JPH05338134A - インクジェット記録装置および該装置の吐出回復方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および該装置の吐出回復方法

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JPH05338134A
JPH05338134A JP15206692A JP15206692A JPH05338134A JP H05338134 A JPH05338134 A JP H05338134A JP 15206692 A JP15206692 A JP 15206692A JP 15206692 A JP15206692 A JP 15206692A JP H05338134 A JPH05338134 A JP H05338134A
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ink
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ejections
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JP15206692A
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Yasuyuki Onizuka
康如 鬼塚
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のインク吐出口を有する記録ヘッドの吐
出回復処理において、インク浪費を防止するとともに、
各吐出口ごとの記録条件を均一化して記録むらの発生を
未然に防止する。 【構成】 記録ヘッドの複数の吐出口よりインクを吐出
させて行う回復処理(予備吐出)にあたり、記録に際し
ての各吐出口の吐出回数を計数しておき(ステップS
7)、そのうちの最大値を基準として、例えば記録時の
吐出回数と予備吐出時の吐出回数との合計がその最大値
となるように、各吐出口の予備吐出時の吐出回数を定め
る(ステップS12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置および該装置の吐出回復方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式による記録装置にお
いては記録ヘッドとして一般に微細な吐出口を配列した
ものが用いられる。このため、吐出口内方への気泡や塵
埃の混入が生じた場合、あるいはインク溶剤の蒸発に伴
い、インクの粘度が増した場合にインクが吐出または記
録に適さない状態となることがある。そこで、インクジ
ェット記録装置ではインクをリフレッシュすることによ
りそれら吐出不良要因を除去する処理(吐出回数処理)
がなされるようにしている。
【0003】このような吐出回復処理を行う手段とし
て、一定時間毎にまたは記録動作に先立って全ての吐出
口よりインクを複数回吐出する所謂予備吐出を行うもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では予備吐出における吐出回数が一定であったため吐
出回数が吐出回復動作に必要な回数と比べ過多となり、
インクを徒に浪費する場合があった。また複数の吐出口
を有してなる記録ヘッドでは、従来予備吐出の吐出回数
が各吐出口で等しく設定されていたため以下のような問
題が生じる場合があった。すなわち記録動作において頻
繁に使用される吐出口とその他の吐出口では、インクの
粘度等の条件に違いが生じる。このため吐出口毎に記録
の濃度にムラが生じ記録品位の劣化をまねく場合があっ
た。
【0005】本発明の目的は予備吐出の際の吐出回数を
制御し、インクの消費量を減少させると共に、記録品位
を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、記
録媒体に対してインクを吐出する吐出口を複数有する記
録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置に
おいて、前記吐出口よりインクを吐出させることによっ
て吐出回復処理を行う回復手段と、記録に際しての前記
複数の吐出口のそれぞれの吐出回数を計数する計数手段
と、当該計数結果を用いて前記吐出回復処理時における
前記複数の吐出口のインク吐出回数をそれぞれ制御する
吐出回数制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、記録媒体に対してインク
を吐出する吐出口を複数有する記録ヘッドを用いて記録
を行うインクジェット記録装置の当該吐出口よりインク
を吐出させることによって吐出回復処理を行う吐出回復
方法において、記録に際しての前記複数の吐出口のそれ
ぞれの吐出回数を計数し、当該計数結果を用いて前記吐
出回復処理時における前記複数の吐出口のインク吐出回
数をそれぞれ制御することを特徴とする。
【0008】これらにおいて、前記吐出回数制御手段
は、前記複数の吐出口のそれぞれについての計数結果の
うち、最大値を基準として前記吐出回復処理時における
前記複数の吐出口のそれぞれについてのインク吐出回数
を決定するものとすることができる。
【0009】また、前記吐出回数制御手段は、前記計数
結果と、予備吐出の際の吐出回数との合計値が各吐出口
で一定値となるように前記吐出回数の制御を行うように
することができる。
【0010】
【作用】本発明によれば、予備吐出の際の吐出回数が過
多となるのを防ぎインクの消費量を減少させることがで
きる。すなわち、本発明は、記録ヘッドが複数の吐出口
