JPH05339563A - 冷 媒 - Google Patents

冷 媒

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JPH05339563A
JPH05339563A JP4194490A JP19449092A JPH05339563A JP H05339563 A JPH05339563 A JP H05339563A JP 4194490 A JP4194490 A JP 4194490A JP 19449092 A JP19449092 A JP 19449092A JP H05339563 A JPH05339563 A JP H05339563A
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JP
Japan
Prior art keywords
silicone
cooling medium
refrigerant
ozone layer
mixture
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Pending
Application number
JP4194490A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kanao
満博 金尾
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目 的】 オゾン層を破壊することが少ない冷媒を得
る。 【構 成】 有機化合物に難燃剤としてシリコーンを添
加した媒体を冷媒として使用する媒体の使用方法。この
冷媒は重い物性を持っているのでオゾン層に到達するこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオゾン層を破壊すること
が少ない冷媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷媒の中でR−11,R−12,
R−22等の冷媒番号で呼ばれている冷媒はCCl
F,Cl,CHClFの分子結合で成り、こ
のフッ素系冷媒は極めて優秀な物性を持っている反面、
極めて軽いのでオゾン層にまで到達して例えば太陽光+
+CClは太陽光が触媒となってCCl
の形は分解されClOとO,Fとばらばらの原子
分子となってオゾン層のOは破壊され太陽光の紫外線
をさえぎっていたオゾン層がなくなるため、直接紫外線
は地上に照射することになり皮膚癌等の問題が生じてい
るのである。この説が出てから約10数年を経過してい
るのであるが、これと云う対策がみつからないまゝ最近
になってやっと代替品の研究開発が行われるようになっ
た。冷媒の最大の問題は金属の腐蝕の問題であるから大
変むずかしく、最近代替品が発見されたとの報告があ
り、内容を見ると代替品と云ってもフッ素系冷媒には変
わりなくフッ素系冷媒に水素添加してオゾン層に到る迄
に分解させようとする考えである。一方この添加物水素
の代りに酸素、窒素、硫黄、珪素が考えられているので
ある。しかしオゾン層があっても太陽光の紫外線を完全
に防いではいないのであって何割かは地上に照射してい
るのである。この何割かの紫外線であってもガス状態の
フッ素化合物はいずれは分解することになりフッ素によ
って浮上する塩素ガスの問題は避けらないのである。
H,O,N,S,Si等を添加したフッ素化合物は冷凍
機の金属腐蝕の問題が生じてくるので金属腐蝕を考える
とNHOHの場合は問題点がわかっているのではるか
に安全である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のフッ素
系の軽い冷媒に対し、離型剤,ワックス等すでに多目的
に使用されているシリコーンを冷媒能力の高い有機化合
物に難燃剤として添加して安定化を計り、フロンより重
い冷媒を作って、フロンより分離した塩素ガスによるオ
ゾン層の破壊を防止しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】シリコーンは有機珪素化
合物であって製法は先ず四塩化珪素SiClを珪素、
銅合金を触媒として300〜400℃で反応させるとS
iClR,SiCl,SiClRができる。
この混合物を分別蒸留すれば個々の物質を純粋な形で取
り出すことができる。更にこれ等のものを加水分解する
とシラノールRSiOHシランジオールRSi(O
H)及びシラントリオールRSi(OH)とOH基
を持つ物質が生じるのであるが、生成する過程に於いて
発生する塩酸が又触媒となって長い鎖状の分子結合物が
できるのである。この長い分子結合を持つ物質と先に述
