JPS63155826A - デ−タ伝送装置 - Google Patents

デ−タ伝送装置

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JPS63155826A
JPS63155826A JP61301778A JP30177886A JPS63155826A JP S63155826 A JPS63155826 A JP S63155826A JP 61301778 A JP61301778 A JP 61301778A JP 30177886 A JP30177886 A JP 30177886A JP S63155826 A JPS63155826 A JP S63155826A
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JP
Japan
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coil
circuit
data transmission
data
output
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JP61301778A
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Makoto Kanai
金井 眞
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Sumtak Corp
Original Assignee
Sumtak Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2つの装置が所定の距離以内に接近した場合に
両者間においてデータ伝送が無接触状態で行なわれるよ
うにしたデータ伝送装置に関するものである。
(従来の技術) この種のデータ伝送装置は、列車の運行状況を表示する
ためのシステム、又はベルトコンベアによって運ばれる
被作業体の管理を行なうシステム等において広く採用さ
れている。一般に、この種の従来装置では、一方の装置
から他方の装置へ何らかのデータを伝送しようとする場
合、一方の装置に少なくとも1つの発振器を設け、この
発振器からの出力を伝送すべきデータに応じて変調し、
磁気又は光による適宜の結合器を介して他方の装置へデ
ータを送る構成となっている(例えば、特開昭61−1
6385号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上述の従来の構成では、装置が複雑高価となり
、また、子局がシフト状コイルのため、データ伝送を行
なわせるべき2つの装置を殆んど密着させるか、又は特
別な結合用磁路を設け、この磁路の狭い空間内に子局を
挿入し、且つ対応するエネルギー及びデータ送受系統の
入出力手段を高精度に位置合せする必要がある等、使用
上大きな制約を受けるという問題点を有している。
本発明の目的は、したがって、データを送る側の装置の
構成が従来の装置に比べて著しく簡単で済み、データ伝
送を行なうために高精度の位置合せ等の使用上の制約の
ないデータ伝送装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の構成は、第1の装置
と第2の装置とを有し、上記第1及び第2の装置が相対
的に所定の距離以内に接近した場合に上記第1の装置と
上記第2の装置との間のデータ伝送が無接触状態で可能
となるようにしたデータ伝送装置において、上記第1の
装置が、少なくとも1つのコイルを含んで成り所定の周
波数の磁束を発生させるための第1手段と、外部条件の
変化によって生じる上記コイルのインダクタンス変化に
応じて生じる上記第1手段内の信号の変化を検出する検
出手段とを有し、上記第2の装置が、上記コイルから出
力される所定の周波数の磁束と結合する導電体と、上記
磁束により上記導電体内に生じる渦電流の大きさを上記
第2の装置から上記第1の装置へ伝送すべきデータに応
じて変化させるだめの第2手段とを存している点にある
(作 用) 第1の装置と第2の装置とが所定の距離以内に接近した
場合において、第1の装置へ伝送すべきデータに従って
第2の装置の第2の手段が作動すると、コイルからの磁
