JPH05344301A - 画像形成方法、画像形成装置及び光学装置 - Google Patents

画像形成方法、画像形成装置及び光学装置

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JPH05344301A
JPH05344301A JP4151973A JP15197392A JPH05344301A JP H05344301 A JPH05344301 A JP H05344301A JP 4151973 A JP4151973 A JP 4151973A JP 15197392 A JP15197392 A JP 15197392A JP H05344301 A JPH05344301 A JP H05344301A
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laser
light source
pulse width
laser light
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JP4151973A
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English (en)
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Yukio Nagase
幸雄 永瀬
Mamoru Tanaka
守 田中
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録画素の解像度を低下させることなく、安
定した各画素における面積階調が可能な画像形成を実現
するにある。 【構成】 レーザー光源102と、該レーザー光源10
2からのレーザービームを像担持体3上にビームスポツ
トとして結像する時に、レーザードライブ回路101は
記録情報の画像濃度値に対応して1画素当たりのレーザ
ー駆動パルス幅を変調し、変調パルス幅に応じてレーザ
ー光源102の光強度をレーザー駆動パルス幅の長い画
像域よりも短い画像域の画像形成時の方が強くなるよう
に変調させる。また、光学レンズ装置110,120の
レンズ面周囲の端部に圧電素子を当接し、入力される画
像濃度信号により該圧電素子を変形させて光学レンズに
も弾性変形を生じさせ、該光学レンズの曲率を可変とす
ることによりレーザビームスポツト径を変調させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プロセスを用い
た画像形成方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の中で高速かつ低騒音プリ
ンタとして、電子写真方式を採用したレーザービームプ
リンタがある。その代表的な用途は、感光体にレーザー
ビームをあてるか、あてないかで文字、図形等の画像を
形成する2値記録である。そして、一般には、文字、図
形等の記録は中間調を必要としないので、プリンタ構造
も簡単にできる。
【0003】ところが、このような2値記録方式であつ
ても中間調を表現できるプリンタがある。かかるプリン
タとしてはディザ法、濃度パターン法等を採用したもの
が良く知られている。しかし、周知の如く、ディザ法、
濃度パターン法を採用したプリンタでは高解像が得られ
ない。そこで、近年、記録密度を低下させずに高解像を
得つつ各画素において中間調画素を形成する方式が提案
されている。この方式は、画像信号によつて、レーザー
ビームを照射するパルス幅を変調することにより中間調
画素形成を行う方式(PWM方式)である。このPWM
方式によれば、高解像度かつ高階調性の画像を形成で
き、高解像度と高階調性を必要とするカラー像形成装置
にはこの方式が欠かせないものとなつている。
【0004】すなわち、このPWM方式によると、1画
素毎にビームスポツトにより形成されるドツトの面積階
調を行うことができ、記録すべき画素密度(記録密度)
を低下させることなく同時に中間調を表現できる。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、このP
WM方式においても、被走査面(感光体の面)上の露光
分布はレーザーのスポツト径の影響を受けることが見い
だされた。この露光分布がレーザーのスポツト径の影響
を受ける状態を図20に示す。図20は記録画素密度に
対し、1/3画素幅〜2画素幅相当のレーザー駆動時間
を、パルス幅変調したときの被走査面上の露光分布を示
す図である。
【0006】図20で明らかなように、被走査面上の露
光分布は、レーザー駆動パルス時間の短い領域(1/3
〜1画素相当)では光強度がアナログ的に変化するよう
な傾向を示し、パルス時間の長い領域(1〜2画素相
当)においては光強度がほぼ一定で露光面積が変化する
傾向が表れてくる。以上のようなPWM方式により、中
間調を表現しようとすると、図20に示す露光分布に従
い、レーザー駆動パルス幅の短い領域ではパルス幅に対
して感光ドラムの表面電位が変化するような傾向が強く
なる。このため、得られる画像出力は使用する現像シス
