JPH0534770A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0534770A
JPH0534770A JP17822991A JP17822991A JPH0534770A JP H0534770 A JPH0534770 A JP H0534770A JP 17822991 A JP17822991 A JP 17822991A JP 17822991 A JP17822991 A JP 17822991A JP H0534770 A JPH0534770 A JP H0534770A
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strobe
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camera
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Tsuyoshi Fukuda
強 福田
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英彦 深堀
Shoji Kaihara
昇二 海原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】シャッターチャンスを逃すことのない、照射角
可変型ストロボカメラを提供する。 【構成】レリーズタイムラグを極力減らすために、スト
ロボのアップ動作が開始したと同時に照射角度変更動作
を開始して検出されたレンズの焦点距離に合わせた照射
角度にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに内蔵もしくは取
付可能なストロボで、通常は収納あるいはダウンした状
態にあり、必要なときはアップして使用可能となるよう
なものであり、照射角可変機構を有するものの改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のストロボ装置は照射角度変更可能
なものが多く、特に小型化が必要とされるカメラに内蔵
されたストロボ装置においても照射角度変更可能なもの
が出現して来た。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、近年のス
トロボはカメラに内蔵されるものにおいても外付けされ
るものにおいても携帯性を重視するので通常はダウンし
ており、使用するときのみアップして使用するものが多
くなっている。しかし、上記の様なストロボ装置におい
ては、撮影の際に、ストロボのアップ動作が終了した後
に装着されたレンズに合わせた照射角度への変更が必要
であるために、いわゆるレリーズタイムラグが大きくな
ってしまい、シャッタチャンスをのがしてしまうことに
なる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は上記レリーズタイムラグを極力減らすために、ストロ
ボのアップ動作が開始したと同時に照射角度変更動作を
開始して検出されたレンズの焦点距離に合わせた照射角
度にすることにより、シャッタチャンスを逃すことない
カメラを提供することが可能になった。
【0005】
【実施例】以下に図1ないし図11を参照して本発明の
一実施例を説明する。
【0006】1はカメラ本体の外装としての上カバーで
あり、カメラ本体の一部を構成する。2はケースであ
り、上カバー1に対して回転可能に軸支され、ストロボ
ユニットの骨格をなすものである。2aは長穴であり後
述のリード線40を通すことと、ズームによる部材の移
動を吸収する役目を持つ。3はストロボユニットの外観
をなすストロボカバーであり、ケース2に固定される。
4は前記ストロボユニットの全面を覆うパネルであり、
ストロボ光をコントロールするフレネルレンズ部4a
と、後述する赤目防止用のランプに対応した窓部4bを
有する。5は地板であり、複数のギヤ軸と、外周をケー
