JPH05345755A - 抗腫瘍組成物および治療法 - Google Patents

抗腫瘍組成物および治療法

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JPH05345755A
JPH05345755A JP4327815A JP32781592A JPH05345755A JP H05345755 A JPH05345755 A JP H05345755A JP 4327815 A JP4327815 A JP 4327815A JP 32781592 A JP32781592 A JP 32781592A JP H05345755 A JPH05345755 A JP H05345755A
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carbonyl
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chlorophenyl
trimethylbenzenesulfonamide
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JP4327815A
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English (en)
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James Jeffry Howbert
ジェイムズ・ジェフリー・ハウバート
James E Ray
ジェイムズ・エドワード・レイ
John E Toth
ジョン・エルドン・トス
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/64Sulfonylureas, e.g. glibenclamide, tolbutamide, chlorpropamide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C311/00Amides of sulfonic acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfo groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C311/50Compounds containing any of the groups, X being a hetero atom, Y being any atom
    • C07C311/52Y being a hetero atom
    • C07C311/54Y being a hetero atom either X or Y, but not both, being nitrogen atoms, e.g. N-sulfonylurea
    • C07C311/57Y being a hetero atom either X or Y, but not both, being nitrogen atoms, e.g. N-sulfonylurea having sulfur atoms of the sulfonylurea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • C07C311/60Y being a hetero atom either X or Y, but not both, being nitrogen atoms, e.g. N-sulfonylurea having sulfur atoms of the sulfonylurea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings having nitrogen atoms of the sulfonylurea groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】式: 〔例えば、N−〔〔(4−クロロフェニル)アミノ〕カ
ルボニル〕−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホン
アミド〕の一般式で表されるN−置換フェニル−N’−
トリ置換フェニルスルホニル尿素化合物およびこれらの
化合物を用いる医薬組成物を提供する。 【効果】 この化合物及び医薬組成物は、哺乳動物の感
受性新生物治療に有用であり、経口投与活性がある。直
接的な全身投与では高毒性の場合も、経口投与は安全
で、高用量が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規スルホニル尿素、特
に、ある種のN−置換フェニル−N’−トリ置換フェニ
ルスルホニル尿素に関する。この発明は、また、これら
の新規スルホニル尿素を用いる、哺乳類の新生物を治療
する方法、これらの化合物の合成法、およびこれらの化
合物を含む医薬組成物をも含む。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】米国癌学会によれば、
米国における全死因の約5件に1件は癌である。化学療
法は癌治療の基本的方法の一つになってきたが、ホロビ
ッツなど“横紋筋肉腫を持つと新たに診断された小児に
おけるメルファランの第2相試験:抗癌薬開発のモデ
ル”、ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー第
6巻、第2号、第308〜314頁(1988年)に報
告されているように、癌化学療法における利用が可能に
なった薬品の比率は、近年減少している。それ故、腫瘍
の成長を阻止するに有効な新薬に対して実質的な要求が
ある。特に有用であるためには、新化学療法剤は、活性
の広いスペクトルと大きい化学療法係数を持ち、化学的
に安定で、かつ他の薬剤と配合できなければならない。
加えるに、初期治療とそれに続く維持療法が、患者を傷
付けず、より便利であるために、新薬が経口活性を持つ
ことは、有利である。今回、或るN−フェニル−N’−
トリ置換フェニルスルホニル尿素は固形腫瘍の治療に有
用であることが発見された。
【0003】
【従来の技術】或るN,N’−ジアリールスルホニル尿
素は活性の抗腫瘍剤であると報告されている(例えば、
ハーパー等、米国特許第4845128号(1989
年)およびグリンディー等、プロシーデイングズ・アメ
リカン・アソシエーション・オブ・カンサー・リサー
チ、第27巻、第277頁(1986年))。他のN,
N’−ジアリールスルホニル尿素も腫瘍の治療に有用で
あると記載されている(即ち、欧州特許公開第2224
75号と欧州特許公開第291269号)。これら文献
には、本願のN−フェニル−N’−置換フェニルスルホ
ニル尿素について、示唆もなく、またこれらの化合物が
抗腫瘍剤として有用であろうという示唆もない。これら
文献のどれにも本発明のスルホニル尿素化合物の抗腫瘍
作用について、示唆も開示もしていない。加えるに、本
発明で特許請求する化合物の示唆も開示もない。
【0004】
【課題を解決するための手段】ここに、式Iの化合物ま
たはその薬学的に受容し得る塩の有効量を該治療を要す
る哺乳動物に投与することを含む、哺乳動物における感
受性新生物を処置する一つの方法を提供する。
【化2】 式中、X1は、ハロ、CH3またはCF3およびX2は、水
素、ハロ、またはCF3であるが、但し、X1とX2の少
なくとも一つはハロである;A、B、DおよびEは、 (a)独立に水素、メチル、エチル、塩素、臭素、およ
びヨウ素からなる群から選ばれたもの、但し、A、B、
DおよびEのうち、一つより多くが水素であることはな
いものとする;または (b)Eが水素で、A、B、およびDの中の一つがNH
2、NHCH3、N(CH32、N(CH3)(C
25)、N(C252、またはOCH3で、A、Bおよ
びDの中、残ったものが(a)から選択されるものであ
るか、または (c)Eが水素で、AとBまたはBとDが一緒になって
(CH2n またはCH=CH(CH2n-2(ここに、
nは、3か4)、または(CH=CH)2、または−
(CH2p−O−(ここに、pは、2か3)、または−
O(CH2qO−(ここに、qは、1か2)であって、
そして残りのDかAが(a)から選択されるものとす
る;をそれぞれ表す。
【0005】本発明の態様は、さらに式Iの化合物を適
当な医薬用賦形剤と組み合わせて含んでいる医薬組成物
をも提供する。これらの組成物は、感受性新生物に履患
している哺乳動物の治療のために、特に有用である。
【0006】式Iの化合物は、N−[[(置換フェニル)
アミノ]カルボニル]置換フェニルスルホンアミドの誘導
体とも言える。或るいは、この化合物は、1−および3
−置換スルホニル尿素またはN−およびN’−置換スル
ホニル尿素とも言える。
【0007】ここに使われる「ハロ」は、塩素、臭素、
ヨウ素、およびフッ素である。
【0008】本方法の好適な化合物は、式Iで、X1
塩素、臭素、またはCF3;X2が水素または塩素;A、
B、およびDが独立にメチル、エチル、またはハロ;お
よびEが水素のものである。
【0009】最も好適な本方法の化合物は、次の物を含
む:N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]
−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド;N
−[[(4−ブロモフェニル)アミノ]カルボニル]−3,
4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド;N−
