JPH05346300A - 多段階発破方法と発破装置 - Google Patents

多段階発破方法と発破装置

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JPH05346300A
JPH05346300A JP3359198A JP35919891A JPH05346300A JP H05346300 A JPH05346300 A JP H05346300A JP 3359198 A JP3359198 A JP 3359198A JP 35919891 A JP35919891 A JP 35919891A JP H05346300 A JPH05346300 A JP H05346300A
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JP
Japan
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blasting
units
blast
detonation
detonator
Prior art date
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Pending
Application number
JP3359198A
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English (en)
Inventor
Katsumoto Ueda
勝基 上田
Masayuki Suzuki
雅行 鈴木
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Hazama Ando Corp
Original Assignee
Hazama Gumi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05346300A publication Critical patent/JPH05346300A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回の穿孔及び装薬作業で複数回分の発破を
行うことができ、穿孔及び装薬に要する作業時間を従来
に比べ大幅に短縮できて急速施工が可能になるととも
に、発破作業も効率良く行えるようにする。 【構成】 複数回の発破進行長分の長さの発破孔8を地
山に穿孔した後、受信部2と起爆部3と爆薬部4とを組
にした発破ユニット1の複数を発破孔中に直列に挿入
し、これら発破ユニットを無線又は有線による遠隔操作
で順次多段階に発破させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルや立坑等の掘
削工事における発破方法、特に、地山に穿孔した発破孔
の延長方向に多段階に発破を行う多段階発破方法及び発
破装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6から図9に、山岳トンネル工事にお
いて行われている従来の一般的な発破及びずり出し方法
を示す。従来では、1発破進行長分(通常、1.0〜
2.0m)の発破孔50を穿孔し(図6)、各発破孔5
0に起爆用雷管を挿入した爆薬(親ダイ)51と爆薬
(増ダイ)52を装薬して(図7)発破させ、図8に示
すように爆破後ずり53を例えばサイドダンプショベル
54及びずり出しダンプカー55でずり出しを行った
後、図9に示すようにコンクリート吹付け56及びロッ
クボルト57の打設を行い、次に同様に1発破進行長分
の穿孔・装薬・発破・ずり出し・コンクリート吹付け・
ロックボルト打設を繰り返していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、1
発破毎に、穿孔・装薬を繰り返すため、急速施工するに
当たり時間の短縮化を図る上で大きな障害となってい
た。また、通常の電気雷管を使用し、複数本の発破孔間
における電気雷管同士を電気配線により結線していたた
め、その結線作業に手間と時間がかかるという問題があ
った。
【0004】本発明の目的は、1回の穿孔及び装薬作業
で複数回分の発破を行うことができ、穿孔及び装薬に要
する作業時間を従来に比べ大幅に短縮できて急速施工が
可能になるとともに、発破作業も効率良く行えるように
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による方法では、
複数回の発破進行長分の長さの発破孔を地山に穿孔した
後、受信部と起爆部と爆薬部とを組にした発破ユニット
の複数を発破孔中に直列に挿入し、これら発破ユニット
を無線又は有線による遠隔操作で順次多段階に発破させ
る。
【0006】発破ユニット相互において起爆部が起爆す
る周波数を異ならせ、それぞれに対応する周波数の起爆
信号を送信して起爆させることが望ましい。
【0007】本発明による発破装置は、アンテナを兼ね
る外殻ケース中に、該外殻ケースで受波された起爆信号
により動作する起爆用雷管と、該雷管により起爆される
爆薬とを装填してなる。この発破装置は、上記のような
多段階発破を効率的に行うために、外殻ケース中に起爆
用雷管と爆薬とを装填したものを1つの発破ユニットと
し、その発破ユニットの複数を絶縁体を介して直列連設
した形態にすることができる。
【0008】
【作用】本発明によると、複数回の発破進行長分の長さ
の発破孔を地山に穿孔し、それに発破ユニットを単に直
列に装填しておけば、後は発破孔の穿孔及び装薬作業を
要することなく、複数回の発破進行長分の発破を無線又
は有線による遠隔操作で順次多段階に能率的に行うこと
ができる。その際、発破ユニット相互において、起爆部
が起爆する周波数を異ならせておけば、送信する周波数
を変えるだけで誤爆なく能率的に起爆できる。複数の発
破ユニットは発破孔中に順次押し込むだけで容易に装入
できる。無線操作による場合、各発破ユニットは、その
外殻ケースをアンテナとして起爆信号を受波する。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1に本発明による1個の発破ユニット1を示す。
この発破ユニット1は、一端が閉じたパイプ状の外殻ケ
ース2内に無線起爆用の雷管3と爆薬4とを収納して、
砂や粘土や合成樹脂等の込め物5で内部から封鎖したも
のである。外殻ケース2はアンテナを兼ねて超音波又は
電磁波を受波するようになっている。図の例では、雷管
3は、検波性を良くするため外殻ケース2の盲端部に設
置され、爆薬4は雷管3と込め物5との間に設置されて
いる。
【0010】雷管3は、アンテナである外殻ケース2で
受波された超音波又は電磁波を電気信号として検波し、
