JPH0533854B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0533854B2
JPH0533854B2 JP15884385A JP15884385A JPH0533854B2 JP H0533854 B2 JPH0533854 B2 JP H0533854B2 JP 15884385 A JP15884385 A JP 15884385A JP 15884385 A JP15884385 A JP 15884385A JP H0533854 B2 JPH0533854 B2 JP H0533854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
satellite
satellites
antenna
receiving
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15884385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6218841A (ja
Inventor
Hideo Ono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP15884385A priority Critical patent/JPS6218841A/ja
Publication of JPS6218841A publication Critical patent/JPS6218841A/ja
Publication of JPH0533854B2 publication Critical patent/JPH0533854B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、地上の複数の地点間の通信やテレビ
ジョン放送を衛星を中継して行う衛星中継通信方
式に関する。
(従来の技術及びその問題点) 一般に、通信中継衛星に於ては、送信出力がア
ンテナ系を介して受信側に混入する障害を防止す
ることが極めて重要な課題となつている。衛星を
中継して行う通信及びその技術的延長である放送
は既に実用されているが、その実用化が進み通信
回線の数や通信品質に対する性能要求が高度化
し、衛星の数も増加するにつれて、上記の課題の
困難さが増加して来た。
これは、以下に述べる様な技術的要求の傾向に
基くものである。
通信用の無線周波数帯が狭溢となり、その有
効利用の為には地表の特定地域のみに指向する
アンテナ(いわゆるスポツトビームアンテナ)
が必要となつて来た。且つ、地表の通信対象特
定地域の送信点と受信点が通信の目的と時間に
依つても変化するから、その要求に応じて指向
特性を切り替えられるアンテナ(マルチスポツ
トビームアンテナ)が必要とされる様になつて
来た。場合によつては複数のビームが要求され
る様になつて来た。
扱う周波数帯が複数となり、各周波数帯に於
ても広い帯域幅が要求される様になり、これに
従い、アンテナ系は非常に複雑化し、高性能化
が要求される様になつて来た。
衛星には大きな送信電力が要求される様にな
つて来た。上記の傾向は前述の送信対受信障害
の防止に対する技術的困難性を加えるものばか
りであり、衛星の開発上の問題を大きくしてい
る。
本発明は、この問題を容易に解決しようとする
ものである。
第2図は従来の単一の衛星に依る衛星中継通信
方式の例を示す概念図である。1は衛星であつ
て、地球10上の特定の通信地域である例えば
2,3,4などからの信号をアンテナ5に依り受
信し、適切な信号処理を行い、増幅した後、アン
テナ6に依り地上の特定の通信対象地域である例
えば7,8,9に送信する。
この従来方式では、衛星1の内部に受信アンテ
ナに直結して実装されている受信装置は、遠隔地
点である地上からの微弱な信号波を受信する為に
高感度なものであるから、送信アンテナ6から発
射される送信出力の強力な電界にさらされている
受信アンテナ5を介して混入する送信信号による
妨害を極めて受け易い。
一般にこの問題を解決する為にはアンテナ系に
アイソレータを設けたり受信側にフイルタ回路を
設けて送信波の混入を防止することが行なわれる
が、そのようなものを付加することは当然衛星の
重量の増加と構成の複雑化を招く。このことは前
述の技術的要求の高度化傾向につれて困難さを増
して来ている。
また、送信用と受信用のアンテナを別個になる
べく物理的距離を置いて配置することも行なわれ
るが、限られた1個の衛星の寸法の範囲内でこれ
を実現するには限界があり、また、与えられたロ
ケツトのノーズコーン内に送信と受信のアンテナ
を収納して打上げることにも限界があり、必ずし
も満足できる方式では無い。
本発明は、送信用と受信用の衛星をそれぞれ別
に配置してこの問題を解決しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 前述の問題点を解決するために本発明が提供す
る衛星中継通信方式は、通信地球局から送信され
情報を搬送する第1の電波を受信し、前記情報を
搬送する第2の電波又は光を送信する第1の衛星
と、前記第2の電波又は光を受信し、前記情報を
搬送する第3の電波を地球上の受信地に向けて送
信する第2の衛星とからなり、前記第1及び第2
の衛星相互の距離及び姿勢はこれら衛星の内蔵装
置、地球局若しくは他の衛星又はこれらの組合せ
により制御してあることを特徴とする。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す概念図であ
る。
地上からの信号の受信を専門とする衛星である
受信衛星11と地上への信号の送信を専門とする
衛星である送信衛星12とを設け、これら両衛星
の相対的な位置及び姿勢の関係を適切に制御する
と共に両衛星間の通信も確保することに依り、両
衛星が機能的に一体となつて動作する様に構成し
てある。
受信衛星11は地球10上の特定の通信対象地
域である例えば2,3,4などからの信号をアン
テナ16に依り受信し、適切な信号処理を行なつ
たのち、アンテナ17に依り送信衛星12に対し
て送信する。送信衛星12はアンテナ18により
受信した信号を増幅し、アンテナ19に依り地上
の特定の通信対象地域である例えば7,8,9な
どに送信する。
電磁波の強度は電界の距離の2乗に逆比例し、
磁界は距離の3乗に逆比例するので、衛星11と
衛星12との距離が例えば数10mから数100m離
れただけでも送信信号が受信側の混入する程度は
著しく減少する。
アンテナ17及び18を介して行なわれる衛星
間の通信に使用される無線通信波は、衛星と地上
との通信に使用される無線通信波と充分に離れた
周波数の電波又は光を用いることに依りお互いの
干渉障害をさけることができる。
(発明の効果) 以上の様な衛星システムを形成することに依
り、本発明によれば、容易に前述の技術的困難性
を解決する事ができる。
結論として本システムは下記の特長を有し、大
電力化と高機能化する通信中継衛星システムに適
用して有効である。
送信、受信の干渉障害の解決を容易である。
●受信側に混入する送信出力のレベルを小さく
できるので、大電力の送信を行うシステムに
ても問題が少い。
●同様に、複雑な周波数関係、指向特性を有す
るアンテナ系にても問題が少い。
アンテナ系の設計が容易である。
●送信と受信のアンテナを独立できるので、そ
れぞれの指向特性の要求に応じて独立した最
適設計が可能となる。
経費対性能効率の良い衛星利用システムを実
現できる。
●衛星の寿命、冗長個数、費用、運用期間、等
を総合的に検討のうえ、最適の受信衛星
(群)、送信衛星(群)の個数を設定し、補充
を行うことが可能となる。
改良が容易である。
●各衛星につき妥換性を維持しつつ改良を行う
ことができるので、システムの陳腐化を防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概念図、第2
図は従来の衛星中継通信方式を示す概念図であ
る。 1……衛星、2〜4……通信対象地域(地上か
ら衛星へ)、5……衛星の受信アンテナ、6……
衛星の送信アンテナ、7〜9……通信対象地域
(衛星から地上へ)、10……地球、11……受信
衛星、12……送信衛星、16……受信衛星の受
信アンテナ、17……受信衛星の送信アンテナ、
18……送信衛星の受信アンテナ、19……送信
衛星の送信アンテナ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 送信地球局から送信され情報を搬送する第1
    の電波を受信し、前記情報を搬送する第2の電波
    又は光を送信する第1の衛星と、前記第2の電波
    又は光を受信し、前記情報を搬送する第3の電波
    を地球上の受信地に向けて送信する第2の衛星と
    からなり、前記第1及び第2の衛星相互の距離及
    び姿勢はこれら衛星の内蔵装置、地球局若しくは
    他の衛星又はこれらの組合せにより制御してある
    ことを特徴とする衛星中継通信方式。
JP15884385A 1985-07-18 1985-07-18 衛星中継通信方式 Granted JPS6218841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15884385A JPS6218841A (ja) 1985-07-18 1985-07-18 衛星中継通信方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15884385A JPS6218841A (ja) 1985-07-18 1985-07-18 衛星中継通信方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6218841A JPS6218841A (ja) 1987-01-27
JPH0533854B2 true JPH0533854B2 (ja) 1993-05-20