束によって導電体中に生じている渦電流の大きさがその
データに応じて変化する。この結果、コイルからの磁束
に変化が生じ、コイルのインダクタンスが変化する。コ
イルのインダクタンスの変化は第1手段内の信号を変化
させ、この変化は検出手段により検出される。
したがって、検出手段からの出力により、伝送すべきデ
ータの内容を識別することができる。
(実施例) 以下、図示の実施例により本発明の詳細な説明する。
第1図には、本発明によるデータ伝送装置を産業用ロボ
ットシステムに適用した場合の一実施例が示されている
。データ伝送装置1は、総体的に符号2で示されるベル
トコンベア装置の図示しないフレームに固着された固定
側装置3と、ベルトコンベア装置2によって運搬され作
業用ロボット4によって所定の作業が行なわれる被作業
体5に装着されるカード型の可動側装置6とから成って
いる。
ベルトコンベア装置2によって被作業体5が所定の作業
位置に達したとき、可動側装置6と固定側装置3とが予
め定められた所定距離以内に接近し、可動側装置6から
固定側装置3に対して、無接触状態にて所要のデータを
伝送することができる。
第2図には、第1図に示したデータ伝送装置1の回路図
が示されている。
固定装置3は、コイル11を含んで成る第1回路を備え
、コイル10の一端は所定の一定周波数の正弦波信号を
出力する公知の正弦波発振器12の一方の出力端子に接
続され、その他端は演算増幅回路13の非反転入力端子
子に接続されている。
演算増幅回路13の反転入力端子−には正弦波発振器工
2の他方の出力端子が接続されており、その出力端子と
非反転入力端子との間には正帰還用コイル14が接続さ
れている。正帰還用コイル14は外部からの磁束の影響
を受けることがないように、アースされた磁気シールド
ケース15内に収納されている。正弦波発振器12の発
振周波は、演算増幅器13のスルーブツト特性とマツチ
した周波数に設定されており、演算増幅器13からの出
力信号16の波形すなわち第1回路10からの出力信号
の波形は、コイル11により生じる磁場において導体の
影響がない場合、第3図中に符号Aで示す如(なる。一
方、コイル11により生じる磁場において導体の影響が
所定値以上となると、出力信号16の波形は第3図中に
符号Bで示す如くなる。ここで、出力信号16の波形が
Bで示される様になった場合、その周波数は正弦波発振
器12の周波数に等しくなる。
このように、コイル11により生じる磁場において導体
の影響がある場合とない場合とで第1回路10からの出
力信号16のレベル状態、波形、周波数等が影響を受け
ることになる。出力信号16の上述の変化は、正弦波発
振器12の出力周波数の数周期分であるから、例えばこ
の出力周波数が100kHzであるならば、1周期10
 (μsec )の高々10周期以下の時間、すなわち
高々100〔μsec )以下の時間内に生じることに
なり、これが伝送速度を制限する1つの要因となる。
第2図に示す固定側装置3においては、出力信号16の
上述の変化のうちそのレベル変化を検出するため、出力
信号16は全波整流回路17に入力され、その結果得ら
れた出力電圧■。は、電圧比較回路18において第3図
に示される基準電圧vcと比較される。この基準電圧V
Cのレベルは、出力信号16が波形Aの状態になってい
る場合の出力電圧■。のレベルよりは低く、出力信号1
6が波形Bの状態になっている場合の出力電圧V0のレ
ベルよりは高くなるように設定されている。
したがって、出力信号16の状態が波形Aの状態の場合
には電圧比較回路18の出力19のレベルはrHJとな
り、出力信号16の状態が波形Bの状態の場合には電圧
比較回路18の出力19のレベルはrLJとなる。
次に、固定側装置3に対応する可動側装置6の構成につ
いて説明する。可動側装置6はコイル21を有し、固定
側装置3と可動側装置6との間の相対移動によって固定
側装置3と可動側装置6とが所定の距離以内に接近する
と、コイル11からの磁束Fによる磁場内にコイル21
が入り、磁束Fとコイル21とが鎖交する。コイル21
は例えば銅の如き電気の良導体から成る導電体であるた
め、交流磁束である磁束Fによりコイル21内に種々の
渦電流が発生する。
コイル21内に発生した渦電流の大きさを変化させるこ
とができるようにするため、換言すれば、磁束Fによっ
