JPH05334407A - 画像処理装置及び該装置を有する画像処理システム - Google Patents

画像処理装置及び該装置を有する画像処理システム

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JPH05334407A
JPH05334407A JP4140559A JP14055992A JPH05334407A JP H05334407 A JPH05334407 A JP H05334407A JP 4140559 A JP4140559 A JP 4140559A JP 14055992 A JP14055992 A JP 14055992A JP H05334407 A JPH05334407 A JP H05334407A
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JP
Japan
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data
image
copying machine
image memory
circuit
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JP4140559A
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Mitsuhiro Yamamoto
光洋 山本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複写機と外部装置に接続され、且つ、両者間の
データのやり取りを行うメモリ装置の電源をOFFの状
態でも、複写機と外部装置との間の通信が可能であり、
また、メモリ装置が処理を行う前後で複写機に外部装置
の認識を行わせることで、外部装置の誤認識を無くし、
円滑な通信切換が可能である。 【構成】画像処理システムは、電源オン時に、画像メモ
リユニツト102を複写機101と外部操作装置109
の両機器と電気的に接続し、また電源オフ時に、画像メ
モリユニツト102を介さずに上記両機器と電気的に接
続し、このようにして外部操作装置109が接続された
場合、複写機101により外部操作装置109を認識さ
せ、画像メモリユニツト102による処理が終了し、外
部操作装置102の接続を解除した場合、複写機101
により外部操作装置102を認識させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば読み取った画像
メモリに格納しホストコンピュータを用いて画像編集し
て出力画像を得る画像処理装置及び該装置を有する画像
処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿をデジタル的に色分解して読
み取り、読み取られたデジタルカラー画像信号に基づき
カラー記録を行なうデジタルカラー複写機が普及してい
る。図21に示す様に、この種の複写機1801は、さ
らに専用メモリ装置1802、及びホストコンピュータ
1803が接続できる様になっており、読み込まれた画
像を専用メモリ装置1802に格納し、ホストコンピュ
ータ1803を用いて画像編集処理ができる。又、フィ
ルムスキャナ1804を接続することにより、デジタル
カラー複写機の機能を多様化できる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、フィルムスキャナ1804とデジタルカ
ラー複写機1801との通信は、専用メモリ装置180
2が仲介に入っており、両者が直接データのやりとりを
行っていないようにも構成出来る。この場合、専用メモ
リ装置1802の電源がOFFの時は、フィルムスキャ
ナ1804を使用することができなかった。このために
フィルムスキャナ1804を使用するには、専用メモリ
装置を使用しなくても、専用メモリ装置の電源をONす
るか、又はデジタルカラー複写機1801に外部操作装
置をダイレクトで接続しなければならないという欠点が
あった。
【0004】本発明は、上述した従来例の欠点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、複写機
と外部装置に接続され、且つ、両者間のデータのやり取
りを行うメモリ装置の電源をOFFの状態でも、複写機
と外部装置との間の通信が可能であり、また、メモリ装
置が処理を行う前後で複写機に外部装置の認識を行わせ
ることで、外部装置の誤認識を無くし、円滑な通信切換
が可能である画像処理装置及び該装置を有する画像処理
システムを提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、本発明に係る画像処理装置は、複
数の機器間でデータの記憶及び通信を行う通信制御手段
を有する画像処理装置において、電源オン時に、前記通
信制御手段を前記複数の機器の少なくとも2つと電気的
に接続する第1の接続手段と、電源オフ時に、前記通信
制御手段を介さずに前記複数の機器の少なくとも2つを
電気的に接続する第2の接続手段と、前記第1または第
2の接続手段により所定の機器が接続された場合、該所
定の機器を認識する第1の認識手段と、前記所定の機器
の接続が解除された場合、該所定の機器を認識する第2
の認識手段とを備える。
【0006】また本発明に係る画像処理システムは、画
像データを入力する入力手段と、前記入力手段で入力し
た画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段で記
憶した画像データに基づいて出力処理を行う出力手段
と、前記入力手段、前記記憶手段、前記出力手段をそれ
ぞれ制御する制御手段とを有する画像処理システムにお
いて、前記記憶手段は、前記通信制御手段を前記複数の
機器の少なくとも2つと電気的に接続する第1の接続手
段と、前記通信制御手段を介さずに前記複数の機器の少
なくとも2つを電気的に接続する第2の接続手段と、電
源オン時に、前記第1の接続手段への切り換えを行う第
1の切り換え手段と、電源オフ時に、前記第2の接続手
段への切り換えを行う第2の切り換え手段と、前記第1
または第2の接続手段により所定の機器が接続された場
合、該所定の機器を認識する第1の認識手段と、前記所
定の機器の接続が解除された場合、該所定の機器を認識
する第2の認識手段とを備える。
【0007】
【作用】かかる構成によれば、画像処理装置において、
または、画像処理システムにおて、第1の接続手段は、
電源オン時に、通信制御手段を前記複数の機器の少なく
とも2つと電気的に接続し、第2の接続手段は、電源オ
フ時に、通信制御手段を介さずに前記複数の機器の少な
くとも2つを電気的に接続し、第1の認識手段は第1ま
たは第2の接続手段により所定の機器が接続された場
合、所定の機器を認識し、第2の認識手段は、前記所定
の機器の接続が解除された場合、所定の機器を認識す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の画像処理装置に係る実施例に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。 <第1の実施例>図1は本発明の第1の実施例における
