JPH05344429A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH05344429A
JPH05344429A JP4150969A JP15096992A JPH05344429A JP H05344429 A JPH05344429 A JP H05344429A JP 4150969 A JP4150969 A JP 4150969A JP 15096992 A JP15096992 A JP 15096992A JP H05344429 A JPH05344429 A JP H05344429A
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image pickup
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Kakuji Kunii
嘉久治 国井
Shigetoshi Noda
重利 納田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 RGBの各色用CCDイメージセンサ6R,
6G,6Bの前段に設けられている偏光子2,液晶板3
及び水晶板4の配置角度を、上記液晶板3に電圧をオン
したときに出射される偏光方向が水平(H)方向の撮像
光以外に出射される偏光方向が垂直(V)方向の撮像光
(もれV撮像光)及び上記液晶板3に電圧をオフしたと
きに出射される偏光方向がV方向の撮像光以外に出射さ
れる偏光方向がH方向の撮像光(もれH撮像光)の光量
が等しくなるように調整する。 【効果】 上記液晶板3に電圧をオンしたとき及び該液
晶板3に電圧をオフしたときに上記各色用CCDイメー
ジセンサ6R,6G,6Bに照射される撮像光の光量を
それぞれ等しくすることができ、解像度の劣化を防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子(CCD
イメージセンサ)を用いて被写体の撮像を行うビデオカ
メラ装置やイメージスキャナ等に用いて好適な、液晶板
に印加する電圧をオンオフ制御してCCDイメージセン
サと撮像光との相対的位置を電気的にシフトさせながら
撮像を行う固体撮像装置に関し、特に、上記液晶板に電
圧を印加したときに該液晶板を透過する偏光成分以外の
撮像光の光量、及び、上記液晶板に電圧を印加しないと
きに該液晶板を透過する偏光成分以外の撮像光の光量
を、それぞれ等しくして解像度の劣化を防止した固体撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子(CCDイメージセンサ)
は、小型で低消費電力であることからビデオカメラ装置
やイメージスキャナ等に広く用いられている。上記ビデ
オカメラ装置等には、通常は40万画素程度のCCDイ
メージセンサが設けられているが、この40万画素程度
のCCDイメージセンサは、撮像管に比べると解像度が
かなり低い。また、近年においては、いわゆる高品位テ
レビジョン受像機(HDテレビジョン受像機)と呼ばれ
る高解像度のテレビジョン受像機が普及してきており、
このHDテレビジョン受像機に対応すべく、画素面積を
縮小化することにより画素数を200万画素に増やした
CCDイメージセンサが開発された。しかし、上記画素
面積を縮小化すると、固体撮像素子から出力される撮像
信号のレベルが低くなりS/N比が低下してしまう。こ
のS/N比の低下を考慮した場合、上記200万画素の
固体撮像素子はもはや限界に近く、現状では、さらに画
素数を増加させて解像度の向上を図ることは困難となっ
ている。また、上記200万画素のCCDイメージセン
サでも、印刷原稿等の入力用として用いるには、まだ解
像度が不十分であり、さらに高解像度化が求められてい
る。
【0003】こうしたことから、固体撮像素子(CCD
イメージセンサ)と撮像光の相対的位置を画素ピッチの
1以上の整数分の1づつシフトさせて撮像を行うことに
より空間サンプリング領域を増加し、画素数を増やすこ
となく高解像度化を図る固体撮像装置が開発された。
【0004】この固体撮像装置は、CCDイメージセン
サを圧電素子上に設け、このCCDイメージセンサを1
/2画素ピッチの振幅でフィールド毎に1方向に振動さ
せることにより、上記CCDイメージセンサに照射する
撮像光を1/2画素ピッチづらして照射(イメージシフ
ト)することができ、空間サンプリング領域を増加して
画素数を増やすことなく高解像度の画像を得ることがで
きる。
【0005】また、他に、CCDイメージセンサの前面
に薄いガラス板を設け、このガラス板を微小な角度で振
動させながら撮像を行う固体撮像装置も知られている。
