JPH05333920A - Cadシステムにおけるプログラム変換装置 - Google Patents

Cadシステムにおけるプログラム変換装置

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JPH05333920A
JPH05333920A JP4163736A JP16373692A JPH05333920A JP H05333920 A JPH05333920 A JP H05333920A JP 4163736 A JP4163736 A JP 4163736A JP 16373692 A JP16373692 A JP 16373692A JP H05333920 A JPH05333920 A JP H05333920A
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layer
graphic element
element data
program
hole
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JP4163736A
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Inventor
Susumu Nakada
享 中田
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Mutoh Industries Ltd
Original Assignee
Mutoh Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CADデータからNC加工用のプログラムへ
の変換作業を容易にする。 【構成】 表示装置に各レイヤ記憶領域のコメント欄が
一括表示された状態で、パートプログラムに変換すべき
レイヤの表示欄を入力装置によって“ON”に指定する
ことができる。表示欄が“ON”に指定されたレイヤ
4,7,8は、パートプログラム変換処理部によってパ
ートプログラムに一括変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作成された図面をNC
プログラミング装置に取り込み易い形にプログラム化し
て出力するCADシステムに関し、特にCADシステム
で作成された図形要素データから加工工程に基づくプロ
グラムに変換する際の作業効率を向上させるようにした
CADシステムにおけるプログラム変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にCADシステムでの設計・製図作
業では、設計者は設計・製図作業効率が最も良くなる順
番を意識して各図形要素を描いていく。この順番は、一
般には加工工程を考慮した順番と関連しないことが多
い。従って、CADシステムで作成された図形データを
NCデータとして使用するためのNCプログラミング時
に多大な労力を要することが多い。一方、CADシステ
ム上で作成された図形データを加工工程に沿ったパート
プログラムへ変換することにより、後工程のNCプログ
ラミング作業での負担を軽減することもなされている。
パートプログラムを組む場合には、例えば同一工具で加
工される複数の図形要素データや同一の輪郭線に属する
連続した複数の図形要素データなど、加工工程を等しく
する一連の図形要素データを抽出し、これらをグループ
化する作業が必要になる。このようなグループ化は、例
えばレイヤ記憶領域等を指定して行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシステムでは、レイヤ毎にプログラムを変換し
ていたので、変換作業が面倒で変換ミスも生じ易いとい
う問題点がある。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、CADデータからNC加工用のプログラムへの変
換作業の負担を軽減し、変換ミスを防止することができ
るCADシステムにおけるプログラム変換装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るCADシス
テムにおけるプログラム変換装置は、CADシステム上
で生成された図形要素データから同一加工工程に属する
