JPH05333154A - 液体廃棄物の放射能モニタリングシステム - Google Patents

液体廃棄物の放射能モニタリングシステム

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JPH05333154A
JPH05333154A JP5003680A JP368093A JPH05333154A JP H05333154 A JPH05333154 A JP H05333154A JP 5003680 A JP5003680 A JP 5003680A JP 368093 A JP368093 A JP 368093A JP H05333154 A JPH05333154 A JP H05333154A
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conduit
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Ralph J Reda
ラルフ・ヨセフ・レダ
Jr Frank W Cloudman
フランク・ウェイド・クラウドマン,ジュニア
Ralph K Furches
ラルフ・カーン・ファーチェス
Ronald V Ryan
ロナルド・ヴィンセント・リャン
Joel L Pickett
ジョエル・ラリー・ピッケット
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液体廃棄物中の放射性核種の濃度を検定する
ためのシステム。 【構成】 液体廃棄物流の放射能をモニターするための
システムは、交互充填サイクルの間液体廃棄物流が送ら
れる一対のタンクを含んでいる。各充填サイクルの終了
時に液体廃棄物を、放射能モニターのチャンバを介して
循環させる。このチャンバの外にある一対の対向する放
射線検出器が液体廃棄物中の放射性核種濃度レベルを示
す活性測定値をコントローラに送る。次に、タンクを空
にして、その中味を環境中に排出するかまたは除染施設
に戻して指定されている放射性核種濃度レベルに応じて
さらに処理する。モニターの周期的な作動を含めてシス
テムの操作は、コントローラにより自動的に調整してタ
ンクを満たす液体廃棄物流の中断を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射能モニタリングシス
テム、特に液体廃棄物中の放射性核種の濃度を検定する
ためのシステムに係る。
【0002】
【従来の技術】核燃料処理プラントのような原子力施設
では、放射性廃棄物を回りの環境中に不用意に放出する
のを避けるために常時監視する必要がある。液体廃棄物
流中に存在する可能性がある放射性同位体粒子は特に重
大である。いかに低レベルの放射性液体廃棄物であって
も、放出されると環境問題になる。したがって、液体廃
棄物流を検定して極めて低濃度の放射性核種の存在を検
出しなければならない。放射能のモニタリングを行なう
には、液体廃棄物流からランダムにサンプルを取り、放
射性核種が存在するかどうか実験室で試験する。液体廃
棄物の流れが連続的な場合、ランダムな試験と試験の間
に潜在的に放射性の液体廃棄物が環境中にかなりの量放
出される可能性がある。したがってこの方法は採用でき
ない。
【0003】このように、規制基準を満たすために、液
体廃棄物流の放射能は100%モニターしなければなら
ない。液体廃棄物流の体積流量が大きい場合、信頼のお
ける100%試験はプラントの効率的運転に対して重大
な障害となることがある。液体廃棄物が回りの環境中に
放出されるときにその放射能を連続的にモニターするに
は、必要な精度を確保するために流量を落とす必要が生
じることがある。あるいは、液体廃棄物を保持タンクに
貯め、そのタンクからサンプルを取って実験室で試験す
ることができる。このタンクは、放射性核種の濃度が許
容可能な程度に低いことが判明してから廃棄される。こ
の方法は100%試験という基準を確かに満足し、試験
したサンプルが保持タンク中の液体廃棄物の組成を正確
に表わしていれば信頼もおける。しかし、これは特に迅
速とはいえない。したがって、プラントの運転を削減し
