JPH05341511A - ポジ型フオトレジスト組成物 - Google Patents

ポジ型フオトレジスト組成物

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JPH05341511A
JPH05341511A JP15219692A JP15219692A JPH05341511A JP H05341511 A JPH05341511 A JP H05341511A JP 15219692 A JP15219692 A JP 15219692A JP 15219692 A JP15219692 A JP 15219692A JP H05341511 A JPH05341511 A JP H05341511A
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compound
positive type
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Application number
JP15219692A
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English (en)
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Yasumasa Kawabe
保雅 河辺
Toshiaki Aoso
利明 青合
Tadayoshi Kokubo
忠嘉 小久保
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のポジ型フオトレジスト組成物は、下
記一般式(1)で表されるポリヒドロキシ化合物の1,
2−ナフトキノンジアジド−5−(及び/又は−4−)
スルホン酸エステルとアルカリ可溶性樹脂を含有するこ
とを特徴とする。 【化1】 式中、R1〜R5は同一でも異なっても良く、水素原子、
水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を表
し、少なくとも一つは水酸基である。また、Xは単結
合、または−(CH2 m −基を表し、Yは−COO−
X−基、または−OCO−X−基を表す。Zはn価の有
機基を表す。nは3〜6の整数、mは1〜4の整数を表
す。 【効果】 本発明のポジ型フオトレジスト組成物は、解
像力、感度、現像性、耐熱性に優れ、微細加工用フオト
レジストとして好適に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輻射線に感応するポジ型
フオトレジスト組成物に関するものであり、特に高い解
像力と感度、更に良好なパターンの断面形状を備えた微
細加工用フオトレジスト組成物に関するものである。
【0002】本発明になるポジ型フオトレジストは、半
導体ウエハー、ガラス、セラミツクスもしくは金属等の
基板上にスピン塗布法もしくはローラー塗布法で0.5
μm〜3μmの厚みに塗布される。その後、加熱、乾燥
し、露光マスクを介して回路パターン等を紫外線照射等
により焼き付け、現像してポジ画像が形成される。
【0003】更にこのポジ画像をマスクとしてエツチン
グすることにより、基板上にパターンの加工を施すこと
ができる。代表的な応用分野にはIC等の半導体製造工
程、液晶、サーマルヘツド等の回路基板の製造、その他
のフオトフアブリケーシヨン工程等がある。
【0004】
【従来の技術】ポジ型フオトレジスト組成物としては、
一般にアルカリ可溶性樹脂と感光物としてのナフトキノ
ンジアジド化合物とを含む組成物が用いられている。例
えば、「ノボラツク型フエノール樹脂/ナフトキノンジ
アジト置換化合物」としてUSP−3,666,473
号、USP−4,115,128号及びUSP−4,1
73,470号明細書等に、また最も典型的な組成物と
して「クレゾール−ホルムアルデヒドより成るノボラツ
ク樹脂/トリヒドロキシベンゾフエノン−1,2−ナフ
トキノンジアジドスルホン酸エステル」の例がトンプソ
ン「イントロダクション・トウー・マイクロリソグラフ
イー」(ACS出版、No.219号、P112〜12
1)に記載されている。
【0005】結合剤としてのノボラツク樹脂は、膨張す
ることなくアルカリ水溶液に溶解可能であり、また生成
した画像をエツチングのマスクとして使用する際に、特
にプラズマエツチングに対して高い耐性を与えるが故に
本用途に特に有用である。
【0006】また、感光物に用いるナフトキノンジアジ
ド化合物は、それ自身ノボラツク樹脂のアルカリ溶解性
を低下せしめる溶解阻止剤として作用するが、光照射を
受けて分解するとアルカリ可溶性物質を生じ、むしろノ
ボラツク樹脂のアルカリ溶解度を高める働きをする点で
特異であり、この光に対する大きな性質変化の故にポジ
型フオトレジストの感光物として特に有用である。
【0007】これまで、かかる観点からノボラツク樹脂
とナフトキノンジアジド系感光物を含用する数多くのポ
ジ型フオトレジストが開発、実用化され、1.5μm〜
2μm程度までの線幅加工においては充分な成果をおさ
