JPH05342703A - キャプスタン軸受 - Google Patents
キャプスタン軸受Info
- Publication number
- JPH05342703A JPH05342703A JP15493492A JP15493492A JPH05342703A JP H05342703 A JPH05342703 A JP H05342703A JP 15493492 A JP15493492 A JP 15493492A JP 15493492 A JP15493492 A JP 15493492A JP H05342703 A JPH05342703 A JP H05342703A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capstan
- bearing
- capstan bearing
- chassis
- cylindrical body
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成が簡単でかつ、取付け作業性も容易であ
り、シャーシに対するキャプスタン軸受の垂直度に高い
信頼性を有するキャプスタン軸受を得る。 【構成】 シャーシ1にプレス成形等により筒体部3を
打ち抜き加工し、この筒体部3にキャプスタン軸受2を
圧入固定し、キャプスタン軸受2は筒体部3と対応する
キャプスタン軸孔5の部分を拡径孔部5aに形成した。
り、シャーシに対するキャプスタン軸受の垂直度に高い
信頼性を有するキャプスタン軸受を得る。 【構成】 シャーシ1にプレス成形等により筒体部3を
打ち抜き加工し、この筒体部3にキャプスタン軸受2を
圧入固定し、キャプスタン軸受2は筒体部3と対応する
キャプスタン軸孔5の部分を拡径孔部5aに形成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録再生装置におい
て、テープを走行駆動させるキャプスタンを回転自在に
軸受けするためのキャプスタン軸受に関するものであ
る。
て、テープを走行駆動させるキャプスタンを回転自在に
軸受けするためのキャプスタン軸受に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャプスタン軸受として
図3〜図5に示すようなものがあった。図3は金属基板
からなるシャーシ1に形成した孔1aにキャプスタン軸
受30をカシメ部30aを利用して固定する方法や、図
4に示すようにシャーシ1に形成した孔1aにキャプス
タン軸受40を装着し、該軸受40に一体形成されたフ
ランジ40aを利用してビス41等でシャーシ1に固定
する方法、あるいは図5に示すようにシャーシ1の孔1
aに固定した樹脂部材からなる支持部50の孔50aに
キャプスタン軸受51を圧入により固定する方法があっ
た。
図3〜図5に示すようなものがあった。図3は金属基板
からなるシャーシ1に形成した孔1aにキャプスタン軸
受30をカシメ部30aを利用して固定する方法や、図
4に示すようにシャーシ1に形成した孔1aにキャプス
タン軸受40を装着し、該軸受40に一体形成されたフ
ランジ40aを利用してビス41等でシャーシ1に固定
する方法、あるいは図5に示すようにシャーシ1の孔1
aに固定した樹脂部材からなる支持部50の孔50aに
キャプスタン軸受51を圧入により固定する方法があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した従
来のキャプスタン軸受は、図3に示した場合はカシメ強
度のバラツキ等によりキャプスタン軸受30の信頼性が
低下する上、シャーシ1に対するキャプスタン軸受30
の垂直度にバラツキが生じるといった問題があった。ま
た、図4に示した場合は取付け作業に手数を要すると共
に、部品点数が多くなるという問題があった。さらに、
図5に示した場合は支持部50が樹脂部材から成形され
ているため、キャプスタンからのアースを別部品を用い
てシャーシ1に接地する必要があると共に、支持部50
の成形条件によってはシャーシ1に対して垂直度にバラ
ツキが生じるといった問題もあった。
来のキャプスタン軸受は、図3に示した場合はカシメ強
度のバラツキ等によりキャプスタン軸受30の信頼性が
低下する上、シャーシ1に対するキャプスタン軸受30
の垂直度にバラツキが生じるといった問題があった。ま
た、図4に示した場合は取付け作業に手数を要すると共
に、部品点数が多くなるという問題があった。さらに、
図5に示した場合は支持部50が樹脂部材から成形され
ているため、キャプスタンからのアースを別部品を用い
てシャーシ1に接地する必要があると共に、支持部50
の成形条件によってはシャーシ1に対して垂直度にバラ
ツキが生じるといった問題もあった。
【0004】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、構成が簡単でかつ、取付け作
業性も容易であり、シャーシに対するキャプスタン軸受
の垂直度に信頼性の高いキャプスタン軸受を得ることを
目的とする。
るためになされたもので、構成が簡単でかつ、取付け作
業性も容易であり、シャーシに対するキャプスタン軸受
の垂直度に信頼性の高いキャプスタン軸受を得ることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるキャプスタン軸受は、金属基板にプレ
