JPH05344474A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH05344474A
JPH05344474A JP4149630A JP14963092A JPH05344474A JP H05344474 A JPH05344474 A JP H05344474A JP 4149630 A JP4149630 A JP 4149630A JP 14963092 A JP14963092 A JP 14963092A JP H05344474 A JPH05344474 A JP H05344474A
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Masamitsu Kurokawa
雅光 黒川
Akifumi Tabata
彰文 田畑
Kazuaki Hori
和明 堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生映像でのドロップアウト補償による画質
劣化を防止する。 【構成】 ドロップアウト検出回路5がドロップアウト
を検出しないときには、FM復調回路9で復調された輝
度信号がクランプ回路15でパルス生成回路7からクラ
ンプスイッチ8を介したクランプパルスによってクラン
プされ、a側に閉じたドロップアウト補償スイッチ18
を介して再生処理回路20に供給される。ドロップアウ
ト検出回路5がドロップアウトを検出したときには、ク
ランプスイッチ8によってクランプパルスがクランプ回
路15に供給されないようにし、ドロップアウト補償ス
イッチ18は1H遅延素子19,クランプ回路17で処
理された1H遅延輝度信号を選択して再生処理回路20
に供給する。また、FM復調回路9からの輝度信号は、
クランプ回路15でクランプされずにドロップアウト補
償スイッチ18に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR(ビデオテープ
レコーダ)等の磁気記録再生装置に係り、特に、そのド
ロップアウト補償に関する。
【0002】
【従来の技術】VTR等の映像信号を記録媒体に記録
し、再生する磁気記録再生装置においては、再生時、磁
気ヘッドの汚れや磁気テープの欠陥等によって再生映像
信号にドロップアウトと呼ばれる欠落が生ずるため、再
生映像の画質を劣化させる。そこで、このドロップアウ
トを補償するための手段が設けられており、かかる手段
でもって、再生映像信号のドロップアウト期間、その1
水平走査期間(以下、1Hという)前の同じ情報内容の
信号と置き換えることにより、映像の欠落を埋めるよう
にしている。
【0003】図5はかかるドロップアウト補償手段を備
えた従来の磁気記録再生装置の一例を示すブロック図で
あって、1は磁気テープ、2はビデオヘッド、3は再生
増幅回路、4はHPF(ハイパスフィルタ)、5はドロ
ップアウト検出回路、6は同期信号分離回路、7はパル
ス生成回路、9はFM復調回路、12はLPF(ローパ
スフィルタ)、13はディエンファシス回路、14はク
ランプ容量、15はクランプ回路、16はクランプ容
量、17はクランプ回路、18はドロップアウト補償ス
イッチ、19は1H遅延素子、20は再生処理回路、2
1は出力端子である。
【0004】同図において、再生時、ビデオヘッド2に
よって磁気テープ1から再生された信号が、再生増幅回
路3で増幅された後、HPF4に供給されて周波数変調
されている輝度信号(以下、FM輝度信号という)のみ
が取り出される。このFM輝度信号はFM復調回路9で
復調されてベースバンドの輝度信号となり、LPF12
で不要成分が除去された後、ディエンファシス回路13
に供給されてディエンファシス処理が施される。このデ
ィエンファシス回路13から出力される輝度信号は、ク
ランプ容量14とクランプ回路15とでクランプされた
後、a端子側に閉じているドロップアウト補償スイッチ
18を介して再生処理回路20に供給され、所望の再生
処理がなされて出力端子21に供給される。また、ドロ
ップアウト補償スイッチ18から出力される輝度信号は
同期信号分離回路6にも供給されて同期信号が分離さ
れ、この同期信号から、パルス生成回路7により、クラ
