JPH05346467A - 移動体追尾型通信装置 - Google Patents

移動体追尾型通信装置

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JPH05346467A
JPH05346467A JP4153948A JP15394892A JPH05346467A JP H05346467 A JPH05346467 A JP H05346467A JP 4153948 A JP4153948 A JP 4153948A JP 15394892 A JP15394892 A JP 15394892A JP H05346467 A JPH05346467 A JP H05346467A
Authority
JP
Japan
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laser beam
optical axis
moving body
photodiode
deviation
Prior art date
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Pending
Application number
JP4153948A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Hiraoka
和志 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP4153948A priority Critical patent/JPH05346467A/ja
Publication of JPH05346467A publication Critical patent/JPH05346467A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動範囲が広く、長距離通信が可能な通信装
置を提供する。 【構成】 固定体1と移動体2に送信器3,13と受信器
4,14を設け、移動体2にレーザ光線を反射するコーナ
キューブ15を設け、固定体1に、レーザ発振器5と、こ
のレーザ光線の光軸を修正する2次元スキャナ9と、コ
ーナキューブ15から反射されたレーザ光線のスポット位
置を検出する4分割フォトダイオード10と、この4分割
フォトダイオード10で検出されたスポット位置から光軸
のずれを判断し、制御信号を2次元スキャナ9に出力す
る制御回路12を設けて構成する。 【効果】 固定体1に設けた4分割フォトダイオード10
により、移動体2から反射されたレーザ光線の光軸のず
れを検出し、2次元スキャナ9により出力するレーザ光
線の光軸のずれを常に修正することによって、常に追尾
することができ、連続して正常な通信を維持でき、長距
離通信を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定体と移動体間、あ
るいは移動体と移動体間の通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光、またはレーザ光線を使用した
上記通信装置は、産業用、民生用として多数実用化され
ている。これら通信装置は、2つのタイプに類別するこ
とができる。
【0003】1.拡散光タイプ;広がり角のある光によ
り通信を行う通信装置であり、精密な光軸合わせを必要
としない。ある範囲内で位置・姿勢が変化しても通信可
能である。
【0004】2.平行光タイプ;平行光線により通信を
行う通信装置であり、精密な光軸合わせを行うことによ
り長距離通信が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記拡散光タ
イプの通信装置では、狭い範囲を移動するものには使用
可能であるが、移動範囲が広いもの、長距離に位置する
移動体には、光が拡散減衰するために適用できないとい
う問題があった。
【0006】また、上記平行光タイプの通信装置では、
長距離通信は可能であるが、精密な光軸合わせが必要で
あり、特に送信器の精密な姿勢の調整が必要であるとい
う問題があり、さらに移動体には姿勢変化が伴うため適
用できないという問題があった。
【0007】本発明は上記問題を解決するものであり、
移動範囲が広く、長距離にある移動体にも通信可能な通
信装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の移動体追尾型通信装置は、一方の移動可能
な本体と、他方の移動可能な本体にそれぞれレーザ光線
を使用した送信器と受信器を設け、前記一方の移動可能
な本体に、レーザ光線を反射する反射器を設け、前記他
方の移動可能な本体に、レーザ発振器と、このレーザ光
線の光軸を修正する光軸修正装置と、前記反射器から反
射されたレーザ光線のスポット位置を検出する検出器
と、前記検出器で検出されたスポット位置により光軸の
ずれを判断し、その修正制御信号を前記光軸修正装置に
出力する制御装置を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成によると、他方の移動可能な本体に設
けた検出器と制御回路により、一方の移動可能な本体か
ら反射器により反射されたレーザ光線の光軸のずれを検
出し、光軸修正装置により出力するレーザ光線の光軸の
ずれを常に修正することによって、常に正常な通信が維
