JPH05346498A - ミラ−装置 - Google Patents

ミラ−装置

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JPH05346498A
JPH05346498A JP18055892A JP18055892A JPH05346498A JP H05346498 A JPH05346498 A JP H05346498A JP 18055892 A JP18055892 A JP 18055892A JP 18055892 A JP18055892 A JP 18055892A JP H05346498 A JPH05346498 A JP H05346498A
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JP
Japan
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mirror
load
displacement
load acting
mirror device
Prior art date
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Pending
Application number
JP18055892A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikiyuki Asano
幹之 浅野
Junichi Ogata
順一 緒方
Yoichi Yoshinaga
陽一 吉永
Keiichi Yamazaki
啓市 山崎
Kenji Aoyanagi
健司 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH05346498A publication Critical patent/JPH05346498A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】光源から出る放射光の光束を実験試料に確実に
集光する。 【構成】ミラ−1の長手方向に3個所以上設けた荷重作
用機構10a,10b,10cでミラ−1に荷重を与え
てミラ−1を湾曲させる。このミラ−1を湾曲させると
きに、あらかじめ荷重作用機構10a,10b,10c
の取付位置に応じて定められた変位量と変位検出手段で
測定した変位量との差により各荷重作用機構の圧電素子
12を制御してミラ−長手方向の曲率を可変し、ミラ−
1の反射面を楕円面に近似させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は放射光ビ−ムラインの
放射光を試料に集光するミラ−装置、集光度の向上に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シンクロトロン放射による放射光を利用
するミラ−装置は、放射光をミラ−の反射面に対して、
例えば0.2〜2.5度程度の小角度で入射して反射させ、実
験試料に集光するようにしている。そしてミラ−は放射
光の光軸方向に対して1m前後の非常に長いものが使用
され、放射光を集光するために焦点距離は10〜30m程度
で使用することが多い。このためミラ−の反射面を曲率
が200〜2000m程度の曲面にする必要がある。このような
大きい曲率にミラ−の反射面を直接加工することは困難
であるため、ミラ−に曲げ荷重を与えて湾曲させてい
る。
【0003】このミラ−を湾曲させ放射光を集光するミ
ラ−装置は、図8の斜視図に示すように、直方体のミラ
−1とミラ−1を2次曲面にする湾曲機構2とを有し、
放射光ビ−ムラインに連結され、例えば1/109〜1/1
010ト−ルの圧力の真空容器に収納されている。湾曲機
構2はミラ−1を支持するミラ−ベ−ス3と荷重フレ−
ム4とを有する。ミラ−ベ−ス3は長手方向の両端部に
半円柱状のミラ−支持部5を有し、ミラ−支持部5の上
面でミラ−1を支持している。荷重フレ−ム4の放射光
6が通過する位置を避けた下面のミラ−支持部5より内
側の位置には荷重作用点7を有する。
【0004】そしてスプリング8を介して荷重フレ−ム
4の中央部に下向きの荷重Pを加え、ミラ−支持部5で
支持されているミラ−1に荷重作用点7から下向きの荷
重を加える。この荷重によりミラ−1には、図9に示す
ように、ミラ−支持部5を支点とし、荷重フレ−ム4の
両端部にある荷重作用点7を荷重点として均一な曲げモ
−メントが加えられ、ミラ−1を2次曲面に微小変形す
る。このように湾曲したミラ−1の反射面に対して放射