ないように大きな体積流量の廃棄物流を保持するために
大きな保持タンクがたくさん必要になる。
【0004】
【発明の概要】したがって、本発明の目的は、液体廃棄
物流の放射能を迅速かつ効率的しかも正確に100%モ
ニターするためのシステムを提供することである。この
ために、本発明のシステムは、交互充填サイクルの間液
体廃棄物流によって充填される一対の保持タンクを含ん
でいる。各充填サイクルの終了時、他方のタンクが充填
サイクルを受けている間に、一方のタンク内の液体廃棄
物を、モニタリング期間中放射能モニターのモニタリン
グチャンバを介して循環させる。このチャンバの外にあ
る検出器が、チャンバを介して循環している液体廃棄物
の放射性核種濃度を示す一連の放射能測定値を決定す
る。この濃度レベルが許容できるものであれば各タンク
内の液体廃棄物は環境中に安全に廃棄することができ
る。そうでない場合は液体廃棄物を除染施設に戻してさ
らに処理する。
【0005】放射能モニターは、矩形断面のモニタリン
グチャンバの対向する両面に位置する一対の放射線検出
器を含んでいるのが好ましい。検出器の応答は、一対の
別の放射線源に一時的に暴露することによって校正す
る。これらの線源の既知の活性に対する検出器の応答を
利用して、各モニタリング期間の終了時に検出器の放射
能測定値を放射性核種濃度に変換するのに必要な校正係
数を確立する。
【0006】システムの操作は、検出器の応答を処理す
ると共に、液体廃棄物流をタンクに送ったり液体廃棄物
を放射能モニターを介して循環させたりを交互にするよ
うにバルブを自動的に配置するコントローラによって調
整する。このコントローラはまた各モニタリング期間の
後のモニターのサービス期間も確立する。このサービス
期間の間には、検出器の校正が行なわれ、バックグラウ
ンド放射線がチェックされ、必要な場合はモニタリング
チャンバの蒸留水洗浄と酸洗浄が行なわれる。
【0007】このように、本発明は以下に詳述する構成
の特徴、要素の組み合わせ、部品の配列およびそれらの
操作法のすべてを含み、その範囲は特許請求の範囲に示
してある。
【0008】
【詳細な説明】本発明の特徴と目的を完全に理解するに
は、添付の図面と共に以下の詳細な説明を参照するとよ
い。添付図面のいくつかの図を通じて対応する参照番号
は類似の部品を指す。全体が図1に10で示されている
本発明の液体廃棄物放射能モニタリングシステムを利用
して水性廃棄物流12の同位体濃度を連続的に検定する
には、その前に除染施設14により処理して放射性核種
粒子を除いておく。この施設は通常のデザインのもので
あり、一連の抽出塔、スクラブ塔およびストリッピング
塔を用い、液体廃棄物流12を処理してその同位体濃度
を許容可能な程度の低いレベル、たとえばウラン20p
pm未満に低下させる。液体廃棄物流は施設14を出て
保持タンク16に入る。保持タンクの出口は、導管18
とソレノイドバルブV1によりタンクAの入口に、また
導管20とソレノイドバルブV2によりタンクBの入口
に接続されている。後述するように、タンク16内の処
理済み液体廃棄物は、交互充填サイクルの間バルブV1
とV2がコントローラ22により適切に開閉されるにつ
れて、徐々に排出されてタンクAとBを満たす。
【0009】タンクAが満たされるにつれて、コントロ
ーラ22によりソレノイドバルブV3とV4が開かれる
と共にポンプP1が始動して、タンクAの出口から入口
にかけて液体廃棄物循環導管ループ(矢印24)が形成
される。同様に、タンクBが満たされるにつれて、コン
トローラによりソレノイドバルブV5とV6が開かれる
と共にポンプP2が始動して、タンクBの出口から入口
にかけて液体廃棄物循環導管ループ(矢印26)が形成
される。タンクAとBが保持タンク16から満たされる
際にこれらの循環ループを通して液体廃棄物をポンプで
循環させることによってこれらのタンク内に収容されて
いる液体廃棄物中の放射性核種粒子の均一な分散が確保
される。タンクA内の液体廃棄物の同位体すなわち放射
性核種の濃度を検定するには、コントローラによりバル
ブV4を閉じると共にバルブV3、V7およびV8を開
ける。次いで、ポンプP1によりタンクAの中味を出口
から入口にかけて循環導管ループ(矢印28)を通して
