JPH0533578A - トンネル切羽面マーキング方法およびその装置 - Google Patents

トンネル切羽面マーキング方法およびその装置

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JPH0533578A
JPH0533578A JP21628691A JP21628691A JPH0533578A JP H0533578 A JPH0533578 A JP H0533578A JP 21628691 A JP21628691 A JP 21628691A JP 21628691 A JP21628691 A JP 21628691A JP H0533578 A JPH0533578 A JP H0533578A
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tunnel
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computer
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Koji Shirai
耕治 白井
Atsuhisa Sugita
篤寿 杉田
Akihiko Nagaoka
昭彦 永岡
Akihiro Shimomura
晃弘 下村
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Abstract

(57)【要約】 [目的] マーキングを安全に短時間に可能とする。 [構成] 固定局3の発受信器5からトンネル2内の移
動局4へ向けてレーザー光又は光を発しその反射光に基
づきコンピュータ6により移動局4の位置を検知し、検
知された位置データを固定局3から移動局4に送信し、
移動局4において前記位置データに基づいてコンピュー
タ11によりトンネル切羽面9の削孔位置10を演算
し、演算された削孔位置10に向け移動局4に設けられ
た発射手段13によりマーキング材12を発射し、前記
削孔位置10にマーキング16することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル掘削工事をす
る際に、トンネル切羽面に削孔パターンを自動的にマー
キングするトンネル切羽面マーキング方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削工事をする際に発破時の余
掘り作業は、工事の工程が増えたり、コストが嵩む問題
を有していた。このため、余掘をなくする為に、従来で
はレーザー光線を利用してトンネル切羽面に削孔位置を
指示し、レーザー光線で指示された箇所に作業員がペン
キ等によりマーキングし、このマーキングに基づいてト
ンネル掘削工事を行うことが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
マーキング方法によれば、作業員が直接にトンネル切羽
面にマーキングするので、現実的には、マーキング作業
に時間がかかり、また危険作業となる等の理由により、
実施されるには至っていない。そこで、本発明では、安
全で短時間のうちにマーキングが可能となり、現実的に
実施できるトンネル切羽面マーキング方法およびその装
置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明方向に係るマーキ
ング方法は、固定局の発受信器からトンネル内の移動局
へ向けてレーザー光又は光を発しその反射光に基づきコ
ンピュータにより移動局の位置を検知し、検知された位
置データを固定局から移動局に送信し、移動局において
前記位置データに基づいてコンピュータによりトンネル
切羽面の削孔位置を演算し、演算された削孔位置に向け
移動局に設けられた発射手段によりマーキング材を発射
し、前記削孔位置にマーキングする構成とされている。
また、本発明装置に係るマーキング装置は、トンネル内
に設けられた固定局と移動局とからなり、前記固定局
に、移動局に向けレーザー光又は光を発し反射光を受信
するとともに位置データを送信する発受信器と、前記発
射光に基づき移動局の位置を検知するコンピュータとを
備え、前記移動局に、前記固定局から送信される位置デ
ータを受信する受信器と、前記位置データに基づいてト
ンネル切羽面における削孔位置を演算するコンピュータ
と、このコンピュータの制御により演算された削孔位置
に向けてマーキング材を発射する発射手段とを備えた構
成とされている。
【0005】
【作用】したがって、演算された削孔位置に発射手段に
よりマーキング材を発射してマーキングが行われるの
で、マーキングの自動化が可能となり、安全に且つ短時
間のうちにマーキングができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。本実施例のトンネル切羽面マーキング装置1は、