光6を小角度で入射し、反射させて実験試料に集光して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにミラ−1に均一な曲げモ−メントを加えて湾曲さ
せると、ミラ−1は幾何学的には焦点を1個しか有さな
い放物線に沿った形状になる。このようなミラ−1に光
源から出る放射光の光束を反射して実験試料に集光して
も、十分な集光が行なわれず、実験に必要な放射光強度
や波長分解能が得られないという短所があった。
【0006】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、光源から出る放射光の光束を実験試
料に確実に集光することができるミラ−装置を得ること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るミラ−装
置は、ミラ−の長手方向に曲げモ−メントを与えて反射
面を湾曲させ、ビ−ムラインからの放射光を反射して実
験試料に集光するミラ−装置において、ミラ−の長手方
向に圧電素子を使用した荷重作用機構を3個所以上設け
たことを特徴とする。上記荷重作用機構には変位増幅機
構を設けることが好ましい。
【0008】また、荷重作用機構に変位検出手段を取り
付け、あらかじめ荷重作用機構の取付位置に応じて定め
られた変位量と変位検出手段で測定した変位量との差に
より圧電素子の出力を制御する。
【0009】
【作用】この発明においては、ミラ−の長手方向に3個
所以上設けた荷重作用機構でミラ−に荷重を与えてミラ
−を湾曲させる。このミラ−を湾曲させるときに、あら
かじめ荷重作用機構の取付位置に応じて定められた変位
量と変位検出手段で測定した変位量との差により各荷重
作用機構の圧電素子を制御してミラ−長手方向の曲率を
可変し、ミラ−の反射面を楕円面に近似させる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す構成図であ
る。図に示すように、ミラ−装置は、ミラ−1とミラ−
ベ−ス3と3個の荷重作用機構10a,10b,10c
とを有し、放射光ビ−ムラインに連結された例えば1/
109〜1/1010ト−ルの圧力の真空容器6に収納されて
いる。ミラ−ベ−ス3の両端部にはミラ−支持部5が設
けられ、ミラ−支持部5によりミラ−1を水平に支持し
ている。荷重作用機構10a,10b,10cはミラ−
1に荷重を与えてミラ−1を湾曲させるものであり、ミ
ラ−1の長手方向に対して一定間隔をおいてミラ−ベ−
ス3上に取り付けられている。
【0011】ミラ−1の中央部に設けられた荷重作用機
構10bはミラ−1に上向きの荷重を与えるものであ
り、図2に示すように、フレ−ム11と、圧電素子12
を有しフレ−ム11に押しボルト14で予圧をかけなが
ら取り付けられ、上端に出力部を有する圧電素子予圧手
段13と、フレ−ム11にヒンジ15,16を介して取
り付けられたリンク機構からなる変位増幅手段17とを
有する。
【0012】また、ミラ−1の中央部の左右の設けられ
た荷重作用機構10a,10cはミラ−1に下向きの荷
重を与えるものであり、図3に示すように、フレ−ム1
1と、圧電素子12を有しフレ−ム11に押しボルト1
4で予圧をかけながら取り付けられ、下端に出力部を有
する圧電素子予圧手段13と、フレ−ム11にヒンジ1
5,16を介して取り付けられたリンク機構からなる変
位増幅手段17とを有する。
【0013】変位増幅手段17の一方のレバ−18の中
間部には圧電素子予圧手段13の出力部が連結され、他
方のレバ−19の先端部には荷重作動部20が設けられ
ている。また、荷重作動部20の近傍に歪ゲ−ジ21が
取り付けられている。そして各荷重作用機構10a,1
0b,10cの荷重作動部20がミラ−1の荷重作用点
22a,22b,22cにクランプされている。
【0014】各荷重作用機構10a,10b,10cの
圧電素子12と歪ゲ−ジ21はそれぞれ図4のブロック
図に示すように制御部30に接続されている。制御部3
0は設定値入力部31と演算処理部32と電圧出力部3
3とを有する。
【0015】上記のように構成されたミラ−装置におい
て、各荷重作用機構10a,10b,10cの設定値入
力部31には、湾曲させるミラ−1の目標軌跡と荷重作
用機構10a,10b,10cの設置位置により定まる
変位量の設定値と、ミラ−1の変位量の設定値とで定ま
る荷重とをあらかじめ入力して記憶しておく。そしてミ
ラ−1を湾曲するときは、設定値入力部31から荷重作
用機構10a,10b,10cの設置位置に応じた変位