この固体撮像装置は、上記ガラス板が振動される毎に、
該CCDイメージセンサに照射される撮像光が上記イメ
ージシフトされることとなり、空間サンプリング領域を
増加することができ、画素数を増やすことなく高解像度
の画像を得ることができる。
【0006】しかし、このような固体撮像装置は、CC
Dイメージセンサ自体を振動させるか、若しくは、CC
Dイメージセンサの前面に設けたガラス板を振動させる
ような機械的振動により上記CCDイメージセンサに照
射する撮像光をイメージシフトするようにしていたた
め、機械的構造が複雑化するうえ、該イメージシフト自
体の信頼性に乏しかった。
【0007】このため、このような機械的にイメージシ
フトを行う固体撮像装置の欠点を是正すべく、上記イメ
ージシフトを電気的に行うことができるような固体撮像
装置が開発された。
【0008】上記電気的にイメージシフトを行う固体撮
像装置は、例えばCCDイメージセンサとレンズとの間
に、いわゆる複屈折現象を示す光学素子として水晶板が
設けられており、さらに上記レンズの前段に、交流電圧
で駆動され、偏光方向が水平(H)方向の撮像光のみを
透過させる偏光フィルムが張り付けられた液晶板が設け
られている。
【0009】このような固体撮像装置は、撮像が開始さ
れると、上記液晶板に上記偏光フィルムを介した偏光方
向がH方向の撮像光が照射されるとともに、例えば1フ
ィールド毎に交流電圧が印加される。上記液晶板は、交
流電圧が印加されると入射された上記H方向の撮像光を
偏光方向を変換することなくそのまま出射し、交流電圧
が印加されないと上記H方向の撮像光を、90度の偏光
角度差を有する偏光方向が垂直(V)方向の撮像光に変
換して出射する。この液晶板から出射された上記H方向
の撮像光及びV方向の撮像光は、それぞれ上記水晶板に
照射される。上記水晶板は、上記H方向の撮像光が照射
されるとその光路を変換することなくそのまま常光とし
てCCDイメージセンサに照射し、上記V方向の撮像光
が照射されると、上記H方向の撮像光の光路に対して、
例えば1/2画素ピッチ分、V方向の下方向にシフト
し、これを異常光としてCCDイメージセンサに照射す
る。
【0010】これにより、上記CCDイメージセンサに
照射される撮像光としては、1フィールド毎に常光及び
該常光の照射位置に対して1/2画素ピッチ分V方向の
下方向にシフトされた異常光が照射されることとなるた
め、空間サンプリング領域を増加することができ解像度
を高めることができる。
【0011】この電気的にイメージシフト行う固体撮像
装置は、上述の機械的にイメージシフトを行う固体撮像
装置と比較して、複雑な機構系を必要とする可動部がな
いことからイメージシフトの信頼性を高めることがで
き、また、簡単な構造で製作することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記電気的に
イメージシフトを行う固体撮像装置において、上記液晶
板に交流電圧を印加するとH方向の撮像光のみならず多
少のV方向の撮像光(Vもれ撮像光)も出射され、ま
た、上記液晶板に交流電圧を印加しないときにはV方向
の撮像光のみならず多少のH方向の撮像光(Hもれ撮像
光)も出射される。具体的には、例えば上記液晶板に電
圧を印加しないときの場合、該液晶板から出射される撮
像光には、15%の上記Hもれ撮像光が含まれている。
【0013】このため、上記CCDイメージセンサに
は、上記常光線及び異常光線の両方の撮像光が照射され
ることとなり解像度の劣化を生じていた。また、上記液
晶板は周囲の温度に影響されやすく、周囲の温度が上が
ると上記もれ撮像光の光量も多くなり上記解像度の劣化
がより顕著となる。
【0014】そして、従来は、上記もれ撮像光による解
像度の劣化を防止するため、上記液晶板として上記もれ
撮像光がなるべく少ないものを選択する必要があった。
上記もれ撮像光が少ないような液晶板は種類が限られて
いるため、固体撮像装置に設けることができる液晶板が
限定され、固体撮像装置の設計等に支障をきたしてい
た。
【0015】本発明は、上述のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、液晶板の種類にかかわらず上記Hもれ
撮像光及びVもれ撮像光による解像度の劣化を防止する
ことができるような固体撮像装置の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、撮像光のうち偏光方向が1方向の撮像光のみを透
過させる偏光手段と、電圧のオンオフに応じて上記偏光
手段からの撮像光の偏光方向を回転させて出射する液晶
