JPH0534133A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH0534133A
JPH0534133A JP18800091A JP18800091A JPH0534133A JP H0534133 A JPH0534133 A JP H0534133A JP 18800091 A JP18800091 A JP 18800091A JP 18800091 A JP18800091 A JP 18800091A JP H0534133 A JPH0534133 A JP H0534133A
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JP
Japan
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coil
circuit
moving body
receiving coil
magnetostrictive
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JP18800091A
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JP3060618B2 (ja
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Yoshio Yokogawa
芳夫 横川
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Shimadzu Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】占有するスペースが狭い位置検出装置を提供す
ること。 【構成】磁歪体2にそれぞれ巻着される送信コイル3と
受信コイル4と、これら両コイル3、4で形成される発
振回路5と、発振回路5の発振周波数を測定して両コイ
ル3、4間の相対距離を認識する距離認識回路6とで構
成される。磁歪体2と送信コイル3と受信コイル4とで
遅延線路を形成しているので、移動体1が移動すると、
両コイル間の信号伝播遅延時間が変わり、発振回路5の
発振周波数が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ペンレコーダー等の
移動体の位置を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペンレコーダー等の移動体(ペ
ン、針など)の位置を検出する場合、もっぱら慴動抵抗
によるポテンショメータを利用してきた。このポテンシ
ョメータを図5に則して説明すると、慴動抵抗20は、
抵抗体21と抵抗体21に接触して移動する慴動片22
とで構成されている。そして、抵抗体21は移動体23
の移動位置に沿って設置されており、また慴動片22は
移動体23と連動して移動するよう移動体23に連結さ
れている。なお、抵抗体21の抵抗値は距離に比例する
ので、図5において抵抗体21の左端aと慴動片の位置
cの間の抵抗値をR 1 とし、抵抗体21の右端bと慴動
片の位置cの間の抵抗値をR2 とすると、R 1 ,R2
それぞれac間の距離とcb間の距離に比例する。ま
た、抵抗体のab間には所定の電流Iが流されている。
【0003】以上の構成においてcb間の電圧Ec (=
I×R2)を求めれば、抵抗値R2 がcb間の距離に比
例することから、移動体の位置(cb間の距離)を求め
ることが出来る。つまり、移動体の位置で電圧値Ec
求めれば移動体23の位置を検出できることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
装置の場合、移動体の駆動装置と慴動抵抗を近接して設
けなければならず、また慴動抵抗の小型化が困難なの
で、装置全体として広いスペースを必要とするという問
題がある。また、移動体の位置で検出する電圧はアナロ
グ量であるので、その後の取扱が不便であるという問題
もある。
【0005】この発明はかかる問題点を解決するもので
あって、広いスペースを専有することのない位置検出装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、移動体の移動場所に沿って設置される
磁歪体と、この磁歪体の一端に巻着される送信用コイル
と、前記移動体に設置され、前記磁歪体に沿って移動体
と共に移動する受信用コイルと、この受信用コイルと前
記送信用コイルを含む発振回路と、この発振回路の発振
周波数から送信用コイルと受信用コイルの相対距離を認
識する距離認識回路とで構成されている。
【0007】
【作用】本発明はJoule効果とVillari効果
を利用して、磁歪体を超音波の遅延線路として機能させ
ているので、まずこの点から説明する。送信用コイルに
パルス電流(図2のa参照)を流すと、送信用コイルの
位置にはパルス磁界が発生する。すると、Joule効
果によって磁歪体に機械歪みが発生して超音波パルスが
磁歪体中を伝播する(図2のb参照)。この超音波パル
スは一定時間後、受信用コイルの位置に伝播するが、こ
のときVillari効果によって、受信用コイルには
パルス電圧が発生する(図2のc参照)。以上説明した
ように、送信用コイルに電流が流れてから一定時間後
に、受信用コイルに電圧が発生するのであるから、送信
用コイルと受信用コイルの間の磁歪体はパルス電圧の遅
延線路として機能することになる。
【0008】この発明は、上記磁歪体による遅延線路を
利用したものである。すなわち、本発明に係る発振回路
が遅延線路を利用しており、受信用コイルの受信電圧を
入力側に正帰還することで発振回路を構成している。そ
