JPH05346637A - プリント保持性品質を有する帯電防止層及びそれらの製造用塗布組成物 - Google Patents
プリント保持性品質を有する帯電防止層及びそれらの製造用塗布組成物Info
- Publication number
- JPH05346637A JPH05346637A JP3339293A JP3339293A JPH05346637A JP H05346637 A JPH05346637 A JP H05346637A JP 3339293 A JP3339293 A JP 3339293A JP 3339293 A JP3339293 A JP 3339293A JP H05346637 A JPH05346637 A JP H05346637A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binder polymer
- mol
- polymer
- aluminum modified
- latex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/85—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antistatic additives or coatings
- G03C1/853—Inorganic compounds, e.g. metals
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/85—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antistatic additives or coatings
- G03C1/89—Macromolecular substances therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/922—Static electricity metal bleed-off metallic stock
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/25—Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
- Y10T428/258—Alkali metal or alkaline earth metal or compound thereof
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/25—Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
- Y10T428/259—Silicic material
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31855—Of addition polymer from unsaturated monomers
- Y10T428/3188—Next to cellulosic
- Y10T428/31895—Paper or wood
- Y10T428/31899—Addition polymer of hydrocarbon[s] only
- Y10T428/31902—Monoethylenically unsaturated
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31855—Of addition polymer from unsaturated monomers
- Y10T428/31909—Next to second addition polymer from unsaturated monomers
- Y10T428/31928—Ester, halide or nitrile of addition polymer
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Paper (AREA)
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリント保持性品質を有する帯電防止層及び
それらの製造に適する塗布組成物に関する。 【構成】 各表面上をポリオレフィン樹脂層で塗布され
た写真印画紙であって、1つのポリオレフィン層の1つ
の自由表面がプリント保持性帯電防止層を担持し、プリ
ント保持性帯電防止層が実質的にバインダーポリマー中
アルミニウム変性コロイドシリカ及び帯電防止剤から成
り、バインダーポリマーが実質的に約30〜78モル%
のアルキルメタクリレート(ここで、アルキル基は3〜
8個の炭素原子を有する)、約2〜約10モル%のエチ
レン系不飽和スルホン酸のアルカリ金属塩並びに20〜
約65モル%のビニルベンゼンの付加生成物から成るも
のであって、ポリマーが30〜60℃のガラス転移点を
有する写真印画紙を提供する。
それらの製造に適する塗布組成物に関する。 【構成】 各表面上をポリオレフィン樹脂層で塗布され
た写真印画紙であって、1つのポリオレフィン層の1つ
の自由表面がプリント保持性帯電防止層を担持し、プリ
ント保持性帯電防止層が実質的にバインダーポリマー中
アルミニウム変性コロイドシリカ及び帯電防止剤から成
り、バインダーポリマーが実質的に約30〜78モル%
のアルキルメタクリレート(ここで、アルキル基は3〜
8個の炭素原子を有する)、約2〜約10モル%のエチ
レン系不飽和スルホン酸のアルカリ金属塩並びに20〜
約65モル%のビニルベンゼンの付加生成物から成るも
のであって、ポリマーが30〜60℃のガラス転移点を
有する写真印画紙を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント保持性品質を
有する帯電防止層及びそれらの製造に適する塗布組成物
