JPH05336858A - 動物用首輪 - Google Patents
動物用首輪Info
- Publication number
- JPH05336858A JPH05336858A JP46993A JP46993A JPH05336858A JP H05336858 A JPH05336858 A JP H05336858A JP 46993 A JP46993 A JP 46993A JP 46993 A JP46993 A JP 46993A JP H05336858 A JPH05336858 A JP H05336858A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenothrin
- polyurethane
- artificial leather
- impregnated
- collar
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ポリウレタンの微細多孔質構造の表面層と、ナ
イロンをポリウレタンで立体的に接着した不織布の基体
層とからなる、密度が０．３−０．４５g/cm3 の人工皮
革基材にフェノトリン（３−フェノキシベンジル クリ
サンテマート）を含浸させてなる動物用首輪。 【効果】本発明の動物用首輪は、特に犬、猫等のペット
の体毛中に棲息するノミ、ダニ等の害虫駆除において優
れた効果を有するものである。
イロンをポリウレタンで立体的に接着した不織布の基体
層とからなる、密度が０．３−０．４５g/cm3 の人工皮
革基材にフェノトリン（３−フェノキシベンジル クリ
サンテマート）を含浸させてなる動物用首輪。 【効果】本発明の動物用首輪は、特に犬、猫等のペット
の体毛中に棲息するノミ、ダニ等の害虫駆除において優
れた効果を有するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は動物用首輪に関する。さ
らに詳しくは、特に犬、猫等のペットの体毛中に棲息す
るノミ、ダニ等の害虫駆除効果を有する動物用首輪に関
する。
らに詳しくは、特に犬、猫等のペットの体毛中に棲息す
るノミ、ダニ等の害虫駆除効果を有する動物用首輪に関
する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
よりノミ、ダニ等の駆除効果を有する動物用首輪が種々
知られているが、効力、安全性等必ずしも満足できるも
のとは言えなかった。
よりノミ、ダニ等の駆除効果を有する動物用首輪が種々
知られているが、効力、安全性等必ずしも満足できるも
のとは言えなかった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、優れた動
物用首輪を開発すべく鋭意検討した結果、ポリウレタン
の微細多孔質構造の表面層と、ナイロンをポリウレタン
で立体的に接着した不織布の基体層とからなる、密度が
０．３−０．４５g/cm3 の人工皮革基材にフェノトリン
を含浸させてなる動物用首輪が、効力に優れた望ましい
首輪であることを見出し本発明に到った。本発明におい
て用いられる害虫駆除成分であるフェノトリンは、化学
名を３−フェノキシベンジル クリサンテマートと言
い、特公昭４６−２１４７３号公報記載の化合物であっ
て種々の立体異性体が知られているが、本発明において
は有効な任意の異性体および該混合物が使用できる。ま
た、フェノトリンを含浸させる基材である上述の人工皮
革基材は、工業材料として広く知られており容易に入手
できるが、本発明においては特に、密度が０．３−０．
４５g/cm3 であるものを選択したことにより、優れた害
虫駆除効果が得られるものである。該人工皮革基材の具
体例として、クラリーノ６０３８−０１１８（株式会社
クラレ製）が挙げられる。
物用首輪を開発すべく鋭意検討した結果、ポリウレタン
の微細多孔質構造の表面層と、ナイロンをポリウレタン
で立体的に接着した不織布の基体層とからなる、密度が
０．３−０．４５g/cm3 の人工皮革基材にフェノトリン
を含浸させてなる動物用首輪が、効力に優れた望ましい
首輪であることを見出し本発明に到った。本発明におい
て用いられる害虫駆除成分であるフェノトリンは、化学
名を３−フェノキシベンジル クリサンテマートと言
い、特公昭４６−２１４７３号公報記載の化合物であっ
て種々の立体異性体が知られているが、本発明において
は有効な任意の異性体および該混合物が使用できる。ま
た、フェノトリンを含浸させる基材である上述の人工皮
革基材は、工業材料として広く知られており容易に入手
できるが、本発明においては特に、密度が０．３−０．
４５g/cm3 であるものを選択したことにより、優れた害
虫駆除効果が得られるものである。該人工皮革基材の具
体例として、クラリーノ６０３８−０１１８（株式会社
クラレ製）が挙げられる。
【０００４】フェノトリンを上記の基材に含浸させるに
当たっては、例えば、フェノトリンを必要によりアセト
ン等の溶媒に溶解し、該基材に滴下含浸させる。あるい
は、基材をフェノトリンの適当な濃度の有機溶媒溶液
（例えばアセトン溶液）中に浸漬したり、基材上に適量
のフェノトリンをのせて押さえながらのばすことによ
り、塗布、浸漬するなどの方法も工業的に好ましいもの
である。フェノトリンの含浸量は、首輪の使用される動
物の種類や大きさ、対象害虫の種類等により異なるが、
例えば犬、猫等のノミ駆除用としては、通常、塗布面１
cm2 当り15〜100 mgあるいは首輪１本当り０．３〜５ｇ
程度用いればよい。