板と、上記液晶板からの撮像光の偏光方向に応じて該撮
像光を常光又は異常光に変換して出射する水晶板と、上
記水晶板から照射される常光又は異常光をそれぞれ受光
して光電変換を行い撮像信号を形成して出力する固体撮
像素子とを有し、上記液晶板に電圧をオンしたときに該
液晶板から出射される偏光方向を有する撮像光以外に該
液晶板から出射されてしまう撮像光である第1のもれ撮
像光の光量、及び、上記液晶板に電圧をオフしたときに
該液晶板から出射される偏光方向を有する撮像光以外に
該液晶板から出射されてしまう撮像光である第2のもれ
撮像光の光量が、上記液晶板に電圧をオンしたとき及び
上記液晶板に電圧をオフしたときにそれぞれ等しくなる
ように、上記偏光手段,液晶板及び水晶板の配置角度が
調整されて、該偏光手段,液晶板及び水晶板が設けられ
ることを特徴とする構成として上述の課題を解決する。
【0017】
【作用】本発明に係る固体撮像装置は、撮像が開始され
ると、偏光手段が、照射される撮像光のうち偏光方向が
1方向の撮像光のみを透過させる。この撮像光は、液晶
板に照射される。上記液晶板は、電圧のオンオフに応じ
て上記偏光手段からの撮像光の偏光方向を回転させて出
射する。この液晶板からの撮像光は、水晶板に照射され
る。上記水晶板は、上記液晶板からの撮像光の偏光方向
に応じて該撮像光を常光又は異常光に変換して出射す
る。上記水晶板からの上記常光及び異常光は、固体撮像
素子に照射される。上記固体撮像素子は、上記水晶板か
ら照射される常光又は異常光をそれぞれ受光して光電変
換を行い撮像信号を形成して出力するが、上記偏光手
段,液晶板及び水晶板は、上記液晶板に電圧をオンした
ときに該液晶板から出射される偏光方向を有する撮像光
以外に該液晶板から出射されてしまう撮像光である第1
のもれ撮像光の光量、及び、上記液晶板に電圧をオフし
たときに該液晶板から出射される偏光方向を有する撮像
光以外に該液晶板から出射されてしまう撮像光である第
2のもれ撮像光の光量が、上記液晶板に電圧をオンした
とき及び上記液晶板に電圧をオフしたときにそれぞれ等
しくなるように配置角度が調整されて設けられている。
【0018】このため、上記液晶板に電圧をオンしたと
きに上記固体撮像素子に照射される撮像光の光量、及
び、上記液晶板に電圧をオフしたときに上記固体撮像素
子に照射される撮像光の光量を等しくすることができ、
解像度の劣化を防止することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る固体撮像装置の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0020】本発明に係る実施例の固体撮像装置は、図
1に示すように照射される撮像光を集束するレンズ1
と、上記レンズ1を介して照射される撮像光のうち偏光
方向が図中実線の矢印で示すH(水平)方向の撮像光の
みを透過させる偏光手段である偏光子2と、例えば1/
2フィールドおきに電圧が印加され、該電圧が印加され
ているときは上記偏光子2からの偏光方向がH方向の撮
像光をそのまま透過させ、電圧が印加されていないとき
には上記偏光方向がH方向の撮像光を90度の角度差を
有する図中点線の矢印で示す偏光方向がV(垂直)方向
の撮像光に変換して出射するねじれマティック形の液晶
板3と、上記液晶板3から偏光方向がV方向の撮像光が
照射されると、このV方向の撮像光の光路は変えずに常
光としてそのまま出射し、また、上記液晶板3から上記
H方向の撮像光が照射されると、このH方向の撮像光の
光路を上記V方向の撮像光の光路に対して例えば1/2
画素ピッチ分、V方向の下方向にシフトして異常光とし
て出射する水晶板4とを有している。
【0021】また、上記固体撮像装置は、上記水晶板4
から照射される常光及び異常光を赤色(R)用撮像光,
緑色(G)用撮像光,青(B)用撮像光に分割するダイ
クロイックミラー5と、上記ダイクロイックミラー5か
らのR用撮像光を受光してアナログ信号であるR用撮像
信号を形成するR用CCDイメージセンサ6Rと、上記
ダイクロイックミラー5からのG用撮像光を受光してア
ナログ信号であるG用撮像信号を形成するG用CCDイ
メージセンサ6Gと、上記ダイクロイックミラー5から
のB用撮像光を受光してB用撮像信号を形成するB用C
CDイメージセンサ6Bとを有している。
【0022】また、上記固体撮像装置は、上記R用CC
Dイメージセンサ6RからのR用撮像信号をデジタル化
してR用撮像データを形成して出力する第1のA/D変
換器7と、上記G用CCDイメージセンサ6GからのG
用撮像信号をデジタル化してG用撮像データを形成して
出力する第2のA/D変換器8と、上記B用CCDイメ