持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例における移動体追尾型
通信装置の概略構成を示す図である。
【0011】この移動体追尾型通信装置は、固定体と移
動体間、あるいは移動体とこの移動体を追尾する移動体
間の通信を行う装置であり、本実施例においては、一方
を固定体1、他方を移動体2とする。固定体1と移動体
2の装置は互いにどちら側にあってもよい。
【0012】固定体1には、送信器3と、受信器4と、
半導体レーザ発振器5と、送信器3の情報により半導体
レーザ発振器5から出射されるレーザ光線を変調するド
ライバ6が設けられ、半導体レーザ発振器5の前面に順
に、コリメータレンズ7、ハーフミラー8、およびレー
ザ光線の光軸を修正する2次元スキャナ(ガルバノスキ
ャナ)9が設けられ、半導体レーザ発振器3から出射さ
れたレーザ光線は、コリメータレンズ7により平行光線
にされ、ハーフミラー8を通過した光線は、2次元スキ
ャナ9で反射され、移動体2へ出射される。また、固定
体1には、移動体2から反射されて入射されたレーザ光
線を、2次元スキャナ9、ハーフミラー8を介して入射
する4分割フォトダイオード10と、この4分割フォトダ
イオード10の各出力信号を増幅する4台のアンプ11と、
各アンプ11の出力信号を入力し、これらの信号に応じて
2次元スキャナ9を制御する制御回路12が設けられてい
る。
【0013】光軸修正装置として設けられた2次元スキ
ャナ9は、ハーフミラー8から入射したレーザ光線を反
射する第1の反射鏡21と、この第1の反射鏡21で反射さ
れたレーザ光線を反射して移動体2へ出射する第2の反
射鏡22と、第1の反射鏡21に設けた水平軸を回転してレ
ーザ光線を上下方向にその進行方向を変更する第1のス
キャナ23と、この第1のスキャナ23の第1のドライバ24
と、第2の反射鏡22に設けた垂直軸を回転してレーザ光
線を左右方向にその進行方向を変更する第2のスキャナ
25と、この第2のスキャナ25の第2のドライバ26とから
構成され、制御回路12の制御信号は、第1のドライバ24
と第2のドライバ26へ入力され、これらドライバ24,26
により反射鏡21,22が上下左右に回転され、レーザ光線
の進行方向が修正される。
【0014】また、移動体2には、送信器13と、受信器
14と、固定体1から出射されたレーザ光線を反射するコ
ーナキューブ15と、コーナキューブ15に張りつけたフォ
トダイオード16と、このフォトダイオード16の出力信号
を受信器14へ増幅して出力するアンプ17と、コーナキュ
ーブ15の前面に配置され、通過するレーザ光線を変調す
る外部変調器18と、送信器13の情報により外部変調器18
を駆動し、レーザ光線を変調するドライバ19が設けられ
ている。コーナキューブ15による反射光は入射光と平行
であることから、レーザ光線は再び入射方向に直進し、
固定体1へ出射される。
【0015】上記構成により、固定体1からの情報は、
送信器3からドライバ6へ伝送され、ドライバ6により
半導体レーザ発振器3から出射されるレーザ光線が変調
され、コリメータレンズ7、ハーフミラー8、および2
次元スキャナ9を介して、移動体2へ出射され、この移
動体2へ出射されたレーザ光線は、移動体2のコーナキ
ューブ15に張りつけたフォトダイオード16へ入射され、
その出力信号がアンプ17により増幅され、受信器14で復
調されることにより、移動体2へ伝達される。
【0016】また、移動体2からの情報は、送信器13か
らドライバ19へ伝送され、ドライバ19により駆動される
外部変調器18によって通過するレーザ光線が変調され、
この変調されたレーザ光線が、コーナキューブ15で反射
され、再び入射方向に直進し、固定体1の2次元スキャ
ナ9、およびハーフミラー8を介して4分割フォトダイ
オード10へ入射され、この4分割フォトダイオード10の
出力信号がアンプ11で増幅され、制御回路12により和信
号とされ、この和信号が受信器4で復調されることによ
り、固定体1へ伝達される。
【0017】次に、2次元スキャナ9を使用した追尾の
方法について説明する。図2に示すように、コーナキュ
ーブ15の中心と、入射レーザ光線中心がずれると、反射
レーザ光線は逆の方向に平行移動し、4分割フォトダイ
オード10上のレーザスポットがずれる。この4分割フォ
トダイオード10の各出力信号はアンプ11を介して制御回
路12へ入力され、下記のように制御される。
【0018】すなわち、ハーフミラー8から入射するレ
ーザ光線の上部左に位置するフォトダイオード10Aの出
力信号V1 と、上部右のフォトダイオード10Bの出力信
号V 2 と、下部左のフォトダイオード10Cの出力信号V
3 と、下部右のフォトダイオード10Dの出力信号V4
式1で加減算すると、その加減算値Vxとコーナキュー
ブ15の上下方向のずれdx間には、図3に示す特性が現
れる。
【0019】Vx=V1 +V2 −V3 −V4 …(1) このVxが零となるように、第1のドライバ24へ出力信
号を出力する。また、式2で加減算することで、その加
減算値Vyとコーナキューブ15の左右方向のずれdy間
には、同様に図3に示す特性が現れる。
【0020】Vy=V1 +V3 −V2 −V4 …(2) このVyが零となるように、第2のドライバ26へ出力信
号を出力する。このように、2次元スキャナ9のドラン
バ24,26を介して2次元スキャナ9へフィードバック
し、4分割フォトダイオード10上の中心にレーザスポッ
トが位置するように制御すると、レーザ光線はコーナキ
