JPH05333938A - 衛生洗浄装置の流量制御におけるモータの制御方法 - Google Patents

衛生洗浄装置の流量制御におけるモータの制御方法

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Publication number
JPH05333938A
JPH05333938A JP4168486A JP16848692A JPH05333938A JP H05333938 A JPH05333938 A JP H05333938A JP 4168486 A JP4168486 A JP 4168486A JP 16848692 A JP16848692 A JP 16848692A JP H05333938 A JPH05333938 A JP H05333938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
synchronous motor
flow rate
valve unit
control method
Prior art date
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Pending
Application number
JP4168486A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Niki
滋 仁木
Toshio Kobayashi
俊夫 小林
Keiichi Sekizawa
恵一 関澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Industries Ltd
Original Assignee
Koito Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koito Industries Ltd filed Critical Koito Industries Ltd
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Publication of JPH05333938A publication Critical patent/JPH05333938A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流量制御機構のモータを安価なシンクロナス
モータによって駆動する構造とし、吐水量が安定した衛
生洗浄装置の流量制御方法を得る。 【構成】 温水を吐出するノズルに連通したバルブユニ
ット1をシンクロナスモータ2によって回転制御する構
造にする。モータを同一方向へ断続的に回転制御駆動さ
せる場合、再起動時に交流電源周波数の1〜2サイクル
分逆転させて減速ギヤ3の遊びを形成してから再び正転
駆動制御する。正転方向の負荷がかかるまでの軽負荷状
態でシンクロナスモータ2を回転させ、起動後の脱出ト
ルクによってバルブユニット1を開閉駆動制御するよう
に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起動トルクの小さいシ
ンクロナスモータを温水流量の調節機構に使用した衛生
洗浄装置の流量制御におけるモータの制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より局部を温水によって洗浄するよ
うに構成した衛生洗浄装置として、洗浄位置に出退する
ノズルに肛門洗浄用吐水孔とビデ洗浄用吐水孔を穿設
し、水路及び吐水位置を切り換えると共に、バルブユニ
ットを制御モータによって開閉調節して、肛門洗浄又は
ビデ洗浄を行う構造の衛生洗浄装置が使用されている。
【0003】そして、この種の衛生洗浄装置における洗
浄温水の流量制御機構は、バルブユニット内に設けたバ
ルブ又はディスクをモータによって正逆回転させて開度
の制御を行うため、位置制御の容易なステッピングモー
タを使用することが最適ではあるが、一般には民生品で
あることから比較的安価なシンクロナスモータを採用し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記シンクロ
ナスモータは、ステッピングモータに比べて起動トルク
が小さいため、同一方向に断続的に駆動させるとモータ
のギヤが片側に押し付けられた状態(ギヤに遊びがない
ため生ずる現象である。)で再び起動するようになり、
起動時の負荷が非常に大きくなる。その結果、モータが
起動開始から1〜2サイクル遅れて回転するため、モー
タ軸が印加した交流周波数と同期せず、ずれが生じて吐
水量が変化するという問題を有していた。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、バルブユニット内に設けたバルブ又はディス
クをシンクロナスモータによって正逆回転させて開度の
制御を行う衛生洗浄装置において、流量制御機構のモー
タを安価なシンクロナスモータによって駆動する構造と
すると共に、モータ軸が印加した交流周波数信号とずれ
を生ずることがなく、吐水量が安定した衛生洗浄装置の
流量制御におけるモータの制御方法を提唱することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る衛生洗浄装置の流量制御におけるモー
タの制御方法は、温水を吐出するノズルに連通したバル
ブユニットをシンクロナスモータによって回転制御する
に際して、同一方向へ断続的に回転制御駆動させる場
合、該シンクロナスモータの再起動時に交流電源周波数
の1〜2サイクル分逆転させて駆動伝達系の遊びを形成
してから再び正転駆動制御し、正転方向の負荷がかかる
までの軽負荷状態で該シンクロナスモータを回転させ、
起動後の脱出トルクによってバルブユニットを開閉駆動
制御することを要旨とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成したシンクロナスモータの駆
動制御によれば、該シンクロナスモータを再起動させる
際に交流の1〜2サイクル相当時間分逆転制御させ、駆
動伝達系に遊びをつけてから正転させることにより、そ
の遊び時間に相当する1〜2サイクル分が軽負荷で回転
する。従って、起動後の脱出トルクによってバルブユニ
ットを開閉駆動する構成になるため、起動トルクが小さ
い安価なシンクロナスモータであっても、回転角度にず
れを生ずることがなく、ノズルから吐出する温水の流水
量を正確にコントロールすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る衛生洗浄装置の流量制御
におけるモータの制御方法の実施例を図面に従って説明
する。図1は、本発明を実施するバルブユニット(流量
調節弁)に印加する動力系のブロック図を示すものであ
る。本発明を実施するバルブユニットを駆動する装置
は、流量を調節するバルブユニット1と、該バルブユニ
ット1内のバルブ又はディスクを減速ギヤ3を介して駆
動させるシンクロナスモータ2と、該シンクロナスモー
タ2を制御するコントローラ4によって構成されてお
り、流量可変スイッチ5からの選択入力により、流量レ
ベルを数段階のステップで可変する構成になっている。
【0009】そして、流量可変スイッチ5を押し続ける
と、図2(a)に示すように1ステップずつ断続的にシ
ンクロナスモータ2が回転変位して該モータによって駆
