JPH0534579A - 温度補償装置付測距装置およびそれを使用したカメラ - Google Patents

温度補償装置付測距装置およびそれを使用したカメラ

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JPH0534579A
JPH0534579A JP19017791A JP19017791A JPH0534579A JP H0534579 A JPH0534579 A JP H0534579A JP 19017791 A JP19017791 A JP 19017791A JP 19017791 A JP19017791 A JP 19017791A JP H0534579 A JPH0534579 A JP H0534579A
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JP
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temperature
light receiving
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measuring device
displacement means
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JP19017791A
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English (en)
Inventor
Koji Sato
幸治 佐藤
Shinichi Endo
慎一 遠藤
Yuji Nakajima
裕司 中嶋
Tomihiko Aoyama
富彦 青山
Hiroto Tsuyuki
裕人 露木
Hironobu Amamiya
裕伸 雨宮
Tomoki Chijiiwa
智樹 千々岩
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Seikosha KK
Original Assignee
Seikosha KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化による受光素子の変位を補正し、温
度が変化しても常に正確な測距データが得られるように
する。 【構成】 投光素子2から赤外線をレンズを介して被写
体4に投光し、その反射光をレンズ5を介して受光素子
6で受光する。受光素子6は取付け板7に固定され、取
付け板変位手段8により変位される。取付け板変位手段
8にはその駆動回路10から電圧が供給される。制御回路
12に温度測定装置15から温度情報が提供され、制御回路
12内の記憶装置16に、温度変化による取付け板7の変位
を打ち消すのに必要な、取付け板変位手段8の駆動電圧
を求めるデータを記憶させる。測距の前に温度測定装置
15により温度を測定し、制御回路12で温度変化を求めて
記憶装置16からこの温度変化に対応する駆動電圧を読み
出し、駆動回路10を介して取付け板変位手段8を駆動
し、受光素子6を温度変化分が補正された正しい位置に
変位させる。その後で測距動作を行い、合焦動作を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度補償装置付測距装
置およびカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被写体までの距離を測定する
場合に、カメラに設けた投光素子から例えば赤外線を投
光し、被写体で反射した光をカメラ内の受光素子で受光
し、受光素子からの出力信号により被写体までの距離を
測定し、その距離に適合したレンズの送り量を得てい
る。受光素子はカメラのプラスチック等で作られた構成
部品に固定的に設けてあるので、外気の温度の変化によ
って線熱膨張係数の大きい構成部品が大きく伸縮し、こ
のために受光素子の位置が微妙に変位する。例えば、受
光素子の変位により、反射光を受ける位置が数十μm変
化したとすると、この受光素子からの出力信号によって
レンズの送り量が決められた場合には、被写体までの距
離が数m変化したと同等の結果になり、正確なピント合
わせができないことになる。特に使用温度範囲の広いカ
メラでは、温度条件下において光学部品、回路部品の温
度依存性に鑑みて、反射光位置として数十μmの変化は
容易に生じてしまう。
【0003】そこでこの誤差を補正するために、例え
ば、特開平1−300209号公報によれば、上記のよ
うにして受光素子から出力信号を得た後で、周辺温度を
温度検出素子によって検出し、マイコンによって、上記
の出力信号により得られるレンズ送り量を、検出された
温度条件によって補正して、適正なレンズの送り量が得
られるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の誤差を補
正するものでは、誤差分を含んだ測距データが受光素子
から得られるので、マイコンによって更にこの誤差分を
補正しなければならず、回路構成が複雑になり、コスト
も上昇するという問題がある。また、受光素子の変位は
わずかであってもレンズ駆動量をそれに応じて補正する
ためには構成が複雑になる。
【0005】本発明の目的は、簡単な構成によって温度
変化による光学部材の変位を補正して、温度が変化して
も常に正確な測距データが得られ、これによって適正な
合焦位置にレンズを送ることができるようする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の温度補償装置付測距装置は、被写体までの