[[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]カルボ
ニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミ
ド;N−[[(3,4−ジクロロフェニル)アミノ]カル
ボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンア
ミド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニ
ル]−3,4,5−トリクロロベンゼンスルホンアミ
ド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]
−4−アミノ−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミ
ド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]
−4−クロロ−3,5−ジメチルベンゼンスルホンアミ
ド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]
−4−(N,N−ジメチルアミノ)−3,5−ジクロロ
ベンゼンスルホンアミド;N−[[(4−クロロフェニ
ル)アミノ]カルボニル]−3,5−ジメチル−4−メト
キシベンゼンスルホンアミド;N−[[(4−クロロフェ
ニル)アミノ]カルボニル]−3,4,5−トリメトキシ
ベンゼンスルホンアミド;N−[[(4−クロロフェニ
ル)アミノ]カルボニル]−3,5−ジブロモ−4−(N
−メチルアミノ)ベンゼンスルホンアミド;およびその
薬学的に受容し得る塩である。
【0010】本発明は式Iの化合物の薬学的に受容し得
る塩を含む。本発明の化合物は、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、炭
酸水素ナトリウム、などを含むアルカリ金属またはアル
カリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩のような
塩基性物質と接触させるとナトリウム塩、カリウム塩、
リチウム塩、またはカルシウム塩のような対応する金属
塩を形成する。メチルアミン、トリエチルアミン、エタ
ノールアミンなどのような一級、二級、および三級アル
キルアミンを含む無毒性有機塩基も利用できる。
【0011】本発明は、式Iの化合物の製法も含む。こ
れらの化合物は、文献に知られたどの方法によっても製
造できる。一般に、これらの方法は、スルホンアミドと
イソシアネートとの反応、スルホニルカルバメートとア
ミンとの反応、またはスルホニル尿素イソシアネートと
の反応のどれかを含む。本化合物を合成する好適な方法
の一つには、式IIa
【化3】 のスルホンアミドと塩基性物質との反応で、式IIb
【化4】 [式中、M+は対イオンである。]の反応性アニオンを得
た後、これを式III
【化5】 [式中、A、B、D、E、X1およびX2は、前記定義の
通り。]のアリールイソシアネートと接触させる方法を
含む。
【0012】水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、ナトリウムメトキシド、水素化ナトリウム
などの塩基性物質をスルホンアミドと接触させて生成物
IIbを得、これを次にイソシアネートIIIと接触さ
せる。アニオンIIbとイソシアネートIIIとの間の
反応は、他のモル比でも実施可能であるが、普通、等モ
ル当量の反応物を用いて実施される。反応は、好適に
は、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、エチルエー
テル、ジオキサン、または、最も好適には、アセトン/
水またはテトラヒドロフランのような、反応条件下で反
応しない溶媒中で実施される。反応は約0℃から、普
通、反応混合物の沸騰点までの温度で実施できる。好適
な温度範囲である約0℃〜50℃では、反応は、普通2
時間で完了する。生成物は、好適には、塩酸のような酸
で中和し、濾過で回収できる。必要なら、生成物は、ク
ロマトグラフィーまたは結晶化のような、当業者に公知
の多数の方法のどれかによって精製できる。
【0013】式IIaのスルホンアミドは数種の方法の
一つによって製造できる。一般に、スルホンアミドは、
適当な塩化スルホニルの加アンモニア分解によって製造
できる:
【化6】 この製造は、テトラヒドロフランのような共溶媒の存在
または不在下にアンモニアを用いるか、またはテトラヒ
ドロフラン、ジクロロメタンなどのような共溶媒の存在
または不在下にアンモニア水を用いて、実施できる。ア
リールチオメタンスルホンアミドはJ.Chem.En
gineering Data,21,237(197
6)に記載の方法を用いて製造できる。アルケニルスル
ホンアミドは、J.Org.Chem.49,1700
(1984)に記載の方法に従って製造できる。これら
の文献は、それらを全体として参照するためにここに記
載しておく。
【0014】これらの製造のための出発物質と中間体
は、商業的に入手可能であるか、上記方法または他の文
献公知の方法によって容易に製造できる。
【0015】本実施例中で使った用語と略号は、特に指
定しない限り、それらの通常の意味を持つ。例えば、
「THF」は、テトラヒドロフラン;「EE」は、エチ
ルエーテル;「EtOAc」は、酢酸エチル;「MeO
H」は、メタノール;「HOAc」は、酢酸;「℃」
は、摂氏温度;「N」は、ノルマルまたは規定;「mm
ol」は、ミリモル;「h」は、時間;「g」は、グラ
ム;「mL」は、ミリリットル;「M」は、モル濃度;
「NMR」は、水素原子核磁気共鳴;および「m.
s.」は、質量スペクトル法を表す。以下の実施例は、
本発明の化合物の製造を更に例示する。実施例は、説明
の目的のためにのみ提供されるものであって、いかなる
意味でも本発明の範囲を制限するものと解するべきもの
ではない。
【0016】
【実施例】実施例1 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−
3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド この化合物は、ハウバ−トなど1の方法によって、3,
4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド2(8.0
g,40mmol)、1N−NaOH水溶液(40m
L,40mmol)、およびp−クロロフェニルイソシ
アネ−ト(7.1g,45mmol)からアセトン(4
0mL)中で製造した。この生成物の分析は、次の結果
を与えた:mp=188〜189℃;Rf(1/9−M
eOH/CHCl3)=0.47; 1H−NMR(300
MHz,d6−DMSO)δ2.16(s,3H,C
3),2.29(s,6H,2CH3),7.26〜
7.35(m,4H,Ar−H),7.54(s,2
H,Ar−H),8.92(s,1H,D2Oと交換,
NH),10.6(bs,1H,D2Oと交換,N
H);13C−NMR(75MHz,d6−DMSO)δ
15.8,20.6,120.9,126.4,12
7.2,129.0,136.8,137.4,13
7.5,141.7,149.7;UV(EtOH)λ
max(e)248.8(22496.3),205.6
(38230.8)nm;IR(KBr)3362,1
703,1604,1541,1493,1401,1
334,1306,1215,1151,1088,1
045,945,824,704,675cm-1;FD
MS(DMSO)m/e352,354(M+)。 分析値:C1617Cl1231として 理論値:C,54.46;H,4.86;N,7.9
4。 実測値:C,54.26;H,5.06;N,7.9
2。
【0017】実施例2 N−[[(4−ブロモフェニル)アミノ]カルボニル]−
3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド 実施例1の方法に従って3,4,5−トリメチルベンゼ
ンスルホンアミド(2.4g,12mmol)、1N−
NaOH溶液(12mL,12mmol)およびp−ブ
ロモフェニルイソシアネ−ト(2.6g,13mmo
l)を用い、生成物(3.2g,68%)を得た。この
生成物の分析は、次の結果を与えた:mp=188〜1
89℃; Rf(1/9−MeOH/CHCl3)=
0.54;1H−NMR(300MHz,d6−DMS
O)δ2.16(s,3H,CH3),2.29(s,
6H,2CH3),7.27(d,2H,J=8.1H
z,Ar−H),7.40(d,2H,J=8.1H
z,Ar−H),7.54(s,2H,Ar−H),
8.93(s,1H,D2Oと交換,NH),10.7
(bs,1H,D2Oと交換,NH);IR(KBr)
3315,3227,1703,1592,1526,1459,1393,133
4,1302,1202,1141,1105,1076,1042,931,830,648cm-1
FDMS(DMSO)m/e=396,398
(M+)。 分析値:C1617Br1231として 理論値:C,48.37;H,4.31;N,7.0
5。 実測値:C,48.27;H,4.22;N,6.7
5。
【0018】実施例3 N−[[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]カ
ルボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホン
アミド 実施例1の方法に従って3,4,5−トリメチルベンゼ
ンスルホンアミド(1.5g,7.6mmol)、1N
−NaOH溶液(7.6mL,7.6mmol)および
p−トリフルオロメチルフェニルイソシアネ−ト(1.
