JPH05337358A - プレートリフォーマ - Google Patents

プレートリフォーマ

Info

Publication number
JPH05337358A
JPH05337358A JP16546992A JP16546992A JPH05337358A JP H05337358 A JPH05337358 A JP H05337358A JP 16546992 A JP16546992 A JP 16546992A JP 16546992 A JP16546992 A JP 16546992A JP H05337358 A JPH05337358 A JP H05337358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
chamber
dispersion
combustion chamber
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16546992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hirata
哲也 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP16546992A priority Critical patent/JPH05337358A/ja
Publication of JPH05337358A publication Critical patent/JPH05337358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分散室入口部で燃焼室からの逆流を防止す
る。 【構成】 燃焼室4に多数の分散孔6aを有する燃料分
散板6を介して燃料分散室7を積層する。燃焼室4の入
口側に接続した空気供給ライン8と燃料分散室7に接続
した燃料供給ライン9に、燃焼室4の入口部の圧力P1
と燃料分散室7入口部の圧力P2 との差圧を求める差圧
計10を設ける。上記空気供給ライン8から燃料供給ラ
イン9へ空気を分流して燃料に予混合させる分流ライン
11を設ける。分流ライン11にバルブ12とブロワ1
3を設ける。上記圧力P1 とP2 がP2 <P1 のとき差
圧計10からの信号によりバルブ12を開け、ブロワ1
3を駆動させるようにする制御器14を設け、P2 を高
くするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料電池発電システムに
おいて燃料電池のアノード(燃料極)側へ供給する燃料
ガスを製造する場合の如き供給燃料から生成ガスを製造
するのに用いるプレートリフォーマに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】触媒を反応させて供給燃料を生成ガスに
改質するリフォーマのうち、プレートリフォーマは、コ
ンパクトで且つ燃焼室全域で均一な燃焼を可能として効
果的に改質が行えるものとして従来より採用されてい
る。図3は従来のプレートリフォーマの一例として燃料
を分散燃焼させるようにしたものを示すもので、改質用
触媒1を充填したプレート型の改質室2に、燃焼用触媒
3を充填したプレート型の燃焼室4を伝熱隔壁5を介し
て積層すると共に、上記燃焼室4に、多数の分散孔6a
を有する燃料分散板6を介してプレート型の燃料分散室
7を積層した構成としてあり、燃焼室4に空気Aを供給
すると共に、燃料分散室7に燃料Fを供給し、又、改質
室2に天然ガスの如き改質原料ガスNGを供給すると、
燃料Fが燃料分散板6の分散孔6aを通って燃焼室4に
入り、ここで、空気Aによって燃焼させられて燃焼室4
全域で均一に燃焼が行われ、更に、この燃焼室4での燃
焼により生じた熱は伝熱隔壁5を介して改質室2側に吸
熱され、改質室2では吸熱により改質原料ガスNGは改
質室2内の改質用触媒1によって反応させられる。この
場合、上記改質原料ガスNGが天然ガス(CH4 +H2
O)の場合は、 CH4 +H2 O→CO+3H2 CO+H2 O→CO2 +H2 の反応が行われ、CH4 +H2 OをH2 とCO2 に改質
することができるようにしてある(実開平1−5254
1号)。
【0003】上記プレートリフォーマでは、燃料分散室
7に供給された燃料Fが燃料分散板6の分散孔6aを通
り分散されて燃焼室4に入り、燃焼室4で分散燃焼が行
われるようにしてあることから、燃焼室4では均一な温
度分布を得ることができて、改質室2での吸熱反応を効
率よく行わせることができ、この際、燃料分散板6の分
散孔の分布や孔径を適宜選択することにより、温度分布
をコントロールすることができると共に燃焼温度を調節
することができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
如きプレートリフォーマの場合は、燃料分散室7から燃
焼室4内へ燃料を分散させて燃焼室4で燃焼させるた
め、燃焼室4内の圧力よりも燃料分散室7内の圧力の方
を高くするように、通常、燃料分散室7の方の流量を多
くするようにしているが、プレートリフォーマをシステ
ムに組み入れた際に、システムの条件により、燃焼室4
入口での流量が、燃料分散室7入口での流量よりも多く
なる場合がある。
【0005】このような場合は、燃焼室4の入口部で燃
焼室4から燃料分散室7へ空気Aが流出するという逆流
現象が起こり、燃焼室4の入口部で燃焼が行われない状
態になって、改質室1へ伝熱量が少なく、改質ガスの温
度を下げてしまうことになり、最適な温度分布を得るこ
とができないことになる。
【0006】そこで、本発明は、燃焼室入口部での燃焼
室から分散室への逆流を防止し、常に分散室から燃焼室
へ燃料又は空気が供給されるようにして燃焼室全域で均
一燃焼が行われるようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、改質用触媒を充填した改質室と燃焼用触
媒を充填した燃焼室とを伝熱隔壁を挟んで積層させ、且
つ上記燃焼室に、多数の分散孔を有する燃料又は空気の
分散板を介して燃料又は空気の分散室を積層し、燃焼室
での燃焼により生じた熱を改質室に伝えて改質原料ガス
を改質するようにしてあるプレートリフォーマにおい
て、上記燃焼室の入口側に接続した空気又は燃料供給ラ
インと、上記分散室に接続した燃料又は空気供給ライン
に、燃焼室入口部の圧力と分散室入口側の圧力との差圧
を求める差圧計を設けると共に、上記両供給ラインを、
バルブ、ブロワを有する分流ラインで接続し、上記差圧
計からの信号に基づき上記バルブ及びブロワに指令を与
える制御器を備えた構成とする。
【0008】又、上記分流ラインに代えて、両供給ライ
ンの途中に、ラインを切り換える電磁切換弁を設け、該
電磁切換弁に制御器を接続した構成としてもよい。
【0009】
【作用】燃焼室入口部の圧力と分散室入口部の圧力は差
圧計で検知されており、分散室入口部の圧力よりも燃焼
室入口部の圧力が高くなると、差圧計からの信号により
制御器からバルブとブロワに指令が送られ、バルブが開
けられ、ブロワが運転されて分散室側の圧力が高くなる
ように燃焼室への供給ラインから空気又は燃料が、分散
室への供給ライン側へ分流され、空気と燃料が予混合さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は本発明の一実施例として、図3の場
合と同様に燃料を分散室に供給して分散燃焼させるよう
にし、且つ燃焼ガスと改質ガスの流れが対向流となるよ
うにした形式のものを示す。
【0012】図3に示した従来のプレートリフォーマと
同様に、改質用触媒1を充填した改質室2と燃焼用触媒
3を充填した燃焼室4とを伝熱隔壁5を挟んで積層し、
且つ燃焼室4に燃料分散板6を介して燃料分散室7を積
層させた構成において、上記燃焼室4へ空気Aを供給す
る空気供給ライン8と、上記燃料分散室7へ燃料Fを供
給する燃料供給ライン9に、燃焼室4の入口部の圧力P
1 と燃料分散室7の入口部の圧力P2 との差を検知する
差圧計10を設けると共に、上記空気供給ライン8から
燃料供給ライン9の方へ空気を流す分流ライン11を設
けて、該分流ライン11の途中に、バルブ12とブロワ
13とを設け、且つ上記差圧計10からの信号により空
気Aを燃料供給ライン9に分流させるよう上記バルブ1
2とブロワ13に指令を与える制御器14を設ける。
【0013】燃焼室4へ空気Aを供給し、燃料分散室7
へ燃料Fを供給するとき、燃料分散室7内の圧力P2 が
燃焼室4内の圧力P1 よりも高いと(P2 >P1 )、燃
料Fは燃料分散室7から燃料分散板6の分散孔6aを通
って燃焼室4に流入でき、燃焼室4の全域で均一燃焼が
行われて、その燃焼により生じた熱が伝熱隔壁5を経て
改質室2へ伝えられることになる。
【0014】ところが、燃焼分散室7内の圧力P2 が燃
焼室4内の圧力P1 よりも低くなると(P2 <P1 )、
燃料Fが燃焼室4内へ入らないばかりでなく、燃焼室4
内から燃料分散室7内へ空気Aが流入する、いわゆる逆
流現象が生じる。このような場合、本発明では、差圧計
10からの信号により燃料分散室7の入口部の圧力の方
が燃焼室4入口部の圧力よりも低いことが検知されてい
るので、差圧計10からの信号により制御器14からバ
ルブ12とブロワ13に指令が送られて、バルブ12が
開き、ブロワ13が駆動し、空気供給ライン8から空気