ス成形等により筒体部を打ち抜き加工し、この筒体部に
キャプスタン軸受を圧入固定し、キャプスタン軸受は筒
体部と対応するキャプスタン軸孔部分を拡径孔部に形成
したものである。
め、本発明によるキャプスタン軸受は、金属基板にプレ
ス成形等により筒体部を打ち抜き加工し、この筒体部に
キャプスタン軸受を圧入固定し、キャプスタン軸受は筒
体部と対応するキャプスタン軸孔部分を拡径孔部に形成
したものである。
【0006】
【作用】上述のように構成した本発明におけるキャプス
タン軸受は、金属基板に筒体部をプレス加工等で打ち抜
くことで、金属基板に対する筒体部の垂直度が容易に出
し易い。従って、筒体部にキャプスタン軸受を圧入固定
した状態では金属基板に対するキャプスタン軸受の垂直
度を正確に出すことができる。
タン軸受は、金属基板に筒体部をプレス加工等で打ち抜
くことで、金属基板に対する筒体部の垂直度が容易に出
し易い。従って、筒体部にキャプスタン軸受を圧入固定
した状態では金属基板に対するキャプスタン軸受の垂直
度を正確に出すことができる。
【0007】また、キャプスタン軸受は筒体部と対応す
るキャプスタン軸孔部分を拡径孔部に形成したことによ
って、筒体部との圧入により生じるキャプスタン軸受に
受ける圧迫に伴うキャプスタン軸孔の変形を拡径孔部に
よって吸収することができる。
るキャプスタン軸孔部分を拡径孔部に形成したことによ
って、筒体部との圧入により生じるキャプスタン軸受に
受ける圧迫に伴うキャプスタン軸孔の変形を拡径孔部に
よって吸収することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本例におけるキャプスタン軸受とその支持
構造の断面図を示し、図2はキャプスタン軸受とその支
持構造の分離状態の破断斜視図を示す。
する。図1は本例におけるキャプスタン軸受とその支持
構造の断面図を示し、図2はキャプスタン軸受とその支
持構造の分離状態の破断斜視図を示す。
【0009】図1及び図2において、符号1は金属基板
からなり、例えば、記録再生装置を構成する機器が搭載
されるシャーシで、このシャーシ1に直接、キャプスタ
ン軸受2が支持される。詳しくは、シャーシ1にはキャ
プスタン軸受2を支持するため中心に装着孔3aを有す
る円筒状の筒体部3がシャーシ1から一体的に裏面側に
突設されている。筒体部3の成形方法としては、シャー
シ1をプレス加工により打ち抜くことによって、シャー
シ1に対して正確な垂直度を有する筒体部3を構成する
ことができる。
からなり、例えば、記録再生装置を構成する機器が搭載
されるシャーシで、このシャーシ1に直接、キャプスタ
ン軸受2が支持される。詳しくは、シャーシ1にはキャ
プスタン軸受2を支持するため中心に装着孔3aを有す
る円筒状の筒体部3がシャーシ1から一体的に裏面側に
突設されている。筒体部3の成形方法としては、シャー
シ1をプレス加工により打ち抜くことによって、シャー
シ1に対して正確な垂直度を有する筒体部3を構成する
ことができる。
【0010】一方、キャプスタン軸受2は円筒体からな
り、その外周は上記筒体部3の装着孔3aにほぼ一致し
て圧入される外径を有し、中心部には図1において仮想
線で示したキャプスタン4が挿着される軸孔5が設けら
れている。
り、その外周は上記筒体部3の装着孔3aにほぼ一致し
て圧入される外径を有し、中心部には図1において仮想
線で示したキャプスタン4が挿着される軸孔5が設けら
れている。
【0011】また、上述したキャプスタン軸受2は、図
1に示したように筒体部3の挿着孔3aに圧入され固定
された状態において、筒体部3と対応するキャプスタン
軸受2の軸孔5の長さ範囲部分を拡径孔部5aに形成し
てある。従って、キャプスタン軸受2の軸孔5に挿着さ
れたキャプスタン4は、軸孔5の上部部分と下部部分と
で軸受けされる。
1に示したように筒体部3の挿着孔3aに圧入され固定
された状態において、筒体部3と対応するキャプスタン
軸受2の軸孔5の長さ範囲部分を拡径孔部5aに形成し
てある。従って、キャプスタン軸受2の軸孔5に挿着さ
れたキャプスタン4は、軸孔5の上部部分と下部部分と
で軸受けされる。
【0012】このように構成された本発明によるキャプ
スタン軸受は、シャーシ1に筒体部3が正確な垂直状態
で加工されているため、この筒体部3の挿着孔3aに圧
入支持されたキャプスタン軸受2は、シャーシ1に対し
て正確な垂直度をもって固定させることができる。
スタン軸受は、シャーシ1に筒体部3が正確な垂直状態
で加工されているため、この筒体部3の挿着孔3aに圧
入支持されたキャプスタン軸受2は、シャーシ1に対し
て正確な垂直度をもって固定させることができる。
【0013】また、筒体部3に圧入支持されたキャプス
タン軸受2は、筒体部3に対応している軸孔5の部分が
拡径孔部5aに形成したことで、筒体部3との圧入によ
り生じるキャプスタン軸受2に受ける圧迫力に伴う軸孔
5の変形を拡径孔部5aによって吸収することができ、
キャプスタン4の軸受け状態に何ら影響を及ぼすことは
ない。
タン軸受2は、筒体部3に対応している軸孔5の部分が
拡径孔部5aに形成したことで、筒体部3との圧入によ
り生じるキャプスタン軸受2に受ける圧迫力に伴う軸孔
5の変形を拡径孔部5aによって吸収することができ、
キャプスタン4の軸受け状態に何ら影響を及ぼすことは
ない。
【0014】また、キャプスタン4はキャプスタン軸受
2の上部部分と下部部分との軸孔5によって軸受けされ