一連の図形要素データを前記加工工程に基づいた順番に
順序付けて抽出する図形要素抽出手段と、前記加工工程
毎に抽出された図形要素データがそれぞれ格納される複
数のレイヤ記憶領域を備えた記憶手段と、前記各レイヤ
記憶領域の記憶状況と変換対象となるレイヤを特定する
情報とを一括表示する表示手段と、この表示手段に前記
各レイヤ記憶領域の記憶状況が一括表示された状態で、
前記抽出された一連の図形要素データの格納先のレイヤ
記憶領域を指定すると共に、変換対象となるレイヤを指
定するための入力手段と、この入力手段によって指定さ
れたレイヤ記憶領域に前記抽出された一連の図形要素デ
ータを書込む図形要素書込手段と、前記レイヤ記憶領域
に書込まれた図形要素データのうち前記変換対象として
特定されたレイヤを所定のプログラムに一括変換するプ
ログラム変換手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、表示手段に各レイヤ記憶領域
の記憶状況が一括表示された状態で、変換すべきレイヤ
を入力手段によって指定することができる。指定された
レイヤは、プログラム変換手段によってプログラムに一
括変換される。このため、本発明によれば、レイヤ毎に
変換作業を行う従来の装置に比べ、プログラムへの変換
作業が容易になり、変換ミスが防止できる。
【0007】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の一実施
例に係るCADシステムについて説明する。図1は本実
施例に係るCADシステムの機能ブロック図である。
【0008】このシステムは、入力装置1、CAD処理
部2、データ変換・転送部3、図面ファイル記憶部4、
パートプログラムファイル記憶部5、表示装置6及び図
面出力装置7を備えて構成されている。入力装置1は、
キーボード及びマウス等から構成されたもので、表示装
置6に表示されるコマンドメニューから必要なコマンド
を指定したり、表示装置6上で作図・編集作業を行う際
のポイント、図形要素及び領域等を指定するものであ
る。また、この入力装置1は、本システム上で生成され
るNC穴図形データに加工条件等の属性情報を入力した
り、後述する図形要素抽出部13によって抽出された図
形要素データの格納先のレイヤを表示装置6に表示され
たレイヤ設定画面に基づいて指定したり、パートプログ
ラムへ変換されるレイヤを指定するための手段でもあ
る。
【0009】CAD処理部2は、作図・編集処理部1
1、加工属性設定部12、図形要素抽出部13、表示制
御部14、図面出力制御部15及び書込制御部16を備
えて構成されている。作図・編集処理部11は、入力装
置1によって指示されたコマンドを解釈して入力装置1
によって指示された位置に必要な図形要素データを発生
させたり、指定された要素データに対して削除、複写、
移動等の編集処理を施す。加工属性設定部12は、作図
・編集処理部11でNC穴記号を指定した場合に起動さ
れ、表示装置6に必要なメニューを表示させることによ
り、属性情報の入力を促し、属性情報の設定・編集処理
を実行する。また、加工属性設定部12は、NC穴記号
のうち“タップ”が選択された場合に、呼び径から下穴
径を自動算出する機能を有し、その算出のための図示し
ないタップデータテーブルを備えている。これら作図・
編集処理部11及び加工属性処理部12で作成された図
形要素データは、図面ファイル記憶部4に記憶されるよ
うになっている。
【0010】図形要素抽出部13は、図面ファイル記憶
部4に記憶された図形要素データから必要な図形要素デ
ータを抽出するもので、例えば入力装置1で指定された
属性情報を検索条件として、この検索条件に合致した図
形要素データを選択抽出する。また、この図形要素抽出
部13は、図面ファイル記憶部11に記憶された図形要
素データのうち入力装置1でオペレータが指示した追跡
方向に輪郭を自動追跡する輪郭追跡部18を備えてお
り、この輪郭追跡部18によって輪郭線を構成する図形
要素データを抽出する。表示制御部14は、作図・編集
処理部11及び加工属性設定部12で生成・編集された
図形要素データやコマンドメニュー並びにレイヤ使用状
況の一覧等をCRTディスプレイ等の表示装置6に表示
させるための表示制御を行う。図面出力制御部15は、