画像処理システムを概略的に示す構成図である。
【0009】本システムは、図1に示される様に、デジ
タルカラー複写機101、ホストコンピュータ103、
そして、外部操作装置109を、それぞれ画像メモリユ
ニット102から延びるケーブルで接続した構成であ
る。107−1は画像メモリユニット102とデジタル
カラー複写機101とをつなぐケーブル、107−2は
画像メモリユニット102とホストコンピュータ103
とをつなぐケーブル、107−3は画像メモリユニット
102と外部操作装置109とをつなぐケーブルをそれ
ぞれ示している。
【0010】ここで、上記構成を具体的に説明する。同
図において、101はカラースキャナ及びインクジェッ
ト方式のプリンタを具備したデジタルカラー複写機(以
下「複写機」という)である。この複写機101は、圧
板105の下に原稿を置きコピースタートキー104を
押すことにより単独でカラー複写画像を得ることができ
る。また、複写機101のカラースキャナによって読み
取られた画像は、同時にデジタルデータとしてケーブル
107を介し画像メモリユニット102に送ることもで
きる。送られた画像データは、例えばGP−IBなどの
汎用I/F107−2を介しホストコンピュータ103
に送られ、様々な画像編集処理を可能としている。処理
された画像データは、画像メモリユニット102を介し
てスキャナプリンタ101に送られ、編集画像を再生す
ることができる。又、外部操作装置109を接続するこ
とにより、複写機101を外部からより多機能に操作す
ることができる。
【0011】図2は図1のシステムにおけるインターフ
ェース通信の切替手段を示す回路図である。
【0012】この図2を用いて画像メモリユニット10
2の内部構成を説明する。同図において、110は多値
インターフェースケーブル、117,118,119は
インターフェースケーブルであり、多値データをやりと
り出来る。114,115はセレクタ、116は画像メ
モリユニトット102に接続された外部機器との通信制
御及び不図示のメモリによって通信時のデータの記憶を
行う通信制御装置、α,βはデータケーブルをそれぞれ
示している。
【0013】上記構成において、画像メモリユニット1
02は、複写機101からの信号はインターフェースケ
ーブル117よりセレクタ115に入る。
【0014】画像メモリユニット102が電源OFFの
場合には、各セレクタ114,115において、切替ス
イツチcにより端子aが選択される。すなわち、電源O
FF時には、通信制御装置116を介さずに、複写機1
01と外部操作装置109とを電気的にスルーとなるよ
うに接続する動作が行われる。
【0015】この動作によって、一方の複写機101か
らの信号は、インターフェースケーブル117、セレク
タ115、インターフェースケーブル118を介して外
部操作装置109に送られる。
【0016】他方、外部操作装置109からの信号は、
インターフェースケーブル119、セレクタ114、そ
して多値インターフェースケーブル110を介して、複
写機101へと送られる。
【0017】次に、画像メモリユニット102が処理中
の場合には、セレクタ114,115において、切替ス
イツチcによりそれぞれ端子bが選択される。
【0018】この場合、画像メモリユニット102はイ
ンターフェースケーブル117をデータケーブルαでモ
ニタすることによって、複写機101の信号を得る。そ
して、通信制御装置116は外部操作装置109に対
し、データ信号をインターフェースケーブル118を介
して送信する。又、画像メモリユニット102は、多値
インターフエースケーブル119をデータケーブルβで
モニタすることによって、どのような種類の外部機器が
接続されているのかを検知する。
【0019】さらに、画像メモリユニット102では、
通信制御装置116が、データケーブルβでモニタした
信号に基づいて複写機101に対し、データ信号をイン
ターフェースケーブル110を介して送信する。
【0020】以上のように、画像メモリユニット102
の電源OFFのときには、複写機と外部操作装置とが電
気的にスルー状態となり、この両者の間で、画像メモリ
ユニット102の電源OFFでも通信が可能となる。ま
た、図2において、各インターフェースケーブル11
0,117,118,119の詳細について、図2のA
に示す。Aにおいて示す様に、各ケーブルには8ビット
のデータライン、8ビットの各コントロール信号を出力
するためのコントロールゲイン、外部機器用電源EX
CC、グランドラインGNDが設けられている。
【0021】各コントロールラインは図3及び図4に示
す各信号のそれぞれ専用のラインを有している。118
は電源装置であり、画像メモリユニット102のための
商用電源ラインから与えられる商用電源から通信制御装
置116等を駆動するための内部電力INT−VCCを発
生する。また、各セレクタ114,115は通信制御装
置116とは異なり、前述の外部機器用電源EXCC
より動作する。また、複写機101には商用電源が入力
され、該複写機はかかる商用電源から前述の外部機器用
電源EXCCを発生する。また、外部操作装置109も
前述の画像メモリユニット102を介して与えられる外
部機器用電源EXCCにより動作する。
【0022】図3は、第1の実施例において、画像メモ
リユニットの電源ON時での外部機器認識のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【0023】ここで、BUSYは複写機101使用中
(High Active )を示し、REQは複写機101へ送る
8byte 信号(High Active )を示し、ACKは複写機1
01から帰って来る信号(High Active )を示し、PR
SELはセレクタ切替スイツチcを示し、SRDYは画
像メモリユニット102から複写機101へ送るPowerO
N信号を示し、PRDYは複写機101から送られるPow
er ON信号を示している。
【0024】次に、第1の実施例による動作を説明す
る。
【0025】図5は第1の実施例による画像メモリユニ
ツトのPower ON時の動作を説明するフローチヤートであ
る。
【0026】本実施例では、大きく3つのstep1,
step,step3で動作が行われる。
【0027】step1では、画像メモリユニット10
2の電源ONで、かつ複写機101の電源ONでないな
ら電源ONを持つ、電源ONなら複写機101使用中か
否かをチェックし、使用中から動作終了を待つ。使用中
でないなら8byte通信信号の送受信の行なわれてい
ない時、図2のセレクタ114,115それぞれの切替
SWを端子bに切替え、インターフェースケーブル11
9より外部機器の情報をモニタする準備をする。
【0028】すなわち、Sa1−1において、PRDY
“High(=1)”により複写機101の電源ONを
確認し、Sa1−2において、BUSY“High”に
より複写機101の使用可を確認し、Sa1−3におい