テムのV−D特性(例えば図21に示すV−D特性)の
影響を強く受け、レーザーの駆動パルス幅(PWM信
号)に対して、特にパルス幅の短い領域では、図8に
(A)で示す様に出力画像濃度が直線的に変化しないと
いう問題が生じていた。
【0007】図22は、現像工程を行つたのちのパルス
幅に対する面積階調のようすを示したもので、短パルス
側では、再現される画素の面積が小さくなり、パルス幅
分長くなるに従い、急激に大きくなるような傾向を示
し、パルス幅に対する面積階調が安定しないという問題
が生じていた。即ち、一般に10〜12μm程度の粉体
を用いた現像システムは、図21に示すように、感光体
の表面電位に対してある一定の電位から急激に現像され
るような、閾値を持つような特性(V−D特性)を有し
ている。従つて図22に示すような、レーザーの1画素
内でのON/OFF時の露光分布のコントラストの低い
領域では、感光ドラムの表面電位も図22の露光分布に
従い、レーザーの駆動パルス幅に対して表面電位が全体
的に変化するようになる。このため、図21に示す現像
システムV−D特性に従つて、感光ドラムの表面電位が
ある閾値を越えたところから急激に現像されるようにな
り、その結果図22に示すように現像されたドツト径も
ある階調数から急激にドツト形状が大きく現像される傾
向となる。このときの1画素内でのレーザーの駆動パル
ス幅と、そのとき与えられる現像後の画像濃度の変化を
示したのが図8に(A)で示す場合である。図示の如
く、現像システムのV−D特性の影響を強く受けている
ことがわかる。
【0008】例えば、以上の問題を解決するために、画
像を記録する画素単位を、レーザースポツトに対して十
分大きくなるように、即ち、2画素あるいは3画素等を
まとめ、階調表現の記録単位として用いることにより、
図22の下段に示すような長いパルス幅領域(1画素〜
2画素相当)での安定した面積階調表現が可能な領域を
増やすことによつて、パルス幅変調に対する面積階調表
現の安定化を行なうものもあつた。
【0009】しかしながら、この様にして階調表現の画
素単位を大きくすることは、それだけ記録時の解像度が
低下することになり、この解像度を低下させずに階調表
現が可能なPWM方式を用いた画像記録方法の利点がそ
こなわれてしまうことになる。また、他の方法として
は、記録画素サイズに対して、レーザースポツト径を限
りなく小さくすることで、露光分布のコントラストを高
くする方法が考えられていた。しかしながら、このよう
な微小なスポツトを形成することは、光学系の設計上困
難な点が多く、実用的ではなかつた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決することを目的としてなされたもので、上述
の課題を解決する一手段として以下の構成を備える。即
ち、レーザー光源と、該レーザー光源からのレーザービ
ームを像担持体上にビームスポツトとして結像し、該ビ
ームスポツトを前記像担持体上で該像担持体に対して相
対的に走査させて画像を形成するレーザービーム走査手
段と、記録情報の画像濃度値に対応して前記レーザー光
源を駆動する1画素当たりのレーザー駆動パルス幅を変
調する第1の変調手段と、該第1の変調手段での変調パ
ルス幅に応じて前記レーザー光源の光強度を変調する第
2の変調手段とを備える。
【0011】そして例えば、第2の変調手段は、レーザ
ー光源の光強度がレーザー駆動パルス幅の長い画像域よ
りも短い画像域の画像形成時の方が強くなるように変調
する。あるいは、レーザー光源を半導体レーザーで構成
し、第2の変調手段は該半導体レーザーの駆動電流値を
変化させることでレーザー光源の光強度の変調を行な
い、レーザービーム走査手段によるレーザービームスポ
ツトの走査方向のスポツト径(1/e2 径)は、該走査
方向の記録画素サイズの0.8倍よりも小さくする。
【0012】または、レーザ光源からのレーザビームを
結像光学系により、像担持体上でビームスポツトとして
結像し、該ビームスポツトを像担持体に対し相対的に走
査させ、像担持体上に像を形成する画像形成装置であつ
て、結像光学系の一部について、入力される画像濃度信
号により前記レーザビームスポツト径を変調する光学レ
ンズ装置を用いることにより像担持体上に形成される該
ビームスポツト径を変調する。
【0013】そして例えば、光学レンズ装置は、画像形
成に際して形成される像担持体上のビームスポツト形状
を画像濃度階調にかかわらず概ね円形形状に保ちつつス
ポツト面積を画像濃度階調の増大に伴つて増大させるこ
とにより変調を行なう。また、光学レンズ装置における
光学レンズのレンズ面周囲の端部に圧電素子を当接し、
該圧電素子により該光学レンズに弾性変形を生じさせ該
光学レンズの曲率を可変とする。
【0014】
【作用】以上の構成において、解像度を低下させること
なく、高階調性を有する画像形成が可能となる。即ち、
像担持体上に照射するレーザースポツトの光強度を、駆
動パルス幅の短い領域で強くすることにより、レーザー
駆動パルス幅の変調を行つた場合においても、現像のV
−D特性等の影響を受けにくく、また、記録画素の解像
度を低下させることなく、安定した各画素における面積
階調が可能となる。