べてあるSiClR,SiCl,SiCl
の三種のアルキル誘導体とを適当な割合で混合して又加
水分解すれば希望の物性を持つシリコーンが得られる。
このシリコーンだけでは粘度が高いので更に蒸発性が高
く強い冷媒能力を持ち溶解度の高いLPGに溶解し冷媒
として使用するものである。LPG単体では極めて引火
性が強い燃料であるが一旦シリコーンと混合結合すると
シリコーンのSi原子及びOH基の消炎性により、いち
じるしく引火性が失われるので冷媒としては好条件を得
ることができるのである。シリコーンの物性は防錆性、
潤滑性、安定、安価の特徴を持っているのである。そし
て本発明の主目的である重量はフロンの比重が0℃に於
いて1.31に対し珪素原子は2〜2.35で約2倍で
あり、質量は19に対して14Si28.09であ
り当然重量の重い冷媒の添加物が得られるのである。従
って珪素原子からなる冷媒のオゾン層への到達は極めて
低くなるのである。更にこれ等の物質が分解後のSiの
行方は元の重い土に戻ってしまうことになる。又有機化
合物もCとHに分解される。このようにシリコーン冷媒
は重量の点はフロンと大きく異なっていても双方の冷媒
としての特性はよく似ているのである。例えばR−11
の融点は−111℃に対しSiCl四塩化珪素の形で
あっても、融点は−70℃(固体)を示しており冷媒N
アンモニアの融点は−77.7℃(固体)とよく似
ているのである。このマイナスの融点は冷媒能力の目安
となるのである。次にシリコーンの溶媒は安価で冷却率
の高い有機化合物である例えばパラフィン類プロパンC
融点−187.7℃が良好であるが引火性、消炎
性を考えるとブタンC12融点−135℃が良好で
ある。ただし冷却率は少し劣ることになる。その他冷媒
として引力結合の強いオレフィン類がありエチレンC
,プロピレンC等が適応する。次に冷媒の可
燃性については従来使用しているアンモニアガス NH
も可燃性であるが問題は起こっていない。アンモニア
を自動車用クーラーに使用すればオゾン層の破壊もなく
NHのHが窒素酸化物までも分解してくれるので一
挙両得の冷媒である。家庭用としては問題を持っている
が自動車用のクーラーを鉄及びアルミニューム製にすれ
ば問題はないのである。自動車用のクーラーにアンモニ
アを使用しない理由はくさいと云う勝手な理由だけであ
る。本発明に反してもこの書類を介して特に述べている
のである。シリコーンの冷媒としての溶媒は安価で使い
なれているLPGが最も手頃な溶媒である。この場合シ
リコーンと溶媒との分離が起きるような感を与えるが分
離については、冷媒は蒸発させるのが目的ではなく冷媒
を噴霧して冷却させるのが目的であるから問題はない。
このように説明していくとシリコーンはLPGの可燃性
をシリコーンが難燃性にかえたことになるのであってL
PGの方が優秀な冷媒である。次に、LPGをアルコー
ル類に代えアルコールにLPGを添加すれば、アルコー
ルが主体となってOH基の強いアルコール系の弱燃性の
常温で液体の形の冷媒ができるのである。アルコール類
の代表がメチルアルコールCHOH融点−96℃であ
る。このアルコールの冷媒能力を高めるために、C
プロパン又はC12ブタン等を添加して更に消炎
性の物質である水性のシリコーンを添加すれば潤滑性を
持つ優秀な不燃に近い冷媒ができるのである。又、これ
等の冷媒に界面活性剤である泡沫剤を微量に添加すれば
更に冷媒能力及び消炎性を高めることができる。
【0005】
【発明の効果】このように本発明の有機化合物にシリコ
ーンを添加した冷媒はフロンより重い物性を持っている
ので、オゾン層に到達することなく公害の少ない冷媒と
して広く使用できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機化合物に難燃剤としてシリコーン
    を添加した媒体を冷媒として使用する媒体の使用方法
JP4194490A 1992-06-10 1992-06-10 冷 媒 Pending JPH05339563A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5624595A (en) * 1995-01-25 1997-04-29 Eiichi Sato Refrigerant composition
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JP2013532202A (ja) * 2010-05-25 2013-08-15 エーセー1 インベント アーベー 熱交換媒体

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