て、REQ,ACKがそれぞれ“Low(=0)”によ
り複写機101の送受信経路の使用可を確認し、S1−
4において、セレクタ114,115の切換スイツチc
“High”で端子bへの切替を行う。
【0029】次のstep2では、Sa2−1におい
て、外部操作装置の認識を行い、S2a−2において、
認識終了後、メモリユニットのPower ON信号(SRD
Y)を“Low”にする。これは次のstep3でPR
DYを“Low”にする為に行なう動作である。
【0030】そして、step3では、step2のS
RDY信号に追従して、複写機101のPower ON信号で
あるPRDYか“Low”となる。Sa3−1において
は、このPRDYが“Low”となるのを待ち、Sa3
−2において、“Low”となった後に、PRSELを
“Low”にセツトすることにより、図2のセレクタ1
14,115それぞれの切替スイツチcを端子a側に切
替える。このことによって、複写機101が外部操作装
置の情報をモニタできる。
【0031】さらに、Sa3−3において、複写機10
1が外部操作装置の認識を行い、認識終了後、PRDY
を“High”にして、本処理を終了する。図4は、第
1の実施例において、画像メモリユニットの処理開始時
と処理終了時の複写機による外部操作装置の認識のタイ
ミングを示すタイミングチャートである。 図6は図4
の動作を説明するフローチャートである。本フローチャ
ートは大きく4つのstep11,step12,st
ep13,step14で動作が行われる。step1
1では、画像メモリユニツトの処理が開始すると、複写
機101が使用中か否かをチェックし、使用中(BUS
Y=1)なら動作終了を待つ(Sb1−1)。使用中で
ないなら8byte通信信号の送受信の行われていない
時(REQ=ACK=0)、図2のセレクタ114,1
15をそれぞれ切替SW端子bに切替える(画像メモリ
ユニット介入/Sb1−2,Sb1−3)。また、この
切替直後にSRDY“Low”(=0)にする(Sb1
−4)。SRDY“Low”を検知し、複写機101も
PRDY“Low”(=0)にする(Sb1−5)。s
tep12では、PRDY“Low”となると、Sb2
−1において、複写機に於ける外部機器の認識を行う。
認識が終了すると、PRDY“High”(=1)とし
(Sb2−2)、画像メモリユニットもSRDY“Hi
gh”(=1)とする(Sb2−3)。尚、SRDY
“High”の地点から画像メモリユニットの処理が開
始される。step13では、画像メモリユニットの処
理終了付近を説明する。画像メモリユニットの処理が終
了すると、SRDY“Low”(=0)とする(Sb3
−1)。この信号により複写機のPRDY“Low”
(=0)とする(Sb3−2)。次に8byte通信信
号の送受信が行われていないなら(REQ=ACK=0
/Sb3−3)、PRSEL=0とし(Sb3−4)、
図2のセレクタ114,115それぞれの切替SWを端
子aに切り替える。尚、PRSEL=0とした地点で画
像メモリユニットの処理は終了する。step14で
は、Sb4−1において、複写機における外部操作装置
の認識が行われ、認識終了後PRDY“High”(=
1)にして(Sb4−2)、本処理を終了する。
【0032】以上のように外部操作装置109の認識
は、画像メモリユニット102、複写機101の順
に行う。尚、外部操作装置109の電源は複写機101
の電源ON/OFFに依存する。
【0033】図7は第1の実施例による複写機101の
内部構成を示す概略ブロック図であり、図8は第1の実
施例によるラインセンサの走査を説明する図である。
【0034】図7において、201はCCDラインセン
サ(以下「ラインセンサ」という)であり、203はそ
の拡大図である。図7の様に走査方向にR,G,B,
R,G,B,…と各色のセンサが並べてあり、R,G,
Bを1組として1画素としている。202はA/D変換
器、204はシエーデイング補正回路、205,215
は黒文字処理回路、206は変倍回路、207はスイツ
チユニツト、208はデータXデコード回路、209は
LOG変換回路、210はマスキング回路、211はエ
ツジ処理回路、212はヘツドシエーデイング回路、2
13はγテーブル、214は2値化回路、216は印字
ヘツドをそれぞれ示している。
【0035】ラインセンサ201は、図8に示す様に、
原稿に対して横方向のCCD主走査と、縦方向のCCD
副走査を順次行って、原稿全体のスキャンをBVE,V
Eなどの同期信号に従って、第1走査,第2走査…の様
に行う。ラインセンサ201は、例えばパルスモータな
どにより駆動され、図示はしないがCPUの制御によっ
て任意の領域をスキャンできる様になっている。ここで
読み取ったデータをプリンタに送る場合と、画像メモリ
ユニット102に送る場合のスキャンの方法の違いを説
明する。
【0036】図9は第1の実施例によるラインセンサの
走査の詳細を説明する図である。
【0037】同図の(A)は、プリンタ印字する際のス
キャナ方法を説明するための説明図である。第1走査に
おいて、CCD読み取り幅はCCDの全画素幅であり、
画素1〜132の132画素を読み込んでいる。しか
し、プリンタ印字幅として画素2〜129の128画素
を印字し、他の画素は捨てている。これは、本複写機が
データを印字する際に誤差拡散法等の印字データの周辺
データを用いて2値化する2値化手法を採用しているた
めである。第2走査において、第1走査で走査した4画
素分の領域(129〜132画素)を再び読み込み、2
値化の際のつなぎ処理、及び印字データとして用いてい
る。このように、プリンタに印字する場合には、各走査
ごとに数画素の重ね読みを行っている。
【0038】ラインセンサ201により読み取られた画
像信号は、A/D変換器202によってデジタル信号に
変換され、以下デジタル信号として処理される。
【0039】図10は第1の実施例による原稿読み取り
時のタイミングチャートである。
【0040】上述した原稿読み取り時のタイミングにお
いて、図10の(A)のBVEは原稿に対してCCD主
走査のスタート点を示し、VEはCCD走査のタイミン
グを決定している。CCDは主走査方向に移動しながら
各VEごとに画像の読み取りを行う。図10の(B)の
様に1つのVEを拡大すると、各画素はビデオクロック
VCLKに同期してR,G,Bを1画素とする点順次で
転送されている。
【0041】画像信号は、次にシェーディング補正回路
204に入力され、CCDの特性に合わせて白補正・黒
補正が行われる。シェーディング補正回路204から出
力された信号は、黒文字処理回路205に入力される。
ここでは原稿における黒文字を検出し、プリント時に色
にじみをなくし、黒文字の先鋭化を行うべく処理を行
う。黒文字処理回路205に入力されたデータは、黒文
字の検出後1画素ごとに、その処理を決定するためのデ
ータXが付加される。その様子を図10の(C)に示
す。
【0042】図11は第1の実施例によるデータXのビ
ット内容を示す図である。黒文字処理については、ビッ
ト0にその処理の有無が付加される。さらに、同図に示
す様に他の画像処理についても付加される。
