JPH05332952A - 産業用ct装置とそのスキャノグラム撮影方法 - Google Patents

産業用ct装置とそのスキャノグラム撮影方法

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JPH05332952A
JPH05332952A JP4137185A JP13718592A JPH05332952A JP H05332952 A JPH05332952 A JP H05332952A JP 4137185 A JP4137185 A JP 4137185A JP 13718592 A JP13718592 A JP 13718592A JP H05332952 A JPH05332952 A JP H05332952A
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Shoji Kamata
省司 蒲田
Shigeru Izumi
滋 出海
Katsutoshi Sato
克利 佐藤
Yasushi Miyai
裕史 宮井
Masayuki Watabiki
誠之 綿引
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 産業用のCT装置について、断層撮影位置を
決定するために必要な放射線の高画質の透過画像(スキ
ャノグラム像)を短時間で得る。 【構成】 ファンビ−ムで放射線を照射する放射線発生
装置1と、扇形に離間して(離間角度をθ)配置された
複数個の放射線検出器6a,6b,6c(各検出器に入
射する放射線の広がり角度をφ)と、被検体2を載置す
るタ−ンテ−ブル3(放射線発生装置1との距離をm)
の他に、φ×mピッチで被検体2を検出器6と発生装置
1に対して相対的に並進走査させる機構4と、この並進
と同期してターンテーブル3を角度φずつ回転走査させ
るコントロ−ラ7と、θ/φ回の走査で得られた画像を
処理してスキャノグラムを作成する計算機9とを設け
る。これにより、検出器間の画像も高精度に得ることが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用にエネルギの高
いX線を用いたCT(Computed Tomography)装置に係
り、特に、被検体のCT撮影部位を決定するために予め
求める2次元の透視画像(スキャノグラム画像)を撮影
するのに好適な産業用CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、X線発生源と検出器と
の間に被検体を置き、この被検体を中心にしてX線発生
源及び検出器を被検体に対して相対的に回転,平行移動
するようになっている。被検体の撮影部位を決定するに
は、被検体の全体の透視画像を先ず撮影する必要があ
る。この透視画像は、X線発生源を中心にして検出器を
移動させ、X線発生源と検出器とを結ぶ線が被検体を横
切るように走査することで得られるものである。しか
し、X線CT装置は、前述した様に被検体を中心に走査
する機構のみを備え、X線発生源を中心に走査する機構
は備えていない。そこで、従来から、被検体を少し回転
させては、X線発生源及び検出器を被検体に対して並行
に移動させ、等価的にX線発生源を中心とした透視画像
を得るようにしている。例えば、特開平2−64442
号公報記載の従来技術では、1列に隣接して配置した7
つの検出素子を有する検出器と、X線発生装置との間に
被検体を置き、各検出素子中心間の距離をx、1つの検
出素子に入射するX線の広がり角度をφとしたとき、被
検体をφ/2づつ回転させ、これに同期して、x/2づ
つ並進させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は、
隣接して配置した複数の検出素子でなる検出器を用いて
る。これは、1つの検出素子が検出する範囲のX線が隣
接する検出素子の検出値に影響を与えないことを前提と
しており、弱いX線源を使用することを前提としてい
る。つまり、医療用のCT装置に限られる技術である。
また、被検体をφ/2づつ回転しこれに同期してx/2
づつ並進走査すると、検出素子間の隣接部に入射するX
線透過を検出することができないので、その部分の透過
画像が抜け落ちてしまうという問題がある。最も、医療
用の様に小さな検出素子を使用する場合にはこの画像の
抜け落ちは問題にはならない。しかし、産業用CT装置
では、使用するX線の強度が強いため、検出器の間隔を
開けて隣との影響が画像に現れないようにしている。つ
まり、検出器間の間隔が広いため、この部分の画像の抜
け落ちが生じると、透視画像として利用することができ
ない。また、産業用CT装置では、X線発生源と被検体
との間の距離の影響も排除して透視画像を作成する必要
があり、前述した従来技術をそのまま適用することはで
きない。