Family

ID=15680618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15884385A Granted JPS6218841A (ja) 1985-07-18 1985-07-18 衛星中継通信方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6218841A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2622754B1 (fr) * 1987-10-29 1990-01-12 Alcatel Espace Systeme de transmission radiofrequence-optique, notamment dans le domaine des telecommunications spatiales
FR2795576B1 (fr) * 1999-06-28 2007-01-05 Centre Nat Etd Spatiales Systeme comportant un satellite a antenne radiofrequence
US7006789B2 (en) * 2001-09-14 2006-02-28 Atc Technologies, Llc Space-based network architectures for satellite radiotelephone systems

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6218841A (ja) 1987-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3340531A (en) Satellite communication system
AU721537B2 (en) Apparatus and method for reusing satellite broadcast spectrum for terrestrially broadcast signals
WO1996008877A3 (en) Hitless ultra small aperture terminal satellite communication network
WO1998020634A3 (en) Frequency sharing for satellite communication system
US20040196203A1 (en) Partly interleaved phased arrays with different antenna elements in central and outer region
CN109309521B (zh) 一种rtk基站装置、信号交互系统及其方法
US3196438A (en) Antenna system
JPH0533854B2 (ja)
Reudink Communications: Spot beams promise satellite communication breakthrough: Focused antenna beams with frequencies accessed by time division can mean higher uplink power and more powerful communication service
Bashir et al. Low power LoRa transmission in low earth orbiting satellites
Hoth et al. The Telstar satellite system
US5982756A (en) Satellite communications systems using a cross-connect switch
CN218824699U (zh) 一种全空域接收转发的多模转发式导航欺骗干扰系统
JPS63160431A (ja) デ−タ中継衛星システム
GB1322696A (en) Radio communication system
JPH01142478A (ja) サイドバンドアンテナによる2次輻射抑圧回路
EP4120585A1 (en) A satellite communication terminal for iot applications
Butts A frequency reuse K-band 60-foot antenna system for the TDRSS ground segment
Ueda et al. Operational broadcasting satellite program in Japan
JPH01158836A (ja) 無線中継装置
Khan Role of Millimeter Waves in Satellite Communication
RU2118055C1 (ru) Низкоорбитальная система региональной связи
JPH11298393A (ja) 無線システム
JPH0752896A (ja) 静止衛星管制方式
JP2797873B2 (ja) 通信衛星を用いた非常用通信方式