ス2の回転軸とする軸受5aと、軸受5bと、ばね掛け
5cを有し、前記上カバー1の裏側にビスで固着され
る。
【0007】6はギヤであり、カメラの本体部またはミ
ラーBOXに固着されたモータM2と、該モータM2に
連結され、後述する遊星歯車機構を含むギヤトレインか
ら噛み合い一方向の回転のみ伝達される。7及び8はギ
ヤであり、ギヤ6の回転はギヤ7からギヤ8へ回転伝達
される。
【0008】9はギヤ8に噛み合うギヤであり、地板5
の軸受5aの内周に回転嵌合される。10はギヤ9に噛
み合うギヤで、図4及び図5に示すように片面に3つの
等角度の羽根部10aを有する。11はレバーであり、
軸部11a,突起11b,ばね掛け11c,スイッチ押
動部11dを有し、軸部11aは軸受5bの内周に回動
可能に支持される。なお、スイッチ押動部11dはポッ
プアップ時でのレバー11の移動時にスイッチSW3
(図2及び図7参照)をオンする。12は爪部12bを
有する緊定レバーであり、爪部12bの近傍に突起12
aを有し、レバー11の軸11aに固定される。13は
ばねであり、一端を地板5のばね掛け5cに、他端をレ
バー11のばね掛け11cに掛けられ、緊定レバー12
を反時計方向、すなわち爪部12bが係止方向に回転す
るように付勢する。14は軸受であり、一部を上カバー
1に固着され、一部をケース2の回転軸とする。
【0009】15L及び15Rはケース2が上カバー1
に対して突出方向に回転した時のストッパーとなるビス
であり、上カバーに締められる。16はケース2を突出
ポップアップ方向に付勢するばねであり、軸受14の外
周の一部に装着され、一腕をビス15Rに他腕をケース
2に掛けられる。17は緊定レバー12の爪部12bを
引っ掛けるフック17aを有する固定係止部材であり、
図6に詳細を示すとおり、カム部17b及び17cを有
し、カム部17cはケース2の回転軸からの円弧となっ
ており、ケース2に固着される。
【0010】図5(A)〜(C)にて示したようにモー
タM2が駆動されると、ギヤ6〜ギヤ10へと回転伝達
され、ギヤ10の羽根部10aはばね13に抗してレバ
ー11の突起11bを押し下げる。すると緊定レバー1
2はレバー11と同じく時計方向に回転され、緊定レバ
ー12の爪部12bは固定係止部材17のフック17a
から解除され、ケース2はばね16の付勢により突出方
向に回動を開始し、突起12aが固定係止部材17のカ
ム部17bに当接する。
【0011】さらにケース2は回動し、ケース2がばね
16の力により回動することにより、固定係止部材17
のカム部17bから17cによって緊定レバー12の突
起12aを押し、カム部17cの領域でレバー11の突
起11bがギヤ10の羽根部10aの回転領域から離れ
るまで緊定レバー12は回転するようになっている(図
5(B)〜(C))。つまり、羽根10aによって緊定
レバー12を解除し、ケース2がアップ動作し、ケース
2のアップ動作で緊定レバー12をさらに逃がし、レバ
ー11の突起11bを羽根10aの回転領域外まで回転
させ、モータM2のさらなる回転をレバー11及び緊定
レバー12に伝達しないようにしている。又、突起12
aがばね13の付勢力によりカム部17cの円弧部に一
定の摩擦力を生じながら、ストロボケース2はビス15
L及び15Rに当接するまで突出方向に回動する(図5
(A)〜(C))。
【0012】18はギヤであり、上カバー1内のギヤ9
と同軸に固着され、回動するケース2内に伝達する。1
9,20はギヤ18の回転を伝えるアイドラーである。
21は一面にカム21aを有し、他面に接片31(図2
参照)が固着されたギヤであり、図9に示すように、広
角部と望遠部と2ケ所の標準部とから成る四つの位相を
有している。
【0013】32は接片31が摺動する基板(図2及び
図10参照)であり、図10に示すように、90°毎に
標準→望遠→標準→広角→標準→…とそれぞれのブレー
キ位相が一定角度毎に設けられており、カム21aの位