めてきた。
【0008】しかし、集積回路はその集積度を益々高め
ており、超LSIなどの半導体基板の製造においては1
μm以下の線幅からなる超微細パターンの加工が必要と
される様になってきている。かかる用途においては、特
に高い解像力、露光マスクの形状を正確に写しとる高い
パターン形状再現精度及び高生産性の観点からの高感度
を有するフオトレジストが要求され、従来の上記ポジ型
フオトレジストでは対応できないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的と
する所は、特に半導体デバイス等の製造において、
(1)高い解像力を有するポジ型フオトレジスト組成
物、(2)フオトマスク線幅の広い範囲にわたってマス
ク寸法を正確に再現するポジ型フオトレジスト組成物、
(3)1μm以下の線幅のパターンにおいて、高いアス
ペクト比を有する断面形状のレジストパターンを生成し
得るポジ型フオトレジスト組成物、(4)パターン断面
の側壁が垂直に近い形状のパターンを生成し得るポジ型
フオトレジスト組成物、(5)広い現像ラチチュードを
有するポジ型フオトレジスト組成物、(6)得られるレ
ジスト像が耐熱性に優れるポジ型フオトレジスト組成物
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記諸特
性に留意し鋭意検討した結果、アルカリ可溶性樹脂と特
定の構造式を有するキノンジアジド化合物を用いること
により、上記目的を達成し得ることを見いだし、この知
見に基づき本発明を完成させるに至った。
【0011】即ち、本発明の目的は、下記一般式(1)
で表されるポリヒドロキシ化合物の1,2−ナフトキノ
ンジアジド−5−(及び/又は−4−)スルホン酸エス
テルとアルカリ可溶性樹脂を含有することを特徴とする
ポジ型フオトレジスト組成物により達成された。
【0012】
【化2】
【0013】式中、R1〜R5は同一でも異なっても良
く、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルコキシ基を表し、少なくとも一つは水酸基である。ま
た、Xは単結合、または−(CH2 m −基を表し、Y
は−COO−X−基、または−OCO−X−基を表す。
Zはn価の有機基を表す。nは3〜6の整数、mは1〜
4の整数を表す。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】上記一般式(1)のR1〜R5において、ハ
ロゲン原子としては塩素、臭素もしくはヨウ素が、アル
キル基としてはメチル、エチル、プロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチルもしくはt−ブチルの
ような炭素数1〜4のアルキル基が、アルコキシ基とし
てはメトキシ、エトキシ、ヒドロキシエトキシ、プロポ
キシ、ヒドロキシプロポキシ、イソプロポキシ、n−ブ
トキシ、イソブトキシ、sec−ブドキシもしくはt−
ブトキシのような炭素数1〜4のアルコキシ基が好まし
い。
【0016】上記一般式(1)で表される化合物は、例
えば特開昭49−57392号、同51−21584
号、同59−167537号記載の方法により合成する
ことができる。例えば、前記一般式(1)において、Y
が−OCO−X−基の場合、下記一般式(2)で表され
るアルコール化合物と下記一般式(3)で表されるカル
ボン酸化合物とをエステル生成条件下に反応させること
により得られる。
【0017】
【化3】
【0018】(ここで、R1〜R5及びmは前記定義の通
りである。) 一般式(3) ( HO−CO─)n ─Z (ここで、Z、Nは前記定義の通りである。) ここで、「エステル生成条件下に反応させる」とは、両
化合物を好ましくはエステル化触媒の存在下に直接反応
させるか、カルボン酸化合物をその活性誘導体、例えば
酸ハライド、酸無水物または低級アルキルエステルの形
で反応させるか、あるいはアルコール化合物をその活性
誘導体、例えば低級カルボン酸エステルの形で反応させ
るかを意味する。
【0019】具体的には、例えばカルボン酸を用いる場
合は、エステル化反応は酸触媒の存在下、不活性溶媒中
で行われる。酸触媒としては硫酸、パラトルエンスルホ
ン酸、強酸性イオン交換樹脂等が用いられる。
【0020】反応触媒としては、n−ペンタン、n−ヘ
キサン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素、シクロヘキ
サン等の脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素が用いられる。エステルの生成速
度を高めるため、反応により生成する水を不活性溶媒と
の共沸により反応系外へ除去する方法が採られる。
【0021】カルボン酸の低級アルキルエステルを用い
る場合、エステル交換反応は不活性有機溶剤中で強塩基
の存在下、反応系外に生成する低級アルコールを除去し
つつ加熱反応させて好適に行われる。反応溶媒としては