6g,8.4mmol)を用い、生成物(1.8g,6
1%)を得た。この生成物の分析は、次の結果を与え
た:mp=189〜190℃;Rf(1/9−MeOH
/CHCl3)=0.60;1H−NMR(300MH
z,d6−DMSO)δ2.17(s,3H,CH3),
2.30(s,6H,2CH3),7.28(d,2
H,J=8.8Hz,Ar−H),7.41(d,2
H,J=8.8Hz,Ar−H),7.55(s,2
H,Ar−H),8.94(s,1H,D2Oと交換,
NH),10.7(bs,1H,D2Oと交換,N
H);IR(KBr)3317,3223,1707,
1618,1532,1463,1408,1335,
1207,1072,1019,931,840,64
3cm-1;FDMS(MeOH)m/e=386
(M+)。 分析値:C17173231として 理論値:C,52.85;H,4.44;N,7.2
5。 実測値:C,52.75;H,4.60;N,6.9
9。
【0019】実施例4 N−[[(3,4−ジクロロフェニル)アミノ]カルボニ
ル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド 実施例1の方法に従って3,4,5−トリメチルベンゼ
ンスルホンアミド(2.0g,10mmol)、1N−
NaOH溶液(10mL,10mmol)および3.4
−ジクロロフェニルイソシアネ−ト(2.1g,11m
mol)を用い、生成物(2.4g,61%)を得た。
この生成物の分析は、次の結果を与えた:mp=178
〜179℃;Rf(1/9−MeOH/CHCl3)=
0.53;1H−NMR(300MHz,d6−DMS
O)δ2.17(s,3H,CH3),2.30(s,
6H,2CH3),7.26(d,2H,J=8.8H
z,Ar−H),7.48(d,2H,J=8.8H
z,Ar−H),7.55(s,2H,Ar−H),
7.65(s,1H,Ar−H),9,12(s,1
H,D2Oと交換,NH),10.9(bs,1H,D2
Oと交換,NH);IR(KBr)3321,325
7,1706,1578,1508,1441,140
5,1386,1330,1201,1040,90
5,668cm-1;FDMS(DMSO)m/e=38
6,388(M+)。 分析値:C1616Cl2231として 理論値:C,49.62;H,4.16;N,7.2
3。 実測値:C,49.68;H,4.21;N,7.1
4。
【0020】実施例5 3,4,5−トリクロロベンゼンスルホンアミド 3,5−ジクロロ−4−アミノベンゼンスルホンアミド
(12,1g,50,2mmol)を濃塩酸(150m
L)に加えた;濃厚な懸濁液を0℃まで冷却し、激しく
撹拌しながら、NaNO2(4.2g,60.9mmo
l)の水(20mL)溶液を15分間に滴下し;生成す
る橙色のジアゾニウム塩混合物をゆっくりと0℃でCu
Cl(12.4g,125.5mmol)と濃HCl
(100mL)の入ったビーカーに注ぎ込んだ(反応混
合物は泡立つので、機械的に撹拌する必要がある)。撹
拌反応混合物は、1時間に室温まで温め、次に70℃に
30分間加熱した。冷後、反応混合物をCH2Cl2(3
×200mL)で抽出した。有機層を合し、Na2SO4
上乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色の固体として生成物
(9.89g)を得た。シリカゲル上、フラッシュクロ
マトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン)によ
り、白色固体としてスルホンアミド(8.13g,62
%)を得た。この生成物の分析は、次の結果を与えた:
mp=190〜191℃;Rf(1/9−EtOAc/
ヘキサン)=0.57;1H−NMR(300MHz,
6−DMSO)δ7.68(bs,2H,D2Oと交
換,NH),7.97(s,2H,Ar−H);IR
(KBr)3308,2969,1623,1529,
1458,1292,1163,1111,976,8
42cm-1;FDMS(DMSO)m/e=259,2
61,263(M+)。 分析値:C64Cl3121として 理論値:C,27.66;H,1.55;N,5.3
8。 実測値:C,27.87;H,1.51;N,5.0
9。
【0021】実施例6 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−
3,4,5−トリクロロベンゼンスルホンアミド 実施例1の方法に従って3,4,5−トリクロロベンゼ
ンスルホンアミド(2.6g,10mmol)、1N−
NaOH溶液(10mL,10mmol)およびp−ク
ロロフェニルイソシアネ−ト(1.7g,11mmo
l)を用い、生成物(3.59g,87%)を得た。こ
の生成物の分析は、次の結果を与えた:mp=193〜
195℃;Rf(5/95−MeOH/CH2Cl2)=
0.24;1H−NMR(300MHz,d6−DMS
O)δ6.58(s,2H,D2Oと交換,NH2),
7.31(d,2H,J=8.9Hz,Ar−H),
7.37(d,2H,J=8.9Hz,Ar−H),
7.73(s,2H,Ar−H)9.09(s,1H,
2Oと交換,NH),10.7(bs,1H,D2Oと
交換,NH);IR(KBr)3496,3470,3
375,3294,1700,1622,1595,1
524,1451,1401,1341,1166,1
041,925,672cm-1;FDMS(DMSO)
m/e=392,394,396(M+)。 分析値:C1310Cl3331として 理論値:C,39.56;H,2.55;N,10.6
5。 実測値:C,39.64;H,2.55;N,10.3
3。
【0022】実施例7 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−4
−アミノ−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド 実施例1の方法に従って3,5−ジクロロスルファニル
アミド(4.8g,20mmol)、1N−NaOH溶
液(40mL,40mmol)およびp−クロロフェニ
ルイソシアネ−ト(3.4g,22mmol)を用い、
生成物(6.68g,85%)を得た。この生成物の分
析は、次の結果を与えた:mp=194〜196℃;R
f(1/9−MeOH/CHCl3)=0.24;1H−
NMR(300MHz,d6−DMSO)δ7.2〜
7.4(m,4H,Ar−H),8.09(s,2H,
Ar−H),9.35(s,1H,D2Oと交換,N
H),10.5(bs,1H,D2Oと交換,NH);
IR(KBr)3373,3262,1706,160
1,1537,1455,1403,1374,134
4,1198,1155,1034,932,822,
674cm-1;UV(EtOH)λmax(e)207.