からなる場合において前記計数および制御を各吐出口毎
に行うことにより、前記インクの消費量をさらに効果的
に減少させるとともに、さらにそれぞれの吐出口内のイ
ンクの粘度等の条件を近似させ、記録時の濃度むらを減
少させるものである。
【0011】例えば、記録ヘッドが複数の吐出口からな
る場合において、前記計数結果(記録に際しての吐出回
数)と予備吐出の吐出回数との合計値が各吐出口で同一
(例えば計測結果の最大値)となるよう、予備吐出の吐
出回数を制御することによって、不吐出要因をインク浪
費なく効果的に除去できるとともにそれぞれの吐出口の
使用条件を同一にし、記録時の濃度むらをなくすことが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1は本例にかかるプリンタ部の構成例を
示す。
【0014】ここで9はインクジェット記録ヘッドを有
したヘッドカートリッジ、11はこれを搭載して図中S
方向に走査するためのキャリッジである。13はヘッド
カートリッジ9をキャリッジ11に取付けるためのフッ
ク、15はフック13を操作するためのレバーである。
このレバー15には、後述するカバーに設けられた目盛
を指示してヘッドカートリッジの記録ヘッドによる印字
位置や設定位置等を読取り可能とするためのマーカ17
が設けられている。19はヘッドカートリッジ9に対す
る電気接続部を支持する支持板である。21はその電気
接続部と本体制御部とを接続するためのフレキシブルケ
ーブルである。
【0015】23は、キャリッジ11をS方向に案内す
るためのガイド軸であり、キャリッジ11の軸受25に
挿通されている。27はキャリッジ11が固着され、こ
れをS方向に移動させるための動力を伝達するタイミン
グベルトであり、装置両側部に配置されたプーリ29
A,29Bに張架されている。一方のプーリ29Bに
は、ギヤ等の伝動機構を介してキャリッジモータ31よ
り駆動力が伝達される。
【0016】33は紙,OHP用フィルム、布その他の
記録媒体(以下記録紙または単に紙という)の被記録面
を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するため
の搬送ローラであり、搬送モータ35によって駆動され
る。37は記録媒体を給紙トレー4側より記録位置に導
くためのペーパーパン、39は記録媒体の送給経路途中
に配設されて記録媒体を搬送ローラ33に向けて押圧
し、これを搬送するためのフィードローラである。34
はヘッドカートリッジ9の吐出口に対向し記録媒体の記
録面を規制するためのプラテンである。41は記録媒体
搬送方向上、記録位置より下流側に配置され、記録媒体
を不図示の排紙口へ向けて排紙するための排紙ローラで
ある。42は排紙ローラ41に対応して設けられる拍車
であり、記録媒体を介してローラ41を押圧し、排紙ロ
ーラ41による記録媒体の搬送力を生じさせる。43は
記録媒体のセット等に際してフィードローラ39、押え
板45、拍車42それぞれの付勢を解除するための解除
レバーである。
【0017】45は記録位置近傍において記録媒体の浮
上り等を抑制し、搬送ローラ33に対する密着状態を確
保するための押え板である。本例においては、記録ヘッ
ドとしてインク吐出を行うことにより記録を行うインク
ジェット記録ヘッドを採用している。従って記録ヘッド
のインク吐出口形成面と記録媒体の被記録面との距離は
比較的微少であり、かつ記録媒体と吐出口形成面との接
触を避けるべくその間隔が厳しく管理されなければなら
ないので、押え板45の配設が有効である。47は押え
板45に設けた目盛、49はこの目盛に対応してキャリ
ッジ11に設けられたマーカであり、これらによっても
記録ヘッドの印字位置や設定位置が読取り可能である。
【0018】51はホームポジションにおいて記録ヘッ
ドのインク吐出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で
形成したキャップであり、記録ヘッドに対し当接/離脱
が可能に支持されている。このキャップ51は、非記録
時等の記録ヘッドの保護や、記録ヘッドの吐出回復処理
に際して用いられる。吐出回復処理とは、キャップ51
を吐出口形成面に対向させ、インク吐出口内方に設けら
れてインク吐出のために利用されるエネルギ発生素子を
駆動することにより全吐出口からインクを吐出させ、こ
れによって気泡や塵埃、増粘して記録に適さなくなった
インク等の吐出不良要因を除去する処理(予備吐出)
や、これとは別に吐出口形成面とキャップ51で覆った
状態で吐出口よりインクを強制的に排出させることによ
り吐出不良要因を除去する処理である。
【0019】53はインクの強制排出のために吸引力を
作用するとともに、かかる強制排出による吐出回復処理
や予備吐出による吐出回復処理に際してキャップ51に
受容されたインクを吸引するために用いられるポンプで
ある。55はこのポンプ53によって吸引された廃イン
クを貯留するための廃インクタンク、57はポンプ53
と廃インクタンク55とを連通するチューブである。
【0020】59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピ
ングを行うためのブレードであり、記録ヘッド側に突出
してヘッド移動の過程でワイピングを行うための位置
と、吐出口形成面に係合しない後退位置とに移動可能に
支持されている。61はモータ、63はモータ61から
動力の伝達を受けてポンプ53の駆動およびキャップ5
1やブレード59の移動をそれぞれ行わせるためのカム
装置である。
【0021】図2は図1に示したプリンタ部を制御する
ための制御系の一構成例を示すブロック図である。ここ
で、101はCPU、102はホスト部等から受信した