【0043】データXが付加された画像データは、変倍
回路206にて所望の大きさに変倍(拡大,縮小)さ
れ、スイッチユニット207にて画像メモリユニット1
02にケーブル107−1を介し転送される。また、ス
イッチユニット207は画像メモリユニット102が接
続されていない場合、その選択によって変倍回路206
からの画像データを直接デコード回路208に転送する
こともできる。その結果、この複写機101を単独でカ
ラーコピーマシンとして働かすことができる。なお、上
記画像メモリユニット102は3バンド分の画像データ
を格納し得る容量を有している。
【0044】変倍回路206又はケーブル107−1を
介し画像メモリユニット102から出力される画像信号
は、スイッチユニット207を介しデータXデコード回
路208に入力される。データXデコード回路208は
付加されているデータXの内容をデコードし、それぞれ
の処理ブロックに対して図11に内容を示した制御信号
を出力する。各処理ブロックは前記制御信号に基づいて
処理を行う。
【0045】画像データは、LOG変換回路209,マ
スキング回路210にて濃度変換及びインクの特性に合
わせたマスキング演算処理が行われた後、エッジ処理回
路211にて画像の先鋭化が行われ、ヘッドシェーディ
ング回路212に入力される。ここでは、印字ヘッド2
16のバラツキによりインクの吐出量,方向などが各画
素間で一定でないので、それらの補正を信号処理によっ
て行う。γテーブル213は、印字の濃度を決める変換
テーブルで、所望の濃度に調整できる様になっている。
2値化回路214では、制御信号MIXDATA,NE
GA,PHOTOに基づいて多値の画像データから2値
の画像データに変換を行う。黒文字処理回路215にて
制御信号KBに基づく制御で黒文字処理が行われ、イン
クジェット方式の印字ヘッド216にて印字が行われ
る。この印字ヘッド216の動作タイミングも、上述し
たラインセンサ203と同様にBVE,VE等の同期信
号に従っている。
【0046】図12は第1の実施例の画像メモリユニツ
ト102の概略的な構成を示すブロツク図である。同図
により、画像メモリユニット102における画像データ
の流れを概略的に把握できる。同図において、601は
入力マスキング回路、602はスムージング回路、60
3は合成回路、604はγテーブル、605,606は
FIFO、607は画像メモリ、608はアドレスカウ
ンタ、609は水晶発振回路(以下「OSC回路」とい
う)、610はγテーブル、611は拡大回路、612
はCPU、613は領域信号発生回路、614はビデオ
/CPUインターフェイス、615はI/Oをそれぞれ
示している。
【0047】複写機101から転送された画像データ
は、ケーブル107−1を介し、入力マスキング回路6
01に入力される。送られて来る画像データは、CCD
の色分解フィルタの特性のままであるため、ここで一般
の規格、例えばNTSC規格の特性に適合されるため演
算を行う。上記演算により、ホストコンピュータ103
での色データの扱いが統一でき、プリント時の色再現の
規格化も可能となる。この際、データXについては、演
算は行わずスルーとなる。
【0048】入力マスキング後の画像データは、スムー
ジング回路602及び合成回路603に入力される。合
成回路603については後述する。スムージング回路6
02では、モワレによる画像劣化を防止すべくスムージ
ング処理が行われる。この時スムージングに用いるマト
リックスは、2×1,2×2,3×3と3段階に選択で
きる様になっており、図示はしないが、CPU612か
らのデータセットにより選択できる。この際にも、デー
タXについて演算は行われない。
【0049】γテーブル回路604では、スキャナ入力
画像を所望の階調特性に合った画像に変調する。これ
も、前記同様にCPUから自由なテーブルがセットでき
る様に構成されている。スムージング回路602,γテ
ーブル回路604ともに、ホストコンピュータ103か
らのコマンドによってCPU612を介しユーザが自由
に処理モードを選択できる。
【0050】γテーブル回路604によって補正された
画像データは、FIFO605を介して画像メモリ60
7にアドレスを発生するアドレス発生回路608によっ
て指定されるアドレスに格納される。画像メモリ60
7、及びアドレスカウンタ608は、複写機101から
の画像同期クロックVCLKによって制御を行うもので
はなく、画像メモリユニット102内のOSC回路60
9から得られるクロックIVCLKによって制御、例え
ばメモリリフレッシュのタイミング制御を行っている。
このクロック変換を行うため、画像データの入力,出力
にFIFO605,606を設けている。従って、も
し、複写機101に異常があり、クロックVCLKが停
止した場合等でも、メモリの内容を失うことなく復帰が
できる。
【0051】図13は第1の実施例による画像メモリ6
07を詳細に説明する図である。同図において、メモリ
アドレスは、CPU612から見てBVE方向にリニア
なアドレスとしている。複写機101のスキャナ及びプ
リンタで用いる画像データの形式と異なるため、同複写
機101への入出力モード(以下、Videoモードと
称す)の場合、アドレスの演算がより複雑になる。一方
ホストからI/O615を介しCPU612の制御で画
像メモリに転送する場合(以下、CPUモードと称
す)、ホストの画像ファイル形式は横方向に1ラインご
と線順次になっている場合が多く、アドレスの演算が容
易で有効となる。
【0052】(スキャナから画像メモリへのデータ書込
み)図14は第1の実施例において、スキャナから入力
された画像データとアドレス発生回路608から出力さ
れるアドレスのタイミングチャートであり、図15は第
1の実施例によるデータXをサポートしない場合の画像
メモリを説明する図である。
【0053】BVE,VEのタイミング制御により、ク
ロックCLKに同期して画像データがFIFO605に
順次書き込まれる。その後、少し時間をおいてアドレス
カウンタ608からFIFOREが出力され、FIFO
605から画像データがクロックIVCLKに同期して
順次読み出される。同時に、アドレスカウンタ608も
順次カウントアップ、もしくは演算を行い、アドレス
(図14)の指定する番地にデータが書き込まれる。
【0054】ここで、ホストコンピュータ103のアプ
リケーションソフトがデータXをサポートしていない場
合は、アドレスの演算手段を変えるのみで対応がとれ
る。つまり、同図のアドレス(図14)に示す様なア
ドレスを順次出力すれば、データXの格納領域をつめて
他のデータを画像メモリ607に格納することにより対
応がとれる。VEの2ライン目以降は、データXの格納
されているアドレス(3,n+3,…)に対して再びR
データを書き込むため、図15に示すようにデータX
は、結果的にメモリ607から消えてしまう(格納され
ない)ことになる。これにより、ホストコンピュータが
データXをサポートしていない場合は、画像メモリ60
7を有効に使えることになる。この実施例では、データ
Xをサポートしない場合、4バンド分のデータを格納す