動されるバルブユニット1を流れる流量が変化していく
が、このときシンクロナスモータ2の減速ギヤ3は片側
に押し付けられた状態で再度起動するため起動負荷が大
きくなる。
【0010】これに対して、図2(b)の制御方法は、
本発明に係るシンクロナスモータ2の制御方法を示すも
ので、再起動時(流量可変スイッチ5が押されたとき)
に交流の1〜2サイクル分逆転させた後、バルブユニッ
ト1の駆動方向に正転させ、流量を可変調節するもので
ある。
【0011】尚、図中t1,t2はシンクロナスモータ
2の動作を安定させるための時間であり、例えば図3に
示すように、同方向に回転制御する場合(a)は、t1
を交流の1サイクル、逆方向に回転制御する場合(b)
は、t2を交流の1.5サイクルになるように制御する
ことによって実施できるものである。
【0012】図4は、シンクロナスモータ2のトルク特
性を示すトルクFと時間tの関係のグラフである。この
グラフが示すように、シンクロナスモータ2の回転トル
クFは、起動トルク(矢印Aの部分)が小さく、一度回
転を始めた後の脱出トルク(矢印Bの部分)が起動トル
クより充分に大きいことが判る。そして、この脱出トル
クは、t0=0.5サイクル相当分から発揮される。
【0013】上述したように、本発明の制御方法によれ
ば、シンクロナスモータ2を再起動させる際に交流の1
〜2サイクル相当時間分逆転制御させ、減速ギヤ3に遊
びをつけてから正転させることにより、その遊び時間に
相当する1〜2サイクル分が軽負荷で回転する。従っ
て、実際ににバルブユニット1の弁体が回転駆動する時
のシンクロナスモータ2の出力トルクは、起動トルクか
ら脱出トルクに換わっており、最大能力を発揮してバル
ブユニット1を円滑に流量調節駆動するようになる。
【0014】そして、上記に使用する交流の1〜2サイ
クル分のシンクロナスモータ2の逆転駆動角度は、減速
ギヤ3の緩み角度範囲にあるため、バルブユニット1の
弁体を逆転駆動させることはなく、また逆転に伴うロス
時間は使用上問題にならない微小時間であり、バルブユ
ニット1の流量を安定制御することができるもので、衛
生洗浄装置のノズルから吐出する水量が変化することが
ない。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る衛生洗浄装置の流量制御に
おけるモータの制御方法、以上のように構成したから、
バルブユニットをシンクロナスモータによって回転制御
するに際して、同一方向へ断続的に回転駆動させる場
合、該シンクロナスモータの再起動時に交流電源周波数
の1〜2サイクル分逆転させて駆動伝達系の遊びを形成
してから再び正転駆動制御し、正転方向の負荷がかかる
までの軽負荷状態で該シンクロナスモータを回転させ、
起動後の脱出トルクによってバルブユニットを開閉駆動
制御する制御方法であるため、起動後の脱出トルクによ
ってバルブユニットを開閉駆動する構成になり、起動ト
ルクが小さい安価なシンクロナスモータであっても、回
転角度にずれを生ずることがなく、衛生洗浄装置のノズ
ルから吐出する温水の流水量を正確に調整することがで
きる特徴を有するものであり、本発明の実施によって得
られる効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するバルブユニットに印加する動
力系のブロック図を示すものである。
【図2】シンクロナスモータの従来の制御方法(a)と
本発明の制御方法(b)を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】本発明のシンクロナスモータの制御方法におい
て、同方向に回転制御する場合(a)と、逆方向に回転
制御する場合(b)の一実施例を示す説明図である。
【図4】シンクロナスモータのトルク特性を示すトルク
Fと時間tの関係のグラフである。
【符号の説明】
1 バルブユニット 2 シンクロナスモータ 3 減速ギヤ 4 コントローラ 5 流量可変スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を吐出するノズルに連通したバルブ
    ユニットをシンクロナスモータによって回転制御するに
    際して、同一方向へ断続的に回転制御駆動させる場合、
    該シンクロナスモータの再起動時に交流電源周波数の1
    〜2サイクル分逆転させて駆動伝達系の遊びを形成して
    から再び正転駆動制御し、正転方向の負荷がかかるまで
    の軽負荷状態で該シンクロナスモータを回転させ、起動
    後の脱出トルクによってバルブユニットを開閉駆動制御
    することを特徴とする衛生洗浄装置の流量制御における
    モータの制御方法。
JP4168486A 1992-06-03 1992-06-03 衛生洗浄装置の流量制御におけるモータの制御方法 Pending JPH05333938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4168486A JPH05333938A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 衛生洗浄装置の流量制御におけるモータの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4168486A JPH05333938A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 衛生洗浄装置の流量制御におけるモータの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05333938A true JPH05333938A (ja) 1993-12-17

Family

ID=15868987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4168486A Pending JPH05333938A (ja) 1992-06-03 1992-06-03 衛生洗浄装置の流量制御におけるモータの制御方法

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JP (1) JPH05333938A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0841948A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁およびそれを用いた水流制御装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5454219A (en) * 1977-10-06 1979-04-28 Shinko Electric Co Ltd Method of starting singleephase induction motor

Patent Citations (1)

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JPH0841948A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流体制御弁およびそれを用いた水流制御装置

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