に関する。より詳細には、この発明は印刷インキなどを
包含する多種多様なマーキングを受容及び保持可能なポ
リマーの塗膜を一方の側面上に有するポリオレフィンコ
ート写真印画紙支持体に関する。
有する帯電防止層及びそれらの製造に適する塗布組成物
に関する。より詳細には、この発明は印刷インキなどを
包含する多種多様なマーキングを受容及び保持可能なポ
リマーの塗膜を一方の側面上に有するポリオレフィンコ
ート写真印画紙支持体に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5,075,164号明細書
は、粒状のざらざらな面を提供する成分及びバインダー
コポリマーを必要とするプリント保持性層を担持するポ
リオレフィン層を有する写真印画紙を開示する。
は、粒状のざらざらな面を提供する成分及びバインダー
コポリマーを必要とするプリント保持性層を担持するポ
リオレフィン層を有する写真印画紙を開示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの自動処理装置を
通過せしめる場合に、このような写真印画紙がプリント
保持性層上に提供される表示の保持に関して極めて良好
な結果を与えるとはいえ、より厳しい条件で自動処理装
置を通過させる場合それらは満足のいくプリント保持を
有する訳ではない。例えば、紙の裏面に携わるトラック
もしくはベルトにより装置の各種ステーションを介して
写真印画紙を移動させる処理装置において、プリント保
持性層は損傷を受けるか又或る場合には除去されるの
で、従って現像前にそれに付与された情報は判読できな
くなる。また、写真要素の製造において、塗膜付与処理
中、多様な欠陥、例えばブロッキング、成分の不相溶性
及びはがれが生じる恐れがある。
通過せしめる場合に、このような写真印画紙がプリント
保持性層上に提供される表示の保持に関して極めて良好
な結果を与えるとはいえ、より厳しい条件で自動処理装
置を通過させる場合それらは満足のいくプリント保持を
有する訳ではない。例えば、紙の裏面に携わるトラック
もしくはベルトにより装置の各種ステーションを介して
写真印画紙を移動させる処理装置において、プリント保
持性層は損傷を受けるか又或る場合には除去されるの
で、従って現像前にそれに付与された情報は判読できな
くなる。また、写真要素の製造において、塗膜付与処理
中、多様な欠陥、例えばブロッキング、成分の不相溶性
及びはがれが生じる恐れがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、各表面上を
ポリオレフィン樹脂層で塗布された写真印画紙であっ
て、1つのポリオレフィン層の1つの自由表面がプリン
ト保持性帯電防止層を担持し、プリント保持性帯電防止
層が実質的にバインダーポリマー中アルミニウム変性コ
ロイドシリカ及び帯電防止剤から成り、バインダーポリ
マーが実質的に約30〜78モル%のアルキルメタクリ
レート(ここで、アルキル基は3〜8個の炭素原子を有
する)、約2〜約10モル%のエチレン系不飽和スルホ
ン酸のアルカリ金属塩並びに20〜約65モル%のビニ
ルベンゼンの付加生成物から成るものであって、ポリマ
ーが30〜65℃のガラス転移点を有する写真印画紙を
提供する。
ポリオレフィン樹脂層で塗布された写真印画紙であっ
て、1つのポリオレフィン層の1つの自由表面がプリン
ト保持性帯電防止層を担持し、プリント保持性帯電防止
層が実質的にバインダーポリマー中アルミニウム変性コ
ロイドシリカ及び帯電防止剤から成り、バインダーポリ
マーが実質的に約30〜78モル%のアルキルメタクリ
レート(ここで、アルキル基は3〜8個の炭素原子を有
する)、約2〜約10モル%のエチレン系不飽和スルホ
ン酸のアルカリ金属塩並びに20〜約65モル%のビニ
ルベンゼンの付加生成物から成るものであって、ポリマ
ーが30〜65℃のガラス転移点を有する写真印画紙を
提供する。
【0005】また本発明は、プリント保持性層を表面に
提供するための水性塗布組成物であって、組成物が約4
〜12重量%のアルミニウム変性コロイドシリカ、例え
ば、Ludox AM、Du Pont Co. より市販;約0.6〜約
2.4重量%の帯電防止剤、約3〜約18重量%の上記
ラテックスバインダーポリマー、約5〜約10重量%の
脱泡剤及びバランス水を含有する水性塗布組成物を考慮
する。これらの塗布溶液は、凝塊を形成せしめるラテッ
クスの不安定性を有することなく、すぐれた溶液安定性
を有する。
提供するための水性塗布組成物であって、組成物が約4
〜12重量%のアルミニウム変性コロイドシリカ、例え
ば、Ludox AM、Du Pont Co. より市販;約0.6〜約
2.4重量%の帯電防止剤、約3〜約18重量%の上記
ラテックスバインダーポリマー、約5〜約10重量%の
脱泡剤及びバランス水を含有する水性塗布組成物を考慮
する。これらの塗布溶液は、凝塊を形成せしめるラテッ
クスの不安定性を有することなく、すぐれた溶液安定性
を有する。
【0006】本明細書の発明は、例えばドットマトリッ
クスプリンターを用いることによりペーパープリントの
裏面にバーコードもしくは別の表示をプリントするため
のD&P(photofinishing)業界における特定の用途が
見いだされているとはいえ、本明細書に記載される発明
は、オリジナル表面ドットが所望の特性を所有しないよ
うないずれかの表面にプリントもしくはインキマーキン
グを付与するのに有用でありかつ適している。しかしな
がら、D&Pに関する適用は、その上に押印されるコー
ディング及び表示が、有用であるために苛酷な条件を有
する自動処理装置を介する写真処理に耐えねばならない
ので、特に厳しい要件である。従ってD&P適用では、
バインダーを包含する塗布組成物は以下の要件を有すべ
きである。
クスプリンターを用いることによりペーパープリントの
裏面にバーコードもしくは別の表示をプリントするため
のD&P(photofinishing)業界における特定の用途が