ることができる。
【0055】図16は、第1の実施例において、画像メ
モリのアドレスを生成するアドレス発生回路608の構
成を示す回路図であり、図15は図14に示す回路にお
けるタイミングチャートである。
【0056】図16において、901,907,91
0,913,915,916はレジスタ、902,91
8,919はセレクタ、903,911はカウンタ、9
04,905,908はフリップフロップ、906,9
09,912は比較器、917,914は加算回路をそ
れぞれ示している。
【0057】図17に示す様に、複写機101に対して
画像を読み込むための起動かかった場合等には、BVE
がLowの間にCPU612から制御される信号SET
により、セレクタ919はあらかじめレジスタ901に
設定しておいた読み出しスタートアドレスを選択する。
この期間にOSC回路609がVE信号に基づいて作成
するHS信号がLowになると、セレクタ902により
上記スタートアドレスが選択され、クロックIVCLK
に従ってカウンタ903にスタートアドレスがロードさ
れる(時刻t1 )。このとき、フリップフロップ904
にもスタートアドレスがセットされる。BVEがHig
hとなると同時に画像リクエスト信号REQもLowと
なる(時刻t2 )。
【0058】1ラインのデータ読み出し期間を規定する
ラインイネーブル信号LEの発生について説明する。H
S信号によってリセットされたカウンタ905の出力
は、コンパレータ906に入力されレジスタ907にあ
らかじめセットしておいたラインイネーブルスタート値
と比較され、値が合致した場合に一致パルスをフリップ
フロップ908に出力する(時刻t3 )。また、同様に
コンパレータ909はレジスタ910に設定してあるラ
インイネーブル終了値と合致した場合、一致パルスをフ
リップフロップ908に出力する。フリップフロップ9
08はJ−Kフリップフロップであり、これら2つの一
致パルスの期間、すなわちレジスタ907とレジスタ9
10に設定される値で決まる期間、ラインイネーブル信
号LEを出力できる。このラインイネーブル信号LE
は、カウンタ911,903及びFIFO605のリー
ドイネーブルとなり、順次予出されたデータが指定され
たアドレスに格納される。
【0059】クロックIVCLKをカウントするカウン
タ911とレジスタ913の設定値とをコンパレータ9
12が比較することによって、クロックIVCLKを4
つごとに、コンパレータ912は、ロード信号LDを発
生する。発生したロード信号LDは、カウンタ903の
ロード信号となり、カウンタ903の出力アドレスとあ
らかじめレジスタ915に設定しておいた値とが加算回
路914にて加算された値を、セレクタ902を介して
カウンタ903にロードする。レジスタ915に設定さ
れる値は、図13を例にとると、“m”となり(図14
のアドレス参照)、図15の場合は“n”となる(図
14のアドレス参照)。
【0060】カウントが進み、次のHSが入力される
と、前述したフリップフロップ904に設定されている
値とレジスタ916に設定されている値とが加算回路9
17にて加算され、セレクタ918,919,902を
通って次のラインの先頭番地としてカウンタ903にロ
ードされる。レジスタ916に設定される値は、前述し
た様にデータXのサポートの有無に応じて変更する。図
13の場合は“4”(図14のアドレス参照)であ
り、図14の場合は“3”(図14のアドレス参照)
となる。以上説明したように、カウンタ903から出力
されるアドレスが、セレクタ1201を介して画像メモ
リ607に与えられ、これによって、読み込まれた画像
がメモリ607に格納される。なお、セレクタ1201
の詳細は後述する。
【0061】(画像メモリからホストへのデータ読出
し)画像メモリ607に格納された画像データは、CP
U612の制御でDMA転送によってI/O615に送
られ、ケーブル107−2を介してホストコンピュータ
103に転送される。以下にその手段を述べる。
【0062】図18は第1の実施例において、DMA及
びCPUから画像メモリ607をアクセスする場合の制
御回路ブロック図である。同図において、1201,1
202はセレクタ、1203,1205,1209は加
算回路、1204,1208はレジスタ、1206はス
タートアドレス、1207はフリップフロップ、121
0はレートマルチプライヤをそれぞれ示している。
【0063】画像メモリ607は、複写機101との間
で画像データを転送する場合(以下、Videoモード
と称す)と、CPU612もしくはホストコンピュータ
103との間でデータを転送する場合(以下、CPU・
DMAモードと称す)とで、アドレスの発生手段が違う
構成となっている。これは、Videoモードの場合転
送レートが速く、CPUモードと同じアクセス手段をと
れないためである。
【0064】セレクタ1201は、Videoモードと
CPU・DMAモードとの切り換えセレクタで、所望す
るモードに応じてCPU612より選択できる。セレク
タ1202は、CPU612から直接アクセスできるモ
ード(以下、CPUモードと称す)と、DMA転送を行
うモード(以下、DMAモードと称す)とを選択でき
る。例えば、CPUモードを選択した場合、CPU61
2から出力されるアドレスとレジスタ1204に設定さ
れる値とを加算回路1203にて加算したアドレスが出
力される。これは、この実施例では、データXをサポー
トする場合に3バンド分しか画像データを格納していな
いが、それでも画像メモリは大容量なため、CPUのア
クセスできる空間から逸脱してしまう。このため、デー
タを加算することによりアクセスできるメモリ空間を広
げている。
【0065】DMAモードの場合、DMAスタートアド
レスを設定するレジスタ1206と、読み出し信号IO
RDもしくは書き込み信号IOWRをクロックとするフ
リップフロップ1207の出力を加算したデータがアド
レスとして出力される。フリップフロップ1207は、
加算回路1209の出力を信号IORD・IOWRのパ
ルスごとにラッチし、その出力をレジスタ1208の設
定値と加算する加算回路1209に返している。これに
より、例えばレジスタ1208の設定が“3”の場合は
3の倍数、“4”の場合は4の倍数がフリップフロップ
1207の出力として得られる。結果的に出力されるア
ドレスは、スタートアドレスに信号IORD・IOWR
のパルスごとにある整数の倍数を加算したアドレスとな
る。これは、図10に示す様に、画像データはリニアア
ドレス方向に対して点順次として格納されているため、
例えばRのデータのみ所望する線順次転送の場合、スタ
ートアドレス“0”に4の倍数を加算したアドレスを発
生する必要があるからである。また、スタートアドレス
設定時には、フリップフロップ1207をリセットして
おく。
【0066】また、IOWRパルスはレートマルチプラ
イヤ1201に入力され、この出力によってIOWRパ
ルス自身を間引くことにより、ホストコンピュータ10
3からの画像データ転送時に縮小転送も可能となる。こ
れは、IOWRパルスを間引くことによりアドレスが更