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホルムアミド等のアミド類、トルエン、ジメチル
スルホキシド等の有機溶媒を使用できる。強塩基として
は、例えば、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラ
ート、水酸化カリウム、ナトリウムアミドの様な強塩基
性アルカリ金属化合物、またはチタン酸テトライソプロ
ピル、チタン酸テトラブチルの様なチタン酸化合物が好
適に用いられる。反応は通常30℃〜180℃に加熱す
ることによって好適に進行する。
【0022】酸ハライドを用いる場合は、反応は不活性
溶媒中で、脱ハロゲン化水素剤の存在下、0℃〜130
℃、好ましくは、20℃〜70℃で反応させることによ
り実施される。脱ハロゲン化水素剤としては、ピリジ
ン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン、テトラメチ
ル尿素等が用いられる。不活性溶媒としては、n−ヘキ
サン、n−ヘプタン等の脂肪族炭化水素、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル系化合物等が用い
られる。
【0023】酸無水物を用いる場合は、反応は不活性溶
媒中で、あるいは酸無水物を過剰に用いて不活性溶媒不
存在下で、行われる。不活性溶媒としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン等のエーテル化合物が用いら
れる。
【0024】このように、前記一般式(2)と(3)に
より得られる一般式(1)で表される化合物の具体例と
しては〔1−a〕〜〔1−d〕を挙げることができる。
【0025】
【化4】
【0026】
【化5】
【0027】前記一般式(1)においてYが−COO−
X−基の場合、下記一般式(4)で表されるアルコール
化合物と一般式(5)で表されるカルボン酸化合物とを
エステル生成条件下で同様にして、反応させることによ
り得られる。
【0028】 一般式(4) ( HO−CH2 n ─Z (ここで、Z,Nは前記定義の通りである。)
【0029】
【化6】
【0030】(ここで、R1〜R5は前記定義の通りであ
る。)前記一般式(4)と(5)により得られる、一般
式(1)で表される化合物の具体例としては、例えば
〔1−e〕〜〔1−j〕を挙げることができる。
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】
【化9】
【0034】ただし、本発明に用いられる化合物は、こ
れらに限定されるものではない。これらの化合物は単独
で、もしくは2種以上の組合せで用いられる。本発明の
化合物は、例えば前記ポリヒドロキシ化合物の水酸基の
一部又は全部を、1,2−ナフトキノンジアジド−5−
(及び/又は−4−)スルホニルクロリドと、塩基性触
媒の存在下で、通常のエステル化反応を行うことにより
得られる。
【0035】即ち、所定量のポリヒドロキシ化合物と
1,2−ナフトキノンジアジド−5−(及び/又は−4
−)スルホニルクロリドとジオキサン、アセトン、メチ
ルエチルケトン、N−メチルピロリドン等の溶媒をフラ
スコ中に仕込み、塩基性触媒、例えば水酸化ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチル
アミン等を滴下して縮合させる。得られた生成物は、水
洗後精製し乾燥する。
【0036】以上のエステル化反応においては、エステ
ル化数及びエステル化位置が種々異なる混合物が得られ
る。従って、本発明でいうエステル化率は、この混合物
の平均値として定義される。
【0037】このように定義されたエステル化率は、原
料であるポリヒドロキシ化合物と1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−(及び/又は−4−)スルホニルクロリ
ドとの混合比により制御できる。即ち、添加された1,
2−ナフトキノンジアジド−5−(及び/又は−4−)
スルホニルクロリドは、実質上全てエステル化反応を起
こすので、所望のエステル化率の混合物を得るために
は、原料のモル比を調整すればよい。
【0038】必要に応じて、1,2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホン酸エステルと1,2−ナフトキノン
ジアジド−4−スルホン酸エステルを併用することがで
きる。また、前記方法の反応温度は、通常−20℃〜6
0℃、好ましくは0℃〜40℃である。
【0039】前記のような方法で合成される本発明の感
光性組成物は、樹脂組成物として使用する際に、単独で
もしくは2種以上混合してアルカリ可溶性樹脂に配合し
て使用されるが、その配合量は、ノボラック樹脂100
重量部に対し該化合物5重量部〜100重量部、好まし
くは10重量部〜50重量部である。この使用比率が、
5重量部未満では残膜率が著しく低下し、また100重
量部を越えると感度及び溶剤への溶解性が低下する。
【0040】本発明に用いるアルカリ可溶性樹脂として