作図・編集処理部11及び加工属性設定部12で生成・
編集された図形要素データをペンプロッタ等の図面出力
装置7に出図する際の出力制御を行う。また、書込制御
部16は、図形要素抽出部13によって抽出された図形
要素データを図面ファイル記憶部4の指定レイヤに書込
むための制御を実行する。
【0011】データ変換・転送部3は、パートプログラ
ム変換処理部21とパートプログラム出力制御部22と
を備えて構成されている。パートプログラム変換処理部
21は、図面ファイル記憶部4の所定のレイヤに複写さ
れた図形要素データ群であって、加工工程を等しくする
図形要素データ群を、後述するレイヤコメントを参照し
つつパートプログラムファイルに変換する機能を有して
いる。パートプログラムファイルは、パートプログラム
ファイル記憶部5に記憶されるようになっている。パー
トプログラム出力制御部22は、パートプログラム変換
処理部21で得られたパートプログラムファイル又はパ
ートプログラムファイル記憶部5に記憶されたパートプ
ログラムファイルを図示しないNCプログラミング装置
へオンラインで出力するための制御を実行したり、フロ
ッピーディスク及び紙テープ等の記憶媒体への書込制御
を実行する。
【0012】図面ファイル記憶部4は、例えば図2に示
すように、ストラクチャパート31、パラメータパート
32及びレイヤパート33により構成されている。スト
ラクチャパート31及びパラメータパート32は、作成
された図面を構成する図形要素データを登録するデータ
ベースである。ストラクチャパート31には、要素種
(直線、自由曲線、円弧、NC穴図形等)を特定するコ
ード、パラメータパート32へのアドレス、所属するレ
イヤの番号、グループ番号、描画色、線種、ペン番号、
シンボル番号及び選択フラグ等が格納される。パラメー
タパート32には、両端点の座標(直線の場合)、並び
に中心点座標、始終点座標及び半径(円の場合)等を示
すデータが格納される。また、要素種がNC穴図形の場
合には、パラメータパート32には、外円、中心線、内
円等の中心点及び径の情報の他、その穴がキリ、リー
マ、タップ、座ぐり及びその他のうち、いずれの方法に
よって加工されるものであるかの加工方法を示す穴種名
や穴コメント等の属性情報が格納される。なお、この例
では、パラメータパート32に直接座標データが格納さ
れるが、記憶容量の削減を図るため、ポイントデータベ
ースを更に設け、パラメータパート32には、ポイント
データベースへのインデックスを格納するようにしても
よい。
【0013】レイヤパート33には、そのレイヤが作図
・編集対象になっているかどうかを示すアクティブフラ
グ、表示対象となっているかどうかを示す表示フラグ、
レイヤの現在の状態を示すステイタス、そのレイヤの特
徴を表記するためのコメント等が格納される。なお、こ
の実施例では、表示フラグが変換対象となるレイヤを特
定する情報を兼ねている。
【0014】次にこのように構成された本システムの動
作を説明する。ここでは、作成された図形要素データか
らNC加工用に必要な図形要素データを抽出し、加工工
程に基づいた順番に順序付けて指定レイヤに複写する動
作について説明する。要素抽出の形態としては種々のも
のが考えられるが、以下の実施例では、特に輪郭抽出及
びNC穴図形の属性情報による抽出の2つについて説明
する。
【0015】(1)輪郭抽出 図示しない図面補助コマンドメニューから“要素抽出”
を選択すると、図3(a)に示す要素抽出コマンドメニ
ューが表示装置6に表示される。そこで、入力装置1の
カーソル41を操作して“輪郭”を選択すると、同図
(b)で示す輪郭選択メニューが表示装置6に表示され
る。ここで、“自動追跡選択”を選択すると、輪郭自動
追跡モードになる。図4は輪郭追跡の対象となる図面の
一例である。輪郭自動追跡モードになると、表示装置6
に“最初の要素を指示して下さい。”と表示されるの
で、カーソル41を操作して追跡の開始要素S11を指
示すると、輪郭追跡部18が起動され、自動輪郭追跡処
理が開始される。
【0016】図5は、追跡の開始要素と追跡方向の指定
方法を説明するための図である。開始要素が直線の場
合、同図(a)に示すように、指示点Pに近いほうの端
点を中心として、指示点Pに遠いほうの端点と指示点P
とのなす反時計回りの角度θがπよりも小さければ、分