循環させる。このループ28には放射能モニターRMが
含まれている。次に、タンクB内の液体廃棄物の同位体
濃度を検定するには、コントローラによりバルブV6を
閉じると共にバルブV5、V9およびV10を開ける。
次いでポンプP2によりタンクBの中味を出口から入口
にかけて、同様に放射能モニターRMを含んでいる循環
導管ループ(矢印30)を通して循環させる。
【0010】ポンプにより液体廃棄物を放射能モニター
(詳細は図3と4に関して後述する)を通して循環させ
ている間、一対の放射線検出器により一連の放射能測定
値が得られるので、これをコントローラに供給して放射
性核種濃度を分析する。検定の結果タンクAの中味の濃
度が許容できる程度に低ければ、コントローラによりソ
レノイドバルブV3、V11およびV12を開くと共に
ポンプP1を作動させてタンクAを空にして保持タンク
32に移す。この液体廃棄物排出導管路には放射能検出
器RDが含まれており、この検出器で得られる放射能カ
ウントは液体廃棄物が安全に廃棄できるという確認の意
味でコントローラに送られる。保持タンク32から出た
液体廃棄物は34で示されている最終処理を受けてか
ら、プラント構内の池のような環境中に廃棄される。こ
の最終処理としては、液体廃棄物を環境に対して安全な
ものにするのに必要な処置として、微量の非放射性元素
や化学品の除去、pHの調整、などが挙げられる。タン
クBの中味が検定の結果安全な放射能レベルであれば、
コントローラによりソレノイドバルブV5、V13およ
びV12を開き、ポンプP2によりタンクBを空にし、
タンクから放射能検出器RDを介して保持タンク32に
移す。その後タンクBの中味は最終処理34を受けて廃
棄される。
【0011】一方、タンクAの液体廃棄物の放射性核種
濃度レベルが許容できないほど高いことが判明したら、
コントローラによりバルブV3とV14を開き、ポンプ
P1によりこのタンクの中味を導管36を介して除染施
設14に戻して再処理する。同様に、タンクBの液体廃
棄物の放射性核種濃度レベルが許容できないほど高いと
検定されたら、バルブV5とV15を開き、ポンプP2
によりタンクの中味を導管36を介して施設14に戻し
て再処理する。放射能検出器RDによりそれを介して保
持タンク32に向かって流れている液体廃棄物の許容で
きないほど高い放射能カウントが検出された場合、その
液体廃棄物を除染施設へ戻す経路を作り出すのに必要な
バルブの配置はコントローラにより自動的に設定するこ
とができることが理解されよう。
【0012】本発明の放射能モニタリングシステム10
はまた、蒸留水(DI)保持タンク38と酸液保持タン
ク37も含んでいる。液体廃棄物がモニターRMを介し
て循環していない休止期間の間、コントローラによっ
て、モニターチャンバ内に蓄積されている放射性汚染物
を溶かすために酸洗浄が要求される。そのような汚染物
が存在するとバックグラウンドの放射能が生じ、これが
液体廃棄物をこのモニターに通したときに誤った濃度指
示を出すことになることは分かるであろう。したがっ
て、モニターチャンバを酸で洗浄するためにコントロー
ラによりソレノイドバルブV16とV17を開け、ポン
プP3を作動させる。このポンプにより硝酸がタンク3
7からモニターチャンバと導管40を通って保持タンク
16へと送られる。酸洗浄の後には常に蒸留水洗浄があ
る。すなわち、コントローラによりバルブV18とV1
7を開け、ポンプP4を作動させて、蒸留水をタンク3
8からモニターチャンバと導管40を介して保持タンク
16に送る。モニターRM内のバックグラウンド放射能
は、周期的に、すなわちタンクAとBの充填と排出を7
回する度にコントローラすなわち検出器によってチェッ
クする。これらのバックグラウンドのチェックの間コン
トローラによって蒸留水洗浄を実施する。
【0013】図2のタイミングダイヤグラムは、コント
ローラ22によって編成される放射能モニタリングシス
テム10の操作状況を示している。時間ライン42はタ
ンクAの充填サイクル期間を示し、時間ライン44はタ
ンクBの充填サイクル期間を示している。約10分後タ
ンクAが25%充填された時(図1のレベルセンサー4
