JPH05340328A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JPH05340328A
JPH05340328A JP15387792A JP15387792A JPH05340328A JP H05340328 A JPH05340328 A JP H05340328A JP 15387792 A JP15387792 A JP 15387792A JP 15387792 A JP15387792 A JP 15387792A JP H05340328 A JPH05340328 A JP H05340328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
drive shaft
casing
wall
front wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP15387792A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Kawashima
忠雄 川島
Tetsuya Takido
徹也 滝戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピニオンを、その前進時にのみケーシング前
方へ突出させるように、ケーシングを形成して、ケーシ
ングのコンパクト化及び軽量化を図る。 【構成】 ピニオン駆動軸8の前端部をピニオン13を
介してケーシング1の前壁1aに支承させ、ピニオン1
3には、その後退位置Aで前壁1aに格納され、前進位
置Bで前壁1a前方へ突出するギヤ部13aを設け、ア
ドバンススリーブ40の前端が当接してピニオン13の
前進位置Bを規制するピニオンストッパ26をピニオン
13の中空部16でピニオン駆動軸8に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン始動装置に関
し、特に、ケーシングに少なくとも前壁、中間壁及び後
壁を設け、その後壁に始動モータを取付け、この始動モ
ータから駆動されるピニオン駆動軸の前後両端部を前壁
及び中間壁に支承させ、このピニオン駆動軸)に摺動自
在にスプライン嵌合したアドバンススリーブを介してピ
ニオン駆動軸から駆動されるピニオンをピニオン駆動軸
に回転及び摺動自在に嵌合し、アドバンススリーブ及び
ピニオンを電磁作動装置により軸方向にシフトすること
によりピニオンを、エンジンのリングギヤから離脱した
後退位置から、リングギヤに噛合させる前進位置へ移動
させるようにしたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝるエンジン始動装置は、例えば実公
昭59−28133号公報に開示されているように、既
に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のかゝるエンジン
始動装置では、ピニオンを貫通して前方へ延びるピニオ
ン軸の前端部を支承すべくケーシングの前壁を膨出形成
し、この前壁内側でピニオンの前進位置を規制するスト
ッパをピニオン駆動軸に固定していたので、ケーシング
全体が大型化し、重量軽減を困難にしていた。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、ケーシングの小型化を図り、重量軽減を可能にし
た前記エンジン始動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ピニオン駆動軸の前端部をピニオンを介
してハウジングの前壁に支承させ、ピニオン駆動軸に
は、アドバンススリーブの前端が当接してピニオンの前
進位置を規制するピニオンストッパを設けると共に、こ
のピニオンストッパを収容する中空部をピニオンに形成
したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1において、エンジン始動装置のケーシ
ング1は、図で右側から順に前壁1a、中間壁1b及び
後壁1cを有し、前壁1a及び中間壁1b間にピニオン
室2が、また中間壁1b及び後壁1c間にギヤ室3がそ
れぞれ画成される。後壁1cには始動モータ4のステー
タ5前端が接合されると共に、始動モータ4のロータ軸
6前端部がローラベアリング7を介して回転自在に支承
される。また中間壁1bにはピニオン室2を貫通するピ
ニオン駆動軸8の後端部がプレーンベアリング9を介し
て回転自在に支承される。
【0008】上記ロータ軸6及びピニオン駆動軸8は、
互いに所定距離偏心して平行に配置されると共に、ギヤ
室3において減速機10を介して連結される。この減速
機10は、ロータ軸6に削成された小径の外歯ギヤ11
と、ピニオン駆動軸8に連設されて上記外歯ギヤ11と
噛合する大径の内歯ギヤ12とから構成される。
【0009】ピニオン駆動軸8は、前端部でピニオン1
3をプレーンベアリング14を介して回転及び摺動自在
に支承し、さらにケーシング1の前壁1aは該ピニオン
13をプレーンベアリング15を介して回転及び摺動自
在に支承する。結局、ピニオン駆動軸8の前端部はピニ
オン13を介して前壁1aに支承されることになる。
【0010】前記プレーンベアリング14はピニオン1
3の前端部内周面に固設され、このベアリング14の後
端に隣接して後端を開放した中空部16がピニオン13
に設けられる。また前記プレーンベアリング15は前壁
