JPH0534589U - ゴムストレスコーンの部分放電試験装置 - Google Patents

ゴムストレスコーンの部分放電試験装置

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JPH0534589U
JPH0534589U JP9159491U JP9159491U JPH0534589U JP H0534589 U JPH0534589 U JP H0534589U JP 9159491 U JP9159491 U JP 9159491U JP 9159491 U JP9159491 U JP 9159491U JP H0534589 U JPH0534589 U JP H0534589U
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猛 小島
昭治 岩下
俊彦 西村
宇弘 足立
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エポキシ碍管10の中心を貫通する絶縁銅棒
16にゴムストレスコーン30を嵌め、課電用カバー2
0で覆って試験電圧を印加する際に、従来は装置全体を
絶縁油に浸して、ノイズとなる放電(ゴムストレスコー
ンとエポキシ碍管や絶縁銅棒との間の)を防いでいた。
そのため、油中に手を入れる作業となる。また大量の油
の吸湿対策も必要で、作業性が悪かった。この課題を解
決する。 【構成】 課電用カバー20の内側に、ゴムストレスコ
ーン30の半導電部分34と気密にかつスライド自在に
接触する導電性の押しパイプ50を取り付ける。その先
端部でストレスコーン30を押して、エポキシ碍管10
との界面の面圧を確保し、放電を防ぐ。また押しパイプ
50の内部に絶縁油54を入れ、それを加圧することに
より、ストレスコーン30〜絶縁銅棒16の間の放電を
防ぐ。そのため、装置を油に浸す必要が無くなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、CVケーブルのプレハブ接続に用いるゴムストレスコーン(プレ モールド絶縁体)の、部分放電試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
[装置の構成] 図2において、 10はエポキシ碍管である。これは中間接続部のエポキシ碍管を長手方向に2 分したもの、または機器直結型終端接続部用のエポキシ碍管、とほぼ同等のもの であり、埋設電極12,14を有する。 このエポキシ碍管10は、通常の終端接続部の場合と上下を反対にした状態( ゴムストレスコーンの挿入側が上)で用いている。
【0003】 15はストッパで、ケーブル接続部に用いるものと同様に、金属性のリングか らなる。 16は絶縁銅棒である。これは銅の棒の上にたとえばエポキシ樹脂の絶縁層を 設けたもので、ケーブル導体を模擬する。これは、エポキシ碍管10の中心軸上 に設けられる。 18は台で、銅などの金属板からなる。この上にエポキシ碍管10および絶縁 銅棒16が直立状態で取り付けてあり、エポキシ碍管10の電極12および絶縁 銅棒16の金属部分と台18とは電気的に接続している。
【0004】 20は課電用カバーである。銅などの金属からなり、椀形をしており、エポキ シ碍管10の後部を覆って、電界遮蔽を行うことのできる大きさである。 課電用カバー20の内面に金属のカラー22が突出している。課電用カバー2 0をエポキシ碍管10の後部にかぶせたとき、このカラー22の部分がエポキシ 碍管10に引っかかり、かつ電極14と電気的に接続する。 24はシールドリングである。
【0005】 26は油槽で、内部に絶縁油(シリコーン油など)28が充満しており、その 中に上記の装置の全体が浸された状態で収容される。 台18は接地される。
【0006】 [試験方法] 絶縁油28の中にある絶縁銅棒16にゴムストレスコーン30を外嵌めして、 その先端をストッパ15に、また絶縁部分32の傾斜面をエポキシ碍管10の内 面に、それぞれ密着させる。 半導電部分34の後端に形成しておいた試験用電極36と電極14との間を電 線38で接続する。 課電用カバー20をかぶせる。カバー20と試験用電極36とは、上記カラー 22〜電極14〜電線38を介して電気的に接続される。
【0007】 課電用カバー20に試験電圧40を印加する。電圧は試験用電極36とストッ パ15ならびに絶縁銅棒16との間に印加され、実使用に近い状態で課電される ことになる。 ゴムストレスコーン30内部の欠陥などによる部分放電は、測定装置42によ り検出される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
(1)上記のように、試験時には、ゴムストレスコーンの試料ごとに課電用カバ ー20を外し、試料を油槽26中に入れ、試料をセットした後課電用カバー20 をかぶせて、試験を実施していた。 これらはすべて油の中に手を入れながらの作業となる。そのため、作業性が非 常に悪かった。 (2)油槽26中のシリコーン油は、水分を吸い易いため、その都度ドラム缶に 回収するなど、準備や片付けに非常に手間がかかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1のように、 (1)課電用カバー20の内側に、導電性材料からなり、内面が前記ゴムストレ スコーン30の半導電部分34と気密にかつスライド自在に接触する押しパイプ 50を取り付け、その先端部によって前記ゴムストレスコーンを押すことができ るようにし、 (2)押しパイプ50の内部に絶縁油54を入れ、それを加圧できるようにする 。
【0010】
【作用】
(1)課電用カバー20の内側に取り付けた押しパイプ50が、導電性材料から なり、内面がゴムストレスコーン30の半導電部分34とスライド自在に接触し ていることにより、課電用カバー20とゴムストレスコーンの半導電部分34と が電気的に接続される。 (2)押しパイプ50の先端部によってゴムストレスコーン30を押すことがで きるようになっていることにより、ゴムストレスコーン30とエポキシ碍管10 との界面に所定の面圧を確保することができる。 (3)押しパイプ50の内面とゴムストレスコーンの半導電部分34とを気密に 接触させることにより、押しパイプ50の内部に入れた絶縁油54の漏れを防ぐ ことができる。 (4)押しパイプ50の内部に入れた絶縁油54を加圧することにより、絶縁銅 棒16とゴムストレスコーン30との隙間に加圧された油が入り込み、それらの 間からの放電発生を防止する。