相を検知する後述のコロ22aを有したレバー22の回
動位相を検知する。以上、19〜21のギヤはケース2
の軸に回動可能に支持される。22は、ケース2の軸に
回転可能に装着される軸受とカム21aをトレースする
コロ22a及びホルダー27を押す押部22bを有する
伝達レバーである。23はばねで、伝達レバー22の軸
受の外周に装着され、一端をケース2に他端を後述する
ホルダー27に掛けられる。24は押え板で、ギヤ19
〜21及び伝達レバー22を押えた状態でケース2にビ
ス締めされる。
【0014】図11には、標準時のブレーキ開始時
(A)とオーバーラン後の停止時(B)とを示す。
【0015】カムを有するギヤ21と羽根を有するギヤ
10は、ギヤ9及びギヤ18〜20を介して特定のギヤ
比が設定されている。すなわち、本実施例においては、
ギヤ21が1/4回転するごとにギヤ10が2/3回転
するように設定されている。要するにギヤ21は基板3
2のパターンにより90°(1/4回転)ごとにブレー
キ位相が表われ、そのときのギヤ10の羽根は(A)の
状態となり、その後オーバーランして、その最大許容位
置が(B)の状態である。
【0016】モータM2,電源状態、温度条件等あらゆ
る場合においてもオーバーランが(A)の状態から
(B)の状態に納まる様にギヤ比を設定してある。
【0017】すなわち、基板32のブレーキパターンを
15°とするとギヤ10は約40°オーバーランして停
止し、標準、望遠、広角のいずれの場合もギヤ10の羽
根は同様の位相内で停止するようになっている。
【0018】以上から、標準、望遠、広角のいずれの状
態において、ポップアップされたストロボを押し下げて
もレバー11の突起11bはギヤ10の羽根部10aに
干渉しないため、緊定レバー12の爪部12bは固定係
止部材17のフック17aに引っかかり、ストロボは収
納状態に固定される。
【0019】また、本実施例においてはギヤ21のカム
を4つの位相に分け、ギヤ10の羽根を3つとしてギヤ
21の回転に対して、ギヤ10の回転を8/3倍となる
様ギヤ比を設定したが、4/3倍でも良いし、ギヤ21
のカムを3つの位相としてギヤ10とのギヤ比を1/3
の倍数倍としても良い。すなわち、ギヤ21のカム位相
とギヤ10の羽根の位相を合わせ、ギヤ21のいずれの
停止ポジションに対してもギヤ10の羽根同様な位相が
くる前にギヤ21の停止ポジション数とギヤ10の羽根
の数とギヤ比を合わせれば良い。
【0020】25はキセノン管であり、反射笠26に不
図示のゴムで止められる。27はキセノン管25及び反
射笠26を保持するホルダーである。28は保持部材で
あり、ケース2の内側に固着される。29は保持部材2
8に保持される軸であり、パネル4の面に対して垂直に
伸びる。30はレールであり、軸29と平面なレール状
の長穴30aを有し、ケース2の内側に固着される。こ
こでホルダー27は図3に示すように一方を軸29に軸
方向に摺動可能に軸支され、他方を27b部のボス部が
レール30のレール部30aにスライド可能に保持され
る。そしてホルダー27の突起27aにはばね23の一
端が掛けられるのでホルダー27はパネル4の方向へ付
勢され、伝達レバー22によって逆方向規制される。
【0021】つまり、図3及び図11に示すようにモー
タM2から回転伝達されたギヤ21のカム部21aのカ
ム変位に基づき伝達レバー22は揺動され、押部22b
がホルダー27の突起27aをばね23に抗して押し、
ホルダー27のキセノン管25及び反射笠26の発光部
をパネル4に対して垂直方向に往復移動させる。
【0022】図1及び図2において、33は赤目防止用
のランプ、34はその光を集光する反射笠でありパネル
4の窓4b部の裏側に固定される。以上のように、ケー
ス2を3つの部屋に分け、中央部には移動する25〜2
7の部材を含む発光部が、左側方部にはその駆動するメ
カ18〜24が、右側方部には赤目防止ランプのユニッ
ト33及び34が、それぞれ配置されている。40はリ
