JPH0534133B2 - - Google Patents
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- JPH0534133B2 JPH0534133B2 JP10744691A JP10744691A JPH0534133B2 JP H0534133 B2 JPH0534133 B2 JP H0534133B2 JP 10744691 A JP10744691 A JP 10744691A JP 10744691 A JP10744691 A JP 10744691A JP H0534133 B2 JPH0534133 B2 JP H0534133B2
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- Japan
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- substrate
- reflective film
- mold
- protective film
- corner
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C2045/2648—Outer peripheral ring constructions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はコンパクトデイ
スク、ビデオデイスク、光メモリ等を作製する際
に使用して好適なデイスク基板成型用金型に関す
る。
スク、ビデオデイスク、光メモリ等を作製する際
に使用して好適なデイスク基板成型用金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 従来、透明基板上に形成された
ピツトあるいはパンプを情報源とし、これらピツ
トあるいはパンプの表面を反射膜で覆い、基板下
面より放射線をあて、反射光を光−電気変換器に
より情報を電気的に読み取るようにした再生装置
が知られている。 この再生装置に用いられる記録媒体として図3
に示す如きものが提案されている。即ち、図3に
おいて、1はレプリカと称される円盤状の記録媒
体の基板で透光性の樹脂、例えばアクリル樹脂で
構成されている。この基板1の上面には音又は映
像、あるいは音及び映像、あるいはその他の情報
が凸凹状となされた記録面2が形成されている。
凸凹状の記録部は基板1に同心状又はスパイラル
状に、その凹部が不連続となるように形成されて
いる。
ピツトあるいはパンプを情報源とし、これらピツ
トあるいはパンプの表面を反射膜で覆い、基板下
面より放射線をあて、反射光を光−電気変換器に
より情報を電気的に読み取るようにした再生装置
が知られている。 この再生装置に用いられる記録媒体として図3
に示す如きものが提案されている。即ち、図3に
おいて、1はレプリカと称される円盤状の記録媒
体の基板で透光性の樹脂、例えばアクリル樹脂で
構成されている。この基板1の上面には音又は映
像、あるいは音及び映像、あるいはその他の情報
が凸凹状となされた記録面2が形成されている。
凸凹状の記録部は基板1に同心状又はスパイラル
状に、その凹部が不連続となるように形成されて
いる。
【0003】 尚基板1をマスター盤から製作する工
程は、一般に知られているように、マスター盤の
記録面に電鋳を施し、マザー盤を得、このマザー
盤の記録面に電鋳を施し、マザー盤から電鋳層を
剥離してスタンパを得る。
程は、一般に知られているように、マスター盤の
記録面に電鋳を施し、マザー盤を得、このマザー
盤の記録面に電鋳を施し、マザー盤から電鋳層を
剥離してスタンパを得る。
【0004】 尚、スタンパの裏面に補強層を形成し
ておく、このようにして得られたスタンパを金型
内に配し、射出成形あるいは圧縮成形により、上
述基板1がモールド成形される。尚、基板1の中
心にはスピンドル挿入用の孔3が形成されると共
に基板1の中央部分は平面部4となされ、記録面
2と連続し、且つ無記録部分とされている。
ておく、このようにして得られたスタンパを金型
内に配し、射出成形あるいは圧縮成形により、上
述基板1がモールド成形される。尚、基板1の中
心にはスピンドル挿入用の孔3が形成されると共
に基板1の中央部分は平面部4となされ、記録面
2と連続し、且つ無記録部分とされている。
【0005】 このように構成された基板1の上面に
放射線反射膜5が設けられる。この反射膜5は、
例えば、アルミニウムよりなり、例えば、スパツ
タリングあるいは真空蒸着により披着させること
ができる。この場合反射膜5は記録面2はもとよ
り周縁部、中央の平面部4にも一様に被着されて
いる。このように被着された反射膜5は極めて薄
く、傷がつきやすいので、この反射膜5の上面に
平面状に、例えば、紫外線硬化樹脂を塗布した
後、紫外線を照射して、これを硬化して保護膜6
を被着している。
放射線反射膜5が設けられる。この反射膜5は、
例えば、アルミニウムよりなり、例えば、スパツ
タリングあるいは真空蒸着により披着させること
ができる。この場合反射膜5は記録面2はもとよ
り周縁部、中央の平面部4にも一様に被着されて