ンプ回路15のクランプパルスが生成される。以上が輝
度信号の通常の処理である。
【0005】一方、ドロップアウト補償スイッチ18の
出力輝度信号は、また、1H遅延素子19で1H遅延さ
れ、パルス生成回路7から出力されるクランプパルスに
よってクランプ容量16とクランプ回路17とでクラン
プされた後、ドロップアウト補償スイッチ18のb端子
側に供給される。
【0006】また、HPF4から出力されるFM輝度信
号はドロップアウト検出回路5にも供給され、このFM
輝度信号のエンベロープの変動からドロップアウトが検
出される。ドロップアウト補償スイッチ18は通常a端
子側に閉じていてクランプ回路15から出力される輝度
信号を再生処理回路20に送るが、ドロップアウト検出
回路5がドロップアウトを検出すると、その検出期間、
即ちドロップアウト期間ドロップアウト補償スイッチ1
8をb端子側に閉じて、クランプ回路17からの1H遅
延された輝度信号を再生処理回路20に送る。このよう
にして、ドロップアウトが補償される。
【0007】図6は特開昭64−17259号公報に記
載される他の従来例を示すブロック図であって、10は
ミュート回路、11はスイッチであり、図5に対応する
部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0008】この従来例は、FM復調回路9とLPF1
2との間にミュート回路10とスイッチ11とを設け、
このスイッチ11をドロップアウト検出回路5の検出出
力によって制御するものである。スイッチ11は、ドロ
ップアウト検出回路5がドロップアウトを検出しないと
き、a端子側に閉じており、図5に示した従来例と同様
の輝度信号処理が行なわれる。ドロップアウト検出回路
5がドロップアウトを検出すると、スイッチ10はb端
子側に切り替わり、FM復調回路9の出力信号がミュー
ト回路10でミュートされてLPF12に供給される。
【0009】FM輝度信号をFM復調回路9で復調する
場合、このFM輝度信号にドロップアウトがあると、こ
のドロップアウト期間FM復調回路9から出力される輝
度信号にノイズが発生し、LPF12等の処理によって
このノイズがこのノイズ期間以降の部分にも影響するク
ロストークを引き起こす可能性がある。しかし、図6に
示すようにミュート回路10でドロップアウト期間ミュ
ートすると、LPF12の前段でこのノイズが除かれ、
かかるクロストークを防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記夫
々の従来技術では、次のような問題が生ずる。以下、こ
の点について説明する。
【0011】図5の各部の信号のドロップアウト期間近
傍の波形を示すと、図7のようになる。即ち、図7
(a)がドロップアウトをもつFM輝度信号を示すもの
とすると、このFM輝度信号を復調した場合、復調され
た輝度信号は図7(c)に示すようになり(以下、図5
の1H遅延素子19からの1H遅延された輝度信号を1
H遅延輝度信号というのに対し、これをメイン輝度信号
という)、図7(b)に示すドロップアウト補償期間T
1 ではノイズが発生する。このメイン輝度信号は、クラ
ンプ回路15(図5)により、図5のパルス生成回路7
からの図7(e)に示すパルス期間T2 のクランプパル
ス毎にクランプされるのであるが、クランプ期間T2
おけるノイズ電圧がクランプ電圧より高いときには、ノ
イズ電圧がクランプ電圧に近づくようにレベルが下げら
れる。このため、ドロップアウト補償期間T1 にレベル
が次第に降下していき、ドロップアウト補償期間T1
後では、図7(d)に示すように、メイン輝度信号のレ
ベルがかなり低くなっている。ドロップアウト補償期間
1 が終ると、正常なクランプが行なわれるようになる
のであるが、メイン輝度信号のレベルが正しくクランプ
されるまでにはある程度の時間を要し、このため、ドロ
ップアウト補償期間T1 後のメイン輝度信号の波形に
は、図7(d)に示すように、過渡的なレベル変動が生
ずる。
【0012】そこで、かかるメイン輝度信号をドロップ
アウト補償スイッチ18でドロップアウト補償すると、
図7(f)に示すように、ドロップアウト補償期間T1