は、ノボラツク樹脂、アセトン−ピロガロール樹脂やポ
リヒドロキシスチレン及びその誘導体を挙げることがで
きる。これらの中で、特にノボラツク樹脂が好ましく、
所定のモノマーを主成分として、酸性触媒の存在下、ア
ルデヒド類と付加縮合させることにより得られる。
【0041】所定のモノマーとしては、フエノール、m
−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール等のク
レゾール類、2,5−キシレノール、3,5−キシレノ
ール、3,4−キシレノール、2,3−キシレノール等
のキシレノール類、m−エチルフエノール、p−エチル
フエノール、o−エチルフエノール、p−t−ブチルフ
エノール等のアルキルフエノール類、p−メトキシフエ
ノール、m−メトキシフエノール、3,5−ジメトキシ
フエノール、2−メトキシ−4−メチルフエノール、m
−エトキシフエノール、p−エトキシフエノール、m−
プロポキシフエノール、p−プロポキシフエノール、m
−ブトキシフエノール、p−ブトキシフエノール等のア
ルコキシフエノール類、2−メチル−4−イソプロピル
フエノール等のビスアルキルフエノール類、m−クロロ
フエノール、p−クロロフエノール、o−クロロフエノ
ール、ジヒドロキシビフエニル、ビスフエノールA、フ
エニルフエノール、レゾルシノール、ナフトール等のヒ
ドロキシ芳香族化合物を単独もしくは2種以上混合して
使用することができるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0042】アルデヒド類としては、例えばホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フエニルアセト
アルデヒド、α−フエニルプロピルアルデヒド、β−フ
エニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアル
デヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロ
キシベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒド、
m−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデ
ヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロベンズ
アルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−メチル
ベンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、p−
メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズアルデヒ
ド、p−n−ブチルベンズアルデヒド、フルフラール、
クロロアセトアルデヒド及びこれらのアセタール体、例
えばクロロアセトアルデヒドジエチルアセタール等を使
用することができるが、これらの中で、ホルムアルデヒ
ドを使用するのが好ましい。これらのアルデヒド類は、
単独もしくは2種以上組み合わせて用いられる。
【0043】酸性触媒としては塩酸、硫酸、ギ酸、酢酸
及びシユウ酸等を使用することができる。
【0044】こうして得られたノボラツク樹脂の重量平
均分子量は、2000〜30000の範囲であることが
好ましい。2000未満では未露光部の現像後の膜減り
が大きく、30000を越えると現像速度が少なくなつ
てしまう。特に好適なのは6000〜20000の範囲
である。ここで、重量平均分子量はゲルパーミエーシヨ
ンクロマトグラフィーのポリスチレン換算値をもつて定
義される。
【0045】本発明では、前記感光物を主として用いる
べきであるが、必要に応じて以下に示すポリヒドロキシ
化合物の1,2−ナフトキノンジアジド−5−(及び/
又は−4−)スルホニルクロリドとのエステル化物を併
用することができる。ポリヒドロキシ化合物の例として
は、例えば、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフエノ
ン、2,4,4’−トリヒドロキシベンゾフエノン、
2,4,6−トリヒドロキシベンゾフエノン、2,3,
4−トリヒドロキシ−2’−メチルベンゾフエノン、
2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフエノン、
2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフエノ
ン、2,4,6,3’,4’−ペンタヒドロキシベンゾ
フエノン、2,3,4,2’,4’−ペンタヒドロキシ
ベンゾフエノン、2,3,4,2’,5’−ペンタヒド
ロキシベンゾフエノン、2,4,6,3’,4’,5’
−ヘキサヒドロキシベンゾフエノン、2,3,4,
3’,4’,5’−ヘキサヒドロキシベンゾフエノン等
のポリヒドロキシベンゾフエノン類、2,3,4−トリ
ヒドロキシアセトフエノン、2,3,4−トリヒドロキ