ード線であり、軸受14を通して、ケース2の一方の側
方部に延出してランプ33へ結線され、さらに長穴2a
を通ってキセノン管25に結線されている。
【0023】次に、図4において、モータM2の出力を
伝達する遊星歯車機構を説明する。モータM2の出力は
ギヤ51及び伝達ギヤを介して太陽ギヤ53に伝達され
る。太陽ギヤ53の中心軸にはフリクション結合された
遊星レバー54が結合し、この遊星レバー54には遊星
ギヤが軸支されている。したがって、太陽ギヤ、遊星レ
バー54、遊星ギヤ55は遊星歯車機構を構成してい
る。
【0024】56はミラー駆動ギヤであり、詳細な図示
は省略したが、このミラー駆動ギヤの一方向回転によっ
て、カムメカニズムを用いてメインミラー60は図4に
て示した観察位置(ダウン位置)から撮影退避位置(ア
ップ位置)へ移動し、さらに観察位置へと復帰する運動
を行なう。
【0025】モータM2の逆転において太陽ギヤ53は
反時計方向に回転して遊星ギヤ55をギヤ6と噛合さ
せ、正転にて遊星ギヤ55はミラー駆動ギヤ56と噛合
する。
【0026】図7は本実施例の回路ブロック図である。
【0027】PRSはカメラ制御を行うもので、例えば
内部にCPU(中央演算処理装置)、ROM、RAM、
A/D変換機能を有する1チップ・マイクロコンピュー
タ(以下、マイコンと略す)である。マイコンPRSは
ROMに格納されたカメラのシーケンス・プログラムに
従って自動露出制御機能、自動焦点検出機能、ストロボ
制御機能、フィルム巻上、メカチャージ機能等のカメラ
の一連の動作を制御する。
【0028】その為にマイコンPRSは同期式通信用信
号SO、SI、SCLK、通信選択信号CLCM、CS
DR、CDDRを用いてカメラ本体内の周辺回路および
レンズと通信して各々の回路やレンズの動作を制御す
る。
【0029】SOはマイコンPRSから出力されるデー
タ信号、SIはマイコンPRSから出力されるデータ信
号、SCLKは信号SO及びSIの同期クロックであ
る。LCMはレンズ回路であり、カメラが動作中のとき
にはレンズ用電源端子に電力が供給され、マイコンPR
Sから出力される同期クロックSCLKに同期して所定
のデータを信号SOから送出するとレンズ回路LCMは
カメラ−レンズ間接点を介して同期クロックSCLK、
信号SOの各バッファ信号をレンズへ出力する。それと
同様にレンズからのその時点でのレンズ焦点距離等の信
号を信号SIとして出力し、マイコンPRSは同期クロ
ックSCLKに同期して上記信号SIをレンズからのデ
ータとして入力する。
【0030】SDRはCCD等から構成される焦点検出
用のラインセンサ装置の駆動回路であり、通信選択信号
CSDRが“H”のとき選択されて、信号SO、SI、
クロックSCLKを用いて制御される。
【0031】SPCは撮影レンズを介した被写体からの
光を受光する露出制御用測光センサであり、その出力S
SPCはマイコンPRSのアナログ入力端子に入力さ
れ、A/D変換後、所定のプログラムに従って自動露出
制御(AE)に用いられる。
【0032】DDRはスイッチ検知および表示用の回路
であり、信号CDDRが“H”のとき選択されて信号S
O、SI、同期クロックSCLKを用いてマイコンPR
Sにて制御される。FMSはフィルム給送検知回路で、
検知出力は信号SFMSとして回路DDRに入力する。
MESはシャッターやミラー等のメカ位相検知回路で、
検知出力は信号SMESとして回路DDRに入力する。
【0033】FLSはストロボの位相検知回路でポップ
アップの有無又はズーム位相を検出して信号SFLSを
回路DDRに入力する。Xはシャッター先幕走行完でオ
ンするスイッチでCN2はシャッター後幕走行完でオン
するスイッチである。
【0034】即ち、マイコンPRSから送られてくるデ
ータに基づいてカメラの表示部材DSPの表示を切り替
えたり、カメラの各種状態に連動するスイッチ又は状態
信号を通信によってマイコンPRSへ報知する。
【0035】スイッチSW1,SW2は不図示のレリー