いる。このように被着された反射膜5は極めて薄
く、傷がつきやすいので、この反射膜5の上面に
平面状に、例えば、紫外線硬化樹脂を塗布した
後、紫外線を照射して、これを硬化して保護膜6
を被着している。
【0006】 斯かる従来の記録媒体に於いては反射
膜5は一般にアルミニウムが用いられており、こ
の反射膜5は基板1の周縁部にまで至つており、
この周縁部において反射膜5は空気にさらされて
いるため、この反射膜5の周縁部が酸化し、この
酸化部分が基板1から部分的に剥がれ、この剥が
れた箇所が、湿気により更に酸化し、この部分が
基板1より剥がれ、この様にして、この剥離が内
部にまで及ぶという不都合があつた。
膜5は一般にアルミニウムが用いられており、こ
の反射膜5は基板1の周縁部にまで至つており、
この周縁部において反射膜5は空気にさらされて
いるため、この反射膜5の周縁部が酸化し、この
酸化部分が基板1から部分的に剥がれ、この剥が
れた箇所が、湿気により更に酸化し、この部分が
基板1より剥がれ、この様にして、この剥離が内
部にまで及ぶという不都合があつた。
【0007】 斯かる点に鑑み反射膜5の周縁部が酸
化するのを防止するようにし、この反射膜5を確
実に保護できるようにしたものとして図4〜図6
に示す如きものが提案されている。
化するのを防止するようにし、この反射膜5を確
実に保護できるようにしたものとして図4〜図6
に示す如きものが提案されている。
【0008】 以下、図4〜図6につき説明するに、
この図4〜図6に於いて図3に対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。 本例においてはモールド成形された基板1の上
面に放射線反射膜を、例えば、スパツタリング又
は真空蒸着により披着するのに図4に示す如く基
板1の無記録部分である内周部4a及び外周部1
aに円状のマスク7及びリング状マスク8を配す
る。
この図4〜図6に於いて図3に対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。 本例においてはモールド成形された基板1の上
面に放射線反射膜を、例えば、スパツタリング又
は真空蒸着により披着するのに図4に示す如く基
板1の無記録部分である内周部4a及び外周部1
aに円状のマスク7及びリング状マスク8を配す
る。
【0009】 図4例ではリング状マスク8は基板1
のホルダー9に段差を設け、この段差部がリング
状マスク8を構成するようにしたものである。 その後、スパツタリング又は真空蒸着等の手法
により矢印方向よりアルミニユウム分子をあてる
様にして図5に示す如く基板1の上面の内周部4
a及び外周部1aを除いた部分に反射膜5を披着
する如くする。換言すればマスク7及び8によ
り、基板1の内周部4a及び外周部1aには反射
率が披着されることがない。
のホルダー9に段差を設け、この段差部がリング
状マスク8を構成するようにしたものである。 その後、スパツタリング又は真空蒸着等の手法
により矢印方向よりアルミニユウム分子をあてる
様にして図5に示す如く基板1の上面の内周部4
a及び外周部1aを除いた部分に反射膜5を披着
する如くする。換言すればマスク7及び8によ
り、基板1の内周部4a及び外周部1aには反射
率が披着されることがない。
【0010】 次に図6に示す如く、この反射率5が
披着された基板1の上面に平面状に、例えば、紫
外線硬化樹脂を塗布し、その後、この紫外線硬化
樹脂に紫外線を照射して、これを硬化して保護膜
6を被着する。この場合、図6より明らかな如く
基板1の内周部4a及び外周部1aでは保護膜6
が直接板1に被着されており、反射膜5の周縁部
は保護膜6により覆われているので、この反射膜
5が直接空気にさらされることがない。
披着された基板1の上面に平面状に、例えば、紫
外線硬化樹脂を塗布し、その後、この紫外線硬化
樹脂に紫外線を照射して、これを硬化して保護膜
6を被着する。この場合、図6より明らかな如く
基板1の内周部4a及び外周部1aでは保護膜6
が直接板1に被着されており、反射膜5の周縁部
は保護膜6により覆われているので、この反射膜
5が直接空気にさらされることがない。
【0011】 斯かる記録媒体は基板1の内周部4a
及び外周部1aに反射膜5を被着することなく、
保護膜6を、この反射膜5の周縁部を覆つて基板
1に被着しているので、反射膜5の周縁部が確実
に被着され反射膜5が直接空気にさらされること
がないので、この反射膜5が酸化する虞れがな
く、この反射膜5を保護することができる。
及び外周部1aに反射膜5を被着することなく、
保護膜6を、この反射膜5の周縁部を覆つて基板
1に被着しているので、反射膜5の周縁部が確実
に被着され反射膜5が直接空気にさらされること
がないので、この反射膜5が酸化する虞れがな
く、この反射膜5を保護することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 しかしなが
ら、上記の従来の技術の図4〜図6例では、円状
のマスク7及びリング状マスク8を必要とすると
共に、それだけ工数を必要とし、生産性が悪くな
る不都合があつた。
ら、上記の従来の技術の図4〜図6例では、円状