6により信号が送られる)、コントローラにより、時間
ライン48によって示されている期間の間循環導管ルー
プ24が形成されてタンクAに充填されていく液体廃棄
物中の放射性核種の均一な分散が確保される。タンクA
が約60%充填された時、コントローラとバルブによ
り、循環ループ24が閉じられ、時間ライン50によっ
て示される期間の間放射能モニターRMを介する循環ル
ープ28が開かれる。タンクAが充填され続ける間、検
定のためではないが単にシステムの作動を示す指示とし
て、そして高い放射能測定値が得られた場合にオペレー
ターに警告するために、放射能測定値が周期的にコント
ローラに供給される。タンクAが90%充填された時、
このタンクの充填サイクルを終了し、コントローラによ
って、保持タンク16から流出する液体廃棄物流をほと
んど中断することなく時間ライン44で示されているタ
ンクBの充填サイクルを開始する。タンクAの充填サイ
クルの終了後、時間ライン51により示されているよう
に15分のモニタリング期間の間放射能モニターRMを
介してタンクA内の液体廃棄物の循環を続ける。15分
間に渡る放射能カウントをコントローラによって蓄積し
平均してタンクAの液体廃棄物中の放射性核種濃度を決
定する。このモニタリング期間の終了時、時間ライン5
2により示されている期間の間、放射性核種濃度が許容
できるものであれば保持タンク32に移し、あるいは放
射性核種濃度が許容できないものであれば除染施設14
に戻すことによってタンクAを空にする。
【0014】タンクBもタンクAと同じように扱う。す
なわち、タンクBが25%のレベルまで充填された時、
レベルデテクター54から信号がコントローラに送られ
て循環ループ26(時間ライン56)が開かれ、60%
のレベルでは放射能モニターを介する循環ループ30
(時間ライン58)に変わる。タンクBの充填サイクル
が90%のレベルに達するまではシステムの作動をモニ
ターする目的で、またその後15分間の放射能モニタリ
ング期間では放射能濃度検定の目的で、放射能カウント
を読み取る。タンクBの充填サイクルが完了した140
分後、第二の時間ライン42に示されているようにタン
クAの充填サイクルがスタートする。このモニタリング
期間の終了時、タンクBは、時間ライン60によって示
されている期間の間、検定結果に応じて、保持タンク3
2に移されるかまたは除染施設14に戻されるために空
になる。タンクAとBは不注意にあふれさせることのな
いように90%まで充填され、ポンプP1とP2のキャ
ビテーションが起こらないように排出は15%までにす
ることに注意されたい。
【0015】図2に示されているように、タンクAとB
が空である間、そして液体廃棄物が放射能モニターRM
を介して循環される前、時間ライン62で示される20
分の期間はモニターサービスに充てられる。このサービ
スとしては、モニター検出器の応答の校正、バックグラ
ウンド放射性レベルのチェック、ならびに酸洗浄および
蒸留水洗浄がある。周期的にバックグラウンド放射性レ
ベルをチェックした後には蒸留水洗浄をする。コントロ
ーラによりバックグラウンドの放射能レベルが高いこと
が分かったら、すなわちモニターチャンバ内の放射性汚
染物の蓄積が証明されたら、1回以上の酸洗浄を実施
し、各回毎に蒸留水洗浄をする。蒸留水洗浄を伴う校正
段階は、各システムの始動前、そしてその後は周期的
に、たとえばタンクの充填サイクル60回毎に実施す
る。酸洗浄の後にも再校正を行なうとよい。
【0016】充填サイクル時間は液体廃棄物流の体積流
量とタンクの容量によって変化するので、図2に示した
時間ラインと印は単なる例示であることが分かる。他の
時間もこれらの変数に適合するように調節することがで
きる。図3と4を参照して、放射能モニターRMは、導
管ループ28と30(図1)によって液体廃棄物が循環
されるモニターチャンバ76の反対面上に対向する関係
で配置された一対の放射線検出器72と74を収容して
いるハウジング70を含んでいる。これらの検出器は標
準的なヨウ化ナトリウム‐タリウムシンチレーションデ
テクターでよい。単一の検出器を使用してもよいが一対
の検出器を使うと感度が向上する。これらの検出器は、
見せかけのバックグラウンド放射能に対する応答を最小