岐点で最も右側の経路を選択していく右回りの追跡処理
が実行され、同図(b)に示すように、角度θがπ以上
であれば、分岐点で最も左側の経路を選択していく左回
りの追跡処理が実行される。また、開始要素が円弧の場
合、同図(c),(d)に示すように、中心となる端点
での接線Cと指示点Pとのなす角度θで上記と同様の経
路選択を行っていく。なお、この例では追跡方法は、指
示点Pに近いほうの端点をスタート要素の終端点とする
ように決定されるが、もちろん追跡方向はこの逆でも良
い。
【0017】追跡中の要素と次の要素との結合態様とし
ては、図6(a)に示すように追跡中の要素S1と次の
要素S2とが端点を共有する場合、同図(b)に示すよ
うに追跡中の要素S1の端点が次の要素S2上に結合さ
れる場合、同図(c)に示すように追跡中の要素S1上
に次の要素S2の端点が結合される場合等の態様が考え
られる。同図(b)の場合、追跡経路に従って次の要素
S2が分割され、同図(c)の場合、追跡経路に従って
追跡中の要素S1が分割される。
【0018】従って、図7に示すような輪郭処理の指示
がなされると、カーソル41の位置は、直線要素S11
の端点P2側に位置しているため追跡方向はP1からP
2へ向かう方向であり、且つ端点P2を中心としてP1
とカーソル41とのなす反時計回りの角度がπ以上であ
るため、左側追跡処理となる。このため、最も外側の輪
郭を通って追跡処理が実行される。ここで、追跡が点P
4に至った時点で、円要素S14のP4からP5に至る
外側の円弧要素S20が円要素S14を親要素とする子
要素として新たに生成される。同様に、追跡がP7に至
った時点で、円要素S17のP7からP8に至る外側の
円弧要素S21が円要素S17を親要素とする子要素と
して新たに生成される。
【0019】この追跡の過程で選択された要素及び発生
された子要素のストラクチャパート31及びパラメータ
パート32は、書込制御部16によって図面ファイル記
憶部4の図示しないテンポラリデータベースに追跡順に
複写される。また、テンポラリデータベースに格納され
た要素のストラクチャパート31の選択フラグはONに
設定される。これにより、図8に示すように、図形要素
データのうち、抽出された輪郭を構成する図形要素デー
タのみがハイライト表示されることになる。なお、輪郭
図形が1枚の図面に入り切らない場合、又は部分的な追
加工を必要とする場合等は、図9に示すような開輪郭
(閉じていない輪郭)を抽出しなければならない。この
場合には、カーソル41で追跡開始要素SSと追跡終了
要素SEとを指定するか、又は追跡処理の過程で次の連
続する要素が見つからない場合に追跡を終了させるよう
に処理を組み立てておけばよい。また、開輪郭を抽出す
る方法としては、輪郭追跡処理の途中で、(キーボード
のESCキーを押す等して)任意の場所で、追跡を終了
させたり、輪郭追跡処理の途中で、追跡を中断させ、任
意の場所まで、選択された要素を解除する、つまりES
Cボタンを押した後にマウスボタンを押して1線分づつ
もどすことにより追跡を戻すようにしても良い。
【0020】オペレータが輪郭抽出結果を確認し、必要
に応じて抽出結果を修正したのち、輪郭抽出結果を確定
すると、表示装置6には、図10に示すように複数のレ
イヤの使用状況が一括表示されたレイヤ設定画面が表示
されるので、抽出した輪郭図形要素データのコピー先の
レイヤ番号をキー入力する。レイヤ設定画面は、レイヤ
データベース33の内容に沿ったものであり、アクティ
ブ欄に“*”マークが付されたレイヤが現在作図・編集
対象となっているレイヤ、表示欄に“ON”が表示され
たレイヤが現在表示されているレイヤ、ステイタス欄に
“EMPTY ”が表示されたレイヤが現在未使用のレイヤで
ある。また、コメント欄にはそのレイヤを特定するコメ
ントが記述されるようになっている。したがって、この
一覧から例えば未使用のレイヤを指定すればよい。な
お、コメント欄をスクロール表示するようにすれば、コ
メント欄に記述する文字数を表示文字数よりも多くする
ことができる。ここで、例えばレイヤ4が指定される
と、書込制御部16は、図面ファイル記憶部4内の図示
ないテンポラリデータベースに書込まれた輪郭要素のデ
ータをストラクチャパート31の最後に複写し、その複
写された要素データのストラクチャパート31のレイヤ