【0015】また、像担持体上のスポツト径を変化させ
ることによる面積変調方式を用いて濃度階調を表すこと
により、面積階調による低濃度階調の画像に対しても副
走査方向に現われる縦縞を消すことができ、より高画質
な画像を出力することが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は本発明に係る一実施例の画像形成
方法を用いた画像形成装置の概略構成を示す図である。
本実施例装置は、公知の電子写真方式を使用したレーザ
ービームによるプリンタ装置で、大略、プリンタ機構部
A、給紙部B、排紙部C、及び不図示の制御部等から構
成されている。
【0017】制御部は、不図示の画像読取装置や電子計
算機等の画像情報信号源より出力される時系列のディジ
タル画素信号の入力があると、詳細を後述するPWM回
路により入力信号をPWM変調して半導体レーザー部1
02を発光させ、PWM変調されたレーザービームを発
振し、像担持体である感光ドラム3のドラム面を露光す
るようになつている。
【0018】プリンタ機構部Aは、矢印方向に回転する
像担持体としての感光ドラム3と、該感光ドラム3周囲
のドラム回転方向に順次配設した帯電器4、現像器1
M、1C、1Y、1Bk、転写用帯電器10、及びクリ
ーニング器12と、前記感光ドラム3の図面上方に配設
したレーザービームスキャナLS等から成る。図2に図
1に示す本実施例装置に採用したレーザービームスキャ
ナLSの概略図を示す。本実施例のレーザービームスキ
ャナLSは、図2に示す様に、レーザー光源としての半
導体レーザー部102、コリメータレンズ103、ポリ
ゴンミラー104、及びf−θレンズ100等から構成
されている。
【0019】半導体レーザー部102は、制御部のレー
ザードライブ回路101に接続されており、レーザード
ライブ回路101は、画像読取装置や電子計算機等の画
像情報信号源より出力される時系列のディジタル画素信
号の入力があると、入力信号をPWM変調して半導体レ
ーザー部102を発光させ、PWM変調されたレーザー
ビームを発振し、図2全体により示されるレーザービー
ムスキヤナによりレーザービーム位置を走査することに
より、像担持体である感光ドラム3のドラム面を露光す
るようになつている。
【0020】そして、このようなレーザービームLの走
査により感光ドラム3表面には画像一走査分の露光分布
が形成され、さらに各走査ごとに感光ドラム3を所定量
回転して、該感光ドラム3上に画像信号に応じた露光分
布を有する潜像を形成し、周知の電子写真プロセスによ
り記録紙上に顕画像として記録する。図3は、本実施例
における制御部におけるPWM回路の詳細回路図であ
り、図4は、図3に示すPWM回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。尚、図3及び図4において各信号
a〜hはそれぞれ対応している。
【0021】同図において、ラツチ回路401、レベル
変換器402、D/Aコンバータ403を経て得られた
画像信号(e)は、コンパレータ404の一方端子に入
力される。この場合、発振器406から出力された信号
(a)は、1/2分周器408により1/2に分周され
ラツチ回路401に入力する。一方、三角波発生器40
7は、この信号(a)より−1Vのピークを有する三角
波信号(d)を生成し、該三角波信号(d)はコンパレ
ータ404の他方端子に入力される。コンパレータ40
4は、両入力信号を比較し、比較信号を出力する。コン
パレータ404から比較された信号は、レベル変換器4
05によりPWM信号(f)とされ、前記半導体レーザ
ー部102を駆動するレーザードライバ回路101に入
力される。
【0022】本件発明者は、種々の実験から、レーザー
駆動パルス幅変調によるドツトの面積階調表現を安定化
させるためには、レーザー駆動パルスの短い領域では、
半導体レーザー102の発光強度を、パルス幅の長い領
域に較べ強くすることで、安定化することを見いだし
た。そこで、本実施例では、レーザー駆動パルス幅に応
じて、レーザー発光強度を変調させるために、図3に4
10〜418で示すレーザー光強度変調回路を備えてい
る。この回路の動作は、各画素の画像信号に対応したレ
ーザー電流信号が、ラツチ回路411に入力され、レベ
ル変換器412、D/Aコンバーター413を経て、レ
ーザー電流信号としてレーザー電流制御回路410に入
力され、画素毎に図4に(h)で示す如くにレーザー電
流を制御し、光強度変調を行なつている。
【0023】図5に、本実施例におけるこの光強度変調
を行う場合の画像信号、即ち、レーザー駆動パルス幅
と、レーザー電流値との関係の一例を示す。本実施例に
おいては、図5に示す様に、レーザー駆動パルス幅の短
い領域においては、面積階調の安定したパルス幅の長い
領域に較べ、半導体レーザー102の駆動電流値を増や
し、感光ドラム3上における光強度分布の立ち上がりを
早くして、従来よりもさらに短いパルス幅の領域から、
面積階調を安定化させている。
【0024】このようにして1/3画素〜2画素相当の
駆動パルス幅を与え、光強度変調を伴用した場合におけ
る感光ドラム3(像担持体)上のレーザー光の光強度分
