JPH053344Y2 - - Google Patents

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JPH053344Y2
JPH053344Y2 JP849186U JP849186U JPH053344Y2 JP H053344 Y2 JPH053344 Y2 JP H053344Y2 JP 849186 U JP849186 U JP 849186U JP 849186 U JP849186 U JP 849186U JP H053344 Y2 JPH053344 Y2 JP H053344Y2
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liquid
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valve stem
rear end
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は筆ペン等の筆記具、又はマニキユア等
の液体化粧料等、液体を直にタンク内に貯蔵して
同所から弁、及び液体導入管を介して筆先、又は
刷毛等の先端塗布部材へ液体を供給する型式の液
体塗布具に関する。
(従来の技術) 従来、斯る型式の液体塗布具では、昭和60年実
用新案登録願第24150号等の如く、液体導入管の
後端は弁に連結され、弁を通過した液体は液体導
入管の側面に穿設された孔から液体導入管内部に
流入し先端塗布部材へ供給されるような構造が一
般的に採用されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前記従来例の如き構造の液体塗布具に
は次のような問題点が存在する。即ち液体導入管
の側面に孔を穿設し、又、弁と液体導入管に連結
部を構成する必要があるため金型構造が複雑でコ
スト高であること。又、液体導入管の側面に穿設
された孔の面積が小さいのでここを通つて液体タ
ンク内部に空気が液体と置換して入り込むのが妨
げられる傾向があり液体の流出が不安定であるこ
と等である。
本考案の目的は斯る問題点を解決すること、即
ち製造のための金型構造を簡素化してコストダウ
ンを図れ、又、空気置換が確実に遂行されて液体
の流出が安定化する液体塗布具を新に提供するこ
とである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を解決するために、本考案の液体塗布
具は、液体タンクの前端部にシリンダー部を設け
たばね受と該シリンダー部を摺動自在なピストン
部を設けた弁棒をそなえる弁を装着し、該弁の前
方に内部を液体流通孔とした筒部を有する液体導
入管を配し、該液体導入管の更に前方に先軸を貫
出する先端塗布部材を配し、液体導入管の液体流
通孔と外部に開口する先軸の内孔とを先軸の内面
に形成する空気溝等を介して連通して空気流通路
となし、上記ばね受けのシリンダー部に対する弁
棒ピストン部の相対的な後退によつてシリンダー
部内における弁棒の前方空間へ上記空気流通路を
介して空気を吸入すると共に、シリンダー部から
ピストン部が離れて液体タンクと弁棒の前方空間
が導通した状態において上記の吸入した空気と置
換して液体タンクからシリンダー部内へ流入する
液体を液体導入管の液体流通孔を通して先端塗布
部材へ供給するようになした液体塗布具におい
て、液体導入管の筒部後端を弁棒の前端から分離
状態とし且つその筒部後端を開口すると共に筒部
後端の周壁における円周上の所要箇所に後端開口
縁から前方に向かう所要長さのスリツトを開設し
たことを特徴とする構成を具えるものである。
(実施例) 図に拠つて本願液体塗布具の実施例を詳説す
る。当該実施例は筆ペンを示したものである。軸
筒1はその後端面を開口して同所に固着した固定
リング2に不使用時には第1図の如く尾栓3を嵌
着し、又前端の縮径部に形成したねじ部には先軸
4を螺着している。先軸4の前端縮径部には不使
用時に第1図の如くキヤツプ5が嵌着する。軸筒
1の内孔前端部には液体導入管6が固定されてい
る。液体導入管6は前端面から後端面へ液体流通
孔6aが開通した筒部6bと、筒部6bの前端外
周部に前面に開口する環状溝6cを設けた円板部
6dと、円板部6dの前端外周部に突設した鍔部
6eを有して構成されている。この液体導入管6
の前面には中心孔7aを有する栓7が当接されて
いる。栓7は前面に周溝7bとこれと連通する十