1aに固設され、このベアリング15内に格納されるギ
ヤ部13aがピニオン13の前端部外周に形成される。
【0011】ピニオン室2において、ピニオン駆動軸8
及びピニオン13間には、前者から後者への一方向への
みトルク伝達し得るオーバーランニングクラッチ17が
介装される。このオーバーランニングクラッチ17は、
ピニオン駆動軸8の外周にヘリカルスプライン18を介
して摺動自在に嵌合するアドバンススリーブ40と一体
化されたクラッチケース19と、このクラッチケース1
9の内周面に沿って配設される複数のクラッチローラ2
0とを備え、これらクラッチローラ20を挟むようにし
てピニオン13の後端部がクラッチケース19内に挿入
される。
【0012】尚、前記ヘリカルスプライン18は、ピニ
オン駆動軸8の回転トルクの一部をクラッチケース19
に対する前方(図では右方)への推力に変換し得るよう
になっている。
【0013】クラッチケース19とピニオン13は、カ
バープレート21及びサークリップ22により、相対回
転可能であるが軸方向には相対移動し得ないように連結
される。即ち、カバープレート21は、クラッチローラ
20の外端面を覆いつゝピニオン13外周の環状溝23
に回転自在に係合し、このカバープレート21をクラッ
チケース19に固定すべくサークリップ22がクラッチ
ケース19の内周面に係止される。したがってピニオン
13はクラッチケース19と共にピニオン駆動軸8上で
後退位置A及び前進位置B間を摺動することができる。
【0014】ピニオン13の後退位置Aは、前記ヘリカ
ルスプライン18の後端に隣接してピニオン駆動軸8に
形成された環状肩部24にアドバンススリーブ40の後
面が当接することにより規制され、前進位置Bは、ピニ
オン13の前記中空部16においてピニオン駆動軸8に
係止環25で固定された環状のピニオンストッパ26に
アドバンススリーブ40の前端が当接することにより規
制される。
【0015】而して、ピニオン13のギヤ部13aは、
ピニオン13の後退位置Aで前壁1aのプレーンベアリ
ング14内に格納され、前進位置Bで前壁1aの前方へ
突出してエンジンのリングギヤ27に噛合するようにな
っている。
【0016】始動モータ4の一側には、ピニオン13を
前後動させる電磁作動装置28が配設される。この電磁
作動装置28のハウジング29は、ケーシング1の、前
壁1aに連設された側方膨出部1d後端に固着される。
このハウジング29には、ソレノイド30及びその後端
に連なる固定コア31が収納支持され、固定コア31に
対向する可動コア32がソレノイド30の中空部内に配
設される。可動コア32は前記膨出部1d内に突入した
作動ロッド32aを一体に備えており、この作動ロッド
32aは、レバー33を介して前記クラッチケース19
に連結される。
【0017】即ち、レバー33の一端は、作動ロッド3
2a前端の連結孔37に係合され、またその他端はクラ
ッチケース19外周の環状溝38にローラ39を介して
係合される。レバー33の中間部は、作動ロッド32a
及びクラッチケース19間で、ケーシング1に僅小スト
ロークの範囲で前後動可能に支持されたスライダ34に
ピボット軸35を介して揺動自在に支持され、スライダ
34はダンパスプリング36により前方(図では右方)
へ付勢される。したがって、レバー33に後向きの大き
な衝撃力が加わると、スライダ34がダンパスプリング
36を圧縮しながら後退して、上記衝撃力を緩和するこ
とができる。
【0018】また作動ロッド32aには、これを前方へ
付勢する戻しばね43が装着され、その弾発力がレバー
33を介してクラッチケース19に後退力として作用す
るようになっている。
【0019】電磁作動装置28の後端には始動モータ4
を作動させる起動スイッチ44が付設される。この起動
スイッチ44は、電磁作動装置28の後端に固着される
スイッチケース45と、このスイッチケース45に固設
された一対の固定接点46,46と、スイッチケース4
5内で両固定接点46,46に対向する可動接点47と
を備え、この可動接点47は開きばね48により固定接
点46,46から離間する方向に付勢される。
【0020】可動接点47は、前記固定コア31の中心
部を摺動自在に貫通して前記可動コア32に対向するロ
ッド49に保持ばね50で保持される。
【0021】前記ソレノイド30は図示しない始動スイ
ッチを介して電源に接続され、また始動モータ4は起動
スイッチ44を介して電源に接続される。
【0022】次にこの実施例の作用について説明する。
【0023】図示しない始動スイッチを閉じて電磁作動
装置28のソレノイド30を付勢すれば、可動コア32
が固定コア31に吸引され、戻しばね43に抗してレバ
ー33をピボット軸41周りに図1で反時計方向に揺動
し、このレバー33によりクラッチケース19を前方へ
移動させるので、これに伴いピニオン13はピニオンス
トッパ26により規制される前進位置Bまで移動してギ
ヤ部13aをエンジンのリングギヤ27に噛合させる。
【0024】ピニオン13がリングギヤ27に噛合する
と、可動コア32は作動ロッド32aを押圧して起動ス
イッチ44の可動接点47を両固定接点46,46に接
触させるので、起動スイッチ44は閉じて始動モータ4
を作動させる。
【0025】始動モータ4が作動すると、ロータ軸6が
減速機10を介してピニオン駆動軸8を減速駆動し、更
にアドバンススリーブ40及びオーバーランニングクラ
ッチ17を介してピニオン13を駆動するので、それに
