JPH05341741A - 映像表示方式 - Google Patents
映像表示方式Info
- Publication number
- JPH05341741A JPH05341741A JP14704092A JP14704092A JPH05341741A JP H05341741 A JPH05341741 A JP H05341741A JP 14704092 A JP14704092 A JP 14704092A JP 14704092 A JP14704092 A JP 14704092A JP H05341741 A JPH05341741 A JP H05341741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image display
- light
- display device
- polarization component
- polarization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】偏光成分に依存する質感を表現することによっ
て、直接物体を見る時に感じる質感の差異による現実感
を得る。 【構成】映像表示手段1と、光の強さを偏光成分に応じ
て独立して制御する偏光成分制御手段2を有し、映像表
示手段に表示する物体に対応する画素の集合たる画面上
の形ある領域の偏光成分を、表示する物体の材質に対応
して偏光成分制御手段によって制御する。
て、直接物体を見る時に感じる質感の差異による現実感
を得る。 【構成】映像表示手段1と、光の強さを偏光成分に応じ
て独立して制御する偏光成分制御手段2を有し、映像表
示手段に表示する物体に対応する画素の集合たる画面上
の形ある領域の偏光成分を、表示する物体の材質に対応
して偏光成分制御手段によって制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は質感を表現することによ
って現実感を高める映像表示方式に関する。
って現実感を高める映像表示方式に関する。
【0002】
【従来の技術】直接目で捉える映像の中にある物体は、
特有の質感を持っていて、この質感、特にいろいろな物
体の持つ質感の違いが、映像から得られる現実感を大き
く左右する。例えば、ガラスや金属などの表面では光は
強く反射する。
特有の質感を持っていて、この質感、特にいろいろな物
体の持つ質感の違いが、映像から得られる現実感を大き
く左右する。例えば、ガラスや金属などの表面では光は
強く反射する。
【0003】従来の映像表示方式では、この光の反射を
主として輝度の違いよって表現し、ある程度の質感を得
ている。特に、光の反射を精密に追うことによって得ら
れる物体表面への他の物体の写り込みは、質感の表現に
極めて有効である。この点において実写映像は質感に富
む。
主として輝度の違いよって表現し、ある程度の質感を得
ている。特に、光の反射を精密に追うことによって得ら
れる物体表面への他の物体の写り込みは、質感の表現に
極めて有効である。この点において実写映像は質感に富
む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ある主の物質の表面で
光が反射すると偏光成分が変化することが知られてい
る。例えば、雪面は縦の偏光面を持つ光を良く反射する
ため、反射光は縦の偏光成分に富むものとなる。人間の
目は縦の偏光面を持つ光を生物的にまぶしく感じるた
め、雪面はギラギラとした質感を持つ。
光が反射すると偏光成分が変化することが知られてい
る。例えば、雪面は縦の偏光面を持つ光を良く反射する
ため、反射光は縦の偏光成分に富むものとなる。人間の
目は縦の偏光面を持つ光を生物的にまぶしく感じるた
め、雪面はギラギラとした質感を持つ。
【0005】質感を色情報と輝度情報の組合せとして表
現する従来の映像表示方式では、この偏光成分に依存す
る質感を得ることは難しい。
現する従来の映像表示方式では、この偏光成分に依存す
る質感を得ることは難しい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の映像表示方式
は、映像を表示する映像表示手段と,光の強さを偏光成
分に応じて独立して制御する偏光成分制御手段とを有
し、表示する映像の偏光成分に従って前記映像の質感を
強調して表現する。
は、映像を表示する映像表示手段と,光の強さを偏光成
分に応じて独立して制御する偏光成分制御手段とを有
し、表示する映像の偏光成分に従って前記映像の質感を
強調して表現する。
【0007】
【作用】図1は本発明の概要を示す説明図である。同図
において映像表示手段1は画素の集合たる画面を表示す
る。物体は画面上で形ある領域として表示される。偏光
成分制御手段2は表示する物体の材質に対応して、領域
内にある画素の偏光成分を制御する。
において映像表示手段1は画素の集合たる画面を表示す
る。物体は画面上で形ある領域として表示される。偏光
成分制御手段2は表示する物体の材質に対応して、領域
内にある画素の偏光成分を制御する。
【0008】表示する物体の材質に依存する偏光成分制
御情報は、撮像の段階で色情報および輝度情報と同時に
収録しても良いし、表現したい質感に合わせて生成して
も良い。かかる作用によって、表示する物体の偏光成分
に依存する質感を表現でき、直接物体をみる時に感じる
質感の差異による現実感に近い現実を得ることができ
る。
御情報は、撮像の段階で色情報および輝度情報と同時に
収録しても良いし、表現したい質感に合わせて生成して