のため、この発振回路の発振周波数は、送信用コイルと
受信用コイル間の超音波の伝播遅延時間に比例する。そ
して、この伝播遅延時間は送信用コイルと受信用コイル
の距離に比例する。そこで、距離認識回路は、発振回路
の発振周波数を測定して、所定の演算によって送信用コ
イルと受信用コイルの相対距離を求めている。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。この装置は、移動体1と、移動体1の移動位置に
沿って設けられる磁歪体たる純ニッケル細管2と、ニッ
ケル細管2の一端に巻着される送信用コイル3と、移動
体1に設けられ、ニッケル細管2に巻着される受信用コ
イル4と、送信用コイル3と受信用コイル4を含む発振
回路5と、発振回路5の発振周波数から送信用コイル3
と受信用コイル4の相対距離を認識する距離認識回路6
とで構成されている。
【0010】ここで、発振回路5は、送信用コイル3に
電圧を出力する増幅回路5-1と、受信用コイル4の電圧
を受けこの電圧を増幅回路5-1に正帰還させる正帰還回
路5 -2で構成されている。ニッケル細管2の終端部
-1,2-2には、それぞれ粘弾性材料が巻かれ無反射端
となっており、また送信用コイル3と受信用コイル4に
はそれぞれバイアス用磁石3-1,4-1が設けられてい
る。尚、移動体1の下部には、ボールネジ7が貫通して
おり、ボールネジ7の端部に設けられるモータ8の回転
により移動体1がボールネジ7に沿って動く構成になっ
ている。
【0011】次に、ニッケル細管2は、超音波に対する
遅延線路であることを説明する。ニッケル細管2は磁歪
体であるので、送信用コイル3に電流を流して磁界を変
化させると応力が発生する(Joule効果)。そし
て、この応力は超音波の波動となってニッケル細管2を
伝播し、受信用コイル4の位置まで伝わると、受信用コ
イル4の鎖交磁束を変化させて受信用コイル4に電圧を
発生させる(Villari効果)。ここで超音波がニ
ッケル細管2を伝播する速度は、ヤング率/密度のルー
ト値に比例し、約4750m/Sであるので、このニッケ
ル細管2は超音波に対する遅延線路として作用する。つ
まり、ニッケル細管2の送信用コイル3から受信用コイ
ル4までの距離をLmとすると、このニッケル細管2は
L/4750sの遅延時間を生じさせる遅延線路とな
る。
【0012】以上のように遅延線路として動作するニッ
ケル細管2は、送信用コイル3と受信用コイル4と組み
合わされて発振回路5を構成している。従って、発振回
路5は、送信用コイル2と受信用コイル3との相対距離
に比例した周波数のパルスを発振することになる。そこ
で、制御回路6は、この発振周波数を測定して、その周
波数から送信用コイル2と受信用コイル3との相対距離
を求める。
【0013】図3は遅延線路を用いた発振回路を更に具
体的に例示したものである。この発振回路は、トランジ
スタ31と遅延線路32とで構成されており、電源電圧
Eとトランジスタ31のコレクタ端子31-1の間には負
荷抵抗33が接続され、また、コレクタ端子31-1とベ
ース端子31-2の間には遅延線路32とベース抵抗34
が接続されている。送信用コイル3と受信用コイル4
は、遅延線路が等価的に図3の構成となるよう接続す
る。
【0014】図3の回路は、トランジスタ31の増幅出
力eo が遅延線路32を介してベース端子31-2に正帰
還されるので発振回路を形成している。そして、発振周
波数は1/(2×Td )である。なお、Td は遅延回路
での遅延時間(L/4750s)である。図4は遅延線
路を用いた別の発振回路を例示したものであり、NAN
Dゲート35の入出力端子間に遅延線路36を接続して
発振回路を構成している。そして、遅延線路の一端は抵
抗37を介してアースに接続されると共に、別のNAN
Dゲート38に接続されている。なお、送信用コイル3
と受信用コイル4は、遅延線路が等価的に図4の構成と
なるよう接続する。
【0015】以上の構成による図4の回路では1/(2
×Td +tpd)の周波数のパルスを発振する。なお、こ
こでTd は遅延回路での遅延時間(L/4750s)で
あり、tpdはNANDゲート素子の動作遅延時間であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この位置検出装置
では、慴動抵抗より十分小さいニッケル細管を使用して
いるので装置全体がコンパクトであり、広い設置スペー
スを必要とすることがない。また、移動体の位置を周波
数に変換しているので、その後の取扱が便利であるとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】磁歪体を超音波が伝播する状態を示す図形であ
る。
【図3】本発明を構成する発振回路の一実施例である。
【図4】本発明を構成する発振回路の別の一実施例であ
る。
【図5】従来の装置の一部を示す概略図である。
【符号の説明】
1 移動体 2 磁歪体 3 送信用コイル 4 受信用コイル 5 発振回路 6 距離認識回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】駆動装置によって移動する移動体の位置を
    検出する装置であって、 移動体の移動位置に沿って設置される磁歪体と、この磁
    歪体の一端に巻着される送信用コイルと、前記移動体に
    設置され、前記磁歪体に沿って移動体と共に移動する受
    信用コイルと、この受信用コイルと前記送信用コイルを
    含む発振回路と、この発振回路の発振周波数から送信用
    コイルと受信用コイルの相対距離を認識する距離認識回
    路とで構成される位置検出装置。
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