データ、記録用に展開したデータ、および各吐出口毎の
吐出回数データを記録するRAM、103は後述する図
3のプリンタ制御手順に対応したプログラムを格納する
ROM、104はホスト部からのデータ受信を行うデー
タ受信を行うデータ受信部、105はRAM102に格
納してある記録用展開データを記録ヘッドに送信し、イ
ンクを吐出させる記録ヘッド吐出駆動部、106はキャ
リッジモータを駆動して記録ヘッドを記録タイミングに
同期して移動させる記録ヘッド移動駆動部、107は搬
送モータを駆動して記録紙の搬送を行わせる紙送りモー
タ駆動部、108はモータ61を駆動し、キャッピン
グ、吸引によるインク強制排出、該強制排出や予備吐出
によってキャップ等に受信したインクのクリーニング等
を行わせる回復系モータ駆動部、109はホームポジシ
ョン、紙有無、インク有無等を検出すべく各所に配設し
た各種センサ部である。
【0022】図3は本実施例によるプリンタ制御手順の
一例を示す。
【0023】装置本体の電源スイッチの投入等に応じて
本手順が起動されると、CPU101は、記録中の予備
吐出時間間隔を設定し、各吐出口に対応してRAM10
2の所定領域に設けた吐出カウンタN1 〜Nn (nは記
録ヘッドに設けられた吐出口の数)を0にクリアする
(ステップS1)。ここで、これらカウンタは記録時の
例えば1回の吐出に対応して+1歩進されるものであ
る。
【0024】次にステップS1で設定した予備吐出時間
が経過しているか否かを判定し(ステップS2)、経過
していないと判定された場合にはさらにホストから、記
録命令を受信しているか否か、またはRAM102に設
けた受信データバッファがフルであるか否かを判定する
(ステップS3)。
【0025】記録命令を受信しておらず、かつ、バッフ
ァがフルでなければ、ホストから、記録にかかるデータ
を受信しているか否かを判定する(ステップS4)。こ
こで、記録データを受信していれば、そのデータを受信
データバッファに格納し、これを記録に適合するように
展開して、RAMに格納し(ステップS5)、ステップ
S2に戻る。一方、ステップS4で、記録データを受信
していないと判定された場合も同様にステップS2に戻
る。
【0026】ステップS3において記録命令を受信して
いたか、またはバッファがフルであった場合は、RAM
に展開された記録用データのうちヘッド位置に対応して
記録すべきデータを記録ヘッドに送信する(ステップS
6)。ここで、吐出を行う吐出口に対応したカウンタの
内容を+1インクリメントし(ステップS7)、記録
(記録ヘッドの吐出駆動)を行わせ(ステップS8)、
ヘッドを主走査方向(S方向)に1ドット分進める(ス
テップS9)。
【0027】次に、1行分(1主査分)の記録が終了し
たか否かを調べ(ステップS10)、終了していれば改
行処理を行い(ステップS11)、ステップ2に復帰し
て次行の記録に備える。一方、ステップS10で1行分
の記録が終了していなければステップS6に戻り、次の
位置での記録を行う。
【0028】ステップS2で予備吐出時間が経過してる
と判定された場合には、以下の予備吐出動作を行う。
【0029】すなわち、カウンタN1 〜Nn の中で最大
の値(Nmax )を選び、これを基準として他の吐出口の
予備吐出回数を設定する(ステップS12)。例えばN
maxとNi (i=1〜n)との差をそれぞれ、Ni (i
=1〜n)として新たに設定することができる。
【0030】次に、設定された予備吐出回数(例えばN
i (i=1〜n))の回数だけ、各吐出口に予備吐出を
行わせ(ステップS13)、ステップS1に戻る。
【0031】なお、S3における記録命令とはプリンタ
において記録動作を起動するための命令をいう。また、
以上の各動作の一部をハードウェアで実施し、装置全体
としての動作を以上に説明したように行うこともでき
る。
【0032】特にステップS7のカウントを記録ヘッド
部に設けたハードウェアにより行い、このハードウェア
によるカウント値をステップS12でCPU101が読
み出しかつ、ステップS1で、ハードウェアのカウント
値をクリアするようにすることもできる。
【0033】さらに、上例では記録ヘッドにデータを送
信したときに吐出カウンタの値を+1ずつ歩進するよう
にしたが、例えば受信データを記録用データに展開する
にあたってカウンタの内容を更新することもできる。
【0034】加えて、予備吐出の際の吐出回数に上限を
設け、前述した実施例における最も多く吐出した吐出口
の吐出回数と他の吐出口の吐出回数との差を前記上限値
と比較し、少ない方の値を基準として、予備吐出を行う
ようにすることもできる。
【0035】さらに加えて、記録中の各吐出口からの吐
出回数の合計値によりヘッドの使用頻度が認識できるの
で、これを用いて予備吐出の時間間隔を制御することも
できる。
【0036】例えば最も吐出回数の少ない吐出口の吐出
回数を用いて、この値が大きいときは予備吐出の時間間
隔を長くすることもできる。
【0037】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0038】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0039】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0040】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0041】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0042】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0043】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0044】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0045】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、予備吐出の際のイ