ているため、軸受け状態が安定すると共に、軸孔5との
摩擦抵抗も小さくて済む。
2の上部部分と下部部分との軸孔5によって軸受けされ
ているため、軸受け状態が安定すると共に、軸孔5との
摩擦抵抗も小さくて済む。
【0015】さらに、シャーシ1の筒体部3にキャプス
タン軸受2を圧入支持したことによって、キャプスタン
4からのアースをキャプスタン軸受2を介して直接、シ
ャーシ1に接地させることができ、このため、従来のよ
うなばね部材等からなる別部品のアース部材の使用が省
略できる。
タン軸受2を圧入支持したことによって、キャプスタン
4からのアースをキャプスタン軸受2を介して直接、シ
ャーシ1に接地させることができ、このため、従来のよ
うなばね部材等からなる別部品のアース部材の使用が省
略できる。
【0016】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明におけるキャ
プスタン軸受は、金属基板にプレス成形等により筒体部
を打ち抜き加工し、この筒体部にキャプスタン軸受を圧
入固定するようにくしたので、金属基板に対して正確な
垂直度をもって固定させることができる。
プスタン軸受は、金属基板にプレス成形等により筒体部
を打ち抜き加工し、この筒体部にキャプスタン軸受を圧
入固定するようにくしたので、金属基板に対して正確な
垂直度をもって固定させることができる。
【0018】また、キャプスタン軸受は筒体部と対応す
る部分の軸孔を拡径孔部に形成したので、筒体部との圧
入により生じるキャプスタン軸受へ受ける圧迫力に伴う
軸孔の変形を拡径孔部によって吸収することができ、キ
ャプスタンの軸受け状態に何ら影響を及ぼすことはな
い。
る部分の軸孔を拡径孔部に形成したので、筒体部との圧
入により生じるキャプスタン軸受へ受ける圧迫力に伴う
軸孔の変形を拡径孔部によって吸収することができ、キ
ャプスタンの軸受け状態に何ら影響を及ぼすことはな
い。
【0019】また、金属基板の筒体部にキャプスタン軸
受を圧入支持したことによって、キャプスタンからのア
ースをキャプスタン軸受を介して直接、金属基板に接地
させることができ、これによって部品点数が省略でき構
成が簡略化できる。
受を圧入支持したことによって、キャプスタンからのア
ースをキャプスタン軸受を介して直接、金属基板に接地
させることができ、これによって部品点数が省略でき構
成が簡略化できる。
【図1】本例のキャプスタン軸受とその支持部の断面図
である。
である。
【図2】本例のキャプスタン軸受とその支持部の分離状
態の破断斜視図である。
態の破断斜視図である。
【図3】従来のキャプスタン軸受の断面図である。
【図4】従来のキャプスタン軸受の断面図である。
【図5】従来のキャプスタン軸受の断面図である。
1 シャーシ 2 キャプスタン軸受 3 筒体部 3a 孔 4 キャプスタン 5 軸孔 5a 拡径孔部
フロントページの続き (72)発明者 森沢 高史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 金属基板にプレス成形等により筒体部を
打ち抜き加工し、この筒体部にキャプスタン軸受を圧入
固定し、上記キャプスタン軸受は上記筒体部と対応する
キャプスタン軸孔部分を拡径孔部に形成したことを特徴
とするキャプスタン軸受。 - 【請求項2】 上記キャプスタン軸受は、上記筒体部と
対応しない上記キャプスタン軸受の軸孔部分においてキ
ャプスタンを軸受けすることを特徴とする請求項1記載
のキャプスタン軸受。 - 【請求項3】 キャプスタンのアースが上記軸受を介し
て直接上記基板に接地させることを特徴とする請求項1
記載のキャプスタン軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15493492A JPH05342703A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | キャプスタン軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15493492A JPH05342703A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | キャプスタン軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05342703A true JPH05342703A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15595137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15493492A Pending JPH05342703A (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | キャプスタン軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05342703A (ja) |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP15493492A patent/JPH05342703A/ja active Pending
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