JPH0534277U - 蝶 番 - Google Patents
蝶 番Info
- Publication number
- JPH0534277U JPH0534277U JP9179991U JP9179991U JPH0534277U JP H0534277 U JPH0534277 U JP H0534277U JP 9179991 U JP9179991 U JP 9179991U JP 9179991 U JP9179991 U JP 9179991U JP H0534277 U JPH0534277 U JP H0534277U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat plate
- retaining seat
- end surface
- receiving groove
- side member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蝶番全体の製作組立が簡単かつ低コストで行
なえると共に、軸棒の抜止め座板部材の機械的強度にお
ける信頼性が高い蝶番を提供する。 【構成】 軸棒1の中間部周面に環状受溝2を設け、環
状受溝2に一部切欠き円形状の抜止め座板3を弾性係合
させ、回動側部材4の軸筒部5の端面5aを抜止め座板
3の一方の端面3aに当接させ、固定側部材6の軸筒部
7の端面7aを抜止め座板3の他方の端面3bに当接さ
せる。
なえると共に、軸棒の抜止め座板部材の機械的強度にお
ける信頼性が高い蝶番を提供する。 【構成】 軸棒1の中間部周面に環状受溝2を設け、環
状受溝2に一部切欠き円形状の抜止め座板3を弾性係合
させ、回動側部材4の軸筒部5の端面5aを抜止め座板
3の一方の端面3aに当接させ、固定側部材6の軸筒部
7の端面7aを抜止め座板3の他方の端面3bに当接さ
せる。
Description
【0001】
本考案は、扉や蓋板等のウィング体をボックス本体等の固定フレームに取り付 ける抜差し型蝶番に関するものである。
【0002】
特公昭47−46288号公報に開示された蝶番では、回動側部材の軸筒部と 固定側部材の軸筒部に嵌挿される軸棒には、各軸筒部の端面が当接する抜止め座 部をプレス機によるヘッダー加工で中間部周面に形成している。
【0003】 しかしながら、ヘッダー加工による抜止め座部の形成には工程数が多くて手間 がかかり、蝶番全体の製作組立のコストが嵩む難点がある。また、抜止め座部に 加工歪みが生じ易いため、機械的強度面での信頼性が低下する欠点もある。
【0004】 更にまた、抜止め座部は軸棒本体と同一金属材料で構成されるため、同じく金 属材料で製作される回動側部材および固定側部材とのコントラストが付かず、色 彩デザイン的に変化性のない蝶番しか得られなかった。
【0005】
従って本考案の目的は、蝶番全体の製作組立が簡単かつ低コストで行なえると 共に、軸棒の抜止め座板部材の機械的強度における信頼性が高い蝶番を提供する ことである。
【0006】 更に本考案の目的は、色彩デザイン的に多様性に富む蝶番を提供することであ る。
【0007】
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考案の蝶番では、軸棒1 の中間部周面に環状受溝2を設け、環状受溝2に一部切欠き円形状の抜止め座板 3を弾性係合させ、回動側部材4の軸筒部5の端面5aを抜止め座板3の一方の 端面3aに当接させ、固定側部材6の軸筒部7の端面7aを抜止め座板3の他方 の端面3bに当接させる。
【0008】
抜止め座板3の両先端部を環状受溝2の底面2aに突き当て、抜止め座板3を 軸棒1に向けて強く押圧することによって、抜止め座板3を拡径変形させ、環状 受溝2に弾性係合させる。
【0009】 抜止め座板3を境界として軸棒1の一方の半部に回動側部材4の軸筒部5を嵌 め合わせ、他方の半部に固定側部材6の軸筒部7を嵌め合わせる。固定側部材6 は固定フレームに固着され、回動側部材4はウィング体に固着される。
【0010】
図示の実施例では、抜止め座板3の両先端部の内側には傾斜カム面8が設けら れ、環状受溝2に抜止め座板3を弾性係合するとき、傾斜カム面8は環状受溝2 の底面2aに摺接する。弾性係合した状態では、抜止め座板3の外径は軸筒部5 および軸筒部7の外径と同一になっている。
【0011】 抜止め座板3は機械的強度の大きい耐摩耗性プラスチックで構成することもで き、軸棒1や回動側部材4、固定側部材6とは別異の着色にすることもできる。 また、抜止め座板3の軸方向高さを十分に大きく設定し、抜止め座板3の外側面 3cを商標等の広告表示面として有効利用することもできる。
【0012】
以上のように本考案の蝶番では、一部切欠き円形状の抜止め座板3を軸棒1の 中間部の環状受溝2に弾性係合させ、該抜止め座板3の端面3aを軸筒部5の端 面5aに当接させ、抜止め座板3の端面3bを軸筒部7の端面7aに当接させて 軸棒1の抜脱を阻止しており、軸棒1に対する加工としては手間のかかるヘッダ ー加工が全く不要となって、手間のかからない環状受溝2の切削加工だけで足り 、また、抜止め座板3と環状受溝2の弾性係合も簡単に行なえるため、蝶番全体 の製作組立が低コストで容易に行なうことができる。