【0004】本発明の目的は、X線発生源及び検出器と
被検体との間の相対的な回転と並進走査で被検体の高精
度な透視画像を得ることができる産業用CT装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、放射線をフ
ァンビ−ムで放射する放射線源と、扇形に離間して複数
個配置された放射線検出器と、放射線源及び検出器と被
検体との間で相対的な走査を行う走査手段と、前記検出
器から収集した放射線透過データから被検体の画像を生
成する計算機とを備える産業用CT装置において、ファ
ンビームで各検出器に入力する放射線の広がり角度を
φ、放射線源と被検体との距離をmとしたとき、前記走
査手段は、被検体をφ×mピッチで並進走査すると共に
これに同期して角度φづつ回転走査する制御手段を設け
ることで、達成される。
【0006】
【作用】複数の検出器が離間していても、φ×mの並進
走査とφの回転走査を同期させて被検体の画像を得るこ
とで、等価的に放射線発生源を中心とした、画像抜けの
ない高画質の透視画像が得られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。先ず、本発明の原理について説明する。本発明
では、ファンビ−ム放射線を被検体に照射しながら、放
射線源と検出器、または被検体のみを、並進走査させる
と共に回転走査させる。このとき、それぞれの走査は、
扇形に離間した検出器の間の広がりピッチをうめるよう
に同期させて走査する。つまり、扇形に配置した検出器
は、各々の検出器の幅に比べて各々の検出器の間隔が広
いため、一回のデ−タ収集では歯抜けの透過デ−タしか
収集できないので、抜けた部分を埋めるように走査をす
る。ただし、回転走査のみでは放射線源を中心にファン
ビ−ムで密に照射したのと等価のデ−タを収集すること
はできないので、並進走査を組み合わせて、ファンビ−
ムで密に照射したのと等価のデ−タを収集する。
【0008】以上の走査で、放射線のファンビ−ム角度
の広がりの範囲内に納まる大きさの被検体のスキャノグ
ラム像は収集できるが、さらに大きな被検体のスキャノ
グラム像を撮影する場合は、最初に撮影したスキャノグ
ラム像に隣接して最初に撮影したスキャノグラム像と同
様の像を撮影するように、つまり放射線のファンビ−ム
角度だけ検出器が放射線源を中心に回転したのと等価に
なるように、放射線源と検出器、または被検体のみを、
並進走査させると共に回転走査させる。そして前記動作
と同様、並進走査と回転走査により放射線源を中心にフ
ァンビ−ムで密に照射したのと等価のデ−タを収集す
る。以上の走査を被検体全体のスキャノグラム像が撮影
できるまで繰返し、最終的には放射線源を中心にファン
ビ−ムで密に被検体全体を照射したのと等価のデ−タを
収集し、被検体全体のスキャノグラム像を求める。
【0009】また、本発明では、被検体の厚みが薄い場
合、放射線源と検出器、または被検体のみを、検出器自
体の幅と等しいピッチで被検体の長さ方向に並進走査の
み行いながら、厚み方向の透過デ−タを収集する。そし
て、被検体の注目する点、例えば厚み方向の中心点を透
過したデ−タを集めて、加算する。このとき、一点当り
の加算するデ−タ数は、扇形に離間して配置した検出器
の数と同じくする。これにより、ノイズの少ない高品質
の画像が得られる。
【0010】以下、本発明の具体的実施例を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る産業用CT装置の説
明図である。この産業用CT装置は、産業構造物例えば
原子炉構造物等の被検体2を透過する強力な放射線をフ
ァンビ−ムで発生する放射線発生装置1と、被検体2を
回転走査するタ−ンテ−ブル3と、被検体2とタ−ンテ
−ブル3を並進走査させる並進走査機構4と、タ−ンテ
−ブル3と並進走査機構4を上下方向に移動するZ軸移
動機構5と、扇形に離間して設置された複数個の同一構
成の放射線検出器6(本実施例では、3つの放射線検出
器6a,6b,6c)と、回転走査と並進走査とZ軸移
動を制御するコントロ−ラ7と、放射線検出器6a〜6
cからの信号を処理する信号処理回路8と、信号処理回
路8からのデ−タをもとにスキャノグラム画像を作成す
る計算機9と、作成したスキャノグラム画像を表示する
CRT10とを備えている。
【0011】各放射線検出器6a,6b,6c間の開き
角度をθ、各放射線検出器6a,6b,6cに入射する
ファンビーム状X線の広がり角度をφ、放射線発生装置
1とタ−ンテ−ブル3の回転中心のあいだの距離をmと
する。ただしθはφの倍数とする。このとき、放射線発
生装置1が照射するX線の範囲は2θ+φ以上必要とな
る。
【0012】図2は、並進走査と回転走査の説明図であ
る。図2(a)は、測定開始時の状態である。始め、放
射線ビ−ムは101,102,103の経路を通って各