布を図6に示す。本実施例においては、従来のPWM法
による光強度分布を示した図20の場合と比較して明ら
かなように、駆動パルスの短い(1/3〜1画素相当)
領域での、光強度分布のピークの立ち上がりが早くなる
ように制御されている。なお、このときの記録画素密度
は400dpi、レーザースポツト径は主走査方向で4
7μm(1/e2 径)で示されている。
【0025】このように駆動パルスの短い1/3画素〜
2画素相当までの領域での、光強度分布のピークの立ち
上がりを早くする様に制御した場合に、その後の現像プ
ロセスにより得られるドツト形状の変化を図7に示す。
図7に示す本実施例におけるドツト形状と図22に示す
1/3画素〜2画素相当までの領域でのドツト形状とを
比較して明らかな如く、従来と比較し、短いパルス幅の
領域においても安定した面積階調が行われていることが
わかる。
【0026】この図7の結果を曲線グラフに表わしたの
が図8の(B)である。従来の(A)に示す結果と比較
すると本実施例の効果が良くわかる。本実施例のよう
に、短いパルス領域で、レーザーの発光強度を強くする
ことにより、感光ドラム上に形成される潜像もこの露光
分布に従い、電位コントラストの高いON/OFFのパ
ターンが形成されることになる。従つてある閾値特性を
持つような現像システムにより現像されたとしても、駆
動パルスの短い領域からすぐに露光分布のピークが高く
なり、現像閾値を越えるため、図7に示す様にドツトと
して安定して現像されるのである。その結果、駆動パル
スのON/OFF比の小さい領域から安定してドツト径
の変化として再現でき、安定した面積階調の再現が可能
となる。
【0027】図8に(B)で示す場合は、このような本
実施例におけるレーザー駆動パルスに対する画像濃度の
関係を示したものである。図より明らかなように、本実
施例においては、現像システムの影響をあまり受けず、
1画素内においてもパルス幅に対して安定した面積階調
が可能となる。従つて、例え環境の温度や湿度等の変動
が生じ、現像システムの閾値特性が変化したとしても、
その閾値付近のV−D特性の影響を受け難いため、変動
による影響を最小限に抑えることが可能となり、さらに
階調再現性の安定化を可能としている。
【0028】また、従来のように、記録する画素単位
を、例えば2画素〜3画素単位と大きくして面積階調表
現の安定化を行わなくても、1画素単位でも短いパルス
幅から安定した面積階調が可能なため、従来のような、
階調を安定化させるために解像度を犠牲にするという問
題が解消されることになる。なお、以上の説明は図1に
示すプリンタ機構を有する装置に限らず、複数の感光体
を有し多色を再現するカラープリンタ装置においても、
適用可能である。
【0029】また、上記のカラープリンタ装置に限ら
ず、階調性を重視する電子写真プロセスを有するプリン
タ(単色プリンタ)装置においても適用されることは言
うまでもない。以上述べたように本実施例によれば、レ
ーザー駆動時のPWM変調において、短い駆動パルス幅
領域でレーザー光強度を強くすることにより、短いパル
ス幅領域、即ち画像のハイライト領域において、像担持
体の露光パターンのコントラストを大きくすることがで
きる。その結果、レーザービームの1画素当りのレーザ
ー駆動パルス幅変調による安定した中間調表現を行うこ
とができ常に高解像度で、かつ階調性が高く安定した画
像形成ができる画像形成方法を提供することが可能とな
る。
【0030】[第2実施例]上述の実施例は、レーザー
駆動パルス幅変調によるドツトの面積階調表現を安定化
させるために、レーザー駆動パルスの短い領域では、半
導体レーザー102の発光強度を、パルス幅の長い領域
に較べ強くする例を説明した。しかし、本発明は以上の
例に限定されるものではなく、以下の様に制御してもほ
とんど同様の作用効果を達成できる。
【0031】即ち、本件発明者は種々の実験から、レー
ザビームを画素サイズに対して50%のパルス幅でON
/OFFした時の、像担持体上の露光分布におけるコン
トラストが約60%以上得られるようなスポツト径を用
いると、短パルス側における階調表現の安定化の効果よ
り顕著に表われることがわかつた。なお、以下に説明す
る本発明に係る第2実施例においても、ハードウエア構
成は上述した第1実施例と同様構成で足り、以下の制御
が異なる。
【0032】この理由は以下の通りである。まず、像担
持体面上のスポツト径の、記録画素サイズに対する比
(スポツト径比)を0.8以下とした場合と、0.8よ
り大きくした場合との比較を行なつた。図9の(A)〜
(C)は記録密度を400dpi(画素サイズ63.5
μm)としたときに、レーザビームスポツト径をそれぞ
れ画素サイズの1.1倍の70μm(A)、0.8倍の
50μm(B)、0.7倍の42μm(C)としたとき
のドラム面上の露光分布を示している。このときのコン
トラストを図10に示す。図10に示すように、50%
のパルス幅でON/OFFしたときの露光分布のコント
ラストは、それぞれ約30%(A),約60%(B),
約80%(C)となる。図10より明らかな如く、レー
ザビームスポツト径(1/e2 径)を画素サイズの0.