Aがブロワ13で昇圧されて燃料供給ライン9に入り、
燃料Fに空気Aが予混合されて燃料分散室7に供給され
る。これにより燃料分散室7への流量が多くなって入口
部の圧力P2 が高くなり、上記の逆流現象はなくなる。
【0015】燃焼室4の入口部の圧力P1 と燃料分散室
7の入口部の圧力P2 は、常に差圧計10により検知さ
れているので、常にP2 >P1 の関係が維持されるよう
に差圧が調整されている。流量が変化してP2 >P1 が
自然に維持されるようになると、バルブ12は閉じら
れ、ブロワ13は停止させられる。
【0016】次に、図2は本発明の他の実施例を示すも
ので、燃焼室4への空気供給ライン8と燃料分散室7へ
の燃料供給ライン9の途中に、両ライン8,9を切り換
える電磁切換弁15を設け、該電磁切換弁15のソレノ
イドSOLを制御器14からの指令により励磁して、ポ
ートaからポートbに切り換えるようにする。
【0017】この実施例では、燃焼室4の入口部の圧力
P1 よりも燃料分散室7の入口部の圧力P2 の方が低く
なったこと(P1 >P2 )が差圧計10で検知される
と、差圧計10からの信号により制御器14からの指令
によりソレノイドSOLが励磁され、電磁切換弁15が
ポートbに切り換えられる。これにより空気供給ライン
8が燃料分散室7の入口側に接続されて、燃料分散室7
入口部の圧力P2 が高くなる。
【0018】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、たとえば、燃焼室4に空気Aを供給
し、燃料分散室7から燃料Fを燃焼室4へ分散させるよ
うにした場合を示したが、燃焼室4に燃料Fを供給し、
空気Aを分散室に供給して燃焼室4へ分散させるように
する空気分散方式でもよいこと、燃焼ガスと改質ガスを
対向流とする場合について示したが、並行流方式でもよ
いこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明のプレートリフ
ォーマによれば、燃焼室に空気又は燃料を供給し、これ
に分散室より燃料又は空気を分散させて流入し、燃焼さ
せるようにし、この燃焼により生じた熱を改質室に伝え
て改質原料ガスを改質するようにしてあるプレートリフ
ォーマにおいて、上記燃焼室の入口部の圧力と分散室の
入口部の圧力を差圧計で検知して、常に分散室入口部の
流量を多くして圧力を高くするよう差圧を調整するよう
にしてあるので、燃焼室入口部で分散室の方へ空気又は
燃料が逆流することがなくなり、燃焼室では全域で均一
な燃焼が行われることになり、改質室の改質ガスの温度
を下げることがない、という優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレートリフォーマの一実施例を示す
概要図である。
【図2】本発明のプレートリフォーマの他の実施例を示
す概要図である。
【図3】従来のプレートリフォーマの一例を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 改質用触媒 2 改質室 3 燃焼用触媒 4 燃焼室 5 伝熱隔壁 6 分散板(燃料分散板) 6a 分散孔 7 分散室(燃料分散室) 8 空気供給ライン(空気又は燃料供給ライン) 9 燃料供給ライン(燃料又は空気供給ライン) 10 差圧計 11 分流ライン 12 バルブ 13 ブロワ 14 制御器 15 電磁切換弁 NG 改質原料ガス A 空気 F 燃料 P1 燃焼室入口部の圧力 P2 分散室入口部の圧力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改質用触媒を充填した改質室と燃焼用触
    媒を充填した燃焼室とを伝熱隔壁を挟んで積層させ、且
    つ上記燃焼室に、多数の分散孔を有する分散板を介して
    燃料又は空気の分散室を積層し、燃焼室での燃焼により
    生じた熱を改質室に伝熱隔壁を介し伝えて改質原料ガス
    を改質するようにしてあるプレートリフォーマにおい
    て、上記燃焼室の入口側に接続した空気又は燃料の供給
    ラインと、上記分散室に接続した燃料又は空気の供給ラ
    インに、燃焼室入口部の圧力と分散室入口部の圧力との
    差圧を検知する差圧計を設け、且つ上記空気又は燃料の
    供給ラインから上記燃料又は空気の供給ラインに空気又
    は燃料を分流させるためのバルブ、ブロワを有する分流
    ラインを設け、上記差圧計からの信号に基づき上記バル
    ブ、ブロワに指令を送る制御器を備えたことを特徴とす
    るプレートリフォーマ。
  2. 【請求項2】 上記空気又は燃料の供給ラインと燃料又
    は空気の供給ラインの途中に、分流ラインに代る電磁切