放射線検出器6a,6b,6cに入射する。次に、放射
線発生装置1を中心として各放射線ビ−ム101,10
2,103をφだけ回転した経路201,202,20
3を通るデ−タを収集する必要がある。そこで、図2
(c)に示すように、被検体2を載置したタ−ンテ−ブ
ル3を角度φだけ回転させるが、このときの回転中心は
タ−ンテ−ブル3の中心であり、タ−ンテ−ブル3によ
る回転走査のみでは、放射線ビ−ムの傾きは図示する経
路201,202,203と等しくても、放射線発生装
置1の位置がφ×mだけずれたデ−タが得られるだけで
ある。そこで、このずれを補正するため、図2(d)に
示すように、タ−ンテ−ブル3を並進走査機構4でφ×
mだけ並進走査し、図2(b)に示した放射線ビ−ム2
01,202,203のデ−タを収集する。
【0013】被検体2を上から見た場合の走査方向は、
回転走査方向が時計回りのとき、並進走査方向は左、回
転走査方向が反時計回りのとき、並進走査方向は右であ
る。以上の走査をθ/φ回実行することにより、図3に
示すように、放射線検出器を連続して密に配置してある
のと同等のデ−タを収集できる。図3に示す例では、回
転走査と並進走査を4回実施している。
【0014】以上の走査によるデ−タを収集した後、タ
−ンテ−ブル3と並進走査機構4をZ軸移動機構5によ
り上方向または下方向に走査して図2に示したのと同等
または逆の方向に走査をし、再び図3に示したデ−タを
収集する。以上の走査を繰り返して各Z軸位置における
2次元の放射線透過デ−タを収集し、透過強度に基づい
た濃淡表示画像を計算機9で求め、CRT10に表示す
る。この実施例によれば、放射線ビ−ムの利用効率を高
めて1枚のスキャノグラム像が得られるので、短時間で
スキャノグラム像が得られる効果がある。
【0015】上述した実施例では、検出器の数を3個と
したが、3個以外の場合も複数個であれば各放射線検出
器の開き角度をθ、各放射線検出器に入射するX線の広
がり角度をφとして実施例と同様にスキャノグラム像を
収集できる。この実施例では、被検体2を並進および回
転走査させていたが放射線発生装置1と放射線検出器6
を並進および回転走査しても、あるいは被検体2を並進
走査し放射線発生装置1と放射線検出器6を回転走査し
ても、また被検体2を回転走査し放射線発生装置1と放
射線検出器6を並進走査してもよい。さらに上下の移動
も相対的に放射線発生装置1と放射線検出器6および被
検体2が移動すればよく、被検体2を上下に移動して
も、放射線発生装置1と放射線検出器6を上下に移動し
てもよい。
【0016】図4は、本発明の第2実施例に係る産業用
CT装置の説明図である。図4に示す様に、3個の扇形
に離間して配置した検出器6a,6b,6cが見込む範
囲より被検体2の方が大きい場合は、第1実施例に示す
方法では被検体2全体をカバ−してスキャノグラム像を
撮影できない。そこで、図5(a)に示すように、第1
実施例に示す方法で時計回りの回転方向に3θの範囲の
スキャノグラム像を収集したのち、図5(b)に示すよ
うに。時計回りの回転方向に被検体2を角度2θだけタ
−ンテ−ブル3により回転し、更に並進走査機構4で距
離2θ×mだけ被検体2を左向きに並進走査し、その後
再び第1実施例に示す方法で時計回りの回転方向に3θ
の範囲のスキャノグラム像を収集する。以上の走査を被
検体2全体のスキャノグラム像を収集するまで、図5
(c)に示すように繰返したのち、被検体2を上下に移
動して被検体2の2次元スキャノグラム像を撮影する。
【0017】この第2実施例によれば、被検体2が大き
い場合でも、放射線ビ−ムの利用効率を高めて1枚のス
キャノグラム像が得られ、短時間でスキャノグラム像が
得られる効果がある。尚、被検体2の回転走査方向を時
計回り並進走査方向を左としたが、被検体2の回転走査
方向を反時計回り並進走査方向を右としてもよい。ま
た、放射線検出器の数を3個としたが、3個以外の場合
も複数個であれば各放射線検出器の開き角度をθ、各放
射線検出器に入射するX線の広がり角度をφとして、同
様にスキャノグラム像を収集できることはいうまでもな
い。更にまた、被検体2を並進および回転走査させてい
たが、放射線発生装置1と放射線検出器6を並進および
回転走査しても、あるいは被検体2を並進走査し放射線
発生装置1と放射線検出器6を回転走査しても、被検体
2を回転走査し放射線発生装置1と放射線検出器6を並
進走査してもよい。また、上下の移動も相対的に放射線
発生装置1と放射線検出器6および被検体2が移動すれ
ばよく、被検体2を上下に移動しても、放射線発生装置
1と放射線検出器6を上下に移動してもよい。
【0018】図6は、本発明の第3実施例の説明図であ
る。図6に示す様に、被検体2の厚みが薄い場合は、被
検体2を、並進走査機構4により各検出器6a,6b,
6cの幅と等しいピッチで並進走査し、各検出器6a〜
6cが被検体2の全長の放射線透過デ−タを収集する。
このあと、被検体2の各点例えばX軸上の点Aを通る3
つの検出器6a〜6cの放射線透過デ−タを加算する。
このような加算をX軸上の各点について実施し、さら
に、被検体2を上下に移動して2次元のデ−タを収集
し、加算したデータからスキャノグラム像を1枚求め
る。この実施例によれば、1枚のスキャノグラム像撮影
に多数の透過デ−タを利用できるので、高品質の画像が
得られる効果がある。尚、第3実施例では、X軸は被検
体2の任意の位置に定めることができ、また並進走査ま
たは上下移動する対象は、被検体2でも放射線発生装置
1と放射線検出器6でもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、産業用CT装置で、検
出器間の間隔角度をθ,各検出器に入射するファンビー
ム状X線の広がり角度をφ、放射線発生装置と被検体と
の距離をmとしたとき、φ×mの並進走査と角度φの回
転走査とを同期させてθ/φ回実行して被検体の放射線
透過データを収集してスキャノグラム画像を生成するの
で、短時間で精度の高いスキャノグラム像を得ることが
できる。また、各検出器の被検体同一点のデータを加算
したデータに基づいてスキャノグラム像を生成するの
で、高画質の映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る産業用CT装置の説
明図である。
【図2】第1実施例のCT装置の動作説明図である。
【図3】透過デ−タの収集結果を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る産業用CT装置の説
明図である。
【図5】第2実施例のCT装置の動作説明図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る産業用CT装置の説
明図である。
【符号の説明】
1…放射線発生装置、2…被検体、3…タ−ンテ−ブ
ル、4…並進走査機構、5…Z軸駆動機構、6…放射線
検出器、7…コントロ−ラ、8…信号処理回路、9…計
算機、10…CRT、101〜404…検出器入射放射
線ビ−ム経路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮井 裕史 茨城県日立市森山町1168番地 株式会社日 立製作所エネルギー研究所内 (72)発明者 綿引 誠之 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線をファンビ−ムで放射する放射線
    源と、扇形に離間して複数個配置された放射線検出器
    と、放射線源及び検出器と被検体との間で相対的な走査
    を行う走査手段と、前記検出器から収集した放射線透過
    データから被検体の画像を生成する計算機とを備える産
    業用CT装置において、ファンビームで各検出器に入力
    する放射線の広がり角度をφ、放射線源と被検体との距
    離をmとしたとき、前記走査手段は、被検体をφ×mピ
    ッチで並進走査すると共にこれに同期して角度φづつ回
    転走査する制御手段を備えることを特徴とする産業用C
    T装置。
  2. 【請求項2】 放射線をファンビ−ムで放射する放射線
    源と、扇形に離間して複数個配置された放射線検出器
    と、放射線源及び検出器と被検体との間で相対的な走査
    を行う走査手段と、前記検出器から収集した放射線透過
    データから被検体の画像を生成する計算機とを備える産
    業用CT装置において、検出器間の開き角をθ、ファン
    ビームで各検出器に入力する放射線の広がり角度をφ、
    放射線源と被検体との距離をmとしたとき、前記走査手
    段は、被検体をφ×mピッチで並進走査すると共にこれ
    に同期して角度φづつ回転走査する制御手段を備え、前
    記計算機は前記並進走査と回転走査をθ/φ回行って得
    られたデータから画像を生成する手段を備えることを特
    徴とする産業用CT装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、走査
    手段は、放射線源及び検出器と被検体との間で相対的に
    Z軸方向に走査させる手段を備え、計算機は並進走査及
    び回転走査により得られた検出器の検出データをZ軸方
    向走査毎に蓄積し被検体の透視画像を濃淡画像として生
    成する手段を備えることを特徴とする産業用CT装置。
  4. 【請求項4】 放射線をファンビ−ムで放射する放射線
    源と、扇形に離間してn(nは複数)個配置された放射
    線検出器と、放射線源及び検出器と被検体との間で相対
    的な走査を行う走査手段と、前記検出器から収集した放
    射線透過データから被検体の画像を生成する計算機とを
