JPH0534533U - 赤外線検出装置 - Google Patents

赤外線検出装置

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JPH0534533U
JPH0534533U JP8343391U JP8343391U JPH0534533U JP H0534533 U JPH0534533 U JP H0534533U JP 8343391 U JP8343391 U JP 8343391U JP 8343391 U JP8343391 U JP 8343391U JP H0534533 U JPH0534533 U JP H0534533U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
chassis
dewar
heat conduction
cold
Prior art date
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Pending
Application number
JP8343391U
Other languages
English (en)
Inventor
丈嗣 石黒
雄一 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8343391U priority Critical patent/JPH0534533U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプレッサーの電食を防止し、ロッキング
振動によるコネクティングパイプ取付部の破損を防止す
ると共に、コールドフィンガー根元部を振動外力から保
護することにより信頼性に優れた赤外線検出装置を得
る。 【構成】 赤外線検出装置の放熱フィンを有したコンプ
レッサー取付けプレート7の凹部内にコンプレッサー5
を取付けて、シャシ4内に位置させている。また、コー
ルドフィンガー8と熱伝導ブロック9の間に可とう性を
有する平編線型の伝導材17を配している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば、物体から発せられる赤外線を、極低温に冷却した赤外線検出 素子でとらえることにより、熱画像を生成する赤外線検出装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の赤外線検出装置を示す斜視図、図4は図3における側断面図、図 5はロッキング振動におけるコンプレッサー取付けプレートの変形を示す図であ る。図5において、1はレンズユニット、2はレンズユニット1と同一軸上に配 されかつその内部に赤外線検出素子3を有する円筒状のデュワ、4はその前面に レンズユニット1とのかん合面を有し、その底面にはデュワ2を取付ける衝立部 を有するシャシ、5はデュワ2を冷却するコンプレッサー、6はデュワ2にコン プレッサー5から冷媒を供給するコネクティングパイプ、7はコンプレッサー5 を取付け、シャシ4の後面に固定するように配されたコンプレッサー取付けプレ ート、8はデュワ2の赤外線検出素子3の反対面に配されたコールドフィンガー 、9はその一方をコールドフィンガー8の円筒状にかん合し、他方をシャシ4底 面に係合する熱伝導ブロック、10はコンプレッサー5を冷却するファン、11 はファン10とコンプレッサー取付けプレート7を包むように配されたカバー、 12は冷却空気、15はコールドフィンガー8と熱伝導ブロック9のかん合部に 塗布したコールドフィンガー部熱伝導グリース、16は熱伝導ブロック9とシャ シ4の係合部に塗布したシャシ部熱伝導グリースを示す。 上記コールドフィンガー8の円筒面と、熱伝導ブロック9のかん合部は0.3 mm程度のクリアランスをもっており、振動が加わった時にシャシ4とコールド フィンガー8が別な挙動をしても相互に干渉し合う事のないように考慮されてい る。尚、レンズユニット1とシャシ4の内部は結露及び防塵対策として密閉され た部屋になっている。