にするために鉛のシールド79で包囲する。図4で分か
るように、モニターチャンバ76の断面は矩形であっ
て、検出器72と74の平面の面が対向するチャンバ側
壁の外側表面に対して同一平面関係に配置できれば好ま
しい。
【0017】特に図4を参照すると、モニターハウジン
グ70の各面には、各々基準放射能源用ケーシング82
を有する一対のブラケット80が摺動自在に取り付けら
れている。すなわち、モニターハウジングの片面のケー
シングは既知の比較的高い活性の線源84をもってお
り、一方他方の面のモニターハウジングのケーシングは
既知の比較的低い活性の線源86をもっている。図4に
示されているこれらの基準源は校正位置にあり、それぞ
れ横断チューブ88の開放外側端と並んでいる。これら
チューブの内側の端は検出器72および74と開放連通
している。各ブラケットは、エアシリンダーのような別
個の線形アクチュエータ90によって長手方向に往復運
動して、基準源を、実線で表わした校正位置と、検出器
から本質的に離された後退位置(破線)との間でシフト
させる。これらはすべてコントローラ22の制御の下で
行なわれる(図1)。
【0018】このシステムを校正するには、低活性の線
源86をチューブ88と並ぶ校正位置までシフトさせ、
この低活性線源に対する検出器の応答のカウントを一分
間コントローラによって蓄積する。この低活性線源を後
退させ、適切な遅れの後、高活性線源84をその後退位
置から校正位置までシフトさせる。この高活性線源84
に対する検出器の応答のカウントを一分間コントローラ
に蓄積する。これらの値を用いると、液体廃棄物放射能
モニタリング期間の間検出器で発生した放射能カウント
を放射性核種濃度に変換するのに必要な校正係数をコン
トローラで計算することができる。
【0019】以上のことから分かるように、以上の詳細
説明から明らかになったものも含めて前述の本発明の目
的は有効に達成され、上記構成およびその操作法には本
発明の範囲から逸脱することなくいくらかの変更をする
ことができるのであるから、前記詳細は例示であって限
定する意味はないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構築された液体廃棄物の放射能
モニタリングシステムの概略図である。
【図2】図1のモニタリングシステムの操作状況を示す
タイミングダイヤグラムの図である。
【図3】図1のモニタリングシステムに使われる放射能
モニターの長手方向の断面図である。
【図4】図1のモニタリングシステムに使われる放射能
モニターの長手方向の断面図である。
【符号の説明】
10 本発明の液体廃棄物放射能モニタリングシステ
ム、 12 水性廃棄物流、 14 除染施設、 16、32 保持タンク、 18、20、36、40 導管、 22 コントローラ、 24、26 液体廃棄物循環導管ループ、 28、30 循環導管ループ、 34 最終処理、 36 蒸留水保持タンク、 38 酸液保持タンク、 72、74 放射線検出器、 76 モニターチャンバ、 84、86 線源、 90 アクチュエータ、 A、B タンク、 P1、P2、P3、P4 ポンプ、 RD 放射能検出器、 RM 放射能モニター、 V1〜V18 ソレノイドバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク・ウェイド・クラウドマン,ジュ ニア アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、ハバート・ドライブ、 2801番 (72)発明者 ラルフ・カーン・ファーチェス アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 レランド、ピー・オー・ボックス838(番 地なし) (72)発明者 ロナルド・ヴィンセント・リャン アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、コロネル・ラム・ドライ ブ、2805番 (72)発明者 ジョエル・ラリー・ピッケット アメリカ合衆国、ノース・カロライナ州、 ウィルミントン、ダン・プレイス・ドライ ブ、125番