8倍以下とすることでコントラストを60%とすること
が可能となることがわかつた。
【0033】例えば、図10に(A)で示すような、5
0%パルス時のコントラスト比が30%にしかならない
場合に対処するために、通常の図11に(A)で示す1
/4画素相当のパルス駆動時の露光分布に対して、パル
ス幅を変えずに光強度を2倍とすることも考えられる。
しかしながらこの場合の露光分布は図11に(B)で示
す露光分布となり、本実施例を実施するには画素サイズ
に比較してスポツトサイズが広すぎる。このために、隣
接する画素間で露光分布オーバーラツプが生じてしま
い、ON/OFF時のコントラストが低下する。従つ
て、例え短パルス時に光強度を強くしたとしても、露光
分布の平均的値が全体的に上下するだけで、短パルス時
におけるコントラストを大きくする様な効果が表われ難
い。
【0034】この効果が顕著に表われてくるのは、少な
くとも50%以上のコントラストであることが必要であ
り、60%以上のコントラストが得られれば明らかな効
果が得られることがわかつた。400dpi、スポツト
径47μmの場合に図10に示す(B)の条件をみたし
ているため、上述の効果を得ることができる。第2実施
例においても、レーザ駆動パルスを1/3画素〜2画素
相当まで変化させ、その後の現象プロセスにより得られ
るドツト形状の変化は上述した第1実施例の図7に示す
場合と略同様となる。
【0035】更に、図10の(C)に示されるコントラ
スト80%以下が得られる様な微小なスポツト径を形成
し、コントラスト比だけを大きくした時に得られるレー
ザー駆動パルス幅と画像濃度との関係は図8の(C)に
示す関係となる。図8より明らかな如く、スポツト径を
それ程微小にしなくても、(C)と同様もしくはそれ以
上の階調性改善の効果が得られることがわかる。もちろ
ん、この様なコントラスト80%以上得られる微小スポ
ツト光学径に対しても、さらに上述した第1実施例又は
第2実施例に示す様に微小スポツト径の光量を増加させ
ることにより、さらに効果が得られることは言うまでも
ないことである。
【0036】[第3実施例]以上説明した実施例におい
ては、像担持体上に照射するレーザースポツトの光強度
を、駆動パルス幅の短い領域で強くすることにより、レ
ーザー駆動パルス幅の変調を行つた場合においても、現
像のV−D特性等の影響を受けにくく、また、記録画素
の解像度を低下させることなく、安定した各画素におけ
る面積階調が可能となる。
【0037】しかしながら、上述の実施例においては、
低濃度階調の場合には図12の(イ)に示す様に、主走
査線方向のレーザビーム照射時間を短くし、高濃度にな
るに従い図12の(ロ)に示す様に主走査線方向のレー
ザビーム照射時間を長くすることにより、像担持体上の
レーザビームスポツト30の大きさを変化させて面積階
調を実現している。そのため、記録紙上に再現された画
像を遠方から見た場合に縦縞31が認識され、高画質を
阻害する要因となる虞がある。
【0038】そこで、さらなる画質向上のためには上述
の点を改善することが必要となる。かかる点を改善する
ため、以下に説明する本発明に係る第3実施例において
は、半導体レーザー部(レーザー光源)102からのレ
ーザービームを結像光学系により、像担持体上でビーム
スポツトとして結像し、該ビームスポツトを像担持体に
対し相対的に走査させ、像担持体上に像を形成する画像
形成装置において、レーザ光源からのレーザービームが
通過する光学系の一部に対して、圧電素子に当接したレ
ンズを配置し、画像濃度信号を圧電素子に印加すること
により圧電素子に当接したレンズに弾性変形を生じさ
せ、該レンズの曲率を変えることにより像担持体上のレ
ーザービームスポツト径を変調し、このスポツト径変調
に際して像担持体上におけるスポツト形状を概ね円形に
保ちながら変調するように制御する。
【0039】第3実施例においては、図13の(イ)、
(ロ)に示す様に像担持体上のスポツト径を変化させる
ことによる面積変調方式を用いて濃度階調を表すことに
より、面積階調による低濃度階調の画像に対しても走査
方向に現われる縦縞を消すことができ、より高画質な画
像を出力することが可能となる。図13の(イ)は第3
実施例における像担持体(感光ドラム)3上に照射され
るレーザスポツトの低濃度階調の場合を示し、図13の
(ロ)は同じく高濃度階調の場合を示している。
【0040】以下、本発明に係る第3実施例の詳細を説
明する。図14は本発明に係る第3実施例のレーザービ
ームスキャナ部分の構成を示す概略図である。図14に
おいて、上述した第1実施例における図12に示す構成
と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。第
3実施例においては、コリメータレンズ103とポリゴ
ンミラー104との間にレンズ装置110,120が設
けられており、レンズ装置110,120には濃度変調
信号30が圧電素子ドライブ回路105を介して印加さ
れている。
【0041】図14に示す第3実施例のレンズ装置11
0,120の詳細構成を図15に示す。図15におい
て、201はレーザービーム光路中に置かれたレンズで
あり、レンズ201の光軸の周囲にある端部201aに
は圧電素子202が当接している。また203はレンズ
201と圧電素子202を担持する支持体203であ
る。
【0042】圧電素子202に対して、圧電素子ドライ
ブ回路105を介して濃度変調信号30が印加された場