シフエニルペンチルケトン、2,3,4−トリヒドロキ
シフエニルヘキシルケトン等のポリヒドロキシフエニル
アルキルケトン類、ビス(2,4−ジヒドロキシフエニ
ル)メタン、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフエニ
ル)メタン、ビス(2,4−ジヒドロキシフエニル)プ
ロパン−1、ビス(2,3,4−トリヒドロキシフェニ
ル)プロパン−1、ノルジヒドログアイアレチン酸等の
ビス((ポリ)ヒドロキシフエニル)アルカン類、3,
4,5−トリヒドロキシ安息香酸プロピル、2,3,4
−トリヒドロキシ安息香酸フエニル、3,4,5−トリ
ヒドロキシ安息香酸フエニル等のポリヒドロキシ安息香
酸エステル類、ビス(2,3,4−トリヒドロキシベン
ゾイル)メタン、ビス(3−アセチル−4,5,6−ト
リヒドロキシフエニル)−メタン、ビス(2,3,4−
トリヒドロキシベンゾイル)ベンゼン、ビス(2,4,
6−トリヒドロキシベンゾイル)ベンゼン等のビス(ポ
リヒドロキシベンゾイル)アルカン又はビス(ポリヒド
ロキシベンゾイル)アリール類、エチレングリコールー
ジ(3,5−ジヒドロキシベンゾエート)、エチレング
リコールージ(3,4,5−トリヒドロキシベンゾエー
ト)等のアルキレンージ(ポリヒドロキシベンゾエー
ト)類、2,3,4−ビフエニルトリオール、3,4,
5−ビフエニルトリオール、3,5,3’5’,−ビフ
エニルテトロール、2,4,2’,4’−ビフエニルテ
トロール、2,4,6,3’,5’−ビフエニルペント
ール、2,4,6,2’,4’,6’−ビフエニルヘキ
ソール、2,3,4,2’,3’,4’−ビフエニルヘ
キソール等のポリヒドロキシビフエニル類、4,4’−
チオビス(1,3−ジヒドロキシ)ベンゼン等のビス
(ポリヒドロキシ)スルフイド類、2,2’,4,4’
−テトラヒドロキシジフエニルエーテル等のビス(ポリ
ヒドロキシフエニル)エーテル類、2,2’,4,4’
−テトラヒドロキシジフエニルスルフオキシド等のビス
(ポリヒドロキシフエニル)スルフオキシド類、2,
2’,4,4’−ジフエニルスルフオン等のビス(ポリ
ヒドロキシフエニル)スルフオン類、4,4’,3”,
4”−テトラヒドロキシ−3,5,3’,5’−テトラ
メチルトリフエニルメタン、4,4’,2”,3”,
4”−ペンタヒドロキシ−3,5,3’,5’−テトラ
メチルトリフエニルメタン、2,3,4,2’,3’,
4’−ヘキサヒドロキシ−5,5’−ジアセチルトリフ
エニルメタン、2,3,4,2’,3’,4’,3”,
4”−オクタヒドロキシ−5,5’−ジアセチルトリフ
エニルメタン、2,4,6,2’,4’,6’−ヘキサ
ヒドロキシ−5,5’−ジプロピオニルトリフエニルメ
タン等のポリヒドロキシトリフエニルメタン類、3,
3,3’,3’−テトラメチル−1,1’−スピロビ−
インダン−5,6,5’,6’−テトロール、3,3,
3’,3’−テトラメチル−1,1’−スピロビ−イン
ダン−5,6,7,5’,6’,7’−ヘキソオール、
3,3,3’,3’−テトラメチル−1,1’−スピロ
ビ−インダン−4,5,6,4’,5’,6’−ヘキソ
オール、3,3,3’,3’−テトラメチル−1,1’
−スピロビ−インダン−4,5,6,5’,6’,7’
−ヘキソオール等のポリヒドロキシスピロビ−インダン
類、3,3−ビス(3,4−ジヒドロキシフエニル)フ
タリド、3,3−ビス(2,3,4−トリビトロキシフ
エニル)フタリド、3’,4’,5’,6’−テトラヒ
ドロキシスピロ〔フタリド−3,9’−キサンテン〕等
のポリヒドロキシフタリド類、2−(3,4−ジヒドロ
キシフエニル)−3,5,7−トリヒドロキシベンゾピ
ラン、2−(3,4,5−トリヒドロキシフエニル)−
3,5,7−トリヒドロキシベンゾピラン、2−(3,
4−ジヒドロキシフエニル)−3−(3,4,5−トリ
ヒドロキシベンゾイルオキシ)−5,7−ジヒドロキシ
ベンゾピラン、2−(3,4,5−トリヒドロキシフエ
ニル)−3−(3,4,5−トリヒドロキシベンゾイル
オキシ)−5,7−ジヒドロキシベンゾピラン等のポリ
ヒドロキシベンゾピラン類、あるいはモリン、ケルセチ
ン、ルチン等のフラボノ色素類等を用いる事ができる。
また、ノボラツク樹脂等フエノール樹脂の低核体を用い
る事もできる。これらのポリヒドロキシ化合物のナフト
キノンジアジドエステル感光物は単独で、もしくは2種
以上の組み合わせで用いられる。
【0046】感光物とアルカリ可溶性樹脂の使用比率
は、樹脂100重量部に対し、感光物5〜100重量
部、好ましくは10〜50重量部である。この使用比率
が5重量部未満では残膜率が著しく低下し、他方100
重量部を越えると感度及び溶剤への溶解性が低下する。
【0047】本発明の組成物には、更に現像液への溶解
促進のために、他のポリヒドロキシ化合物を併用するこ
とができる。好ましいポリヒドロキシ化合物としては、
フエノール類、レゾルシン、フロログルシン、2,3,
4−トリヒドロキシベンゾフエノン、2,3,4,4’
−テトラヒドロキシベンゾフエノン、2,3,4,
3’,4’,5’−ヘキサヒドロキシベンゾフエノン、