ズボタンに連動したスイッチで、レリーズボタンの第一
段階の押下げによりスイッチSW1がオンし、引き続い
て第二段階までの押下げによりスイッチSW2がオンす
る。マイコンPRSは後述するようにスッチSW1のオ
ンで測光、自動焦点調節、ストロボポップアップ、赤目
防止発光を行い、スイッチSW2のオンをトリガとして
露出制御、ストロボ発光、フィルムの巻上げを行う。S
W3はストロボのポップアップの完了を検知するスイッ
チであり、上述のレバー11の動きを検出している。M
1はフィルム給送用モータ、M2はミラーアップ・ダウ
ン及びシャッターチャージとストロボのポップアップ並
びにズーム駆動用モータであり、各々の駆動回路MDR
1、MDR2によって正転、逆転の制御が行われる。マ
イコンPRSから駆動回路MDR1,MDR2に入力さ
れている信号M1F、M1R、M2F、M2Rはモータ
制御用の信号である。
【0036】MG1,MG2は各々シャッタ先幕及び後
幕の走行開始用マグネットで、信号SMG1,SMG
2,増幅トランジスタTR1,TR2で通電され、マイ
コンPRSによりシャッタ制御が制御される。
【0037】LAMPは赤目防止用のランプで、信号S
LAMP、増幅トランジスタTn3で通電されマイコン
PRSにより発光制御が行われる。
【0038】FLSはメインコンデンサ、キセノン管を
含むストロボ回路で、発光信号FS、発光停止信号F
0、充電開始信号SC、充電完了信号CFを介してPR
Sにより制御される。
【0039】SW4は赤目防止モードが設定されている
か否かを示すスイッチである。
【0040】上記構成においてカメラの動作についての
フローチャートに従って説明する。
【0041】不図示の電源スイッチがオンとなるとマイ
コンPRSへの給電が開始され、マイコンPRSはRO
Mに格納されたシーケンスプログラムの実行を開始す
る。上記操作にてプログラムの実行が開始されるとステ
ップ#1を経てレリーズボタンの第一段階の押下げによ
りオンとなるとスイッチSW1の検知がなされ、SW1
オフのときはステップ#3へ移行してマイコン内のRA
Mに設定されている制御用のフラグ変数を全てクリアし
初期化する。
【0042】ステップ2,3はスイッチSW1がオンと
なるまでくり返し実行される。
【0043】スイッチSW1がオンとなることによりス
テップ#4へ移行する。ステップ#4では露出制御の為
の測光サブルーチンを実行する。マイコンPRSは図7
に示した測光用センサSPCの出力SSPCをアナログ
入力端子に入力してA/D変換を行って、そのデジタル
測光値から最適なシャッタ制御値、絞り制御値を演算す
るとともに、ストロボ使用の必要性を判断してRAMの
所定アドレスへ格納する。そしてステップ#5でAF動
作を行う。
【0044】ストロボが必要であればステップ#7へ移
行し、装填されているレンズの焦点距離を前記レンズ回
路から導入し、マイコンPRSのRAMにメモリーす
る。
【0045】ストロボが不要であればステップ#15へ
移行しレリーズ動作待ちになる。
【0046】次にステップ#8にてモータM2の逆転を
行い、上述したギヤ6〜8を回転させ緊定レバー12に
よる緊定を解除してストロボはアップされると同時に、
ギヤ9,18〜21を回転させ伝達レバー22を揺動
し、ホルダー27、キセノン管25、反射笠26等を移
動させ照射角度の変更も開始する。
【0047】次にステップ#9へ移行し、ストロボがア
ップしたかどうかをスイッチSW3がオンになったこと
で検知する。アップ完了を検知した時にはステップ#1
0へ移行する。
【0048】ステップ#14では前記ステップ#7で検
出したレンズの焦点距離とストロボの照射角度の対応が
とれているかどうかの判断をする。前記対応がとれてい
ればステップ#11へ移行し、前記モータM2は逆転を
停止する。
【0049】すなわち上述の様に前記モータM2の逆転
で、ストロボのアップ動作と照射角度変更の動作は同時
に開始しており、両方の動作が終了したことを検出して