合、圧電素子202は該信号入力に対応して圧縮され、
レンズ201は圧電素子202の圧縮により弾性変形を
起こす。その結果レンズ201のレンズ面201b,2
01cの曲率が変化し、コリメーターを通過した後のレ
ーザービーム径が縮小される。即ち、レンズ201は圧
電素子202により圧縮され、例えば図16の(A)の
状態より(B)の状態に変形する。
【0043】ここで、レンズを通過し焦点上に結像され
るスポツト径に関して、一般に以下の条件式があること
が知られている。 ω0 =κ・f・λ/a ここで、ω0 はレーザービーム焦点上におけるレーザス
ポツト径、κは入射光レーザービーム強度分布に関する
定数、fは終点距離、λは波長、aは入射光レーザービ
ーム径である。
【0044】以上の式より、コリメータレンズ103を
通過した後のレーザービーム径が小さい程、像担持体で
ある感光ドラム3上のレーザービームスポツト径が拡大
することがわかる。第3実施例においては、これを利用
してレンズ201の曲率を変化させてレーザービーム径
を小さくし、感光ドラム3上のレーザービームスポツト
径を拡大されることができる。
【0045】このレーザービーム径を小さくするのは、
1つのレンズ装置110のみによつて行つても十分な効
果を達成できる。従つて、係るレーザービーム径を小さ
くするのを主走査方向(又は副走査方向)に対して施し
ても、面積階調による低濃度階調の画像に対する走査方
向に現われる縦縞を消すことができ、より高画質な画像
を出力することが可能となる。
【0046】しかしながら、図17に示す様にこの作用
を主走査線方向および副走査線方向に対して実現する様
に同様構成の2つのレンズ装置110の長手方向とレン
ズ装置120の長手方向とが互いに直角になるように配
置することにより、像担持体上のスポツト径は濃度信号
に対して主走査線方向および副走査線方向にそれぞれ変
調され、図13に示される形状となる。図14に示した
2つのレンズ装置110,120は図17の如くに構成
された状態を示している。
【0047】またこの時、単に感光ドラム3上のレーザ
ービームのスポツト径を拡大するのみでは、レーザービ
ームの強度が同じであるため、単位面積当たりのレーザ
ービーム強度は低下してしまう。このため、レーザービ
ーム強度の低下を補正するために、像担持体である感光
ドラム3上のスポツト面積の増大に伴いレーザ強度も上
げることが必要となる。
【0048】このため、第3実施例では、図18の
(イ)に示す様にレーザー強度を濃度階調信号にほぼ比
例するように増加させる。また同時に、濃度階調信号と
像担持体上のスポツト面積とをほぼ比例させるために、
図18の(ロ)に示す様に感光ドラム3上のスポツト径
の2乗を濃度階調信号にほぼ比例するように設定する。
なお、図18は像担持体上のスポツト径を変調すると同
時に、レーザービーム強度を変調する場合のそれぞれの
関係を示した図である。
【0049】以上に示したように第3実施例によれば、
電子写真におけるレーザービームを用いた潜像形成過程
において、濃度階調を面積階調として表す際に、濃度階
調信号により像担持体上のレーザービームスポツト径を
変調することで、低濃度階調の画像の場合にも副走査方
向に現われる縦縞を消すことができ、より高画質な画像
を得ることができる。
【0050】[第4実施例]以上述べてきたスポツト径
変調方式において、良好な制御性を得るという点からス
ポツト径変調に用いる圧電素子に印加する信号とレンズ
の変形量との間に線形性が必要となり、またレーザービ
ーム走査速度の向上のための高速制御性を得ること、さ
らに疲労破壊を防ぐ必要性が要求される。
【0051】以上の点を特に考慮した本発明に係る第4
実施例を以下説明する。図19は本発明に係る第4実施
例のレンズ装置の詳細構成を示す図であり、第4実施例
においては、図15に示す第3実施例の2つのレンズ装
置に替え、図19に示すレンズ装置を用いる。図19に
おいて、301〜303はレーザービーム光路中に置か
れたレンズ、305〜308は圧電素子、310はレン
ズ301〜303と圧電素子305〜308を担持する
支持体である。レンズ301,303の光軸の周囲にあ
る端部に圧電素子305〜308が当接している。レン
ズ302は弾性変形はせず、レンズ301,303は、
圧電素子305〜308の圧縮により弾性変形を起こ
す。
【0052】第4実施例においては、以上の構成を備
え、レンズを301,302,303と複数枚用いて、
レンズ1枚あたりの変形量を低減させ、レンズ装置の余
裕度を増している。この結果、変調の高速化、および像
担持体上のスポツト径と変調信号との線形性を良好に保
つことが可能となる。また図7のような多段構成にする
ことでスポツト径の変化率を大きくし、必要な変化量を
確保することも可能である。
【0053】また、他の実施例として、PWM変調方式
と以上で説明したスポツト径変調方式とを組み合わせ、
主走査方向あるいは副走査方向のどちらか一方にスポツ
ト径変調方式を用いることにより、変調用レンズの枚数
を低減し、既存の変調方式を用いた電子写真装置を大幅
に変更することなく同様の効果を得ることも可能であ
る。
【0054】また、上記実施例においては主にデジタル
複写機を例にとり説明を行つたが、同様の電子写真プロ
セスを用いた画像記録装置、例えばレーザービームプリ
ンタ等にも本発明が利用できることは云うまでもない。
さらに、上述した実施例においては、スポツト径を変調
する手段として、圧電素子を用いてレンズ曲率を変化さ