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体廃棄物流中の放射性核種の存在をモ
    ニターするためのシステムであって、(A)第一および
    第二のタンクと、(B)該第一タンクに接続されており
    その中味を循環させるための第一の外部導管ループと、
    (C)該第二タンクに接続されておりその中味を循環さ
    せるための第二の外部導管ループと、(D)該第一およ
    び第二のタンクに接続されている導入および排出導管
    と、(E)該第一および第二の導管ループ中に接続され
    ているチャンバと該チャンバの外部に配置された少なく
    とも1個の検出器とを有していて該チャンバならびに該
    第一および第二の導管ループを介して循環する液体廃棄
    物中の放射性核種が放出する放射線に応答する放射能モ
    ニターと、(F)該導入および排出導管中ならびに該第
    一および第二導管ループ中に含まれていて遠隔操作され
    るバルブと、(G)作動的に該バルブに接続されている
    と共に電気的に該検出器に接続されているコントローラ
    であって、液体廃棄物流を該第一および第二のタンクに
    送ってこれらを充填し、液体廃棄物を該第一および第二
    の導管ループならびに該モニターチャンバを介して循環
    させ、かつ該第一および第二のタンクを空にする(これ
    らはすべて交互に行なわれる)ように該バルブを選択的
    に配置すると共に、液体廃棄物が該チャンバを介して流
    れている間に該検出器の放射能測定応答値を受容してそ
    れから液体廃棄物中の放射性核種濃度を決定するコント
    ローラと、を組み合わせて含むシステム。
  2. 【請求項2】 該第一および第二のタンクに接続されて
    いて遠隔操作されるバルブを有する第一および第二の排
    出導管を含んでおり、該コントローラは、該第一および
    第二タンク中の液体廃棄物の放射性核種濃度レベルが安
    全であると判断されたときは該第一排出導管を介してこ
    れらのタンクを空にし、またタンク中の液体廃棄物の放
    射性核種濃度レベルが安全でないと判断されたときは該
    第二排出導管を介してこれらのタンクを空にするよう
    に、これらの排出導管バルブを選択的に配置し、さら
    に、該第一タンクに接続されていてその中味を循環させ
    る第三の外部導管ループと、該第二タンクに接続されて
    いてその中味を循環させる第四の外部導管ループと、該
    第三および第四導管ループ内にある遠隔制御されるバル
    ブとを含んでおり、該コントローラは、該第一および第
    二タンクが液体廃棄物流により充填されているとき液体
    廃棄物を該第三および第四導管ループを介して循環させ
    るように該第三および第四導管ループバルブを選択的に
    配置する、請求項1記載のシステム。
  3. 【請求項3】 該チャンバが平坦な壁部分をもってお
    り、該検出器が該平坦な壁部分と実質的に同一平面関係
    にある平面をもっている、請求項1記載のシステム。
  4. 【請求項4】 該放射能モニターがさらに、基準放射能
    源と、該検出器に露出される校正位置と該検出器から隔
    離された後退位置との間で該基準源をシフトさせるため
    のアクチュエータとを含んでおり、該チャンバを介して
    液体廃棄物が循環されてない期間中に該コントローラが
    該アクチュエータを起動させて該基準線源を該校正位置
    にシフトさせる、請求項3記載のシステム。
  5. 【請求項5】 該放射能モニターが平面を有する第一お
    よび第二の放射線検出器を含んでおり、該チャンバが対
    向する平坦な壁部分を有していてこの部分に対して該第
    一および第二検出器の該平面が対向関係で位置してお
    り、さらに該放射能モニターが高活性を有する第一の対
    の基準放射能源と低活性を有する第二の対の基準放射能
    源とを含んでおり、該モニタリングチャンバを介して液
    体廃棄物が循環されてない期間中に、該コントローラ
    が、該第一および第二の対の基準源を後退位置から該第
    一および第二の検出器に露出される校正位置に連続的に
    シフトさせ、それにより、該コントローラが、該基準源
    に対する該第一および第二の検出器の応答に基づいて、
    該チャンバを介して液体廃棄物が循環する間の検出器の
    応答を放射性核種濃度に変換するための校正係数を確立
    することができる、請求項1記載のシステム。
  6. 【請求項6】 さらに、蒸留水を収容している第三のタ
    ンクと酸を収容している第四のタンクとを含んでおり、
    該チャンバを介して液体廃棄物が循環していない期間中
    に該コントローラが該チャンバの蒸留水洗浄と酸洗浄を
    開始させる、請求項5記載のシステム。
  7. 【請求項7】 液体廃棄物流の放射能を自動的にモニタ
    ーするための方法であって、(A)液体廃棄物流を、第
    一充填サイクル中には第一のタンク内に、そして第二充
    填サイクル中には第二のタンク内に交互に送り、(B)
    該各第二充填サイクル中に放射能モニターのチャンバを
    介して該第一のタンク内の液体廃棄物を循環させ、
    (C)該各第一充填サイクル中に該放射能モニターチャ
    ンバを介して該第二のタンク内の液体廃棄物を循環さ
    せ、(D)該各第一充填サイクルの完了後第一モニタリ
    ング期間中に該放射能モニターチャンバを介して循環す
    る該第一のタンク内の液体廃棄物の放射性核種濃度を検
    定し、(E)該各第二充填サイクル中、該第一のタンク
    を、該第一タンク内の検定された液体廃棄物の放射性核
    種濃度が許容限界レベルより上であるか下であるかに応
    じて第一および第二の排出導管のいずれかを介して選択
    的に空にし、(F)該各第二充填サイクルの完了後第二
    モニタリング期間中に該放射能モニターチャンバを介し
    て循環する該第二のタンク内の液体廃棄物の放射性核種
    濃度を検定し、(G)該各第一充填サイクル中、該第二
    のタンクを、該第二タンク内の検定された液体廃棄物の
    放射性核種濃度が該許容限界レベルより上であるか下で
    あるかに応じて該第一および第二の排出導管のいずれか
    を介して選択的に空にすることからなる方法。
  8. 【請求項8】 さらに、該放射能モニターを介して液体
    廃棄物が循環されていない時該各第一および第二モニタ
    リング期間の直後のサービス期間中に該放射能モニター
    をサービスに付すことを含んでいる、請求項7記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 さらに、該第一タンク内の液体廃棄物
    を、該各第一充填サイクル中に該放射能モニターを迂回
    するバイパスである第一の外部導管ループを介して循環
    させることと、該第二タンク内の液体廃棄物を、該各第
    二充填サイクル中に該放射能モニターを迂回するバイパ
    スである第二の外部導管ループを介して循環させること
    とを含んでいる、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 さらに、該各第一充填サイクルの終了
    期に、液体廃棄物の循環を該第一導管ループから該放射
    能モニターへ変換することと、該各第二充填サイクルの
    終了期に、液体廃棄物の循環を該第二導管ループから該
    放射能モニターへ変換することとを含んでいる、請求項
    9記載の方法。
  11. 【請求項11】 該サービス段階が、(1)バックグラ
    ウンドの放射線をチェックすること、(2)該放射能モ
    ニター中の基準放射能源に一時的に暴露する間に検出器
    の放射能応答を校正すること、(3)該放射能モニター
    チャンバを酸で洗浄すること、および(4)放射能モニ
    ターチャンバを蒸留水で洗浄することの少なくともひと
    つを含んでいる、請求項10記載の方法。
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