字形溝7cを有し、又後面には液体導入管円板部
前面の環状溝6cに嵌入する筒部7dが突設され
ている。液体導入管6と栓7は合体した状態で、
液体導入管6の鍔部6eと栓7の周縁部が同時に
軸筒1の前端縁と先軸4の内面段部4aとによつ
て挟着されることによつて固定されている。栓7
の前面には繊維を集束した穂先状の先端塗布部材
8の後端の溶着固化された円板部8aが当接さ
れ、先端塗布部材8はこの円板部8aが栓7と先
軸4の内面段部4bによつて挟着されることによ
り固定されている。先端塗布部材8は勿論先軸4
の内孔4cを貫通して先端部を外部に突出してお
り内孔4cの内面には軸方向の空気溝4dが形成
されている。次に軸筒1の内部には、弁装置を内
部に装着した液体タンク9と固定軸10の結合体
が収容されている。液体タンク9は後端面に凹部
9aを有し、前端縮径部に形成されたねじ部が固
定軸10の後端面に開口する内孔内面に形成され
たねじ部と螺着され、液体タンク9の前端縁と固
定軸10の内面段部10aとによつて弁座11と
ばね受け12の外周部に突設された夫々の鍔部1
1a,12aが挟着固定されている。ばね受け1
2は前端に弁座11を嵌入する筒部12bを有し
その後方にシリンダー部12cを有し更にその後
方には円周上の120°毎に離れたる箇所に後方に伸
びる連杆部12dを介して最後端にガイド筒部1
2eを有している。このばね受け12の内部には
前端に外周面がシリンダー部12cの内面を摺動
する大径ピストン部13aを有しその後方に後端
部がガイド筒部12eを貫通する小径軸部13b
を有する弁棒13が装入され、当該弁棒13はそ
の小径軸部13bの外周に巻装して大径ピストン
部13aの後面とガイド筒部12eの前面との間
に介装された弁ばね14に依り前方へ押圧され、
大径ピストン部13aの前面のテーパ面13cを
弁座11に着座させている。一方固定軸10は弁
座11の内孔に連通する中心孔10bを有しその
内面の弁座11の前端面の前方位置には溝10c
を有して同所にリング状のパツキン15が嵌着さ
れている。固定軸10の中心孔10bには前記の
液体導入管6の筒部6bが挿入され、筒部6bの
外面にパツキン15が水密に且つ摺動自在に当接
している。液体導入管6の筒部6bの後端は弁座
11の内部に於て弁棒13の前面と体面している
が、この液体導入管6の筒部6bの後端部の周壁
の対向する上下2箇所に後縁から前方へ向けて所
要長さ及び所要幅のスリツト16が設けられてい
ることが当該筆ペンの特徴となつている。弁棒1
3が弁座11に着座している状態では液体導入管
6bの後端と弁棒13の前端とは多少の間隔があ
いている。尚、図中17はインクの攪拌用ボール
である。
当該筆ペンの作動は次の通りである。先ず軸筒
1の後端の固定リング2から尾栓3を抜去する。
次に先軸4からキヤツプ5を外してこれを第2図
の如く軸筒1の後端口から挿入してその先端部を
液体タンク後端凹部9aに嵌着させる。この状態
でキヤツプ5をノツクすると、液体タンク9は固
定軸10及び内部の弁装置ともども前進する。こ
の時、弁棒13は弁ばね14におされてその前端
が液体導入管筒部6bの後端に衝合するまで前進
するが、その後は前進を阻まれ弁座11やばね受
け12に対し弁ばね14を圧縮しながら相対的に
後退する。弁棒13が弁座11に着座している第
2図の状態から、弁棒13のピストン部13aが
ばね受け12のシリンダー部12cを離れる直前
の第3図の状態に至る段階で弁棒13の前方空間
は膨張して圧力が低下するため、先軸4の空気溝
4d、栓7の周溝7b、十字溝7c、中心孔7
a、更に液体導入管6の液体流通孔6aを介して
空気が吸入される。更に弁棒13のピストン部1
3aがシリンダー部12cから離れて第4図に示
す状態に至ると、液体タンク9内部へ空気が侵入
しそれと置換して液体タンク9内部のインクがシ
リンダー部12c内部へ流入する。この状態でノ
ツク力を解除すると弁ばね14の復元力に依つて
前記の逆工程が遂行され、第4図の状態から第3
図、第2図の状態へと移行する。そして第3図か
ら第2図の状態へ移行する段階でシリンダー部1
2c内のインクはピストン部13aによつてイン
ク導入管6の導入孔6a内へ圧出されることにな
る。
(考案の作用及び効果) 本願の考案は前述した如き構成を有するもので
あり、液体導入管から液体タンク内へ空気が侵入
しそれと置換して液体が液体導入管内へ送出され
る際に、斯る空気や液体は液体導入管の筒部の後
端のスリツトを通過することになるが、当該スリ
ツトは従来の液体塗布具に於て同様の機能を果す