モータM2の逆転は停止されている。
【0050】なお検知基板32には焦点距離(カム位
相)と対応するパターンが形成されていて、そのパター
ンを接片31が摺動することにより、ストロボのズーム
状態が検知できる。
【0051】次にステップ#12ではストロボが充電完
了しているか否かを判定する。充電未完了であればステ
ップ#13へ移行し、マイコンPRSにてストロボ充電
開始信号SCを出力して充電を開始し充電が完了すると
充電完了信号CFが発生しステップ#14へ移行する。
【0052】ステップ#14では赤目防止モードが設定
されているかどうかスイッチSW4の状態を判定する。
赤目防止モードが設定されていない場合はステップ#1
7へ移行し、赤目防止モードが設定されているとステッ
プ#16へ移行する。
【0053】赤目防止モードが設定されていると図7の
マイコンPRSの信号SLAMPの“H”信号でランプ
LAMP(赤目防止ランプ33)が点灯し、被写体を照
明し瞳孔を絞って赤目を防止する。次にステップ#17
へ進みレリーズボタンの第二段階の押し込みでオンする
スイッチSW2の状態を検出する。スイッチSW2がオ
フならばここで待期する。
【0054】スイッチSW2がオンしていればステップ
#18へ移行する。ステップ#18では瞳孔を絞るのに
必要な時間が経過したかどうかを判定する。なお、ステ
ップ#14において赤目防止モードが設定されていない
時にはタイマー時間は「0」であるのですぐステップ#
19へ移行する。必要な時間が経過していなかったら時
間が経過するまでランプLAMPを点灯させ続ける。必
要な時間経過するとステップ#19へ移行する。
【0055】一方、前記ステップ#6でストロボが必要
ないと判断された際にはステップ#15へ移行し、前記
スイッチSW2のオンの判定をする。スイッチSW2が
オンになるとステップ#25へ移行しレリーズ動作が行
われる。マイコンPRSの信号M2Fにより前記モータ
M2が正転をし、遊星ギヤ55をミラー駆動ギヤと噛合
させて、ミラーアップ動作が行われる。ミラーアップが
完了すると入力位相検出回路MESを介してマイコンP
RSに信号SIが送られ、モータM2が停止する。次に
マイコンPRSの信号SMG1によりシャッタの先幕マ
グネットMG1が励磁され、シャッタ先幕がバネ力によ
り走行しフィルムを露光させる。その後、前記ステップ
4で演算されたシャッタ秒時に基づいて所定時間遅れて
信号SMG2が発生しシャッタ後幕マグネットMG2が
励磁されシャッタ後幕が走行する。ストロボが必要な時
にはこのシャッタ秒時はストロボ同調秒時にセットされ
る。ストロボが必要な場合はステップ#19においてモ
ータM2を正転させてミラーアップ動作を行い、先幕マ
グネットMG1を励磁してシャッタ先幕を走行させる。
そして、ステップ#20へ移行し、シャッタ先幕が走行
完了するとオンするX接点の判定を行う。X接点がオン
すると回路DDRを介してマイコンPRSに信号が送ら
れ、ステップ#21でストロボが発光する(キセノン管
25を閃光させる)。ストロボが発光した場合、不図示
の調光回路の出力に基づいてストロボ発光停止信号Fo
が発生し、ストロボの発光が停止される。次にステップ
#22へ移行し、シャッタ後幕の走行が完了したかどう
か判定する。後幕の走行が完了するとスイッチCN2が
オンし回路DDRを介してマイコンPRSへ信号が伝え
られステップ#23へ移行する。ステップ#23では信
号M2Fに基づいて前記モータM2が正転し、ミラーダ
ウンとシャッタチャージを行う。ミラーダウンとシャッ
タチャージが完了すると前記メカ位相検出回路MESを
介してマイコンPRSに信号が伝えられ、モータM2の
正転が停止する。次にステップ#24へ移行してフィル
ム給送を行う。マイコンPRSの信号MIFに基づいて
モータM1が正転しフィルムを巻き上げる。
【0056】一コマ分のフィルムが巻き上げられるとフ
ィルム信号検出回路FMSを介してマイコンPRSへ信
号が伝えられ、前記モータM1の正転が停止する。尚モ