【0013】 また、ヘッダー加工された従来の抜止め座部と異なり、抜止め座板3には加工 歪みが残らないため、機械的強度の面で信頼性の高い蝶番が容易に得られる。
【0014】 請求項2の蝶番では、抜止め座板3の両先端部の内側に傾斜カム面8を設けて あり、環状受溝2の底面2aに傾斜カム面8を摺接させて押圧することによって 、抜止め座板3の拡径変形が容易になされるので、抜止め座板3と軸棒1の組立 が簡単になされる。
【0015】 請求項2の蝶番では、抜止め座板3を機械的強度の大きい耐摩耗性プラスチッ クで構成したので、ウィング体の開閉動作時の不快な摩擦音や軋み音を低減また は皆無にすることができる。また、回動側部材4や固定側部材6と着色を変える ことによって、多様な配色デザインの蝶番を製作することができる。
【図1】本考案の一実施例に係る蝶番の分解状態の正面
図である。
図である。
【図2】該蝶番の組立状態の正面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
1 軸棒 2 環状受溝 2a 環状受溝の底面 3 抜止め座板 3a 抜止め座板の端面 3b 抜止め座板の端面 4 回動側部材 5 軸筒部 5a 軸筒部の端面 6 固定側部材 7 軸筒部 7a 軸筒部の端面 8 抜止め座板の傾斜カム面
Claims (3)
- 【請求項1】 軸棒1の中間部周面に環状受溝2を設
け、環状受溝2に一部切欠き円形状の抜止め座板3を弾
性係合させ、回動側部材4の軸筒部5の端面5aを抜止
め座板3の一方の端面3aに当接させ、固定側部材6の
軸筒部7の端面7aを抜止め座板3の他方の端面3bに
当接させた蝶番。 - 【請求項2】 環状受溝2の底面2aに摺接する傾斜カ
ム面8を抜止め座板3の両先端部の内側に設けた請求項
1に記載の蝶番。 - 【請求項3】】抜止め座板3を機械的強度の大きい耐摩
耗性プラスチックで構成した請求項1に記載の蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179991U JPH0534277U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 蝶 番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9179991U JPH0534277U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 蝶 番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534277U true JPH0534277U (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=14036667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9179991U Pending JPH0534277U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 蝶 番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534277U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007211490A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Nitto Electric Works Ltd | 蝶番 |
JP2014501566A (ja) * | 2010-11-17 | 2014-01-23 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | ステント送達システム |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP9179991U patent/JPH0534277U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007211490A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Nitto Electric Works Ltd | 蝶番 |
JP2014501566A (ja) * | 2010-11-17 | 2014-01-23 | ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッド | ステント送達システム |
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