のマスク7及びリング状マスク8を必要とすると
共に、それだけ工数を必要とし、生産性が悪くな
る不都合があつた。
【0013】 又上述実施例に於いても基板1をモー
ルドに成形するときは図7に示す如く移動金型1
1にスタンパ12を配し、この移動金型11に設
けられたスタンパ12と固定金型13に設けられ
た外周リング14とで基板1を形成するキヤビテ
イ15を形成して、このキヤビテイ15に、例え
ば、アクリル樹脂を注入して成形するのである
が、このスタンパ12と外周リング14との間に
合わせ面A,Bのパーテイング面16があり、こ
のため一般に基板1の成形品には、スタンパ12
の出来上がり誤差のために図8のに示す如くコー
ナーバリ1bを生じ易い。このコーナーバリ1b
部のため、保護膜6の強度が弱くなり、完成後の
落下等でコーナーバリ部1の保護膜6が破損し易
く、一旦保護膜6が破損したときは反射膜5が直
接周囲雰囲気に触れることになり、この反射膜5
が浸食されることとなる。
ルドに成形するときは図7に示す如く移動金型1
1にスタンパ12を配し、この移動金型11に設
けられたスタンパ12と固定金型13に設けられ
た外周リング14とで基板1を形成するキヤビテ
イ15を形成して、このキヤビテイ15に、例え
ば、アクリル樹脂を注入して成形するのである
が、このスタンパ12と外周リング14との間に
合わせ面A,Bのパーテイング面16があり、こ
のため一般に基板1の成形品には、スタンパ12
の出来上がり誤差のために図8のに示す如くコー
ナーバリ1bを生じ易い。このコーナーバリ1b
部のため、保護膜6の強度が弱くなり、完成後の
落下等でコーナーバリ部1の保護膜6が破損し易
く、一旦保護膜6が破損したときは反射膜5が直
接周囲雰囲気に触れることになり、この反射膜5
が浸食されることとなる。
【0014】 本発明は、上記課題に鑑みてなされ、
成形基板を用いる記録媒体における保護膜の破損
を改善でき、さらに基板の生産性が向上する優れ
たデイスク基板成型用金型を提供することを目的
とする。
成形基板を用いる記録媒体における保護膜の破損
を改善でき、さらに基板の生産性が向上する優れ
たデイスク基板成型用金型を提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記
課題を解決するために、例えば、図1乃至図2に
示すように、スタンパ12が取り付けられた第1
の金型11と、外周リング14が設けられた第2
の金型13とを備え、スタンパ12と第2の金型
13と外周リング14によつてキヤビテイ15を
形成するデイスク基板成形用金型において、外周
リング14のキヤビテイ15を形成する側の面に
アンダーカツト部14aを設けたものである。
課題を解決するために、例えば、図1乃至図2に
示すように、スタンパ12が取り付けられた第1
の金型11と、外周リング14が設けられた第2
の金型13とを備え、スタンパ12と第2の金型
13と外周リング14によつてキヤビテイ15を
形成するデイスク基板成形用金型において、外周
リング14のキヤビテイ15を形成する側の面に
アンダーカツト部14aを設けたものである。
【0016】
【作用】 本発明のデイスク基板成形用金型によ
れば、キヤビテイ15を形成する側面に設けたア
ンダーカツト部14aにより、最外周のコーナー
バリが基板の最外周縁より内側に発生し、この基
板を用いた記録媒体でのコーナーバリによる保護
膜の強度低下が発生せず、完成後の落下等でのコ
ーナーバリの保護膜が破損し難く、反射膜が直接
周囲雰囲気に触れることがなく、反射膜の浸食が
発生しなくなる。 さらに、反射膜を被着するためのマスク等を使
用することがでないので、生産性が向上する。
れば、キヤビテイ15を形成する側面に設けたア
ンダーカツト部14aにより、最外周のコーナー
バリが基板の最外周縁より内側に発生し、この基
板を用いた記録媒体でのコーナーバリによる保護
膜の強度低下が発生せず、完成後の落下等でのコ
ーナーバリの保護膜が破損し難く、反射膜が直接
周囲雰囲気に触れることがなく、反射膜の浸食が
発生しなくなる。 さらに、反射膜を被着するためのマスク等を使
用することがでないので、生産性が向上する。
【0017】
【実施例】 以下、本発明のデイスク基板成型用
金型の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1及び図2において、従来の図3〜図8に対
応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。 本例に於いては、図2に示す如く、例えば、ア
クリル樹脂よりなる基板の外周縁の略中央部1C
を基板1の信号部、即ち、記録面2を有する一表
面の最外周及び他表面の最外周より外径方向に、
例えば、0.2mm突出させるが如く、所謂、コーナ
ー面取りを行う。
金型の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 図1及び図2において、従来の図3〜図8に対
応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明
は省略する。 本例に於いては、図2に示す如く、例えば、ア