No.欄に指定レイヤ番号の“4”を書込む。この結
果、抽出された輪郭図形要素データが、図面ファイル記
憶部4の指定されたレイヤにコピーされる。このとき、
オペレータは図10のコメント欄に任意のコメントを入
力することができる。ここでは、抽出した輪郭を特定で
きる“NP−A”というコメントを入力している。
【0021】(2)NC穴図形抽出 次に、図11に示すようなNC穴記号の抽出処理につい
て説明する。この場合、抽出処理に先立って属性設定処
理を実行しておく必要がある。図12は穴図形要素デー
タに加工方法に関する属性情報を付加するための具体的
な操作手順を説明するための図である。即ち、表示装置
6に表示される図12(a)のマスターコマンドメニュ
ーに対し、入力装置1でカーソル41を操作して“作図
描画”を選択すると、同図(b)の作図描画コマンドメ
ニューが表示されるので、更に入力装置1でカーソル4
1を操作して“NC穴記号”を選択すると、加工属性設
定部12が起動されて同図(c)のNC穴記号コマンド
メニューが表示装置6に表示される。
【0022】このメニューで、“キリ”、“リーマ”又
は“任意穴種”を選択すると、同図(d)の一般的な穴
形状による作図が行われる。“タップ”を選択すると、
同図(e)に示すタップ穴様形状による作図が行われ
る。また、“座ぐり”を選択すると、同図(f)に示す
座ぐり穴様形状による作図が行われる。これらの穴種は
図12(c)のコマンドメニューにより指定されるが、
“任意穴種”を選択した場合には、穴種を示す文字コー
ドをキー入力する。穴種を特定したら、穴径及び穴コメ
ントをキー入力し、配置点を入力装置1によるポイント
指定により指示する。但し、“タップ”を選択した場合
には、加工属性設定部12が呼び径の値の入力を要求す
るので、呼び径を入力すると、加工属性設定部12は、
内部のタップデータテーブルを参照して下穴径を算出す
る。
【0023】図12(c)の“設定”を選択すると、中
心線と内円の描画態様を設定することができる。中心線
を設定する場合には、図示しない中心線コマンドメニュ
ーにより、中心線有り/無しのモード、中心線のオーバ
ーシュート量、描画する線種、出図の際のプロッタのペ
ン番号及び色等を設定する。
【0024】このように設定されたNC穴図形要素デー
タの属性情報は、図2に示すパラメータパート32のデ
ータとして図面ファイル記憶部4に記憶されることにな
る。ここでNCプログラミング装置へのリンクを考慮し
た場合、重要なのは穴種、穴コメント及び穴径であり、
これらの情報は後のグループ化処理における検索キーワ
ードとして有効に活用可能である。
【0025】次に、指定された同種、同径のNC穴図形
要素データを選択抽出して指定したレイヤにコピー(グ
ループ化)する具体的手順について説明する。即ち、図
示しない図面補助コマンドメニューから“要素抽出”を
選択すると、図13(a)に示す要素抽出コマンドメニ
ューが表示装置6に表示される。そこで、入力装置1の
カーソル41を操作して“NC用穴”を選択すると、同
図(b)で示すNC用穴データ選択メニューが表示装置
6に表示される。ここで、“選択条件”を選択すると、
表示装置6には図14に示す選択条件設定画面が表示さ
れることになる。そこで、“穴種”の設定を行う場合に
は、該当する穴種をカーソル41により選択する。“任
意穴種”を選択した場合には、穴種を特定する文字コー
ドをキー入力する。また、“穴径”、“呼び径”、“座
ぐり径”の設定を行う場合には、それぞれ該当項目を選
択したのち、抽出したい穴の径をキー入力する。また、
“穴コメント”による選択を行う場合には、“穴コメン
ト”を選択したのち、コメントをキー入力する。選択条
件を設定したら、この選択モードを完了する。
【0026】NC穴図形要素データの選択条件が設定さ
れると、図形要素抽出部13は、設定された選択条件に
合致した図形要素データを図面ファイル記憶部4から抽
出し、その要素データのストラクチャパート31の選択
フラグをONにする。これにより、抽出された要素が図
面ファイル記憶部4上で明らかになる。
【0027】次に、表示装置6には、図15に示すレイ
ヤ設定画面が表示されるので、選択したNC用穴データ
のコピー先のレイヤ番号をキー入力する。レイヤの指定
がなされると、図形要素抽出部13は、図面ファイル記