ータM1は信号MIRに基づいて逆転し、フィルムを巻
戻す構成になっている。前記ステップ#23#24は必
ずしもシリーズに作動する必要はなく同時に作動しても
かまわない。
【0057】以上のステップが終了するとカメラは次の
撮影に備える。
【0058】上述した実施例において特徴的なことは、
前記モータM2の逆転により、ストロボのアップ動作と
照射角度変更の動作を同時に開始しており、従来のよう
にアップした後に照射角変更を行うというシリーズで駆
動していたためにレリーズタイムラグが大きいという欠
点は両者を同時に駆動することにより無くなり、レリー
ズタイムラグの少ないシャッタチャンスに強いカメラが
提供可能となったことである。
【0059】以上の説明では、ストロボ装置はカメラに
内蔵されているものとして説明したが、カメラの外部に
取り付けるストロボ装置に実施しても効果は変わらな
い。
【0060】
【発明の効果】本発明においてはアップ動作と照射角度
変更動作を同時に開始するようにすることにより、従来
に比べ大幅にレリーズタイムラグを短縮することが可能
となり、シャッタチャンスに強いストロボ装置を内蔵あ
るいは外付けしたカメラを提供することが可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラのストロボユニット部分の分解
斜視図。
【図2】図1に示された構造のうち図1の左半部の構造
をカメラの背面側から見た横断面図。
【図3】図1に示された構造のうち、ストロボユニット
のホルダーを示した斜視図。
【図4】該ストロボユニットのズーム機構への動力伝達
系を示した図。
【図5】該ストロボユニットのポップアップ機構の動作
を示した図。
【図6】該ストロボユニットを係止させておくための固
定係止部材を示した図。
【図7】前記カメラに搭載されている電子制御系の概略
図。
【図8】図7に示されたマイクロコンピュータにより実
行される制御動作のフローチャート。
【図9】図4に示された構造のうち、ズーム機構用のカ
ムを示した図。
【図10】ストロボユニットへの動力伝達機構に設けら
れている回転位置検出手段としての導電パターン基板の
正面拡大図。
【図11】該ストロボユニットの動力伝達機構の動作状
態を示した図。
【符号の説明】
1 上カバー 2 ストロボユニットのケース 3 ストロボユニットのカバー 6〜10及び18〜21 ギヤ 11 レバー 12 緊定レバー 13及び16及び23 ばね 14 軸受 17 固定係止部材 22 レバー 24 抑え板 25 キセノン管 26 反射笠 27 ホルダー 28 保持部材 29 軸 30 レール 32 基板 33 赤目防止用ランプ 34 反射笠 53 太陽ギヤ 54 遊星レバー 55 遊星ギヤ 56 ミラー駆動ギヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非使用時は発光部が収納され、使用時の
    み前記発光部がアップし、カメラ本体に装填するレンズ
    の焦点距離に応じて照射角度を変更するストロボ装置を
    内蔵もしくは装着可能なカメラにおいて、前記アップ動
    作開始と同時に前記ストロボの照射角度変更動作を開始
    して検出されたレンズの焦点距離に合わせた照射角度に
    する制御手段を設けたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記制御手段はモーターを一方向回転さ
    せることによって上記アップ動作及び照射角度変更動作
    の両方を行うことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は照射角度変更動作に連動
    して動作するエンコーダを有し、該エンコーダからの検
    出情報を用いて上記モータを停止させたことを特徴とす
    る請求項2記載のカメラ。
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