クリル樹脂よりなる基板の外周縁の略中央部1C
を基板1の信号部、即ち、記録面2を有する一表
面の最外周及び他表面の最外周より外径方向に、
例えば、0.2mm突出させるが如く、所謂、コーナ
ー面取りを行う。
【0018】 斯かる本例に依る基板1をモールド成
形する場合、図1に示す如く図7に於ける金型に
於いて固定金型13の外周リング14にアンダー
カツト14aを設ける如くする。このアンダーカ
ツト14aの深さは樹脂の成形収縮率に見合つた
寸方、例えば、0.2mmとする。こうすることによ
り製品、即ち、基板1を移動金型11、固定金型
13から取り出す場合に容易となる。 金属反射膜5及び保護膜6の被着は図3例と同
様に行う。この場合保護膜6はコーナーバリ1b
を覆う如くコーナー面取り部1dまで覆う如く被
着する。
形する場合、図1に示す如く図7に於ける金型に
於いて固定金型13の外周リング14にアンダー
カツト14aを設ける如くする。このアンダーカ
ツト14aの深さは樹脂の成形収縮率に見合つた
寸方、例えば、0.2mmとする。こうすることによ
り製品、即ち、基板1を移動金型11、固定金型
13から取り出す場合に容易となる。 金属反射膜5及び保護膜6の被着は図3例と同
様に行う。この場合保護膜6はコーナーバリ1b
を覆う如くコーナー面取り部1dまで覆う如く被
着する。
【0019】 本例に依る記録媒体は上述の如く構成
されているので従来同様に基板1の裏面より放射
線を照射し、反射面5から反射された孔−電気変
換器により電気信号に変換して情報信号を読み取
ることができる。又本例に於いて基板1のコーナ
ー面取り部1dまで覆う如く、保護膜6を設けた
ので反射膜5の周縁部は保護膜6により覆われ、
この反射膜5が直接周囲雰囲気に触れることがな
い。
されているので従来同様に基板1の裏面より放射
線を照射し、反射面5から反射された孔−電気変
換器により電気信号に変換して情報信号を読み取
ることができる。又本例に於いて基板1のコーナ
ー面取り部1dまで覆う如く、保護膜6を設けた
ので反射膜5の周縁部は保護膜6により覆われ、
この反射膜5が直接周囲雰囲気に触れることがな
い。
【0020】 又本例においては、反射膜5を被着す
るのにマスク等を使用することがないので、それ
だけ工数が少なく、それだけ生産性を向上するこ
とができる。 又更に本例では基板1の外周縁の略中央部1C
を基板1の信号部、即ち、記録面2を有する一表
面の最外周より外径方向に突出させているので、
移動金型11、固定金型13の合わせ面Cのパー
テイング面16により、この一表面の最外周にコ
ーナーバリ1bを生じても、このコーナーバリ1
bが基板1の最外周縁1Cより内側にあるので、
取り扱い上、この基板1の外周に物が接触して
も、このコーナーバリ1b上の保護膜6を破損す
ることがない利益がある。
るのにマスク等を使用することがないので、それ
だけ工数が少なく、それだけ生産性を向上するこ
とができる。 又更に本例では基板1の外周縁の略中央部1C
を基板1の信号部、即ち、記録面2を有する一表
面の最外周より外径方向に突出させているので、
移動金型11、固定金型13の合わせ面Cのパー
テイング面16により、この一表面の最外周にコ
ーナーバリ1bを生じても、このコーナーバリ1
bが基板1の最外周縁1Cより内側にあるので、
取り扱い上、この基板1の外周に物が接触して
も、このコーナーバリ1b上の保護膜6を破損す
ることがない利益がある。
【0021】 尚、上述実施例では基板1の外周縁の
略中央部1Cを外径方向に突出させる如く述べた
が、この形状は上述例に限らず、基板1の外周縁
の少なくとも一部を、この信号部を有する一表面
の最外周より外径方向に突出させるようにすれば
上述同様の作用効果が得られることは勿論であ
る。 また、本発明は上述実施例に限らず本発明の要
旨を逸脱することなく、その他種々の構成が取り
えることは勿論である。
略中央部1Cを外径方向に突出させる如く述べた
が、この形状は上述例に限らず、基板1の外周縁
の少なくとも一部を、この信号部を有する一表面
の最外周より外径方向に突出させるようにすれば
上述同様の作用効果が得られることは勿論であ
る。 また、本発明は上述実施例に限らず本発明の要
旨を逸脱することなく、その他種々の構成が取り
えることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】 以上の説明から理解されるよう
に、本発明のデイスク基板成型用金型によれば、
第1の金型のスタンパと、第2の金型と外周リン
グのキヤビテイを形成する側の面にアンダーカツ
トを設け、最外周のコーナーバリが基板の最外周
縁より内側に発生するため、この基板を用いた記
録媒体でのコーナーバリによる保護膜の強度低下
が発生せず、完成後の落下等でのコーナーバリの
保護膜が破損し難く、反射膜が直接周囲雰囲気に
触れることがなく、反射膜の浸食が発生しないと
いう効果を有する。 さらに、反射率を被着するためのマスク等を使
用することがないので、工数が低減して生産性が
向上するという効果を有する。
に、本発明のデイスク基板成型用金型によれば、
第1の金型のスタンパと、第2の金型と外周リン