て作られている磁場内にある導電体であるコイル21の
第1回路10に対する影響度を変化させることができる
ようにするため、コイル21の両端には、スイッチング
素子として働(電界効果トランジスタ22のドレイン−
ソース回路が接続されており、電界効果トランジスタ2
2のゲート−ソース間には、電界効果トランジスタ22
のオン、オフ制御を行なうための公知の駆動回路23が
接続されている。符号24で示されるのは、可動側装置
6が固定側装置3に対して送るべきデータを保持してお
り、この保持されたデータに従って駆動回路23にオン
/オフ信号26を後述の如くして供給するためのデータ
処理回路であり、駆動回路23とデータ処理口a24と
には、固定側装置3から出力される電磁エネルギーを利
用して直流電力を得るように構成されている直流電源回
路15から必要な電力が供給されている。
なお、導電体であるコイル21に生じるエネルギーは固
定側装置3からの磁束Fによってのみもたらされ、直流
電源15からのエネルギーは関与していない。
可動側装置6が固定個装W3と所定の距離以内に接近し
、コイル21が磁束Fと鎖交する状態となったとき、電
界効果トランジスタ22がオン状態となっていると、コ
イル21内には磁束Fの変化に応じた電流が流れる。し
かし、電界効果トランジスタ22がオフ状態となってい
ると、磁束Fの状態変化に拘らずコイル21には磁束F
による電流は流れない。したがって、このときデータ処
理回路24からのオン/オフ信号26によす電界効果ト
ランジスタ22が伝送すべきデータに従ってオン、オフ
されると、コイル21に流れる渦電流の大きさがこれに
従って変化する。固定側装置3の第1回路10はコイル
21内の渦電流の変化に応答し、これにより、電圧比較
回路18の出力端子19から伝送すべきデータに応じて
レベル変化する信号を受信信号として得ることができる
この場合、伝送データの速さは、第1回路10の応答速
度(既述)を考慮して適宜の速さに定めれば、可動側装
置6からの伝送データを固定側装置3において再現する
ことができる。
上記説明から明らかなように、可動側装置6は、コイル
21、コイル21の両端を短絡、開放させるためのスイ
ッチとして働く電界効果トランジスタ22及びそのスイ
ッチング操作のための回路を備えているが、コイル2工
に対する発振器、エネルギー注大器系統が不要であり、
その回路構成は従来のものに比べて著しく簡単になり、
且つ直流電源15からの電力の消費も極めて少ない。
第2図に示す実施例では、導電体として用いられている
コイル21は、導線を複数回巻いて成るも6を使用した
が、例えば第4図に示されるように、夫々独立したn個
のコイル301.3L、・・・。
30nを同軸上に配置し、コイル301乃至30゜に夫
々スイッチングトランジスタ31.乃至31.1を設け
、これらのスイッチングトランジスタ31を乃至31゜
の各ゲートに接続された抵抗器32゜乃至327を介し
てオン/オフ信号16を各スイッチングトランジスタ3
1.乃至31、に供給する構成としてもよい。このよう
な構成は、可動側装置6のコイル21及び電界効果トラ
ンジスタ22の部分の集積化に好適である。
さらに、コイル21に代えて、第5図に示される渦巻状
コイル35を用い、導電体である渦巻状コイル35に、
より一層多(の渦電流を流しうるようにしてもよい。こ
のような構成は、導電体の高密度多層シートコイル化に
好適である。
第6図には、第2図に示したデータ処理回路24及び電
源回路25の詳細回路図が示されている。
電源回路25は、固定側装置3のコイル11から送出さ
れる電磁エネルギーを受は取るための受波コイル41を
有し、受波コイル41の出力には、スイッチングトラン
ジスタ42を介して両波整流回路43が接続されている
。スイッチングトランジスタ42のゲート端子Gとアー
スとの間には、スイッチングトランジスタ42をオン、
オフさせるための公知の駆動回路44が設けられており
、駆動回路44の制御端子44aをアースレベルとした
場合にのみスイッチングトランジスタ42がオフとなり
、制御端子44aのレベルが所定の高レベル状態又は無
接続の場合にはスイッチングトランジスタ42がオンと
なる構成である。
両波整流回路43の出力側には、平滑用のコンデンサ4
5、電圧制限用の定電圧ダイオード46、公知の三端子