図1に示すように、トンネル2内の所定の場所に設置さ
れた固定局3と、トンネル2内を掘削工事に伴って移動
する移動局4とから構成されている。固定局3には、レ
ーザー光を発信し反射光を受信する発受信器5と、移動
局4の位置を検出するパソコン6とが設けられている。
移動局4には、固定局3からの送信された光信号を受信
する受信器8と、受信された光信号のデータに基づきト
ンネル切羽面9における削孔位置10を演算するパソコ
ン11と、演算された削孔位置に向けて、マーキング材
である螢光ペイントを丸く固化した玉丸12を発射する
エアーガン(発射手段)13とが設けられている。エア
ーガン13からはパソコン11により自動的に且つ連続
的に玉丸12が発射され、マーキング16する構成とな
っている。尚、図1中、14はエアーガン13に玉丸1
2を供給するとともに複数の玉丸12を収納する玉丸収
納箱を示し、15は受信器8、エアーガン13、玉丸収
納箱14を支持する三脚台を示す。
【0007】次に上記構成のマーキング装置1により削
孔位置をマーキングする場合について図2に基づき説明
する。まず、絶対位置が分かっている固定局3におい
て、発受信器5からレーザー光を移動局4に向けて発射
し、その反射光を発受信器5により受信し、パソコン6
において移動局4の位置が検知される(ステップS
1)。検知された移動局4の位置データが発受信器5に
よる光通信により移動局4に送信される(ステップS
2)。移動局4においては、固定局3から送信された位
置データに基づきパソコン11により削孔位置10が演
算される(ステップS3)。その後、パソコン11によ
る制御により、エアーガン13から玉丸12がトンネル
切羽面9の削孔位置10に向けて自動的に且つ連続的に
発射され(ステップS4)、トンネル切羽面9の削孔位
置10に螢光ペイントによるマーキング16がされる。
【0008】したがって、従来の作業員の手作業による
マーキングと異なり、安全にマーキングすることが可能
となり、また自動的に行われるので、作業が短時間でで
き、現実化が可能となる。尚、発射手段としてはエアー
ガンに限らず、他のものでも代用可能であり、またマー
キング材としても螢光ペイントに限定されるものではな
い。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ンネル切羽面の削孔位置にマーキング材を発射するの
で、自動的にマーキングすることが可能となり、作業員
の安全性を確保できるとともに、短時間のうちにマーキ
ングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、マーキング装置の概
略斜視図である。
【図2】マーキングの手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 マーキング装置 2 トンネル 3 固定局 4 移動局 5 発受信器 6,11 コンピュータ 8 受信器 9 トンネル切羽面 10 削孔位置 12 マーキング材 13 発射手段
フロントページの続き (72)発明者 下村 晃弘 東京都渋谷区千駄ケ谷4丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定局の発受信器からトンネル内の移動
    局へ向けてレーザー光又は光を発しその反射光に基づき
    コンピュータにより移動局の位置を検知し、 検知された位置データを固定局から移動局に送信し、 移動局において前記位置データに基づいてコンピュータ
    によりトンネル切羽面の削孔位置を演算し、 演算された削孔位置に向け移動局に設けられた発射手段
    によりマーキング材を発射し、 前記削孔位置にマーキングする、 ことを特徴とするトンネル切羽面マーキング方法。
  2. 【請求項2】 トンネル内に設けられた固定局と移動局
    とからなり、 前記固定局に、移動局に向けレーザー光又は光を発し反
    射光を受信するとともに位置データを送信する発受信器
    と、前記発射光に基づき移動局の位置を検知するコンピ
    ュータとを備え、 前記移動局に、前記固定局から送信される位置データを
    受信する受信器と、前記位置データに基づいてトンネル
    切羽面における削孔位置を演算するコンピュータと、こ
    のコンピュータの制御により演算された削孔位置に向け
    てマーキング材を発射する発射手段とを備えた、 ことを特徴とするトンネル切羽面マーキング装置。
  3. 【請求項3】 前記マーキング材を、螢光ペイントを丸
    く固化した玉丸とした請求項2記載のトンネル切羽面マ
    ーキング装置。
  4. 【請求項4】 前記発射手段を、エアーガンとした請求
    項2記載のトンネル切羽面マーキング装置。
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