ージセンサ6BからのB用撮像信号をデジタル化してB
用撮像データを形成して出力する第3のA/D変換器9
と、上記第1のA/D変換器7からのR用撮像データを
1/2フィールド毎に切り換えて出力する第1の切り換
えスイッチ10と、上記第2のA/D変換器8からのG
用撮像データを1/2フィールド毎に切り換えて出力す
る第2の切り換えスイッチ11と、上記第3のA/D変
換器9からのB用撮像データを1/2フィールド毎に切
り換えて出力する第3の切り換えスイッチ12とを有し
ている。
【0023】また、上記固体撮像装置は、上記第1の切
り換えスイッチ10を介した最初の1/2フィールドの
R用撮像データを記憶する第1のメモリ13と、上記第
1の切り換えスイッチ10を介した次の1/2フィール
ドのR用撮像データを記憶する第2のメモリ14と、上
記第2の切り換えスイッチ11を介した最初の1/2フ
ィールドのG用撮像データを記憶する第3のメモリ15
と、上記第2の切り換えスイッチ11を介した次の1/
2フィールドのG用撮像データを記憶する第4のメモリ
16と、上記第3の切り換えスイッチ12を介した最初
の1/2フィールドのB用撮像データを記憶する第5の
メモリ17と、上記第3の切り換えスイッチ12を介し
た次の1/2フィールドのB用撮像データを記憶する第
6のメモリ18とを有している。
【0024】また、上記固体撮像装置は、上記最初の1
/2フィールドには、上記第1,第3,第5のメモリ1
3,15,17から供給される最初の1/2フィールド
のR用,G用,B用の撮像データをそれぞれ出力し、次
の1/2フィールドには、上記第2,第4,第6のメモ
リ14,16,18から供給される次の1/2フィール
ドのR用,G用,B用の撮像データをそれぞれ出力する
マルチプレクサ19を有している。
【0025】上記各色用CCDイメージセンサ6R,6
G,6Bは、例えばいわゆるNTSC方式対応のものが
用いられている。また、上記R用CCDイメージセンサ
6Rは、例えば図2(a)に示すように各水平ラインの
第1画素目から1画素おきにR用画素が設けられてお
り、上記G用CCDイメージセンサ6Gは、同図(b)
に示すように各水平ラインの第2画素目から1画素おき
にG用画素が設けられており、上記B用CCDイメージ
センサ6Bは、同図(c)に示すように各水平ラインの
第1画素目から1画素おきにB用画素が設けられてい
る。すなわち、上記R用画素及びB用画素は、図2
(d)にR/Bで示すように、各ラインの奇数番目の画
素として位置するように設けられており、上記G用画素
は、上記R/Bの画素間である各ラインの偶数番目の画
素として位置するように設けられている。
【0026】ここで、上記液晶板3に電圧をオンする
と、上述のように該液晶板3からは上記H方向の撮像光
が出射されるが、このH方向の撮像光とともに第1のも
れ撮像光である多少のV方向の撮像光も出射される(以
下、Vもれ撮像光という。)。また、上記液晶板3への
電圧をオフすると、上述のように該液晶板3からは上記
V方向の撮像光が出射されるが、このV方向の撮像光と
ともに第2のもれ撮像光である多少のH方向の撮像光も
出射される(以下、Hもれ撮像光という。)。
【0027】上記Vもれ撮像光及びHもれ撮像光は解像
度に影響するため、上記偏光子2,液晶板3及び水晶板
4は、上記Vもれ撮像光及びHもれ撮像光の光量がそれ
ぞれ等しくなるように、配置角度が調整されて設けられ
ている。
【0028】すなわち、図3(a)において、上記液晶
板3の偏光面に角度θの傾きを持たせ、該液晶板3の電
圧オフ時に光量が“1”の撮像光を照射したとすると、
該液晶板3に照射される偏光方向がH方向の撮像光は
“cosθ”の偏光角を有することとなり、また、偏光
方向がV方向の撮像光は“sinθ”の偏光角を有する
こととなる。上記“cosθ”の偏光角を有する偏光方
向がH方向の撮像光をI H とすると、該IH は、上記液
晶板3を介することによりIH1,KIH1となる(Kは、
もれ分)。また、また、上記“sinθ”の偏光角を有
する偏光方向がV方向の撮像光をIV とすると、該IV
は上記液晶板3を介することによりIV1,KIV1とな
る。
【0029】上記KIV1は、(IH12 (1+K2 )=
H 2 及び上記IH1はIH とみなすことができ、また、
上記IV はIV1とみなすことができることからK2 ≪1
となり、小さな値であることから無視することができ
る。従って、上記液晶板3の電圧オフ時に上記水晶板4
に照射される撮像光はIH(偏光方向がH方向の撮像
光)及びKIH −IV (Hもれ撮像光)となる。
【0030】図3(b)において、同じように計算する
と、上記液晶板3の電圧オン時に上記水晶板4に照射さ