2(48908),246.4(26033.7)n
m;FDMS(DMSO)m/e=412,414,4
16,418(M+)。 分析値:C138Cl4231として 理論値:C,37.71;H,1.95;N,6.7
6。 実測値:C,37.84;H,1.93;N,6.6
7。
【0023】実施例8 N,N−ジメチルチオカルバミン酸O−(4−クロロ−
3,5−ジメチルフェニル)エステル 撹拌機、温度計、滴下漏斗、と窒素導入口を備えた50
0mLの3頚丸底コルベンに4−クロロー3,5−ジメ
チルフェノール(15.7g,0.10mol)、KO
H(6.6g,0.10mol)および水(120m
L)を入れた。混合物を10分撹拌し、次に+10℃ま
で冷却した。これに塩化N,N−ジメチルチオカルバモ
イル(16.4g,0.13mol)をTHF(40m
L)にとかして15分間に滴下した。生成する黄色のス
ラリ−を30分間撹拌し、次に1N−NaOH溶液で塩
基性とした。固体の生成物を濾取し、水(500mL)
で洗い、EE(500mL)にとかした。水(1×20
0mL)と食塩水(1×50mL)で洗った後、有機層
をMgSO4上乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色固体
(20.2g,83%)を得た。分析用標品はMeOH
からの再結晶により調製した。この生成物の分析は、次
の結果を与えた:mp=125〜126℃;Rf(3/
7−EtOAc/ヘキサン)=0.42;1H−NMR
(300MHz,CDCl3)δ2.39(s,6H,
2CH3),3.33,3.47(s,6H,NC
3),6.83(s,2H,Ar−H);IR(KB
r)2987,1537,1468,1399,131
1,1277,1213,1179,1134,105
4,1028cm-1;UV(EtOH)λmax(e)2
04.2(30099),251.2(13933)n
m;FDMS(MeOH)m/e=243,245(M
+)。 分析値:C1114Cl1111として 理論値:C,54.20;H,5.79;N,5.7
5。 実測値:C,54.45;H,6.00;N,5.8
6。
【0024】実施例9 N,N−ジメチルチオカルバミン酸S−(4−クロロ−
3,5−ジメチルフェニル)エステル N,N−ジメチルチオカルバミン酸O−(4−クロロ−
3,5−ジメチルフェニル)エステル(18.0g,7
4mmol)を窒素中、直熱で250℃まで加熱した;
生成物への転位はTLC(30%EtOAc/ヘキサ
ン)で便利に観察した。転位は7時間後には完結した。
少量のサンプルをシリカゲル上フラッシュクロマトグラ
フィ−(3/7−EtOAc/ヘキサン)により精製
し、分析用標品を得た。この生成物の分析は、次の結果
を与えた:mp=99〜100℃;Rf(3/7−Et
OAc/ヘキサン)=0.28;1H−NMR(300
MHz,CDCl3)δ2.39(s,6H,2C
3),3.07(bs,6H,NCH3),7.23
(s,2H,Ar−H);IR(CHCl3)301
2,2929,1657,1368,1262,110
1,1052,909cm-1;UV(EtOH)λmax
(e)207.8(30759),248.0(800
2)nm;FDMS(MeOH)m/e=243,24
5(M+)。 分析値:C1114Cl1111として 理論値:C,54.20;H,5.79;N,5.7
5。 実測値:C,54.47;H,5.86;N,6.0
2。
【0025】実施例10 4−クロロ−3,5−ジメチルチオフェノール 粗製のN,N−ジメチルチオカルバミン酸S−(4−ク
ロロ−3,5−ジメチルフェニル)エステル(17g,
71mmol)をMeOH(200mL)と水(25m
L)に溶かした。KOH(16.8g,255mmo
l)を加え、混合物を還流下に2時間加熱した。冷却と
MeOHの減圧留去後、残渣を水(500mL)で薄
め、EE(3×200mL)で洗った。水層を濃塩酸で
酸性とし、CH2Cl2(3×100mL)で抽出した;
有機抽出物を合し、NaSO4上乾燥し、濾過し、蒸発
して黒色油(11g)を得た。真空蒸留により生成物を
淡黄色油として得た。この生成物の分析は、次の結果を
与えた:bp=70〜72℃(0.25mmHg);R
f(1/9−EtOAc/ヘキサン)=0.44;1
−NMR(300MHz,CDCl3)δ2.34
(s,6H,2CH3),3.38(s,1H,D2Oと
交換,SH),7.02(s,2H,Ar−H);IR
(CHCl3)3010,2958,2928,157
7,1465,1438,1380,1210,113
8,1049,854cm-1;UV(EtOH)λmax
(e)208.2(15887),247.4(761
2)nm;FDMS(MeOH)m/e=342,34
4(M+)。 分析値:C89Cl11として 理論値:C,55.65;H,5.25。 実測値:C,55.49;H,5.32。
【0026】実施例11 4−クロロ−3,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド 4−クロロ−3,5−ジメチルチオフェノール(7.9
g,46mmol)を氷酢酸(70mL)に溶かし、こ
の溶液の表面直下に塩素ガスを30分間導入した;反応
温度は40℃まで上昇し、混合物は赤く着色し、次に黒
く、最後に黄色になった。2時間後、固体が溶液から析
出した。0℃に冷却後、水(125mL)を加えた。生
成する固体のスルホニルクロリドを濾取し、−78℃の
液体アンモニア(50mL)中に加えた。1時間撹拌
後、冷浴を去り、反応混合物を約20mLまで減圧濃縮
した。スラリーに水(100mL)を加え、30分間撹
拌した。スルホンアミドを濾取し、水(2×100m
L)とEE(50mL)で洗い、一夜50℃で減圧乾燥
して、生成物(10g,90%)を得た。この生成物の
分析は、次の結果を与えた:mp=200〜201℃;
Rf(1/1−EtOAc/ヘキサン)=0.62;1
H−NMR(300MHz,d6−DMSO)δ2.3
8(s,6H,2CH3),7.33(s,2H,D2
と交換,NH2),7.61(s,2H,Ar−H);
IR(KBr)3354,3260,1321,128
4,1155,1118,1043cm-1;FDMS
(MeOH)m/e(M+)。
【0027】実施例12 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−4