噛合するリングギヤ27が回転してエンジンはクランキ
ングされ、始動することができる。
【0026】この始動に伴い、リングギヤ27側からピ
ニオン13が高速で回転されるようになると、オーバー
ランニングクラッチ17が自由状態となるので、ピニオ
ン駆動軸8への逆負荷の伝達が防止される。
【0027】始動後、始動スイッチを切ってソレノイド
28を消勢すれば、戻しばね43の戻し作用により可動
コア32及びクラッチケース19はそれぞれ原位置に復
帰するので、ピニオン13は後退してリングギヤ27か
ら離脱し、一方、起動スイッチ44では、開きばね48
の作用により可動接点47が固定接点46,46から離
間するので、始動モータ4は停止する。
【0028】而して、ピニオン13は、後退位置Aでケ
ーシング1に格納され、前進位置Bでギヤ部13aのみ
をケーシング1前方へ突出させるので、ケーシング1は
ピニオン13を常時覆っていた従来のものに比し、コン
パクトである。しかも、ピニオン駆動軸8の前端部はピ
ニオン13を介してケーシング1の前壁1aに支承され
るので、ピニオン駆動軸8の支持が不安定になることも
ない。さらに、アドバンススリーブ40の前端が当接し
てピニオン13の前進位置Bを規制するピニオンストッ
パ26は、ピニオン13の中空部16においてピニオン
駆動軸8に係止されるので、ケーシング1内にピニオン
ストッパ26専用の設置スペースを設ける必要がない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケーシン
グはピニオンをその後退位置でのみ格納するだけの大き
さで足り、したがってケーシングのコンパクト化、延い
ては重量軽減を図ることができる。しかも、このピニオ
ンを介してピニオン駆動軸の前端部をケーシングの前壁
に支承させたので、ピニオン駆動軸の安定した支持状態
が得られ、耐久性を確保することができる。さらに、ア
ドバンススリーブの前端が当接してピニオンの前進位置
を規制するピニオンストッパをピニオンの中空部におい
てピニオン駆動軸に設けたので、ピニオンストッパ専用
の設置スペースをケーシング内で考慮する必要がなく、
ケーシングの更なるコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジン始動装置の縦断側面図。
【図2】図1の要部の作用説明図。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a 前壁 1b 中間壁 1c 後壁 4 始動モータ 8 ピニオン駆動軸 13 ピニオン 13a ギヤ部 16 中空部 17 オーバーランニングクラッチ 18 ヘリカルスプライン 26 ピニオンストッパ 27 リングギヤ 28 電磁作動装置 40 アドバンススリーブ A 後退位置 B 前進位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(1)に少なくとも前壁(1
    a)、中間壁(1b)及び後壁(1c)を設け、その後
    壁(1c)に始動モータ(4)を取付け、この始動モー
    タ(4)から駆動されるピニオン駆動軸(8)の前後両
    端部を前壁(1a)及び中間壁(1b)に支承させ、こ
    のピニオン駆動軸(8)に摺動自在にスプライン嵌合し
    たアドバンススリーブ(40)を介してピニオン駆動軸
    (8)から駆動されるピニオン(13)をピニオン駆動
    軸(8)に回転及び摺動自在に嵌合し、アドバンススリ
    ーブ(40)及びピニオン(13)を電磁作動装置(2
    8)により軸方向にシフトすることによりピニオン(1
    3)を、エンジンのリングギヤ(27)から離脱した後
    退位置(A)から、リングギヤ(27)に噛合させる前
    進位置(B)へ移動させようにしたエンジン始動装置に
    おいて、ピニオン駆動軸(8)の前端部をピニオン(1
    3)を介してハウジング(29)の前壁(1a)に支承
    させ、ピニオン駆動軸(8)には、アドバンススリーブ
    (40)の前端が当接してピニオン(13)の前進位置
    (B)を規制するピニオンストッパ(26)を設けると
    共に、このピニオンストッパ(26)を収容する中空部
    (16)をピニオン(13)に形成したことを特徴とす
    る、エンジン始動装置。
JP15387792A 1992-06-12 1992-06-12 エンジン始動装置 Pending JPH05340328A (ja)

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JP15387792A JPH05340328A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 エンジン始動装置

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JP15387792A JPH05340328A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 エンジン始動装置

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JPH05340328A true JPH05340328A (ja) 1993-12-21

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