【0011】
【実施例】
[装置の構成] 図1において、 50が押しパイプである。銅などの導電材料からなり、課電用カバー20の内 側の中央に取り付けられる。その内面は、ゴムストレスコーン30の半導電部分 34に対して気密にかつスライド自在に接触するようになっている。 その先端に押し部分52を形成する。押し部分52の内面は傾斜し、ゴムスト レスコーン30の半導電部分34の傾斜面に密着する。
【0012】 54は押しパイプ50の内部に入れた絶縁油(シリコーン油など)、 56は押しパイプ50内の上部隙間に充填した絶縁ガス(窒素ガスなど)で、 油54の加圧用である。
【0013】 押しパイプ50により、ゴムストレスコーン30の半導電部分34と課電用カ バー20とが電気的に接続されるので、従来のカラー22は用いない。 その代わり、課電用カバー20を受け台58の上に載せる。またアーム60に より課電用カバー20を上から押さえて、上方に持ち上げられないようにする。
【0014】 前記の台18ごと、エポキシ碍管10,ストッパ15,絶縁銅棒16,ゴムス トレスコーン30を持ち上げて、ゴムストレスコーン30〜エポキシ碍管10の 界面の面圧を確保するために、たとえば油圧シリンダ62を設ける。
【0015】 従来の油槽26および絶縁油28は用いる必要がない。
【0016】 [試験方法] 絶縁銅棒16にゴムストレスコーン30を外嵌めして、その先端をストッパ1 5に、また絶縁体部分32の傾斜面をエポキシ碍管10の内面に、それぞれ密着 させる。
【0017】 課電用カバー20をかぶせ、受け台58上に置く。そのとき、押しパイプ50 がゴムストレスコーン30の半導電部分34に気密に密着する。 アーム60を倒して課電用カバー20を押さえる。
【0018】 押しパイプ50内に絶縁油54を入れる。絶縁油54はゴムストレスコーン3 0と絶縁銅棒16との間にも入り込むが、下部にストッパ15あるため、漏れな い。 絶縁油54の上の隙間に絶縁ガス56を入れ、2kg/cm2程度の圧力を絶縁油5 4に加える。こうすることにより、絶縁銅棒16〜ゴムストレスコーン30間か らの放電発生を防ぐことができる。
【0019】 油圧シリンダ62によりエポキシ碍管10,ゴムストレスコーン30などを持 ち上げる。すると、ゴムストレスコーン30は押しパイプ50の押し部分52に より押され、ゴムストレスコーン30〜エポキシ碍管10の界面の面圧が確保さ れる。そのためこの部分からの放電発生も防がれる。
【0020】 その後、課電用カバー20と台18間に試験用電圧40を印加して、従来と同 じように試験を行う。
【0021】
【考案の効果】
(1)押しパイプの先端部によってゴムストレスコーンを押すことができるよう にしたので、ゴムストレスコーンとエポキシ碍管との界面に所定の面圧を確保す ることができる。そのため、この部分でのボイド放電はなくなる。 (2)押しパイプの内部に入れた絶縁油を加圧できるようにしたので、絶縁銅棒 とゴムストレスコーンとの隙間に加圧された油が入り込む。そのため、それらの 間からの放電発生が防止される。 (3)上記(1)(2)に述べたようにゴムストレスコーンとエポキシ碍管およ び絶縁銅棒との界面における放電(部分放電検出のノイズとなる)がなくなるの で、従来のように、装置全体を絶縁油の中にどぶ漬けする必要はなくなり、作業 性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の説明図。
【図2】従来技術の説明図。
【符号の説明】
10 エポキシ碍管 12,14 電極 15 ストッパー 16 絶縁銅棒 18 台 20 課電用カバー 22 カラー 24 シールド 26 油槽 28 絶縁油 30 ストレスコーン 32 絶縁部分 34 半導電部分 36 試験用電極 38 電線 40 試験電圧 42 測定装置 50 押しパイプ 52 押し部分 54 絶縁油 56 絶縁ガス 58 受け台 60 アーム 62 油圧シリンダ
フロントページの続き (72)考案者 足立 宇弘 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)考案者 新延 洋 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間接続部用のエポキシ碍管を長手方向
    に2分したものと、または終端接続部用のエポキシ碍管
    と、ほぼ同等のエポキシ碍管の中心に絶縁銅棒を貫通さ
    せておき;前記絶縁銅棒にゴムストレスコーンを外嵌め
    してその絶縁部分を前記エポキシ碍管に密着させ;前記
    ゴムストレスコーンの後部とゴムストレスコーン絶縁部
    分の先端との間に電圧を印加する、ゴムストレスコーン
    の部分放電試験装置において、 導電性材料からなり、内面が前記ゴムストレスコーンの
    後端半導電部分と気密にかつスライド自在に接触する押
    しパイプを取り付けて、押しパイプ先端部によって前記
    ゴムストレスコーンを押すことができるようにし;当該
    押しパイプの内部に絶縁油を入れ、当該絶縁油を加圧で
    きるようにした、ゴムストレスコーンの部分放電試験装
    置。
JP9159491U 1991-10-11 1991-10-11 ゴムストレスコーンの部分放電試験装置 Expired - Fee Related JP2552904Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012202790A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Exsym Corp プレモールド絶縁体の部分放電試験装置及びプレモールド絶縁体の部分放電試験方法

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JP2012202790A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Exsym Corp プレモールド絶縁体の部分放電試験装置及びプレモールド絶縁体の部分放電試験方法

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JP2552904Y2 (ja) 1997-11-05

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