−クロロ−3,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド 実施例1の方法に従って4−クロロ−3,5−ジメチル
ベンゼンスルホンアミド(1.2g,5.6mmo
l)、1N−NaOH溶液(5.6mL,5.6mmo
l)およびp−クロロフェニルイソシアネ−ト(981
mg,6.4mmol)を用い、生成物(1.3g,6
2%)を得た。この生成物の分析は、次の結果を与え
た:mp=186〜189℃;Rf(1/9−MeOH
/CHCl3)=0.48;1H−NMR(300MH
z,d6−DMSO)δ2.40(s,6H,2C
3),7.30〜7.38(m,4H,Ar−H),
7.75(s,2H,Ar−H),9.07(s,1
H,D2Oと交換,NH),10.9(s,1H,D2
と交換,NH);IR(KBr)3366,1707,
1599,1536,1495,1455,1340,
1291,1197,1118,1037,929,8
24,672cm-1;FDMS(MeOH)m/e37
2,374(M+)。 分析値:C1514Cl2231として 理論値:C,48.27;H,3.78;N,7.5
1。 実測値:C,48.46;H,3.89;N,7.7
3。
【0028】実施例13 3,5−ジクロロ−4−(N,N−ジメチルアミノ)ベ
ンゼンスルホンアミド4−(ジメチルアミノ)ベンゼン
スルホンアミド3(4g,20mmol)を用いて、O
rg.Syn.,24,47(1944)に従って製造
し、生成物(1.96g,36%)を得た。この生成物
の分析は、次の結果を与えた:mp=149〜150
℃;Rf(1/1−EtOAc/ヘキサン)=0.6
4;1H−NMR(300MHz,d6−DMSO)δ
2.85(s,6H,2CH3),7.5(bs,2H,D2Oと交
換,NH2),7.74(s,2H,Ar−H);IR
(KBr)3370,3276,2911,2875,
2796,1505,1426,1377,1340,
1161,800cm-1;FDMS(MeOH)m/e
268,270(M+)。 分析値:C1514Cl2231として 理論値:C,35.70;H,3.74;N,10.4
1。 実測値:C,35.43;H,3.58;N,10.2
8。
【0029】実施例14 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−4
−(N,N−ジメチルアミノ)−3,5−ジクロロベン
ゼンスルホンアミド 実施例1の方法に従って3,5−ジクロロ−4−(N,
N−ジメチルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(1.9
g,7.1mmol)、1N−NaOH溶液(7.1m
L,7.1mmol)とp−クロロフェニルイソシアネ
−ト(1.3g,8.5mmol)を用い、生成物
(1.95g,65%)を得た。この生成物の分析は、
次の結果を与えた:mp=182〜183℃;Rf(1
/9−MeOH/CHCl3)=0.38;1H−NMR
(300MHz,d6−DMSO)δ2.88(s,6
H,2CH3),7.29〜7.39(m,4H,Ar
−H),7.85(s,2H,Ar−H),9.24
(s,1H,D2Oと交換,NH),10.95(b
s,1H,D2Oと交換,NH);IR(KBr)33
81,3282,2923,1722,1604,15
41,1454,1339,1164,1012,95
5,829,801,676cm-1;FDMS(MeO
H)m/e421,423,425(M+)。 分析値:C1514Cl3331として 理論値:C,42.62;H,3.34;N, 9.9
4。 実測値:C,42.83;H,3.32;N,10.0
4。
【0030】実施例15 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−
3,5−ジメチル−4−メトキシベンゼンスルホンアミ
ド 実施例1の方法に従って3,5−ジメチル−4−メトキ
シベンゼンスルホンアミド4(3.2g,15mmo
l)、1N−NaOH溶液(15mL,15mmol)
およびp−クロロフェニルイソシアネ−ト(2.5g,
16mmol)を用い、生成物(4.12g,75%)
を得た。この生成物の分析は、次の結果を与えた:mp
=175〜176.5℃;Rf(1/9−MeOH/C
HCl3)=0.61;1H−NMR(300MHz,d
6−DMSO)δ2.27(s,6H,2CH3),3.
70(s,3H,OCH3),7.27〜7.37
(m,4H,Ar−H),7.62(s,2H,Ar−
H),8.97(s,1H,D2Oと交換,NH),1
0.71(bs,1H,D2Oと交換,NH);IR
(KBr)3373,3235,1715,1601,
1540,1495,1334,1280,1196,
1146,1006,936,827,672cm-1
FDMS(MeOH)m/e368,370(M+)。 分析値:C1617Cl1241として 理論値:C,52.10;H,4.65;N,7.6
0。 実測値:C,52.31;H,4.71;N,7.6
2。
【0031】実施例16 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−
3,4,5−トリメトキシベンゼンスルホンアミド 実施例1の方法に従って3,4,5−トリメトキシベン
ゼンスルホンアミド5(1.1g,4.5mmol)、
1N−NaOH溶液(4.5mL,4.5mmol)お
よびp−クロロフェニルイソシアネ−ト(750mg,
4.9mmol)を用い、生成物(1.46g,82
%)を得た。この生成物の分析は、次の結果を与えた:
mp=190〜191℃;Rf(1/9−MeOH/C
HCl3)=0.37;1H−NMR(300MHz,d
6−DMSO)δ3.72(s,3H,OCH3),3.82
(s,6H,2OCH3),7.22(s,2H,Ar−H),
7.28〜7.38(m,4H,Ar−H),9.08
(s,1H,D2Oと交換,NH),10.78(b
s,1H,D2Oと交換,NH);IR(KBr)33
12,3208,1699,1527,1456,13
43,1232,1160,1101,1038,10
13,930,826,673cm-1;FDMS(DM