見いだされているとはいえ、本明細書に記載される発明
は、オリジナル表面ドットが所望の特性を所有しないよ
うないずれかの表面にプリントもしくはインキマーキン
グを付与するのに有用でありかつ適している。しかしな
がら、D&Pに関する適用は、その上に押印されるコー
ディング及び表示が、有用であるために苛酷な条件を有
する自動処理装置を介する写真処理に耐えねばならない
ので、特に厳しい要件である。従ってD&P適用では、
バインダーを包含する塗布組成物は以下の要件を有すべ
きである。
【0007】1.成分は相溶性でなければならない。ま
たプリント保持性層が帯電防止特性を有するように、帯
電防止剤が塗布組成物に使用される場合には、これは特
に厳しい要件である。ラテックス状の塗布組成物中のバ
インダーポリマーは、容易に不安定化されてラテックス
粒子の凝集を引き起こすことができる。
たプリント保持性層が帯電防止特性を有するように、帯
電防止剤が塗布組成物に使用される場合には、これは特
に厳しい要件である。ラテックス状の塗布組成物中のバ
インダーポリマーは、容易に不安定化されてラテックス
粒子の凝集を引き起こすことができる。
【0008】2.塗膜は、写真印画紙の製造に際してそ
してまた現像処理の際にローラー/ニップ輸送機械を介
して輸送中、はがれに対して耐性でなければならない。
してまた現像処理の際にローラー/ニップ輸送機械を介
して輸送中、はがれに対して耐性でなければならない。
【0009】3.塗膜は、巻取状で耐ブロック性でなけ
ればならない。すなわち、写真適用で使用されるプリン
ト用紙の製造の際に、処理上ペーパーがそれ自身の上に
巻取られる。文字保持性層がペーパー支持体の反対側の
表面と一緒にブロックされないことが必要である。
ればならない。すなわち、写真適用で使用されるプリン
ト用紙の製造の際に、処理上ペーパーがそれ自身の上に
巻取られる。文字保持性層がペーパー支持体の反対側の
表面と一緒にブロックされないことが必要である。
【0010】4.塗膜は、写真処理溶液に耐えられるよ
うに pH10までの耐アルカリ性でなければならない。 5.塗膜は、処理溶液あるいはエージングによる退色に
対して耐性でなければならない。
うに pH10までの耐アルカリ性でなければならない。 5.塗膜は、処理溶液あるいはエージングによる退色に
対して耐性でなければならない。
【0011】6.塗膜は、写真処理を通してインキもし
くは別のマーキング材料を受容及び保持できなければな
らない。 7.塗膜は光活性であるべきではなく、かつ写真印画紙
の感光性部分を妨害すべきではない。
くは別のマーキング材料を受容及び保持できなければな
らない。 7.塗膜は光活性であるべきではなく、かつ写真印画紙
の感光性部分を妨害すべきではない。
【0012】8.塗膜は、商業的に受け入れられるよう
に6〜12ケ月間安定であるべきである。 9.塗膜は、相対湿度50%で12 log オーム未満の
抵抗率を有するべきである。
に6〜12ケ月間安定であるべきである。 9.塗膜は、相対湿度50%で12 log オーム未満の
抵抗率を有するべきである。
【0013】この発明に従う塗膜及び塗布組成物は、ア
ルミニウム変性コロイドシリカ、帯電防止剤及びラテッ
クスバインダーポリマーを組み合わせて利用することに
よりこれらの要件を満たしており、上記バインダーポリ
マーは、約30〜78モル%のアルキルメタクリレート
(ここで、アルキル基は3〜8個の炭素原子を有す
る)、約2〜約10モル%のエチレン系不飽和スルホン
酸のアルカリ金属塩、並びに20〜65モル%のビニル
ベンゼンモノマー(ここで、ポリマーは約30〜約65
℃、好ましくは約30℃〜約60℃のガラス転移温度を
有する)の付加生成物である。またラテックスは、Tg
が上記範囲内である限り、アルキル基中に3つ未満の炭
素原子を有するアルキルメタクリレートを50モル%ま
で含有してもよい。
ルミニウム変性コロイドシリカ、帯電防止剤及びラテッ
クスバインダーポリマーを組み合わせて利用することに
よりこれらの要件を満たしており、上記バインダーポリ
マーは、約30〜78モル%のアルキルメタクリレート
(ここで、アルキル基は3〜8個の炭素原子を有す
る)、約2〜約10モル%のエチレン系不飽和スルホン
酸のアルカリ金属塩、並びに20〜65モル%のビニル
ベンゼンモノマー(ここで、ポリマーは約30〜約65
℃、好ましくは約30℃〜約60℃のガラス転移温度を
有する)の付加生成物である。またラテックスは、Tg
が上記範囲内である限り、アルキル基中に3つ未満の炭
素原子を有するアルキルメタクリレートを50モル%ま
で含有してもよい。
【0014】バインダーポリマーの重量対アルミニウム
変性コロイドシリカの重量の比は、約1:18〜約3
6:1まで変化できるが、しかしながら約1:1.3〜
約2.8:1の重量比がすぐれたバックマーク保持性を
達成するのに好ましい。最良の結果が、バインダーポリ
マー対アルミニウム変性コロイドシリカの重量比が約
1.1:1〜1.2:1まで変化する場合に得られる。
変性コロイドシリカの重量の比は、約1:18〜約3
6:1まで変化できるが、しかしながら約1:1.3〜
約2.8:1の重量比がすぐれたバックマーク保持性を
達成するのに好ましい。最良の結果が、バインダーポリ
マー対アルミニウム変性コロイドシリカの重量比が約
1.1:1〜1.2:1まで変化する場合に得られる。
【0015】ラテックスバインダーポリマーの製造に際
して、アルキル基中に3〜8個の炭素原子を有するいず
れか適するアルキルメタクリレート、例えば、n−プロ
ピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n
−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、
tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレ
ート、2−メチルブチルメタクリレート、2−ジメチル
プロピルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、2
−メチルペンチルメタクリレート、2,4−ジメチルブ
チルメタクリレート、ヘプチルメタクリレート、2−メ
チルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート
及び4−メチルヘプチルメタクリレートなどを用いても
よい。ブチルメタクリレートを使用することが好まし
く、この成分として最も好ましくはn−ブチルメタクリ
レートであり、それはラテックスポリマーのTg に強い
影響を与え、それによってバインダーポリマーのブロッ
キング特性及び塗布組成物の塗布特性に強い影響を与え
る。好ましくは約30〜約75モル%の量でアルキルメ
タクリレートが用いられる。
して、アルキル基中に3〜8個の炭素原子を有するいず
れか適するアルキルメタクリレート、例えば、n−プロ
ピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n
−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、
tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルメタクリレ
ート、2−メチルブチルメタクリレート、2−ジメチル
プロピルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、2
−メチルペンチルメタクリレート、2,4−ジメチルブ
チルメタクリレート、ヘプチルメタクリレート、2−メ
チルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート
及び4−メチルヘプチルメタクリレートなどを用いても
よい。ブチルメタクリレートを使用することが好まし
く、この成分として最も好ましくはn−ブチルメタクリ
レートであり、それはラテックスポリマーのTg に強い
影響を与え、それによってバインダーポリマーのブロッ
キング特性及び塗布組成物の塗布特性に強い影響を与え
る。好ましくは約30〜約75モル%の量でアルキルメ
タクリレートが用いられる。
【0016】いずれか適するエチレン系不飽和スルホン
酸をこの発明に従うラテックスポリマーの製造に用いて
もよく、このようなものとしては、例えば、スルホエチ
ルメタクリレート、スルホエチルアクリレートもしくは
2−アクリルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸の
ナトリウム塩、カリウム塩及びリチウム塩が挙げられ
る。この成分は、相溶性でない場合にラテックスの不安
定化及び凝集を引き起こし、従ってポリマーを塗布でき
なくするであろう別の塗布成分、特に脱泡剤とラテック
スポリマーを相溶性にするように、約2〜約10モル%
そして好ましくは約5〜約10モル%の量で利用され
る。ナトリウム2−スルホエチルメタクリレートが好ま
しい材料である。
酸をこの発明に従うラテックスポリマーの製造に用いて
もよく、このようなものとしては、例えば、スルホエチ
ルメタクリレート、スルホエチルアクリレートもしくは
2−アクリルアミノ−2−メチルプロパンスルホン酸の
ナトリウム塩、カリウム塩及びリチウム塩が挙げられ
る。この成分は、相溶性でない場合にラテックスの不安
定化及び凝集を引き起こし、従ってポリマーを塗布でき
なくするであろう別の塗布成分、特に脱泡剤とラテック
スポリマーを相溶性にするように、約2〜約10モル%
そして好ましくは約5〜約10モル%の量で利用され
る。ナトリウム2−スルホエチルメタクリレートが好ま
しい材料である。
【0017】ビニルベンゼンモノマーは、この発明に従
うラテックスポリマーの製造に際して20〜約65モル
%の量で、好ましくは約20〜約60モル%の量で、そ
して最も好ましくは約28〜約35モル%の量で使用さ
れる。適するビニルベンゼンモノマーは、スチレンもし
くは置換スチレンモノマー類、例えば、ビニルトルエン
p−エチルスチレン及び p−tertブチルスチレンなどを
包含する。更にまた、ビニル部分はアルキル基、例えば
メチル基及びエチル基などで置換されていてもよく、例
えば、アルファーメチルスチレンが挙げられる。スチレ
ン自体が好ましいとはいえ別のビニルベンゼンモノマー
類を同様の量で使用してもよい。
うラテックスポリマーの製造に際して20〜約65モル
%の量で、好ましくは約20〜約60モル%の量で、そ
して最も好ましくは約28〜約35モル%の量で使用さ
れる。適するビニルベンゼンモノマーは、スチレンもし
くは置換スチレンモノマー類、例えば、ビニルトルエン
p−エチルスチレン及び p−tertブチルスチレンなどを
包含する。更にまた、ビニル部分はアルキル基、例えば
メチル基及びエチル基などで置換されていてもよく、例
えば、アルファーメチルスチレンが挙げられる。スチレ
ン自体が好ましいとはいえ別のビニルベンゼンモノマー
類を同様の量で使用してもよい。
【0018】この発明に従うバインダーポリマーは、水
中約30重量%固体のラテックスポリマーを得るのに適
する安定剤を使用する乳化重合方法により製造される。
特に適する安定剤はDowfax 2A1 、有枝鎖C12アルキ
ル化ジスルホネート化ジフェニルオキシドである。この
発明に従う塗布組成物は、ラテックス/水乳剤について
適度な割合で脱泡剤及び帯電防止剤を添加し、次いで水
分含有量を適度な濃度に調整することにより製造され
る。
中約30重量%固体のラテックスポリマーを得るのに適
する安定剤を使用する乳化重合方法により製造される。
特に適する安定剤はDowfax 2A1 、有枝鎖C12アルキ
ル化ジスルホネート化ジフェニルオキシドである。この
発明に従う塗布組成物は、ラテックス/水乳剤について
適度な割合で脱泡剤及び帯電防止剤を添加し、次いで水
分含有量を適度な濃度に調整することにより製造され
る。
【0019】脱泡剤は塗布組成物中に必須に含有され、