距離を測定するための投光素子及び変位自在に支持され
た受光素子を含む測距装置と、受光素子を変位させる変
位手段と、変位手段の駆動回路と、環境温度を測定する
温度測定装置と、環境温度に応じて生じる受光素子の基
準位置からの位置ずれ量を補正するための補正データを
記憶させる記憶装置と、温度測定装置による測定温度と
記憶装置内の補正データとに基いて変位手段の駆動回路
を制御する制御回路とを具備している。
【0007】上記の補正データは、測定温度とそれに対
応する駆動回路の変位手段駆動電圧とを記憶したもので
あり、制御回路は、補正データから測定温度に対応する
駆動電圧を読み出して駆動回路を制御するものである。
【0008】また上記の補正データは、基準温度からの
温度差に対応する駆動回路の変位手段駆動電圧の変化量
を示す温度・電圧係数であり、制御回路は、測定温度と
温度・電圧係数に基いて駆動回路を制御するものであ
る。そしてこの温度補償装置付測距装置は、カメラに用
いると特に効果的である。
【0009】
【実施例】図1,図4乃至図6に示すように、測距装置
1は、プラスチック製の枠20に、例えば赤外線を投光
する投光素子2と、その前面にレンズ3とが固定してあ
る。また投光素子2からの赤外線が被写体4で反射した
光の通路上に、レンズ5が枠20に固定してある。更に
このレンズ5の後方に受光素子6が設けてある。
【0010】受光素子6は取付け板7に固定してあり、
取付け板7は後述する取付け板の変位手段8により、レ
ンズ5に平行に変位可能に設けてある。取付け板の変位
手段8としてはモータ,積層圧電素子などが用いられ、
積層圧電素子としては、屈曲型のものや伸縮型のものな
どが適宜用いられる。図4の取付け板の変位手段8は伸
縮型の積層圧電素子であり、電圧の印加により図4左右
方向に伸縮する。取付け板7には引っ張りばね9が掛止
めてあり、図5に示すように取付け板7に設けたガイド
溝7a,7bに取付け板の変位手段8に設けたガイドピ
ン8a,8bを摺動自在に嵌合し、引っ張りばね9の付
勢力によって取付け板7を常に取付け板の変位手段8に
当接するように付勢している。
【0011】図1に示すように、取付け板の変位手段8
には変位手段の駆動回路10から電圧が供給され、また
投光素子2には投光素子の駆動回路11から電圧が供給
される。制御回路(CPU)12はカメラ全体の制御を
行うものであるが、ここでは合焦のための制御について
説明する。CPU12からオートフォーカスIC13に
測距命令を与えかつ測距データを得ており、また合焦の
ために撮影レンズを移動させるモータの駆動回路14に
信号を供給している。また環境温度を測定する温度測定
装置15からは測定温度データが供給される。
【0012】CPU12内には記憶装置(ROM)16
が備わっており、この記憶装置16には、予め、環境温
度に応じて生じる受光素子6の基準位置からの位置ずれ
量を補正するための補正データを記憶させておく。補正
データとしては、例えば、プラスチック製の構成部品
が、基準温度例えば20℃から±1℃温度変化した場合
に、取付け板7が基準温度での基準位置から何μmの位
置ずれ量があるかのデータを調べ、この位置ずれ量を補
正するために駆動回路10の変位手段駆動電圧をどれだ
けにするかというデータを、測定温度に対応する変位手
段駆動電圧のテーブルに作成してこれを記憶回路16に
記憶させる。また例えば、回路構成部品の電気的な抵抗
が温度変化により影響を受けるので、そのデータも加味
したテーブルを作成して記憶させる。あるいは補正デー
タとして、基準温度からの温度差に対応する駆動回路1
0の変位手段駆動電圧の変化量を示す、温度・電圧係数
(V/℃)を記憶装置16に記憶させても良い。また必
要によって上記の補正データを、CPU12に不揮発性
記憶装置(E2 PROM)17を接続し、この中に記憶
させても良い。
【0013】図2のフローチャートを参照して、記憶装
置16に、測定温度とそれに対応する駆動回路10の変
位手段駆動電圧とを示す補正データを記憶させた場合の
合焦の動作について説明する。まず測距の前に、温度測
定装置15により環境温度を測定する。次いでCPU1
2では、ROM16内の補正データからこの測定温度に
対応する変位手段駆動電圧を読み出し、変位手段の駆動
回路10へ出力する。これによって積層圧電素子8が駆
動されて、駆動電圧に対応した伸縮をし、これに連動し
て取付け板7が受光素子6と共に変位する。受光素子6
は、基準位置からの位置ずれ量が補正された正しい位置
に変位する。そこでCPU12からオートフォーカスI
C13に測距信号が与えられると、オートフォーカスI
C13から投光素子の駆動回路11に投光信号が供給さ
れ、投光素子2から赤外線の投光が開始される。この赤
外線がレンズ3を通して被写体4に照射され、その反射
光がレンズ5を通して受光素子6で受光されるが、上記
のように受光素子6は環境温度による位置ずれ量が補正
された正しい位置にあるので、受光素子6からの出力を
オートフォーカスIC13により信号処理を行い、距離
に対応したデジタル信号とし、そのまま測距データとし
てCPU12に供給して投光が終了する。またCPU1
2からの変位手段の駆動回路10への出力を停止し、取
付け板の変位手段8の駆動を停止する。更に上記の測距
データによって、CPU12から撮影レンズを駆動する
モータの駆動回路14に駆動信号が供給され、撮影レン
ズが進退して正しい合焦位置に停止される。
【0014】次に図3のフローチャートでは、記憶装置