ューブ15の中心を追尾することになる。
【0021】以上のように、双方向通信を行うことがで
きるとともに、2次元スキャナ9を使用して、追尾する
ことができ、よって下記の優れた効果を期待できる。 1.移動体2へ連続して通信することができる。
【0022】2.レーザ光線を平行光として使用するた
め、長距離通信ができる。 3.媒体が空間であるため、設置作業が簡単で、ケーブ
ルのコストが必要でなくなる。
【0023】4.高速移動体に通信可能である。 5.設置場所が振動していても、通信可能である。 6.レーザ光線に対して透明なガラスなどを通して通信
可能であるため、クリーンルーム、原子炉、真空室など
の密閉空間に改造なしで簡単に通信可能である。
【0024】7.電磁ノイズの影響を受けず、また電子
機器へ影響を与えない。 8.電波のような法律的な規制がない。 9.通信の秘密が保持できる。
【0025】なお、本実施例では、通信用の装置と追尾
用の検出装置を兼用しているが、分離して追尾用の装置
を独立して設けることも可能である。このとき、別装置
として、固定体1に、半導体レーザ発振器5、コリメー
タレンズ7、ハーフミラー8、4分割フォトダイオード
11、アンプ11、制御回路12を設け、移動体2にコーナキ
ューブ15を設け、制御回路12により通信装置の2次元ス
キャナ9を制御することになる。また、ドライバ6によ
り直接レーザ光線を変調しているが、直線偏光レーザ発
振器を用い、偏光子を使用して変調することも可能であ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の構成によれば、他
方の移動可能な本体に設けた検出器と制御装置により、
一方の移動可能な本体から反射されたレーザ光線の光軸
のずれを検出し、光軸修正装置により出力するレーザ光
線の光軸のずれを常に修正することによって、常に追尾
することができ、連続して正常な通信を維持でき、長距
離通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における移動体追尾型通信装
置の概略構成図である。
【図2】同移動体追尾型通信装置における追尾方法を説
明する模式図である。
【図3】同移動体追尾型通信装置における追尾時のずれ
と演算値の特性図である。
【符号の説明】
1 固定体 2 移動体 3,13 送信器 4,14 受信器 5 半導体レーザ発振器 6 ドライバ 7 コリメータレンズ 8 ハーフミラー 9 2次元スキャナ(光軸修正装置) 10 4分割フォトダイオード 11 アンプ 12 制御回路 15 コーナキューブ 16 フォトダイオード 17 アンプ 18 外部変調器 19 ドライバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の移動可能な本体と、他方の移動可
    能な本体にそれぞれレーザ光線を使用した送信器と受信
    器を設け、 前記一方の移動可能な本体に、レーザ光線を反射する反
    射器を設け、 前記他方の移動可能な本体に、レーザ発振器と、このレ
    ーザ光線の光軸を修正する光軸修正装置と、前記反射器
    から反射されたレーザ光線のスポット位置を検出する検
    出器と、前記検出器で検出されたスポット位置により光
    軸のずれを判断し、その修正制御信号を前記光軸修正装
    置に出力する制御装置を設けたことを特徴とする移動体
    追尾型通信装置。
JP4153948A 1992-06-15 1992-06-15 移動体追尾型通信装置 Pending JPH05346467A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4153948A JPH05346467A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 移動体追尾型通信装置

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JP4153948A JPH05346467A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 移動体追尾型通信装置

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JPH05346467A true JPH05346467A (ja) 1993-12-27

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003506691A (ja) * 1999-07-28 2003-02-18 ライカ・ゲオジステームス・アクチェンゲゼルシャフト 空間的な位置と方向づけを決定する方法と装置
JP2005323311A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光空間通信システムとこのシステムに用いられる光送信装置、光受信装置及び光軸補正方法
JP2006319625A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光空間通信システムの相対位置姿勢推定装置
WO2022118402A1 (ja) * 2020-12-02 2022-06-09 日本電信電話株式会社 光通信装置及び光通信方法

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