ンクの吐出回数を制御することにより、吐出回数が過多
となるのを防ぐことができる。また、これによりインク
の消費量を減少させることができる。
【0047】さらに、複数の吐出口を備えたインクジェ
ット記録装置においては、各吐出口ごとに吐出回数の制
御を行うことで上記インクの消費量をより効果的に減少
させることができる。
【0048】さらに、各吐出口ごとの吐出回数を制御す
ることにより、各吐出口の使用条件を均一にし、記録ド
ットの各吐出口ごとのバラツキをなくすことができ、記
録の濃度ムラを解消して記録品位を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】図1に示した装置の制御系の構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の一実施例による吐出回復処理を含む記
録処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】 9 ヘッドカートリッジ 11 キャリッジ 13 フック 15 レバー 17 マーカ 19 支持板 21 フレキシブルケーブル 23 ガイド軸 25 軸受 27 タイミングベルト 29A,29B プーリ 31 キャリッジモータ 33 搬送ローラ 35 搬送モータ 101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 データ受信部 105 記録ヘッド吐出駆動部 106 記録ヘッド移動駆動部 107 紙送りモータ駆動部 108 回復系モータ駆動部 109 各種センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/20 8804−2C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してインクを吐出する吐出
    口を複数有する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジ
    ェット記録装置において、 前記吐出口よりインクを吐出させることによって吐出回
    復処理を行う回復手段と、 記録に際しての前記複数の吐出口のそれぞれの吐出回数
    を計数する計数手段と、 当該計数結果を用いて前記吐出回復処理時における前記
    複数の吐出口のインク吐出回数をそれぞれ制御する吐出
    回数制御手段とを具えたことを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出回数制御手段において前記複数
    の吐出口のそれぞれについての計数結果のうち、最大値
    を基準として前記吐出回復処理時における前記複数の吐
    出口のそれぞれについてのインク吐出回数を決定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記吐出回数制御手段において前記計数
    結果と、予備吐出の際の吐出回数との合計値が各吐出口
    で一定値となるように前記吐出回数の制御を行うことを
    特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは、前記インクを吐出す
    るために利用されるエネルギを発生する素子として、前
    記インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電
    気熱変換体を有することを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対してインクを吐出する吐出
    口を複数有する記録ヘッドを用いて記録を行うインクジ
    ェット記録装置の当該吐出口よりインクを吐出させるこ
    とによって吐出回復処理を行う吐出回復方法において、 記録に際しての前記複数の吐出口のそれぞれの吐出回数
    を計数し、 当該計数結果を用いて前記吐出回復処理時における前記
    複数の吐出口のインク吐出回数をそれぞれ制御すること
    を特徴とするインクジェット記録装置の吐出回復方法。
JP15206692A 1992-06-11 1992-06-11 インクジェット記録装置および該装置の吐出回復方法 Pending JPH05338134A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659342A (en) * 1994-09-30 1997-08-19 Hewlett-Packard Company On-page inkjet printhead spitting system
US5995067A (en) * 1993-03-19 1999-11-30 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus which controls recovery operation in accordance with environmental conditions

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