では正しいドロップアウトの補償が行なわれるが、ドロ
ップアウト補償期間T1 後暫くの間はメイン輝度信号の
レベルが低くなっており、このため、再生映像でドロッ
プアウト補償期間T1 直後で黒ずんだ部分が現われ、画
質が劣化してしまうことになる。
【0013】また、図6の各部の信号のドロップアウト
期間近傍の波形を示すと、図8のようになる。即ち、図
8(a)がドロップアウトをもつFM輝度信号を示して
いるものとすると、これを復調して得られた輝度信号は
図7(c)に示すようになるが、図8(b)に示すドロ
ップアウト補償期間T1 では、ミュート回路10(図
6)によってミュートが行なわれるから、図8(c)に
示すように、メイン輝度信号は、ドロップアウト補償期
間T1 では、その直前の平均直流電圧に設定される。こ
のメイン輝度信号は、クランプ回路15(図6)によ
り、図6のパルス生成回路7からの図8(e)に示すパ
ルス期間T2 のクランプパルス毎にクランプされるので
あるが、クランプ期間T2 におけるメイン輝度信号のド
ロップアウト補償期間T1 での信号電圧がクランプ電圧
より高いときには、この信号電圧がクランプ電圧に近づ
くように下げられる。このため、ドロップアウト補償期
間T1 で、図8(d)に示すように、信号レベルが次第
に降下していき、ドロップアウト補償期間T1 直後で
は、メイン輝度信号のレベルがかなり低くなっている。
ドロップアウト補償期間T1 が終ると、正常なクランプ
が行なわれるようになるが、メイン輝度信号のレベルが
正しいレベルにクランプされるまでにはある程度の時間
を要するため、ドロップアウト補償期間T1 後のメイン
輝度信号の波形には、図8(d)に示すように、過渡的
なレベル変動が生ずる。
【0014】従って、この場合も、図5に示した従来技
術と同様に、メイン輝度信号に対してドロップアウト補
償スイッチ18でドロップアウト補償すると、図8
(f)に示すように、ドロップアウト補償期間T1 では
正しいドロップアウトの補償が行なわれるが、ドロップ
アウト補償期間T1 後暫くの間はメイン輝度信号のレベ
ルが低くなっており、このため、再生映像でドロップア
ウト補償期間T1 直後で黒ずんだ部分が現われ、画質が
劣化してしまうことになる。
【0015】本発明の目的は、かかる問題を解消し、ド
ロップアウト補償期間直後の画質劣化を防止することが
できるようにした磁気記録再生装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ドロップアウト補償スイッチの前段に設
けられたメイン映像信号のクランプ回路のクランプ作動
をドロップアウト補償期間停止させる手段を設ける。
【0017】
【作用】ドロップアウト補償期間では、上記クランプ回
路はクランプ動作せず、メイン映像信号はそのままのレ
ベルを保持してクランプ回路を通過する。このため、こ
のドロップアウト補償期間直後での映像信号は元々のレ
ベルに保持されており、クランプ回路がクランプ動作を
開始しても、メイン映像信号は直ちにクランプ電圧に正
しくクランプされる。従って、ドロップアウト補償期間
直後で再生映像に黒ずんだ部分が生ずることはない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を
示す構成図であって、8はクランプスイッチであり、図
5に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を
省略する。
【0019】同図において、この実施例は、パルス生成
回路7で生成されたクランプパルスをクランプスイッチ
8を介してクランプ回路15に供給するようにし、この
クランプスイッチ8をドロップアウト検出回路5の検出
出力に応じて制御するようにしたものであり、その他の
構成については図5に示した従来技術と同様である。
【0020】次に、この実施例の動作を説明すると、ド
ロップアウト検出回路5がドロップアウトを検出しない
ときには、クランプスイッチ8はa端子側に閉じてお
り、パルス生成回路7で生成されたクランプパルスはこ
のクランプスイッチ8を介してクランプ回路15に供給
される。従って、このときには、図5に示した従来技術
と同様に、ディエンファシス回路13から出力される輝