せる例を提示してきたが、このスポツト径変調は以上の
例に限定されるものではなく、他の手段、例えば低速度
で用いる場合には電磁コイルを用いて実現する等の方法
も可能である。本実施例の目的とするスポツト径を変調
することが可能な手段であれば、この光学素子の可動手
段によらず、スポツト径を変調することが可能であれば
任意の方法を採用することが出来る。
【0055】さらに、以上説明したレンズに対して圧力
による弾性変形を生じさせてレンズの焦点距離を変化さ
せるという方式は、高速動作が可能であるので、高速に
焦点位置を変化させることが要求される、焦点位置を可
動とする必要がある種々の光学機器にも適用可能であ
る。即ち、例えば、従来の電子写真に限らずビデオカメ
ラ等の光学機器は、一般にレンズを光軸方向に移動させ
て焦点位置を変更している。このため、従来の方式では
レンズの動作方向の慣性力が大きいために、焦点位置を
合わせるのに多くの時間が必要であり、高速動作ができ
す、高速動作を必要とするような場合には適用が困難で
ある。更に、信号の変調に適用する場合のように高速動
作が必要な場合には全く適用できなかつた。
【0056】しかしながら、本方式によれば、焦点位置
の変更の際にレンズ全体を移動させることにより生じる
大きな慣性力が発生しないため、高速動作が可能であ
り、高速に焦点位置を変化させることが要求される他の
光学機器にも広く適用可能である。更に、上述した実施
例で説明したような信号の変調にも適用でき、更に広範
囲の光学機器にも適用可能である。
【0057】以上述べたように、第3実施例及び第4実
施例によれば、圧電素子によりレンズ曲率を変化させ、
像担持体上のスポツト径を概ね円形形状に保ちながら変
化させることによる面積変調方式を用いて濃度階調を表
すことで、面積階調による低濃度階調の画像に対しても
特定の方向に対する画像濃度の空間周波数の特異性を低
減できる。
【0058】即ち、低濃度階調の画像の場合にも副走査
方向に走る縦縞を消すことが可能となり、より高画質な
画像を得ることができる。尚、本発明は、複数の機器か
ら構成されるシステムに適用しても1つの機器から成る
装置に適用しても良い。また、本発明は、システム或は
装置にプログラムを供給することによつて達成される場
合にも適用できることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
画素の解像度を低下させることなく、安定した各画素に
おける面積階調が可能となる。また、像担持体上のスポ
ツト径を変化させることによる面積変調方式を用いて濃
度階調を表すことにより、面積階調による低濃度階調の
画像に対しても副走査方向に現われる縦縞を消すことが
でき、より高画質な画像を出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の画像形成方法を用いた
画像形成装置の概略構成を示す図である。
【図2】図1のレーザービームスキャナの詳細構成を示
す概略図である。
【図3】図1の装置に採用される制御部におけるPWM
回路の詳細構成を示すブロツク図である。
【図4】図3に示すPWM回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図5】本実施例における光強度分布のピークの立ち上
がりを早くする様に制御した場合の現像プロセスにより
得られるドツト形状の変化を示す図である。
【図6】本発明において制御される像担持体上のレーザ
ービームスポツト径およびレーザ強度について示した図
である。
【図7】本実施例におけるレーザービームスポツトによ
り形成されたドツトの面積変化を示す図である。
【図8】本実施例のレーザー駆動パルス幅と画像濃度と
の関係を示す図である。
【図9】本発明に係る第2実施例のドラム面上の露光分
布を示す図であり、(A)は記録密度を400dpi
(画素サイズ63.5μm)としたときに、レーザービ
ームスポツト径を画素サイズの1.1倍の70μmとし
た場合を、(B)は0.8倍の50μmとした場合を、
(C)は0.7倍の42μm(C)とした場合を示して
いる。
【図10】図9に示す各場合のコントラストを示す図で
ある。
【図11】1/4画素相当のパルス駆動時の露光分布を
示す図である。
【図12】第1実施例及び第2実施例における面積階調
方式により像担持体上に形成されるビームスポツトを示
す図である。
【図13】本発明に係る第3実施例における面積階調方
式により像担持体上に形成されるビームスポツトを示す
図である。
【図14】第3実施例におけるレーザービームスキャナ
の詳細構成を示す概略図である。
【図15】図14に示すレンズ装置110の詳細構成を
示す図である。
【図16】第3実施例の圧電素子の圧縮によりレンズが
弾性変形を起こしてレンズ面の曲率が変化する状態を示
す図である。
【図17】第3実施例における2つのレンズ装置の互い
の長手方向が互いに直角になるように配置した状態を示
す図である。
【図18】第3実施例における像担持体上のスポツト径
を変調すると同時に、レーザービーム強度を変調する場
合のそれぞれの関係を示した図である。
【図19】本発明に係る第4実施例のレンズ装置の詳細
構成を示す図である。
【図20】従来のレーザービームスポツトにより形成さ
れたドツトの面積変化を示す図である。
【図21】感光体のV−D特性を示す図である。
【図22】従来のレーザービームスポツトにより形成さ
れたドツトの面積変化を示す図である。
【符号の説明】