量の設定値と荷重の設定値を演算処理部33に送る。演
算処理部32は送られた変位量の設定値と荷重の設定値
とから圧電素子12に送る電荷の量を演算して電圧出力
部33に送る。電圧出力部33は送られた電荷の量に応
じた電圧を圧電素子12に送り、圧電素子12から所定
の変位を出力する。この変位を変位増幅手段17増幅
し、荷重作用機構10a,10b,10cにクランプさ
れたミラ−1の荷重作用点22a,22b,22cに変
位と荷重を加える。この荷重作用点22a,22b,2
2cに加える変位を歪ゲ−ジ21で検出して、所定の設
定値になるように制御している。
【0016】例えば図5に示すように一定厚さのミラ−
1の一方の支持端Aから距離Xがそれぞれ250mm,500m
m,750mmのB,C,D点に荷重作用機構10a,10
b,10cで、図6に示すように、変位Yがそれぞれ−
50.1μm,−68.3μm,−52.4μmになるように、B,D
点で−10.68kgf,−13.5kgfの下向きの荷重Pをそれぞ
れ加え、C点で6.14kgfの上向きの荷重Pを加えると、
ミラ−1の反射面を楕円面に近似させることができる。
【0017】この楕円面に近似したミラ−1の第1焦点
に放射光6の光源を置き、第2焦点に実験試料を置くこ
とにより、光源からの放射光6をミラ−1で反射して実
験試料に正確に集光することができ、より強く、より高
い分解能の放射光6を実験試料に入射することができ
る。
【0018】なお、上記実施例は荷重作用機構10a,
10b,10cに変位増幅手段17を設けて圧電素子1
2の出力変位を増幅してミラ−1の荷重作用点22a,
22b,22cに加えた場合について説明したが、図7
に示すように、圧電素子予圧手段13に圧電素子12を
密着させて多層に積層して設けて、出力する変位を大き
くするようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、ミラ−
の長手方向に3個所以上設けた荷重作用機構の取付位置
に応じて定められた変位量と荷重により圧電素子の出力
を制御してミラ−長手方向の曲率を可変するようにした
から、ミラ−の反射面を楕円面に近似させて湾曲するこ
とができ、無収差のミラ−を得ることができるととも
に、より強く、より高い分解能の放射光を実験試料に入
射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図である。
【図2】上方向に荷重を加える荷重作用機構を示す構成
図である。
【図3】下方向に荷重を加える荷重作用機構を示す構成
図である。
【図4】荷重作用機構の制御部を示すブロック図であ
る。
【図5】ミラ−の荷重点と荷重の方向を示す説明図であ
る。
【図6】荷重点における変位と荷重の具体例を示す説明
図である。
【図7】他の荷重作用機構を示す構成図である。
【図8】従来例の構造を示す斜視図である。
【図9】従来例の湾曲状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ミラ− 3 ミラ−ベ−ス 10a,10b,10c 荷重作用機構 12 圧電素子 13 圧電素子予圧手段 17 変位増幅手段 20 荷重作動部 21 歪ゲ−ジ 22a,22b,22c 荷重作用点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 啓市 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 青柳 健司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラ−の長手方向に曲げモ−メントを与
    えて反射面を湾曲させ、ビ−ムラインからの放射光を反
    射して実験試料に集光するミラ−装置において、ミラ−
    の長手方向に圧電素子を使用した荷重作用機構を3個所
    以上設けたことを特徴とするミラ−装置。
  2. 【請求項2】 各荷重作用機構に変位増幅機構を有する
    請求項1記載のミラ−装置。
  3. 【請求項3】 荷重作用機構に変位検出手段を設け、あ
    らかじめ荷重作用機構の取付位置に応じて定められた変
    位量と変位検出手段で測定した変位量との差により圧電
    素子の出力を制御する請求項1又は2記載のミラ−装
    置。
JP18055892A 1992-06-16 1992-06-16 ミラ−装置 Pending JPH05346498A (ja)

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