レギュレータ47及び充電用のコンデンサ48が図示の
如く接続されており、充電用のコンデンサ48の両端か
ら所要の直流電圧Eが取り出される。この直流電圧Eは
、可動側装置6内の各回路に供給される。符号49で示
されるのは、レベル判別回路であり、コンデンサ48の
両端に生じる直流電圧已に応答し、直流電圧Eのレベル
が予め定められた所定のレベル以上となった時にその出
力端子50のレベルがrHJとなる。
出力端子50からの出力は、以下において詳しく述べる
データ処理回路24に作動開始信号STとして供給され
ている。
データ処理装置24は、固定側装置3に対して伝送すべ
きデータが格納されているメモリ61を有し、電源回路
50から作動開始信号STが入力されたことに応答して
メモリ61内の所要のデータを読出し、この読出された
データに従うオン/オフ信号26を出力する構成となっ
ている。図示の実施例では、メモリ61は、記憶内容を
電気的に書き変えることが可能な不揮発性のメモリであ
るEEF ROMとなっており、外部から入力される入
力データDiの内容を記憶することができ、一旦記憶さ
れたその記憶内容は直流電圧Eの値が零となっても保持
される。
作動開始信号STはフリップ・フロップ(F−F)62
にセント信号として入力されており、作動開始信号ST
のレベルがrLJからrHJに変化したときにその出力
Q、のレベルがrLJからrHJに変化し、rHJレベ
ルの状態が保持される(第7図(al、 (bl参照)
。出力Q、はパルス発生器63に制御信号として入力さ
れており、出力Q1のレベルがrHJとなっている期間
だけ、パルス発生器63から所定の周期の繰返しパルス
信号Pがパルス発生器63から出力され(第7図(C)
)、リングカウンタ64にカウントパルスとして入力さ
れる。
リングカウンタ64はカウントパルスとして入力される
繰返しパルス信号Pに応答し、第1乃至第3タイミング
パルスT P + 、 T P t 、 T P 3を
、第7図(d>、 (e)、 (f)に示されるタイミ
ングで、夫々出力する。
第1タイミングパルスTP、は出力Q、のレベルが時刻
txt、で「HJレベルとなった後パルス発生器63か
ら1番目に出力されるパルスP。
と同一のタイミングで出力されるものであり、メモリ6
1に読出しパルスとして入力される。メモIJ61は第
1タイミングパルスTP、の印加に応答し、予め記憶さ
れている8ビツトのデータをパラレル出力データD0と
して出力し、パラレル/シリアル変換器65に供給する
。第1タイミングパルスTP、はまたパラレル/シリア
ル変換器65に書込み信号としても供給されており、メ
モリ61から読出されたパラレル出力データD0が第1
タイミングパルスT P + の出力タイミングにおい
てパラレル/シリアル変換器65にセットされる。
1=1.後においてパルス発生器63から2番目に出力
されるパルスP、と同一のタイミングで出力される第2
タイミングパルスTP、は、フリップ・フロップ(F−
F)66にセットパルスとして入力されており、第2タ
イミングパルスTP。
の立上りタイミング(t”tz)でその出力Q2のレベ
ルをrLJからrHJレベルに変更する。出力Q2は一
方の人力に繰返しパルス信号Pが人力されているアンド
ゲート67の他方の入力に印加されており、したがって
、第2タイミングパルスTP2が立上る時刻1=1.以
後は、繰返しパルス信号Pがアンドゲート67を介して
パラレル/シリアル変換器65にクロックパルス信号G
Kとして印加されることになり(第7図(g)、 (h
)) 、このクロックパルス信号GKを構成する各パル
スにより、パラレル/シリアル変換器65にセットされ
た8ビツトのパラレルデータがシリアルデータとして順
次出力される。
時刻1=1.において、クロックパルス信号CKの第8
番目のパルスが出力されると同時に第3タイミングパル
スTP3がリングカウンタ64から出力され、フリップ
・フロップ66にリセットパルスとして印加される。フ
リップ・フロップ66は第3タイミングパルスT P 
sの立下りタイミングにおいてリセットされ、その出力
Q2のレベルがrHJからrLJに変化する。この結果
、アンドゲート67は閉じられ、以後クロックパルス信
号CKがパラレル/シリアル変換器65に印加されるこ
とがない、第3タイミングパルスTP、は、また、フリ
ップ・フロップ62にもリセットパルスとして同時に印
加されており、第3タイミングパルスTP、の立下りタ
イミングにおいてフリップ・フロップ62がリセットさ
れ、その出力Q。
のレベルがrLJとなり、繰返しパルス信号Pの出力が
停止する(第7図(b)、 (C))。
上記説明から判るように、作動開始信号STのレベルが
rHJからrLJに変化することによってデータ処理回
路24のメモリ61のメモリ内容に従うオン/オフ信号
26が出力されるものであり、作動開始信号STのレベ
ルがrLJからrHJになるタイミングは、電圧Eのレ
ベルが回路の動作を確保できる範囲内にある限り、デー
タ処理回路24の動作に何らの影響をも与えないもので
ある。
このような構成による。と、可動側装置6が固定側装置
3に対して相対的に移動し、固定側装置3と所定の距離
以内となると固定側装置3のコイル11からの磁束Fに
よって、可動側装置6の電源回路25のコイル41に交
流電圧が誘起され、これにより直流電圧Eが出力される
。この直流電圧E゛のレベルは、可動側装置6と固定側
装置3との間の距離が両者間のデータ伝送可能な所定の
距離になったときにレベル判別回路49の出力レベルを
rHJレベルとするに足るレベルとなるようにレベル判
別回路49が調整されており、作動開始信号STのレベ
ルが「L」からrHJに変化する。
この時の直流電圧Eの値は、各回路を作動させるのに充
分なレベルとなっており、作動開始信号STのレベルが
rLJからrHJに変化したことにより、データ処理回
路24のメモリ61に予めストアされている伝送すべき
データが、パラレル/シリアル変換器65からrHJ又
はrLJレベルの2値信号の形態で出力される。この出
力はオン/オフ信号26として駆動回路23に入力され
、電界効果トランジスタ22がこのオン/オフ信号26
に従って、オン、オフされる。このときコイル11から
の磁束Fはコイル21と鎖交しており、コイル21にお
いて発生している渦電流の大きさがオン/オフ信号26
に応じて変化する。
この結果、固定側装置3の電圧比較回路18から、所要
の伝送すべきデータに応じた信号が出力19として得ら
れる。すなわち、固定側装置3と可動側装置6とが所定
の距離以内に接近することにより、非接触の状態で可動
側装置6から固定側装置3ヘデータの伝送が行なわれる
ことになる。
可動側装置6からのデータ伝送が終了すると、データ処
理回路24のフリップ・フロップ62゜66はリセット
されて待機状態となる。可動側装置6が固定側装置3又
はその他の固定側装置に接近し、作動開始信号STのレ
ベルが再びrLJからrHJに変化すると、同様にして
データの伝送が行なわれる。
なお、上記説明では、伝送すべきデータが8ビツトの場
合を例に挙げて説明したが、伝送すべきデータは8ビツ
トに限定されるものではなく、任意のビット数のもので
よく、この場合には第3タイミングパルスTP3の出力
タイミングをデータのビット数に合せて調節する必要が
ある。
以上、本発明を1つの実施例に基づいて説明したが、本
発明はこの実施例の構成に限定されるものではな(、本
発明の精神の範囲内において種々の変形が可能である。
たとえば、第2図に示されるコイル11.14に適宜の
値のコンデンサを並列接続し、適切な共振状態を得るこ
とによって回路の作動効率を高めてもよいし、また、コ
イル21の場合には直列にコンデンサを挿入し、磁束F
の周波数にマツチした共振回路が構成されるようにして
、その伝送効率を高めることが可能である。第4図及び
第5図に示すコイルを使用する場合も同様に、各コイル
に直列にコンデンサを挿入することにより、回路の効率
を改善しうるちのである。
また、第6図に示した電源回路25のコイル41に誘起
される電圧を高めるため、両波整流回路43の入力と並
列にコンデンサを設けてもよい。
第8図には、第2図に示した第1回路10と同等の機能
を有する回路100を有する固定側装置3の他の実施例
が示されている。この実施例では、回路100が、可動
側装置に対して所要の磁束を与えるためのコイル101
と、別のコイル102と、抵抗器103,104とから
成るブリッジ回路105を有し、ブリッジ回路105の
対向する接続点x、  y間に発振器106を接続し、
ブリッジ回路105の出力電圧V、を、入力抵抗器10
7゜108を介して演算増幅器109に入力して成る構
成となっている点で第2図のものと異なっている。コイ
ル102は磁気シールド110によって磁気的に外部か
ら遮へいされており、コイル101による磁場内での導
電体の影響により、コイル101のインダクタンスが変
化し、これがプリフジ回路105の平衡状態に影響を与
え、出力電圧■、のレベルに変化を与える構成となって
いる。
第9図には、第2図に示した第1回路と同等の機能を有
する回路120を有する固定側装置3の別の実施例が示
されている。この実施例では、回路120が、可動側装
置に対して所要の磁束を与えるためのコイル121にコ
ンデンサ122を並列接続して並列共振回路123を構
成し、この並列共振回路123に発振器124からの発
振出力を与えると共に、並列共振回路123の両端の電
圧を増幅器125によって増幅して取り出すように構成
されている。この構成によると、コイル121によって
与えられる磁場内での導電体の影響によりコイル121
のインダクタンスが変化し、これにより並列共振回路1
23の共振周波数が変化して増幅器125の出力レベル
に相応した変化が生じることになる。
第10図には、第2図に示した第1回路と同等の機能を
有する回路130を有する固定側装置3の更に別の実施
例が示されている。この実施例では、回路130が、可
動側装置に対して所要の磁束を与えるためのコイル13
1を含み、コンデンサ132、増幅器133及び帰還抵
抗器134と共に自励発振回路として構成されており、
コイル131により形成される磁場内での導電体の影響
によるコイル131のインダクタンスの変化を回路13
0からの出力周波数の変化として取り出し、この周波数
変化を周波数−電圧(F/V)変換器135によって電
圧のレベル変化に変換し、周波数−電圧変換器135の
出力を電圧比較回路18に入力するようにした構成であ
る。
なお、第8図乃至第10図において、第2図の各部と同
一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
第8図において示した各回路のコイル101゜102に
適宜コンデンサを並列に接続して共振回路を構成し、回
路の効率を改善するようにしてもよいことは勿論である
。又第2図及び第8図乃至第10図に示す電圧比較回路
18は、そのオン。
オフ状態の切換時の動作の安定化を図るために、ヒステ
リシス特性を有する構成のものを用いてもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、上述の如く、一方の装置のみにエネル
ギー注入系統を設け、他方の装置には上記一方の装置に
よって作られる磁場により渦電流を生じさせるための導
電体と、この導電体内に生じる渦電流を変化させるため
の手段とを設けるだけでよいので、特に、他方の装置の
構成が著しく簡単となる。さらに、一方の装置によって
作られる磁場内において導電体に生じる渦電流の大きさ
を変化させることにより、他方の装置から一方の装置へ
データの伝送が行なわれる構成であるから、再装置が適
度に接近した状態にあればデータの伝送を充分良好に行
なうことができ、再装置間における高精度の位置合せは
不必要であり、したがって、その応用範囲は著しく広い
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のデータ伝送装置を産業用ロボットシス
テムに適用した場合の一実施例を示すシステムの概略図
、第2図は第1図に示したデータ伝送装置の回路図、第
3図は第2図に示した第1回路10の出力信号の波形図
、第4図は第2図に示した可動側装置の要部の変形例を
示す要部回路図、第5図は第2図に示した可動側装置の
コイルの変形例を示す斜視図、第6図は第2図に示す可
動側装置内のデータ処理回路及び電源回路の詳細回路図
、第7図(al乃至第7図(hlは第6図に示したデー
タ処理回路の動作を説明するための各部信号の波形図、
第8図乃至第10図は、夫々、第2図に示した固定側装
置の他の実施例を示す回路図である。 1・・・データ伝送装置、3・・・固定側装置、6・・
・可動側装置、10・・・第1回路、11・・・コイル
、12・・・正弦波発振器、13・・・演算増幅回路、
14・・・正帰還用コイル、16・・・出力信号、19