かつこの脱泡剤はラテックスが不安定化又は凝集しない
ようにラテックスバインダーポリマーと相溶性でなけれ
ばならない。いずれか適する脱泡剤を使用してもよいと
はいえ、一価アルコールが好ましい。3〜5個から成る
炭素原子を有するものがより好ましく、そしてイソブタ
ノールが最も好ましい脱泡剤である。
かつこの脱泡剤はラテックスが不安定化又は凝集しない
ようにラテックスバインダーポリマーと相溶性でなけれ
ばならない。いずれか適する脱泡剤を使用してもよいと
はいえ、一価アルコールが好ましい。3〜5個から成る
炭素原子を有するものがより好ましく、そしてイソブタ
ノールが最も好ましい脱泡剤である。
【0020】帯電防止剤は、塗布組成物の製造の際に含
有される。いずれか適する帯電防止剤、例えば、リサー
チ・ディスクロージャー(Research Disclosure) 308
119、1989年12月のパラグラフ XIII に記載の
ものを使用してもよいとはいえ、しかしながら、米国特
許第4,542,095号明細書(引用することにより
すべて本明細書に組み入れられる)に記載されたアルカ
リ金属塩に関連して非イオン性界面活性ポリマーが好ま
しい。ポリエチレンエーテルグリコールと硝酸リチウム
の組み合わせが最も好ましい帯電防止剤である。多種成
分の付加過程中、乳剤は一定な攪拌状態下に維持され、
次いでそれに対して少なくとも30分間攪拌が継続され
る。
有される。いずれか適する帯電防止剤、例えば、リサー
チ・ディスクロージャー(Research Disclosure) 308
119、1989年12月のパラグラフ XIII に記載の
ものを使用してもよいとはいえ、しかしながら、米国特
許第4,542,095号明細書(引用することにより
すべて本明細書に組み入れられる)に記載されたアルカ
リ金属塩に関連して非イオン性界面活性ポリマーが好ま
しい。ポリエチレンエーテルグリコールと硝酸リチウム
の組み合わせが最も好ましい帯電防止剤である。多種成
分の付加過程中、乳剤は一定な攪拌状態下に維持され、
次いでそれに対して少なくとも30分間攪拌が継続され
る。
【0021】印画紙のどちらかの側面上にポリオレフィ
ン層を含有する写真印画紙を、表面に対するインキ保持
性を授与するために組成物を用いてこの発明に従って処
理しようとする場合には、最初にポリオレフィン層がコ
ロナ放電処理されることが好ましい。塗布組成物は、約
0.15g/m2〜約1.5g/m2の間の付着量で塗布さ
れる。組成物は、塗布水性溶液についていずれか伝統的
な方法、例えば直接もしくはオフセットグラビア方法に
より塗布され、そして90〜170°F(32.2〜7
6.7℃)間の温度で乾燥される。カラー及び黒白両方
の写真感光紙を、この発明に従って塗布してもよい。異
なる写真感光要素が異なる付着量を必要とするかもしれ
ない場合、例えば、黒白付着量は一般的には約0.20
〜約1.2g/m2程度であり同様にカラー付着量は一般
的には0.05〜約0.8g/m2であるとはいえ、塗布
されるプリント保持性層を使用しようとする特定の用途
に応じて異なる付着量値で塗布してもよい。この発明に
従って製造される層は、相対湿度(RH)50%で12
log オーム(ohm) 未満の抵抗を示し、かつ好ましくは
約8〜12 log オームの抵抗を示す。
ン層を含有する写真印画紙を、表面に対するインキ保持
性を授与するために組成物を用いてこの発明に従って処
理しようとする場合には、最初にポリオレフィン層がコ
ロナ放電処理されることが好ましい。塗布組成物は、約
0.15g/m2〜約1.5g/m2の間の付着量で塗布さ
れる。組成物は、塗布水性溶液についていずれか伝統的
な方法、例えば直接もしくはオフセットグラビア方法に
より塗布され、そして90〜170°F(32.2〜7
6.7℃)間の温度で乾燥される。カラー及び黒白両方
の写真感光紙を、この発明に従って塗布してもよい。異
なる写真感光要素が異なる付着量を必要とするかもしれ
ない場合、例えば、黒白付着量は一般的には約0.20
〜約1.2g/m2程度であり同様にカラー付着量は一般
的には0.05〜約0.8g/m2であるとはいえ、塗布
されるプリント保持性層を使用しようとする特定の用途
に応じて異なる付着量値で塗布してもよい。この発明に
従って製造される層は、相対湿度(RH)50%で12
log オーム(ohm) 未満の抵抗を示し、かつ好ましくは
約8〜12 log オームの抵抗を示す。
【0022】
【実施例】本発明は、以下の例により更に具体的に説明
されるであろう。
されるであろう。
【0023】例1 スチレン30モル%、n−ブチルメタクリレート60モ
ル%、ナトリウム2−スルホエチルメタクリレート10
モル%の組成を有するラテックスコポリマーを、以下の
ように製造した。1L付加フラスコに脱泡した蒸留水2
25mL、45%Dowfax 2A1 水溶液(Dow Chemical市
販)14mL、スチレン68.9g、ブチルメタクリレー
ト188g及び2−スルホエチルメタクリレート42.
8gを添加した。混合物を窒素下で攪拌した。2L反応
フラスコに脱泡した蒸留水475mL及び45% Dowfax
2A1 14mLを添加した。フラスコを80℃の浴に設
置した。過硫酸カリウム3.0g及びメタ重亜硫酸ナト
リウム1gを添加し、直後に付加フラスコの内容物を4
0分間に亘って添加した。フラスコを窒素下80℃で2
時間攪拌し、次いで冷却した。ラテックスの pHを10
%水酸化ナトリウムを用いて pH7に調整した。少量の
凝塊を取り除くためにラテックスを濾過し、そして30
%固体を含有するようにした。ラテックスポリマーは4
1℃のTg を有する。
ル%、ナトリウム2−スルホエチルメタクリレート10
モル%の組成を有するラテックスコポリマーを、以下の
ように製造した。1L付加フラスコに脱泡した蒸留水2
25mL、45%Dowfax 2A1 水溶液(Dow Chemical市
販)14mL、スチレン68.9g、ブチルメタクリレー
ト188g及び2−スルホエチルメタクリレート42.