アセトン−ピロガロール縮合樹脂、フロログルシド、
2,4,2’,4’−ビフエニルテトロール、4,4’
−チオビス(1,3−ジヒドロキシ)ベンゼン、2,
2’,4,4’−テトラヒドロキシジフエニルエーテ
ル、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシジフエニル
スルフオキシド、2,2’,4,4’−テトラヒドロキ
シジフエニルスルフオン等を挙げることができる。これ
らのポリヒドロキシ化合物は、キノンジアジド化合物1
00重量部に対して、通常100重量部以下、好ましく
は5〜50重量部以下の割合で配合することができる。
【0048】本発明の感光物及びアルカリ可溶性ノボラ
ツク樹脂を溶解させる溶剤としては、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン類、4−エトキシ−2
−ブタノン、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノ
ン等のケトエーテル類、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等の
アルコールエーテル類、ジオキサン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル等のエーテル類、メチルセロソルブ
アセテート、エチルセロソルブアセテート等のセロソル
ブエステル類、酢酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル等
の脂肪酸エステル類、1,1,2−トリクロロエチレン
等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルアセトアミド、N
−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド等の高極性溶剤を例示することができる。
これら溶剤は単独で、もしくは複数の溶剤を混合して使
用することもできる。
【0049】本発明のポジ型フオトレジスト用組成物に
は、ストリエーシヨン等の塗布性を更に向上させるため
に、界面活性剤を配合する事ができる。界面活性剤とし
ては、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリ
オキシエチレンオクチルフエノールエーテル、ポリオキ
シエチレンノニルフエノールエーテル等のポリオキシエ
チレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレン
・ポリオキシプロピレンブロツクコポリマー類、ソルビ
タンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソ
ルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエー
ト、ソルビタントリオレエート、ソルビタントリステア
レート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタ
ントリオレエート、ポリオキシエチレンソルビタントリ
ステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル類等のノニオン系界面活性剤、エフトツプEF
301,EF303,EF352(新秋田化成(株)
製)、メガフアツクF171,F173(大日本インキ
(株)製)、フロラードFC430,FC431(住友
スリーエム(株)製)、アサヒガードAG710,サー
フロンS−382,SC101,SC102,SC10
3,SC104,SC105,SC106(旭硝子
(株)製)等のフツ素系界面活性剤、オルガノシロキサ
ンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)やアク
リル酸系もしくはメタクリル酸系(共)重合ポリフロー
No.75,No.95(共栄社油脂化学工業(株)
製)等を挙げることができる。これらの界面活性剤の配
合量は、本発明の組成物中のアルカリ可溶性樹脂及びキ
ノンジアジド化合物100重量部当たり、通常、2重量
部以下、好ましくは1重量部以下である。これらの界面
活性剤は単独で添加してもよいし、また、いくつかの組
み合わせで添加することもできる。
【0050】本発明のポジ型フオトレジスト用組成物の
現像液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリ
ウム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミ
ン、n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルア
ミン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエ
チルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、
ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロ
キシド、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド等の第
四級アンモニウム塩、ピロール、ピペリジン等の環状ア
ミン類等のアルカリ類の水溶液を使用することができ
る。更に、上記アルカリ類の水溶液にアルコール類、界
面活性剤を適当量添加して使用することもできる。
【0051】本発明のポジ型フオトレジスト用組成物に
は、必要に応じ、染料、可塑剤、接着剤を配合すること
ができる。その具体例としては、メチルバイオレツト、
クリスタルバイオレツト、マラカイトグリーン等の染
料、ステアリン酸、アセタール樹脂、フエノキシ樹脂、
アルキツド樹脂等の可塑剤、ヘキサメチルジシラザン、
クロロメチルシラン等の接着助剤がある。
【0052】上記ポジ型フオトレジスト用組成物を精密
集積回路素子の製造に使用されるような基板(例:シリ
コン/二酸化シリコン被覆)上にスピナー、コーター等
の適当な塗布方法により塗布後、所定のマスクを通して
露光し、現像することにより良好なレジストを得ること
ができる。
【0053】
【作用及び発明の効果】本発明の感光物を含有するポジ
型フオトレジストは、解像力、感度、現像性、耐熱性に
優れ、微細加工用フオトレジストとして好適に用いられ
る。
【0054】以下、本発明の実施例を示すが、本発明は
これらに限定されるものではない。なお、%は、他に指
定のない限り重量%を示す。
【0055】
【実施例】
(1)化合物(1−a)の合成 蒸留冷却器、温度計及び窒素導入細管を備えた1000
ml反応容器に、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸
メチル15.4g、(2,6−ジメチル−4−ヒドロキ
シメチル)フェノール27.4gおよびN,N−ジメチ
ルホルムアミド200mlを仕込んだ。この系を20m
mHgまで減圧にし、試薬、溶剤及び装置を乾燥するた
め、蒸留によって先に仕込んだN,N−ジメチルホルム
アミドの75vol%(150ml)を除去する。
【0056】室温まで冷却し、乾燥窒素の導入によって
真空を破り、ナトリウムアミド0.7gをすばやく加え
て、エステル交換反応を開始させた。最初は50℃〜6
0℃/20mmHgで3時間加熱し、次に60℃〜80
℃/20mmHgでN,N−ジメチルホルムアミドを蒸
留しながら3時間加熱した。
【0057】この後、反応混合物を100℃〜120℃
/5mmHgで更に3時間加熱した。反応終了後希塩酸
で中和し、クロロホルムを加えた。分液後、無水硫酸ナ
トリウムで脱水し、減圧で有機溶剤を除去した。シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶剤;クロロホルム)
により単離操作を行い、目的物26.3gを得た。
【0058】(2)化合物(1−b)の合成 300mlの四つ口フラスコに(2,6−ジメチル−4
−ヒドロキシメチル)フェノール27.3g、1,2,
3−プロパントリカルボン酸9.5g、トルエン100
mlおよびパラトルエンスルホン酸一水和物2.7gを
仕込み、窒素気流中2時間加熱還流させた。
【0059】反応終了後、ジエチルエーテルを加えて水
洗した。更に飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリ
ウムで脱水し、減圧で有機溶剤を除去した。シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶剤:クロロホルム)によ
り、単離操作を行い、目的物22.8gを得た。
【0060】(3)化合物(1−e)の合成 トリメチロールプロパン13.4g、P−ヒドロキシ安
息香酸43.5g及び触媒としてP−トルエンスルホン
酸5.4gを加え、160℃にて撹拌し、6時間加熱
し、褐色樹脂状の物質を得た。水洗により触媒を除いた
後、アセトンに溶解し、これを水中に投入し、精製後濾
過、乾燥(40℃)を行い目的物31.9gを得た。
【0061】(4)化合物(1−g)の合成 ジペンタエリスリトール25.4g、P−ヒドロキシ安
息香酸82.8g及び触媒としてP−トルエンスルホン
酸10.3gを加え、170℃にて8時間加熱し、
(3)と同様にして、目的物54.7gを得た。
【0062】(5)感光物aの合成 合成例(1)で合成した化合物(1−a)15.3g、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリ
ド13.4g、及びアセトン350mlを三つ口フラス
コに仕込み、均一に溶解した。次いでトリエチルアミン
/アセトン=5.3g/50mlを徐々に滴下し、25
℃で4時間反応させた。
【0063】反応混合液を1%塩酸水溶液1000ml
中に注ぎ、生じた沈澱物を濾別し、水洗・乾燥(40
℃)を行い、化合物(I−a)の1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホン酸エステル(感光物a)16.