その検波信号中に予め決められた周波数の起爆信号があ
ったとき爆薬4を起爆させる構成になっている。その起
爆のための周波数は、従来の周波数同調技術を利用して
任意に調整できるようにすることができる。爆薬4とし
ては、従来一般的に使用されているものを使用できる。
【0011】図2は、上記のような発破ユニット1を使
用して行う本発明の方法の一例を示す。掘削中のトンネ
ル6の切羽7から、穿孔機(図示せず)により複数回の
発破進行長分の長さの発破孔8を穿孔する。例えば、1
回分の長さを2mとして3回分の長さとするならば、長
さ6mの発破孔8を穿孔する。そして、この発破孔8中
に、発破段数個分(図の例では3組)の発破ユニット1
を順次押し込む。その場合、発破ユニット1同士の間に
は、図3に示すように相互の干渉を避けるため絶縁体9
を介在させる。また、発破ユニット1相互において、雷
管3が作動する起爆信号の周波数を互いに異ならせてお
く。
【0012】上記のようにセットした状態でトンネル6
内の送信機10から、各発破ユニット1に対応した周波
数の超音波又は電磁波を送信し、発破孔8中で直列して
いる発破ユニット1を、切羽7から地山側へ向かう順序
で段階的に発破させる。各発破ユニット1では、送信機
10からの超音波又は電磁波を外殻ケース2が受波し、
それが雷管3により検波されて対応する周波数の起爆信
号が検出されたとき、雷管3により爆薬4が起爆され
る。
【0013】複数回の発破進行長分の長さの発破孔8
を、図4に示すようにトンネル周辺についても穿孔する
ようにすると、余掘りが大きくなってしまうので、トン
ネル周辺については図5に示すように1発破進行長ずつ
穿孔及び発破するのが良い。なお、上記の例では超音波
又は電磁波を利用した無線の遠隔操作により起爆させる
ようにしたが、有線による遠隔操作で起爆させることも
可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明の発破方法によれば、複数回の発
破進行長分の長さの発破孔を地山に穿孔し、それに発破
ユニットを単に直列に装填しておけば、後は発破孔の穿
孔及び装薬作業を要することなく、複数回の発破進行長
分の発破を無線又は有線による遠隔操作で順次多段階に
行うことができる。従って、複数回の発破作業において
穿孔作業と装薬作業と結線作業を毎回行っていた従来方
式に比べ、施工に要する時間を大幅に短縮できるととも
に、手間も省ける。
【0015】また、1発破進行長分ごとの発破ユニット
を発破孔中に順次押し込むだけで、複数回の発破進行長
分の装薬作業を一度に行えるので、その作業の自動化は
容易であり、トンネル掘削の自動化に伴い装薬作業も自
動的に行えるようになれば、全自動のトンネル掘削を実
現できる。
【0016】発破ユニット相互において、起爆部が起爆
する周波数を異ならせておけば、送信機において送信す
る周波数を変えるだけで、多段階の発破を能率的にしか
も誤爆なく起爆させることができる。
【0017】各発破ユニットは、その外殻ケースがアン
テナを兼ねているため、簡素な構造にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発破ユニットの断面図である。
【図2】同発破ユニットを使用して行う本発明の方法の
一例を示す概要図である。
【図3】複数回の発破進行長分の発破ユニットを発破孔
中に装填した状態の断面図である。
【図4】複数回の発破進行長分の長さの発破孔をトンネ
ル周辺についても穿孔すると余掘りが大きくなることを
説明する図である。
【図5】トンネル周辺については1発破進行長ずつ穿孔
及び発破することを示す図である。
【図6】従来の発破方法において穿孔した状態を示す図
である。
【図7】従来の発破方法において装薬した状態を示す図
である。
【図8】従来の発破方法においてずり出しを行う状態を
示す図である。
【図9】従来の発破方法においてコンクリート吹付け・
ロックボルト打設を行った状態を示す図である。
【符号の説明】
1 発破ユニット 2 外殻ケース 3 雷管 4 爆薬 5 込め物 6 トンネル 7 切羽 8 発破孔 9 絶縁体 10 送信機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数回の発破進行長分の長さの発破孔を地
    山に穿孔した後、受信部と起爆部と爆薬部とを組にした
    発破ユニットの複数を上記発破孔中に直列に挿入し、こ
    れら発破ユニットを無線又は有線による遠隔操作で順次
    多段階に発破させることを特徴とする多段階発破方法。
  2. 【請求項2】前記発破ユニット相互において起爆部が起
    爆する周波数を異ならせ、それぞれに対応する周波数の
    起爆信号を送信して起爆させることを特徴とする請求項
    1に記載の多段階発破方法。
  3. 【請求項3】アンテナを兼ねる外殻ケース中に、該外殻
    ケースで受波された起爆信号により動作する起爆用雷管
    と、該雷管により起爆される爆薬とを装填してなること
    を特徴とする発破装置。
  4. 【請求項4】アンテナを兼ねる外殻ケース中に、該外殻
    ケースで受波された起爆信号により動作する起爆用雷管
    と、該雷管により起爆される爆薬とを装填して1つの発
    破ユニットとし、その発破ユニットの複数を絶縁体を介
    して直列連設してなることを特徴とする発破装置。
  5. 【請求項5】前記発破ユニット相互において、前記起爆
    用雷管が動作する前記起爆信号の周波数を異ならせたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の発破装置。
JP3359198A 1991-12-26 1991-12-26 多段階発破方法と発破装置 Pending JPH05346300A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431951B1 (ko) * 2002-06-21 2004-05-17 엘지건설 주식회사 터널 굴착단면 여굴 최소화를 위한 분할장약 발파방법
KR100467483B1 (ko) * 2002-06-28 2005-01-24 강대우 암반발파공 밀폐마개
JP2015025239A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 大成建設株式会社 トンネル掘削工法
KR20190113495A (ko) * 2018-03-27 2019-10-08 한국해양과학기술원 수중 광역 발파 시스템 및 그 방법

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02