新されないため可能となる。
【0067】以上述べた手段により、図3及び図4に示
す様に走査終了ごとにメモリ607に格納された画像デ
ータを、ホストコンピュータ103へ転送している。以
上の説明は、スキャナからホストコンピュータ103へ
データを転送する場合についてである。
【0068】(ホストコンピュータから画像メモリへの
データ書込み)次にホストからプリンタまでの動作を図
12に戻って説明する。ホストコンピュータ103で編
集された画像データは、ケーブル107−2を介し順次
I/O615に転送される。転送された画像データは、
画像メモリユニット102内ではDMA転送により画像
メモリ607に格納される。この時、前述した様に、信
号IORDにより図18のスタートレジスタ1206に
設定されるスタートアドレスから順次アドレスを発生さ
せる。例えば、線順次の場合ならば“3”もしくは
“4”ごとのアドレスを発生するべくレジスタ1208
の値を設定する。ここで、ホストコンピュータ103が
データXをサポートしてるならば設定値を“4”とする
ことにより、図10に示す様に格納し、データXをサポ
ートしてない場合には設定値を“3”とすることにより
図15の様にデータXを格納しない。
【0069】(画像メモリからプリンタへのデータ読出
し)ホストからのデータ転送が終了すると、図18に示
すセレクタ1201によりカウンタ903を選択して、
アドレスバスをVideoモードにする。Videoモ
ードでの画像読み出しは、書き込みと同様に、図16の
レジスタ901にセットするスタートアドレスからBV
E,VE及びIVCLKのタイミング制御により順次ア
ドレスが演算され、このアドレスに従って読み出しが行
われる。
【0070】図15の様にホストコンピュータがデータ
Xをサポートしない場合の読み出しタイミングチャート
を図19に示す。LE信号がLowとなる(時刻t11
と同時に図16のカウンタ903,911がカウントを
開始し、アドレスを発生する。このとき、タイミングチ
ャートに示す様に、余分にデータRが常に読み出され
る。同時に、2bitのカウンタ920も動作させ、2
bitの信号γSELを発生させる。信号γSELは、
図12のγテーブル610に入力して、色ごとにγテー
ブルとしての機能を可能とするものである。γSELが
0の時はRテーブル、1の時がG,2の時がBとなる。
γSELが3の時は、データX発生用テーブルが選択さ
れ、ホストコンピュータ13がデータXをサポートして
いる場合はデータスルーの設定をし、サポートしてない
場合はどんな入力データに対しても一定のデータをデー
タXとして出力される様に設定している。よって、図1
9に示す様に常にRを余分に読み出しておき、これをデ
ータXに変換している。
【0071】第1走査分のデータ転送が終了すると、上
述した様にアドレスを演算しながら順次読み出して印字
を行う。第1走査分の印字が終了すると、次に第2走査
分のデータ転送が行われ、上記を繰り返すことにより、
i画像のプリント出力を得る。
【0072】このとき図12の(A)に示した様な、つ
なぎ処理も必要であり、以下にその処理を説明する。
【0073】図20は、第1の実施例において、印字画
素とメモリに格納されている画像との関係を示す説明図
である。
【0074】ホストコンピュータ103から画像メモリ
ユニット102の画像メモリ607へ第1転送画像のデ
ータ転送が終了すると、VE方向に画像メモリ607か
ら132画素ずつ読み出しが行われる。そのうち印字ヘ
ッド216により印字が行われるのは、画素2から画素
129の128画素分である。他の画素は、図12の
(A)を用いて説明した様に、つなぎ処理として処理さ
れるもので、印字はされない。
【0075】印字ヘッド216の第2走査時に画像メモ
リ607から読み出されるデータの読み出し開始番地
は、第1走査時の画素129に相当するが、画素132
まではホストコンピュータ103から画像メモリ607
へデータ転送済のため、第2転送画像のデータ転送開始
番地は画素133以降の132画素分として、印字終了
したメモリの空領域に転送を行う。以上の様に、ホスト
コンピュータ103から画像メモリ607へ順次転送処
理を行うことによって、メモリを効率よく有効に使え、
転送回数も減らすことができる。
【0076】以上の様に画像メモリ607より読み出さ
れた画像データに、図12に示したγテーブル610,
拡大回路611を通って所望の大きさに拡大された後、
FIFO606に入力される。ここで、クロックの変換
が行われて、合成回路612に入力される。このとき、
同時に複写機101のスキャナからデータが読み込まれ
ている場合は、合成回路603にてメモリ画像とスキャ
ナ画像出力を得ることができる。この合成タイミング
は、領域信号発生回路613が発生するSELECT信
号に基づいて行なわれ、所望の位置に合成ができる。
【0077】以上説明した様に、第1の実施例によれ
ば、複写機と外部装置に接続され、且つ、両者間のデー
タのやり取りを行うメモリ装置の電源をOFFの状態で
も、複写機と外部装置との間の通信が可能である。 <第2の実施例>次に、第2の実施例について説明す
る。
【0078】図21は第2の実施例によるインターフエ
ース通信の切換手段を示す回路図である。
【0079】本実施例においても、第1の実施例と同様
に、システムとしては、図1と同様の構成を有する。
尚、第2の実施例については、第1の実施例における外
部記憶装置が接続されていない場合、画像メモリユニツ
トの処理終了後、複写機による外部機器の認識をさせな
いことを特徴とする。
【0080】図21において、1612は複写機、16
11は画像メモリユニット、1613は外部操作装置を
それぞれ示している。画像メモリユニツト1611にお
いて、1614,1615はセレクタ、1616は通信
制御装置、1617,1618,1619はインターフ
ェースケーブル、多値インターフェースケーブル、
α’,β’はデータケーブルをそれぞれ示している。
【0081】複写機1612からの信号はインターフェ
ースケーブル1617よりセレクタ1615に入る。画
像メモリユニット1611が電源OFF又は処理中でな
い場合には、切換スイツチcにより端子aが選択され、
複写機1612よりの信号はインターフエースケーブル
1617、セレクタ1615、インターフェースケーブ
ル1618を介して外部操作装置1613に送られる。
【0082】一方、多部操作装置1613からの信号
は、インターフェースケーブル1619よりセレクタ1
614に入る。この場合も、画像メモリユニット161
1が電源OFFの場合であって、切換スイツチcにより
端子aが選択され、多値インターフェースケーブル16
10により複写機1612へと返される。
【0083】次に、画像メモリユニット102が処理中
の場合には、セレクタ1614,1615の切換スイツ
チcによりそれぞれ端子bが選択される。
【0084】この場合、画像メモリユニット1611は
インターフェースケーブル1617をデータケーブル
α’でモニタすることによって、複写機1612の信号
を得る。そして、通信制御装置1616より外部操作装
