JPH0534439Y2 - - Google Patents

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JPH0534439Y2
JPH0534439Y2 JP10578488U JP10578488U JPH0534439Y2 JP H0534439 Y2 JPH0534439 Y2 JP H0534439Y2 JP 10578488 U JP10578488 U JP 10578488U JP 10578488 U JP10578488 U JP 10578488U JP H0534439 Y2 JPH0534439 Y2 JP H0534439Y2
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JP
Japan
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cushion frame
wall structure
double wall
upper rail
reclining mechanism
Prior art date
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JP10578488U
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JPH0226946U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用シートに係り、特に前後にス
ライドして着座位置の調整を可能としたスライド
式シートに関する。
[従来の技術] 第4図に従来のスライド式シートを示す。プレ
ス加工によつてデイツシユ形状に形成されたクツ
シヨンフレーム41と、クツシヨンフレーム41
に傾倒可能に取り付けられるバツクフレーム42
と、バツクフレーム42の前倒角度を調整するリ
クライニング機構43とを備えている。クツシヨ
ンフレーム41の底部両側にはアツパレール44
がボルト締結によつて固着される。このアツパレ
ール44が車体フロア(図示せず)に取り付けら
れたロアレール45にスライド可能に取り付けら
れている。このような構造では、着座者がシート
を前後方向にスライド移動することができるた
め、着座位置の調整が可能となる。
[考案が解決しようとする課題] 従来のスライド式シートでは、一体的にスライ
ド移動するクツシヨンフレーム41、バツクフレ
ーム42、リクライニング機構43が個々、独立
しているため、これらを組み付ける作業が必要と
なつている。また組み付けに際しては、各部材を
締結するためのボルトを多数必要とすると共に、
締結部位には各部材の重複部分を必要としてお
り、部品点数が多く、重量も増大している。
そこで本考案の目的は、組み付け作業の簡略化
および部品点数と重量の削減を可能としたスライ
ド式シートを提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、クツシヨンフレームの両サイドが、
内部が2重壁構造による空洞部となるように屈曲
されると共に、この屈曲端が折り返されてアツパ
ーレール部が形成され、前記2重壁構造による少
なくとも一方の空洞部内に、リクライニング機構
を収納すると共にクツシヨンフレームに直接取り
付けたことを特徴とする。
[作用] 上記構成では、クツシヨンフレームへのアツパ
ーレール部の一体形成により、アツパレールの組
み付け作業が不要となる。また、クツシヨンフレ
ームの2重壁部分内にリクライニング機構を収納
したので、部品点数、重量の削減が可能となる。
[実施例] 以下、本考案を添付図面により具体的に説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示し、クツシヨン
フレーム1とパイプフレームからなるバツクフレ
ーム2とを備えている。クツシヨンフレーム1は
全体が屈曲されており、少なくともその両サイド
部分が2重構造となつている。第2図および第3
図はこのサイド部分の構造を示す断面図であり、
クツシヨンフレーム1を構成する板体の端部が上
方に屈曲された後、外側に折り曲げられ、さらに
下方に折り返されることにより、内部が空洞部3
となつた2重壁構造となつている。そして、この
2重壁構造の屈曲端部がさらに外側に曲げられた
後、上方に折り返されており、この加工によつて
クツシヨンフレーム1にはアツパーレール部4が
一体的に形成されている。すなわち、本考案では
クツシヨンフレーム1の両サイド部分には2重壁
構造を介して、アツパーレール部4が一体的に連
設されるものである。このアツパーレール部4の
一体形成により、別体となつているアツパーレー
ルをボルト締結する必要がなくなり、アツパーレ
ール組み付け作業を省略できるばかりでなく、ボ
ルトも不要となり、部品点数および重量の削減が
可能となる。このようなアツパーレール部4は車
体フロアに固定されたロアレール5にローラ(図
示せず)等を介してスライド可能に組み付けら
れ、これによりシートの前後位置調整が可能とな
る。第3図中、6は2重構造3内の適宜位置に取
り付けられたスライドロツクであり、ロアレール
5の長手方向に形成されたロツク穴5a、及びア
ツパーレール部4に形成されたロツク孔4a内に
挿入されることでシートのスライドをロツクする
ものである。
さらに本考案では2重壁構造の空洞部3の所定
位置にリクライニング機構10が収納される。リ
クライニング機構10は第2図に示すように、2
重壁構造の内方窪み加工部分に支軸11によつて
取り付けられたラツチ12と、このラツチ12に
噛合するようにヒンジ軸13に取り付けられたギ