2gを得た。
【0064】(6)感光物b〜dの合成 上記感光物aと同様な方法で、表1に示す感光物b〜d
を合成した。表1において、エステル化率は平均のエス
テル化率である。
【0065】
【表1】
【0066】(7)感光物eの合成 2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン11.5
g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニルク
ロリド30.2g、及びアセトン300mlを三つ口フ
ラスコに仕込み、均一に溶解した。次いでトリエチルア
ミン/アセトン=11.4g/50mlを徐々に滴下
し、25℃で3時間反応させた。
【0067】反応混合液を1%塩酸水溶液1500ml
中に注ぎ、生じた沈澱物を濾別し、水洗・乾燥(40
℃)を行い、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノ
ンの1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸エ
ステル(感光物e)29.8gを得た。
【0068】(8)感光物fの合成 2,3,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン1
2.3g、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ニルクロリド40.3g、及びアセトン300mlを三
つ口フラスコに仕込み、均一に溶解した。次いでトリエ
チルアミン/アセトン=15.2g/50mlを徐々に
滴下し、25℃で3時間反応させた。
【0069】反応混合液を1%塩酸水溶液1500ml
中に注ぎ、生じた沈澱物を濾別し、水洗・乾燥(40
℃)を行い、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノンの1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸エステル(感光物f)39.7gを得た。
【0070】(9)ノボラツク樹脂の合成 m−クレゾール40g、p−クレゾール60g、37%
ホルマリン水溶液49g及びシユウ酸0.13gを3つ
口フラスコに仕込み、攪拌しながら100℃まで昇温し
15時間反応させた。
【0071】その後温度を200℃まで上げ、徐々に5
mmHgまで減圧して、水、未反応モノマー、ホルムア
ルデヒド、シュウ酸を除去した。次いで溶融したアルカ
リ可溶性ノボラック樹脂を室温に戻して回収した。得ら
れたノボラツク樹脂は重量平均分子量7100(ポリス
チレン換算)であつた。
【0072】(10)ポジ型フオトレジスト組成物の調
整と評価 上記(5)〜(8)で得られた感光物a〜f各々3g及
び上記(9)で得られたクレゾールノボラツク樹脂(分
子量7100)5gをエチルセロソルブアセテート15
gに溶解し、0.2μmのミクロフイルターを用いて濾
過し、フオトレジスト組成物を調整した。このフオトレ
ジスト組成物をスピナーを用いてシリコンウエハーに塗
布し、真空吸着式ホツトプレートで100℃、90秒間
乾燥して膜厚1.2μmのレジスト膜を得た。
【0073】この膜に、縮小投影露光装置(キヤノン社
製縮小投影露光装置FPA−1550)を用い露光した
後、2.38%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド水溶液で1分間現像し、30秒間水洗して乾燥した。
このようにして得られたシリコンウエハーのレジストパ
ターンを走査型電子顕微鏡で観察し、レジストを評価し
た。その結果を表2に示す。
【0074】感度は、0.7μmのマスクパターンを再
現する露光量の逆数をもつて定義し、比較例1の感度に
対する相対値で示した。残膜率は、未露光部の現像前後
の比の百分率で表した。解像力は、0.7μmのマスク
パターンを再現する露光量における限界解像力を示す。
耐熱性は、レジストがパターン形成されたシリコンウエ
ハーを対流オーブンで30分間ベークし、そのパターン
の変形が起こらない温度を示した。レジストの形状は、
0.7μmのレジストパターン断面におけるレジスト壁
面とシリコンウエハーの平面のなす角(θ)で表した。
【0075】
【表2】
【0076】これからわかるように、本発明の感光物
a,b,c,dを用いたレジストは、特に解像力及びレ
ジスト形状が優れていた。
【0077】本発明の感光物は、エチレンクリコールモ
ノエチルエーテルアセテートに対する溶解性も優れてお
り、これらの感光物を用いたレジスト組成物溶液は40
℃、50日間も放置しても沈澱物の析出はなかったが、
比較例の感光物e,fを用いたレジスト組成物溶液は同
条件で放置したところ、レジスト組成物中に沈澱の析出
が見られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるポリヒドロ
    キシ化合物の1,2−ナフトキノンジアジド−5−(及
    び/又は−4−)スルホン酸エステルとアルカリ可溶性
    樹脂を含有することを特徴とするポジ型フオトレジスト
    組成物。 【化1】 式中、R1〜R5は同一でも異なっても良く、水素原子、
    水酸基、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を表
    し、少なくとも一つは水酸基である。また、Xは単結
    合、または−(CH2 m −基を表し、 Yは−COO−X−基、または−OCO−X−基を表
    す。Zはn価の有機基を表す。nは3〜6の整数、mは
    1〜4の整数を表す。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09311441A (ja) * 1995-10-14 1997-12-02 Kunhoseokyuiiwahaku Jushikuhesa ポジティブ型フォトレジスト組成物

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