8gを添加した。混合物を窒素下で攪拌した。2L反応
フラスコに脱泡した蒸留水475mL及び45% Dowfax
2A1 14mLを添加した。フラスコを80℃の浴に設
置した。過硫酸カリウム3.0g及びメタ重亜硫酸ナト
リウム1gを添加し、直後に付加フラスコの内容物を4
0分間に亘って添加した。フラスコを窒素下80℃で2
時間攪拌し、次いで冷却した。ラテックスの pHを10
%水酸化ナトリウムを用いて pH7に調整した。少量の
凝塊を取り除くためにラテックスを濾過し、そして30
%固体を含有するようにした。ラテックスポリマーは4
1℃のTg を有する。
【0024】例1は、第I表に記載される特定のラテッ
クスポリマーの製造方法を記載しており、第I表では、
モノマー類は、所定のモル%が得られるような量で利用
されている。
クスポリマーの製造方法を記載しており、第I表では、
モノマー類は、所定のモル%が得られるような量で利用
されている。
【0025】
【表1】
【0026】以下の処方の塗布組成物を製造した。処方
表中、上記4種の各ラテックスコポリマーは同様の重量
%で使用した。
表中、上記4種の各ラテックスコポリマーは同様の重量
%で使用した。
【0027】
【表2】
【0028】例1〜4のラテックスコポリマーを利用す
る各塗布組成物を、印画紙の両面に付着量0.3g/m2
でポリエチレン層を担持するコロナ放電処理写真印画紙
の裏面、感光性層の反対側の面上にグラビア塗布した。
組成物を90〜130°F(32.2〜54.4℃)間
の温度で乾燥せしめた。各々得られた4種のペーパーサ
ンプルを以下の試験にかけた。
る各塗布組成物を、印画紙の両面に付着量0.3g/m2
でポリエチレン層を担持するコロナ放電処理写真印画紙
の裏面、感光性層の反対側の面上にグラビア塗布した。
組成物を90〜130°F(32.2〜54.4℃)間
の温度で乾燥せしめた。各々得られた4種のペーパーサ
ンプルを以下の試験にかけた。
【0029】カーバープレス(Carver Press)試験−2枚
のコート紙を背中合わせにして120°F(48.9
℃)、14,000psi (984.2Kg/cm2 )で2分
間カーバープレスに設置した。これらのシートをプレス
より取り出し、そして「0」〜「5」のスケール(ここ
で、「0」評点はシートがばらばらにこわれたことを示
し、そして「5」評点はシートが共にブロックされたこ
とを示す)でスティッキングについて評価した。
のコート紙を背中合わせにして120°F(48.9
℃)、14,000psi (984.2Kg/cm2 )で2分
間カーバープレスに設置した。これらのシートをプレス
より取り出し、そして「0」〜「5」のスケール(ここ
で、「0」評点はシートがばらばらにこわれたことを示
し、そして「5」評点はシートが共にブロックされたこ
とを示す)でスティッキングについて評価した。
【0030】インキ保持性試験−プリント画像を、前処
理リボン式プリントを用いて上記のように製造されたコ
ート紙上に置いた。次いでその紙を、伝統的な処理化学
エクタカラー(Ektacolor) EP−2及びRA−4を用い
て伝統的な処理装置を通過させ、そしてプリント保持性
について評価した。評点「1」は、前処理及び後処理間
に全く差異のないことを示し、一方評点「5」は、処理
工程中全くインキが残存しないことを示す。
理リボン式プリントを用いて上記のように製造されたコ
ート紙上に置いた。次いでその紙を、伝統的な処理化学
エクタカラー(Ektacolor) EP−2及びRA−4を用い
て伝統的な処理装置を通過させ、そしてプリント保持性
について評価した。評点「1」は、前処理及び後処理間
に全く差異のないことを示し、一方評点「5」は、処理
工程中全くインキが残存しないことを示す。
【0031】オートパン(Autopan) 試験−10″×4
0″サンプルを、伝統的なエクタカラー(Ektacolor) E
P−2もしくはエクタカラー(Ektacolor) RA−4化学
を用いて、ベルト伝動オートパン写真処理装置を通過さ
せた。耐湿式摩耗性を、吸収性色素溶液と接触せしめ、
続いて質的評価することにより具体化した。オートパン
試験は、処理工程中帯電防止塗膜がどの程度良好にすり
傷生成を阻止するかについての測定である。この試験は
実質的に湿式摩耗性試験である。
0″サンプルを、伝統的なエクタカラー(Ektacolor) E
P−2もしくはエクタカラー(Ektacolor) RA−4化学
を用いて、ベルト伝動オートパン写真処理装置を通過さ
せた。耐湿式摩耗性を、吸収性色素溶液と接触せしめ、
続いて質的評価することにより具体化した。オートパン
試験は、処理工程中帯電防止塗膜がどの程度良好にすり
傷生成を阻止するかについての測定である。この試験は
実質的に湿式摩耗性試験である。
【0032】表面抵抗率試験−この試験は、写真印画紙
の表面抵抗率を測定する。サンプルをあらかじめRH5
%、72°F(22.2℃)の条件下に16時間おき、
続いて試験の前にRH20%もしくはRH50%、72
°F(22.2℃)の試験条件下に30分間置いた。特
注の電極を用いて Keithley Model 616 ディジタル電位
計で表面抵抗率を測定した。
の表面抵抗率を測定する。サンプルをあらかじめRH5
%、72°F(22.2℃)の条件下に16時間おき、
続いて試験の前にRH20%もしくはRH50%、72
°F(22.2℃)の試験条件下に30分間置いた。特
注の電極を用いて Keithley Model 616 ディジタル電位
計で表面抵抗率を測定した。
【0033】
【表3】
【0034】バックマーク保持性及びオートパン粘着に
ついての評点スケール; 1=傑出、処理済及び未処理間の性質に非常に小さな差
異しか出現せず。 2=優秀、わずかな分解性出現。 3=適格、中程度の分解性出現。 4=不適格、重度の分解性出現。 5=不適格、全て分解。
ついての評点スケール; 1=傑出、処理済及び未処理間の性質に非常に小さな差
異しか出現せず。 2=優秀、わずかな分解性出現。 3=適格、中程度の分解性出現。 4=不適格、重度の分解性出現。 5=不適格、全て分解。
【0035】
【表4】
【0036】第IV表は、ラテックス50%、Ludox A
M42.5%、及び帯電防止ペア7.5%で、すぐれた
バックマーク保持性が生ずることを具体的に示してい
る。この組成物は、最も望ましい。帯電防止剤とラテッ
クスもしくはLudox AM単独では、どちらもバックマ
ーク保持性を示さない。
M42.5%、及び帯電防止ペア7.5%で、すぐれた
バックマーク保持性が生ずることを具体的に示してい
る。この組成物は、最も望ましい。帯電防止剤とラテッ
クスもしくはLudox AM単独では、どちらもバックマ
ーク保持性を示さない。
【0037】
【発明の効果】本発明は、高スピード処理装置で処理し
た後にすぐれたバックマーク保持性を示す樹脂塗膜を含
有する優秀な写真印画紙を提供する。
た後にすぐれたバックマーク保持性を示す樹脂塗膜を含
有する優秀な写真印画紙を提供する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノーマン スコット エジェット アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,ブリッジウッド ドライブ 400
Claims (3)
- 【請求項1】 各表面上にポリオレフィン樹脂層を備え
たペーパーシートを含んで成る写真印画紙であって、1
つのポリオレフィン層の1つの自由表面が実質的にラテ
ックスバインダーポリマー中アルミニウム変性コロイド
シリカ及び帯電防止剤から成るプリント保持性帯電防止
層を有し、上記バインダーポリマーが実質的に約30〜
約78モル%のアルキルメタクリレート(ここで、アル
キル基は3〜8個の炭素原子を有する)、約2〜約10
モル%のエチレン系不飽和スルホン酸のアルカリ金属塩
及び20〜約65モル%のビニルベンゼンモノマーの付
加生成物から成るものであって、上記バインダーポリマ
ーが30℃〜65℃のTg を有し、ラテックスバインダ
ーポリマー及びアルミニウム変性コロイドシリカが、ラ
テックスバインダーポリマー対アルミニウム変性コロイ
ドシリカの重量比約1:18〜約36:1で存在する写
真印画紙。 - 【請求項2】 帯電防止剤がポリアルキレンオキシド及
びアルカリ金属塩である請求項1の写真印画紙。 - 【請求項3】 実質的に4〜約12重量%のアルミニウ
ム変性シリカ、約0.6〜約2.4重量%の帯電防止
剤、約3〜18重量%の実質的に約30〜約78モル%
のアルキルメタクリレート(ここで、アルキル基は3〜
8個の炭素原子を有する)、約2〜約10モル%のエチ
レン系不飽和スルホン酸のアルカリ金属塩及び20〜約
65モル%のビニルベンゼンモノマーの付加生成物から
成るラテックスバインダーポリマー(上記バインダーポ
リマーは30℃〜65℃のTg を有する)、約5〜約1
0重量%の脱泡剤並びにバランス水から成るプリント保
持性層を表面に提供するための水性塗布組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/840,475 US5244728A (en) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | Antistat layers having print retaining qualities |
US840475 | 1992-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05346637A true JPH05346637A (ja) | 1993-12-27 |