16に基準温度からの温度差に対応する駆動回路10の
変位手段駆動電圧の変化量を示す温度・電圧係数(V/
℃)を記憶させた場合であって、その合焦の動作につい
て説明する。まず上記と同様に測距の前に環境温度を測
定する。次いでCPU12で測定温度データに基づいて
基準温度からの温度差を求め、ROM16内の温度・電
圧係数を参照してこの温度差に対応する駆動電圧の変化
量を読み出し、演算により変位手段駆動電圧を算出し、
変位手段の駆動回路10へ出力する。これによって積層
圧電素子8が駆動され、受光素子6を基準位置からの位
置ずれ量が補正された正しい位置に変位させる。その後
の測距動作及び撮影レンズの合焦動作については、上記
した場合と同様である。
【0015】図6は取付け板の変位手段18としてステ
ップモータを用いた例であって、変位手段の駆動回路1
0から供給される電圧によって図示しないモータが回転
し、このモータによりに駆動歯車18aが回転し、減速
歯車18bを介して駆動カム18cが上下に変位する。
駆動カム18cの傾斜面であるカム面に取付け板7が引
っ張りばね9によって弾接しているので、取付け板の変
位手段18の駆動によって取付け板7を左右方向に変位
させることができる。動作については上に説明したもの
と同じである。
【0016】なおモータは、DCモータを用いることも
可能である。また記憶装置に記憶されるデータが、例え
ば1台1台異なるような場合には、E2 PROM17に
記憶させるのが有効である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では測距に
先立って環境温度を測定し、この測定温度に応じて生じ
る受光素子の基準位置からの位置ずれ量を予め補正して
おいて測距を行うので、温度が変化しても常に正確な測
距データが得られ、これによって適正な合焦位置にレン
ズを送ることができて、高品質な撮影が可能となる。し
かも簡単な構成であるので、安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】本発明の動作を説明するフローチャート
【図3】他の実施例の動作を説明するフローチャート
【図4】本発明の一実施例を示す断面図
【図5】図4に示す実施例の底面図
【図6】本発明の他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 測距装置 2 投光素子 4 被写体 6 受光素子 8,18 変位手段 10 変位手段の駆動回路 15 温度測定装置 16,17 記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青山 富彦 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式会 社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 露木 裕人 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式会 社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 雨宮 裕伸 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式会 社精工舎千葉事業所内 (72)発明者 千々岩 智樹 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式会 社精工舎千葉事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離を測定するための投光
    素子及び変位自在に支持された受光素子を含む測距装置
    と、 上記受光素子を変位させる変位手段と、 上記変位手段の駆動回路と、 環境温度を測定する温度測定装置と、 上記環境温度に応じて生じる上記受光素子の基準位置か
    らの位置ずれ量を補正するための補正データを記憶させ
    る記憶装置と、 上記温度測定装置による測定温度と上記記憶装置内の補
    正データとに基いて上記変位手段の駆動回路を制御する
    制御回路とを有する温度補償装置付測距装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記補正データは、
    上記測定温度とそれに対応する上記駆動回路の変位手段
    駆動電圧とを記憶したものであり、上記制御回路は、上
    記補正データから上記測定温度に対応する上記駆動電圧
    を読み出して上記駆動回路を制御するものであることを
    特徴とする温度補償装置付測距装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記補正データは、
    基準温度からの温度差に対応する上記駆動回路の変位手
    段駆動電圧の変化量を示す温度・電圧係数であり、上記
    制御回路は、上記測定温度と上記温度・電圧係数に基い
    て上記駆動回路を制御するものであることを特徴とする
    温度補償装置付測距装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の温度補
    償装置付測距装置を使用したカメラ。
JP19017791A 1991-07-30 1991-07-30 温度補償装置付測距装置およびそれを使用したカメラ Pending JPH0534579A (ja)

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