    換弁を設け、該電磁切換弁を制御器からの指令により切
    り換えられるようにしてある請求項1記載のプレートリ
    フォーマ。
JP16546992A 1992-06-02 1992-06-02 プレートリフォーマ Pending JPH05337358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16546992A JPH05337358A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 プレートリフォーマ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16546992A JPH05337358A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 プレートリフォーマ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05337358A true JPH05337358A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15813010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16546992A Pending JPH05337358A (ja) 1992-06-02 1992-06-02 プレートリフォーマ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05337358A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0878442A1 (de) * 1997-05-15 1998-11-18 dbb fuel cell engines GmbH Reformierungsreaktor und Betriebsverfahren hierfür

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0878442A1 (de) * 1997-05-15 1998-11-18 dbb fuel cell engines GmbH Reformierungsreaktor und Betriebsverfahren hierfür

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5397656A (en) Differential pressure controlling method and apparatus for plate reformer of fuel cell power generation system
US6277511B1 (en) Fuel cell
US6326095B1 (en) Integrated manifold/reformer for fuel cell systems
JPH0812303A (ja) プレートリフォーマ
US7503946B2 (en) Autooxidation internal heating type steam reforming system
JPH05337358A (ja) プレートリフォーマ
US7056361B1 (en) Gas producing system
JPS62252075A (ja) 空冷式燃料電池の温度制御装置
US5897972A (en) Molten carbonate fuel cell
JPH01239773A (ja) 内部マニホールド型燃料電池発電装置
JP2000327303A (ja) 燃料改質装置
JP2004018357A (ja) 改質反応器システム
JP4599634B2 (ja) 燃料電池システム
JP3571167B2 (ja) 固体高分子電解質型燃料電池、セルユニット及び燃料の供給方法
JPH08222249A (ja) 差圧制御装置
JPH05105404A (ja) プレート型リフオーマ
JPH10144335A (ja) 燃料電池装置及びその運転方法
JP2002100387A (ja) 改質システム
JPH06211503A (ja) プレートリフォーマ
JPH04134658U (ja) プレートリフオーマ
JP3269148B2 (ja) 燃料電池発電装置起動時の運転方法
JP2005108651A (ja) 改質装置
JP2002326802A (ja) 燃料改質装置
JPH04121972A (ja) 燃料電池発電システムの給水方法および給水装置
JPH08253301A (ja) プレート型改質器