JP3192019B2 JP3192019B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=25282478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3339293A Expired - Fee Related JP3192019B2 (ja) | 1992-02-24 | 1993-02-23 | 写真印画紙及び水性塗布組成物 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5244728A (ja) |
EP (1) | EP0558138A1 (ja) |
JP (1) | JP3192019B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7772298B2 (en) | 2002-03-15 | 2010-08-10 | Seiko Epson Corporation | Clear ink composition, ink set, and ink jet recording method using the same |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69323997T2 (de) * | 1993-04-05 | 1999-10-14 | Agfa Gevaert Nv | Lithographischer Träger und Verfahren zur Herstellung einer lithographischen Druckform |
US5973029A (en) * | 1993-10-12 | 1999-10-26 | The Sherwin-Williams Company | Corrosion-resistant waterborne paints |
WO1996024640A1 (de) * | 1995-02-08 | 1996-08-15 | Plastiroute S.A. | Wässrige markierungsmasse und verfahren zu deren herstellung |
US6066442A (en) * | 1995-10-23 | 2000-05-23 | Konica Corporation | Plastic film having an improved anti-static property |
EP0789049A1 (de) * | 1996-02-09 | 1997-08-13 | Ciba SC Holding AG | Antistatisch ausgerüstete Polymere |
US6730380B2 (en) | 1996-02-20 | 2004-05-04 | Safeskin Corp. | Readily-donned elastomeric articles |
EP0883831A4 (en) * | 1996-02-26 | 1999-08-04 | Int Paper Co | COATED PAPER SUITABLE FOR ELECTROSTATIC IMAGE PRODUCTION PROCESSES |
US5723276A (en) * | 1996-09-11 | 1998-03-03 | Eastman Kodak Company | Coating compositions for photographic paper |
US5683862A (en) * | 1996-10-31 | 1997-11-04 | Eastman Kodak Company | Poly(ethylene oxide) and alkali metal salt antistatic backing layer for photographic paper coated with polyolefin layer |
US5800973A (en) * | 1997-04-28 | 1998-09-01 | Eastman Kodak Company | Backing layers for imaging elements containing hard filler particles and crosslinked, elastomeric matte beads |
US5955190A (en) * | 1997-09-29 | 1999-09-21 | Eastman Kodak Company | Antistatic layer for photographic paper |
US5891611A (en) * | 1997-09-29 | 1999-04-06 | Eastman Kodak Company | Clay containing antistatic layer for photographic paper |
WO1999039838A1 (en) * | 1998-02-10 | 1999-08-12 | Vinings Industries, Inc. | A method for enhancing with latex the anti-skid properties of paper |
US6114079A (en) * | 1998-04-01 | 2000-09-05 | Eastman Kodak Company | Electrically-conductive layer for imaging element containing composite metal-containing particles |
US6277006B1 (en) * | 1998-05-21 | 2001-08-21 | Eastman Kodak Company | Coated media bearing surface for conveying abrasive media and the like |
US6120979A (en) * | 1999-05-06 | 2000-09-19 | Eastman Kodak Company | Primer layer for photographic element |
US6171769B1 (en) | 1999-05-06 | 2001-01-09 | Eastman Kodak Company | Antistatic backing for photographic paper |
US6077656A (en) * | 1999-05-06 | 2000-06-20 | Eastman Kodak Company | Photographic paper backing containing polymeric primary amine addition salt |
US7582343B1 (en) | 1999-06-15 | 2009-09-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Elastomeric article with fine colloidal silica surface treatment, and its preparation |
US6197486B1 (en) | 1999-12-27 | 2001-03-06 | Eastman Kodak Company | Reflective print material with extruded antistatic layer |
US6436619B1 (en) | 2001-05-11 | 2002-08-20 | Eastman Kodak Company | Conductive and roughening layer |
US6811724B2 (en) * | 2001-12-26 | 2004-11-02 | Eastman Kodak Company | Composition for antistat layer |
US20030134212A1 (en) * | 2001-12-26 | 2003-07-17 | Eastman Kodak Company | Element with antistat layer |
US6875391B2 (en) * | 2002-06-03 | 2005-04-05 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Method of making a glove having improved donning characteristics |
US20030221240A1 (en) * | 2002-06-03 | 2003-12-04 | Kister Mary Elizabeth | Glove having improved donning characteristics |
US6566033B1 (en) | 2002-06-20 | 2003-05-20 | Eastman Kodak Company | Conductive foam core imaging member |
US20040122382A1 (en) * | 2002-12-23 | 2004-06-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Elastomeric articles with beneficial coating on a surface |
US20050031817A1 (en) * | 2003-08-07 | 2005-02-10 | Littleton Kermit R. | Readily donned, powder-free elastomeric article |