    備える産業用CT装置において、ファンビームで各検出
    器に入力する放射線の広がり角度をφ、放射線源と被検
    体との距離をmとした場合、被検体が前記扇形内に収ま
    らないとき先ずnθの範囲について被検体の略半分をφ
    ×mピッチで並進走査すると共にこれに同期して角度φ
    づつ回転走査する手段と、次に(n−1)×mだけ並進
    走査する手段と、その後再びnθの範囲でφ×mピッチ
    で並進走査すると共にこれに同期して角度φづつ回転走
    査して被検体全体の透視データを検出する手段とを前記
    走査手段に設け、前記計算機に各走査毎に各検出器の検
    出した透過画像データから被検体の透視画像を生成する
    手段を設けたことを特徴とする産業用CT装置。
  5. 【請求項5】 放射線をファンビ−ムで放射する放射線
    源と、扇形に離間して複数個配置された放射線検出器
    と、放射線源及び検出器と被検体との間で相対的な走査
    を行う走査手段と、前記検出器から収集した放射線透過
    データから被検体の画像を生成する計算機とを備える産
    業用CT装置において、ファンビームで各検出器に入力
    する放射線の広がり角度をφ、放射線源と被検体との距
    離をmとしたとき、被検体をφ×mピッチで並進走査す
    ると共にこれに同期して角度φづつ回転走査し、各走査
    毎に各検出器の検出した透過画像データから被検体の透
    視画像を生成することを特徴とするスキャノグラム撮影
    方法。
  6. 【請求項6】 放射線をファンビ−ムで放射する放射線
    源と、扇形に離間してn(nは複数)個配置された放射
    線検出器と、放射線源及び検出器と被検体との間で相対
    的な走査を行う走査手段と、前記検出器から収集した放
    射線透過データから被検体の画像を生成する計算機とを
    備える産業用CT装置において、ファンビームで各検出
    器に入力する放射線の広がり角度をφ、放射線源と被検
    体との距離をmとした場合、被検体が前記扇形内に収ま
    らないときは、先ずnθの範囲について被検体の略半分
    をφ×mピッチで並進走査すると共にこれに同期して角
    度φづつ回転走査し、次に、(n−1)×mだけ並進走
    査し、その後再びnθの範囲でφ×mピッチで並進走査
    すると共にこれに同期して角度φづつ回転走査して被検
    体全体の透視データを検出し、各走査毎に各検出器の検
    出した透過画像データから被検体の透視画像を生成する
    ことを特徴とするスキャノグラム撮影方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、各検出器が夫々検出した被検体の同一点の透過デー
    タを加算する手段と、加算した透過データにて前記被検
    体の透視画像を生成する手段とを備えることを特徴とす
    る産業用CT装置。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5において、各検
    出器が夫々検出した被検体の同一点の透過データを加算
    し、加算した透過データにて前記被検体の透視画像を生
    成することを特徴とするスキャノグラム撮影方法。
  9. 【請求項9】 放射線をファンビ−ムで放射する放射線
    源と、扇形に離間してn(nは複数)個配置された放射
    線検出器と、放射線源及び検出器と被検体との間で相対
    的な走査を行う走査手段と、前記検出器から収集した放
    射線透過データから被検体の画像を生成する計算機とを
    備える産業用CT装置において、被検体の厚さが薄い場
    合に被検体を並進走査だけ行う手段と、各検出器が夫々
    検出した被検体の同一点の検出データn個を加算する手
    段と、被検体の各点の夫々の検出器数の加算データにて
    被検体の透視画像を生成する手段とを備えることを特徴
    とする産業用CT装置。
  10. 【請求項10】 放射線をファンビ−ムで放射する放射
    線源と、扇形に離間してn(nは複数)個配置された放
    射線検出器と、放射線源及び検出器と被検体との間で相
    対的な走査を行う走査手段と、前記検出器から収集した
    放射線透過データから被検体の画像を生成する計算機と
    を備える産業用CT装置において、被検体の厚さが薄い
    場合に、被検体を並進走査だけし、各検出器が夫々検出
    した被検体の同一点の検出データn個を加算し、被検体
    の各点の夫々の検出器数の加算データにて被検体の透視
    画像を生成することを特徴とするスキャノグラム撮影方
    法。
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