れる撮像光はIH (偏光方向がV方向の撮像光)及びI
V (Vもれ撮像光)となる。
【0031】このことから、上記Hもれ撮像光及びVも
れ撮像光の割合を等しくするには、(KIH −IV )/
H =IV /IH となり、上記液晶板3の偏光面をta
nθ=K/2とすればよいこととなる。
【0032】このようにして、上記液晶板3の偏光面の
傾き角が計算上求められる訳であるが、この液晶板3の
偏光面の傾き角は、実際には次のように測定により求め
られる。
【0033】すなわち、図4に実線で示す座標を上記水
晶板4の座標とし、点線で示す座標を上記偏光子2の座
標とすると、上記偏光子2を設ける角度を可変しながら
上記液晶板3への電圧をオンオフ制御して上記CCDイ
メージセンサ6R,6G,6Bの出力レベル(もれ撮像
光のレベル及びもれ撮像光ではないメイン撮像光のレベ
ル)を測定する。このような測定を行うと、図5に示す
ように、図中実線で示す上記液晶板3への電圧オン時の
上記もれ撮像光のレベルと、図中点線で示す上記液晶板
3への電圧オフ時の上記もれ撮像光のレベルは、上記偏
光子2に約8度の傾きを持たせたときに少なく且つ一致
することが分かる。
【0034】従って、本実施例に係る固体撮像装置は、
上記偏光子2が約8度の傾きを有し、上記液晶板3及び
水晶板4は地面に対して垂直となるように設けられてい
る。
【0035】次に、このような構成を有する本実施例に
係る固体撮像装置の動作説明をする。図1において、本
実施例に係る固体撮像装置は、撮像が開始されると、撮
像光がレンズ1を介して集束され上記偏光子2に照射さ
れる。上記偏光子2は、偏光方向がH方向の撮像光のみ
を透過させる。この偏光子2を透過した上記撮像光は、
次に上記液晶板3に照射される。
【0036】上記液晶板3には、例えば1/2フィール
ド毎に電圧が印加されるようになっている。上記液晶板
3は、上記電圧が印加されると分子長軸が電界方向に配
列し、上記電圧が印加されていないときは電界が存在せ
ず、上記分子長軸が90度ねじれたツイスト配列とな
る。このため、上記液晶板3に電圧が印加されていると
きは、上記撮像光は偏光方向がH方向のまま透過し、電
圧が印加されていないときには上記撮像光は、上記H方
向の撮像光に対して90度の偏光角度差を有する偏光方
向がV方向の撮像光に変換され出射される。これによ
り、上記液晶板3からは、1/2フィールド毎に上記偏
光方向がH方向の撮像光と、上記偏光方向がV方向の撮
像光とが交互に出射されることとなる。
【0037】なお、上述のように、上記液晶板3に電圧
を印加したときには、上記H方向の撮像光及びVもれ撮
像光が出射され、また、上記液晶板3に電圧を印加しな
いときには、上記V方向の撮像光及びHもれ撮像光が出
射されるが、上記Vもれ撮像光及びHもれ撮像光は、上
述のように上記偏光子2を8度の角度を持たせて設ける
ことにより少なく且つ同じ光量となっている。
【0038】この1/2フィールド毎に出射される偏光
方向がH方向の撮像光(及びVもれ撮像光)及び上記偏
光方向がV方向の撮像光(及びHもれ撮像光)は、それ
ぞれ上記水晶板4に照射される。
【0039】上記水晶板4は、いわゆる複屈折現象を生
ずるようになっており、上記液晶板3から偏光方向がV
方向の撮像光が照射されると、このV方向の撮像光の光
路は変えずに常光としてそのまま出射し、また、上記液
晶板3から上記H方向の撮像光が照射されると、このH
方向の撮像光の光路を上記V方向の撮像光の光路に対し
て例えば1/2画素ピッチ分、V方向の下方向にシフト
して異常光として出射する。この水晶板4から出射され
る上記常光及び異常光は、それぞれ上記ダイクロイック
ミラー5に照射される。
【0040】上記ダイクロイックミラー5は、上記水晶
板4を介して照射される常光及び異常光をR用撮像光,
G用撮像光及びB用撮像光に3分割し、これらをそれぞ
れ上記R用CCDイメージセンサ6R,G用CCDイメ
ージセンサ6G及びB用CCDイメージセンサ6Bに照
射する。
【0041】上述のように、上記液晶板3に電圧を印加
したときには上記H方向の撮像光の他Vもれ撮像光が出
射され、また、上記液晶板3に電圧を印加しないときに
は、上記V方向の撮像光の他Hもれ撮像光が出射される
ため、上記各色用CCDイメージセンサ6R,6G,6
Bには、上記H方向の撮像光による異常光の他、上記V
もれ撮像光による常光が、また、上記V方向の撮像光に
よる常光の他、上記Hもれ撮像光による異常光が照射さ
れることとなるが、上記偏光子2に約8度の角度を持た
せて設けているため、該各色用CCDイメージセンサ6
R,6G,6Bに照射される上記Vもれ撮像光による常