憶部4のストラクチャパート31の選択フラグがONに
なっている要素データをストラクチャパート31の最後
に複写し、その複写された要素データのストラクチャパ
ート31のレイヤNo.欄に指定レイヤ番号を書込む。
この結果、抽出されたNC穴図形要素データが、図面フ
ァイル記憶部4の指定されたレイヤにコピーされる。
【0028】例えば、図11に示すNC穴記号のうち、
点P11〜P14は穴種が“タップ”と設定されたもの
で、同一方法により加工される。また、点P21〜P3
4は穴種が“キリ”と設定されたもので、同一方法によ
り加工される。そこで、例えば穴種“キリ”を選択条件
とし、コピー先をレイヤ7と指定すると、P21〜P3
4のNC穴記号が、レイヤ7にコピーされ、穴種“タッ
プ”を選択条件とし、コピー先をレイヤ8と指定する
と、P11〜P14のNC穴記号が、レイヤ8にコピー
される(図15)。
【0029】ここで、パートプログラム変換処理部21
を起動すると、例えば表示が“ON”となっているレイ
ヤがパートプログラムに一括変換される。このため、変
換前に、図16に示すように、予め変換対象となるレイ
ヤ4,7,8のみがONとなるようにレイヤ設定画面の
“表示”項目の設定をしておく。また、変換レイヤの指
定は、レイヤコメントにより行うことも考えられる。即
ち、コメントの先頭に“N”が付いているレイヤのみを
変換対象とすることもできる。変換順序をレイヤ番号順
とする場合には、オペレータはレイヤ設定画面を参照し
ながら、加工工程の先行する図形要素データから順に若
い番号のレイヤにコピーを行っていけば良い。レイヤの
使用状況は一括表示されているので、レイヤコメントの
内容から、次にコピーすべきレイヤを容易に特定するこ
とができる。また、レイヤの変換順序をレイヤの番号に
よって指定するようにしてもよい。この場合には、抽出
された図形要素データの格納先レイヤは重要ではなく、
格納後の変換順序の指定操作が重要になる。
【0030】以上の操作により変換されたパートプログ
ラム例を図17に示す。図17において、プログラムの
前半Aはレイヤ4の変換結果、中間Bはレイヤ7の変換
結果、後半Cはレイヤ8の変換結果をそれぞれ示してい
る。輪郭用のプログラムA中の“RPD”は、工具の早
送り指令であり、変換時に発生する加工原点P0からの
アプローチ図形に付けられる。NC穴記号用のプログラ
ムB,Cは、NC穴記号の基準点Oに対する座標値と、
G1,G2で示す同種穴記号のグループ化コメントによ
り構成されている。
【0031】変換時、レイヤコメントについてもパート
プログラム上に加えることができる。この場合、レイヤ
コメントに“|”(縦線)が挿入されていると、そこか
ら後のコメントを改行する。また、レイヤコメントに
“||”のように縦線が2つ以上挿入されていると、そ
こから後のコメントを、そのレイヤのプログラムの最後
に挿入する。更にその後の縦線は挿入本数に拘らず、常
に改行とする。したがって、例えば、AB|CDE||
FG|HIJ|||KLMのコメントがあるレイヤは、
パートプログラム上では次のようにコメントが挿入され
る。 図17の例では、例えばレイヤ7のコメント欄に“NH
−D10K|SPAN30mm”というコメントが記述さ
れているので、レイヤ7に関するパートプログラムBの
冒頭に、 *NH−D10K *SPAN30mm というコメントが追加されている。また、レイヤ4,8
のパートプログラムA,Cについても同様にしてコメン
ト欄に記述したコメントが追加されている。このような
方法によれば、CADシステムのレイヤ設定画面上でプ
ログラム挿入コメントを作成・編集できるという利点が
ある。
【0032】変換されたパートプログラムは、パートプ
ログラムファイル記憶部5に記憶されると共に、パート
プログラム出力制御部22の制御のもとに、図示しない
NCプログラミング装置にオンラインで送信されるか、
又は紙テープ、フロッピーディスク等を介してオフライ
ンでNCプログラミング装置に供給されるものとなって
いる。
【0033】このように、本実施例のシステムによれ
ば、レイヤ設定画面の表示欄がONになっているレイヤ
がパートプログラムに一括変換されるので、レイヤを1
つ1つ変換していく従来のシステムに比べ、変換作業が