SO)m/e400,402(M+)。 分析値:C1617Cl1251として 理論値:C,47.94;H,4.27;N,6.9
9。 実測値:C,47.74;H,4.24;N,6.5
4。
【0032】実施例17 3,5−ジブロモ−4−(N−メチルアミノ)ベンゼン
スルホンアミド4−(ジメチルアミノ)ベンゼンスルホ
ンアミド3(10g,50mmol)を用いて、Or
g.Syn.,24,47(1944)に従って製造
し、モノアルキル化生成物(6.28g,37%)を得
た。この生成物の分析は、次の結果を与えた:mp=1
86〜187℃;Rf(1/1−EtOAc/ヘキサ
ン)=0.46;1H−NMR(300MHz,d6−D
MSO)δ3.02(d,3H,NCH3),5.41
(bd,1H,D2Oと交換,NH),7.31(s,
2H,D2Oと交換,NH2), 7.81(s,2H,
Ar−H);IR(KBr)3319,3282,15
73,1476,1331,1163,1120c
-1;FDMS(MeOH)m/e342,344,3
46(M+)。 分析値:C78Br2221として 理論値:C,24.44;H,2.34;N,8.1
4。 実測値:C,24.42;H,2.31;N,8.0
8。
【0033】実施例18 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−
3,5−ジブロモ−4−(N−メチルアミノ)ベンゼン
スルホンアミド 実施例1の方法に従って3,5−ジブロモ−4−(N−
メチルアミノ)ベンゼンスルホンアミド(3.4g,1
0mmol)、1N−NaOH溶液(10mL,10m
mol)およびp−クロロフェニルイソシアネ−ト
(1.8g,12mmol)を用い、生成物(3.27
g,66%)を得た。この生成物の分析は、次の結果を
与えた:mp=186〜187℃;Rf(1/9−Me
OH/CHCl3)=0.45;1H−NMR(300M
Hz,d6−DMSO)δ3.10(s,3H,NC
3),5.76(bs,1H,D2Oと交換,NH),
7.29〜7.38(m,4H,Ar−H),7.91
(s,2H,Ar−H),9.14(s,1H,D2
と交換,NH),10.75(bs,1H,D2Oと交
換,NH);IR(KBr)3399,3359,32
20,1675,1601,1535,1492,14
01,1356,1169,1033,906,83
0,668cm-1;FDMS(MeOH)m/e49
5,497,499(M+)。 分析値:C1412Br2Cl1331として 理論値:C,33.79;H,2.43;N,8.4
4。 実測値:C,33.60;H,2.38;N,8.3
7。
【0034】下記は、実施例中に示した文献である。 1.Howbert,J.J.;Grossman,
S.C.;Crowell,T.A.;Rieder,
B.J.;Harper,R,W,;Kramer,
K.E.;Tao,E.V.;Aikins,J.;P
oore,G.A.;Rinzel,S.M.;Gri
ndey,G.B.;Shaw,W.N.;Todd,
G,C.,J.Med.Chem.1990,33,2
393。 2.Holt,G.;Pagdin,B.,J.Che
m.Soc.1961,4514。 3.Blank,B.;Farina,F.A.;Ke
rwin,J.F.;Saunders,H.,J.O
rg.Chem.1961,26,1552。 4.Takimoto,H.H.;Danault,
G.C.,J.Org.Chem.1964,29,7
59。 5.Pifferi,G.;Monguzzi,R.,
J.Pharm.Sci.1973,62,1392.
【0035】他の態様では本発明は、その哺乳動物に腫
瘍を消滅させるに有効な量の式Iの化合物を適当な賦形
剤と組合わせてなる医薬組成物を投与することによっ
て、哺乳動物における感受性新生物を治療する方法を含
む。
【0036】式Iの化合物は、移植したマウスの腫瘍に
生体内で有効であることが証明されている。この化合物
は、ガードナーリンパ腫(GLS)とも呼ばれている6
C3HEDリンパ腫を持つC3Hマウスで試験された。
6C3HEDリンパ腫は国立癌研究所、癌治療部、癌銀
行、から入手され、E.G.およびG.メーソン研究所
(マサチューセッツ州ウォチェスター)で保管されてい
たものである。第一代の腫瘍は、液体窒素中に標準技術
を用いて保存された。移植された腫瘍は6ケ月毎または
要時に癌銀行から再入手された。この腫瘍は、週2回C
3Hマウスに数代に渡って維持された。
【0037】この操作で、この腫瘍は担腫瘍動物から切
除され、無菌技術によって、1〜3mm平方の断片とし
た。腫瘍の断片については、抗生物質培地1と脳心臓浸
出液(デイフコ社、デトロイト、ミシガン)の双方を用
いて無菌性を確認した。被検動物は除毛し、腫瘍の断片
を腋窩部位の皮下にトロカールで移植した。腫瘍移植の
翌日から薬物治療を適当な計画に従って開始した。被検
化合物は、2.5重量%の「エムルフォアEL−62
0」として公知のGAF化学薬品社の界面活性剤(エム
ルフォア1:40食塩水中希釈)であるポリオキシエチ
ル化された油と混合した。全動物は、対象化合物の投与
終了の前と後に体重を測定した。飼料と水は自由摂取さ
せた。薬品は経口的に2.5%エムルフォア0.5mL
に溶かして投与した。特に指定しない限り、化合物は1
日1回8日間投与した。
【0038】処置終了の翌日、ベルニエ毛細管を用い、
取り出した腫瘍を2次元計測(幅と長さ)法により、測
定した。腫瘍重量は、これらの測定値から次の式を用い
て算出した。
【数1】腫瘍重量(mg)=[幅(mm)]2×[長さ(m
m)]/2 同数のマウスの最低1群を、対照として同容の2.5%
エムルフォアのみを用いて処置した。阻止百分率は、テ
スト群と対照群との平均腫瘍量の商を1から差し引き、
その答えに100を乗じたものである。
【0039】本化合物のいくつかを6C3HED腫瘍を
持つマウスに経口投与(特に指定するものを除き)した
結果を表に示す。表中、第1列は、その化合物の製法に
対応する実施例番号、第2列は、用量水準、第3列は、
腫瘍成長阻止率、第4列は、群の全動物中、弊死した動
物の数を示す。
【0040】表の第5列に記した試験管内CCRF−C
EM数値は、ヒト白血病セルラインであるCCRF−C
EM細胞を用いて得たものである(フォリー等,Can
cer,1965,18,522)。この細胞は、以前
に記載されている方法で培養した(グリンデイ等,J.