度信号は、クランプ容量14とクランプ回路15とによ
ってクランプされた後、ドロップアウト補償スイッチ1
8を介して再生処理回路20に供給される。
【0021】ドロップアウト検出回路5がドロッブアウ
トを検出するドロップアウト補償期間では、クランプス
イッチ8はb端子側に閉じ、パルス生成回路7で生成さ
れたクランプパルスはクランプ回路15に供給されな
い。このため、クランプ回路15はクランプ動作をしな
い。ディエンファシス回路13から出力されるメイン輝
度信号はクランプ容量14とクランプ回路15とをその
まま通過し、ドロップアウト補償スイッチ18のa端子
側に供給される。しかし、このときには、図5に示した
従来技術と同様に、ドロップアウト補償スイッチ18は
端子b側に閉じており、クランプ回路17からの1H遅
延輝度信号を選択して再生処理回路20に供給する。
【0022】ドロップアウト検出回路5がドロップアウ
トを検出しなくなってドロップアウト補償期間が終る
と、クランプスイッチ8とドロップアウト補償スイツチ
18とがa端子側に閉じ、パルス生成回路7で生成され
たクランプパルスが再びクランプ回路15に供給される
ようになる。そこで、クランプ回路15でクランプされ
たメイン輝度信号がドロップアウト補償スイッチ18を
介して再生処理回路20に供給される。
【0023】図1の各部の信号のドロップアウト期間近
傍の波形を示すと、図2に示すようになる。即ち、図2
(a)がドロップアウトをもつFM輝度信号を示してい
るものとすると、ディエンファシス回路13から出力さ
れるメイン輝度信号は、図7(c)に示したのと同様、
図2(c)に示すようになり、図2(b)に示すドロッ
プアウト補償期間T1 ではノイズが発生する。このメイ
ン輝度信号はクランプ容量14を介してクランプ回路1
5に供給される。一方、パルス生成回路7から出力され
るクランプパルスは、図2(e)に示すように、1H周
期のパルスであるが、ドロップアウト補償期間T1
は、クランプスイッチ8がb端子側に切り替わるため、
クランプ回路15に供給されるクランプパルスは、図2
(f)に示すように、ドロップアウト補償期間T1 にク
ランプ回路15に供給されない。このために、ドロップ
アウト補償期間T1 、クランプ回路15はクランプ動作
を停止し、メイン輝度信号のドロップアウトによるノイ
ズ期間がそのままクランプ回路15を通過する。このた
め、このクランプ回路15から出力されるメイン輝度信
号は、図2(d)に示すように、このドロップアウトに
よるノイズ期間でレベルの変動がなく、従って、ドロッ
プアウト補償期間T1 直後のレベルも変動しない。
【0024】そこで、ドロップアウト補償期間T1 が終
ってクランプスイッチ8がa端子側に閉じ、クランプ回
路15がクランプ動作を再開すると、メイン輝度信号は
直ちに正しいクランプレベルにクランプされることにな
る。このメイン輝度信号のドロップアウト補償期間T1
では、ドロップアウト補償スイッチ18により、クラン
プ回路17によって正しくクランプされた1H遅延輝度
信号によって置換されるから、ドロップアウト補償スイ
ッチ18から出力されるドロップアウト補償された輝度
信号は、図2(g)に示すように、ドロップアウト補償
期間T1 直後でレベルが不当に変動することがない。
【0025】このようにして、この実施例では、再生映
像がドロップアウト補償期間T1 直後で黒ずむようなこ
とがなくなり、ドロップアウト補償による画質劣化がな
くなる。
【0026】図3は本発明による磁気記録再生装置の他
の実施例を示す構成図であって、図6及び図1に対応す
る部分には同一符号をつけている。
【0027】同図において、この実施例は、図6に示し
た従来技術で、図1に示した実施例のように、ドロップ
アウト補償期間T1 にクランプ回路15へのクランプパ
ルスの供給を禁止するようにしたものである。換言する
と、クランプ回路15から出力されるメイン輝度信号の
ドロップアウト補償期間T1 で、ミュート回路10とス
イッチ11とによってその直前の平均直流電圧が設定さ
れている以外、図1に示した実施例と同様である。
【0028】従って、この実施例においても、図1に示
した実施例と同様、再生映像がドロップアウト補償期間