【0003】 次に動作について説明する。コンプレッサー5とコールドフィンガー8はコネ クティングパイプ6で連結されており、この内部には、例えばヘリウム、アルゴ ンなどの高圧ガスが封入されている。コンプレッサー5内部でピストンが動いて 高圧ガスの圧縮を繰り返すと、コネクティングパイプ6を通って高圧ガスが移動 し、その圧力変動でコールドフィンガー8内のディスプレーサを動かし、コール ドフィンガー8先端をディスプレーサの断熱膨張による吸熱作用で極低温に冷却 する。内部を真空にしたデュワ2内部に取付けられた赤外線検出素子3も極低温 に冷却される。この時、レンズユニット1を通過して来た赤外線は、赤外線検出 素子3上で画像を形成し、画像信号が送られることとなる。また、コールドフィ ンガー8部の熱はコールドフィンガー部熱伝導グリース15から熱伝導ブロック 9を経由し、シャシ部熱伝導グリース16を経てシャシ4に効率良く伝えられ、 装置の冷却性能を損うことのないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の赤外線検出装置は以上のように構成されており、次に示すような課題を 有していた。まず、カバー11内に配されたファン10の冷却空気12を外気に 対し露出しているコンプレッサー5に直接吹きつけてコンプレッサー5の発熱を 放出していた。そのため各構成部品に異種金属を使用しているコンプレッサー5 は湿度や塩気を多く含んだ冷却空気12にさらされて、その接合部に電食が発生 する可能性が高いという課題があった。 また、コンプレッサー5は質量が大きいにもかかわらず平板形状のコンプレッ サー取付けプレート7に一面のみで固定されているため上下方向の振動13が加 わった場合にプレート7の変形によりロッキング振動14が発生し、コネクティ ングパイプ6に大きな応力が発生し、コネクティングパイプ6の破損を招くとい う課題があった。さらに、コールドフィンガー部熱伝導グリース15の所は全周 0.3mm程度のクリアランスを持つように作られているものの、上記クリアラ ンスではデュワ2、コールドフィンガー8のシャシ4に対する組立精度のばらつ きにより、組立後の段階ではクリアランスがほとんど確保できない部分が発生し てしまう。よって、装置の運用時に振動外力が加わった際、コールドフィンガー 8と熱伝導ブロック9が機械的に干渉し、結果としてコールドフィンガー8根元 部に損傷を与えてしまうという課題があった。
【0005】 本考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、コンプレッサー の電食を防止すると共に、コネクティングパイプ部、及びコールドフィンガー部 の耐振性を向上させることにより、信頼性に優れた赤外線検出装置を得ることを 目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る赤外線検出装置は、コンプレッサーを外部から密閉されたシャシ 内に実装すると共に、高い剛性を有するコンプレッサー取付けプレートに対し、 その2面で取付けを行うようにしたものである。さらに、コールドフィンガーと 熱伝導ブロックとの間に可とう性を有する平編線型の伝導材を介在させたもので ある。
【0007】
【作用】
本考案における赤外線検出装置は、コンプレッサーが密閉されたシャシ内にあ り、湿気や塩気を多く含んだ冷却空気に触れることがない為、電食の発生を防止 できる。また、コンプレッサー取付けプレートはそれ自身に設けた放熱フィンに より、高い剛性を有している上に、その凹部にコンプレッサーを2面で取付けす ることにより、コンプレッサー取付後の剛性は飛躍的に向上する。よってコンプ レッサー取付部にロッキング振動は発生しなくなり、コネクティングパイプに発 生する応力は小さなものとなり、コネクティングパイプの耐振性を向上すること ができる。さらに、可とう性を有する平編線型の伝導材によりコールドフィンガ ー円筒面と熱伝導ブロックの間のクリアランスが充分に保たれている為、振動外 力からコールドフィンガー部を保護することができ、振動外力に対する信頼性を 高めることができる。
【0008】
【実施例】 実施例1. 図1、図2は本考案による赤外線検出装置の一実施例を示す図であり、図1は この考案の一実施例による赤外線検出装置を示す断面図、図2は図1における平 編線型の伝導材組立の拡大図であり、1〜6、8〜14及び16は上記従来装置 と全く同一のものである。図1において、7はその片面にコンプレッサー5を取 付ける凹部を有し、他面には放熱フィンを有し、シャシ4の後面に固定されるよ うに配されたコンプレッサー取付けプレートである。コンプレッサー5はその2 面がコンプレッサー取付けプレート7の凹部に固定されている。また、コンプレ ッサー5はコンプレッサー取付けプレートの凹部に取付けているため外部から密 閉されてシャシ4内に位置している。17は可とう性を有する平編線型の伝導材 でありコールドフィンガー8の円筒面と熱伝導ブロック9の間に配されている。