光及び上記Hもれ撮像光による異常光のは少なく且つ同
じ光量となっている。このため、照射される撮像光の光
量は等しくなり、フィールド毎に異なる光量の撮像光を
該各色用CCDイメージセンサ6R,6G,6Bに照射
することにより生ずる解像度の劣化を防止することがで
きる。
【0042】また、周囲の温度が上がって上記液晶板か
ら出射される上記Hもれ撮像光及びVもれ撮像光の光量
が多くなっても、該Hもれ撮像光及びVもれ撮像光の光
量が等しいため、上記解像度の劣化を防止することがで
きる。
【0043】また、上記液晶板3として高価な上記もれ
撮像光の少ないものを使用しなくとも上記解像度の劣化
を防止することができるため、液晶板の選択の幅が広が
り、固体撮像装置の設計に貢献することができる。
【0044】上記R用CCDイメージセンサ6Rは、上
記ダイクロイックミラー5から1/2フィールド毎に照
射される常光又は異常光のR用撮像光からアナログ信号
であるR用撮像信号を形成し、これを上記第1のA/D
変換器7に供給する。なお、上記R用CCDイメージセ
ンサ6Rは、奇数フィールド時には図2(a)に示す第
1ライン,第3ライン・・・である奇数ラインの各R用
画素に蓄積された電荷がR用撮像信号として出力される
ように制御され、偶数フィールド時には、第2ライン,
第4ライン・・・である偶数ラインの各R用画素に蓄積
された電荷がR用撮像信号として出力されるように制御
される。
【0045】また、G用CCDイメージセンサ6Gは、
上記ダイクロイックミラー5から1/2フィールド毎に
照射される常光又は異常光のG用撮像光からアナログ信
号であるG用撮像信号を形成し、これを上記第2のA/
D変換器8に供給する。なお、上記G用CCDイメージ
センサ6Gは、奇数フィールド時には図2(b)に示す
第1ライン,第3ライン・・・である奇数ラインの各G
用画素に蓄積された電荷がG用撮像信号として出力され
るように制御され、偶数フィールド時には、第2ライ
ン,第4ライン・・・である偶数ラインの各G用画素に
蓄積された電荷がG用撮像信号として出力されるように
制御される。
【0046】また、B用CCDイメージセンサ6Bは、
上記ダイクロイックミラー5から1/2フィールド毎に
照射される常光又は異常光のB用撮像光からアナログ信
号であるB用撮像信号を形成し、これを上記第3のA/
D変換器9に供給する。なお、上記B用CCDイメージ
センサ6Bは、奇数フィールド時には図2(c)に示す
第1ライン,第3ライン・・・である奇数ラインの各B
用画素に蓄積された電荷がB用撮像信号として出力され
るように制御され、偶数フィールド時には、第2ライ
ン,第4ライン・・・である偶数ラインの各B用画素に
蓄積された電荷がB用撮像信号として出力されるように
制御される。
【0047】ここで、上記各色用CCDイメージセンサ
6R,6G,6Bには、上述のように奇数フィールド時
及び偶数フィールド時ともに最初の1/2フィールドに
は常光が照射され、次の1/2フィールドには、上記常
光よりもV方向の下方向に1/2画素ピッチ分シフトさ
れた異常光が照射される。
【0048】このため、奇数フィールド時の最初の1/
2フィールドに上記各色用CCDイメージセンサ6R,
6G,6Bから出力される各色用撮像信号は、図6
(a)に示すように、上記常光を、上記各色用CCDイ
メージセンサ6R,6G,6Bの奇数ライン上の画素が
受光することにより形成されたR/B,G,R/B,G
・・・の撮像信号となり、次の1/2フィールドに上記
各色用CCDイメージセンサ6R,6G,6Bから出力
される各色用撮像信号は、図6(b)に示すように、上
記1/2画素ピッチV方向の下方向にシフトされた異常
光を、上記各色用CCDイメージセンサ6R,6G,6
Bの奇数ライン上の画素が受光することにより形成され
たR/B,G,R/B,G・・・の撮像信号となる。従
って、上記奇数フィールド時には、図6(c)に示すよ
うに、上記常光による撮像信号である通常の奇数ライン
の撮像信号と、上記異常光による撮像信号である上記奇
数ラインと偶数ラインとの間のラインの撮像信号であ
り、上記通常の奇数ラインの撮像信号よりも各画素が1
/2ピッチ分V方向の下方向にシフトされている撮像信
号(図中、斜線で示す。)が、該1/2フィールド毎に
交互に出力されることとなる。
【0049】また、偶数フィールド時の最初の1/2フ
ィールドに上記各色用CCDイメージセンサ6R,6
G,6Bから出力される各色用撮像信号は、図7(a)
に示すように、上記常光を、上記各色用CCDイメージ
センサ6R,6G,6Bの偶数ライン上の画素が受光す
ることにより形成されたR/B,G,R/B,G・・・
の撮像信号となり、次の1/2フィールドに上記各色用