格段に楽になるという利点がある。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、表
示手段に各レイヤ記憶領域の記憶状況が一括表示された
状態で、変換すべきレイヤを入力手段によって指定する
ことができると共に、指定されたレイヤは、プログラム
変換手段によってプログラムに一括変換されるので、レ
イヤ毎に変換作業を行う従来の装置に比べ、プログラム
への変換作業が容易になり、変換ミスを効果的に防止で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るCADシステムの要
部を示す機能ブロック図である。
【図2】 同システムにおける図面ファイル記憶部の内
容を説明するための図である。
【図3】 同システムにおける輪郭追跡処理による要素
抽出メニューを示す図である。
【図4】 同システムで要素抽出される図面の一例と輪
郭追跡開始要素の指定方法とを説明するための図であ
る。
【図5】 同システムの輪郭追跡動作を説明するための
図である。
【図6】 同システムの輪郭追跡動作を説明するための
図である。
【図7】 同システムの輪郭追跡動作の例を示す図であ
る。
【図8】 同システムの輪郭追跡動作終了後を示す図で
ある。
【図9】 同システムの開輪郭の追跡処理を説明するた
めの図である。
【図10】 同システムにおけるレイヤ設定画面を示す
図である。
【図11】 同システムにおけるNC穴記号の表示例を
示す図である。
【図12】 同システムにおけるNC穴記号の属性設定
メニューと穴種とを示す図である。
【図13】 同システムにおけるNC穴記号の要素抽出
メニューを示す図である。
【図14】 同システムにおけるNC穴記号の要素選択
条件設定画面を示す図である。
【図15】 同システムにおけるレイヤ設定画面を示す
図である。
【図16】 同システムにおけるレイヤ設定画面を示す
図である。
【図17】 同システムで変換されたパートプログラム
例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…CAD処理部、3…データ変換・転
送部、4…図面ファイル記憶部、5…パートプログラム
ファイル記憶部、6…表示装置、7…図面出力装置、1
1…作図・編集処理部、12…加工属性設定部、13…
図形要素抽出部、14…表示制御部、15…図面出力制
御部、16…書込制御部、18…輪郭追跡部、21…パ
ートプログラム変換処理部、22…パートプログラム出
力制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステム上で生成された図形要素
    データから同一加工工程に属する一連の図形要素データ
    を前記加工工程に基づいた順番に順序付けて抽出する図
    形要素抽出手段と、 前記加工工程毎に抽出された図形要素データがそれぞれ
    格納される複数のレイヤ記憶領域を備えた記憶手段と、 前記各レイヤ記憶領域の記憶状況と変換対象となるレイ
    ヤを特定する情報とを一括表示する表示手段と、 この表示手段に前記各レイヤ記憶領域の記憶状況が一括
    表示された状態で、前記抽出された一連の図形要素デー
    タの格納先のレイヤ記憶領域を指定すると共に、変換対
    象となるレイヤを指定するための入力手段と、 この入力手段によって指定されたレイヤ記憶領域に前記
    抽出された一連の図形要素データを書込む図形要素書込
    手段と、 前記レイヤ記憶領域に書込まれた図形要素データのうち
    前記変換対象として特定されたレイヤを所定のプログラ
    ムに一括変換するプログラム変換手段とを具備したこと
    を特徴とするCADシステムにおけるプログラム変換装
    置。
JP4163736A 1992-05-29 1992-05-29 Cadシステムにおけるプログラム変換装置 Pending JPH05333920A (ja)

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JP4163736A JPH05333920A (ja) 1992-05-29 1992-05-29 Cadシステムにおけるプログラム変換装置

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