Mol.Pharmacol.,1979,16,60
1)。両文献は参考のために、引用したものである。用
量−作用曲線を種々の化合物について算出して、50%
成育阻止に必要な濃度(IC50)を求めた。
【0041】化合物を種々の濃度で含む集落プレートを
作製した。被検化合物を最初に4mg/mLの濃度にD
MSOにとかし、さらに溶媒で所望の濃度に薄めた。透
析した牛血清を10%加えたロズウエル・パーク・メモ
リアル研究所1640培地中の細胞と25mM HEP
ES緩衝液を総容積2.0mLで最終的な濃度が4.8
×104細胞/穴になるように、プレートの穴に入れ
た。72時間培養(95% 空気、5%CO2)後、細胞
数をZBI計数機で測定した。対照の細胞数は、培 養
後、普通は(4〜6)×105細胞/穴であった。
【表1】 実施例 用量水準 腫瘍阻止 弊死数 IC50 番 号 mg/kg 率 % /全数 μg/ml (1) (2) (3) (4) 1 300 100 0/10 14.8 150 99 0/10 2 300 99 8/10 >20 150 99 1/10 3 300 100 4/10 >20 150 100 0/10 4 300 74 1/10 13.5 150 38 0/10 6 300 99 3/10 >20 150 99 0/10 7 300 毒 10/10 >20 150 95 0/10 12 300 84 1/10 15 150 44 0/10 14 300 93 0/10 17 150 50 1/10 15 300 87 0/10 16.5 150 55 1/10 16 300 35 0/10 >20 150 6 0/10 18 300 47 0/10 19.3 150 26 1/10 (1)体重1kg当り8日間毎日経口投与した用量ミリ
グラム。 (2)[1−(被検群平均腫瘍重量/対照群平均腫瘍重
量)]×100。 (3)検査期間中に弊死したマウスの数/検査群におけ
るマウスの全数。 (4)CCRF−CEM細胞に対する試験管内細胞毒
性。
【0042】式Iの化合物は抗新生物剤で、本発明は、
哺乳動物、特に人間の、感受性新生物を治療する方法を
提供する。この方法は、本化合物を経口、肛門、穿刺、
皮下、皮内、静注、筋肉内、鼻内経路を含む各種経路で
投与し、普通は医薬組成物の形で利用される。この化合
物の特性としては、経口投与での活性がある。直接的な
全身投与では高毒性が見られるため、直接全身投与より
も、経口投与では高い用量水準が可能であることが判明
した。
【0043】本化合物は卵巣、大細胞肺、胃、膵臓、前
立腺、腎細胞、乳房、結腸、小細胞肺、メラノーマ、
頚、頭などの固形癌、カポジ肉腫、横紋筋肉腫のような
肉腫を含む固形癌の治療に有用である。
【0044】本化合物は単独で、或るいは組合せて、好
適には経口で、普通、医薬組成物の形で投与される。か
かる組成物は、少なくとも一つの活性化合物を含み、薬
学の技術分野で公知の方法で製造される。それ故、本発
明には、また、活性成分として式Iの化合物を薬学的に
受容し得る賦形剤、希釈剤、または添加剤と組合わせて
なる医薬組成物をも含んでいる。
【0045】本発明の組成物や、式Iの他の化合物を含
む組成物を製造するに当っては、この活性成分を普通、
添加剤と混合するか、添加剤で希釈するか、カプセル、
分包包装、紙、などの容器に封入する。添加剤が希釈剤
の役目をするときは、活性成分のための基剤、増量剤、
媒体として機能する固体、半固体、液体物質でもよい。
組成物は錠剤、丸剤、粉剤、トローチ剤、分包包装、オ
ブラート、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロッ
プ、固体または液体媒体におけるエアロゾル剤、例えば
10重量%までの活性化合物を含む軟膏剤、軟または硬
カプセル剤、坐剤、無菌注射剤、および無菌包装粉剤な
どの形をとることができる。
【0046】組成物を作るには、他の成分と混合する前
に、活性化合物を適当な粒径にするため、粉砕する必要
がある。もし活性化合物が実質的に不溶性であれば、通
常、200メッシュ以下の粒徑まで粉砕する。もし、活
性化合物が実質的に水溶性であれば、通常、組成物中で
実質的に均等な分布が得られるまで粉砕して、粒径を調
節する(例えば、約40メッシュ)。
【0047】適当な添加剤の例には、乳糖、デキストロ
ース、ショ糖、ソルビトール、マンニトール、澱粉、ア
ラビアゴム、硅酸カルシウム、微晶セルロース、ポリビ
ニルピロリドン、セルロース、水、シロップ、およびメ
チルセルロースを含む。組成物は、さらに、タルク、ス
テアリン酸マグネシウム、鉱物油のような滑沢剤、湿潤
剤、乳化剤、分散剤、メチル−およびプロピルヒドロキ
シベンゾエートのような保存剤、甘味剤または芳香剤を
加えてもよい。本発明の組成物は、この分野でよく知ら
れている操作を採用して、患者に投与した後、活性成分
の放出が速く、持続して、または遅くなるように製剤化
できる。
【0048】組成物は、好適には、各用量が通常、活性
成分を約5mg〜1g、普通、約25〜800mg、で
あるような用量単位剤型に製剤化される。この「用量単
位剤型」とは、適当な医薬的添加剤とともに所期の治療
効果を得るために、各単位が活性成分の計算量を含むよ
うなヒトまたは他の哺乳動物のための単一の用量に適し
た物理的に分かれた単位である。
【0049】活性化合物は広い用量範囲にわたって有効
である。例えば、日用量は、通常、約0.5〜約120
0mg/kg体重の範囲にある。成人の治療には、約1
〜約50mg/kgを1回または複数回で投与するのが
好ましい。しかし、実際に投与される化合物の量は、医
者が処置すべき症状、投与すべき化合物、投与経路、年
齢、体重、各患者の反応、および患者の症候の重篤度な
どの状況に照らして決めるものであり、それ故、上記用
量範囲で本発明を限定する意味は全くない。
【0050】以下の組成物例には、活性化合物として式
Iの化合物のどれをも採用できる。この例は単なる例示
であり、本発明の範囲を限定する意図は皆無である。組成物例1 硬ゼラチンカプセルを下記成分を用いて製造する: 量(mg/カプセル) N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−3, 4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド 250 澱粉 305 ステアリン酸マグネシウム 5 上記成分を混合し、その560mgを硬ゼラチンカプセ
ルに充填する。
【0051】組成物例2 錠剤を下記成分を用いて製造する: 量(mg/錠剤) N−[[(4−ブロモフェニル)アミノ]カルボニル]−3, 4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド 250 微晶セルロース 400 コロイドシリカ 10 ステアリン酸マグネシウム 5 各成分を混合し、打錠して、各665mgの錠剤とす
る:
【0052】組成物例3 有効成分各60mgを含む錠剤を以下の通りに製造す
る: 量(mg/錠剤) N−[[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミノ]カルボ ニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド 60 澱粉 45 微晶セルロース 35 ポリビニルピロリドン(水中、10%溶液として) 4.0 カルボキシメチル澱粉ナトリウム 4.5 ステアリン酸マグネシウム 0.5 タルク 1.0 合計 150 活性成分、澱粉およびセルロースを米国規格20メッシ
ュ篩を通し、完全に混合する。ポリビニルピロリドンの
溶液をできた粉末と混ぜ、米国規格4メッシュの篩を通
す。製造した顆粒を50〜60℃で乾燥し、米国規格1
6メッシュの篩を通す。カルボキシメチル澱粉ナトリウ
ム、ステアリン酸マグネシウムとタルクをあらかじめ米
国規格30メッシュの篩を通しておき、次に顆粒に加
え、混合した後、打錠機で打錠して、各150mgの錠
剤を得る。
【0053】組成物例4 医薬80mgを含むカプセルを以下の通りに製造する: 量(mg/カプセル) N−[[(3,4−ジクロロフェニル)アミノ]カルボニル] −3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンアミド 80 澱粉 109 ステアリン酸マグネシウム 1.0 合計 190 活性成分、澱粉およびステアリン酸マグネシウムを混合