CCDイメージセンサ6R,6G,6Bから出力される
各色用撮像信号は、図7(b)に示すように、上記1/
2画素ピッチV方向の下方向にシフトされた異常光を、
上記各色用CCDイメージセンサ6R,6G,6Bの偶
数ライン上の画素が受光することにより形成されたR/
B,G,R/B,G・・・の撮像信号となる。従って、
上記偶数フィールド時には、図7(c)に示すように、
上記常光による撮像信号である通常の偶数ラインの撮像
信号と、上記異常光による撮像信号である偶数ラインと
奇数ラインとの間のラインの撮像信号であり、上記通常
の偶数ラインの撮像信号よりも1/2画素ピッチV方向
の下方向にシフトされていたる撮像信号(図中、斜線で
示す。)が、該1/2フィールド毎に交互に出力される
こととなる。
【0050】上記第1のA/D変換器7は、上記R用撮
像信号をデジタル化し、R用撮像データを形成して出力
する。また、上記第2のA/D変換器8は、上記G用撮
像信号をデジタル化し、G用撮像データを形成して出力
する。また、上記第3のA/D変換器9は、上記B用撮
像信号をデジタル化し、B用撮像データを形成して出力
する。
【0051】上記第1〜第3の切り換えスイッチ10〜
12は、奇数フィールド時及び偶数フィールド時共に、
最初の1/2フィールドには選択端子10a,11a,
12aで被選択端子10b,11b,12bを選択し、
次の1/2フィールドには上記選択端子10a,11
a,12aで被選択端子10c,11c,12cを選択
するように制御される。
【0052】このため、上記奇数フィールド時及び偶数
フィールド時の最初の1/2フィールドに上記第1〜第
3のA/D変換器7〜9から出力される上記常光による
各色用撮像データは、上記第1のメモリ13,第3のメ
モリ15及び第5のメモリ17にそれぞれ供給され記憶
され、次の1/2フィールドに上記第1〜第3のA/D
変換器7〜9から出力される上記異常光による各色用撮
像データは、上記第2のメモリ14,第4のメモリ16
及び第6のメモリ18にそれぞれ供給され記憶される。
【0053】上記第1〜第6のメモリ13〜18にそれ
ぞれ記憶された上記各色用撮像データは、それぞれライ
ン毎に同時に読み出され、上記マルチプレクサ19に供
給される。
【0054】上記マルチプレクサ19は、上記第1のメ
モリ13から読み出されるR用撮像データ及び第2のメ
モリ14から読み出されるR用撮像データをライン毎に
切り換え、これをR用出力端子20Rを介して出力し、
上記第3のメモリ15から読み出されるG用撮像データ
及び第4のメモリ16から読み出されるG用撮像データ
をライン毎に切り換え、これをG用出力端子20Gを介
して出力し、上記第5のメモリ17から読み出されるB
用撮像データ及び第6のメモリ18から読み出されるB
用撮像データをライン毎に切り換え、これをB用出力端
子20Bを介して出力する。
【0055】上記各色用出力端子20R,20G,20
Bを介して出力される上記各色用撮像データは、例えば
高品位テレビジョン受像機等に供給される。
【0056】上述のように、上記第1,第3,第5のメ
モリ13,15,17からは上記常光による各色用撮像
データが読み出され、上記第2,第4,第6のメモリ1
4,16,18からは上記異常光による各色用撮像デー
タが読み出される。このため、上記各色用出力端子20
R,20G,20Bから出力される各色用撮像データに
より形成される画像は、図8に示すように、2倍の水平
ラインで形成される。このため、水平解像度及び垂直解
像度を同時に上げた高解像度の画像を提供することがで
きる。
【0057】なお、上記各色用CCDイメージセンサ6
R,6G,6BとしてNTSC方式対応の通常のCCD
イメージセンサを用いることとしたが、この他、例えば
画素数が多い高品位テレビジョン用のCCDイメージセ
ンサを用いることができる。この場合、画素数の多いC
CDイメージセンサを用いるうえ、上述のように解像度
を上げることができるため、さらに高解像度な画像を得
ることができる。
【0058】最後に、本発明に係る技術的思想は、CC
Dイメージセンサに照射する撮像光を所定量だけシフト
させながら撮像を行う場合に、Hもれ撮像光及びVもれ
撮像光の光量が等しくなるように、偏光子,液晶板及び
水晶板の配置角度を調整して設けるところにある。この
ため、上述の実施例の構成には限定されず、例えば上記
レンズ1を液晶板3及び水晶板4の間に設ける等のよう
に、上記技術的思想を逸脱しない範囲であれば種々の変
更が可能であることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像装置は、照射され
