流出形態を示す説明図である。 図中、1……振動子、4……ホーン、4a……
振動出力面、6,10,20,30,40……液
溜ホルダ、6a,10a,20a,30a,40
a……流出口、10b,20b,30b,40b
……突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 高周波信号を印加することによつて振動を発
    生する振動子と、振動子に上端を連結され、且
    つ振動子で発生した振動の振幅を拡大しその下
    端の振動出力部から出力する柱状のホーンとを
    備え、ホーンの振動出力部に供給された液体を
    出力振動によつて霧化する超音波式霧化装置に
    おいて、 前記ホーンの振動出力部を、ホーンの周面側
    からホーンの軸心側に向かつて下方へ突出する
    ように形成するとともに、 前記ホーンの下端寄りに、供給液をホーン周
    囲に溜める液溜ホルダを設け、 且つ該液溜ホルダの下面には、複数の供給液
    流出口をホーン周方向の所定位置にそれぞれ設
    けた ことを特徴とする超音波式霧化装置。 (2) 前記液溜ホルダ下面の前記各流出口近傍に、
    ホーン側面に沿つて下方に延びる突部を設けた ことを特徴とする請求項(1)記載の超音波式霧化
    装置。 (3) 前記液溜ホルダをホーンの振動の節に対応す
    る部位に固定した ことを特徴とする請求項(1)または(2)記載の超音
    波式霧化装置。
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