US20080069887A1 (en) * | 2006-09-15 | 2008-03-20 | 3M Innovative Properties Company | Method for nanoparticle surface modification |
US20080070030A1 (en) * | 2006-09-15 | 2008-03-20 | 3M Innovative Properties Company | Static dissipative articles |
US9211565B2 (en) | 2012-02-28 | 2015-12-15 | Carestream Health, Inc. | Adhesive layer for digital detectors |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3525621A (en) * | 1968-02-12 | 1970-08-25 | Eastman Kodak Co | Antistatic photographic elements |
US4197127A (en) * | 1976-10-08 | 1980-04-08 | Eastman Kodak Company | Photographic silver halide composition and element containing sulfonate copolymers |
JPS59114536A (ja) * | 1982-12-21 | 1984-07-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真用印画紙 |
DE3416897A1 (de) * | 1984-05-08 | 1985-11-14 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Photographisches material |
JPS60238828A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-27 | Fuji Photo Film Co Ltd | 写真印画紙用支持体 |
US4542095A (en) * | 1984-07-25 | 1985-09-17 | Eastman Kodak Company | Antistatic compositions comprising polymerized alkylene oxide and alkali metal salts and elements thereof |
JPS62215950A (ja) * | 1986-03-17 | 1987-09-22 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 写真感光材料 |
DE3735871A1 (de) * | 1987-10-23 | 1989-05-03 | Schoeller F Jun Gmbh Co Kg | Fotografisches traegermaterial fuer lichtempfindliche schichten in form eines kunststoffbeschichteten papiers oder einer kunststoffolie mit einer rueckseitenbeschichtung |
ATE84885T1 (de) * | 1987-10-23 | 1993-02-15 | Schoeller Felix Jun Papier | Fotografisches traegermaterial fuer lichtempfindliche schichten in form eines kunststoffbeschichteten papiers oder einer kunststoffolie mit einer beschreibbaren antistatischen rueckseitenbeschichtung. |
US5075164A (en) * | 1989-12-05 | 1991-12-24 | Eastman Kodak Company | Print retaining coatings |
-
1992
- 1992-02-24 US US07/840,475 patent/US5244728A/en not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-02-20 EP EP19930200485 patent/EP0558138A1/en not_active Ceased
- 1993-02-23 JP JP3339293A patent/JP3192019B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-06-08 US US08/073,188 patent/US5385968A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7772298B2 (en) | 2002-03-15 | 2010-08-10 | Seiko Epson Corporation | Clear ink composition, ink set, and ink jet recording method using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0558138A1 (en) | 1993-09-01 |
JP3192019B2 (ja) | 2001-07-23 |
US5385968A (en) | 1995-01-31 |
US5244728A (en) | 1993-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05346637A (ja) | プリント保持性品質を有する帯電防止層及びそれらの製造用塗布組成物 | |
EP0482835B1 (en) | Printable transparency | |
EP0840167B1 (en) | Antistatic backing layer for photographic paper | |
JP2837951B2 (ja) | プリント保持被覆及びその製造用被覆組成物 | |
GB2043485A (en) | Permanent antistatic layers | |
EP0065329B1 (en) | Surface-treated vinyl chloride polymer material including an adhering hydrophilic layer | |
US6171769B1 (en) | Antistatic backing for photographic paper | |
US5397637A (en) | Thermoplastic resin film with excellent offset printability and offset prints thereof | |
US6077656A (en) | Photographic paper backing containing polymeric primary amine addition salt | |
US4074009A (en) | Driographic master | |
US4297429A (en) | Photographic material and diffusion transfer processing solution for making printing plates and method for making printing plates | |
EP0554370B1 (en) | Coating of hydrophilic interpenetrating networks | |
EP0394874B1 (en) | Lithographic printing plate material improved in water retention characteristics | |
US6120979A (en) | Primer layer for photographic element | |
JPS647374B2 (ja) | ||
US4530721A (en) | Lithographic fountain concentrate | |
JPS634231A (ja) | 写真印画紙用支持体 | |
US3960567A (en) | Process and composition for producing photolithographic plate for the graphic arts | |
JPS62160269A (ja) | 水性インク記録用シ−ト | |
JPS6250320B2 (ja) | ||
JPH08286318A (ja) | 写真材料 | |
DE3938423A1 (de) | Fotografisches material mit einer antistatikschicht | |
JPS622260A (ja) | 改良された刷版材料 | |
JPS61291633A (ja) | 支持体に塗布層を設ける方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |