JPH05340786A - 液面検出スイッチ - Google Patents

液面検出スイッチ

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Publication number
JPH05340786A
JPH05340786A JP15098892A JP15098892A JPH05340786A JP H05340786 A JPH05340786 A JP H05340786A JP 15098892 A JP15098892 A JP 15098892A JP 15098892 A JP15098892 A JP 15098892A JP H05340786 A JPH05340786 A JP H05340786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
polymer
contact
liquid level
liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP15098892A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Hara
永治 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP15098892A priority Critical patent/JPH05340786A/ja
Publication of JPH05340786A publication Critical patent/JPH05340786A/ja
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】吸水性ポリマを用いることにより、チャタリン
グを起こさないスイッチを提供する。 【構成】液体に触れたときにその体積を膨張させる吸水
性ポリマ2と、この吸水性ポリマ2を収納し、液体の浸
入可能な浸水部4を備えたケース3と、吸水性ポリマ2
に接して配され、吸水性ポリマ2の膨張に連動する可動
体5とを備え、可動接点8が可動体5の駆動によって上
昇し接点が閉路されるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、貯水槽や貯水タンク
の水位を検出する液面検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液面検出スイッチとしては、例え
ばフロートを利用するフロート式液面スイッチがある。
このスイッチは、液面に触れるとフロートが浮き上が
り、フロートの一方端に備えられている可動接点が、そ
れに対向する固定接点に接触して接点が開閉されるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は、フロートが液面の揺れ (波打
ち) によるチラツキがあり、接点がチャタリングを起こ
すという問題があった。液面検出スイッチは液面のレベ
ルを検出し、他の装置を制御する場合がある。液面が多
少揺れても確実に接点を開閉動作させ、チャタリングを
起こさないようにすることが要請されている。
【0004】この発明の目的は、吸水性ポリマを用いる
ことによりチャタリングを起こさないスイッチを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、液体に触れたときにその液体を
吸収して体積を膨張させる吸水性ポリマと、この吸水性
ポリマを収納し、液体の浸入可能な浸水部を備えたケー
スと、前記吸水性ポリマに接して配され、吸水性ポリマ
の膨張に連動する可動体と、この可動体の駆動によって
開閉される接点を備えてなるものとする。
【0006】かかる構成において、吸水性ポリマがアク
リル酸ソーダ重合体、またはアクリル酸ビニルアルコー
ル重合体よりなるものとし、さらに、ケースの浸水部が
ケース底部に設けられ、網材で形成されてなるものとす
る。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、液体の浸入可能な浸
水部を備えたケースに吸水性ポリマを収納し、この吸水
性ポリマに可動体を接して配し、吸水性ポリマの膨張に
連動させ、この可動体の動きが接点の可動接点を駆動さ
せるように構成されている。吸水性ポリマは液体を吸収
すると、自らの体積を極端に膨張させる性質を備えてい
るので、液面がケースの設けられたレベルに達すると、
液体が浸水部を介してケース内に浸入し吸水性ポリマに
触れ、吸水性ポリマが液体を吸収して膨張し、それに応
じて可動体が動き接点が開閉される。したがって、液面
に多少の波打ちがあっても、吸水性ポリマはその体積を
増し続けるので、接点のチャタリングを起こすことなし
に液面レベルを検出することができる。
【0008】ケース内に収納される吸水性ポリマはアク
リル酸ソーダ重合体、またはアクリル酸ビニルアルコー
ル重合体とする。この材質は、自重の数十倍もの水を数
分以内に吸水し、ケースの浸水部から僅かに水が浸入し
ただけで接点が開閉する。そのために、液面レベル検出
の応答が速く、かつ動作が確実になる。さらに、ケース
底部に網材よりなる浸水部を設ける。網材はケース内へ
の浸水性がよいので、液面検出スイッチの開閉動作をよ
り確実にする。
【0009】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例にかかる液面検出スイッチの構
成を示す断面図である。液面検出スイッチ1のケース3
の底面は、金網より形成され、液体の浸水可能な浸水部
4となっている。浸水部4の上面に吸水性ポリマ2が配
され、この吸水性ポリマ2に接して可動体5が設けられ
ている。ケース3の上部から端子9、10が引き込ま
れ、端子9には固定接点7が形成されている。一方、端
子10はケース3の内壁面に沿って、下方に延びてい
る。可動接点8を備えた接点台11がスプリング6を介
して可動体5の上に載置されるとともに、端子10に摺
動するように接している。
【0010】図1において、吸水性ポリマ2は、水に触
れたとき水を吸収して自分の体積を極端に膨張させるも
ので、例えばアクリル酸ソーダ重合体またはアクリル酸
ビニルアルコール重合体が用いられる。図3は吸水性ポ
リマ2の吸水特性を示す特性線図である。横軸は供試ポ
リマを浸水させた時点からの時間t、縦軸は供試ポリマ
1g当たりの吸水量Vである。特性線図17は、アクリ
ル酸ソーダ重合体の特性を示す。時間tが2分以内にそ
の吸水特性は飽和し、吸水量Vの飽和値は36(cc/g)で
あった。吸水性ポリマ2がアクリル酸ビニルアルコール
重合体の場合も、その吸水特性は図3とほぼ同様であっ
た。このことは、吸水性ポリマ2は吸水すると、自分の
体積に対して、数十倍も膨張することを示している。
【0011】図1に戻り、吸水性ポリマ2が吸水する
と、その体積が膨張し可動体5を押し上げる。これによ
って、スプリング6を介して接点台11が端子10に摺
動しながら上昇し可動接点8と固定接点7とが接触す
る。この接点信号は端子9、10に伝えられる。ケース
3の外周には検出目印12が印されてあり、液面がこの
検出目印12のレベルで接点が閉路動作することを表し
ている。吸水性ポリマ2は極く僅かな浸水でも膨張する
ので、検出目印12は浸水部4の僅か上部の位置に印さ
れてある。
【0012】なお、浸水部4は浸水可能なものならよ
く、例えば、細かい穴が多数明けられた板でもよい。金
網または絶縁網とすることによって、浸水しやすく、か
つ安価に浸水部4を形成することができる。図1の実施
例において、スプリング6が介装されているのは、吸水
性ポリマ2が接点閉路後も自分の体積を膨張し続けるの
で、接点閉路後の吸水性ポリマ2の体積増加分を吸収す
るためのものである。
【0013】図2は図1の液面検出スイッチ1を貯水タ
ンクに取り付けた状態を示す断面図である。貯水タンク
の側壁16に液面検出スイッチ1が取り付けられてい
る。液面検出スイッチ1の端子からリード線15が側壁
16に沿って配線され、図示されていない制御装置へ延
びている。図2において、貯水タンク内の液体13の液
面14のレベルが上昇し、液面検出スイッチ1の検出目
印の位置に達すると、液面検出スイッチ1の接点が閉路
する。液面14が多少波打していても、吸水性ポリマ2
が一旦浸水すれば接点は開くことなく確実に閉路状態に
なる。したがって、接点は決してチャタリングすること
はない。
【0014】
【発明の効果】この発明は前述のように、液面に多少の
波打ちがあっても、吸水性ポリマはその体積を増し続け
るので、接点のチャタリングを起こすことなしに液面レ
ベルを検出することができる。また吸水性ポリマとして
アクリル酸ソーダ重合体、またはアクリル酸ビニルアル
コール重合体とする。この材質は、図3に示すように自
重の数十倍もの水を数分以内に吸水するので、ケースの
浸水部から僅かに水が浸入しただけでも前記吸水性ポリ
マが膨張して、接点が開閉する。そのために、液面レベ
ル検出の応答が速く、かつ動作が確実になる。
【0015】さらに、ケース底部に網材よりなる浸水部
を設ける。網材はケース内への浸水性がよいので、液面
検出スイッチの開閉動作をより確実にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかる液面検出スイッチの
構成を示す断面図
【図2】図1の液面検出スイッチを貯水タンクに取り付
けた状態を示す断面図
【図3】吸水性ポリマの吸水特性を示す特性曲線図
【符号の説明】
1 液面検出スイッチ 2 吸水性ポリマ 3 ケース 4 浸水部 5 可動体 6 スプリング 7 固定接点 8 可動接点 9 端子 10 端子 11 接点台 12 検出目印 13 液体 14 液面 15 リード線 16 側壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体に触れたときにその液体を吸収して体
    積を膨張させる吸水性ポリマと、この吸水性ポリマを収
    納し、液体の浸入可能な浸水部を備えたケースと、前記
    吸水性ポリマに接して配され、吸水性ポリマの膨張に連
    動する可動体と、この可動体の駆動によって開閉される
    接点を備えてなることを特徴とする液面検出スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、吸水性ポリ
    マがアクリル酸ソーダ重合体、またはアクリル酸ビニル
    アルコール重合体よりなることを特徴とする液面検出ス
    イッチ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のものにおいて、ケ
    ースの浸水部がケース底部に設けられ、網材で形成され
    てなることを特徴とする液面検出スイッチ。
JP15098892A 1992-06-11 1992-06-11 液面検出スイッチ Pending JPH05340786A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15098892A JPH05340786A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 液面検出スイッチ

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JP15098892A JPH05340786A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 液面検出スイッチ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05340786A true JPH05340786A (ja) 1993-12-21

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ID=15508834

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JP15098892A Pending JPH05340786A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 液面検出スイッチ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2422900A (en) * 2005-01-21 2006-08-09 Mark Christopher Turpin Actuator device
JP2015513018A (ja) * 2012-03-06 2015-04-30 シュレッター ゲーエムベーハー レール固定器具
CN117238115A (zh) * 2023-11-14 2023-12-15 奥斯福集团有限公司 一种室外亮化灯具的水浸报警装置

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GB2422900A (en) * 2005-01-21 2006-08-09 Mark Christopher Turpin Actuator device
JP2015513018A (ja) * 2012-03-06 2015-04-30 シュレッター ゲーエムベーハー レール固定器具
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