1 直後で黒ずむようなことがなくなり、ドロップアウ
ト補償による画質劣化が改善されるという効果が得られ
る。勿論、この実施例においては、ミュート回路10に
より、ドロップアウト補償期間T1 にメイン輝度信号が
その直前の平均電圧にミュートされて無信号化されるか
ら、ドロップアウト期間の復調によって発生するノイズ
等のクロストークも低減できる。
【0029】図4は本発明による磁気記録再生装置のさ
らに他の実施例を示す構成図であって、22はドロップ
アウト補償停止スイッチ、23はFMAGC(自動利得
制御)回路、24はエンベロープ検出回路、25はドロ
ップアウト補償強制停止制御信号の入力端子、26はO
R回路であり、図1に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0030】変速再生時、トラッキングが次第にずれる
ことにより、この部分で再生されたFM輝度信号のエン
ベロープのレベルが低下し、このFM輝度信号を復調す
ると、数Hにわたるこのエンベロープの低下部分にノイ
ズが発生するが、かかるノイズ期間にドロップアウト補
償を行なうと、同じ情報内容の信号が数Hにわたって繰
り返すことになり、却って画質が著しく劣化する。これ
を改善するため、この実施例は変速再生時にはドロップ
アウト補償を停止するものである。
【0031】そこで、図4に示すこの実施例では、ドロ
ップアウト補償停止スイッチ22を設け、これを入力端
子25からのドロップアウト補償強制停止制御信号によ
って切替制御することにより、変速再生時、ドロップア
ウト補償スイッチ18がドロップアウトの補償を行なわ
ないようにしている。以下、この実施例の動作を説明す
る。
【0032】HPF4で分離されたFM輝度信号は、F
MAGC回路23で一定振幅の信号とされた後、FM復
調回路9に供給され、以下、図1で示した実施例と同様
の処理がなされる。一方、HPF4から出力されるFM
輝度信号はエンベロープ検出回路24に供給される。エ
ンベロープ検出回路24は変速再生時のトラッキングず
れによるFM輝度信号のエンベロープレベルの低下部分
を検出するためのものである。また、ドロップアウト検
出回路5はFMAGC回路23から出力されるFM輝度
信号からドロップアウトを検出する。
【0033】通常再生時には、入力端子25からドロッ
プアウト補償強制停止制御信号が供給されず、ドロップ
アウト補償停止スイッチ22はc端子側に閉じている。
かかる状態で、ドロップアウト検出回路5でドロップア
ウトが検出されると、その検出出力はドロップアウト補
償停止スイッチ22を介してドロップアウト補償スイッ
チ18に供給され、ドロップアウト補償スイッチ18は
b端子側に閉じる。また、ドロップアウト検出回路5の
検出出力はOR回路26を介してクランプスイッチ8に
供給され、クランプスイッチ8はb端子側に閉じる。こ
れにより、図1に示した実施例と同様のドロップアウト
補償動作が行なわれる。
【0034】変速再生時には、入力端子25からドロッ
プアウト補償強制停止制御信号が供給され、ドロップア
ウト補償停止スイッチ22がd端子側に閉じる。そこ
で、ドロップアウト検出回路5がドロップアウトを検出
しても、その検出出力はドロップアウト補償停止スイッ
チ22によって遮断されてドロップアウト補償スイッチ
18に供給されず、ドロップアウト補償スイッチ18は
a端子側に閉じた状態のままである。このため、ドロッ
プアウト補償動作は行なわれない。
【0035】また、変速再生で生じた上記のノイズをク
ランプすると、上に説明したのと同様の動作により、こ
のノイズ期間直後の波形応答が劣化する。そこで、この
実施例では、変速再生で生じたノイズの期間ではメイン
輝度信号のクランプ動作を停止させるようにする。この
ため、変速再生で生じたこのノイズ期間をエンベロープ
検出回路24で検出し、その検出出力をOR回路26を
介してクランプスイッチ8に送り、クランプスイッチ8
をb端子側に閉じることにより、クランプ回路15がク
ランプ動作をしないようにする。
【0036】以上のようにして、この実施例では、通常
再生時、ドロップアウト補償期間直後の波形の黒沈みを
防止して画質劣化が改善されるとともに、変速再生時で