ヤ14と、ヒンジ軸13に巻回されて内端がヒン
ジ軸13に外端がギヤ14に固定したピン16に
固定されて取り付けられシートバツク2を起立方
向に附勢するリターンスプリング15とからなつ
ており、これらがクツシヨンフレーム1の2重壁
構造内に格納されている。ピン16は2重壁に穿
設された長孔17,17に両端が案内されるよう
に取り付けられている。ここでギヤ14の上端部
は2重壁構造の空洞部3から上方に抜き出されて
おり、この抜き出し端部にバツクフレーム2の下
端部がピン7によつて締結されている。このよう
にリクライニング機構10を2重壁構造内に収納
してクツシヨンフレーム1に直接取り付けた構成
では、リクライニング機構10全体を支持してク
ツシヨンフレーム1に取り付けるためたのブラケ
ツトが不要となり、部品点数、重量の削減が可能
となる。また、リクライニング機構10はクツシ
ヨンフレーム1の2重壁構造によつて両側から支
持されるため、負荷する荷重がクツシヨンフレー
ム1に良好に分散して強度が向上し、耐久性の良
好なものとなる。さらに、リクライニング機構1
0がクツシヨンフレーム1内に収納されることに
より、クツシヨンフレーム1全体を縫製してパツ
ドを取り付けることができ、両サイド部分に別
途、ガーニツシユ処理を施す必要もなくなる。
なお、上記実施例では、リクライニング機構1
0をクツシヨンフレーム1の両側に設けた両側ロ
ツクとなつているが、片側ロツクであつてもよ
い。この場合、いずれか一方のリクライニング機
構10のギヤ14はクツシヨンフレーム1に固設
したヒンジブラケツトとなる。また、2重壁構造
はアツパーレール部4が形成される両サイド部4
が形成される両サイド部分であれば足りクツシヨ
ンフレーム全体を2重壁構造とする必要はない。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、クツシヨ
ンフレームとアツパーレール部とが一体成形であ
るので、組み立て工数を削減することができる。
また、2重壁構造による空洞部内にリクライニン
グ機構を収納したので、リクライニング機構全体
を支持してクツシヨンフレームにとりつけるため
のブラケツトが不要となり、部品点数、重量の削
減が可能となる。また、リクライニング機構はク
ツシヨンフレームの2重壁構造によつて両側から
支持されるため、負荷する荷重がクツシヨンフレ
ームに良好に分散して強度が向上し、耐久性の良
好なものとなる。さらに、リクライニング機構が
クツシヨンフレーム内に収納されることにより、
クツシヨンフレーム全体を縫製してパツドを取り
付けることができ、両サイド部分に別途、ガーニ
ツシユ処理を施す必要もないものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、
第2図および第3図はその−線および−
線断面図、第4図は従来例を示す分解斜視図であ
る。 1……シートクツシヨン、3……空胴部(2重
壁構造の内部)、4……アツパーレール部、5…
…ロアレール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クツシヨンフレームの両サイドが、内部が2重
    壁構造による空洞部となるように屈曲されると共
    に、この屈曲端が折り返されてアツパーレール部
    が形成され、前記2重壁構造による少なくとも一
    方の空洞部内に、リクライニング機構を収納する
    と共にクツシヨンフレームに直接取り付けたこと
    を特徴とするスライド式シート。
JP10578488U 1988-08-10 1988-08-10 Expired - Lifetime JPH0534439Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10578488U JPH0534439Y2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10578488U JPH0534439Y2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0226946U JPH0226946U (ja) 1990-02-21
JPH0534439Y2 true JPH0534439Y2 (ja) 1993-08-31

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ID=31338710

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JP10578488U Expired - Lifetime JPH0534439Y2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10

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WO2011075661A1 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Johnson Controls Technology Company Seat track system
JP2011230587A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Toyota Boshoku Corp 車両用シート

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JPH0226946U (ja) 1990-02-21

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