る撮像光のうち偏光方向が1方向の撮像光のみを透過さ
せる偏光手段、電圧のオンオフに応じて上記偏光手段か
らの撮像光の偏光方向を回転させて出射する液晶板、上
記液晶板からの撮像光の偏光方向に応じて該撮像光を常
光又は異常光に変換して固体撮像素子に照射する水晶板
の配置角度を、上記液晶板に電圧をオンしたときに該液
晶板から出射される偏光方向を有する撮像光以外に該液
晶板から出射されてしまう撮像光である第1のもれ撮像
光の光量、及び、上記液晶板に電圧をオフしたときに該
液晶板から出射される偏光方向を有する撮像光以外に該
液晶板から出射されてしまう撮像光である第2のもれ撮
像光の光量が、上記液晶板に電圧をオンしたとき及び上
記液晶板に電圧をオフしたときにそれぞれ等しくなるよ
うに調整することにより、上記液晶板に電圧をオンした
ときに上記固体撮像素子に照射される撮像光の光量、及
び、上記液晶板に電圧をオフしたときに上記固体撮像素
子に照射される撮像光の光量を等しくすることができ、
解像度の劣化を防止することができる。
【0060】また、周囲の温度が上がって上記液晶板か
ら出射される上記第1のもれ撮像光及び第2のもれ撮像
光の光量が多くなっても、該第1のもれ撮像光及び第2
のもれ撮像光の光量を等しくすることができるため、上
記解像度の劣化を防止することができる。
【0061】また、上記液晶板として高価な上記もれ撮
像光の少ないものを使用しなくとも上記解像度の劣化を
防止することができるため、上記液晶板の選択の幅が広
がり、固体撮像装置の設計に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の実施例のブロック
図である。
【図2】上記実施例の固体撮像装置に設けられているR
GBの3チップのCCDイメージセンサのそれぞれの画
素の配列パターンを説明するための模式図である。
【図3】上記実施例の固体撮像装置に設けられている偏
光子の配置角度の計算方法を説明するためのグラフであ
る。
【図4】上記偏光子の配置角度の測定の仕方を説明する
ためのグラフである。
【図5】上記実施例の固体撮像装置に設けられている液
晶板に電圧を印加したとき及び電圧を印加しないときに
おけるもれ撮像光の光量を、上記偏光子の配置角度別に
示したグラフである。
【図6】上記実施例の固体撮像装置の奇数フィールド時
におけるシフト前、シフト後の撮像信号を示す模式図で
ある。
【図7】上記実施例の固体撮像装置の偶数フィールド時
におけるシフト前、シフト後の撮像信号を示す模式図で
ある。
【図8】上記実施例の固体撮像装置の1フレーム分の撮
像信号により形成された画像を示す模式図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・レンズ 2・・・・・・・・・・偏光子 3・・・・・・・・・・液晶板 4・・・・・・・・・・水晶板 5・・・・・・・・・・ダイクロイックミラー 6R・・・・・・・・・R用CCDイメージセンサ 6G・・・・・・・・・G用CCDイメージセンサ 6B・・・・・・・・・B用CCDイメージセンサ 7〜9・・・・・・・・第1〜第3のA/D変換器 10〜12・・・・・・第1〜第3の切り換えスイッチ 13〜18・・・・・・第1〜第6のメモリ 19・・・・・・・・・マルチプレクサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光のうち偏光方向が1方向の撮像光
    のみを透過させる偏光手段と、 電圧のオンオフに応じて上記偏光手段からの撮像光の偏
    光方向を回転させて出射する液晶板と、 上記液晶板からの撮像光の偏光方向に応じて該撮像光を
    常光又は異常光に変換して出射する水晶板と、 上記水晶板から照射される常光又は異常光をそれぞれ受
    光して光電変換を行い撮像信号を形成して出力する固体
    撮像素子とを有し、 上記液晶板に電圧をオンしたときに該液晶板から出射さ
    れる偏光方向を有する撮像光以外に該液晶板から出射さ
    れてしまう撮像光である第1のもれ撮像光の光量、及
    び、上記液晶板に電圧をオフしたときに該液晶板から出
    射される偏光方向を有する撮像光以外に該液晶板から出
    射されてしまう撮像光である第2のもれ撮像光の光量
    が、上記液晶板に電圧をオンしたとき及び上記液晶板に
    電圧をオフしたときにそれぞれ等しくなるように、上記
    偏光手段,液晶板及び水晶板の配置角度が調整されて、
    該偏光手段,液晶板及び水晶板が設けられることを特徴
    とする固体撮像装置。
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