も良い。かかる作用によって、表示する物体の偏光成分
に依存する質感を表現でき、直接物体をみる時に感じる
質感の差異による現実感に近い現実を得ることができ
る。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0010】映像の、基本的には画素の偏光成分を制御
するため、縦の偏光面を持つ光と横の偏光面を持つ光の
強さを独立して制御する。光の強さを制御するために
は、発光の強さを制御するか、経路の光の透過率を変え
れば良い。現状では、画素の表示時間である数ナノ秒の
オーダで透過率を制御することは難しい。従って発光の
強さを制御する方法が現実的な選択である。
するため、縦の偏光面を持つ光と横の偏光面を持つ光の
強さを独立して制御する。光の強さを制御するために
は、発光の強さを制御するか、経路の光の透過率を変え
れば良い。現状では、画素の表示時間である数ナノ秒の
オーダで透過率を制御することは難しい。従って発光の
強さを制御する方法が現実的な選択である。
【0011】発光の強さを制御することによって偏光成
分を制御するためには、偏光成分の異なる蛍光体を独立
して発光させるか、あるいは、独立して発光の強さ、つ
まり、明るさを制御した縦偏光映像と横偏光映像を重ね
合わせれば良い。
分を制御するためには、偏光成分の異なる蛍光体を独立
して発光させるか、あるいは、独立して発光の強さ、つ
まり、明るさを制御した縦偏光映像と横偏光映像を重ね
合わせれば良い。
【0012】電子線による蛍光体の発光は、一般的に偏
光成分の偏りが小さく、偏光成分の異なる蛍光体を独立
して発光させて偏光成分を制御する方法は、縦偏光と横
偏光の強さの比を大きくとれない欠点がある。
光成分の偏りが小さく、偏光成分の異なる蛍光体を独立
して発光させて偏光成分を制御する方法は、縦偏光と横
偏光の強さの比を大きくとれない欠点がある。
【0013】独立して明るさを制御した縦偏光映像と横
偏光映像を重ね合わせるには、空間的に重ね合わせる
か、あるいは、時間的に重ね合わせれば良い。
偏光映像を重ね合わせるには、空間的に重ね合わせる
か、あるいは、時間的に重ね合わせれば良い。
【0014】図2は本発明の第一の実施例を示す説明図
である。同図は独立して明るさを制御した縦偏光映像と
横偏光映像を空間的に重ね合わせる実施例を示す。同図
において、11は縦偏光映像表示装置、21は縦偏光フ
ィルタ、12は横偏光映像表示装置、22は横偏光フィ
ルタ、30はハーフミラーである。
である。同図は独立して明るさを制御した縦偏光映像と
横偏光映像を空間的に重ね合わせる実施例を示す。同図
において、11は縦偏光映像表示装置、21は縦偏光フ
ィルタ、12は横偏光映像表示装置、22は横偏光フィ
ルタ、30はハーフミラーである。
【0015】縦偏光映像表示装置11,横偏光映像表示
装置12は映像表示手段1に対応する。また、縦偏光映
像表示装置11,横偏光映像表示装置12は、縦偏光フ
ィルタ21,横偏光フィルタ22,ハーフミラー30と
ともに偏光成分制御手段2に対応する。縦の偏光面を持
つ光が良く反射することが知られているので、実施例で
は縦偏光映像をハーフミラー30によって反射させて、
ハーフミラー30を透過した横偏光映像と重ね合わせ
る。
装置12は映像表示手段1に対応する。また、縦偏光映
像表示装置11,横偏光映像表示装置12は、縦偏光フ
ィルタ21,横偏光フィルタ22,ハーフミラー30と
ともに偏光成分制御手段2に対応する。縦の偏光面を持
つ光が良く反射することが知られているので、実施例で
は縦偏光映像をハーフミラー30によって反射させて、
ハーフミラー30を透過した横偏光映像と重ね合わせ
る。
【0016】図3は本発明の第二の実施例を示す説明図
である。同図は独立して明るさを制御した縦偏光映像と
横偏光映像を時間的に重ね合わせる実施例を示す。同図
において、10は映像表示装置、20は可変偏光フィル
タである。
である。同図は独立して明るさを制御した縦偏光映像と
横偏光映像を時間的に重ね合わせる実施例を示す。同図
において、10は映像表示装置、20は可変偏光フィル
タである。
【0017】映像表示装置10は映像表示手段1に対応
する。映像表示装置10は、また、可変偏光フィルタ2
0とともに偏光成分制御手段2に対応する。
する。映像表示装置10は、また、可変偏光フィルタ2
0とともに偏光成分制御手段2に対応する。
【0018】映像表示装置10は、電子線の走査によっ
て一枚一枚の画面を表示する。映像表示装置10は映像
を表示するために1秒間に数十枚の画面を表示するが、
ちらつきを押えるために、電子線による走査を2回に分
割して行う。これは、インターレース方式として周知の
映像表示技術である。
て一枚一枚の画面を表示する。映像表示装置10は映像
を表示するために1秒間に数十枚の画面を表示するが、
ちらつきを押えるために、電子線による走査を2回に分
割して行う。これは、インターレース方式として周知の
映像表示技術である。
【0019】縦偏光画面と横偏光画面を同一の画像表示
装置で表示するために、前記電子線の走査に同期して表
示する偏光画面を切替える。表示する偏光画面の切替え
に応じて、印加する電界によって、可変偏光フィルタ2
0を透過する光の偏光方向を変える。
装置で表示するために、前記電子線の走査に同期して表
示する偏光画面を切替える。表示する偏光画面の切替え
に応じて、印加する電界によって、可変偏光フィルタ2
0を透過する光の偏光方向を変える。
【0020】なお、電子線の走査と画面の表示位置には