置1613へデータ信号をインターフェースケーブル1
618を介して送信する。又、画像メモリユニット16
11は、インターフェースケーブル1619をデータケ
ーブルβ’でモニタすることでどのような種類の外部機
器が接続されているのかを検知できる。
【0085】さらに、画像メモリユニット1611は、
データケーブルβ’でモニタした信号に基づいて通信制
御装置1616により複写機に信号をインターフェース
ケーブル1610を介して送信する。
【0086】図22は第2の実施例によるタイミングチ
ャートである。
【0087】さて、本発明は、特にインクジェット記録
方式の中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
るインクジェット方式の記録ヘッド,記録装置に於て、
優れた効果をもたらすものである。
【0088】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4,723,129号明細書、同第4,
740,796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行なうものが好ましい。この方式はいわゆるオ
ンデマンド型,コンティニュアス型のいずれにも適用可
能であるが、特にオンデマンド型の場合には、液体(イ
ンク)が保持されているシートや液路に対応して配置さ
れて電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を
越える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信
号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギ
ーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させ
て、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(イン
ク)内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の
成長,縮小により吐出用開口を介して液体(インク)を
吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動
信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長縮小
が行なわれるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆
動信号としては、米国特許第4,463,359号明細
書、同第4,345,262号明細書に記載されている
ようなものが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇
率に関する発明の米国特許第4,313,124号明細
書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記録
を行なうことができる。
【0089】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4,558,333号明細書、米国特許
第4,459,600号明細書を用いた行為も本発明に
含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対
して、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする
構成を開示する特開昭59年第123,670号公報や
熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応さ
せる構成を開示する特開昭59年第138,461号公
報に基づいた構成としても本発明は有効である。
【0090】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0091】又、本発明の記録装置の構成として設けら
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の
加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、
記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうこと
も安定した記録を行なうために有効である。
【0092】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
【0093】以上の説明においては、液体インクを用い
て説明しているが、本発明では室温で固体状であるイン
クであっても、室温で軟化状態となるインクであっても
適用できる。上述のインクジェット装置ではインク自体
を30℃以上70℃以下の範囲内で室温調整を行ってイ
ンクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するも
のが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが
液状をなすものであれば良い。加えて、積極的に熱エネ
ルギーによる昇温をインクの固形状態から液体状態への
態変化のエネルギーとして使用せしめることで防止する
か又は、インクの蒸発防止を目的として放置状態で固化
するインクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギ
ーの記録信号に応じた付与によってインクが液化してイ
ンク液状として吐出するものや記録媒体に到達する時点
ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギー
によって始めて液化する性質のインク使用も本発明には
適用可能である。このような場合インクは、特開昭54
−56847号公報あるいは特開昭60−71260号
公報に記載されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔
に液状又は固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としても良い。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0094】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。本発明の外部装置として
は、外部操作装置としても良いし、またフィルムスキャ
ナ等でも良いし、ビデオ入力機器でも良い。
【0095】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、複
写機と外部装置に接続され、且つ、両者間のデータのや
り取りを行うメモリ装置の電源をOFFの状態でも、複
写機と外部装置との間の通信が可能である。また、メモ
リ装置が処理を行う前後で複写機に外部装置の認識を行
わせることで、外部装置の誤認識を無くし、円滑な通信