3 感光ドラム(像担持体) 4 帯電器、 100 レンズ群 101 レーザードライブ回路 102 半導体レーザー部(レーザー光源) 103 コリメータレンズ 104 ポリゴンミラー 105 圧電素子ドライブ回路 110,120 レンズ装置 201,301〜303 レンズ 202,305〜308 圧電素子 203,310 支持体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光源からのレーザービームを像
    担持体上にビームスポツトとして結像し、該ビームスポ
    ツトを前記像担持体上で該像担持体に対して相対的に走
    査させて画像を形成する画像形成装置の画像形成方法で
    あつて、 記録情報の画像濃度値に対応して前記レーザー光源を駆
    動する1画素当たりのレーザー駆動パルス幅を変調し該
    パルス幅に応じて前記レーザー光源の光強度を変調する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記レーザー光源の光強度は、レーザー
    駆動パルス幅の長い画像域よりも短い画像域の画像形成
    時の方が強くなるように変調することを特徴とする請求
    項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記レーザー光源として半導体レーザー
    を用い、該半導体レーザーの駆動電流値を変化させるこ
    とで前記レーザー光源の光強度の変調を行うことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 レーザー光源と、 該レーザー光源からのレーザービームを像担持体上にビ
    ームスポツトとして結像し、該ビームスポツトを前記像
    担持体上で該像担持体に対して相対的に走査させて画像
    を形成するレーザービーム走査手段と、 記録情報の画像濃度値に対応して前記レーザー光源を駆
    動する1画素当たりのレーザー駆動パルス幅を変調する
    第1の変調手段と、 該第1の変調手段での変調パルス幅に応じて前記レーザ
    ー光源の光強度を変調する第2の変調手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の変調手段は、レーザー光源の
    光強度がレーザー駆動パルス幅の長い画像域よりも短い
    画像域の画像形成時の方が強くなるように変調すること
    を特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記レーザー光源は半導体レーザーであ
    り、前記第2の変調手段は該半導体レーザーの駆動電流
    値を変化させることで前記レーザー光源の光強度の変調
    を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 レーザービーム走査手段によるレーザー
    ビームスポツトの走査方向のスポツト径(1/e2 径)
    は、該走査方向の記録画素サイズの0.8倍よりも小さ
    いことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 レーザ光源からのレーザビームを結像光
    学系により、像担持体上でビームスポツトとして結像
    し、該ビームスポツトを像担持体に対し相対的に走査さ
    せ、像担持体上に像を形成する画像形成装置であつて、 前記結像光学系の一部について、入力される画像濃度信
    号により前記レーザビームスポツト径を変調する光学レ
    ンズ装置を用いることにより像担持体上に形成される該
    ビームスポツト径を変調することを特徴とする画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 光学レンズ装置は、画像形成に際して形
    成される像担持体上のビームスポツト形状を画像濃度階
    調にかかわらず概ね円形形状に保ちつつスポツト面積を
    画像濃度階調の増大に伴つて増大させることにより変調
    することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の画像形成装置におい
    て、 光学レンズ装置における光学レンズのレンズ面周囲の端
    部に圧電素子を当接し、該圧電素子により該光学レンズ
    に弾性変形を生じさせ該光学レンズの曲率を可変とする
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 光学レンズの両端部に圧電素子を配設
    し、該圧電素子によりレンズ曲率を変化させて焦点距離
    を変更可能とすることを特徴とする光学装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016528056A (ja) * 2013-04-23 2016-09-15 ブンデスドルッケライ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング グレースケールの校正を備えるレーザーマーキングする方法及び装置
CN110515093A (zh) * 2018-05-21 2019-11-29 成都理想境界科技有限公司 一种激光扫描成像设备

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