ために設けられていた液体導入管の側面に穿たれ
た孔に比べ極めて面積が広いので、空気や液体の
通過が活性化して先端塗布部材への液体供給が向
上する作用効果を奏する。これに加えて液体導入
管に孔を穿設する必要がなくなり又弁棒と液体導
入管の連結部を構成する必要もないので金型構造
が簡素化してコスト低下をもたらす利点もあり、
前記目的は完全に達成されるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図乃至
第4図は筆ペン全体の縦断面図であり、第1図は
キヤツプ嵌着状態図、第2図はノツク操作の開始
前及び完了後の状態図、第3図はノツク操作の途
上でシリンダー部へピストン部が嵌入する直前又
はシリンダー部からピストン部が抜出する直前の
状態図、第4図はノツク操作の押込工程のみが完
了した状態図である。又第5図は液体導入管の斜
視図である。 1……軸筒、2……固定リング、3……尾栓、
4……先軸、4a,4b……内面段部、4c……
内孔、4d……空気溝、5……キヤツプ、6……
液体導入管、6a……液体流通孔、6b……筒
部、6c……環状溝、6d……円板部、6e……
鍔部、7……栓、7a……中心孔、7b……周
溝、7c……十字形溝、7d……筒部、8……先
端塗布部材、8a……円板部、9……液体タン
ク、9a……凹部、10……固定軸、10a……
内面段部、10b……中心孔、10c……溝、1
1……弁座、11a……鍔部、12……ばね受、
12a……鍔部、12b……筒部、12c……シ
リンダー部、12d……連杆部、12e……ガイ
ド筒部、13……弁棒、13a……ピストン部、
13b……小径軸部、13c……テーパ面、14
……弁ばね、15……パツキン、16……スリツ
ト、17……攪拌用ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体タンクの前端部にシリンダー部を設けたば
    ね受と該シリンダー部を摺動自在なピストン部を
    設けた弁棒をそなえる弁を装着し、該弁の前方に
    内部を液体流通孔とした筒部を有する液体導入管
    を配し、該液体導入管の更に前方に先軸を貫出す
    る先端塗布部材を配し、液体導入管の液体流通孔
    と外部に開口する先軸の内孔とを先軸の内面に形
    成する空気溝等を介して連通して空気流通路とな
    し、上記ばね受けのシリンダー部に対する弁棒ピ
    ストン部の相対的な後退によつてシリンダー部内
    における弁棒の前方空間へ上記空気流通路を介し
    て空気を吸入すると共に、シリンダー部からピス
    トン部が離れて液体タンクと弁棒の前方空間が導
    通した状態において上記の吸入した空気と置換し
    て液体タンクからシリンダー部内へ流入する液体
    を液体導入管の液体流通孔を通して先端塗布部材
    へ供給するようになした液体塗布具において、液
    体導入管の筒部後端を弁棒の前端から分離状態と
    し且つその筒部後端を開口すると共に筒部後端の
    周壁における円周上の所要箇所に後端開口縁から
    前方に向かう所要長さのスリツトを開設したこと
    を特徴とする液体塗布具。
JP849186U 1986-01-24 1986-01-24 Expired - Lifetime JPH053344Y2 (ja)

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FR878700801A FR2593415B1 (fr) 1986-01-24 1987-01-23 Applicateur pour liquide ayant un nouveau dispositif de communication liquide/air
IT8719141A IT1201190B (it) 1986-01-24 1987-01-23 Applicatore di liquido dotato di un nuovo meccanismo di comunicazione per liquido/aria
GB8701479A GB2187378B (en) 1986-01-24 1987-01-23 Liquid applicator having novel liquid/air communication mechanism
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