JPH05339960A - 油圧クローラショベルの自動水平装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 土木建設工事の掘削、整地、盛
土、切り土、法面整形、等これらの作業を油圧クローラ
ショベルにて行う場合機体の傾きが作業効率に大きく影
響する。 【構成】 油圧クローラショベルの傾きをな
くし運転者の作業姿勢、及びショベル面が水平に保てる
ようにするために油圧クローラショベル自体が傾きを補
正し旋回体から上部を水平に保とうとする機能をもたせ
油圧クローラショベルの下部旋回体と下部走行体との間
に旋回体から上部の傾きを補正する装置を取りつける。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

【００１】 土木建設工事における掘削土工
事、整地、盛り土、切り土、法面整形など土工事全般。

【従来の技術】

【００１】 油圧クローラショベルによる土工
事の場合できるだけ機体を水平な位置に据えつけ作業す
るが実際には機体を水平に保ちつずける事は不可能なた
め土工事の掘削面の仕上げ、整地、法面整形など運転者
の経験、熟練度によるところが大きい。

【００２】 油圧クローラショベルの長時間作
業の場合、機体の傾きが運転者の疲労を増大している。

【発明が解決しようとする課題】

【００１】 油圧クローラショベルによる土工
事の効率化。

【００２】 運転者の経験、熟練度の軽減。

【００３】 運転者の疲労の軽減。

【発明が解決するための手段】

【００１】 油圧クローラショベルの傾きをな
くし運転者の操作姿勢、及びショベル面が水平を保てる
ようにする。

【実施例】

【００１】 油圧クローラショベル内に機体の
傾きを感知する装置を取りつけ傾きの度合いを検索さ
せ、水平を保持しようとする制御装置をとうし機体の下
部走行体と下部旋回体との間に取りつけた１本ないし数
本の油圧シリンダーにて機体を水平に保つ。又これらの
機能を土工事の作業内容、もしく運転手の意思にて自
動、手動の選択ができる。

【発明の効果】

【００１】 掘削工事の場合掘削面が常に水平
となるため基面整正が容易になる、又掘削積込み作業に
おいても運転手が常に正常な作業姿勢を保てる為、疲労
の軽減になる。

【００２】 盛土、切り土、法面整形作業にお
いてもショベル面と運転手の視線とが平行もしくは同一
線上になるため作業工作物に対し運転手は同一感覚、及
びショベル面は同一角度で切り込み、押さえ、均しの整
形作業ができる為、作業時間の短縮又運転手の経験不足
や熟練度の軽減になる。

【００３】 道路等の路線掘削や整地作業の場
合ショベル面を左右に旋回させた場合ショベル面は同じ
基準高となるため横断勾配、片勾配、縦断勾配の掘削、
整地作業は容易となり、作業の効率化がはかれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】

【符号の説明】

Ｉ コントロールスイッチ ＩＩ 機体の傾きを感知し水平を保持する油圧制御装置 ＩＩＩ エンジン ＩＶ 油圧ポンプ Ｖ 油圧操作弁 ＶＩ 機体の傾きを補正する油圧シリンダー 運転席のコントロールスイッチを自動、この場合作業中
常時を意味する、又は手動、この場合作業中必要事を意
味する、に選択するとＩＩの傾きを感知し水平を保持す
油圧制御装置にてＶの油圧操作弁をかいしてＶＩの下部
旋回体と下部走行体の間に取りつけた油圧シリンダーに
て旋回体から上部の傾きを補正する。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 油圧クローラショベル自体が傾き
   を補正し旋回体から上部を水平に保とうとする機能をも
   つこと。
2. 【請求項２】 油圧クローラショベルの下部旋回
   体と下部走行体との間に旋回体から上部の傾きを補正す
   る装置を取りつけること。
3. 【請求項３】 油圧クローラショベルの運転者が
   自動もしくは手動にて油圧クローラショベル自体が傾き
   を補正し上部を水平に保とうとする機能を選択できるこ
   と。