一定の関係があるため、一枚の画面の表示において第1
回目の走査で縦偏光画面を表示し第2回目の走査で横偏
光画面を表示した場合には、続く画面では第1回目の走
査で横偏光画面を表示し、第2回目の走査で縦偏光画面
を表示する。
一定の関係があるため、一枚の画面の表示において第1
回目の走査で縦偏光画面を表示し第2回目の走査で横偏
光画面を表示した場合には、続く画面では第1回目の走
査で横偏光画面を表示し、第2回目の走査で縦偏光画面
を表示する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、偏光成分を制御するこ
とにより、表示する物体の偏光成分をに依存する質感を
表現でき、直接物体を見る時に感じる質感の差異による
現実感に近い現実感を得ることができる。
とにより、表示する物体の偏光成分をに依存する質感を
表現でき、直接物体を見る時に感じる質感の差異による
現実感に近い現実感を得ることができる。
【図1】本発明の概要を示す説明図。
【図2】本発明の第一の実施例を示す説明図。
【図3】本発明の第二の実施例を示す説明図。
1 映像表示手段 2 偏光成分制御手段 10 映像表示装置 11 縦偏光映像表示装置 12 横偏光映像表示装置 20 可変偏光フィルタ 21 縦偏光フィルタ 22 横偏光フィルタ 30 ハーフミラー
Claims (1)
- 【請求項1】 映像を表示する映像表示手段と,光の強
さを偏光成分に応じて独立して制御する偏光成分制御手
段とを有し、表示する映像の偏光成分に従って前記映像
の質感を強調して表現することを特徴とする映像表示方
式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14704092A JPH05341741A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 映像表示方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14704092A JPH05341741A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 映像表示方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05341741A true JPH05341741A (ja) | 1993-12-24 |
Family
ID=15421162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14704092A Pending JPH05341741A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 映像表示方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05341741A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008029984A1 (en) * | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Seven Data Co., Ltd | Stereographic imaging device without image mirror and the manufacturing method thereof |
WO2008029985A1 (en) * | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Seven Data Co., Ltd. | Stereographic imaging device using two lcd panel having same polarizing angle |
JP2008116878A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-22 | Olympus Corp | 画像表示装置 |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP14704092A patent/JPH05341741A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008029984A1 (en) * | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Seven Data Co., Ltd | Stereographic imaging device without image mirror and the manufacturing method thereof |
WO2008029985A1 (en) * | 2006-09-08 | 2008-03-13 | Seven Data Co., Ltd. | Stereographic imaging device using two lcd panel having same polarizing angle |
JP2008116878A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-22 | Olympus Corp | 画像表示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990629 |