切換が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像処理システ
ムを概略的に示す構成図である。
【図2】図1のシステムにおけるインターフェース通信
の切替手段を示す回路図である。
【図3】第1の実施例において、画像メモリユニットの
電源ON時での外部機器認識のタイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図4】第1の実施例において、画像メモリユニツトの
処理開始時と処理終了時の複写機による外部機器認識の
タイミングチヤートである。
【図5】第1の実施例による画像メモリユニツトのPo
wer ON時の動作を説明するフローチヤートであ
る。
【図6】図6は図4の動作を説明するフローチヤートで
ある。
【図7】第1の実施例による複写機101の内部構成を
示す概略ブロック図である。
【図8】第1の実施例によるラインセンサの走査を説明
する図である。
【図9】第1の実施例によるラインセンサの走査の詳細
を説明する図である。
【図10】第1の実施例による原稿読み取り時のタイミ
ングチャートである。
【図11】第1の実施例によるデータXのビット内容を
示す図である。
【図12】第1の実施例の画像メモリユニツト102の
概略的な構成を示すブロツク図である。
【図13】第1の実施例による画像メモリ607を詳細
に説明する図である。
【図14】第1の実施例において、スキャナから入力さ
れた画像データとアドレス発生回路608から出力され
るアドレスのタイミングチャートである。
【図15】第1の実施例によるデータXをサポートしな
い場合の画像メモリを説明する図である。
【図16】第1の実施例において、画像メモリのアドレ
スを生成するアドレス発生回路608の構成を示す回路
図である。
【図17】図14に示す回路におけるタイミングチャー
トである。
【図18】第1の実施例において、DMA及びCPUか
ら画像メモリ607をアクセスする場合の制御回路ブロ
ック図である。
【図19】第1の実施例において、ホストコンピュータ
がデータXをサポートしない場合の読み出しタイミング
チャートである。
【図20】第1の実施例において、印字画素とメモリに
格納されている画像との関係を示す説明図である。
【図21】第2の実施例によるインターフエース通信の
切換手段を示す回路図である。
【図22】第2の実施例によるタイミングチャートであ
る。
【図23】従来例による画像処理システムを示す図であ
る。
【符号の説明】
101 複写機 102 画像メモリユニット 103 ホストコンピュータ 104 コピースタートキー 105 圧板 107−1,107−2,107−3 ケーブル 110 多値インターフェースケーブル 117,118,119 インターフェースケーブル 114,115 セレクタ 116 通信制御装置 201 ラインセンサ 202 A/D変換器 204 シエーデイング補正回路 205,215 黒文字処理回路 206 変倍回路 207 スイツチユニツト 208 データXデコード回路 209 LOG変換回路 210 マスキング回路 211 エツジ処理回路 212 ヘツドシエーデイング回路 213 γテーブル 214 2値化回路 216 印字ヘツド 601 入力マスキング回路 602 スムージング回路 603 合成回路 604 γテーブル 605,606 FIFO 607 画像メモリ 608 アドレスカウンタ 609 OSC回路 610 γテーブル 611 拡大回路 612 CPU 613 領域信号発生回路 614 ビデオ/CPUインターフェイス 615 I/O 901,907,910,913,915,916 レ
ジスタ 902,918,919 セレクタ 903,911 カウンタ 904,905,908 フリップフロップ 906,909,912 比較器 917,914 加算回路 1201,1202 セレクタ 1203,1205,1209 加算回路 1204,1208 レジスタ 1206 スタートアドレス 1207 フリップフロップ 1210 レートマルチプライヤ 1801 デジタルカラー複写機 1802 専用画像メモリ 1803 ホストコンピュータ 1804 フィルムスキャナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の機器間でデータの記憶及び通信を行
    う通信制御手段を有する画像処理装置において、 電源オン時に、前記通信制御手段を前記複数の機器の少
    なくとも2つと電気的に接続する第1の接続手段と、 電源オフ時に、前記通信制御手段を介さずに前記複数の
    機器の少なくとも2つを電気的に接続する第2の接続手
    段と、 前記第1または第2の接続手段により所定の機器が接続
    された場合、該所定の機器を認識する第1の認識手段
    と、 前記所定の機器の接続が解除された場合、該所定の機器
    を認識する第2の認識手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】複数の機器間でデータの記憶及び通信を行
    う通信制御手段を有する画像処理装置において、 前記通信制御手段を前記複数の機器の少なくとも2つと
    電気的に接続する第1の接続手段と、 前記通信制御手段を介さずに前記複数の機器の少なくと
    も2つを電気的に接続する第2の接続手段と、 電源オン時に、前記第1の接続手段への切り換えを行う
    第1の切り換え手段と、 電源オフ時に、前記第2の接続手段への切り換えを行う
    第2の切り換え手段と前記第1または第2の接続手段に
    より所定の機器が接続された場合、該所定の機器を認識
    する第1の認識手段と、 前記所定の機器の接続が解除された場合、該所定の機器
    を認識する第2の認識手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】画像データを入力する入力手段と、前記入
    力手段で入力した画像データを記憶する記憶手段と、前
    記記憶手段で記憶した画像データに基づいて出力処理を
    行う出力手段と、前記入力手段、前記記憶手段、前記出
    力手段をそれぞれ制御する制御手段とを有する画像処理
    システムにおいて、 前記記憶手段は、 前記通信制御手段を前記複数の機器の少なくとも2つと
    電気的に接続する第1の接続手段と、 前記通信制御手段を介さずに前記複数の機器の少なくと
    も2つを電気的に接続する第2の接続手段と、 電源オン時に、前記第1の接続手段への切り換えを行う
    第1の切り換え手段と、 電源オフ時に、前記第2の接続手段への切り換えを行う
    第2の切り換え手段と、 前記第1または第2の接続手段により所定の機器が接続
    された場合、該所定の機器を認識する第1の認識手段
    と、 前記所定の機器の接続が解除された場合、該所定の機器
    を認識する第2の認識手段とを備えることを特徴とする
    画像処理システム。
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