・・・出力、21・・・コイル、22・・・電界効果ト
ランジスタ、2゛4・・・データ処理回路、25・・・
電源回路、26・・・オン/オフ信号、30.乃至30
fi・・・コイル、31、乃至317・・・スイッチン
グトランジスタ、35・・・渦巻状コイル、100,1
20,130・・・回路、101,121.131・・
・コイル、Do・・・パラレル出力データ、F・・・磁
束、E・・・直流電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1の装置と第2の装置とを有し、前記第1及び第
    2の装置が相対的に所定の距離以内に接近した場合に前
    記第1の装置と前記第2の装置との間のデータ伝送が無
    接触状態で可能となるようにしたデータ伝送装置におい
    て、前記第1の装置が、少なくとも1つのコイルを含ん
    で成り所定の周波数の磁束を発生させるための第1手段
    と、外部条件の変化によって生じる前記コイルのインダ
    クタンス変化に応じて生じる前記第1手段内の信号の変
    化を検出する検出手段とを有し、前記第2の装置が、前
    記コイルから出力される前記所定の周波数の磁束と結合
    する導電体と、前記磁束により前記導電体内に生じる渦
    電流の大きさを前記第2の装置から前記第1の装置へ伝
    送すべきデータに応じて変化させるための第2手段とを
    有していることを特徴とするデータ伝送装置。 2、前記第2手段が前記伝送すべきデータに応じてオン
    、オフされるスイッチ手段である特許請求の範囲第1項
    記載のデータ伝送装置。 3、前記第1手段が、前記コイルに接続された発振器と
    、前記コイルを介して流れる前記発振器からの出力が入
    力されている差動増幅器と、該差動増幅器の出力の一部
    をその入力に正帰還させるためのインダクタンス素子と
    を備えて成る回路である特許請求の範囲第1項記載のデ
    ータ伝送装置。 4、前記検出手段が前記差動増幅器の出力信号のレベル
    弁別を行なう回路である特許請求の範囲第3項記載のデ
    ータ伝送装置。 5、前記第1手段が、前記コイルを含む少なくとも2つ
    のコイルを含んで成るブリッジ回路と、該ブリッジ回路
    の入力部に接続された発振器とを備えて成る特許請求の
    範囲第1項記載のデータ伝送装置。 6、前記第1手段が前記コイルを含んで成る並列共振回
    路と、該並列共振回路に励振エネルギーを供給する励振
    器とを備えて成る特許請求の範囲第1項記載のデータ伝
    送装置。 7、前記第1手段が前記コイルを含んで成る自励発振回
    路である特許請求の範囲第1項記載のデータ伝送装置。 8、前記導電体がコイルである特許請求の範囲第1項、
    第2項、第3項、第4項、第5項又は第6項記載のデー
    タ伝送装置。 9、前記第2の装置を作動させるために必要な直流電源
    が、前記第1の装置から出力されている前記磁束による
    エネルギーに基づいて前記第2の装置内で作られる特許
    請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項、
    第6項又は第7項記載のデータ伝送装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012501160A (ja) * 2008-08-25 2012-01-12 クゥアルコム・インコーポレイテッド 無線送電のための受動受信機
US8947041B2 (en) 2008-09-02 2015-02-03 Qualcomm Incorporated Bidirectional wireless power transmission
US9425653B2 (en) 2008-09-17 2016-08-23 Qualcomm Incorporated Transmitters for wireless power transmission
JP2020043619A (ja) * 2018-09-06 2020-03-19 矢崎エナジーシステム株式会社 電源装置

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