【0009】 上記のように構成された赤外線検出装置において、まずコンプレッサー5が密 閉されたシャシ4内にあり、湿気や塩気を多く含んだ冷却空気12に触れること がない為、電食の発生を防止できる。また、コンプレッサー取付けプレート7は それ自身に設けた放熱フィンにより、高い剛性を有している上に、その凹部にコ ンプレッサー5を2面で取付けすることにより、コンプレッサー取付後の剛性は 飛躍的に向上することによってコンプレッサー5取付部にロッキング振動14は 発生しなくなり、コネクティングパイプ6に発生する応力は小さなものとなり、 コネクティングパイプ6の耐振性を向上することができる。さらに、コールドフ ィンガー8円筒部と熱伝導ブロック9の間には大きなクリアランスを保持し、そ のクリアランスの部分には可とう性を有する平編線型の伝導材が配されている為 、振動外力が加わりコールドフィンガー8円筒部と熱伝導ブロックの間に相対的 な変位が生じても、両者が機械的に干渉し合うことがない為、コールドフィンガ ー8根元部には大きな応力が発生することがない。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案の赤外線検出装置によれば、ロッキング振動による コネクティングパイプ取付部の破損を無くし、湿気や塩気の多く含んだ冷却空気 によるコンプレッサーの電食を防止し、さらに平編線型の伝導材は可とう性を有 する熱伝導部材である為、振動外力から保護できうる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による赤外線検出装置を示
す断面図である。
【図2】図1における平編線型の伝導材組立の拡大図で
ある。
【図3】従来の赤外線検出装置を示す斜視図である。
【図4】図3における側断面図である。
【図5】ロッキング振動におけるプレートの変形を示す
図である。
【符号の説明】
1 レンズユニット 2 デュワ 3 赤外線検出素子 4 シャシ 5 コンプレッサー 6 コネクティングパイプ 7 コンプレッサー取付けプレート 8 コールドフィンガー 9 熱伝導ブロック 10 ファン 11 カバー 12 冷却空気 13 上下方向の振動 14 ロッキング振動 15 コールドフィンガー部熱伝導グリース 16 シャシ部熱伝導グリース 17 平編線型の伝導材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズユニットと、上記レンズユニット
    と同一軸上に配されかつその内部に赤外線検出素子を有
    する円筒状のデュワと、その前面に上記レンズユニット
    とのかん合面を有し、その底面には上記デュワを取付け
    る衝立部を有するシャシと、上記デュワを冷却するコン
    プレッサーと、上記デュワに上記コンプレッサーからの
    冷媒を供給するコネクティングパイプと、その片面には
    上記コンプレッサーを取付ける凹部を有し、他面には放
    熱フィンを有し、上記シャシの後面に固定されるように
    配されたコンプレッサー取付けプレートと、上記デュワ
    の赤外線検出素子の反対面に配されたコールドフィンガ
    ーと、その一方を上記コールドフィンガーの円筒状にか
    ん合し、他方を上記シャシ底面に係合する熱伝導ブロッ
    クと、上記コールドフィンガーと上記熱伝導ブロックの
    かん合部に配された可とう性を有する平編線型の伝導材
    と、上記熱伝導ブロックと上記シャシの係合部に塗布し
    たシャシ部熱伝導グリースと、上記コンプレッサーを冷
    却するファンと、上記ファンと上記コンプレッサー取付
    けプレートの放熱フィンを包むように配されたカバーに
    よって構成されることを特徴とする赤外線検出装置。
JP8343391U 1991-10-15 1991-10-15 赤外線検出装置 Pending JPH0534533U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8343391U JPH0534533U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 赤外線検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8343391U JPH0534533U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 赤外線検出装置

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Publication Number Publication Date
JPH0534533U true JPH0534533U (ja) 1993-05-07

Family

ID=13802304

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JP8343391U Pending JPH0534533U (ja) 1991-10-15 1991-10-15 赤外線検出装置

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