も、再生FM輝度信号のエンベロープのレベル低下部分
のドロップアウト補償による画質劣化も防止できる。
【0037】なお、この実施例においても、FM復調回
路9とLPF12との間に、図3に示した実施例のよう
に、ミュート回路10とスイッチ11とを設けるように
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドロップアウト補償直後の映像信号の波形の黒沈みをな
くして再生映像の画質を改善することができる。また、
変速再生時でのエンベロープ低下部分のドロップアウト
補償に伴う画質の劣化もなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1の各部の信号を示す波形図である。
【図3】本発明による磁気記録再生装置の他の実施例を
示すブロック図である。
【図4】本発明による磁気記録再生装置のさらに他の実
施例を示すブロック図である。
【図5】従来の磁気記録再生装置の一例を示すブロック
図である。
【図6】従来の磁気記録再生装置の他の例を示すブロッ
ク図である。
【図7】図5の各部の信号を示す波形図である。
【図8】図6の各部の信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 ビデオヘッド 4 HPF 5 ドロップアウト検出回路 6 同期信号分離回路 7 パルス生成回路 8 クランプスイッチ 9 FM復調回路 10 ミュート回路 11 ミュートスイッチ 14,16 クランプ容量 15, 17 クランプ回路 18 ドロップアウト補償スイッチ 19 1H遅延素子 22 ドロップアウト補償停止スイッチ 23 FMAGC回路 24 エンベロープ検出回路 25 ドロップアウト補償強制停止制御信号の入力端子 26 OR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 和明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体からの再生FM映像信号からド
    ロップアウトを検出するドロップアウト検出回路と、該
    再生FM映像信号を復調する復調回路と、該復調回路か
    ら出力される該映像信号をクランプする第1のクランプ
    回路と、該ドロップアウト検出回路のドロップアウト検
    出期間第1の入力信号を選択し該ドロップアウト検出期
    間以外の期間第2の入力信号を選択し該第2の入力信号
    を該第1のクランプ回路の出力映像信号とする第1のス
    イッチ回路と、該第1のスイッチ回路の出力映像信号を
    1水平走査期間遅延させる遅延素子と、該遅延素子から
    出力される遅延映像信号をクランプし該第1のスイッチ
    回路の該第1の入力信号とする第2のクランプ回路とを
    備え、該遅延映像信号でドロップアウトの補償を行なう
    磁気記録再生装置において、 該ドロップアウト検出回路のドロップアウト検出期間該
    第1のクランプ回路のクランプ動作を停止させる手段を
    設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1のクランプ回路の前段に、前記ドロップアウト
    検出回路のドロップアウト検出期間前記復調回路の出力
    映像信号をミュートする手段を設けたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 変速再生時、前記第1のスイツチ回路を前記第2の入力
    信号の選択状態に固定する手段と、 変速再生時、前記再生FM映像信号のエンベロープレベ
    ルの低下期間、前記第1のクランプ回路のクランプ動作
    を停止させる手段とを設けたことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
JP4149630A 1992-06-09 1992-06-09 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP3053963B2 (ja)

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