し、米国規格20メッシュ篩を通し、硬ゼラチンカプセ
ルに充填して、190mg量とする。
【0054】組成物例5 活性成分各225mgを含む坐剤を以下の通りに製造す
る: 量(mg/坐剤) N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−3, 4,5−トリクロロベンゼンスルホンアミド 225 飽和脂肪酸グリセリドを加えて 2000 活性成分を米国規格60メッシュ篩を通し、あらかじめ
最少必要量の熱で溶融しておいた飽和脂肪酸グリセリド
中に懸濁させる。混合物を2g容の坐剤金型に注入し、
放冷する。
【0055】組成物例6 5mL当り、医薬50mg用量を含む懸濁剤を以下の通
りに製造する: 量 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−4− アミノ−3,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド 50mg キサンタン・ゴム 4mg カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(11%) 50mg 微晶セルロース(89%) ショ糖 1.75g 安息香酸ナトリウム 10mg 香料 適量 色素 適量 精製水を加えて 5ml 活性成分、ショ糖、およびキサンタン・ゴムを混合し、
米国規格10メッシュ篩を通し、次にあらかじめ作って
おいたカルボキシメチルセルロース・ナトリウムと微晶
セルロースの水溶液と混合する。安息香酸ナトリウム、
香料および着色料を少量の水で薄め、撹拌しながら加え
る。次に、充分量の水を加えて、所要の容量とする。
【0056】組成物例7 医薬各150mgを含むカプセルを以下の通りに製造す
る: 量 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−4− クロロ−3,5−ジメチルベンゼンスルホンアミド 150mg 澱粉 407mg ステアリン酸マグネシウム 3mg 合計 560mg 活性成分、澱粉、およびステアリン酸マグネシウムを混
合し、米国規格20メッシュ篩を通し、硬カプセルに充
填して560mg量とする。
【0057】組成物例8 下記成分を含む吸入剤用ドライパウダー製剤を製造す
る: N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−4− (N,N−ジメチルアミノ)−3,5−ジクロロベンゼンスル ホンアミド 5% 乳糖 95% 活性化合物を乳糖と混合し、混合物をドライパウダー吸
入器に加える。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・エドワード・レイ アメリカ合衆国46268インディアナ州イン ディアナポリス、グランガー・レイン6640 番 (72)発明者 ジョン・エルドン・トス アメリカ合衆国46278インディアナ州イン ディアナポリス、ペリアー・コート6759番

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、X1は、ハロ、CH3またはCF3; X2は、水素、ハロ、またはCF3、 但し、X1とX2の少なくとも一つはハロである; A、B、DおよびEは、 (a)独立に水素、メチル、エチル、塩素、臭素、およ
    びヨウ素からなる群から選ばれたもの、 但し、A、B、DおよびEのうち、一つより多くが水素
    であることはないものとする;または (b)Eが水素で、A、B、Dの一つが−NH2、−N
    HCH3、−N(CH 32、−N(CH3)(C25)、−N(C252、お
    よび−OCH3からなる群から選択されるものであっ
    て、A、BまたはDの残りが(a)から選択されるもの
    であるか、または (c)Eが水素で、AとBまたはBとDが一緒になって
    −(CH2n −または−CH=CH(CH2n-2
    (ここに、nは、3か4)、または−(CH=CH)2
    −、または−(CH2p−O−(ここに、pは、2か
    3)、または−O(CH2qO−(ここに、qは、1か
    2)で、残りのDまたはAがおのおの(a)から選択さ
    れるものとする;をそれぞれ表す。]なる構造式を持つ
    化合物または、その薬学的に受容し得る塩。
  2. 【請求項2】 X1が塩素、臭素、またはCF3;X2
    水素または塩素;A、B、およびDが独立にメチル、エ
    チル、または塩素で;Eが水素である請求項1の化合
    物。
  3. 【請求項3】 X1が塩素、臭素、またはCF3;X2
    水素または塩素;AとBまたはBとDが結合して(CH
    2nまたは−CH=CH(CH2n-2−(ここに、nは
    3または4)または(CH=CH)2であって、Dまた
    はAがおのおのメチル、エチル、塩素および臭素からな
    る群から選ばれたもので、Eが水素である請求項1の化
    合物。
  4. 【請求項4】 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]
    カルボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホ
    ンアミド;N−[[(4−ブロモフェニル)アミノ]カル
    ボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホンア
    ミド;N−[[(4−トリフルオロメチルフェニル)アミ
    ノ]カルボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスル
    ホンアミド;N−[[(3,4−ジクロロフェニル)アミ
    ノ]カルボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスル
    ホンアミド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カ
    ルボニル]−3,4,5−トリクロロベンゼンスルホン
    アミド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボ
    ニル]−4−アミノ−3,5−ジクロロベンゼンスルホ
    ンアミド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カル
    ボニル]−4−クロロ−3,5−ジメチルベンゼンスル
    ホンアミド;N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]カ
    ルボニル]−4−(N,N−ジメチルアミノ)−3,5
    −ジクロロベンゼンスルホンアミド;N−[[(4−クロ
    ロフェニル)アミノ]カルボニル]−3,5−ジメチル−
    4−メトキシベンゼンスルホンアミド;およびN−
    [[(4−クロロフェニル)アミノ]カルボニル]−3,5
    −ジブロモ−4−(N−メチルアミノ)ベンゼンスルホ
    ンアミドからなる群から選ばれた請求項1の化合物また
    はその薬学的に受容し得る塩。
  5. 【請求項5】 N−[[(3,4−ジクロロフェニル)ア
    ミノ]カルボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンス
    ルホンアミドである請求項1の化合物またはその薬学的
    に受容し得る塩。
  6. 【請求項6】 N−[[(4−クロロフェニル)アミノ]
    カルボニル]−3,4,5−トリメチルベンゼンスルホ
    ンアミドである請求項1の化合物またはその薬学的に受
    容し得る塩。
  7. 【請求項7】 薬学的に受容し得る基剤、賦形剤または
    希釈剤の一つまたはそれ以上とともに請求項1〜6のど
    れか一つに請求されているスルホニル尿素の一つを活性
    成分として含む医薬組成物。
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