グのキヤビテイを形成する側の面にアンダーカツ
トを設け、最外周のコーナーバリが基板の最外周
縁より内側に発生するため、この基板を用いた記
録媒体でのコーナーバリによる保護膜の強度低下
が発生せず、完成後の落下等でのコーナーバリの
保護膜が破損し難く、反射膜が直接周囲雰囲気に
触れることがなく、反射膜の浸食が発生しないと
いう効果を有する。 さらに、反射率を被着するためのマスク等を使
用することがないので、工数が低減して生産性が
向上するという効果を有する。
【図1】本発明のデイスク基板成型用金型の一実
施例の構成を示す断面図である。
施例の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示すデイスク基板成型用金型によ
る成型基板を用いた記録媒体の構成を示す断面図
である。
る成型基板を用いた記録媒体の構成を示す断面図
である。
【図3】従来の記録媒体の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図4】従来例の他の構成の記録媒体の作製工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】図4に続く反射膜を被着する状態の作製
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図6】図5に示す作製工程の後の完成した記録
媒体の構成を示す断面図である。
媒体の構成を示す断面図である。
【図7】従来例のデイスク基板成型用金型の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】図7に示すデイスク基板成型用金型で作
製された成形基板を用いた記録媒体の構成を示す
断面図である。
製された成形基板を用いた記録媒体の構成を示す
断面図である。
1 基板
11 移動金型
12 スタンパ
13 固定金型
14 外周リング
14 aアンダーカツト
15 キヤビテイ
16 パーテイング面
Claims (1)
- 【請求項1】 スタンパが取り付けられた第1の
金型と、外周リングが設けられた第2の金型とを
備え、上記スタンパと上記第2の金型と上記外周
リングによつてキヤビテイを形成するデイスク基
板成型日金型において、 上記外周リングの上記キヤビテイを形成する側
の面のアンダーカツト部を設けてなるデイスク基
板成型用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744691A JPH04226318A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | ディスク基板成型用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10744691A JPH04226318A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | ディスク基板成型用金型 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58187338A Division JPS6079540A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 光学式記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04226318A JPH04226318A (ja) | 1992-08-17 |
JPH0534133B2 true JPH0534133B2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=14459359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10744691A Granted JPH04226318A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | ディスク基板成型用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04226318A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5296459B2 (ja) | 2008-08-27 | 2013-09-25 | 株式会社精工技研 | ディスク成形用金型、外周リング、ディスク基板及びその成形方法 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP10744691A patent/JPH04226318A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04226318A (ja) | 1992-08-17 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
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