当たっては、例えば、フェノトリンを必要によりアセト
ン等の溶媒に溶解し、該基材に滴下含浸させる。あるい
は、基材をフェノトリンの適当な濃度の有機溶媒溶液
（例えばアセトン溶液）中に浸漬したり、基材上に適量
のフェノトリンをのせて押さえながらのばすことによ
り、塗布、浸漬するなどの方法も工業的に好ましいもの
である。フェノトリンの含浸量は、首輪の使用される動
物の種類や大きさ、対象害虫の種類等により異なるが、
例えば犬、猫等のノミ駆除用としては、通常、塗布面１
cm2 当り15〜100 mgあるいは首輪１本当り０．３〜５ｇ
程度用いればよい。
【０００５】上述のようにして得られたフェノトリン含
浸基材は、必要により適当な大きさ、形に裁断後、バッ
クル等を取り付けるなどして首輪に成形される。また、
あらかじめ製造された人工皮革首輪に上述の方法でフェ
ノトリンを含浸させて本発明の動物用首輪を製造しても
よい。
浸基材は、必要により適当な大きさ、形に裁断後、バッ
クル等を取り付けるなどして首輪に成形される。また、
あらかじめ製造された人工皮革首輪に上述の方法でフェ
ノトリンを含浸させて本発明の動物用首輪を製造しても
よい。
【０００６】
【実施例】次に、本発明を実施例にてより具体的に説明
する。 実施例１ ポリウレタンの微細多孔質構造の表面層と、ナイロンを
ポリウレタンで立体的に接着した不織布の基体層とから
なる、密度が０．３８g/cm3 の人工皮革基材（長さ３５
８mm、幅１２．３５mm、厚み２．８mm）にフェノトリン
２ｇを滴下、含浸させる。 実施例２ 実施例１と同じ人工皮革基材にフェノトリン２ｇをの
せ、ガラス棒で押さえながらのばす。 実施例３ フェノトリン 100ｇをアセトン 500mlに溶解し、これに
実施例１と同じ人工皮革基材を30秒間浸漬する。 実施例４ 長さ１０mm、幅１２．３５mm、厚み２．８mmのクラリー
ノ６０３８−０１１８（密度０．３８g/cm3 ）の基体層
にｄ−フェノトリン（シス：トランス＝２：８）56mgを
滴下、含浸させた試料上に、ネコノミ３０頭（雄１３
頭、雌１７頭）を這わせ、その上から直径５．５cm、高
さ１．５cmのシャーレを被せた。ノミが麻痺し、ノック
ダウンした頭数を所定時間ごとに観察した。表１に、得
られたノックダウン率を示す。
する。 実施例１ ポリウレタンの微細多孔質構造の表面層と、ナイロンを
ポリウレタンで立体的に接着した不織布の基体層とから
なる、密度が０．３８g/cm3 の人工皮革基材（長さ３５
８mm、幅１２．３５mm、厚み２．８mm）にフェノトリン
２ｇを滴下、含浸させる。 実施例２ 実施例１と同じ人工皮革基材にフェノトリン２ｇをの
せ、ガラス棒で押さえながらのばす。 実施例３ フェノトリン 100ｇをアセトン 500mlに溶解し、これに
実施例１と同じ人工皮革基材を30秒間浸漬する。 実施例４ 長さ１０mm、幅１２．３５mm、厚み２．８mmのクラリー
ノ６０３８−０１１８（密度０．３８g/cm3 ）の基体層
にｄ−フェノトリン（シス：トランス＝２：８）56mgを
滴下、含浸させた試料上に、ネコノミ３０頭（雄１３
頭、雌１７頭）を這わせ、その上から直径５．５cm、高
さ１．５cmのシャーレを被せた。ノミが麻痺し、ノック
ダウンした頭数を所定時間ごとに観察した。表１に、得
られたノックダウン率を示す。
【０００７】
【表１】
【０００８】
【発明の効果】本発明の動物用首輪は優れた効力を有す
ることから、特に犬、猫等のペットの体毛中に棲息する
ノミ、ダニ等の害虫駆除に有効である。
ることから、特に犬、猫等のペットの体毛中に棲息する
ノミ、ダニ等の害虫駆除に有効である。
Claims (1)
- 【請求項１】ポリウレタンの微細多孔質構造の表面層
と、ナイロンをポリウレタンで立体的に接着した不織布
の基体層とからなる、密度が０．３−０．４５g/cm3 の
人工皮革基材にフェノトリンを含浸させてなる動物用首
輪。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP46993A JPH05336858A (ja) | 1992-04-07 | 1993-01-06 | 動物用首輪 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-85350 | 1992-04-07 | ||
| JP8535092 | 1992-04-07 | ||
| JP46993A JPH05336858A (ja) | 1992-04-07 | 1993-01-06 | 動物用首輪 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05336858A true JPH05336858A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=26333464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP46993A Pending JPH05336858A (ja) | 1992-04-07 | 1993-01-06 | 動物用首輪 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05336858A (ja) |
-
1993
- 1993-01-06 JP JP46993A patent/JPH05336858A/ja active Pending
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